JP2008160571A - 画像処理装置、画像処理方法、及び撮像システム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び撮像システム Download PDF

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Abstract

【課題】画面を所定の大きさをもつ小領域に分割し小領域毎に画像処理を行いながらも、領域の境界で画像データが不連続になることを防止できるようにする。
【解決手段】複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完して線形補完データを生成し、生成された線形補完データを用いて撮像素子から得られる画像データに係る画像処理を、複数の小領域に分割して小領域毎に行う画像処理装置にて、線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された線形補完データに置き換えるようにして、画像データを保持するメモリ量を削減し、かつ領域の境界における線形補完データの連続性を保って画像データの段差が生じることを防止できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理技術に関する。
従来、静止画像や動画像を撮像・記録・再生する撮像装置として、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体とし、固体撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記録・再生する電子カメラ等の撮像装置が知られている。このような撮像装置の固体撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等が用いられている。
また、固体撮像素子を用いて撮像する場合、ダーク画像データと本撮影画像データを用いて演算処理することにより、ダークノイズ補正処理を行うことが可能である。ここで、ダーク画像データは、撮像素子を露光しない状態で本撮影と同様に電荷蓄積を行った後に読み出した画像データであり、本撮影画像データは、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読み出した画像データである。
ダークノイズ補正処理を行うことにより、撮像素子で発生する暗電流ノイズや撮像素子固有の微小なキズによる画素欠陥等の画質劣化に対し、撮影した画像データを補正して高品位な画像を得ることができる。特に、暗電流ノイズは、電荷蓄積時間及び撮像素子の温度上昇に従って増大するので、長秒時や高温時の露光を行う場合、大きな画質改善効果を得ることができる。
一方、ダーク画像データを用いて演算処理を行う場合、画面全領域についてそのまま演算処理を行うためには大容量のメモリが必要となり、撮像装置のコストを上昇させてしまう。そこで、演算処理に用いるデータ量(メモリ量)を削減する目的で、画面を所定の大きさをもつ小領域に分割し、小領域毎の演算処理を行う手法も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、画面を所定の大きさをもつ小領域に分割し、各小領域毎に画像処理を行う手法では、同じ画像処理を小領域毎に独立して行うために領域の境界で画像データの段差が生じ、画質劣化しやすいという問題があった。画像データの段差は、画面上では線状に現れて視覚的に目立つため、特に問題となる。
また、画像読み取り装置にて、複数に分割したブロック毎の光量分布の特性を示すアウトライン近似波形においてブロック間で不連続となる場合、境界部分の値を両直線の端点の中間値に置き換える手法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−250259号公報 特開2005−12319号公報
本発明は、画面を所定の大きさをもつ小領域に分割し、小領域毎に画像処理を行いながらも、領域の境界で画像データが不連続になることを防止できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理装置であって、複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完手段と、前記データ補完手段により生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理手段とを備え、前記データ補完手段による線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理装置であって、複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完手段と、前記データ補完手段により生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理手段と、前記基準点間での線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完して生成された線形補完データに置き換えるデータ置換手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理方法であって、複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完工程と、前記データ補完工程にて生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理工程とを有し、前記線形補完によりデータ補完を行う場合に、線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記撮像素子から得られる画像データに基づいて複数の基準点データを生成する基準点データ生成ステップと、隣接する基準点間の差データを生成し、当該差データを補完点数で割ることで微分データを生成し、当該微分データを開始点の基準点データに対して補完点毎