JP2009239338A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画モードと静止画モードとが切り替わった場合に固定パタンノイズを精度良く補正できるようにする。
【解決手段】複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、撮像素子102で生じる固定パタンノイズを検出する。そして、固定パタン検出部104によって検出された固定パタンノイズに応じた補正パタンをリアルタイム補正パタン生成部106において生成し、固定パタンノイズを補正する。一方、加算読み出しモードから非加算読み出しモードに切り替わった直後においては、記録部105に記録されている補正パタンを用いて映像信号の固定パタンノイズを補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は撮像装置、撮像方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、撮像素子の固定パタンノイズを補正するために用いて好適な技術に関する。
昨今の2次元イメージセンサの分野においては、多画素化、高速撮像の需要がさらに拡大し、高速に信号処理を行うことが要求されている。このため、画素から出力されたアナログ信号を処理する回路を高速化させることが必要となっている。
そこで、画素から出力されるアナログ信号を列ごとに同時に読み出したり、その後の水平転送において1本に集約せず、出力手段としてアンプを複数有するようにしたりするなど、様々な並列読み出し処理技術が提案されている。このような並列読み出し処理技術によって、多画素化や、高速撮像を可能にしている。しかしながら、並列読み出し処理を行うそれぞれの回路は、レイアウト設計上では同じように設計されていても、製造工程上におけるばらつきなどが原因で、各々の特性にばらつきが生じる。この特性のばらつきは、出力画像においてはスジ状の固定パタンノイズとして現れる。
そこで、例えば、特許文献1では、撮像素子上に固定パタンノイズを検出するための固定パタンノイズ検出行を設け、複数のフレームを用いて固定パタンノイズを補正するための補正値を算出する方法が提案されている。この方法では、撮像素子から読み出す速度を高速化するために固定パタンノイズ検出行が十分に確保できない場合であっても、フレーム数を増やすことにより固定パタンノイズを補正するための補正パタンの精度を向上させることができる。
特開2005−167918号公報
イメージセンサの電荷を読み出す方法として、水平方向及び垂直方向の複数画素を加算して読み出す加算読み出し方法と、1画素ずつ全画素を読み出す非加算読み出し方法とがある。加算読み出し方法は、一般に動画のフィールド画像の生成に用いられ、非加算読み出し方法は、高精細な静止画の生成に用いられる。ここで、加算読み出し方法において水平方向の加算を行った場合は、固定パタンノイズが合計されて1列として現れることになり、非加算読み出し方法の場合と固定パタンの形状が異なる。
近年、動画撮影中に静止画を同時記録する撮像装置が提案されており、このような撮像装置では、加算読み出しが行われる動画モードと非加算読み出しが行われる静止画モードとが短い間隔で切り替わる場合がある。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、固定パタンの形状が変わる場合は最初から補正値を算出することになる。このため、読み出し方法の切り替わると固定パタン検出行のサンプル数が少なく、補正値のS/N比が低くなる。このため、固定パタンノイズを精度良く補正できないという問題点があった。また、補正値のS/N比が低くなる結果、動画及び静止画の同時記録の前後で補正パタンのS/N比が大きく異なり、動画の連続性が劣化してしまう。
本発明は前述の問題点に鑑み、動画モードと静止画モードとが切り替わった場合に固定パタンノイズを精度良く補正できるようにすることを目的としている。
本発明の撮像装置は、複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子で生じる固定パタンノイズを検出する検出手段と、前記固定パタンノイズを補正するための第1の補正パタンを記録した記録部と、前記検出手段によって検出された固定パタンノイズに応じた第2の補正パタンを生成する補正パタン生成手段と、前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成手段によって生成された第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明の撮像方法は、複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子において生じる固定パタンノイズを検出する検出工程と、前記検出工程において検出した固定パタンノイズに応じて、予め記録部に記録されている第1の補正パタンとは異なる第2の補正パタンを生成する補正パタン生成工程と、前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成工程において生成した第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正工程とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子において生じる固定パタンノイズを検出する検出工程と、前記検出工程において検出した固定パタンノイズに応じて、予め記録部に記録されている第1の補正パタンとは異なる第2の補正パタンを生成する補正パタン生成工程と、前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成工程において生成した第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記に記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、読み出しモードの切り替えに応じて固定パタンノイズの形状が変化する場合においても、最初から補正パタンを算出する処理を不要にすることができる。