JP2010062756A - 撮像装置およびその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】光源のフリッカ現象によってスミア量が周期的に変動している場合でも過補正や補正残りによる画質の劣化を改善するスミア補正技術の実現。
【解決手段】撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像手段と、前記撮像手段による撮影画像に発生するスミアを検出するスミア検出手段と、前記スミア検出手段により検出されたスミアを補正するスミア補正手段と、前記スミア検出手段により検出されたスミア量の時間変動から、スミアが生じている光源に発生するフリッカを検出するフリッカ検出手段と、を有し、前記フリッカ検出手段によるフリッカ検出の結果に応じて前記スミア補正手段による補正量を変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、CCDセンサなどの撮像素子で撮影した場合に発生するスミアを補正する技術に関するものである。
スミア現象は、CCDセンサなどの撮像素子を使用した撮影時に、例えば撮像画面内に光の強い被写体が存在する場合に発生する。このスミアは、例えば信号電荷を垂直転送中に周辺素子に光が当たるなどして不要電荷が蓄積され、本来の信号電荷の垂直転送路に混入することにより垂直転送路に沿って明るいすじが入る現象である(図1(a))。
スミアの発生は、電荷転送中に機械式シャッタを閉じることで光が当らないようにして抑制することができる。しかしながら、連続して撮影する動画撮影時やEVF(電子ビューファインダ)の表示時には、高速処理が必要とされるため、機械式シャッタの使用は困難であるため、画質を著しく劣化させる要因となっている。
例えば、特許文献1,2には、スミアを補正して画質の劣化などを回避する方法が記載されている。特許文献1,2では、図1(a)のように有効画素領域外に設けたOB(オプティカル・ブラック)部でスミア量を検出し、検出したスミア量に応じて映像信号にのったスミアを垂直転送路方向に一律に減算している。
特開平05−007335号公報 特開2000−350032号公報
しかしながら、図1(b)のように撮像画面上のスミアが電源周波数によるフリッカ現象を起こしている場合には、1フレームごとの映像信号転送中にも光の強度が電源周期によって細かく振動する。このため、上記スミアの明るいすじが垂直方向に一律に現れず、縞模様のように現れる。
この場合、撮像画面下部に設けられたOB部の出力から求めたスミア量を用いてスミア成分を減算する方法では適切な補正が行われず、図1(c)のように、場合によっては部分的に補正残りや過補正(引き過ぎ)が発生してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、撮像画面上のスミアがフリッカ現象によって時間変動している場合であっても適切なスミア補正を行い、画質の劣化を抑制することができる撮像技術を実現する。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像手段と、前記撮像手段による撮影画像に発生するスミアを検出するスミア検出手段と、前記スミア検出手段により検出されたスミアを補正するスミア補正手段と、前記スミア検出手段により検出されたスミア量の時間変動から、スミアが生じている光源に発生するフリッカを検出するフリッカ検出手段と、を有し、前記フリッカ検出手段によるフリッカ検出の結果に応じて前記スミア補正手段による補正量を変更する。
また、本発明の撮像装置の制御方法は、被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段による撮影画像に発生するスミアを検出するスミア検出工程と、前記スミア検出工程により検出されたスミアを補正するスミア補正工程と、前記スミア検出工程により検出されたスミア量の時間変動から、スミアが生じている光源に発生するフリッカを検出するフリッカ検出工程と、を有し、前記フリッカ検出工程によるフリッカ検出の結果に応じて前記スミア補正工程による補正量を変更する。
本発明によれば、スミアを発生している光源がフリッカ現象によって時間変動している場合であっても、フリッカが生じている光源の変動周期に応じたスミア補正を行うことで、補正残りや過補正を抑制した良好な画質を得ることが可能となる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図2(a)は、本発明に係る実施形態の補正回路の概略構成を示す図である。
本実施形態におけるデジタルカメラは、光学系1およびフォーカスレンズ2により結像した被写体像を撮像素子3により光電変換する。撮像素子3からの出力信号はノイズを除去するCDS回路や増幅回路を備えた前置処理回路4およびA/D変換器5によりデジタル信号に変換され、このデジタル信号に対してスミア補正回路6によりスミア補正を行う。スミア補正がなされた画像信号は信号処理回路7によって画像データに変換され、EVF9に画像が表示される。また、スミア補正がなされた画像信号は各制御回路においても利用される。
