JP2008160181A - シンボル処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信信号からシンボルクロックを生成するデクリメントカウンタがDSPに実装されていた従来の通信機では、デクリメントカウンタへの計測カウント値の設定処理が遅れたり、DSPのパワーダウンモードから通常動作モードへ復帰時に、シンボルクロックの検出処理に時間がかかったりしている。これを解決する。
【解決手段】デクリメントカウンタはDSP12の外部のタイマーロジック15に装備する。該カウンタは、各計測サイクルで計測カウント値を計測し、各サイクルの終了時にシンボルクロックとしての外部割込みをDSP12に供給する。DSP12は、計測カウント値を所定の調整値にするコマンドをタイマーロジック15へ送って、外部割込みタイミングを補正する。タイマーロジック15は、DSP12のパワーダウン中も作動を継続する。DSP12は、通常動作モードへの復帰時、外部割込みタイミングを使ってシンボルタイミングを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯型無線通信機の受信部等に装備されるシンボル処理装置及び方法に関する。
特許文献1は、各シンボル期間をm(mは3以上の整数)個に分割して、各分割点をサンプリングタイミングにして、各サンプリングタイミングにおいてデジタル変調信号からシンボルを検出する受信機を開示する。該受信機では、m個のサンプリングタイミングの並び順における中央のサンプリングタイミングがシンボルタイミングとなるように、各サンプリングタイミングにおけるシンボル値に基づき1番目のサンプリングタイミングを補正している(特許文献1の図6のステップ66,67)。
特許文献1は、また、特許文献2を従来技術として紹介している。該特許文献2では、4値FSK変調の場合に、各シンボル期間内の第1及び第2の2個の時点を選定し、第1及び第2の時点における検波信号の第1及び第2の偏移量から求めた基準値、例えば平均値と、第1の偏移量との差に基づきシンボルクロックのずれの向きを検出して(特許文献2の図2)、ずれが解消されるように、シンボルクロックのタイミングを補正している(特許文献2の図1のVFO)。
図11〜図15の従来の携帯型無線通信機100に関する。後述の本発明に係る図1〜図8と共通する部分についてはそれら図のものと同一符号で指示するとともに、説明を省略する。以下、携帯型無線通信機100の主要点についてのみ説明する。
図11は携帯型無線通信機100の受信系統の概略構成図である。携帯型無線通信機100はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)101を備えている。検波信号は、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ11においてA/D変換されてから、DSP101へ供給される。クロック再生部102は、A/Dコンバータ11からの入力信号に基づきシンボルクロックを再生し、シンボル検出部20へ供給する。シンボル検出部20は、シンボルクロックに基づくシンボルタイミングにおいて、A/Dコンバータ11からの入力信号からシンボル値を抽出する。抽出されたシンボル値は、ボコーダ22及びD/A(デジタル/アナログ)コンバータ13を経てスピーカ14から音声として出力される。
図12はDSP101におけるシンボルレート制御処理の説明図である。シンボルレート制御処理はDSP101のクロック再生部102において実行される。1個のシンボル期間がN(この例ではN=5)個に等分割され、各時間区分の中心時刻をサンプリングタイミングとして、シンボル値を抽出する。ナイキスト点は、1〜N番の中心の番号(該例では3番)の時間区分にあるとして、該時間区分の中心時刻をシンボルタイミングとして、シンボルタイミングにおけるサンプリング値をシンボル値とする。
図13はDSP101におけるシンボルレート補正処理の説明図である。シンボルレート補正処理もDSP101のクロック再生部102において実行される。図13では、DSP101におけるシンボルタイミングがナイキスト点に対して負側(遅れ側)にずれたことを想定している。
DSP101はデクリメントカウンタにNを設定した後、シンボルタイミングの検出処理を行い、ずれていることを検知するのに伴い、シンボルタイミング補正処理を開始する。シンボルタイミングがナイキスト点に対して負側にずれている場合には、デクリメントカウンタの次の計測カウント値設定処理で、デフォルト値のNに代えて、Nより小さいN−1をデクリメントカウンタの計測カウント値として設定する。図13の例では、N−1=4である。
これにより、デクリメントカウンタの次の計測サイクルは計測カウント値=N−1となるので、次の次の計測サイクルの開始が早まる。結果、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれが低下する。
特開2006−74089号公報 特開2003−333113号公報
図14はDSP101のモード切替とシンボルタイミングとの関係についての説明図である。携帯型無線通信機100は、節電のために、適宜、通常動作モードからパワーダウンモードへ切替えられて、バッテリの消費電力を抑制する。パワーダウンモードでは、DSP101は、バッテリからの給電を停止されて、一部の機能(例:外部割込み)を除き作動停止状態になる。図14では、携帯型無線通信機100が、最初、通常動作モードにあり、次に、パワーダウンモードになり、所定の割込み信号を受信して、再び、通常動作モードへ戻る場合を想定している。
