JP2008160321A - レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法 - Google Patents

レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008160321A
JP2008160321A JP2006344909A JP2006344909A JP2008160321A JP 2008160321 A JP2008160321 A JP 2008160321A JP 2006344909 A JP2006344909 A JP 2006344909A JP 2006344909 A JP2006344909 A JP 2006344909A JP 2008160321 A JP2008160321 A JP 2008160321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
image sensor
plate
hole
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006344909A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Hojo
芳治 北條
Shunsuke Suzuki
俊輔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006344909A priority Critical patent/JP2008160321A/ja
Publication of JP2008160321A publication Critical patent/JP2008160321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】イメージセンサの受光面に塵埃が付着するのを防止し、更に、レンズユニットとイメージセンサとの位置関係の微調整を容易に行えるようにする。
【解決手段】イメージセンサ51が配線シート52に搭載されている。保護カバー53の後面55がイメージセンサ51の受光面に対向した状態で保護カバー53がイメージセンサ51に重ねられ、保護カバー53とイメージセンサ51が接着等によって固着されている。プレート30に穴35が形成され、その穴35に保護カバー53が嵌め込まれている。保護カバー53の側面57と穴35の壁面との間には接着剤80が注入され、保護カバー53とプレート30が接着されている。プレート30はレンズユニット10の鏡筒11の後端に取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ・センサ組み体、センサ取付構造及びレンズ・センサ組み体の製造方法に関し、特にレンズ、鏡筒、イメージセンサ等を組み立ててなるレンズ・センサ組み体、レンズユニットの鏡筒にイメージセンサを取り付けたセンサ取付構造及びそのレンズ・センサ組み体の製造方法に関する。
デジタルカメラやカメラ付携帯電話機等といった撮像装置が種々提案されている。かかる撮像装置には、CCD(Charge Coupled Devices)型又はCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)型のイメージセンサや、被写体の像をイメージセンサに結像するレンズユニット等がユニット化された状態で搭載されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−173890号公報
近年においては、撮像装置の小型化・薄型化の要請が高まってきているため、この撮像装置に組み込まれる各種ユニットの小型化・薄型化を図る必要がある。そのなかでも、イメージセンサ搭載用の回路基板が薄型化され、特に、FPC(Flexible PrintCircuit)と呼称されている可撓性の配線シートにイメージセンサが搭載されている。イメージセンサをレンズユニットに組み付ける場合、イメージセンサを吸着ノズルで吸着するが、品質の維持等の観点から、イメージセンサの受光面を吸着ノズルで吸着するのではなく、受光面の反対側、つまり、配線シートを吸着ノズルで吸着することになる。イメージセンサをレンズユニットに組み付けの際には、光軸合わせ等のためにレンズユニットとイメージセンサとの位置関係を微調整する必要があるが、吸着ノズルに吸着された配線シートが可撓性を有するため、僅かながらイメージセンサががたつき、レンズユニットとイメージセンサとの位置関係の微調整が困難である。
また、イメージセンサをレンズユニットに組み付ける際に、イメージセンサの受光面に塵埃が付着すると、その塵埃がイメージセンサに写り込んでしまう。
本発明の課題は、イメージセンサの受光面に塵埃が付着するのを防止し、更に、レンズユニットとイメージセンサとの位置関係の微調整を容易に行えるようにすることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、レンズ・センサ組み体において、
鏡筒と、
イメージセンサと、
前記鏡筒の内側に設けられたレンズと、
前記鏡筒の端部に設けられ、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成されたプレートと、
前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着され、前記穴に嵌め込まれた板状の透明なカバーと、を備え、
前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のレンズ・センサ組み体において、
前記カバーの側面が前記穴の壁面に接着されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のレンズ・センサ組み体において、
