JP2008162111A - インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッドチップと配線基板との位置決めが容易で位置精度が高いヘッドの提供。
【解決手段】圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれチャネルの出口と入口とが配置され、チャネルの内面に形成された駆動電極と電気的に接続する接続電極が後面に形成されてなるヘッドチップと、ヘッドチップの後面に接合され、接続電極と電気的に接続される配線電極が配列されてなる配線基板とを有するインクジェットヘッドにおいて、配線基板の接合面で配線電極が形成されていない領域と、ヘッドチップの後面で接続電極が形成されていない領域とのそれぞれに、駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極が形成されており、配線基板のダミー電極とヘッドチップのダミー電極とが互いに嵌合しているインクジェットヘッド。
【選択図】図1

Description

本発明はインクジェットヘッドおよびインクジェットヘッドの製造方法に関する。
従来、圧電基板にチャネルを研削して、該チャネルを区画する駆動壁に駆動電極を形成し、該駆動電極に電圧を印加することにより該駆動壁をくの字状にせん断変形させてチャネル内のインクをノズルから吐出させるようにしたせん断モード型のインクジェットヘッドが知られている。その中でも、インクを吐出させるためのアクチュエータを、圧電素子からなる駆動壁と圧力室であるチャネルとが交互に多数並設されると共にチャネル入口、出口及びノズルが直線状に配置されたハーモニカタイプのヘッドチップにより構成することで、1枚のウェハーからの取り数が多く、極めて生産性が高く、また、チャネルが入口から出口にかけてストレートとなるため、泡抜けが良く、駆動電圧が低く、発熱が少なく、高速応答性に優れる等の多くの利点を有しているインクジェットヘッドが知られている。
このようなハーモニカタイプのヘッドチップは、駆動電極に駆動電圧を印加するための配線を接続することが難しく、通常、各駆動電極と電気的に接続する接続電極をヘッドチップの外面まで接続、ヘッドチップの外面において配線を接続することが行われている。
このため、本出願人は、基板表面にヘッドチップの接続電極と電気的に接続させるための配線電極が配列され、ヘッドチップの後面よりもチャネル列方向と直交する方向に張り出す程度の大きさを有する配線基板を用意し、この配線基板をヘッドチップの後面に対して接着剤を用いて接合することにより、ヘッドチップから張り出した端部を利用してFPC等との接続を容易に行えるようにした技術を提案している(特許文献1)。
このようなハーモニカタイプのヘッドチップを配線基板に接合する際は、ヘッドチップの接続電極と配線基板の配線電極とを正確に位置合わせする必要がある。
従来、電子部品同士の位置合わせ技術として、位置決めマークを頼りに、顕微鏡やCCD等の観察系を用いて行う方法(特許文献2)や、駆動用電極の相互に凹凸を設けて互いに嵌合させて行う方法(特許文献3)が知られている。
特開2006−82396号公報 特開2003−305851号公報 特開平11−204913号公報
しかし、特許文献2に記載の方法では、位置決めのために複数の点を観察する必要があり、位置決め作業に時間がかかり、また、ハンドリング時において、せっかく調整した位置がずれてしまう等の問題がある。
また、特許文献3に記載の方法では、嵌合させるために複雑な形状の凹凸を形成する必要がある上に、インクジェットヘッドのような微細な配線パターンが要求される技術分野では、電気的なショートが懸念され困難である。
そこで、本発明は、ヘッドチップと配線基板との位置精度が高く確保されたインクジェットヘッドを提供することを課題とする。
また、本発明は、ヘッドチップと配線基板との位置決めを容易且つ確実に行うことのできるインクジェットヘッドの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題は、以下の各構成によって解決される。
1.
圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれチャネルの出口と入口とが配置され、前記チャネルの内面に形成された駆動電極と電気的に接続する接続電極が後面に形成されてなるヘッドチップと、前記ヘッドチップの後面に接合され、前記接続電極と電気的に接続される配線電極が配列されてなる配線基板と、を有するインクジェットヘッドにおいて、
前記配線基板の接合面で前記配線電極が形成されていない領域と、前記ヘッドチップの後面で前記接続電極が形成されていない領域とのそれぞれに、駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極が形成されており、前記配線基板のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極とが互いに嵌合していることを特徴とするインクジェットヘッド。
2.
