JP2008160596A - Adシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】立ち上がり時間を改善するADシステムを提供すること。
【解決手段】ADシステム100は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器113と、デジタル信号に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を除去するデジタルBPF114と、ADシステムの基本クロックに周波数追従するPLL回路122と、PLL回路122から出力されるクロックに基づいて、A/D変換器113及びデジタルBPF114を同位相で動作させるクロックを生成するクロック生成回路121と、ADシステムの立ち上がり時に所定時間だけPLL回路122のVCO203の入力電圧Vin1に強制的に電圧V11を印加するチャージ回路130とを備え、ADシステム100の立ち上がり時に、PLL回路122のコンデンサ123を急速に充電する。
【選択図】図1
【解決手段】ADシステム100は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器113と、デジタル信号に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を除去するデジタルBPF114と、ADシステムの基本クロックに周波数追従するPLL回路122と、PLL回路122から出力されるクロックに基づいて、A/D変換器113及びデジタルBPF114を同位相で動作させるクロックを生成するクロック生成回路121と、ADシステムの立ち上がり時に所定時間だけPLL回路122のVCO203の入力電圧Vin1に強制的に電圧V11を印加するチャージ回路130とを備え、ADシステム100の立ち上がり時に、PLL回路122のコンデンサ123を急速に充電する。
【選択図】図1
Description
本発明は、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD(Analog to Digital)システムに関する。
AD(Analog to Digital)システムとは、アナログ信号を離散時間でサンプリングし、さらに振幅情報の量子化を行ってデジタル信号へと変換する工程を実現するシステムを指す。ADシステムでは、量子化により生じる量子化雑音、サンプリングによる折り返し雑音及び直流オフセット成分を除去するためにデジタルフィルタを用いるのが一般的である。
ADシステムで用いられるデジタルフィルタの形態は、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)、ハイパスフィルタ(HPF:High Pass Filter)、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)及びバンドリジェクションフィルタの4種類に大きく分類される。ADシステムのデジタル出力中に直流オフセット成分を除去するために用いるデジタルフィルタは、ハイパスフィルタまたはバンドパスフィルタである。
ADシステムを利用する回路に音声CODEC(COder-DECoder)回路がある。音声CODEC回路は、マイクから入力された音声アナログ信号をデジタル信号へ変換することを主な機能とする。
図9は、特許文献1に記載のADシステムの要部構成を示すブロック図であり、音声CODEC回路に用いられるADシステムである。
図9において、ADシステム10は、入力のアナログ信号11から、サンプリングにより生じる折り返し雑音をあらかじめ除去するアナログローパスフィルタ(LPF)12と、LPF12の出力信号を標本化周波数fsの整数(N)倍のサンプリングレート(N×fs)で標本化・保持するサンプル・ホールド(S/H:Sample Hold)回路13と、S/H回路13の出力信号のサンプリングレート(N×fs)で量子化及び符号化し、デジタル信号に変換するA/D(Analog to Digital)変換器14と、A/D変換器14の出力信号中に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を取り除くデジタルバンドパスフィルタ(BPF)15と、デジタルBPF15の出力においてサンプル値の間引きを行い標本化周波数に相当するサンプリングレート(fs)に戻し、デジタル信号18を出力するサンプリングレート変換回路16と、S/H回路13、A/D変換器14、デジタルBPF15及びサンプリングレート変換回路16を同位相で動作させるクロックを生成するタイミング発生回路17とを備えて構成される。
サンプリングレート変換回路16の出力信号18は、デジタル信号出力インターフェース(I/F:Inter Face)を通過し、システム外部へ出力されるのが一般的である。
実開昭63−113256号公報
ADシステムにあっては、音声系に対応するためBPFのHPF側のカットオフ周波数を20Hz以下とする場合が発生する。その場合、時定数の関係でフィルタの応答が非常に遅くなり、従来技術では直流オフセット成分除去に要する時間が非常に長くなってしまう。