前記カバーが前記プレートの前記鏡筒側の面から突出していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から3の何れか一項に記載のレンズ・センサ組み体において、
前記プレートの前記鏡筒側の面が前記穴の周囲において凹んだ状態に設けられ、前記カバーがその凹部の底から突出していることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から4の何れか一項に記載のレンズ・センサ組み体において、
前記カバーが光学ローパスフィルタとして機能することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、レンズ・センサ組み体において、
有底状の鏡筒と、
イメージセンサと、
前記鏡筒の内側に設けられたレンズと、
前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着された板状の透明なカバーと、を備え、
前記鏡筒の底に、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成され、
前記カバーが前記穴に嵌め込まれ、前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、レンズユニットの鏡筒にイメージセンサを取り付けたセンサ取付構造において、
イメージセンサと、
前記鏡筒の端部に設けられ、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成されたプレートと、
前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着され、前記穴に嵌め込まれた板状の透明なカバーと、を備え、
前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、レンズ・センサ組み体の製造方法において、
プレートに形成された穴に、イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着されたカバーを嵌め込み、
前記カバーの側面を前記穴の壁面に接合し、
前記カバーをレンズユニットの鏡筒の内側に向けて前記プレートを前記鏡筒の端部に取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、板状のカバーがイメージセンサの受光面側に重ねられてイメージセンサに固着されているので、イメージセンサの受光面に塵埃等が付着しない。また、カバーの表面に塵埃が付着したものとしても、カバーの厚みにより塵埃とイメージセンサの受光面との間の距離が長くなり、その塵埃がイメージセンサに写り込まない。
また、イメージセンサが可撓性の配線シートに搭載されていたとしても、板状のカバーを吸着ノズルで吸着すれば、イメージセンサのがたつきがなく、イメージセンサとプレートとの位置合わせの微調整を簡単に行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明を適用した実施形態におけるデジタルカメラ1の横断面を上から示した断面図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は、ボディ2と、ボディ2の内側において左側に設けられた電池3と、電池3の後方においてボディ2に内蔵された着脱可能な記録メディア4と、記録メディア4の後方においてボディ2に内蔵された電気回路基板5と、電池3の右側においてボディ2に設けられたレンズ・センサ組み体6と、レンズ・センサ組み体6の後方においてボディ2の背面に取り付けられたディスプレイユニット7と、を備える。
ボディ2の内側右部であってディスプレイユニット7の前方には、装着空間8が形成されており、更にボディ2の前面には、装着空間8に通じる開口9が形成されている。レンズ・センサ組み体6が装着空間8に収容され、レンズ・センサ組み体6の対物側がボディ2の前面の開口9に露出している。
図2は、図1と同一断面におけるレンズ・センサ組み体6の断面を示したものである。図2に示すように、レンズ・センサ組み体6は、レンズユニット10と、レンズユニット10の後端に取り付けられたプレート30と、プレート30に組み付けられたセンサユニット50と、プレート30をレンズユニット10に固定する接着剤80と、を有する。
レンズユニット10は、鏡筒11と、複数枚のレンズ15と、複数の保持枠18とを備える。鏡筒11は、ボディ2に取り付けられた最も外側の第一筒12と、第一筒12の内側に取り付けられ、第一筒12に対して光軸方向に進退する第二筒13と、第二筒13の内側に取り付けられ、第二筒13に対して光軸方向に進退する第三筒14と、を備える。
レンズ15は保持枠18に装着され、保持枠18が鏡筒11の内側に取り付けられている。図2では、第三筒14の内側に取り付けられた2枚のレンズ15が示されているが、他のレンズについては図面を簡略化するために図示を省略する。なお、レンズユニット10におけるレンズ15の枚数や群数によって本発明が限定されるものではなく、更にレンズユニット10はズームレンズユニットであっても良いし、単焦点レンズユニットであっても良い。
プレート30はレンズユニット10の後端、特に鏡筒11の後端に取り付けられている。具体的には、プレート30の前面31が第一筒12の後端面16に向けられた状態でプレート30が第一筒12の後端面16に組み付けられ、第一筒12の後ろ側開口17がプレート30によって閉塞されている。プレート30と第一筒12は、ネジ20によって固定されている。プレート30が第一筒12に取り付けられることによって、鏡筒11が有底状の形状となっている。
センサユニット50は、イメージセンサ51と、配線シート52と、保護カバー53とを有し、これらを一体化したものである。
イメージセンサ51は、複数の光電変換素子を二次元アレイ状に配列したものである。イメージセンサ51は、CCD(Charge Coupled Devices)型の固体撮像素子であっても良いし、CMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)型の固体撮像素子であっても良い。イメージセンサ51は、その受光する面に垂直する方向に見て矩形状を呈している。