に順次加算して、基準点間でのデータ補完を行い線形補完データを生成するデータ補完ステップと、前記データ補完ステップにて生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理ステップとをコンピュータに実行させ、かつ前記線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の撮像システムは、前記画像処理装置と、複数の画素で構成される撮像素子と、前記撮像素子より出力された画像信号にデジタル化を含む前処理を施し、得られるデジタルデータを前記画像データとして前記画像処理装置に供給する前処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを複数の小領域に分割して処理することで、画面全体の画像データを保持する必要がなく、画面内の複数の基準点データを保持するだけで良いので、メモリ量を削減することができる。
さらには、線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された線形補完データに置き換えることで、領域の境界における線形補完データの連続性を保ち、領域の境界で画像データが不連続となることを防止できる。これにより、領域の境界で画像データの段差が生じることを確実に防止し、画質劣化のない画像を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による画像処理装置の構成例を示すブロック図である。図1に示す画像処理装置10は、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して得た基準点データから演算して得られる線形補完データを用いて、小領域毎に画像処理する。
図1において、101は、複数の画素で構成される撮像素子であり、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。撮像素子101から出力される画素信号は、A/D変換回路(ADC)102によってアナログ信号からデジタルデータに変換される。ADC102によりデジタル化された画素データは、画像処理装置10(詳細には、画素データ格納レジスタ103と基準データ生成回路104)に転送される。
画像処理装置10は、画素データ格納レジスタ103、基準データ生成回路104、RAM105、基準点データ格納レジスタB106、セレクタ107、及び基準点データ格納レジスタA108を有する。また、画像処理装置10は、減算器109、シフタ110、微分データ格納レジスタ111、セレクタ112、加算器113、線形補完データ格納レジスタ114、及び減算器115を有する。
基準データ生成回路104は、入力された画素データを用いて予め定めた小領域に係る基準点データを生成し、RAM(Random Access Memory)105に書き込む。本実施形態では、基準点データは、撮像素子101における画素欠陥による黒キズや白キズ等の欠陥画素データを入力された画素データから取り除いた後に、その入力画素データを積分して算出した所定領域の平均値とする。なお、基準点データは、所定領域の平均値に限定されるものではなく、所定領域の最大値、最小値、所定領域にある任意座標の画素データ等、所定領域の画素データに基づいて演算処理等して得られるデータであれば良い。
RAM105から読み出された基準点データは、セレクタ107を通して基準点データ格納レジスタA108に格納され、次の読み出された基準点データは、基準点データ格納レジスタB106に格納される。基準点データ格納レジスタA108及び基準点データ格納レジスタB106に格納された2つの隣接する基準点データは、減算器109によって差分(差データ)を算出される。
減算器109により算出された2つの隣接する基準点データの差分は、シフタ110により補完点数に対応するビット分だけ右シフトされ、微分データとして微分データ格納レジスタ111に格納される。例えば、補完点数が32点であれば5ビットシフトし、256点であれば8ビットシフトすれば良い。なお、本実施形態では、微分データを算出する回路の簡略化を目的としてシフタ110を用いているが、代わりに除算器を用いても良い。シフタ110に代えて除算器を用いた場合には、補完点数が2のべき乗に限定されることなく、任意の補完点数に対して、基準点データの差分を補完点数で割ることで微分データを得ることができる。
セレクタ112は、基準点データ格納レジスタA108に格納された基準点データ及び線形補完データ格納レジスタ114に格納された線形補完データが供給され、基準点データ又は線形補完データを選択的に加算器113に出力する。セレクタ112からの出力データと微分データ格納レジスタ111に格納された微分データとが加算器113により加算され、線形補完データとして線形補完データ格納レジスタ114に格納される。
線形補完の開始点では、セレクタ112を介して供給される基準点データ格納レジスタA108に格納された基準点データと、微分データ格納レジスタ111に格納された微分データとが加算器113によって加算される。線形補完の開始点以外では、セレクタ112を介して供給される線形補完データ格納レジスタ114に格納された線形補完データと、微分データ格納レジスタ111に格納された微分データとが加算器113によって加算される。つまり、基準点データ格納レジスタA108に格納された基準点データに、微分データ格納レジスタ111に格納された微分データを補完点数に応じて順次加算することによりデータ補完が行われて線形補完データが生成される。
ここで、基準点データ格納レジスタA108、基準点データ格納レジスタB106、減算器109、シフタ110、微分データ格納レジスタ111、セレクタ112、加算器113、及び線形補完データ格納レジスタ114により、データ補完手段が構成される。