これにより、良好なS/N比の補正値を得ることができ、良好な固定パタンノイズの補正を行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、露光制御部101は、撮像素子102に対する露光状態を制御するためのものである。撮像素子102は、光学的に遮光される遮光領域と露光される有効画素領域とを有しており、被写体像を受光して映像信号を生成する。
アナログフロントエンド(AFE)103は、撮像素子102から出力されるアナログ信号を増幅してA/D変換する。固定パタン検出部104は、AFE103から出力された映像信号に対して、撮像素子102の遮光領域の信号より固定パタンノイズを検出する。記録部105は、固定パタン検出部104で検出された固定パタンノイズのデータを予め記録しておくためのメモリである。
リアルタイム補正パタン生成部106は、固定パタン検出部104で検出される固定パタンノイズのデータを、複数のフレームに亘って加算平均することによりリアルタイムな補正パタンを生成し、図示しないメモリに記録する。補正パタン決定部107は、固定パタンノイズを補正するための補正パタンを決定し、固定パタン補正部108は、補正パタン決定部107で決定された補正パタンをAFE103から出力された映像信号より減算して補正する。
カメラ信号処理回路109は、固定パタン補正部108から出力された映像信号に対してホワイトバランス等のカメラ信号処理を行う。また、タイミングジェネレータ(TG)110は、撮像素子102における読み出しを制御するためのものである。マイコン111は、露光制御部101、記録部105、リアルタイム補正パタン生成部106、補正パタン決定部107、及びTG110を制御するためのものである。
図2は、撮像素子102の遮光領域と有効画素領域とを示す模式図である。
図2において、2aは遮光領域であり、2bは有効画素領域である。また、2cは水平座標である。撮像素子102内の列ごとの特性のばらつきによって生じる固定パタンノイズは、例えば、水平座標2cの2列目及び7列目に示すような縦スジ状のノイズとして現れる。
図3は、固定パタンノイズのノイズ量の一例を示す模式図である。図1〜図3を参照しながら本実施形態における動作について説明する。
まず、電源投入時の動作について説明する。ユーザによって不図示の電源スイッチがONに操作されることによりマイコン111は、露光制御部101とTG110とを制御し、撮像素子102を遮光状態にする。そして、非加算読み出しにより映像信号を読み出す。撮像素子102から出力された映像信号はAFE103を介して固定パタン検出部104に入力される。このときの映像信号のレベルを図3(a)に示す。
図3(a)は、縦スジ状の固定パタンノイズを垂直方向に射影したデータを示す図である。横軸は水平座標を示し、縦軸は各水平画素の垂直方向の信号レベルの平均を示し、遮光時の光学的黒レベルを0としている。遮光状態の映像信号は光学的黒レベルが0であるが、固定パタンノイズの影響を受けた列は固定パタンノイズが多重化されている。そこで、固定パタン検出部104は、撮像素子102の遮光領域2a及び有効画素領域2bの映像信号より列毎の平均値を算出して第1の補正パタンとして補正パタンを生成し、記録部105に記録する。なお、本実施形態では、電源投入時に補正パタンを生成して記録部105に記録しているが、工場出荷時に予め補正パタンを記録してもよい。
次に、通常撮影時の動作について説明する。通常撮影時は、撮像素子102の遮光領域2aのみを用いて固定パタンノイズの検出を行う。本実施形態では、非加算読み出しモードとの違いを説明するため、加算読み出しモードでの動作を説明する。マイコン111は露光制御部101とTG110とを制御し、撮像素子102を露光状態にして加算読み出しにより映像信号を読み出す。そして、撮像素子102から出力された映像信号はAFE103を介して固定パタン検出部104と固定パタン補正部108とに入力される。このときの遮光領域2aの映像信号のレベルを図3(b)に示し、有効画素領域2bのある一行の映像信号のレベルを図3(c)に示す。
図3(b)において、横軸は水平方向の2画素を加算した後の水平座標を示しており、縦軸は加算後の各水平画素の垂直方向の信号レベルの平均を示し、遮光時の光学的黒レベルを0としている。加算読み出しモードの時は、水平加算のペアで1列として固定パタンノイズが現れる。
