JP6541835B2 - 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Description
Dl…フォーカスレンズ104の位置によって決まる撮影被写体距離
Df…被写界深度(無限遠側)
Dn…被写界深度(至近側)
図2(a)は、横軸をDl−Dt、即ち目標となる被写体距離とフォーカスレンズ104の位置によって決まる撮影被写体距離との差分とし、縦軸を生成されるメタデータMdata_focusとしたグラフの一例を示している。Dl−Dtが0のときは、ピントが完全に合っている状態を示しており、このとき、Mdata_focus=0となる。図2(a)において、Mdata_focusは、以下の計算式で演算する。
ただし、Dl−Dt≧0
Mdata_focus=|(Dl−Dt)/(Dn−Dt)|
ただし、Dl−Dt<0
つまり、撮影被写体距離の目標値からのズレ量を被写界深度の深さで正規化している。これによって、Mdata_focusは0に近いほどピントが合っており、1よりも大きくなるほどピンボケになっていることを示すデータとなる。
Ev_target…AE用信号生成部118の出力によって決まる適正露出値
図3(a)は、横軸をEv_target−Ev_now、即ち適正露出値と現在の露出値との差分とし、縦軸を生成されるメタデータMdata_exposureとしたグラフの一例を示している。横軸は、プラス方向に大きくなると露出オーバーとなり、マイナス方向に小さくなると露出アンダーとなり、0のときは露出が正確に合っている状態を示している。このとき、Mdata_exposure=0となる。図3(a)において、Mdata_exposureは、以下の計算式で演算する。
つまり、現在の露出の適正露出からのズレ量を所定のEv値(ここでは1/3Ev)で正規化している。ここで、1/3Evで正規化したのは、あくまでも一例である。本数値は、ユーザーが任意で設定できるようにしてもよいし、被写体の輝度分布により可変にしてもよい。例えば、1/3Evずれると白飛びや黒つぶれが発生してしまう場合は、1/5Evで正規化する等の方法を採用することも可能である。本演算により、Mdata_exposureは0に近いほど露出が適正になっており、1よりも大きいほど露出アンダーあるいはオーバーになっていることを示すデータとなる。
Ev値は、撮像素子に入射される光量を底を2とした対数で表現した単位系である。つまりEv値が1変化すると、光量は2倍あるいは1/2倍となる。上式はAPEXシステムの単位系を実際の光量の単位系に変換した後に正規化を行っており、より正確に露出のズレ量をメタデータMdata_exposureで表現することができる。
つまり、ホワイトバランスの最適値からのズレ量を所定の閾値WB_THで正規化している。ここで、WB_THは、ホワイトバランスのズレ量の許容値として設定される。色のズレ量の許容値は個人差も大きく一意に決めるのは困難であるため、ユーザーが任意で設定できるようにしてもよい。また光源によっては、原点に収束し得ない場合もあるため、その場合は、WB_THの閾値を広げてもよいし、図4(a)の原点を光源に合わせてシフトさせてもよい。本演算により、Mdata_wbは0に近いほどホワイトバランスが適正になっており、1よりも大きいほどホワイトバランスがズレていることを示すデータとなる。
つまり、撮像素子105上での振れ量を所定の閾値Shake_THで正規化している。ここで、Shake_THは、撮像面上での許容振れ量として設定される。振れ量の許容値は撮像素子105の画素数や撮影光学系の解像度等にも依存するため、一意に決めるのは困難であるが、例えば許容錯乱円の半径の数値等とする。また、ユーザーが任意で設定できるようにしてもよい。本演算により、Mdata_shakeは0に近いほど振れ量が静止画として問題ないレベルになっており、1よりも大きいほど振れが大きい画像になっていることを示すデータとなる。
(式1)は、所定時間毎の撮像面上での振れの大きさを、電荷蓄積開始から全電荷読出し終了まで順次積算していく式(積分値)となっている。(式1)によれば、振れ軌跡の全移動距離を算出することができ、上述した動画像の各フレームの振れ量を正しく表現することができない問題を回避することができる。なお、図7(b)あるいは図7(c)において、(式1)の演算結果を|Shake_Vector|と置きかえることによって、Mdata_shakeを算出することができる。
本式によれば、θ2が0degのときはsinθ2=0であり、θ2が90degのときはsinθ2=1となり、θ2の大きさに応じたゲインを設定することができる。本演算を電荷蓄積開始から全電荷読出し終了まで行い、その結果を図7(b)あるいは図7(c)の|Shake_Vector|と置きかえることによって、振れの復元の容易さまで考慮したMdata_shakeを算出することができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (6)
- 振れ検出手段から出力される振れ信号を用いて、動画用の振れ補正量を算出する第1の算出手段と、
前記振れ検出手段から出力される振れ信号を用いて、前記動画用の振れ補正量よりも振れ補正性能が高い静止画用の振れ補正量を算出する第2の算出手段と、
前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の差分に基づいて、撮像素子の撮像面上における振れ量の大きさを示す評価値を生成する生成手段と、
前記動画の各フレームの画像と前記評価値とを関連付けて記録する記録手段と、
前記評価値に関する情報を前記動画の各フレームの画像に関連付けて表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、
前記生成手段は、前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の単位時間当たりの差分の積分値を前記各フレームの画像の振れ量とし、前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の単位時間あたりの差分のベクトルの角度変化が大きいほど、前記積分値が大きくなるように前記各フレームの画像の振れ量を算出することを特徴とする画像処理装置。 - 前記動画用の振れ補正量を用いて光学的な振れ補正手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- パンニング状態であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記判定手段によりパンニング状態であると判定された場合、前記生成手段は、前記振れ検出手段の出力に基づいてパンニング速度を算出し、前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量とから前記パンニングによる動き量を減算したデータを前記各フレームの画像の振れ量とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 振れ検出手段から出力される振れ信号を用いて、動画用の振れ補正量を算出する第1の算出工程と、
前記振れ検出手段から出力される振れ信号を用いて、前記動画用の振れ補正量よりも振れ補正性能が高い静止画用の振れ補正量を算出する第2の算出工程と、
前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の差分に基づいて、撮像素子の撮像面上における振れ量の大きさを示す評価値を生成する生成工程と、
前記動画の各フレームの画像と前記評価値とを関連付けて記録する記録工程と、
前記評価値に関する情報を前記動画の各フレームの画像に関連付けて表示手段に表示させる表示制御工程と、を備え、
前記生成工程では、前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の単位時間当たりの差分の積分値を前記各フレームの画像の振れ量とし、前記動画用の振れ補正量と前記静止画用の振れ補正量の単位時間あたりの差分のベクトルの角度変化が大きいほど、前記積分値が大きくなるように前記各フレームの画像の振れ量を算出することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項4に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項4に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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