フォーカス動作は測距制御回路16により制御される。すなわち、SW1を押下した場合に制御が開始され、フォーカスレンズ2がフォーカスレンズ駆動回路13を介して駆動され、撮像した画像信号から被写体のコントラストを検出し、コントラストのピーク位置にフォーカスレンズを駆動する
露光量の制御は露出制御回路14により制御される。すなわち、撮像画面の所定エリアの輝度レベルを測定し、目標の輝度レベルとなる露光量を演算して、シャッタ速度あるいは絞りなどを制御する。
また、ホワイトバランス制御回路15によりホワイトバランスが制御されるが、ここでの詳細は省略する。
また、SW2を押下した場合には記録媒体8に画像データが記録されるが、この場合には機械式シャッタが駆動されてスミアが発生しないためスミア補正は行わない。
次に、スミア補正回路6の動作について図2(b)を参照して詳細に説明する。
A/D変換器5から出力されるデジタル信号に対して、スミア量検出回路20でスミア量の検出を行う。スミアの検出は、図1(a)のように撮像素子の撮像画面に設けられたOB部において列毎に画素値を積分することで列ごとのスミア量S(i)(iは水平方向の画素位置)を算出する。
フリッカ検出回路21はフリッカの検出を行う。フリッカの検出はS(i)の任意の区間の和を算出し、そのスミア量の和がNフレーム内で周期的に時間変動しているか否かによってフリッカの有無を判断する。補正量決定回路22はスミア補正量を決定する。補正回路23は、補正量決定回路22で決定されたスミア補正量に応じたスミア量を撮像素子3の出力信号から減算する。
次に、上記フリッカ検出回路21によりスミア成分がフリッカ現象によって周期的に時間変動していることを検出し、フリッカ検出結果に応じて補正量決定回路22によりスミア補正量を決定し、補正回路23によりスミア補正を行う動作について説明する。
本実施形態の動作は、スミア成分に対する(1)フリッカ検出と、(2)フリッカ補正の2つに大別される。
<(1)フリッカ検出>
まず、図3、図4を参照して、(1)フリッカ検出について説明する。
(1)フリッカ検出と(2)フリッカ補正に利用するOB部(オプティカルブラック領域)出力とは、有効画素領域からの電荷の漏れ込みの影響を受けないように有効画素領域から十分隔離された撮像画面の上部または下部から数ライン分の出力信号である。撮像素子の垂直転送路方向の平均値を1フレームにつき水平方向1ラインデータとして、図3に示すフリッカ検出アルゴリズムにおいて入力されるラインメモリデータとする。
図3において、S1では、まず前述のスミアラインデータを閾値処理によって一定以上のスミア成分を持つ部分と持たない部分に分け、S2において一定以上のスミア成分を持つ部分の和を算出する。これは、任意区間内に含まれるスミア成分の和ΣSiを表し、S3にて、メモリ1に各フレームごとのスミアデータとして保存される。メモリ1では最大で過去Nフレーム分に相当するスミアデータを保持可能であり、S4にてスミア量の和の時間推移からスミアを発生している光源がフリッカ現象を起こしているか検出する。
例えば、図4に示すように、過去Nフレーム以内の時間内に上に凸型のピークと下に凸型のピークが存在し、かつ、その極大値peak_maxと極小値peak_minの差が一定値よりも大きい場合には、スミア発生光源がフリッカ現象を起こしていると判断する。そして、S6で(2)フリッカ補正のアルゴリズムの適用対象とする。
尚、フリッカが検出されなかった場合は、S5にて、上記垂直方向に一律にスミア補正を行うアルゴリズムを適用する。
<(2)フリッカ補正>
次に、図5、図6を参照して、(2)フリッカ補正について説明する。
ここでは、前述したフリッカ検出アルゴリズムによって、スミア発生光源がフリッカ現象を起こしていることを既に検出されているものとする。この場合、フリッカによって1フレームの撮像中にスミア量が周期的に時間変動するため、画素領域のV方向に垂直転送路が設けられた撮像素子では、V方向の画素位置ごとに異なるスミア量をとる。このため、上記OB部出力からスミア補正量を推定し、V方向の出力信号から一律にスミア量を減算する方法では、前述したように補正残りや過補正が発生してしまう。
このため、上記補正残りや過補正が発生しないようなスミア補正を行うためには、V方向の位置ごとに変動するスミア量を推定し、V方向のスミア補正量モデルS’Vを推定すればよい。
ここで、V方向のスミア補正量モデルS’Vの推定方法について説明する。
図5はスミア発生光源のフリッカ補正アルゴリズムを示している。
図5において、まず現在キャプチャしている画像データをtフレームとすると、S11において、tフレームと予めメモリに保存しておいたt−1フレームの各画像データの撮像素子の出力信号の差分信号ΔG(t)=G(t)−G(t−1)を取得する。この場合、ΔG(t)のスミア発生水平位置(H列目)のV方向のフレーム間差分信号を、V方向を横軸として図6(a)にグラフとして例示するように生成する。すると、フレームレートfp[fps]と光源周波数fs[Hz]が次式の関係を満たす場合を除き、V方向のフレーム間差分信号ΔGH(ν)(Hはスミア発生ライン位置)は最大値と最小値を一定間隔で持つ周期信号となる。