また、本実施形態においては、基準点データ格納レジスタA108には、最初の基準点データとしてRAM105から読み出されるオリジナルの基準点データが格納される。それ以降、基準点データ格納レジスタA108には、RAM105から読み出されるオリジナルの基準点データではなく、基準点間の線形補完終了時の線形補完データが格納されるように、データ置換手段であるセレクタ107によって制御されている。
すなわち、基準点データ格納レジスタA108には、最初のみRAM105からのオリジナルの基準点データが格納される。それ以降は、基準点データ格納レジスタA108には、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された線形補完の開始点の位置に対応する線形補完データ(線形補完終了時の線形補完データ)が格納される。
線形補完データ格納レジスタ114に格納された線形補完データと、画素データ格納レジスタ103に格納された画素データは、画像処理手段である減算器115に入力される。減算器115では、線形補完データと画素データとが分割された小領域毎に演算処理される。
次に、RAM105に格納される基準点データについて説明する。
図2は、本実施形態における基準点データと基準点データを演算処理する領域について説明するための図である。
図2(a)は、撮像素子の画面206を示しており、画面206は、水平オプティカルブラック(OB:Optical Black)領域201、垂直OB領域202、及び有効領域204で構成されている。水平OB領域201及び垂直OB領域202は、撮像素子において遮光された画素領域(遮光領域)であり、有効領域204は、被写体像に係る光が入射される領域である。
垂直OB領域202の所定座標を通る水平基準軸H1上には、分割された小領域である領域A,領域B、領域C、及び領域Dに対応した基準点A207、基準点B208、基準点C209、及び基準点D210がある。
図2(b)は、図2(a)に示した水平基準軸H1と、有効領域204の所定座標を通る水平基準軸H2との画素信号レベルを示している。水平基準軸H2の画素信号レベルから水平基準軸H1の画素信号レベルを、例えば図1に示した減算器115により減算処理することで水平方向のダーク補正処理を行うことができる。このとき、それぞれの基準点A207〜基準点D210のデータは、それに対応する領域A〜領域Dの画素データから演算処理して算出される平均値データとしている。本実施形態における画像処理装置内のメモリには、領域A〜領域Dの各領域における画素データの平均値を基準点データとして格納しておく。
次に、本実施形態における基準点データを用いた線形補完について説明する。
図3は、一例として基準点の画素データを基準点A207〜基準点D210まで順に30、20、11、6として、基準点間の補完点数を4とした場合の説明図である。なお、図3においては簡略化のために隣接画素間の基準点データを基に算出される微分データは、整数部のみ(小数点以下は四捨五入)するものとしている。また、図4には、比較参照するために、図3と同様に、基準点の画素データを基準点A207〜基準点D210まで順に30、20、11、6として、基準点間の補完点数を4として、従来の手法で線形補完した場合を示している。
まず、隣接する基準点間の線形補完を行う場合、隣接する基準点データに基づく微分データΔは、次式で表される。
微分データΔN={基準点(N+1)データ−基準点(N)データ}/補完点数
なお、基準点(i)データは、第i番目の基準点のデータ(基準点データ)であり、例えば第1番目の基準点が基準点A207に対応し、第2、第3、第4の基準点がそれぞれ基準点B208、基準点C209、基準点D210に対応する。
したがって、基準点A207と基準点B208の間の微分データΔ1は、
Δ1=(20−30)/4=(−2.5)≒(−3)
となる。この微分データΔ1を用いて、基準点A207から基準点B208までを線形補完すると、線形補完で得られる基準点B208の線形補完データは、(30−3×4)=18となり、基準点B208の実際の画素データである20と比較し2LSBの誤差が発生する。本実施形態では、この誤差により補完データに段差が生じるのを防止するために、基準点B208の基準点データを基準点A207からの線形補完終了点の値である18に置き換える。すなわち、基準点B208と基準点C209の間の微分データΔ2は、
Δ2=(11−18)/4=(−1.75)≒(−2)
となる。この微分データΔ2を用いて、基準点B208から基準点C209までを線形補完すると、線形補完で得られる基準点C209の線形補完データは、(18−2×4)=10となり、基準点C209の実際の画素データである11と比較し1LSBの誤差が発生する。基準点B208と同様にして、この誤差による補完データの段差をなくすために基準点C209の基準点データを基準点B208からの線形補完終了点の値である10に置き換える。したがって、基準点C209と基準点D210の間の微分データΔ3は、
Δ3=(6−10)/4=(−1)
となる。この微分データΔ3を用いて、基準点C209から基準点D210までを線形補完し終了する。
このように、線形補完の開始点である第(i+1)番目(iは自然数)の基準点のデータを、第(i)番目の基準点から第(i+1)番目の基準点までの線形補完での終了時の値に置き換える。そして、次の第(i+1)番目の基準点から第(i+2)番目の基準点までの線形補完を行う。これにより、図4に示したように従来の手法では補完データに不連続点が生じるのに対して、図3に示したように本実施形態によれば補完データに段差が生じるのを確実に防止することができる。したがって、この補完データを用いて画像データに画像処理を施して得られる画像の品質劣化も防止でき、高品質な画像の提供が可能となる。
以上、本実施形態によれば、複数の小領域に分割して画像データを処理することで、撮像素子における画面全体の画像データを保持する必要がなく、複数の基準点データを保持するだけで良いので、メモリ量を削減することができる。