カットオフ周波数が低いほどHPFの応答が遅くなることを示す例として、図10にADシステム10のデジタルBPF15のHPF側のインパルス応答例を示す。横軸は時間tを示し、縦軸には振幅“1”のインパルスに対する応答の振幅を示す。また、同図中、インパルス応答21の安定する時間をT21、インパルス応答22の安定する時間をT22で示す。インパルス応答21のHPFはインパルス応答22のHPFより低いカットオフ周波数を持っている。図10に示されるように、インパルス応答21のHPFはインパルス応答22のHPFに比べ応答が遅い。
すなわち、従来技術では、20Hz以下のような低いカットオフ周波数を持つデジタルフィルタを備える場合、ADシステムの立ち上がりが遅くなるという問題がある。特に、通信系に使用する場合、立ち上がりの時間の遅さが致命傷となる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、立ち上がり時間を改善するADシステムを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明に係るADシステムは、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記デジタル信号に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を除去するデジタルバンドパスフィルタと、基本クロックに周波数追従するPLL回路と、前記PLL回路から出力されるクロックを基に、前記A/D変換器及び前記デジタルバンドパスフィルタを同位相で動作させるクロックを生成するクロック生成回路と、システム立ち上がり時に、初期状態から所定時間だけ前記PLL回路の電圧制御発振器の入力に強制的に所定電圧を印加するチャージ回路とを備える構成を採る。
本発明によれば、ADシステムの立ち上がり時に、PLL回路内のコンデンサが急速に充電され、PLL回路が速やかに安定し、PLL回路から供給を受けるクロック生成回路は周波数が安定したサンプリングレートを速やかに各部に出力する。各部は、このサンプリングレートを用いて動作するので、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮され、ADシステムの立ち上がり時間が改善する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るADシステムの要部構成を示すブロック図である。本実施の形態は、音声CODEC回路に用いられるADシステムに適用した例である。
図1は、本発明の実施の形態1に係るADシステムの要部構成を示すブロック図である。本実施の形態は、音声CODEC回路に用いられるADシステムに適用した例である。
図1において、ADシステム100は、LPF(Low Pass Filter)111、サンプル・ホールド(S/H)回路112、A/D変換器113、デジタルバンドパスフィルタ(BPF)114、サンプリングレート変換回路115、デジタル信号出力インターフェース(I/F)116、タイミング発生回路120、チャージ回路130、及び電圧モニタ回路140を備えて構成される。
LPF111は、サンプリングにより生じる折り返し雑音の発生を防止する。LPF111は、入力アナログ信号101に対し帯域制限を施し、S/H回路112のサンプリングレートの1/2以上の周波数成分をあらかじめ除去し、帯域制限後のアナログ信号をS/H回路112に出力する。
S/H回路112は、LPF111の出力信号を標本化周波数fsの整数倍のサンプリングレート(N×fs)で標本化・保持する。S/H回路112は、標本化後のアナログ信号をA/D変換器113に出力する。
A/D変換器113は、標本化後のアナログ信号をS/H回路112のサンプリングレート(N×fs)に等しいサンプリングレートで量子化及び符号化によりデジタル信号に変換し、変換後のデジタル信号をデジタルBPF114に出力する。
デジタルBPF114は、A/D変換器113の出力信号中に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を取り除く。デジタルBPF114は、A/D変換後のデジタル信号に対し帯域制限を施し、帯域制限後のデジタル信号をサンプリングレート変換回路115に出力する。
サンプリングレート変換回路115は、帯域制限後のデジタル信号のサンプル値を間引き、標本化周波数に相当するサンプリングレート(fs)に戻し、サンプル値を間引いた後のデジタル信号106をデジタル信号出力I/F116に出力する。
デジタル信号出力I/F116は、間引き後のデジタル信号106をADシステム100の外部へ出力する。
タイミング発生回路120は、S/H回路112、A/D変換器113、デジタルBPF114及びサンプリングレート変換回路115を同位相で動作させるクロックを生成する回路であり、クロック生成回路121と、PLL(Phase Lock Loop)122と、コンデンサ123とを備えて構成される。
クロック生成回路121は、PLL回路122からのクロック107の供給を受けて、S/H回路112、A/D変換器113、デジタルBPF114及びサンプリングレート変換回路115を同位相で動作させるクロックを生成し、生成したクロックをS/H回路112、A/D変換器113、デジタルBPF114及びサンプリングレート変換回路115に出力する。