ここで、通常撮影時は遮光領域2aのみで平均値を出すため、遮光領域の行数が少ない場合は、S/N比が低くなる。そこで、固定パタン検出部104は、遮光領域2aの映像信号の加算値をリアルタイム補正パタン生成部106に出力する。そして、リアルタイム補正パタン生成部106は、複数フレームの加算値から1行あたりの平均値を算出し、第2の補正パタンとして補正パタンを生成する。これにより、S/N比が良好な補正パタンを生成することができる。
一方、図3(c)において、横軸は水平方向の2画素を加算した後の水平座標を示しており、縦軸はある一行の各水平画素の信号レベルを示している。また、遮光時の光学的黒レベルを0とし、有効画素領域の信号レベルを固定値1としている。ここで、固定パタンノイズの影響を受けた列は固定パタンノイズが多重化されている。
補正パタン決定部107は、マイコン111から出力される読み出しの指示に応じて補正パタンを決定し、固定パタン補正部108はAFE103から出力された映像信号より補正パタンを減算する。これにより図3(d)に示すように、固定パタンノイズが補正される。図3に示す例では、補正パタン決定部107は、リアルタイム補正パタン生成部106で生成された補正パタンを固定パタン補正部108に出力する。
図4は、本実施形態において、読み出しモードの切り替わりに応じた制御動作の一例を示す図である。図4を参照しながら読み出しモードの切り替わり時における補正パタンの生成方法について説明する。401は同期信号であり、この同期信号401の立下りに同期して、読み出しモードの切り替えが行われる。402は撮像素子102の読み出しモード(駆動モード)である。
403は補正パタン決定部107により決定される補正パタンのタイプを示しており、記録部105に記録されている補正パタンを用いる場合は「1」であり、リアルタイム補正パタン生成部106で生成された補正パタンを用いる場合は「0」である。マイコン111より入力される制御情報より、読み出しモードが切り替わる時は記録部105に記録されている補正パタンを出力し、その他の時はリアルタイム補正パタン生成部106によって生成された補正パタンを出力する。
404はマイコン111によるリアルタイム補正パタン生成部106の制御情報を示す。マイコン111は、予め設定されている所定期間より短い期間で元の加算読み出しモードに戻る場合は、補正パタンの生成をリセットせず、直前までの補正パタンを保持するようにリアルタイム補正パタン生成部106を制御する。一方、変更後の読み出しモード(非加算読み出しモード)の動作期間が予め設定されている所定期間以上の場合は、補正パタンの生成をリセットするようにリアルタイム補正パタン生成部106を制御する。
そして、リアルタイム補正パタン生成部106は、非加算読み出しモードで読み出された複数フレームの遮光領域2aの加算値から1行あたりの平均値を算出する。そして、所定期間を経過した後は、補正パタン決定部107により、リアルタイム補正パタン生成部106で生成された補正パタンを固定パタン補正部108に出力する。
このように、読み出しモードが切り替わって固定パタンノイズの形状が変化する場合は、予め記録されている補正パタンで補正を行うことにより、良好な固定パタンノイズの補正を行うことができる。また、同時記録のように短い期間で読み出しモードが元に戻る場合は、直前までの補正パタンを保持することにより、補正パタンのS/N比の違いよって動画の連続性が劣化することを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、非加算読み出しモードに切り替わっている期間が所定期間より短い場合は、直前までの補正パタンを保持し、所定期間以上の場合は、補正パタンの生成をリセットした。本実施形態では、記録部105に記録されている補正パタンを生成するために使用された行数と、リアルタイム補正パタン生成部106で補正パタンの生成に使用された行数とを比較する。そして、S/N比が良い方の補正パタンを使用することにより、良好な固定パタンノイズの補正を行うことを目的とする。なお、本実施形態の撮像装置の構成は、第1の実施形態で説明した図1に示す構成と同じであるため、説明は省略する。
図5は、本実施形態において、読み出しモードの切り替わりに応じた制御動作の一例を示す図である。なお、図5において、第1の実施形態で示した図4と同一の構成要素には、同一の符号が付されている。
505は、補正パタンを生成するために用いられた行数の比較結果である。ここで、記録部105に記録されている補正パタンを生成するために用いられた行数をmとし、遮光領域2aの行数をnとする。また、リアルタイム補正パタン生成部106で補正パタンの生成に用いられたフレーム数をαとする。
補正パタン決定部107は、マイコン111より入力される読み出しモードの情報に応じて、行数mと、リアルタイム補正パタン生成部106で補正パタンを生成するために用いられた行数α*nとを比較する。そして、加算平均行数が多いほど、S/N比は高い値となるため、加算平均行数が大きい方の補正パタンを出力する。
例えば、非加算読み出しモードに切り替わった直後では、リアルタイム補正パタン生成部106は、補正パタンの生成をリセットする。これにより、補正パタンの生成に用いられるフレーム数αは0にリセットされるため、mの値の方が大きくなり、補正パタン決定部107は、記録部105に記録されている補正パタンを選択する。そして、非加算読み出しモードに切り替わってから所定の期間が経過すると、補正パタンの生成に用いられるフレーム数αは大きくなり、α*nの値の方が多くなる。したがって、補正パタン決定部107は、リアルタイム補正パタン生成部106で生成された補正パタンを選択する。