前記配線基板のダミー電極の厚みは前記配線電極の厚みよりも厚く、かつ、前記配線電極の厚みと前記接続電極の厚みの和よりも薄いことを特徴とする前記1にインクジェットヘッド。
3.
前記ヘッドチップのダミー電極の厚みは前記接続電極の厚みよりも厚く、かつ、前記配線電極の厚みと前記接続電極の厚みの和よりも薄いことを特徴とする前記1または2にインクジェットヘッド。
4.
前記駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極は、前記配線基板に所定間隔で形成された複数のダミー電極と、前記ダミー電極の間に嵌合するように前記ヘッドチップに形成された前記所定間隔の幅よりも狭い幅を有するダミー電極と、を含んで構成され、前記配線基板の複数のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極とが幅方向に隙間を有して互いに嵌合していることを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
5.
前記ヘッドチップのダミー電極の幅は、前記所定間隔の幅の0.5倍以上0.9倍以下であることを特徴とする前記4に記載のインクジェットヘッド。
6.
前記駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極は、前記ヘッドチップに所定間隔で形成された複数のダミー電極と、前記ダミー電極の間に嵌合するように前記配線基板に形成された前記所定間隔の幅よりも狭い幅を有するダミー電極と、を含んで構成され、前記ヘッドチップの複数のダミー電極と前記配線基板のダミー電極とが幅方向に隙間を有して互いに嵌合していることを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
7.
前記配線基板のダミー電極の幅は、前記所定間隔の幅の0.5倍以上0.9倍以下であることを特徴とする前記6に記載のインクジェットヘッド。
8.
前記配線基板の材質は、パイレックス(登録商標)ガラスまたはテンパックスガラスであることを特徴とする前記1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
9.
圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれチャネルの出口と入口とが配置され、前記チャネルの内面に形成された駆動電極と電気的に接続する接続電極が後面に形成されてなるヘッドチップと、前記ヘッドチップの後面に接合され、前記接続電極と電気的に接続される配線電極が配列されてなる配線基板とを有するインクジェットヘッドの製造方法において、
前記配線基板の接合面で前記配線電極が形成されていない領域と、前記ヘッドチップの後面で前記接続電極が形成されていない領域とのそれぞれに、駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極を形成した後、前記配線基板のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極を互いに嵌合させることにより、前記ヘッドチップを前記配線基板の接合面に対して所定位置に位置決めすることを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
10.
前記配線基板の配線電極とダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、前記ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することにより配線基板のダミー電極を形成することを特徴とする前記9に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
11.
前記ヘッドチップの接続電極とダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、前記ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することによりヘッドチップのダミー電極を形成することを特徴とする前記9または10に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
12.
前記金属層を電界めっきにより積層することを特徴とする前記10または11に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
13.
前記金属層をバンプにより積層することを特徴とする前記10または11に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
14.