PLL回路122は、ADシステム100のCPUクロックから供給される基本クロック103と、PLL回路122内部のVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)の入力電圧Vin1とに基づいてクロック107を生成する。PLL回路122は、後述する位相検出器、LPF及び電圧制御発振器(VCO)から構成され、基本クロック103とクロック107間の位相差を比較して誤差信号を検出し、コンデンサ123から成るLPFで誤差信号の高周波成分を除去し得られる誤差電圧でVCOを制御して同期状態(「ロック動作」ともいう)に引き込み、基本クロック103に周波数追従する。PLL回路122は、LPFを構成するコンデンサ123を有し、図1では、PLL回路122の外部に図示されている。
コンデンサ123は、ADシステム100の立ち上がり時にチャージ回路130から出力される電圧に基づいて充放電を行い、PLL回路122内部のVCOの入力電圧Vin1を決定する。
チャージ回路130は、ADシステム100の立ち上がり時に所定時間だけ、PLLロック動作時の入力電圧V12よりも高い電圧V11を入力電圧Vin1に強制的に印加し、コンデンサ123を急速に充電する。
チャージ回路130は、トライステートバッファ131、及び制御回路132を備えて構成される。
トライステートバッファ131は、ハイインピーダンス状態を持つスイッチであり、入力電圧Vin1に強制的に与える電圧V11のON/OFFを行う。ここでは、トライステートバッファ131は、制御回路132から出力される制御信号108に応じて、入力電圧Vin1に電圧V11を強制的に与える。
制御回路132は、トライステートバッファ131の制御及びデジタル信号出力I/F116の出力制御を行う。
チャージ回路130の出力制御には、必ずしもトライステートバッファを用いる必要はなく、スイッチの機能を有するものであればよい。また、制御回路132は、チャージ回路130の内部にある必要はなく、別構成としてもよい。
電圧モニタ回路140は、入力電圧Vin1をモニタし、モニタ結果110を制御回路132に出力する。
図2は、タイミング発生回路120の内部構成を示すブロック図であり、チャージポンプ型PLLを備えて構成される例である。
図2において、PLL回路122は、周波数・位相比較器201、チャージポンプ202、VCO203、及び分周器204を備えて構成される。
周波数・位相比較器201は、基本クロック103の周波数及び位相と分周器204から出力される分周後のクロック211の周波数及び位相との比較を行い、比較結果である誤差信号をチャージポンプ202に出力する。
チャージポンプ202は、比較結果である誤差信号に基づいて、コンデンサ123を充電又は放電させて、VCO203に出力される制御信号の入力電圧Vin1(以下「VCO入力電圧Vin1」ともいう)を調整する。
VCO203は、VCO入力電圧Vin1に基づいてクロック107を生成し、クロック107を分周器204及びクロック生成回路121に出力する。
以下、上述のように構成されたADシステム100の動作について説明する。
図3は、ADシステム100の動作を示すタイミング図であり、各処理部の入出力信号の電圧状態を示す。
図3において、T11は、ADシステムパワーオン信号104が“L”から“H”となる時間、T12は、直流オフセット成分除去が完了したとみなせる時間、T13は、PLL回路122がロックする時間である。T11〜T13間には、T13>T12>T11>0の関係がある。時間0−T11間は、ADシステムのパワーオフ期間、時間T11−T12間は、ADシステムの立ち上がり動作期間、時間T12−T13間は、PLLロック動作期間となる。
V12は、PLLロック動作時のVCO入力電圧Vin1で、PLLロック時動作時にVCO203に出力される電圧である。PLLロック動作時の入力電圧V12と、ADシステム立ち上がり時に所定時間だけVin1に印可される電圧V11との間には、V11>V12>0の関係がある。図3中のその他の符号は図1及び図2中の符号に対応している。
初期状態では、ADシステムパワーオン信号104は“L”である。T11でADシステムパワーオン信号104が“H”となり制御回路132に入力されると、制御回路132は制御信号108を“H”とし(図3a.参照)、トライステートバッファ131はV11を出力する(図3b.参照)。
トライステートバッファ131から電圧V11がVin1に出力されることにより、VCO入力電圧Vin1が周波数・位相比較器201の位相比較の結果とは無関係に、PLLロック動作時の入力電圧V12より高い電圧V11に制御され、コンデンサ123が急速充電される。初期状態では、コンデンサ123がまだ十分に充電されていないので、VCO203に出力される誤差電圧が小さく、PLL回路122が初期状態から同期状態に引き込まれるまでに時間がかかる。本実施の形態では、初期状態において、周波数・位相比較器201の位相比較の結果とは関係なく、PLL回路122ロック動作時の誤差電圧V12より高い電圧V11がVCO203の入力に印加される結果、PLL回路122が速やかに安定する。速やかに安定したPLL回路122からのクロック107の供給を受けて、クロック生成回路121も安定したクロックを速やかに生成し、クロック生成回路121から周波数が安定したサンプリングレートが各部に速やかに出力され、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮される。