以上のように、補正パタンを生成するために用いられた行数を比較し、S/N比が良い方の補正パタンを用いることにより、良好な固定パタンノイズの補正を行うことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態では、撮影時の温度の影響により固定パタンのノイズ量が変動した場合を想定して、予め記録している補正パタン及びリアルタイムに生成する補正パタンより温度変動係数を求め、予め記録している補正パタンに乗算する。これにより、温度の影響により固定パタンのノイズ量が変動した場合であっても良好な固定パタンノイズの補正を行うことを目的とする。
図6は、本実施形態に係る撮像装置600の構成例を示すブロック図であり、図7は、温度変動後の固定パタンのノイズ量の一例を示す模式図である。なお、図6において、第1の実施形態で説明した図1と同一の構成要素には、同一の符号が付されている。そこで本実施形態では第1の実施形態と異なる構成についてのみ説明する。以下、図6及び図7を参照しながら本実施形態の動作を説明する。
図6において、第1の記録部112は、図1における記録部105に相当する構成であり、固定パタン検出部104で検出された非加算読み出しモードにおける固定パタンノイズのデータを予め記録しておくためのメモリである。一方、第2の記録部113は、固定パタン検出部104で検出された加算読み出しモードにおける固定パタンノイズのデータを予め記録しておくためのメモリである。
本実施形態では、電源投入時に非加算読み出しモードで固定パタンノイズを検出し、第1の記録部105に記録するとともに、加算読み出しモードで固定パタンノイズを検出し、第2の記録部112に記録する。図7(a)に非加算読み出しによる固定パタンノイズを示し、図7(b)に加算読み出しによる固定パタンノイズを示す。
次に、通常撮影時の動作を説明する。マイコン111は露光制御部101とTG110とを制御し、撮像素子102を露光状態にして加算読み出しにより映像信号を読み出す。そして、撮像素子102から出力された映像信号は、AFE103を介して固定パタン検出部104と固定パタン補正部108とに入力される。
ここで、通常撮影による撮像素子102の温度変動によって固定パタンのノイズ量が変動した場合は、図7(b)に示すように、遮光領域2aの映像信号は、遮光した画素のみで加算平均されるが、温度変動により固定パタンノイズが変化している。また、図7(c)に示すように、有効画素領域2bのある一行の映像信号においても、温度変動により固定パタンノイズが変化している。
そこで、通常撮影時は、図7(c)に示す映像信号から図7(b)に示す固定パタンノイズを減算することにより、図7(d)に示すように、温度変動分を含めて固定パタンノイズを補正することができる。
次に、読み出しモードを切り替えた場合の動作を説明する。図7(e)に非加算読み出しモードにおける温度変動による固定パタンのノイズ量の変動を示す。このように、温度変動により固定パタンのノイズ量が変動した場合は、第1の記録部112に記録されている補正パタンを用いてそのまま補正することができない。
そこで、補正パタン決定部107は補正手段として機能し、第2の記録部113に記録されている補正パタンの値xで、図7(c)の温度変動によりノイズ量が変動した固定パタンノイズの値x'を割ることにより温度変数係数β(β=x'/x)を算出する。そして、図7(a)に示した固定パタンノイズ(第1の記録部112に記録されている補正パタン)に補正ゲインとして温度変数係数βを乗算することにより補正パタンを生成する。そして、図7(e)に示す固定パタンノイズから減算することにより図7(f)に示すように固定パタンノイズを補正することができる。
このように、第2の記録部113に予め記録されている補正パタンとリアルタイムに生成する補正パタンとより温度変動係数を求め、第1の記録部112に予め記録されている補正パタンに乗算することにより、良好な固定パタンノイズの補正を行うことができる。
(本発明に係る他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における撮像装置を構成する各手段、並びに撮像方法の各工程は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムまたは装置に直接、または遠隔から供給する場合も含む。そして、そのシステムまたは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどがある。さらに、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM、DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する方法がある。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、その他の方法として、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 撮像素子の遮光領域と有効画素領域とを示す図である。 本発明の第1の実施形態において、固定パタンのノイズ量の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態において、読み出しモードの切り替わりに応じた制御動作の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態において、読み出しモードの切り替わりに応じた制御動作の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態において、固定パタンのノイズ量の一例を示す図である。