前記位置決め用のダミー電極は、前記ヘッドチップと前記配線基板とが前記接合面と平行な方向に移動しないように規制することを特徴とする前記9乃至13のいずれか1項に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
本発明によれば、ヘッドチップと配線基板との位置精度が高く確保されたインクジェットヘッドを提供することができる。
また、本発明によれば、ヘッドチップと配線基板との位置決めを容易且つ確実に行うことのできるインクジェットヘッドの製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1はインクジェットヘッドの分解斜視図、図2はヘッドチップの後面を示す背面図である。
図1において、1はヘッドチップ、2はヘッドチップ1の前面に接合されるノズルプレート、3はヘッドチップ1の後面に接合される配線基板である。
なお、本明細書においては、ハーモニカタイプで言うところの、ヘッドチップ1のノズル側に当たるインクが吐出される側の面を「前面」といい、その反対側の面を「後面」という。
ヘッドチップ1は、圧電素子からなる駆動壁11とチャネル12とが交互に並設されている。チャネル12の形状は、両側壁が互いに平行に形成されている。ヘッドチップ1の前面及び後面にそれぞれ各チャネル12の出口と入口とが配置されると共に、各チャネル12は入口から出口に亘る長さ方向で大きさと形状がほぼ変わらないストレートタイプである。
このヘッドチップ1において、各チャネル12は2列となるチャネル列を有している。各チャネル列はそれぞれ8個のチャネル12からなるが、ヘッドチップ1中のチャネル列を構成するチャネル12の数は何ら限定されない。
各チャネル12の内面には駆動電極13を形成されている。駆動電極13を形成する金属は、Ni、Co、Cu、Al等があり、電気抵抗の面からはAlやCuを用いることが好ましい。また、腐食や強度、コストの面からNiも好ましく用いられる。また、CuあるいはNi等の下地金属の上に更にAuを積層した積層構造としてもよい。
駆動電極13の形成は、蒸着法、スパッタリング法、めっき法、CVD(化学気相反応法)等の真空装置を用いた方法等によって金属被膜を形成する方法が挙げられるが、めっき法によるものが好ましく、特に無電界めっきにより形成することが好ましい。無電界めっきによれば、均一且つピンホールフリーの金属被膜を形成することができる。めっき膜の厚みは0.5〜5μmの範囲が好ましい。
ヘッドチップ1の後面には、各チャネル12の駆動電極13から引き出された接続電極14が形成されている。接続電極14の形成は、蒸着又はスパッタリングによって行うことができる。
ノズルプレート2は、ヘッドチップ1の各チャネル12の出口に対応する位置にそれぞれノズル21が開設されており、接続電極14が形成されたヘッドチップ1の前面にエポキシ系接着剤を用いて接合される。従って、各チャネル12の入口、出口及びノズル21が直線状に配置される。
このようなヘッドチップ1の後面の、電極形成領域16、16以外の接続電極14が形成されていない領域に、後述する配線基板3の位置決め用のダミー電極36a、36bとそれぞれ嵌合する位置決め用のダミー電極15a、15bが、接続電極14より厚い厚み(高さ)で形成される。
ここでは、ヘッドチップ1の図示左側の上下端部に、接続電極14と同一形状のそれぞれ3つの短冊状の矩形のダミー電極15aが、接続電極14と平行に形成されている。また、接続電極14と平行な方向と垂直な方向に形成されたL字形状の2つのダミー電極15bがさらにその左側に形成されている。これらダミー電極15a、15bは、接続電極14とは接触しないように形成され、駆動には寄与しない。L字形状の2つのダミー電極15bは、チャネル12の並び方向(図中のA方向)のみならずチャネル12の並び方向(チャネル列方向)と直交する方向(図中のB方向)の位置決めのために形成されるものである。
ヘッドチップ1のダミー電極15a、15bと、後述する配線基板3のダミー電極36a、36bとは、図1及び図4に示すように、ヘッドチップ1及び配線基板3を接合する際に、相互に噛み合って嵌合する位置となるように形成されている。
このようなダミー電極15a、15bは、まず、ヘッドチップ1の接続電極14と、ダミー電極15a、15bの形状に対応したダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することにより形成することが好ましい。
例えば、チャネル12及び各チャネル12内に駆動電極13が形成されたヘッドチップ1を用意し、その後面に、接続電極14及びダミー電極15a、15bの配列パターンと同一パターンの開口を有するマスクを、接続電極14に対応した開口内にそれぞれチャネル12が露出するように設ける。このようなマスクには、電極形成時に通常使用されるマスクを用いることができ、例えばメタルマスク等が挙げられる。