制御回路132は、早回し時のデジタル信号106が外部に出力されることを防ぐため、ADシステムパワーオン信号104が“H”となったと同時に、デジタル信号出力I/F116にてデジタル信号102の出力をゲートする制御信号109を“H”とする(図3c.参照)。また、制御回路132は、カウンタを備え、カウンタ値が、レジスタ値105により設定された時間T12になると、制御信号108を“L”とし(図3d.参照)、チャージ回路130の出力をハイインピーダンスとする。
その後、PLL回路122は、通常のPLLロック動作を行い、コンデンサ123が放電される。VCO入力電圧Vin1は、図3e.に示すようにアナログ的な滑らかな変化を伴うため、ADシステム100のデジタル回路の内部状態が異常になることはない。
電圧モニタ回路140は、VCO入力電圧Vin1をモニタし、PLL回路122が通常動作時の周波数のクロックを出力するとみなせる電圧値となったことを時間T13で検知し、制御信号110を“H”とする(図3f.参照)。
制御回路132は、制御信号110を受け取り、デジタル信号106の出力タイミングを決定し、制御信号109を“L”とする(図3g.参照)。デジタル信号出力I/F116は、制御信号109を受け取り、デジタル信号102がADシステム100の外部へ出力される。
図4は、デジタルBPF114のHPF側のインパルス応答例である。横軸は時間tを示し、縦軸は振幅“1”のインパルスに対する応答の振幅を示す。インパルス応答301は、S/H回路112と、A/D変換器113と、デジタルBPF114とが通常クロック周波数で動作した時のデジタルBPF114のHPF側のインパルス応答の様子を示し、インパルス応答302はS/H回路112と、A/D変換器113と、デジタルBPF114とが通常クロック周波数の2倍の周波数で動作した時のHPF側のインパルス応答の様子を示す。T301は、インパルス応答301の安定する時間を示し、T302は、インパルス応答302の安定する時間を示す。
すなわち、ADシステム100の立ち上がり時にチャージ回路130によりコンデンサ123をPLLロック動作時の誤差電圧V12より高い電位V11まで充電することによって、デジタルBPF114の応答が速くなる。
以上のように、本実施の形態によれば、ADシステム100は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器113と、デジタル信号に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を除去するデジタルBPF114と、ADシステムの基本クロックに周波数追従するPLL回路122と、PLL回路122から出力されるクロックに基づいて、A/D変換器113及びデジタルBPF114を同位相で動作させるクロックを生成するクロック生成回路121と、ADシステムの立ち上がり時に所定時間だけVCO203の入力電圧Vin1に強制的に電圧V11を印加するチャージ回路130とを備えるので、ADシステム100の立ち上がり時に、コンデンサ123が急速に充電され、PLL回路122が速やかに安定し、PLL回路122から供給を受けるクロック生成回路121は周波数が安定したサンプリングレートを速やかに各部に出力する。各部は、このサンプリングレートを用いて動作するので、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮され、ADシステム100の立ち上がり時間が改善する。
また、所定時間経過後、トライステートバッファ131がOFFして、タイミング発生回路120とチャージ回路130とが電気的に切り離され、VCO入力電圧Vin1に電圧V11が印加されなくなるので、コンデンサ123は放電を開始する。この放電により、図3e.に示すようにVCO入力電圧Vin1はアナログ的な滑らかな変化となるので、ADシステム100のデジタル回路の内部状態が異常になることはなく、クロック生成回路121から出力されるクロックの周波数が通常周波数へ復帰する時にデジタル信号が異常になることを未然に防ぐことができる。
また、ADシステム100は、VCO203の入力電圧Vin1をモニタする電圧モニタ回路140と、当該入力電圧Vin1に基づいてデジタル信号出力I/F116を制御する制御回路132とを備えることにより、入力電圧Vin1に強制的に電圧V11が印可される結果、PLLロック動作時に出力される周波数より高い周波数のクロックに基づいて生成されたサンプリングレートで各部が動作する間及び通常動作復帰までの間のデジタル信号の出力を防止し、通常周波数へ復帰する間のデータの外部への出力を防ぐことができる。