DSP101は、パワーダウンモードに突入する前の通常動作モードでは、デクリメントカウンタ(受信データサンプル数カウンタ)を作動させて、シンボルタイミングを捕捉しているが、パワーダウンモードへの突入に伴い、デクリメントカウンタの作動が停止する。その後、DSP101は、所定の外部割込み信号を受けて、通常動作モードに復帰するが、復帰時点では、シンボルタイミングを見失っているので、デクリメントカウンタの作動をシンボルタイミング(ナイキスト点)に同期させるための復帰処理が通常動作モードへの復帰に伴い必要となり、これに相当の時間がかかる。なお、DSP101を通常動作モードへ復帰させる外部割込み信号のタイミングは、シンボルタイミングからずれたものであり、割込みタイミングにデクリメントカウンタを同期させて、同期のための復帰時間を短縮させることは困難である。
図15はDSP101におけるデクリメントカウンタの処理時の問題点についての説明図である。デクリメントカウンタは、各サイクルの計測カウント値をシンボル期間おけるシンボル値のサンプリング回数Nにして、該計測カウント値を各サイクルの開始に先立ち設定されることになっている。しかしながら、図15における3個のN設定のうち、左から2番目のN設定のように、該サイクル開始時に、別の処理が重なって、該別の処理が優先される場合には、計測カウント値の設定処理が遅れることがある。また、図15における3個のN設定のうち、一番右のN設定のように、計測カウント値の設定処理自体が長くかかることがある。このようなときには、デクリメントカウンタにおける計測カウント値の設定が、次のデータ受信に間に合わず、DSP101の受信用シリアルポートにエラーが生じたり、受信データのカウント数にずれが生じたりする。
特許文献1のシンボル処理装置は、シンボル期間を複数に等分割して、各区分に対応付けてサンプリングタイミングを設定し、各サンプリングタイミングにおけるシンボル値からアイパターンの中心に相当するサンプリングタイミングを検出し、該サンプリングタイミングがシンボルタイミングとなるように、調整するだけのものである。特許文献1のシンボル処理装置は、タイマーカウンタを使用して、シンボルタイミングを検出するものではなく、タイマーカウンタに基づき算出したシンボルタイミングがナイキスト点に対してずれた場合に、タイマーカウンタの計測カウント値を調整して、ずれを解消するものでもない。
特許文献2のシンボル処理装置は、ナイキスト点に一致するように、シンボルクロックを補正するが、タイマーカウンタは使用しておらず、前述の図15に指摘するようなタイマーカウンタ特有の問題点を解決する手段については一切言及していない。
本発明の目的は、シンボルタイミング生成用のタイマーカウンタの計測カウント値の設定処理を円滑にすることができるシンボル処理装置及び方法を提供することである。
本発明の他の目的は、デジタルシグナルプロセッサが通常動作モードへ復帰したときに、適切なシンボルタイミングを迅速に得ることができるシンボル処理装置及び方法を提供することである。
本発明によれば、シンボルタイミングの基になるシンボルクロックを生成するタイマーカウンタは、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)ではなく、DSPの外にある外部装置に装備される。DSPは、タイマーカウンタからシンボルクロックを外部割込みとして供給されて、該外部割込みに係るシンボルタイミングでシンボル値を抽出する。DSPは、また、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報をデジタル変調信号に基づき検出し、該ずれの減少方向へ外部割込みのタイミングを補正するコマンドを外部装置へ発行する。
好ましくは、DSPが節電モードから通常動作モードへ復帰した際、外部装置のタイマーカウンタからDSPへの外部割込みをシンボルタイミングの検出に利用して、復帰処理を合理化する。
すなわち、本発明のシンボル処理装置は、デジタルシグナルプロセッサ、及びデジタルシグナルプロセッサの外部に設けられる外部装置を備えている。外部装置はタイマーカウンタを装備し、該タイマーカウンタは、設定時間を計測するサイクルを繰り返すとともに、各サイクルの終了ごとにデジタルシグナルプロセッサへ外部割込みを供給する。
デジタルシグナルプロセッサは、さらに、シンボル値取得手段及びコマンド発行手段を備えている。シンボル値取得手段は、外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングにおいてシンボル値を取得する。コマンド発行手段は、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報を、受信信号から抽出したデジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを外部装置へ発行する。
本発明のシンボル処理方法は次のステップを備えている。
デジタルシグナルプロセッサを制御するステップであって、受信信号から抽出されてデジタルシグナルプロセッサへ供給されるデジタル変調信号から、デジタルシグナルプロセッサの外部にあるタイマーカウンタからの外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングでシンボル値を取得するステップ、
デジタルシグナルプロセッサを制御するステップであって、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報をデジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを外部装置へ発行するステップ、及び
