JP2008159466A - 液体供給装置及びその運転方法、燃料電池装置及びその運転方法 - Google Patents

液体供給装置及びその運転方法、燃料電池装置及びその運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実際に供給されている液体供給量を正確に得ることができる液体供給装置及びその運転方法、燃料電池装置及びその運転方法を提供する。
【解決手段】燃料電池1と、該燃料電池1に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器4と、該改質器4に水を供給するためのショットポンプ11と、該ショットポンプ11からの水の間欠流れを感知し、信号を発するフロースイッチ25と、ショットポンプ11による1ショット当たりの吐出量の設定値及びフロースイッチ25からの信号から単位時間当たりの水の供給量を算出する制御部14とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体を供給源から供給先に供給するショットポンプを有する液体供給装置及びその運転方法、並びに、燃料電池と、該燃料電池に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器と、該改質器に水を供給するためのショットポンプとを具備する燃料電池装置及びその運転方法に関する。
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数配列してなる燃料電池スタックを収納容器内に収納した燃料電池やその運転方法が種々提案されている。
この燃料電池において発電に用いる燃料ガスとしては水素ガスが用いられ、水素ガスと酸素含有ガス(通常、空気である)とを燃料電池セルに供給し、酸素含有ガスを燃料電池セル中の酸素極に接触させ、かつ水素ガスを燃料電池セル中の燃料極に接触させ、所定の電極反応を生じせしめることにより、発電が行われる。
この燃料ガスである水素ガスの生成方法としては、たとえば改質器に、燃料ガス供給手段より天然ガス等の炭化水素を供給するとともに、水供給手段により水蒸気を供給して、天然ガスと水蒸気とを反応させて水素を生成する水蒸気改質法等が知られている。
ここで、改質器に供給される水は、改質器や燃料電池に対して影響が少ない純水を供給することが好ましい。したがって、例えば水道水等より供給される水を、水供給手段により改質器に供給するにあたっては、水道水等に含まれる不純物を除去すべく、各種フィルタを介した後に改質器に供給することが好ましく、そのような水供給方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、家庭用の燃料電池では、改質器での水蒸気改質に使用されるに純水量は少ないため、少ない量の純水を供給できるポンプとしてショットポンプが用いられている(例えば、特許文献2、3参照)。
この特許文献3には、燃料を供給するポンプとしてショットポンプが用いられており、このショットポンプのショット数を制御部にてカウントして制御し、理論的に供給量を制御していた。
特開2005−129334号公報 特開2006−258057号公報 特開2006−294471号公報
ショットポンプは微量な水を供給する際に用いられるが、ごみが詰まったり、エアがショットポンプ内に入り水を押し出すことができない現象、いわゆるエア噛みが発生する虞がある。ごみは、例えば製造時から供給管内部に存在している場合があり、エアは、水処理装置で発生する場合がある。
このようなごみ詰まりや、エア噛みの場合には、制御部から一定時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、現実にはショットポンプが制御部からのショット数でショットすることができず、ショット数指令に対する理論的な水供給量(指令による所定時間当たりのショット回数に1ショット当たりの水量を乗じた値で定義される)よりも実際に流れる水供給量が少なくなり、正確な水供給量を得ることができないという問題があった。これにより、燃料電池の最適運転に影響を与えるという問題があった。
特に、近年の家庭用燃料電池では、1kW以下の発電量であり、家庭の負荷に対して迅速に追従して、かつ最適量の発電が要求されており、そのためには、家庭の負荷に対して燃料電池に最適量の燃料ガス(H)を供給する必要があり、それには、改質器への水供給量を正確に制御する必要があった。
本発明は、実際に供給されている液体供給量を正確に得ることができる液体供給装置及びその運転方法、燃料電池装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
本発明の液体供給装置は、液体を供給源から供給先に供給するショットポンプと、該ショットポンプからの液体の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号から単位時間当たりの液体の供給量を算出する制御部とを具備することを特徴とする。
本発明の液体供給装置の運転方法は、液体を供給源から供給先に供給するショットポンプと、該ショットポンプからの液体の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記供給先への液体の供給量を算出する制御部とを具備し、前記液体流れセンサからの信号が前記制御部に入力され、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき、前記制御部により前記供給先への単位時間当たりの液体の供給量が算出されることを特徴とする。
本発明では、液体を供給すべくショットポンプを駆動すると、実際に流れる液体の間欠流れを液体流れセンサが感知し、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの液体の供給量を算出するため、正確な液体供給量を得ることができる。