なお、デジタルBPF114のHPF側の通常クロック時のインパルス応答は、インパルス応答301には限られず、フィルタの構成及びカットオフ周波数により変わる。また、ADシステムの動作早回し時のクロック周波数は、通常クロック周波数の1倍より大きい値であればよく、2倍には限定されるものではない。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るADシステム400の要部構成を示すブロック図である。本実施の形態の説明にあたり、図1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るADシステム400の要部構成を示すブロック図である。本実施の形態の説明にあたり、図1と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1との相違点は、本実施の形態のADシステム400は、制御回路132内部にカウンタ及びカウンタ値設定信号の入力がない点、及び、シグナルグランド411とサンプリングレート変換回路115の出力106を比較することにより直流オフセット成分が除去されたことを検出するオフセットキャンセル検出回路410を備えることにある。
オフセットキャンセル検出回路410は、シグナルグランド(最終的に安定するオフセットが0の状態のデータ)411と現在のデータ106の値とを比較する。シグナルグランド411とデータ106はデジタル値であり、例えばデータが4bitでシグナルグランド411が“0000”であるとする。データ106が“1010”,“0101”,“0010”,“0000”と変化したとすると、データ106が“0000”となった時、シグナルグランド411との一致が検出され、オフセットがキャンセルされたと言える。オフセットキャンセル検出回路410は、シグナルグランド411と現在のデータ106の値が一致した場合に、制御信号412として“H”をチャージ回路130内部の制御回路132に出力する。
オフセットキャンセル検出回路410は、実施の形態1における制御回路132内のカウンタと同様にタイミング発生回路120の出力107のクロック周波数を一時的に高める期間を決定する。オフセットキャンセル検出回路410を用いることにより、実施の形態1で用いたカウンタが不要となるので、カウンタの面積が大きい場合、ADシステム400の面積の削減が可能となる。
以下、上述のように構成されたADシステム400の動作について説明する。
図6は、ADシステム400の動作を示すタイミング図であり、各処理部の入出力信号の電圧状態を示す。
図6において、T41は、ADシステムパワーオン信号104が“L”から“H”となる時間、T42は、直流オフセット成分除去が完了したとみなせる時間、T43は、PLL回路122がロックする時間である。T41〜T43の間には、T43>T42>T41>0の関係がある。時間0−T41間は、ADシステムパワーオフ期間、時間T41−T42間はADシステム立ち上がり動作期間、時間T42−T43間はPLLロック動作期間となる。V12は、PLLロック時のVCO入力電圧Vin1であり、PLLロック時動作時にVCO203に出力される電圧である。PLLロック動作時の入力電圧V12と、ADシステム立ち上がり時に所定時間だけVin1に印可される電圧V11との間には、V11>V12>0の関係がある。図6中のその他の符号は図5中の符号に対応している。
初期状態では、ADシステムパワーオン信号104は“L”である。T41でADシステムパワーオン信号104が“H”となり制御回路132に入力されると、制御回路132は制御信号108を“H”とし(図6a.参照)、トライステートバッファ131はV11を出力する(図6b.参照)。
トライステートバッファ131から電圧V11がVin1に出力されることにより、VCO入力電圧Vin1が周波数・位相比較器201の位相比較の結果とは無関係に、PLLロック動作時の入力電圧V12より高い電圧V11に制御され、コンデンサ123が急速充電され、実施の形態1と同様に、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮される。
制御回路132は、早回し時のデジタル信号106が外部に出力されることを防ぐため、ADシステムパワーオン信号104が“H”となったと同時に、デジタル信号出力I/F116にてデジタル信号102の出力をゲートする制御信号109を“H”とする(図6c.参照)。
オフセットキャンセル検出回路410は、デジタル信号106とシグナルグランド411の比較を行い2つの信号が十分に近づきデジタル信号106の直流オフセット成分が除去されたと判断すると、制御信号412を“H”とする(図6d.参照)。この時間をT42する。制御回路132は制御信号412を受け取ると、制御信号108を“L”とし(図6e.参照)、チャージ回路130の出力をハイインピーダンスとする。
その後、PLL回路122は、通常のPLLロック動作を行い、コンデンサ123が放電される。VCO入力電圧Vin1は、図6f.に示すようにアナログ的な滑らかな変化を伴うため、ADシステム400のデジタル回路の内部状態が異常になることはない。
電圧モニタ回路140は、VCO入力電圧Vin1をモニタし、PLL回路122が通常動作時の周波数のクロックを出力するとみなせる電圧値となったことを時間T43で検知し、制御信号110を“H”とする(図6g.参照)。
制御回路132は、制御信号110を受け取り、デジタル信号106の出力タイミングを決定し、制御信号109を“L”とする(図6h.参照)。デジタル信号出力I/F116は、制御信号109を受け取り、デジタル信号102がADシステム400の外部へ出力される。