このようにしてヘッドチップ1の後面にマスクを設けた後、その表面から例えばNi、Al、Au等の電極形成用金属を、例えば蒸着法やスパッタリング法等によって適用し、開口内のみに選択的に金属被膜を形成する。その後、マスクを除去することで、ヘッドチップ1の後面に、金属被膜の厚みに相当する同一厚み(高さ)の凸状の接続電極14とダミー電極用下地電極とを同時に形成することができる。しかも、この工程は、通常の接続電極14の形成工程そのままであるため、単にマスクに形成する開口の配列パターンをダミー電極15a、15bに合わせて若干追加変更するだけで済み、工数の増加もなくダミー電極用下地電極を簡単に形成することができる。
マスクを用いてダミー電極用下地電極を接続電極14と同一工程で形成するには、この他、通常の電極形成に使用されるマスクを用いることもできる。例えば、ヘッドチップ1の後面にドライフィルムを貼着又はレジストを塗布し、それをガラスマスクを用いて露光、現像することにより、ネガ方式又はポジ方式によりパターニングし、蒸着法やスパッタリング法等によって選択的に金属被膜を形成した後、ドライフィルム又はレジストを除去することにより、接続電極14とダミー電極用下地電極とを同時に形成する方法でもよい。
また、ヘッドチップ1の後面全面に金属被膜を形成した後、ドライフィルムを貼着又はレジストを塗布し、露光、現像してエッチング液に浸漬することによってパターニングし、接続電極14とダミー電極用下地電極とを同時に形成する方法でもよい。
更に、予め接続電極14とダミー電極15a、15bの形成パターンを有する微小なメッシュ状のスクリーンマスクを用い、導電ペーストをスクリーンマスク上から適用してメッシュ状の穴を通して導電ペーストをスクリーン印刷し、加熱又は焼成して硬化させることによって接続電極14とダミー電極用下地電極とを同時に形成する方法でもよい。
次に、接続電極14とダミー電極用下地電極が形成されたヘッドチップ1の後面における電極形成領域16全体をマスクした状態で、ダミー電極用下地電極の上に金属めっき層を電界めっきにより積層することによりダミー電極用下地電極を厚膜化してダミー電極15a、15bを形成する。成膜速度が速い電界めっきにより積層することにより、生産性が向上する。
また、このようなダミー電極15a、15bはバンプによって形成することも好ましい。通常バンプは、配線の膜厚の微小な相違を補い、電気的接続の信頼性の向上を図るために用いられるが、バンプによれば、ダミー電極用下地電極の上に簡単に金属を積層してダミー電極を形成することができる。
バンプは、はんだバンプや金、アルミニウム、銅等を用いたワイヤボンディング等の通常のバンプ形成方法によって形成することができる。
また、バンプは、はんだリフローによって形成することも好ましい。はんだリフローでは、ダミー電極用下地電極上に所定厚さ(例えば30〜70μm厚)のはんだペーストを印刷、めっき等によって設け、その後はんだが溶融する温度まで熱風をかける等によって昇温させることにより、バンプを形成することができる。はんだペーストの印刷は、インクジェット塗布することによって行うことも可能であり、正確な位置精度でバンプを形成することができる。
次に、図1に戻って、配線基板3は、ヘッドチップ1の各駆動電極13に図示しない駆動回路からの駆動電圧を印加する配線を接続するための板状の部材である。この配線基板3に用いられる基板には、非分極のPZTやAlN−BN、AlN等のセラミックス材料からなる基板、低熱膨張のプラスチックやガラスからなる基板、ヘッドチップ1に使用されている圧電素子の基板材料と同一の基板材料を脱分極した基板等を用いることができる。好ましくは、熱膨張率の差に起因するヘッドチップ1の歪み等の発生を抑えるため、未分極のPZTを基準にして±3ppm以内の熱膨張係数の差を持つ材料を選定することである。また、ヘッドチップ1は不透明であることから配線基板3側からの電極の重なり度合いの確認ができることが好ましく、透明であることが好ましい。これらの観点から、配線基板3の材質は、パイレックス(登録商標)ガラスまたはテンパックスガラスであることが特に好ましい。
配線基板3を構成する基板は1枚板状のものに限らず、薄板状の基板材料を複数枚積層して所望の厚みとなるように形成してもよい。
この配線基板3は、ヘッドチップ1の後面よりも大きな面積を有しており、ヘッドチップ1のチャネル12の並び方向(チャネル列方向)と直交する方向(図中のB方向)に延び、ヘッドチップ1からそれぞれ大きく張り出しており、各張り出し端が図示しないFPC等を接続するための配線接続部31、31となっている。また、配線基板3は、ヘッドチップ1のチャネル12の並び方向(図中のA方向)にもそれぞれ大きく張り出している。
配線基板3のほぼ中央部には開口部32が貫通形成されている。この開口部32は、ヘッドチップ1の後面に臨む全チャネル12の入口側を露呈させることができる程度の大きさに形成されている。
開口部32の形成方法としては、基板材料に応じて、ダイシングソーで加工する方法、超音波加工機で加工する方法、焼結前のセラミックスを型成形し、焼成する方法、サンドブラストにより形成する方法等が採用できる。