配線シート52は、可撓性を有するフレキシブルシートに配線パターンをパターニングしたものである。イメージセンサ51が配線シート52に搭載され、イメージセンサ51の端子が配線シート52の配線パターンの端子に接続されている。なお、配線シート52は、イメージセンサ51が搭載される箇所において穴が形成されていない。
保護カバー53は、厚みのある矩形板状の部材である。この保護カバー53は、可視光を透過する。また、保護カバー53は、空間周波数の高域成分を除去して画像のモアレや疑色といった偽信号を防止する光学ローパスフィルタとして機能を果たす。保護カバー53が光学ローパスフィルタとして機能を果たすために、保護カバー53が水晶板であったり、ガラス板に光学膜をコーティングしたものであったりする。保護カバー53の後面55がイメージセンサ51の受光面に対向した状態で保護カバー53がイメージセンサ51に重ねられ、保護カバー53とイメージセンサ51が接着等によって固着されている。これにより保護カバー53とイメージセンサ51が一体化されている。
センサユニット50とレンズユニット10とを固定する構造について説明する。
プレート30には矩形状の穴35が形成され、この穴35が鏡筒11の内側の空間に通じている。プレート30の前面31は、凹部33のように、穴35の周囲で凹んだ状態に設けられ、プレート30の後面32も、凹部34のように、穴35の周囲で凹んだ状態に設けられている。
保護カバー53はその前面56がレンズ15に向けられた状態で穴35に嵌め込まれている。保護カバー53がプレート30の前面31から特に凹部33の底からレンズ15側に突出し、保護カバー53の前面56が凹部33の底よりもレンズ15寄りに位置する。保護カバー53の側面57と穴35の壁面との間には隙間があり、この隙間に接着剤80が注入され、接着剤80によって保護カバー53がプレート30に固定されている。なお、接着剤80は紫外線硬化性樹脂である。
保護カバー53の側面57と穴35の壁面との隙間からはみ出した接着剤80の一部は、保護カバー53の前面56には盛り上がらず、穴35の周囲の凹部33の底に盛り上がっている。これは保護カバー53が厚く、保護カバー53が凹部33の底からレンズ15側に突出しているためである。このように接着剤80が保護カバー53の前面56に盛り上がっていないので、保護カバー53の光学特性を保つことができる。
以上のように構成されたレンズ・センサ組み体6のうち、プレート30、センサユニット50、保護カバー53及び接着剤80を有するものが、レンズユニット10の鏡筒11にイメージセンサ51を取り付けたセンサ取付構造である。
次に、センサユニット50をレンズユニット10に組み付ける方法及びレンズ・センサ組み体6の製造方法について説明する。
まず、レンズ15及び保持枠18が組み付けられた鏡筒11を準備する。ここでは、プレート30が第一筒12に組み付けられていない。更に、イメージセンサ51が配線シート52に搭載されて保護カバー53がイメージセンサ51に固着された状態のセンサユニット50を準備する。
次に、図3に示すように、吸着ノズル100をプレート30の穴35に通して、プレート30の後面32側において保護カバー53の前面56を吸着ノズル100に吸着させる。イメージセンサ51の受光面側に保護カバー53が固着されているので、吸着ノズル100をイメージセンサ51の裏面に吸着させずとも済む。
次に、保護カバー53を吸着ノズル100に吸着させた状態で吸着ノズル100をプレート30の穴35から抜き、保護カバー53を穴35に嵌め込む。この時、保護カバー53が凹部33の底から突出するように、吸着ノズル100をプレート30の穴35から引き抜く。次に、プレート30に対する吸着ノズル100の傾きや位置を調整することによって、イメージセンサ51の傾きや位置を調整し、イメージセンサ51の調芯を行う。
次に、プレート30と吸着ノズル100の姿勢を保った状態で、ディスペンサー101をプレート30の前面31側からプレート30に近づけ、ディスペンサー101の先端を保護カバー53の側面57と穴35の壁面との間の隙間に向ける。そして、ディスペンサー101から接着剤80を吐出して、接着剤80を保護カバー53の側面57と穴35の壁面の隙間に注入する。ディスペンサー101から接着剤80を吐出している時に、ディスペンサー101を移動させて、ディスペンサー101の先端で穴35の縁をなぞる。この時、厚みのある保護カバー53が凹部33の底から突出しているので、ディスペンサー101をプレート30に対して倒伏させて保護カバー53の側面57に接着剤80を塗布しても、接着剤80が保護カバー53の前面56に流れない。そのため、ディスペンサー101と吸着ノズル100の接触を防止することができる。また、保護カバー53の側面57とプレート30の穴35の壁面を接着剤80によって接着しているので、接着剤80がイメージセンサ51の受光面に流れ込まない。
次に、接着剤80に紫外線を照射して、接着剤80を硬化させる。これにより、保護カバー53がプレート30に固定される。
次に、保護カバー53の前面56を鏡筒11の内側に向けて、プレート30の前面31を第一筒12の後端面16に対向させてこれらを当接させ、プレート30の後面32からネジ20を通して、ネジ20を第一筒12に螺合させる。ネジ20の締め付けによって、プレート30を第一筒12に組み付けることができる。