2fs=nfp(n=1,2,3,…)
また、ここで光源周期信号s(t)を以下のように周波数fsの正弦波信号にモデリングすると、s(t)=|Asin(2πfst)|となる。図6(a)に示すように、差分信号ΔGH(ν)はGH(t,ν)の最小値で最小値ΔGminを、GH(t−1,ν)の最小値で最大値ΔGmaxをとることがわかる。
このようにして、S12では、差分信号の最大値ΔGmax、最小値ΔGminとそのそれぞれのV方向の位置座標Vmax、Vminを求める。
次に、S13では、S12で得られた情報からV方向のスミア補正量モデルS’Vを作成する。上記Vmax、Vminは光源周期と対応して周期的に発生し、その変動周期は差分信号のピーク間距離dVmin(またはdVmax)[px]である。
tフレーム目の画像データに対するスミア補正量は、この周期dVminで発生するVmin(1)、Vmin(2)座標間の補正量を、図6(b)のように光源信号と同じ(i)式の正弦波信号でモデリングして決定すればよい。
S’V(ν)=|Bsin(2πf’sν)|・・・(i)
尚、f’sは光源周波数をV方向の座標値に変換したものであり、Vminの間隔dVminの逆数より次式で求めることができる。
f’s=1/2・dVmin・・・(1)
また、例えば、画像のV方向の画素数がV=1080[px]、1フレーム分の画像データを読み出すのに要する時間が33[ms]、dVmin=300[px]ならば、光源周期TS(=1/fs)は、
S/2=300×33/1080≒9.1[ms]
S=18.2[ms]
と推定することができる。周期が2倍されているのは絶対値をとることで出力信号が折り返り、実際の周期の半分に見えるからである。
また前述のS’V信号モデルに基づいて補正するためには振幅Bを求める必要がある。
以下に、差分信号の最大値ΔGmaxと光源周期から振幅Bを推定する方法について説明する。
図6(b)のように、Vmin座標での位相を0とすると、位相π/2で(i)式は最大値をとり、その時のV座標の値はVθ0=Vmin+dVmin/2である。また、Vmax座標での位相は次式で求められる。
θ1=(Vmax−Vmin)・π/dVmin
よって、B|sin(θ1)|=ΔGmaxであるから、次式から振幅Bを推定することができる。
B=ΔGmax/|sin(θ1)|・・・(2)
よって(i)式と式1,2から求めた周波数及び振幅からV方向のスミア補正量を推定し、S14にて撮像素子の出力信号からスミア補正量を減算することにより、スミア発生光源がフリッカ現象を起こしている場合であっても最適なスミア補正を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、図7のフローを参照して第2の実施形態について説明する。なお、図7において、図3と同様の処理には同一の符号を付して示している。
前述したように、本実施形態はスミア成分に対する(1)フリッカ検出と(2)フリッカ補正の2つに大別される。しかしながら、(1)フリッカ検出において第1の実施形態で述べたように、フレームレートfp[fps]と光源周波数fs[Hz]が完全に同期している場合、(ii)式はフレーム間のスミア量の和の変動が小さい。このため、図3のS4においてスミア発生光源のフリッカ現象を検出することができず、(2)フリッカ補正も適用されない。
2fs=nfp(n=1,2,3,…)・・・(ii)
尚、(ii)式で光源周波数を2倍しているのは周波数fsの負側が正側に折り返ることで周波数2fsの周期信号のようにみなすことができるからである。
本実施形態では、上記フリッカ現象の検出ができない場合にフリッカ検出精度を向上させるアルゴリズムについて説明する。
上述した実施形態では、図3のS4にて過去Nフレームのスミア量が周期的に時間変動していない場合、S5でフリッカ現象は発生していないと判断し、通常のスミア補正を行う。
これに対して、本実施形態では、図7のS4において、あるフレームレートfpでフリッカが検出されなかった場合でも、フレームレートと光源周波数が(ii)式の関係でフリッカが検出されない可能性がある。このため、図7のS22にてフレームレートの変更とフリッカの検出を行った回数mをカウントし、S23でフレームレートをfp2に変更して再度フリッカ検出を行う。なお、カウント値mは、図7の処理開始時にS21でリセットされる。このようにフレームレートの変更とフリッカの再検出とをM回繰り返し、全てのフレームレートでフリッカが検出されなかった場合、フリッカ現象が発生していないと判断する。
例えば、fp=30[fps]、fs=60[Hz]の場合、2fs=120(=4fp)となり、(ii)式を満たすためフリッカが検出されない。この場合、フリッカ検出回路21にてフレームレートをfp=fp2=45[fps]に変更して撮影を行うと上記(ii)式の関係が崩れ、フリッカの検出が可能になる。