配線基板3のヘッドチップ1との接合面側となる表面に、ヘッドチップ1の後面に形成された各接続電極14と同数及び同ピッチで配線電極33が形成され、開口部32の周縁から各配線接続部31、31に延び、配線基板3の外縁まで至っている。この配線電極33は、FPC等が接合される際、FPC等に形成されている各配線と電気的に接続し、駆動回路からの駆動電圧を接続電極14を介してチャネル12内の駆動電極13に印加するための電極として機能する。
このような配線基板3において、図1において破線で示されるヘッドチップ1の接着領域35内で、電極形成領域23、23以外の配線電極33が形成されていない領域に、ヘッドチップ1の位置決め用のダミー電極15a、15b(図1において破線で表示)とそれぞれ嵌合する位置決め用のダミー電極36a、36bが、配線電極33より厚い厚み(高さ)で形成される。
ここでは配線基板3の図示左端の上下端部、配線電極33と同一形状のそれぞれが3つの短冊状の矩形のダミー電極36a、36aが、配線電極33と平行に形成されている。また、配線電極33と平行な方向と垂直な方向に形成されたL字形状の例えば1つのダミー電極36bがさらにその左側に形成されている。これらダミー電極36a、36bは、配線電極33とは接触しないように形成され、駆動には寄与しない。L字形状の2つのダミー電極15bは、チャネル12の並び方向(図中のA方向)のみならずチャネル12の並び方向(チャネル列方向)と直交する方向(図中のB方向)の位置決めのために形成されるものである。
ヘッドチップ1のダミー電極15a、15bと、配線基板3のダミー電極36a、36bとは、図1及び図4に示すように、ヘッドチップ1及び配線基板3を接合する際に、相互に噛み合って嵌合する位置となるように形成されている。
このようなダミー電極36a、36bは、まず、配線基板3の配線電極33と、ダミー電極36a、36bの形状に対応したダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することにより形成することが好ましい。
例えば、開口部32が形成された配線基板3の表面に、配線電極33及びダミー電極36a、36bの配列パターンと同一パターンの開口を有するマスクを設ける。マスクには、電極形成時に通常使用されるマスクを用いることができ、例えばメタルマスク等が挙げられる。
配線基板3の表面にこのマスクを設けた後、その表面から例えばNi、Al、Au等の電極形成用金属を、例えば蒸着法やスパッタリング法等によって適用し、開口内のみに選択的に金属被膜を形成する。その後、マスクを除去することで、配線基板3の表面に、金属被膜の厚みに相当する同一厚み(高さ)の凸状の配線電極33とダミー電極用下地電極とを同時に形成することができる。しかも、この工程は、通常の配線電極33の形成工程そのままであるため、単にマスクに形成する開口の配列パターンをダミー電極36a、36bに合わせて若干追加変更するだけで済み、工数の増加もなくダミー電極用下地電極を簡単に形成することができる。
マスクを用いてダミー電極用下地電極を配線電極33と同一工程で形成するには、この他、通常の電極形成に使用されるマスクを用いることもできる。例えば、配線基板3の表面にドライフィルムを貼着又はレジストを塗布し、それをガラスマスクを用いて露光、現像することにより、ネガ方式又はポジ方式によりパターニングし、蒸着法やスパッタリング法等によって選択的に金属被膜を形成した後、ドライフィルム又はレジストを除去することにより、配線電極33とダミー電極用下地電極とを同時に形成する方法でもよい。
また、配線基板3の表面全面に金属被膜を形成した後、ドライフィルムを貼着又はレジストを塗布し、露光、現像してエッチング液に浸漬することによってパターニングし、配線電極33とダミー電極用下地金属とを同時に形成する方法でもよい。
更に、予め配線電極33とダミー電極36a、36bの形成パターンを有する微小なメッシュ状のスクリーンマスクを用い、導電ペーストをスクリーンマスク上から適用してメッシュ状の穴を通して導電ペーストをスクリーン印刷し、加熱又は焼成して硬化させることによって配線電極33とダミー電極用下地金属とを同時に形成する方法でもよい。
次に、接続電極33とダミー電極用下地電極が形成された配線基板3の表面における電極形成領域23全体をマスクした状態で、ダミー電極用下地電極の上に金属めっき層を電界めっきにより積層することによりダミー電極用下地電極を厚膜化してダミー電極36a、36bを形成する。成膜速度が速い電界めっきにより積層することにより、生産性が向上する。
また、このようなダミー電極36a、36bはバンプによって形成することも好ましい。通常バンプは、配線の膜厚の微小な相違を補い、電気的接続の信頼性の向上を図るために用いられるが、バンプによれば、ダミー電極用下地電極の上に簡単に金属を積層してダミー電極を形成することができる。