タイマーカウンタを制御するステップであって、デジタルシグナルプロセッサからタイマーカウンタへのコマンドに基づきタイマーカウンタの計測カウント値を設定しタイマーカウンタに計測カウント値を計測するサイクルを繰り返させて、計測サイクルの終了ごとにタイマーカウンタからデジタルシグナルプロセッサへ外部割込みを供給するステップ。
本発明によれば、タイマーカウンタは、DSPの外部にある外部装置に装備され、DSPは、タイマーカウンタが各サイクルで計測する計測カウント値を各サイクルごとに一々設定する必要はなくなり、単に、タイマーカウンタの計測カウント値を補正するコマンドを外部装置に発行するだけで済む。したがって、DSPが別の処理に手間取って、タイマーカウンタにおける計測カウント値の設定処理が他の優先処理のために後回しにされて遅れたり、タイマーカウンタにおける計測カウント値の設定処理自体が長引いて、タイマーカウンタにおける計測カウント値の設定完了が遅れたりする事態を回避できる。
図1は携帯型無線通信機10の受信系統の主要部概略構成図である。携帯型無線通信機10は、A/Dコンバータ11、DSP12、D/Aコンバータ13、スピーカ14及びタイマーロジック15を備えている。相手側の携帯型無線通信機又は基地局等からの電波は、携帯型無線通信機10の図示していないアンテナに捕捉された後、フロントエンド及び検波器(共に図示せず)において抽出、検波され、検波信号(ベースバンド信号)としてA/Dコンバータ11へ入力される。該検波信号はこの場合はデジタル変調信号であり、該デジタル変調信号は、A/Dコンバータ11においてアナログデジタル変換され、DSP12へ供給される。
DSP12は、シンボル検出部20、クロック再生部21及びボコーダ22を備えている。クロック再生部21は、タイマーロジック15からのシンボルクロックに基づきシンボルタイミングを算出し、シンボルタイミングをシンボル検出部20へ送る。クロック再生部21は、また、A/Dコンバータ11からのデジタル変調信号に基づきナイキスト点を検出し、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれを検出し、ずれを解消させるコマンドをタイマーロジック15へ送る。
シンボル検出部20は、各シンボルタイミングにおいてデジタル変調信号からシンボル値を抽出して、ボコーダ22へ送る。ボコーダ22は、シンボル検出部20からのシンボル値からデジタルオーディオ信号を生成し、D/Aコンバータ13へ送る。
D/Aコンバータ13は、ボコーダ22からのデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号を生成する。スピーカ14は、該アナログオーディオ信号をオーディオへ変換して、出力する。
図2は携帯型無線通信機10のモード切替説明図である。携帯型無線通信機10は、その電源投入期間、通常動作モードとパワーダウンモードとへ適宜、切り替えられる。パワーダウンモードでは、外部割込み受付け及びそれに伴う通常動作モードへの復帰処理開始のためのトリガ発生関係以外のDSP12の大部分の素子への給電が停止され、携帯型無線通信機10の省電力化が図られる。
通常動作モード通常動作モードとパワーダウンモードパワーダウンモードとの切替制御例は次のとおりである。
(a)検波回路(アナログ又はロジック回路)が一定時間ごとに電界強度を測定し、制御IC(例:後述の図7の外部制御IC65)がその測定値を監視し、通常動作モード期間において電界強度レベルが閾値未満であった場合には、適切な信号無しと判断し、該制御ICが通常動作モードからパワーダウンモードへの切替制御を行う。
(b)検波回路が一定時間ごとに電界強度を測定し、制御ICがその測定値を監視し、パワーダウンモード期間において電界強度レベルが閾値以上になって、適切な信号が出力されていると判断された場合、該制御ICがパワーダウンモードから通常動作モードへの切替制御を行う。
(c)受信して復調したデジタルデータには、受信すべきタイミング情報(例:チャンネル情報(主にTDMA)やフレーム情報)が存在する。その情報に従って、受信する必要のない期間をパワーダウンモードに設定し、受信すべきタイミングが来る直前に通常動作モードへ戻るように、制御ICがモードを切り替える。
(d)ユーザが手動で通常動作モードとパワーダウンモードとを切り替える。
図3はDSP12及びタイマーロジック15の主要部の詳細構成図である。なお、以降、「デフォルトカウント値」及び「調整カウント値」を適宜略して、それぞれ「デフォルト値」及び「調整値」と呼ぶことがある。DSP12はシンボルタイミング制御部27を実装し、シンボルタイミング制御部27はシンボルレート設定部28及びシンボルタイミング補正処理部29を有している。シンボルタイミング制御部27は、タイマーロジック15へ送るコマンドとして基本的に2個を有している。
第1のコマンドはシンボルレート設定部28が発行し、第2のコマンドはシンボルタイミング補正処理部29が発行する。シンボルレート設定部28が発行するコマンドは、シンボルレート設定部28が、デジタル変調信号に基づきシンボルレートを算出し、該シンボルレートに対応する計測カウント値のデフォルト値(例えば、デフォルト値=図12で説明したN)をタイマーロジック15へ通知するものである。シンボルタイミング補正処理部29が発行するコマンドは、シンボルタイミング補正処理部29がデジタル変調信号に基づきタイマーロジック15からの外部割込みのタイミングの補正の要否を判断し、補正要の場合に、補正に係る調整値(例えば調整値=N−1又はN+1である。)をタイマーロジック15へ通知するものである。