一般に、日本の関東地方と関西地方では蛍光灯等に使われている電源周波数が異なり、関東では50[Hz]、関西では60[Hz]であることが知られている。そのため、仮にフレームレートfp=30[fps]で撮影を行うと、関西地方では(ii)式を満たしてしまう。しかしながら、本実施形態によれば、フリッカ検出までの時間はかかるもののフリッカを検出することが可能であり、更に第1の実施形態で述べたフリッカ補正アルゴリズムを適用することで、撮像画面内のスミアを適切に補正し、良好な画像を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
前述した実施形態は、スミア成分に対する(1)フリッカ検出と(2)フリッカ補正の2つに大別される。そして、本実施形態は(2)フリッカ補正にかかる他の方法について説明する。
本実施形態を実現するデジタルカメラは、第1の実施形態で説明した構成と同様である。
本実施形態では、第1の実施形態(図3)または第2の実施形態(図7)によりスミア成分にフリッカ現象が発生している場合、第1の実施形態で述べた方法を利用して光源周波数やスミア量の振幅値を推定し、適応的に補正を行う。
一方で、上記アルゴリズムは光源が完全な周期信号として振幅変化していない、光源強度の変動をモデリングできない等、様々な事由によってV方向のスミア補正量モデルを適切に推定できない場合が考えられる。
そこで、このような場合、フリッカが検出されなかった場合のスミア補正量S(t)に対して、フリッカ検出時のスミア補正量S’(t)をゲインK(<1)を乗算することで抑制し補正を行う。
S’(t)=KS(t)
尚、このゲインKはスミアの“補正残り”と“過補正”のどちらをどの程度許容するかのバランスによって値を自由に決定すればよい。
本実施形態によれば、“過補正”を抑えることができ、スミア量がフリッカ現象によって周期的に変動する場合であっても表示画像あるいは記録動画の画質を改善することができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について説明する。
図8に示すように撮像画面内に複数の光源が存在し、それぞれの光源によってスミアが発生しているとしても、その全てがフリッカ現象を起こしているとは限らない。
よって、スミアを発生している光源が複数存在する場合、スミアライン出力波形から例えば図8の一点鎖線に示す区間A、B、Cに画像及びスミア検出領域を分割する。そして、各領域A、B、Cごとに上記スミア量の和を求め、第1及び第2の各実施形態で述べたフリッカ補正アルゴリズムを適用することで、複数のスミア発生光源が存在する状況においても適応的なスミア補正が可能となる。
このように撮影画像を複数の領域に分割する方法として、例えば、図8に示すようにスミアライン出力を閾値THで区切り、閾値THを超えた区間に一定の幅を持たせた領域(a、b、c)とそれ以外(スミアなし)とに分ける方法がある。尚、閾値THはスミアのノイズレベルより大きく、且つ光源の位置を特定できるような値に設定する。
また、他の分割方法として、図8のようなスミアライン出力波形におけるピーク位置の間の中間座標で撮影画像を分割する方法や、ピーク位置間で極小値をとる座標で分割する方法などが考えられる。
[他の実施形態]
本発明は、前述した実施形態の機能を実現するコンピュータプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給することによって達成される場合も含む。その場合、システム等のコンピュータが該コンピュータプログラムを読み出して実行することになる。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるコンピュータプログラム自体も本発明を実現するものである。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体(記憶媒体)としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク等がある。その他にも、MO、CD-ROM、CD-R、CD-RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD-ROM、DVD-R)等がある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものをダウンロードすることもできる。また圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するコンピュータプログラムを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD-ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザが、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードすることもできる。この場合、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現する。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットのメモリに書き込まれた後、該ボード等のCPU等が実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現される。