バンプは、はんだバンプや金、アルミニウム、銅等を用いたワイヤボンディング等の通常のバンプ形成方法によって形成することができる。
また、バンプは、はんだリフローによって形成することも好ましい。はんだリフローでは、ダミー電極用下地電極上に所定厚さ(例えば30〜70μm厚)のはんだペーストを印刷、めっき等によって設け、その後はんだが溶融する温度まで熱風をかける等によって昇温させることにより、バンプを形成することができる。はんだペーストの印刷は、インクジェット塗布することによって行うことも可能であり、正確な位置精度でバンプを形成することができる。
図3は配線基板にヘッドチップが位置決めされた状態を示すインクジェットヘッドの斜視図である。図4は図3中の(iii)−(iii)線に沿う部分断面図である。なお、図4において100は異方性導電接着剤である。
このような配線基板3の表面にヘッドチップ1を接合する際、予め接合領域35に異方性導電接着剤100を塗布した後、配線基板3の表面にヘッドチップ1の後面を載置する。この時、図1に示すようにヘッドチップ1のダミー電極15a、15bと、配線基板3のダミー電極36a、36bとがそれぞれ相互に噛み合って嵌合するように位置合わせを行う。
続いてヘッドチップ1を図示しないツールにより上方から加圧する。この加圧により、図4に示すように配線電極33と接続電極14が電気的に接続される。
このとき、図4に示すように、配線基板3のダミー電極36a、36bの厚みt2は配線電極33の厚みt1よりも厚く、かつ、配線電極33の厚みt1と接続電極14の厚みt3の和よりも薄くなるように構成されている。同様に、ヘッドチップ1のダミー電極15a、15bの厚みt4は接続電極14の厚みt3よりも厚く、かつ、配線電極33の厚みt1と接続電極14の厚みt3の和よりも薄くなるように構成されている。このことにより、加圧時にダミー電極同士が噛み合わされて嵌合することにより位置ずれが起りにくい良好な接続を行うことができる。
これによって、図3に示すように、ヘッドチップ1は配線基板3の表面に対する2次元の位置が所定位置に位置決めされて接合される。従って、完成されたインクジェットヘッドは、ダミー電極の嵌合によってヘッドチップ1が位置決めされているため、配線基板3に対するヘッドチップ1の位置精度が高く確保される。
このように、配線基板3の表面に、各配線電極33と平行に形成された位置決め用のダミー電極36aと36bは、ヘッドチップ1との接合時には、ヘッドチップ1の表面に、各接続電極14と平行に形成された位置決め用のダミー電極15aと15bとそれぞれ嵌合し、ヘッドチップ1のチャネル列方向に沿うA方向の位置決めがなされる。
また、図1に示すように、配線基板3の表面に、各配線電極33と垂直に形成された位置決め用のダミー電極36bは、ヘッドチップ1との接合時にはヘッドチップ1の表面に、各接続電極14と垂直に形成された位置決め用のダミー電極15bと嵌合し、ヘッドチップ1のチャネル列方向に垂直な方向のB方向の位置決めがなされる。このように配置されていれば、B方向及びA方向の両方向すなわち接合面と平行な方向に移動しないように規制することにより、位置決めを容易に行うことができ、配線基板3の表面におけるヘッドチップ1の2次元の位置(A方向とB方向の位置)を確実に決めることができる。
以上、配線基板3の表面に対するヘッドチップ1の位置決めは、配線基板3の表面に形成されたダミー電極とヘッドチップ1の背面のダミー電極の嵌合によって行うので、従来の顕微鏡観察によって行う場合のように、位置決めのために複数の点を観察する必要はなく、また、位置決めのためのXYθの調整が不要となり、位置決め作業が簡単且つ確実に短時間で行えるようになる。また、位置決めされたヘッドチップ1は、嵌合によって固定されるようになるため、ハンドリング時において位置ずれを起こす心配も少ない。また、ダミー電極は、駆動に寄与しないので、電極間でのショートのない接合信頼性を有した接続を行うことができる。
なお、上記実施形態では、配線基板3のダミー電極とヘッドチップ1のダミー電極の両方を厚くしているが、その一方のダミー電極のみ厚くする構成としてもよい。
例えば、配線基板3のダミー電極36a、36bの厚みt2は配線電極33の厚みt1よりも厚く、かつ、配線電極33の厚みt1と接続電極14の厚みt3の和よりも薄く構成し、ヘッドチップ1の接続電極14と同一厚みのダミー電極15a、15bとダミー電極36a、36bが噛み合わされて嵌合することにより位置決めされるようにすればよい。
同様に、ヘッドチップ1のダミー電極15a、15bの厚みt4は接続電極14の厚みt3よりも厚く、かつ、配線電極33の厚みt1と接続電極14の厚みt3の和よりも薄く構成し、配線基板3の配線電極33と同一厚みのダミー電極36a、36bとダミー電極15a、15bが噛み合わされて嵌合することにより位置決めされるされるようにすればよい。