また、線形補完開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点からの線形補完終了時の値に置き換えて線形補完を行うことにより、基準点で発生する誤差は従来の基準点データを置き換えない場合と同様であり、かつ基準点で発生する段差をなくすことができる。したがって、線形補完データを用いてデジタルOBクランプ処理等の補正処理を行った場合には、基準点で発生する画像データの段差をなくして連続性を保つことができ、画質劣化のない画像を得ることができる。
次に、上述した画像処理装置10を適用した撮像システムについて説明する。
図6は、本実施形態における画像処理装置10を適用した撮像システムの構成例を示すブロック図である。
図6において、10は本実施形態における画像処理装置、20は複数の画素で構成される撮像素子、30は撮像素子から出力される画像信号にデジタル化を含む前処理を施すアナログフロントエンド(AFE)である。AFE30は、相関二重サンプリング(CDS)回路31、プログラマブル・ゲインアンプ(PGA)32、及びAD変換回路(A/Dコンバータ:ADC)33を有し、撮像素子20からの画像信号に最適な画像信号が得られるような信号処理を施す。
40はタイミング発生器(TG)であり、撮像素子20を駆動するための制御信号(駆動信号)を発生して撮像素子20に出力する。また、TG40は、AFE30や画像処理装置10の動作制御を行うための制御信号(駆動信号)を発生し出力する。TG40は、それらの制御信号(駆動信号)を発振器41からの発振信号を基に発生する。
50はCPU、60はメモリである。画像処理装置10、CPU50、及びメモリ60は、システムバス70を介して通信可能になっている。
TG40からの制御信号(駆動信号)に基づいて駆動された撮像素子20より出力されたアナログ画像信号は、AFE30によってデジタル化を含む前処理が施される。具体的には、撮像素子20からのアナログ画像信号は、CDS回路31によるノイズ除去、PGA32によるゲイン調整、及びADC33によるアナログ−デジタル変換(デジタル化)が行われる。
AFE30にてアナログ画像信号に処理を施すことで得られた画像データは、画像処理装置10に入力される。画像処理装置10は、CPU50からの指令に基づき、入力された画像データに対して、シェーディング補正やキズ補正などの演算処理や画像データの圧縮・伸張処理などの画像処理を行う。画像処理装置10での画像処理は、上述したように、入力される画像データを適宜複数の小領域に分割し、領域境界における画像データの連続性を損なわないようにして実行される。画像処理装置10にて画像処理の施された画像データは、システムバス70を介してメモリ60に供給され格納される。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)に対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータに格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムがコンピュータにて稼働しているオペレーティングシステム又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムがコンピュータに係る機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボード等に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、本実施形態に示した画像処理装置は、図5に示すようなコンピュータ機能700を有し、そのCPU701により本実施形態での動作が実施される。
コンピュータ機能700は、図5に示すように、CPU701と、ROM702と、RAM703とを備える。また、操作部(CONS)709のコントローラ(CONSC)705と、CRTやLCD等の表示部としてのディスプレイ(DISP)710のディスプレイコントローラ(DISPC)706とを備える。さらに、ハードディスク(HD)711、及びフレキシブルディスク等の記憶デバイス(STD)712のコントローラ(DCONT)707と、ネットワークインタフェースカード(NIC)708とを備える。それら機能部701、702、703、705、706、707、708は、システムバス704を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
CPU701は、ROM702又はHD711に記憶されたソフトウェア、又はSTD712より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス704に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU701は、上述したような動作を行うための処理プログラムを、ROM702、HD711、又はSTD712から読み出して実行することで、本実施形態での動作を実現するための制御を行う。RAM703は、CPU701の主メモリ又はワークエリア等として機能する。
CONSC705は、CONS709からの指示入力を制御する。DISPC705は、DISP710の表示を制御する。DCONT707は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施形態における処理プログラム等を記憶するHD711及びSTD712とのアクセスを制御する。NIC708はネットワーク713上の他の装置と双方向にデータをやりとりする。
なお、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の一実施形態による画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態における基準点データと基準点データを演算処理する領域について説明するための図である。 本実施形態における基準点データを用いた線形補完について説明するための図である。 従来の基準点データを用いた線形補完を示す図である。 本実施形態における画像処理装置を実現可能なコンピュータ機能を示すブロック図である。 本実施形態における画像処理装置を適用した撮像システムの構成例を示す図である。
符号の説明