本発明の課題を説明する図である。 本発明にかかる実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるフリッカの検出アルゴリズムを示すフローチャートである。 第1の実施形態によるフリッカ検出方法を説明する図である。 本実施形態によるフリッカ発生時のフリッカ補正アルゴリズムを示すフローチャートである。 画像間の差分信号からスミア補正量モデルを作成するアルゴリズムを説明する図である。 第2の実施形態によるフリッカ検出アルゴリズムを示すフローチャートである。 第4の実施形態によるフリッカ検出方法を説明する図である。
符号の説明
1 光学系
2 フォーカスレンズ
3 撮像素子
4 前置処理回路
5 A/D変換器
6 スミア補正回路
7 信号処理回路
8 記録媒体
9 EVF
10 制御部
13 フォーカスレンズ駆動装置
14 露出制御回路
15 ホワイトバランス制御回路
16 測距制御回路
20 スミア量検出回路
21 フリッカ検出回路
22 補正量決定回路
23 補正回路

Claims (8)

  1. 被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮影画像に発生するスミアを検出するスミア検出手段と、
    前記スミア検出手段により検出されたスミアを補正するスミア補正手段と、
    前記スミア検出手段により検出されたスミア量の時間変動から、スミアが生じている光源に発生するフリッカを検出するフリッカ検出手段と、を有し、
    前記フリッカ検出手段によるフリッカ検出の結果に応じて前記スミア補正手段による補正量を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フリッカ検出手段は、前記撮像素子の撮像画面に設けられたオプティカルブラック領域から検出されたスミア量の和が、複数のフレームの時間内で周期的に変動しているか否かに応じて前記フリッカを検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記スミア補正手段は、前記フリッカの検出時における現在のフレームとそれとは異なるフレームとの前記撮像素子からの出力信号の差分から、前記フリッカによるスミア量の変動周期と振幅と位相とを推定し、前記撮像素子の画素位置ごとに変動するスミアの補正量を推定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記スミア補正手段は、前記フリッカが検出された場合のスミア補正量を、前記フリッカが検出されない場合のスミア補正量よりも抑制することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記フリッカ検出手段は、フレームレートを変更する手段を有し、
    1のフレームレートでフリッカが検出されない場合、異なるフレームレートに変更してフリッカの検出を行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記フリッカ検出手段は、前記撮像素子の撮像画面を複数に分割し、当該分割された領域ごとに前記フリッカの検出を行い、
    前記スミア補正手段は、前記分割された領域ごとの前記フリッカ検出の結果に応じて前記スミアの補正量を変更することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 被写体像を光電変換する撮像素子を有する撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段による撮影画像に発生するスミアを検出するスミア検出工程と、
    前記スミア検出工程により検出されたスミアを補正するスミア補正工程と、
    前記スミア検出工程により検出されたスミア量の時間変動から、スミアが生じている光源に発生するフリッカを検出するフリッカ検出工程と、を有し、
    前記フリッカ検出工程によるフリッカ検出の結果に応じて前記スミア補正工程による補正量を変更することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法を撮像装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012044296A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Fujitsu Semiconductor Ltd 画像処理装置
JP2018112459A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 コイト電工株式会社 明滅度測定装置、明滅度測定方法、明滅度測定プログラムおよび記憶媒体

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