このとき、デジタルフィルタ114のHPF側のインパルス応答は、図4に示すインパルス応答例と同様となる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、ADシステムの立ち上がり時に所定時間だけVCO203の入力電圧Vin1に強制的に電圧V11を印加するので、この結果、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮され、ADシステム400の立ち上がり時間が改善する。また、実施の形態1と同様に、VCO入力電圧Vin1はアナログ的な滑らかな変化となるので、ADシステム400のデジタル回路の内部状態が異常になることはなく、クロック生成回路121から出力されるクロックの周波数が通常周波数へ復帰する時にデジタル信号が異常になることを未然に防ぐことができる。通常周波数へ復帰する間のデータの外部への出力を防ぐことができる。
さらに、ADシステム400は、サンプリングレート変換回路115の出力であるデジタル信号106とシグナルグランド411との比較を行うオフセットキャンセル検出回路410を備え、デジタル信号106とシグナルグランド411との比較を行い2つの信号が十分に近づきデジタル信号106の直流オフセット成分が除去されたと判断されるまでの時間、VCO203の入力電圧Vin1に電圧V11を印可するので、実施の形態1と異なりカウンタが不要となり、この結果、オフセットキャンセルに時間がかかるような場合にも、カウンタの面積が大きくなり回路規模が増大するのを回避することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るADシステム500の要部構成を示すブロック図である。本実施の形態の説明にあたり、図5と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明の実施の形態3に係るADシステム500の要部構成を示すブロック図である。本実施の形態の説明にあたり、図5と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2との相違点は、本実施の形態のADシステム500は、サンプリングレート変換回路115の出力106を遅延させる遅延器510と、オフセットキャンセル検出回路410に代え、遅延器510の出力511とサンプリングレート変換回路115の出力106とを比較することにより直流オフセット成分が除去されたことを検出するオフセットキャンセル検出回路520とを備えることにある。
オフセットキャンセル検出回路520は、遅延器510の出力511と現在のデータ106とを比較する。シグナルグランド(最終的に安定するオフセットが0の状態のデータ)とデータ106はデジタル値であり、例えばデータが4bitでシグナルグランドが“0010”であるとする。データ106が“1010”、“0101”、“0010”、”0010”と変化したとし、遅延器510の出力511が現在の値”0010”の一つ手前の”0010”である場合、両データが一致したことが検出される。タイミングの異なるデータが一致した場合、データが安定したと言える。すなわち、オフセットがキャンセルされたと言える。オフセットキャンセル検出回路520は、遅延器510の出力511と現在のデータ106の値が一致した場合に、制御信号521として“H”をチャージ回路130内部の制御回路132に出力する。
オフセットキャンセル検出回路520は、実施の形態1における制御回路132内のカウンタと同様に、PLL回路122の出力107のクロック周波数を一時的に高める期間を決定する。実施の形態2に係るオフセットキャンセル検出回路410は、オフセットキャンセル後のデータ値が自明である場合に適応できるのに対し、本実施の形態に係るオフセットキャンセル検出回路520は、オフセットキャンセル後のデータ値が自明でない場合でも適応することが可能である。
以下、上述のように構成されたADシステム500の動作について説明する。
図8は、ADシステム500の動作を示すタイミング図であり、各処理部の入出力信号の電圧状態を示す。
図8において、T51は、ADシステムパワーオン信号104が“L”から“H”となる時間、T52は、直流オフセット成分除去が完了したとみなせる時間、T53は、PLL回路122がロックする時間である。T51〜T53の間には、T53>T52>T51>0の関係がある。時間0−T51間は、ADシステムパワーオフ期間、時間T51−T52間はADシステム立ち上がり動作期間、時間T52−T53間はPLLロック動作期間となる。V12は、PLLロック時のVCO入力電圧Vin1であり、PLLロック時動作時にVCO203に出力される電圧である。PLLロック動作時の入力電圧V12と、ADシステム立ち上がり時に所定時間だけVin1に印可される電圧V11との間には、V11>V12>0の関係がある。図8中のその他の符号は図7中の符号に対応している。
初期状態ではADシステムパワーオン信号104は “L”である。T51でADシステムパワーオン信号104が“H”となり制御回路132に入力されると、制御回路132は制御信号108を“H”とし(図8a.参照)、トライステートバッファ131はV11を出力する(図8b.参照)。