タイマーロジック15は、デクリメントカウンタ33、デフォルトカウント値記憶部34、調整カウント値記憶部35及び切替部36を備える。デクリメントカウンタ33は、デクリメントサイクルの開始に先立ち計測カウント値を設定され、サイクル開始後は所定のクロックパルスを入力されるごとにカウント値を1ずつデクリメントする。デクリメントカウンタ33は、そのカウント値が0になるごとに、すなわち各計測サイクル終了ごとに、デフォルトカウント値記憶部34及び調整カウント値記憶部35へ計測カウント値のロード要求を出す。デフォルトカウント値記憶部34及び調整カウント値記憶部35は、デクリメントカウンタ33からのロード要求に対して、それぞれデフォルト値及び調整値を出力する。
切替部36は、調整カウント値記憶部35から指示に基づきをデクリメントカウンタ33をデフォルトカウント値記憶部34又は調整カウント値記憶部35へ接続する。調整カウント値記憶部35は、シンボルタイミング補正処理部29からコマンドを受け付けたときは、1個の計測サイクルに限り調整値がデクリメントカウンタ33に計測カウント値として設定されるように、切替部36に、調整カウント値記憶部35をデクリメントカウンタ33へ接続するように指示する。調整カウント値記憶部35は、また、シンボルタイミング補正処理部29からコマンドを受け付けないときは、デフォルトカウント値記憶部34をデクリメントカウンタ33へ接続する位置を切替部36に保持させる。タイマーロジック15は、デクリメントカウンタ33のカウント値が0になるごとに、すなわち各計測サイクルが終了するごとに、外部割込み信号をDSP12へ送る。該外部割込み信号は、DSP12におけるシンボルクロックとしてシンボルタイミング検出の基礎となる。
図4はDSP12及びタイマーロジック15における動作フロー図である。図4に記載されている処理の内、DSP12で行われる処理はS41,S42,S43であり、他の処理はタイマーロジック15において行われる。S41では、DSP12は、携帯型無線通信機10の検波信号としてのデジタル変調信号に基づきシンボルレートを算出し、シンボルレートに対応するデフォルト値を算出し、これを所定のコマンドでタイマーロジック15へ与える。これに対して、タイマーロジック15は、S47において、該コマンドにより与えられたデフォルト値をデフォルト値の変数Def_numに設定する。この後、タイマーロジック15内のデクリメントカウンタは、開始トリガを受けて、作動を開始する。
S42では、DSP12は、デジタル変調信号に基づき検出したナイキスト点(ナイキスト点については図5以降で詳説する。)とタイマーロジック15からの外部割込みタイミングに基づくシンボルタイミングとの時間差に係る状況、例えば前者に対して後者が進んでいるか遅れているかの状況を判断する。そして、外部割込みタイミングについて調整が必要と判断する場合には、調整に係るコマンド、具体的には、タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33に、この次のサイクルにおいて計測する計測カウント値をデフォルト値Nに対して1だけ大又は小の調整値N+1又はN−1へ変更することを指示するコマンドをタイマーロジック15へ与える。これに対して、S48では、タイマーロジック15は、該コマンドにより通知された調整値を通知される。
S50では、タイマーロジック15が調整値の通知のコマンドをDSP12から受けたか否かを判定し、判定が否であれば、S51へ進み、正であれば、S52へ進む。S51では、S47でDSP12から受け付けたデフォルト値をデクリメントカウンタ33にロードする。すなわち、デフォルト値を次の計測サイクルにおけるデクリメントカウンタ33の計測カウント値に設定する。具体的には、変数Def_numの値を変数Dec_countに代入する。Dec_countはデクリメントカウンタ33をソフトウェアで構成したものとなっている。S52では、S48でDSP12から受け付けた調整値を変数Dec_count(=デクリメントカウンタ33)に代入する。
S57は、所定のクロックパルスが入力されると、実行される。S57では、デクリメントカウンタ33のカウント値を1だけデクリメントする。具体的には、Dec_countの値を1だけ引く。S58では、Dec_count=0か否かを判定する。判定が正であれば、S59へ進み、否であれば、S57へ戻る。
S59では、タイマーロジック15はDSP12に外部割込みをかける。DSP12は、S43において、タイマーロジック15からの外部割込みを受け付ける。
図5はデクリメントカウンタ33の作動初期のDSP12及びタイマーロジック15のタイミング図である。DSP12は、デクリメントカウンタ33(図5ではシンボルタイミング用タイマーと記載している。)の作動開始(時刻t1)に先立ち、タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33にデフォルト値Nを計測カウント値として設定する。デフォルト値NはDSP12に入力されるデジタル変調信号のシンボルレートにより決まり、該シンボルレートは規格により決まっているので、DSP12は、入力されるデジタル変調から一々検出することなく、あらかじめ所定の値をデフォルト値Nとしてメモリに記憶し、該メモリからデフォルト値Nを読み出して、それをコマンドでタイマーロジック15へ通知することもできる。
タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33は時刻t1から作動開始する。デクリメントカウンタ33が計測カウント値を計測開始して、デクリメントカウンタ33のカウント値が0になるまで、すなわち計測カウント値の計測を終了するまでを1サイクルと定義する。DSP12は、各サイクルのほぼ中心の時点(時刻t2,t4,t6)が送信側のシンボルタイミング、すなわちナイキスト点に一致するように、タイマーロジック15からの外部割込みタイミング、すなわちデクリメントカウンタ33の計測終了時点をタイマーロジック15へのコマンドにより調整する(詳細は後述の図6)。DSP12は、各シンボルタイミング(時刻t2,t4,t6)においてデジタル変調信号からシンボル値を取得する。なお、ナイキスト点の検出の具体的方法は、周知のものが種々存在するが、例えば特許文献1の図6のフローチャートを参照されたい。特許文献1の図6のおける最小値のバッファ番号に対応するサンプリングタイミングがナイキスト点となる。
タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33は、所定周期のクロックパルスの入力ごとに、カウント値を1ずつデクリメントされ、カウント値が0になるごとに(時刻t3,t5)、DSP12へ外部割込みをかける。デクリメントカウンタ33は、また、各サイクルにおいてDSP12からコマンドを受信していない場合には、次のサイクルの計測カウント値をデフォルト値Nにしてから、次の計測サイクルを開始する。
図6はDSP12がタイマーロジック15からの外部割込みタイミングの補正が必要と判断する状況におけるDSP12及びタイマーロジック15のタイミング図である。DSP12は、時刻t11におけるタイマーロジック15からの外部割込みに伴い、該外部割込みに基づくシンボルタイミングの検出処理を実施する。この検出処理は、例えば、特許文献1の図3及び図4に説明されている手法(アイパターンの中心タイミングを検出して、該中心タイミングをシンボルタイミングとする手法)を採用することができる。
DSP12は、シンボルタイミングの検出処理の終了後、外部割込みタイミングの補正が必要と判断すると、続いてシンボルタイミング補正処理を行う。具体的には、デクリメントカウンタ33の計測カウント値をデフォルト値Nに対して1だけ大又は小の調整値N+1又はN−1にすることである。外部割込みから算出したシンボルタイミングがナイキスト点に対して遅れている場合には、調整値をN−1として、デクリメントカウンタ33のサイクルを短くし、計測サイクルの終了を早める。また、外部割込みから算出したシンボルタイミングがナイキスト点に対して進んでいる場合には、調整値をN+1として、デクリメントカウンタ33のサイクルを長くし、計測サイクルの終了を遅くする。
DSP12は、こうして決定した調整値を知らせるコマンドを、デクリメントカウンタ33の次のサイクルが開始する時刻t12前にタイマーロジック15に送る。タイマーロジック15は、DSP12から調整値のコマンドがあると、調整値をデフォルト値に代えて計測カウント値に設定して、時刻t12からのサイクルを開始する。図6の例では、外部割込みがナイキスト点に対して遅れている。したがって、時刻t12−t13の時間長さNaは、デフォルト値が設定されたサイクル(t11−t12,t13−t14)の時間長さNdよりもデクリメントカウンタ33のカウント値の1に相当する分だけ短くなっている(Na<Nd)。
これにより、調整値N−1を計測するサイクル(t12−t13)の終了時刻t13が早まる。また、時刻t13からのサイクルにおける計測カウント値は、t12−t13間にDSP12からのコマンドを受け付けなかったので、デフォルト値Nに戻される。結果、t13−t14のサイクルでは、DSP12は、時刻t13の外部割込み信号に基づき算出するシンボルタイミングについてはそれをナイキスト点に合わせることができる。
図7は携帯型無線通信機10を所定時間パワーダウンモードに切替え、その後、通常動作モードへ復帰させる場合のDSP12及びタイマーロジック15のタイミング図である。外部制御IC65はタイマーロジック15を兼ねることもできる。
DSP12は、時刻t21においてタイマーロジック15から外部割込みを受け付けてから、パワーダウンモードへ切り替わる準備を時刻t22前に完了する。DSP12は、t22において、タイマーロジック15から外部割込みを受けしだい、外部制御IC65にパワーダウンモード突入を通知してから、パワーダウンモードに突入する。外部制御IC65は、DSP12のパワーダウンモード期間、割込みをマスクする(外部から割込み信号が来ても割込み処理をしない状態にする。)。
外部マスクの具体的な方法としては、タイマーロジック15の外部割込みと外部マスクの出力とをAND回路の各入力とし、該AND回路の出力をDSP12の外部割込み入力部へ出力させるものがある。AND回路は、DSP12の内部に設けても、DSP12の外部に設けてもよい。外部マスクの出力を”0”に維持すれば、タイマーロジック15の外部割込み”1”がDSP12の外部割込み入力部へ到達することが阻止される。
このDSP12は、パワーダウン中、外部割込み入力部に外部割込みを受け付けると、直ちに、パワーダウンモードから通常動作モードへ復帰するようになっている。また、タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33は、DSP12のパワーダウンモード中、DSP12からのコマンドがないので、デフォルト値Nを計測するサイクルを繰り返し、各サイクル終了ごとにDSP12へ外部割込みを出し続けている。しかし、タイマーロジック15からの外部割込みが外部割込み入力部へ到達することがマスクにより阻まれ、DSP12はパワーダウンモードを維持する。