10 画像処理装置
20 撮像素子
30 アナログフロントエンド(AFE)
40 タイミング発生器(TG)
101 撮像素子
103 画素データ格納レジスタ
104 基準点データ生成回路
105 RAM
106、108 基準点データ格納レジスタ
107 セレクタ
109 減算器
110 シフタ
111 微分データ格納レジスタ
112 セレクタ
113 加算器
114 線形補完データ格納レジスタ
115 減算器

Claims (16)

  1. 複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理装置であって、
    複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完手段と、
    前記データ補完手段により生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理手段とを備え、
    前記データ補完手段による線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子の遮光領域から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記データ補完手段は、線形補完の開始点と線形補完の終了点との差データを補完点数で割ることで得られる微分データを補完点数分だけ順次加算して前記線形補完データを生成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理装置であって、
    複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完手段と、
    前記データ補完手段により生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理手段と、
    前記基準点間での線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完して生成された線形補完データに置き換えるデータ置換手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記データ補完手段は、前記撮像素子から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域のデータ値に基づいて前記基準点データを生成する基準点データ生成手段と、
    前記基準点データ生成手段により生成された基準点データを格納する基準点データ格納手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 前記データ置換手段は、前記基準点データ生成手段により生成された基準点データ又は前記データ補完手段により生成された線形補完データを前記基準点データ格納手段に供給するセレクタであることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理方法であって、
    複数の基準点間を基準点データに基づいた線形補完によりデータ補完し線形補完データを生成するデータ補完工程と、
    前記データ補完工程にて生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理工程とを有し、
    前記線形補完によりデータ補完を行う場合に、線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子の遮光領域から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  11. 前記データ補完工程では、線形補完の開始点と線形補完の終了点との差データを補完点数で割ることで得られる微分データを補完点数分だけ順次加算して前記線形補完データを生成することを特徴とする請求項8〜10の何れか1項に記載の画像処理方法。
  12. 複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを、複数の小領域に分割して処理する画像処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像素子から得られる画像データに基づいて複数の基準点データを生成する基準点データ生成ステップと、
    隣接する基準点間の差データを生成し、当該差データを補完点数で割ることで微分データを生成し、当該微分データを開始点の基準点データに対して補完点毎に順次加算して、基準点間でのデータ補完を行い線形補完データを生成するデータ補完ステップと、
    前記データ補完ステップにて生成された線形補完データを用いて、前記画像データに係る画像処理を前記小領域毎に行う画像処理ステップとをコンピュータに実行させ、
    かつ前記線形補完の開始点の基準点データを、ひとつ前の基準点データに基づいてデータ補完された前記開始点の位置に対応する線形補完データに置き換えることを特徴とするプログラム。
  13. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  14. 前記基準点データは、複数の画素で構成される撮像素子の遮光領域から得られる画像データを複数の小領域に分割した領域の平均値であることを特徴とする請求項12記載のプログラム。
  15. 請求項12記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 請求項1〜7の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    複数の画素で構成される撮像素子と、
    前記撮像素子より出力された画像信号にデジタル化を含む前処理を施し、得られるデジタルデータを前記画像データとして前記画像処理装置に供給する前処理手段とを備えることを特徴とする撮像システム。
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