符号の説明
100 撮像装置
101 露光制御部
102 撮像素子
103 AFE
104 固定パタン検出部
105 記録部
106 リアルタイム補正パタン生成部
107 補正パタン決定部
108 固定パタン補正部
109 カメラ信号処理部
110 TG
111 マイコン

Claims (10)

  1. 複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子と、
    前記撮像素子で生じる固定パタンノイズを検出する検出手段と、
    前記固定パタンノイズを補正するための第1の補正パタンを記録した記録部と、
    前記検出手段によって検出された固定パタンノイズに応じた第2の補正パタンを生成する補正パタン生成手段と、
    前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成手段によって生成された第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへの切り替わった時は前記記録部に記録されている第1の補正パタンを用いて補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正パタン生成手段は、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへ切り替わって所定期間より短い期間で前記加算読み出しモードに戻る場合は、前記非加算読み出しモードに切り替わる直前に生成した第2の補正パタンを保持し、前記切り替わった非加算読み出しモードが所定期間以上である場合は、前記検出手段によって検出された固定パタンノイズに応じた第2の補正パタンを新たに生成することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記補正手段は、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへ切り替わった時は前記記録部に記録されている第1の補正パタンと前記補正パタン生成手段によって生成された第2の補正パタンとから補正ゲインを算出し、前記算出した補正ゲインを乗算して補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子において生じる固定パタンノイズを検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出した固定パタンノイズに応じて、予め記録部に記録されている第1の補正パタンとは異なる第2の補正パタンを生成する補正パタン生成工程と、
    前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成工程において生成した第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正工程とを備えることを特徴とする撮像方法。
  6. 前記補正工程においては、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへの切り替わった時は前記記録部に記録されている第1の補正パタンを用いて補正を行うことを特徴とする請求項5に記載の撮像方法。
  7. 前記補正パタン生成工程においては、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへ切り替わって所定期間より短い期間で前記加算読み出しモードに戻る場合は、前記非加算読み出しモードに切り替わる直前に生成した第2の補正パタンを保持し、前記切り替わった非加算読み出しモードが所定期間以上である場合は、前記検出工程において検出した固定パタンノイズに応じた第2の補正パタンを新たに生成することを特徴とする請求項5または6に記載の撮像方法。
  8. 前記補正工程においては、前記加算読み出しモードから前記非加算読み出しモードへ切り替わった時は前記記録部に記録されている第1の補正パタンと前記補正パタン生成工程において生成した第2の補正パタンとから補正ゲインを算出し、前記算出した補正ゲインを乗算して補正することを特徴とする請求項5に記載の撮像方法。
  9. 複数の画素を加算して読み出す加算読み出しモード、または全画素を読み出す非加算読み出しモードにより、被写体像の映像信号を生成する撮像素子において生じる固定パタンノイズを検出する検出工程と、
    前記検出工程において検出した固定パタンノイズに応じて、予め記録部に記録されている第1の補正パタンとは異なる第2の補正パタンを生成する補正パタン生成工程と、
    前記撮像素子の読み出しモードの切り替えに応じて、前記記録部に記録されている第1の補正パタンまたは前記補正パタン生成工程において生成した第2の補正パタンを用いて前記映像信号の固定パタンノイズを補正する補正工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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