外部制御IC65は、DSP12を通常動作モードへ切り替える時期であると判断すると、DSP12の割込みマスクを解除する。又は、マスクされていない別の割込みをDSP12にかけ、これにより、DSP12は、その割込み処理で割込みマスクを解除する。
割込みマスクが解除された以降の時刻t23では、DSP12は、タイマーロジック15から外部割込みを受けて、通常動作モードへ直ちに復帰するとともに、該外部割込みに基づくシンボルタイミングを算出する。
タイマーロジック15は、t22−t23において、すなわちDSP12のパワーダウンモード期間において、デフォルト値Nの計測サイクルを休むことなく繰り返しており、結果、t23におけるタイマーロジック15からDSP12への外部割込みは、DSP12のパワーダウンモード中も、ナイキスト点との同期をほぼ維持されている。したがって、DSP12は、復帰時にシンボルクロック検出処理を省略し、時刻t23における外部割込みのタイミングに基づき直ちにシンボルタイミングを検出して、適切なシンボル値を速やかに入手することができる。
図8はマスクを使用せずにタイマーロジック15の外部割込みによりDSP12のパワーダウンモードから通常動作モードへの復帰を行う処理過程のDSP12及びタイマーロジック15のタイミング図である。図8の場合も、DSP12は、パワーダウンモード中、タイマーロジック15から外部割込みを受け付けると、それをトリガにして通常動作モードへ復帰するようになっている。図8の場合では、図7における外部制御IC65は不要となる。
DSP12は、時刻t31においてタイマーロジック15からの外部割込みを受け付け、その後、パワーダウンモードへ切り替わる準備を時刻t32の前に完了する。その準備には、今回のパワーダウンモードの時間、すなわち、次の外部割込み受付時刻t32からDSP12が次に再びパワーダウンモードへ復帰する時刻t33までの時間を算出する。ここでDSP12により計算されるパワーダウンモード時間(t32−t33の時間)は、タイマーロジック15によるデフォルト値Nの計数時間Nd(Ndは図6参照)のu倍(uは2以上の整数)に設定する。こうして、該パワーダウンモード時間u・Ndに対応する調整値u・Nのコマンドが時刻t32より前にDSP12からタイマーロジック15へ通知される。
デクリメントカウンタ33は、時刻t32の前に、パワーダウンモード期間に対応する調整値u・Nを計測カウント値とし、時刻t32から調整値u・Nの計測を開始する。該調整値u・Nの計測終了は、時刻t32から時間u・Ndが経過した時刻t33になる。したがって、デクリメントカウンタ33は、時刻t33において、外部割込みをDSP12へ送る。
DSP12は、パワーダウン中、タイマーロジック15からの外部割込みを受け付けると、直ちに、パワーダウンモードから通常動作モードへ復帰するようになっている。結果、時刻t33以降において、DSP12は、通常動作モードに復帰する。
t32−t33の時間u・Ndは、タイマーロジック15によるデフォルト値Nの計数時間Ndの整数倍であるので、t33は、ナイキスト点とほぼ同期している。したがって、DSP12は、復帰時にシンボルクロック検出処理を省略し、t33における外部割込みのタイミングに基づき直ちにシンボルタイミングを検出して、適切なシンボル値を速やかに入手することができる。
図9はシンボル処理装置70のブロック図である。シンボル処理装置70はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)71及び外部装置78を備えている。シンボル処理装置70は、例えば携帯型無線通信機10(図1)に装備されるが、携帯型無線通信機10以外の通信機、例えば車載型の通信機や、据え置き型の通信機、さらには受信専用の通信機に装備されてもよい。
外部装置78は、DSP71の外部にあってタイマーカウンタ79を装備する。タイマーカウンタ79は、設定時間を計測するサイクルを繰り返すとともに、各サイクルの終了ごとにDSP71へ外部割込みを供給する。DSP71及び外部装置78の具体例はそれぞれDSP12及びタイマーロジック15である。
タイマーカウンタ79は例えばデクリメントカウンタ33(図3)であり、典型的にはソフトウェア上の存在である。タイマーカウンタ79はインクリメントカウンタであってもよい。タイマーロジック15のデクリメントカウンタ33(図3)は、数値としての計測カウント値を計測しているが、実質はシンボル期間等の時間を計測している。
DSP71はシンボル値取得手段72及びコマンド発行手段73を含む。シンボル値取得手段72は、外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングにおいてシンボル値を取得する。コマンド発行手段73は、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報を、受信信号から抽出したデジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを外部装置78へ発行する。
こうして、DSP71は、自身でタイマーカウンタを保有して、該タイマーカウンタに各サイクルごとに計測カウント値を設定する管理から解放される。DSP71は、外部装置78に対しては、計測カウント値に係るコマンドを発行すること、及びシンボルクロックに係る外部割込みを受けることのみの処理だけで済む。したがって、シンボル処理装置70では、DSP71が、他の優先処理のために、タイマーカウンタへの計測カウント値の設定処理を遅れせてしまったり、タイマーカウンタへの計測カウント値の設定処理自体に手間取ったりする問題が生じることが回避できる。