本実施形態によれば、イメージセンサ51に固着された保護カバー53が厚みをもつので、イメージセンサ51の剛性を保護カバー53によって補足することができる。イメージセンサ51を補強したり、イメージセンサ51のアライメントをとったりするために、プレート30及び保護カバー53以外でイメージセンサ51を補強する必要がなくなり、部品点数の削減を図ることができる。更に、可撓性の配線シート52に搭載されたイメージセンサ51であっても、保護カバー53以外に特に補強せずとも、センサユニット50をプレート30に直接組み付けることができる。センサユニット50をプレート30に直接組み付けているため、プレート30のサイズを小さくすることができる。また、センサユニット50をプレート30に組み付ける時にイメージセンサ51の傾きや位置の微調整をした場合に、保護カバー53によって補強が行われているので、微調整後の歪みやずれが生じない。
また、イメージセンサ51の裏面でなく保護カバー53に吸着ノズル100を吸着させたので、イメージセンサ51の裏側において配線シート52に穴を開けずとも済む。そのため、配線シート52における配線パターンの自由度が増す。
また、保護カバー53の厚みによって、前玉からイメージセンサ51の受光面までの実寸を短くしても光学距離を維持することができ、光軸方向におけるレンズ・センサ組み体6の長さを小さくすることができる。つまり、レンズ・センサ組み体6の小型化を図ることができる。
また、保護カバー53が厚いので、保護カバー53の前面56からイメージセンサ51の受光面までの距離が長くなり、保護カバー53に付着した塵埃が殆ど写り込まない。特に、レンズ・センサ組み体6を製造するに際しては、イメージセンサ51に保護カバー53が予め固着されているため、イメージセンサ51の受光面近傍には塵埃が入り込まない。
また、イメージセンサ51に保護カバー53が直接固着されており、イメージセンサ51と保護カバー53との間には、圧縮したラバー等が挟まれていない。そのため、イメージセンサ51に負荷が作用していない。
なお、本実施形態においては、保護カバー53の側面57と穴35の壁面との接合として、接着剤80を用いた接着を例に挙げて説明したが、保護カバー53の側面57と穴35の壁面を別の手段により接合しても良い。例えば、保護カバー53の側面57と穴35の壁面をネジによる締結、カシメ加工、リベット結合等によって機械的に接合しても良いし、保護カバー53の側面57又は穴35の壁面のうちどちらか一方又は両方を溶融させてから固化させることによって物理的に接合しても良いし、保護カバー53の側面57と穴35の壁面を化学的に結合して接合しても良い。
また、上記実施形態では、鏡筒11が三つの筒12〜14から構成されることによって、鏡筒11が光軸方向に伸縮するよう設けられているが、鏡筒11が伸縮しなくても良い。
<比較例>
図4に示すように、イメージセンサ201が可撓性の配線シート202に搭載されている。イメージセンサ201は補強板203の開口に嵌め込まれ、イメージセンサ201と補強板203が接着剤204によって固定されている。また、イメージセンサ201の裏側においては、配線シート202に開口205が形成されている。
一方、レンズユニットの鏡筒210の後端にはプレート211がネジ216によって取り付けられており、プレート211には矩形状の開口212が形成されている。
イメージセンサ201をレンズユニットに組み付ける場合、開口212をローパスフィルタ213で閉塞し、矩形枠状のラバー214をローパスフィルタ213とイメージセンサ201との間に挟み込んで、ラバー214を圧縮させる。そして、ネジ215によって補強板203をプレート211に組み付ける。
上記実施形態におけるレンズ・センサ組み体6と図4の構造を比較すると、レンズ・センサ組み体6には補強板203が設けられていないので、レンズ・センサ組み体6の部品点数が少なくなる。また、レンズ・センサ組み体6には補強板203が設けられていないので、補強板203をプレート211に組み付けるためのネジ215がレンズ・センサ組み体6には必要としないので、その分、プレート30がプレート211よりも小さい。更に、図4においてはラバー214の圧縮による反力がイメージセンサ201に作用しているが、レンズ・センサ組み体6においてはそのような反力がイメージセンサ51に作用しない。そして、レンズ・センサ組み体6においては、ラバー214による反力が作用しないので、鏡筒11の第一筒12〜第三筒14、プレート30等の剛性を確保する必要がなく、これらの部材を小型化・薄型化することができ、強いてはレンズ・センサ組み体6が図4の構造よりも小型且つ軽量である。
また、上記実施形態におけるレンズ・センサ組み体6では、保護カバー53に光学ローパスフィルタとして機能をも備えたため、イメージセンサ51からレンズ15までの距離(光路長)を長くすることなく(変化させることなく)、保護カバー53の厚みを十分に厚くすることができるため、保護カバー53の厚みを利用して、保護カバー53の側面を介してイメージセンサ51を鏡筒11における第一筒12に容易に接合することが可能となっている。
<第2実施形態>
図5は、第2実施形態におけるレンズ・センサ組み体6Aの断面図である。なお、図5において、レンズ・センサ組み体6Aの構成要素には、レンズ・センサ組み体6Aの構成要素に対応する図2のレンズ・センサ組み体6の構成要素と同一の符号に”A”を添えた符号を付す。
図2に示されたレンズ・センサ組み体6においては、プレート30と鏡筒11の第一筒12とが別体に形成されており、プレート30が第一筒12にネジ20により組み付けられている。それに対し、図5に示されたレンズ・センサ組み体6Aにおいては、鏡筒11Aの第一筒12Aの後端が有底状とされ、底部30Aが第一筒12Aに一体形成されている。これにより、鏡筒11Aが有底状に設けられている。
底部30Aの両面のうち鏡筒11Aの内側となる面31Aに凹部33Aが形成され、鏡筒11Aの外側となる面32Aに凹部34Aが形成され、穴35Aが凹部33Aの底から凹部34Aの底に貫通し、穴35が鏡筒11Aの内側に通じている。保護カバー53Aが穴35Aに嵌め込まれ、保護カバー53Aの側面57Aが接着剤80Aによって穴35の壁面に接着されている。つまり、イメージセンサ51Aは、保護カバー53Aの側面を介して鏡筒11Aにおける第一筒12Aの内壁に接合されている。