また、図4に示すように、ヘッドチップ1に所定間隔W4で形成された幅がW3の矩形のダミー電極15a、15bと、ダミー電極の間隔W4に嵌合するように配線基板3に形成された所定間隔W4の幅よりも狭い幅W1を有する矩形のダミー電極36a、36bとが幅方向に隙間W5を有して互いに嵌合していることが好ましい。同様に、配線基板3に所定間隔W2で形成された幅がW1の矩形のダミー電極36aと、ダミー電極の間隔W2に嵌合するようにヘッドチップ1に形成された所定間隔W2の幅よりも狭い幅W3を有する矩形のダミー電極15aとが幅方向に隙間W5を有して互いに嵌合している。
このように隙間を有して嵌合していることにより、接合の際、一方のダミー電極の凸部を他方のダミー電極とダミー電極との凹部に容易に勘入させることができ、容易に位置決めできる。また、ダミー電極の幅W1は、所定間隔の幅W4の0.5倍以上0.9倍以下であることがさらに好ましい。ダミー電極の幅W1を、所定間隔の幅W4の0.9倍以下とすることで、一方のダミー電極の凸部を他方のダミー電極とダミー電極との凹部に容易に勘入させることができ、容易に位置決めすることができる。下限は、がたつきを少なくするため、所定間隔の幅W4の0.5倍以上であることが好ましい。
同様に、ダミー電極の幅W3は、所定間隔の幅W2の0.5倍以上0.9倍以下であることがさらに好ましい。ダミー電極の幅W3を、所定間隔の幅W2の0.9倍以下とすることで、一方のダミー電極の凸部を他方のダミー電極とダミー電極との凹部に容易に勘入させることができ、容易に位置決めすることができる。下限は、がたつきを少なくするため、所定間隔の幅W2の0.5倍以上であることが好ましい。
また、以上の態様では、より正確に位置決めするため、短冊状のダミー電極36a、15aとL字形状のダミー電極36b、15bを有する例を示したが、短冊状のダミー電極36a、15aのみとしてもよい。異方性導電接着剤によってヘッドチップ1と配線基板3の接続を行う際に、短冊状のダミー電極36aと15aとがそれぞれ対向位置で交互に噛み合って嵌合することにより、A方向の位置決めを行うため、A方向の位置ずれがなくなり、信頼性のある接続を行うことができる。
また、L字形状のダミー電極36b、15bのみとしてもよい。異方性導電接着剤によってヘッドチップ1と配線基板3の接続を行う際に、B方向及びA方向の両方向すなわち接合面と平行な方向に移動しないように規制することにより、位置決めを容易に行うことができ、配線基板3の表面におけるヘッドチップ1の2次元の位置(A方向とB方向の位置)を確実に決めることができる。
ヘッドチップ1及び配線基板3にそれぞれ形成されるダミー電極は、図示したL字型や短冊状に形成するものに限らず様々な形態に形成することができる。また、ダミー電極の数も特に限定されない。ヘッドチップ1と配線基板3を接合した状態で、ヘッドチップ1と配線基板3のいずれか一方のダミー電極の凸部が他方のダミー電極の凹部に位置して嵌合するようにすればよい。
ダミー電極は、ヘッドチップ1のノズル配列方向の一端に形成されているが、ヘッドチップ1の他端に形成されていることも好ましい。位置精度をより高めることができる。なお、以上説明したヘッドチップ1は、チャネル列が2列の場合であるが、チャネル列は1列のみであってもよく、また、3列以上の複数列であってもよい。
インクジェットヘッドの分解斜視図 ヘッドチップの後面を示す背面図 配線基板にヘッドチップが位置決めされた状態を示すインクジェットヘッドの斜視図 図3中の(iii)−(iii)線に沿う部分断面図
符号の説明
1 ヘッドチップ
1A、1B 側壁面
11 駆動壁
12 チャネル
13 駆動電極
14 接続電極
15a、15b ダミー電極
2 ノズルプレート
21 ノズル
3 配線基板
31 配線接続部
32 開口部
33 配線電極
35 接合領域
36a、36b ダミー電極

Claims (14)

  1. 圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれチャネルの出口と入口とが配置され、前記チャネルの内面に形成された駆動電極と電気的に接続する接続電極が後面に形成されてなるヘッドチップと、前記ヘッドチップの後面に接合され、前記接続電極と電気的に接続される配線電極が配列されてなる配線基板と、を有するインクジェットヘッドにおいて、
    前記配線基板の接合面で前記配線電極が形成されていない領域と、前記ヘッドチップの後面で前記接続電極が形成されていない領域とのそれぞれに、駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極が形成されており、前記配線基板のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極とが互いに嵌合していることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記配線基板のダミー電極の厚みは前記配線電極の厚みよりも厚く、かつ、前記配線電極の厚みと前記接続電極の厚みの和よりも薄いことを特徴とする請求項1にインクジェットヘッド。