トライステートバッファ131から電圧V11がVin1に出力されることにより、VCO入力電圧Vin1が周波数・位相比較器201の位相比較の結果とは無関係に、PLLロック動作時の入力電圧V12より高い電圧V11に制御され、コンデンサ123が急速充電され、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮される。
制御回路132は、早回し時のデジタル信号106が外部に出力されることを防ぐため、ADシステムパワーオン信号104が“H”となったと同時に、デジタル信号出力I/F116にてデジタル信号102の出力をゲートする制御信号109を“H”とする(図8c.参照)。
オフセットキャンセル検出回路520は、デジタル信号106と遅延器510の出力511の比較を行い、デジタル信号106の変化が十分小さくなり、デジタル信号106の直流オフセット成分が除去されたと判断すると、制御信号521を“H”とする(図8d.参照)。この時間をT52する。制御回路132は制御信号521を受け取ると、制御信号108を“L”とし(図8e.参照)、チャージ回路130の出力をハイインピーダンスとする。
その後、PLL回路122は、通常のPLLロック動作を行い、コンデンサ123が放電される。VCO入力電圧Vin1は、図8f.に示すようにアナログ的な滑らかな変化を伴うため、ADシステム500のデジタル回路の内部状態が異常になることはない。
電圧モニタ回路140は、VCO入力電圧Vin1をモニタし、PLL回路122が通常動作時の周波数のクロックを出力するとみなせる電圧値となったことを時間T53で検知し、制御信号110を“H”とする(図8g.参照)。
制御回路132は、制御信号110を受け取り、デジタル信号106の出力タイミングを決定し、制御信号109を“L”とする(図6h.参照)。デジタル信号出力I/F116は、制御信号109を受け取り、デジタル信号102がADシステム500の外部へ出力される。
このとき、デジタルBPF114HPF側のインパルス応答は、図4に示すインパルス応答例と同様である。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、ADシステムの立ち上がり時に所定時間だけVCO203の入力電圧Vin1に強制的に電圧V11を印加するので、この結果、直流オフセット成分除去に要する時間が短縮され、ADシステム500の立ち上がり時間が改善する。また、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、VCO入力電圧Vin1はアナログ的な滑らかな変化となるので、ADシステム500のデジタル回路の内部状態が異常になることはなく、クロック生成回路121から出力されるクロックの周波数が通常周波数へ復帰する時にデジタル信号が異常になることを未然に防ぐことができる。通常周波数へ復帰する間のデータの外部への出力を防ぐことができる。
さらに、実施の形態2では、オフセットキャンセル検出回路410は、オフセットキャンセル後のデータ値が自明である場合にのみ適応できるのに対し、本実施の形態では、サンプリングレート変換回路115の出力106を遅延する遅延器510を備え、オフセットキャンセル検出回路520は、データ信号106と遅延器510の出力511とを比較し、両者が一致した場合にオフセットがキャンセルされたと判断するので、オフセットキャンセル後のデータ値が自明でない場合でも適応することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、ADシステムは音声CODEC回路に限らず、他のアナログ信号をデジタル信号に変換するADシステムにおいても有用であることは言うまでもない。また、トライステートバッファは、スイッチング動作を行う素子であればどのようなスイッチ素子であってもよい。
さらに、上記ADシステムを構成する各回路部、例えばA/D変換器の段数、そのビット数及び接続方法などは特に限定されない。
また、上記各実施の形態では、ADシステムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、A/D変換回路、A/D変換処理装置等でもよいことは勿論である。
本発明のADシステムは、立ち上がり時間を改善することができ、例えば、低い周波数成分の信号処理を行う音声CODEC回路に用いられるADシステムなどに有用である。
111 LPF
112 S/H回路
113 A/D変換器
114 デジタルBPF
115 サンプリングレート変換回路
116 デジタル信号出力I/F
120 タイミング発生回路
121 クロック生成回路
122 PLL回路
123 コンデンサ
130 チャージ回路
131 トライステートバッファ
132 制御回路
140 電圧モニタ回路
201 周波数・位相比較器
202 チャージポンプ
203 VCO
204 分周器
410,520 オフセットキャンセル検出回路
510 遅延器
112 S/H回路
113 A/D変換器
114 デジタルBPF
115 サンプリングレート変換回路
116 デジタル信号出力I/F
120 タイミング発生回路
121 クロック生成回路
122 PLL回路
123 コンデンサ
130 チャージ回路
131 トライステートバッファ
132 制御回路
140 電圧モニタ回路
201 周波数・位相比較器
202 チャージポンプ
203 VCO
204 分周器