なお、図5に示されたレンズ・センサ組み体6Aと図2に示されたレンズ・センサ組み体6との間では互いに対応する構成要素は、第一筒12A(第一筒12)及び底部30A(プレート30)を除いて、同じであるので、レンズ・センサ組み体6Aについての詳細な説明を省略する。
また、図5では、第一筒12Aの底部30Aの外壁と配線シート52Aとの間に隙間が形成された状態のものを記載しているが、この隙間が発生しないように、イメージセンサ51Aを保護カバー53Aの側面を介して鏡筒11Aにおける第一筒12Aの内壁に接合すれば、配線シート52Aへの外力による当該配線シート52Aの変形を防止することができるとともに、当該配線シート52Aの変形に起因して発生する断線を防止することもでき好ましい。
本発明の第1実施形態におけるデジタルカメラの横断面を上から示した断面図である。 図1と同じ横断面におけるレンズ・センサ組み体の断面図である。 センサユニットをプレートに組み付ける際の一工程を示した図面である。 比較例におけるレンズ・センサ組み体の断面図である。 本発明の第2実施形態におけるレンズ・センサ組み体の断面図である。
符号の説明
6、6A レンズ・センサ組み体
10、10A レンズユニット
11、11 鏡筒
30 プレート
30A 底部
33、33A 凹部
35、35A 穴
51、51A イメージセンサ
53、53A 保護カバー
80、80A 接着剤

Claims (8)

  1. 鏡筒と、
    イメージセンサと、
    前記鏡筒の内側に設けられたレンズと、
    前記鏡筒の端部に設けられ、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成されたプレートと、
    前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着され、前記穴に嵌め込まれた板状の透明なカバーと、を備え、
    前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とするレンズ・センサ組み体。
  2. 前記カバーの側面が前記穴の壁面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ・センサ組み体。
  3. 前記カバーが前記プレートの前記鏡筒側の面から突出していることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ・センサ組み体。
  4. 前記プレートの前記鏡筒側の面が前記穴の周囲において凹んだ状態に設けられ、前記カバーがその凹部の底から突出していることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のレンズ・センサ組み体。
  5. 前記カバーが光学ローパスフィルタとして機能することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のレンズ・センサ組み体。
  6. 有底状の鏡筒と、
    イメージセンサと、
    前記鏡筒の内側に設けられたレンズと、
    前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着された板状の透明なカバーと、を備え、
    前記鏡筒の底に、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成され、
    前記カバーが前記穴に嵌め込まれ、前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とするレンズ・センサ組み体。
  7. レンズユニットの鏡筒にイメージセンサを取り付けたセンサ取付構造において、
    イメージセンサと、
    前記鏡筒の端部に設けられ、前記鏡筒の内側に通じる穴が形成されたプレートと、
    前記イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着され、前記穴に嵌め込まれた板状の透明なカバーと、を備え、
    前記カバーの側面が前記穴の壁面に接合されていることを特徴とするセンサ取付構造。
  8. プレートに形成された穴に、イメージセンサの受光面側に重ねられて前記イメージセンサに固着されたカバーを嵌め込み、
    前記カバーの側面を前記穴の壁面に接合し、
    前記カバーをレンズユニットの鏡筒の内側に向けて前記プレートを前記鏡筒の端部に取り付けることを特徴とするレンズ・センサ組み体の製造方法。
JP2006344909A 2006-12-21 2006-12-21 レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法 Pending JP2008160321A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344909A JP2008160321A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344909A JP2008160321A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008160321A true JP2008160321A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39660767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344909A Pending JP2008160321A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008160321A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101945213A (zh) * 2009-07-07 2011-01-12 三洋电机株式会社 摄像装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07281021A (ja) * 1994-04-12 1995-10-27 Hoya Corp 近赤外線吸収ガラス、このガラスを用いた固体撮像素子保護用フィルター及びこのフィルターを用いた固体撮像素子