  3. 前記ヘッドチップのダミー電極の厚みは前記接続電極の厚みよりも厚く、かつ、前記配線電極の厚みと前記接続電極の厚みの和よりも薄いことを特徴とする請求項1または2にインクジェットヘッド。
  4. 前記駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極は、前記配線基板に所定間隔で形成された複数のダミー電極と、前記ダミー電極の間に嵌合するように前記ヘッドチップに形成された前記所定間隔の幅よりも狭い幅を有するダミー電極と、を含んで構成され、前記配線基板の複数のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極とが幅方向に隙間を有して互いに嵌合していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記ヘッドチップのダミー電極の幅は、前記所定間隔の幅の0.5倍以上0.9倍以下であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極は、前記ヘッドチップに所定間隔で形成された複数のダミー電極と、前記ダミー電極の間に嵌合するように前記配線基板に形成された前記所定間隔の幅よりも狭い幅を有するダミー電極と、を含んで構成され、前記ヘッドチップの複数のダミー電極と前記配線基板のダミー電極とが幅方向に隙間を有して互いに嵌合していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記配線基板のダミー電極の幅は、前記所定間隔の幅の0.5倍以上0.9倍以下であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記配線基板の材質は、パイレックス(登録商標)ガラスまたはテンパックスガラスであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド。
  9. 圧電素子からなる駆動壁とチャネルとが交互に並設されると共に前面及び後面にそれぞれチャネルの出口と入口とが配置され、前記チャネルの内面に形成された駆動電極と電気的に接続する接続電極が後面に形成されてなるヘッドチップと、前記ヘッドチップの後面に接合され、前記接続電極と電気的に接続される配線電極が配列されてなる配線基板とを有するインクジェットヘッドの製造方法において、
    前記配線基板の接合面で前記配線電極が形成されていない領域と、前記ヘッドチップの後面で前記接続電極が形成されていない領域とのそれぞれに、駆動に寄与しない位置決め用のダミー電極を形成した後、前記配線基板のダミー電極と前記ヘッドチップのダミー電極を互いに嵌合させることにより、前記ヘッドチップを前記配線基板の接合面に対して所定位置に位置決めすることを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  10. 前記配線基板の配線電極とダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、前記ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することにより配線基板のダミー電極を形成することを特徴とする請求項9に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  11. 前記ヘッドチップの接続電極とダミー電極用下地電極とを、マスクを用いて金属被膜を選択的に形成することによって、同時に形成した後、前記ダミー電極用下地電極の上に金属層を積層することによりヘッドチップのダミー電極を形成することを特徴とする請求項9または10に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  12. 前記金属層を電界めっきにより積層することを特徴とする請求項10または11に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  13. 前記金属層をバンプにより積層することを特徴とする請求項10または11に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  14. 前記位置決め用のダミー電極は、前記ヘッドチップと前記配線基板とが前記接合面と平行な方向に移動しないように規制することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載のインクジェットヘッドの製造方法。
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