410,520 オフセットキャンセル検出回路
510 遅延器
Claims (6)
- アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記デジタル信号に含まれる直流オフセット成分及び折り返し雑音成分を除去するデジタルバンドパスフィルタと、
基本クロックに周波数追従するPLL回路と、
前記PLL回路から出力されるクロックを基に、前記A/D変換器及び前記デジタルバンドパスフィルタを同位相で動作させるクロックを生成するクロック生成回路と、
システム立ち上がり時に、初期状態から所定時間だけ前記PLL回路の電圧制御発振器の入力に強制的に所定電圧を印加するチャージ回路と
を備えるADシステム。 - 前記チャージ回路は、システム立ち上がり時に、前記PLL回路が前記基本クロックに周波数追従している場合に前記電圧制御発振器に入力される入力電位よりも高い電圧を、前記電圧制御発振器の入力に印加する
請求項1に記載のADシステム。 - さらに、サンプリングにより生じる折り返し雑音に対応する周波数成分を除去するアナログローパスフィルタと、
前記アナログローパスフィルタから出力されるアナログ信号を標本化周波数の整数倍のサンプリングレートで標本化・保持するサンプル・ホールド回路と、
前記デジタルバンドパスフィルタの出力においてサンプル値の間引きを行い標本化周波数に相当するサンプリングレートに戻すサンプリングレート変換回路と、
前記サンプリングレート変換回路の出力をADシステム外部に出力するデジタル信号出力インターフェースとを備え、
前記クロック生成回路は、前記サンプル・ホールド回路、A/D変換器、デジタルフィルタおよびサンプリングレート変換回路を同位相で動作させるクロックを生成する
請求項1に記載のADシステム。 - 前記電圧制御発振器の入力電圧をモニタする電圧モニタ回路と、
前記電圧モニタ回路によりモニタされた電圧に基づいて、前記デジタル信号出力インターフェースを制御する制御回路とを備える
請求項3に記載のADシステム。 - 前記サンプリングレート変換回路の出力とシグナルグランドとを比較するオフセットキャンセル検出回路と、
前記オフセットキャンセル検出結果の比較結果に基づいて、システム立ち上がり時に、前記チャージ回路が、前記電圧制御発振器の入力に初期状態から強制的に電圧を印可する時間を制御する制御回路とを備える
請求項3に記載のADシステム。 - 前記サンプリングレート変換回路の出力を遅延する遅延器と、
前記サンプリングレート変換回路の出力と前記遅延器の出力とを比較するオフセットキャンセル検出回路と、
前記オフセットキャンセル検出結果の比較結果に基づいて、システム立ち上がり時に、前記チャージ回路が、前記電圧制御発振器の入力に初期状態から強制的に電圧を印可する時間を制御する制御回路とを備える
請求項3に記載のADシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006348528A JP2008160596A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | Adシステム |
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JP2006348528A JP2008160596A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | Adシステム |
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JP2008160596A true JP2008160596A (ja) | 2008-07-10 |
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Family Applications (1)
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JP2006348528A Pending JP2008160596A (ja) | 2006-12-25 | 2006-12-25 | Adシステム |
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JP (1) | JP2008160596A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016058998A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 横河電機株式会社 | 帰還型パルス幅変調a/d変換装置 |
-
2006
- 2006-12-25 JP JP2006348528A patent/JP2008160596A/ja active Pending
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JP2016058998A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 横河電機株式会社 | 帰還型パルス幅変調a/d変換装置 |
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