ナイキスト点の周期に対応するタイマーカウンタ79の設定時間を「デフォルト時間」と定義する。好ましくは、タイマーカウンタ79は、DSP71の節電モード中も作動状態に保持されて、デフォルト時間の計測サイクルを繰り返す。これに対して、シンボル値取得手段72は、DSP71が節電モードから通常動作モードへ復帰した時は、その時のタイマーカウンタ79からの外部割込みをシンボルクロックにしてシンボルタイミングを得る。
これにより、DSP71が節電モードから通常動作モードへ復帰した時には、シンボルクロックを入力検波信号から新たに検出する処理を省略して、迅速に適切なシンボルタイミングを捕捉することができる。
好ましくは、シンボル処理装置70はマスク手段76を備えている。マスク手段76は、タイマーカウンタ79の節電モード中、外部装置78からDSP71への外部割込みをマスクする。マスク手段76の具体例は外部制御IC65(図7)である。タイマーカウンタ79の節電モードとは例えば図2のパワーダウンモードである。外部制御IC65は、例えば、一方の入力側にマスク手段76からの外部割込みが入力されるAND回路の他方の入力側を、節電モード中、”0”に維持する。これら構成は、前述した図7の説明に対応している。
例えば、コマンド発行手段73は、デジタルシグナルプロセッサ71が節電モードへ移行するのに先立って、デフォルト時間の整数倍である調整時間を今回の節電モードの期間とし、該調整時間をタイマーカウンタ79の設定時間にするように指示するコマンドを外部装置78へ発行する。また、DSP71は、節電モード中、外部装置78からの外部割込みを供給されると、通常動作モードへ復帰する。シンボル値取得手段72は、DSP71が節電モードから通常動作モードへ復帰した時は、その時のタイマーカウンタ79からの外部割込みをシンボルクロックにしてシンボルタイミングを得る。
調整時間をデフォルト時間の整数倍にして、タイマーカウンタ79の設定時間にする構成は、前述した図8の説明に対応している。調整時間及び設定時間は、図8の説明では、それらの下位概念の調整カウント値及び計測カウント値をそれぞれ使用した。
典型的には、ずれの減少方向へシンボルクロックのタイミングを移行させるコマンドとは、デフォルト時間に対して所定量増加又は減少させた時間をタイマーカウンタ79の設定時間にするように外部装置78に指示するコマンドある。該コマンドは、DSP12がタイマーロジック15に計数カウント値としてデフォルト値に代えて調整値にすることを指示したコマンドに対応する。
典型的には、DSP71は、デフォルト時間を外部装置78に通知するコマンドを外部装置78の作動開始時に発行する。また、外部装置78は、DSP71からコマンドを受け付けない場合には、デフォルト時間を次の計測サイクルにおける設定時間とする。
図10はシンボル処理方法86のフローチャートである。シンボル処理方法86は、シンボル処理装置70に適用され、S88,S89,S92を備える。S88,S89はDSP71の制御に関し、S92は外部装置78の制御に関する。
S88では、受信信号から抽出されてDSP71へ供給されるデジタル変調信号から、DSP71の外部にあるタイマーカウンタ79からの外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングでシンボル値を、取得する。
S89では、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報をデジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを外部装置78へ発行する。
S92では、DSP71からタイマーカウンタ79へのコマンドに基づきタイマーカウンタ79の計測カウント値を設定しタイマーカウンタ79に計測カウント値を計測するサイクルを繰り返させて、計測サイクルの終了ごとにタイマーカウンタ79からDSP71へ外部割込みを供給する。
S88,S89の処理はそれぞれシンボル値取得手段72及びコマンド発行手段73の機能に対応しており、シンボル値取得手段72及びコマンド発行手段73について前述した各具体的機能はS88,S89の具体的処理としても適用可能になっている。同様に、S92の処理は外部装置78の機能に対応しており、外部装置78について前述した各具体的機能はS92の具体的処理としても適用可能になっている。
本発明を最良の形態について説明したが、本発明は、これに限定されず、要旨の範囲内で種々の形態により実施可能であることは言うまでもない。
携帯型無線通信機の受信系統の主要部概略構成図である。 携帯型無線通信機のモード切替説明図である。 DSP及びタイマーロジックの主要部の詳細構成図である。 DSP及びタイマーロジックにおける動作フロー図である。 デクリメントカウンタの作動初期のDSP及びタイマーロジックのタイミング図である。
DSPがタイマーロジックからの外部割込みタイミングの補正が必要と判断する状況におけるDSP及びタイマーロジックのタイミング図である。 携帯型無線通信機を所定時間パワーダウンモードに切替え、その後、通常動作モードへ復帰させる場合のDSP及びタイマーロジックのタイミング図である。 マスクを使用せずにタイマーロジックの外部割込みによりDSPのパワーダウンモードから通常動作モードへの復帰を行う処理過程のDSP及びタイマーロジックのタイミング図である。 シンボル処理装置のブロック図である。 シンボル処理方法のフローチャートである。