JPH11261045A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Sony Corp 撮像素子のパッケージ構造及びそのパッケージ構造を用いた撮像素子の撮像機器への組み付け構造
JP2000299806A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2001209008A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd 光学的ローパスフィルタ
JP2005347398A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd 固体撮像装置用実装基板及びカメラモジュール及び携帯電話機
JP2006173890A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Casio Comput Co Ltd 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置
JP2006222473A (ja) * 2004-01-30 2006-08-24 Fuji Photo Film Co Ltd レンズユニットおよび小型撮像モジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07281021A (ja) * 1994-04-12 1995-10-27 Hoya Corp 近赤外線吸収ガラス、このガラスを用いた固体撮像素子保護用フィルター及びこのフィルターを用いた固体撮像素子
JPH11261045A (ja) * 1998-03-13 1999-09-24 Sony Corp 撮像素子のパッケージ構造及びそのパッケージ構造を用いた撮像素子の撮像機器への組み付け構造
JP2000299806A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2001209008A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd 光学的ローパスフィルタ
JP2006222473A (ja) * 2004-01-30 2006-08-24 Fuji Photo Film Co Ltd レンズユニットおよび小型撮像モジュール
JP2005347398A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd 固体撮像装置用実装基板及びカメラモジュール及び携帯電話機
JP2006173890A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Casio Comput Co Ltd 固体撮像素子ユニット及びその製造方法並びに撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101945213A (zh) * 2009-07-07 2011-01-12 三洋电机株式会社 摄像装置
JP2011018954A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7973854B2 (en) Image pickup apparatus having mechanisms for holding an image pickup element
US7980773B2 (en) Camera module and imaging apparatus
JP5601000B2 (ja) 撮像装置
JP4930989B2 (ja) カメラモジュール及び撮像装置
US10827103B2 (en) Fixed-focus camera module and manufacturing method therefor
JP2009271405A (ja) カメラモジュール
JP2010191345A (ja) レンズユニット、カメラモジュール、及びレンズユニットの製造方法
JP5821394B2 (ja) 撮像装置
JP2008033010A (ja) 撮像装置
JP2008139593A (ja) カメラモジュール及び撮像装置
US9291881B2 (en) Imaging apparatus
JP2008160321A (ja) レンズ・センサ組み体及びセンサ取付構造並びにレンズ・センサ組み体の製造方法
KR101029080B1 (ko) 촬상 소자 유니트 및 촬상 장치
JP5262135B2 (ja) 光学部品および光学機器
JP2008159823A (ja) 固体撮像装置とその製造方法
JP6131713B2 (ja) 撮像装置
US8259224B2 (en) Method of setting position of imaging device
JP5482231B2 (ja) 撮像装置
JP5152695B2 (ja) 撮像装置の製造方法
EP1531617A1 (en) Image pickup apparatus and portable terminal with image pickup apparatus
JP2006217186A (ja) 薄型デジタルカメラ及びデジタルカメラの撮像機構
JP2008283358A (ja) 撮像装置
JP2011066718A (ja) 撮像装置
JP2010205770A (ja) 撮像装置
JP2006020014A (ja) 撮像装置および撮像装置を搭載した携帯無線端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120321