従来の携帯型無線通信機の受信系統の概略構成図である。 従来の携帯型無線通信機のDSPにおけるシンボルレート制御処理の説明図である。 従来の携帯型無線通信機のDSPにおけるシンボルレート補正処理の説明図である。 従来の携帯型無線通信機のDSPのモード切替とシンボルタイミングとの関係についての説明図である。 従来の携帯型無線通信機のDSPにおけるデクリメントカウンタの処理時の問題点についての説明図である。
符号の説明
70:シンボル処理装置、71:デジタルシグナルプロセッサ、72:シンボル値取得手段、73:コマンド発行手段、76:マスク手段、78:外部装置、79:タイマーカウンタ、86:シンボル処理方法。

Claims (7)

  1. デジタルシグナルプロセッサ、及び
    前記デジタルシグナルプロセッサの外部にあってタイマーカウンタを装備し該タイマーカウンタは設定時間を計測するサイクルを繰り返すとともに各サイクルの終了ごとに前記デジタルシグナルプロセッサへ外部割込みを供給する外部装置、
    を備え、
    前記デジタルシグナルプロセッサは、
    前記外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングにおいてシンボル値を取得するシンボル値取得手段、及び
    ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報を、受信信号から抽出したデジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ前記外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを前記外部装置へ発行するコマンド発行手段、
    を含むことを特徴とするシンボル処理装置。
  2. ナイキスト点の周期に対応する前記タイマーカウンタの設定時間をデフォルト時間と定義し、
    前記タイマーカウンタは、前記デジタルシグナルプロセッサの節電モード中も作動状態に保持されてデフォルト時間の計測サイクルを繰り返し、
    前記シンボル値取得手段は、前記デジタルシグナルプロセッサが節電モードから通常動作モードへ復帰した時は、その時の前記タイマーカウンタからの外部割込みをシンボルクロックにして、シンボルタイミングを得ることを特徴とする請求項1記載のシンボル処理装置。
  3. 前記タイマーカウンタの節電モード中、前記外部装置から前記デジタルシグナルプロセッサへの外部割込みをマスクするマスク手段を備えることを特徴とする請求項2記載のシンボル処理装置。
  4. ナイキスト点の周期に対応する前記タイマーカウンタの設定時間をデフォルト時間と定義し、
    前記コマンド発行手段は、前記デジタルシグナルプロセッサが節電モードへ移行するのに先立って、デフォルト時間の整数倍である調整時間を今回の節電モードの期間とし、該調整時間を前記タイマーカウンタの設定時間にするように指示するコマンドを前記外部装置へ発行し、
    前記デジタルシグナルプロセッサは、節電モード中、前記外部装置からの外部割込みを供給されると、通常動作モードへ復帰し、
    前記シンボル値取得手段は、前記デジタルシグナルプロセッサが節電モードから通常動作モードへ復帰した時は、その時の前記タイマーカウンタからの外部割込みをシンボルクロックにしてシンボルタイミングを得ることを特徴とする請求項1記載のシンボル処理装置。
  5. ナイキスト点の周期に対応する前記タイマーカウンタの設定時間をデフォルト時間と定義し、
    ずれの減少方向へ前記シンボルクロックのタイミングを移行させるコマンドとは、デフォルト時間に対して所定量増加又は減少させた時間を前記タイマーカウンタの設定時間にするように前記外部装置に指示するコマンドあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシンボル処理装置。
  6. 前記デジタルシグナルプロセッサは、デフォルト時間を前記外部装置に通知するコマンドを前記外部装置の作動開始時に発行し、
    前記外部装置は、前記デジタルシグナルプロセッサからコマンドを受け付けない場合には、デフォルト時間を次の計測サイクルにおける設定時間とすることを特徴とする請求項5記載のシンボル処理装置。
  7. デジタルシグナルプロセッサを制御するステップであって、受信信号から抽出されて前記デジタルシグナルプロセッサへ供給されるデジタル変調信号から、前記デジタルシグナルプロセッサの外部にあるタイマーカウンタからの外部割込みの供給タイミングに基づくシンボルタイミングでシンボル値を取得するステップ、
    前記デジタルシグナルプロセッサを制御するステップであって、ナイキスト点に対するシンボルタイミングのずれに係る情報を前記デジタル変調信号に基づき検出し、ずれの減少方向へ前記外部割込みの供給タイミングを移行させるコマンドを外部装置へ発行するステップ、及び
    前記タイマーカウンタを制御するステップであって、前記デジタルシグナルプロセッサから前記タイマーカウンタへのコマンドに基づき前記タイマーカウンタの計測カウント値を設定し前記タイマーカウンタに計測カウント値を計測するサイクルを繰り返させて、計測サイクルの終了ごとに前記タイマーカウンタから前記デジタルシグナルプロセッサへ外部割込みを供給するステップ、
    を備えることを特徴とするシンボル処理方法。
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