即ち、ショットポンプは微量な液体を安価に供給する際に用いられるが、ごみが詰まったり、エアがショットポンプ内に入り液体を押し出すことができない現象、いわゆるエア噛みが発生する虞があり、理論的な液体供給量よりも実際に流れる液体量が少なくなることがあったが、本発明では、実際にショットポンプにより押し出される液体の間欠流れを液体流れセンサが感知するため、いわゆるエア噛み等が生じ、一時的に液体を供給することができない状況が生じたとしても、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの正確な液体供給量を算出することができる。
本発明の燃料電池装置は、燃料電池と、該燃料電池に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器と、該改質器に水を供給するためのショットポンプと、該ショットポンプからの水の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号から単位時間当たりの水の供給量を算出する制御部とを具備することを特徴とする。
本発明の燃料電池装置の運転方法は、燃料電池と、該燃料電池に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器と、該改質器に水を供給するためのショットポンプと、該ショットポンプからの水の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記改質器への水の供給量を算出する制御部とを具備し、前記液体流れセンサからの信号が前記制御部に入力され、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき、前記制御部により前記改質器への単位時間当たりの水の供給量が算出されることを特徴とする。
本発明では、水を供給すべくショットポンプを駆動すると、実際に流れる水の間欠流れを液体流れセンサが感知し、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの正確な水供給量を算出できる。これにより、改質器での水蒸気改質の条件を最適化することができ、発電性能を向上できる。
即ち、ショットポンプは微量な液体を安価に供給する際に用いられるが、ごみが詰まったり、エアがショットポンプ内に入り水を押し出すことができない現象、いわゆるエア噛みが発生する虞があり、理論的な水供給量よりも実際に流れる水量が少なくなることがあったが、本発明では、実際にショットポンプにより押し出される水の間欠流れを液体流れセンサが感知するため、いわゆるエア噛み等が生じ、一時的に水を供給することができない状況が生じたとしても、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの正確な水供給量を算出することができる。
改質器への水供給量を正確に制御することができ、負荷に対して迅速に追従して最適量の発電を行うことができるため、本発明は、特に家庭用の燃料電池装置として好適に用いることができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記制御部からの前記ショットポンプへの単位時間当たりのショット数指令に基づく理論水供給量と、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき前記制御部で算出された単位時間当たりの水供給量との差が一定値以上である場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする。
このような燃料電池装置では、制御部からのショットポンプへの単位時間当たりのショット数指令による理論水供給量と、ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、制御部で算出された単位時間当たりの水供給量との差が一定値以上である場合、言い換えれば、ショットポンプのショット数指令から算出した理論水供給量よりも、実際の水の間欠流れから得られた液体流れセンサの信号から算出した水供給量が一定値以上少ない場合には、ショットポンプにごみが詰まりや、エア噛みが発生したと仮定し、制御部が水供給量異常の信号を発するため、その後の適切な処理、例えば、ショットポンプの検査、修理、取替、或いは燃料電池装置の停止等を迅速に行うことができ、燃料電池装置に与える影響を最小源にすることができる。
さらに、本発明の燃料電池装置は、前記制御部から前記ショットポンプに単位時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、前記液体流れセンサから前記単位時間当たりのショット数指令に対応する信号が前記制御部に入力されない場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする。
通常は、ショットポンプのショット数に対応して、液体流れセンサで間欠流れを感知するはずであるが、上記したように、ごみが詰まりや、エア噛みが発生した場合にはショットポンプが水を押し出せないため、ショットポンプの単位時間当たりのショット数指令に対応する間欠信号が出されない。このような状態になると、制御部が水供給量異常の信号を発するため、その後の適切な処理、例えば、ショットポンプの検査、修理、取替、或いは燃料電池装置の停止等を迅速に行うことができ、燃料電池装置に与える影響を最小源にすることができる。
さらにまた、本発明の燃料電池装置は、前記制御部から前記ショットポンプに単位時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、前記液体流れセンサからの前記単位時間当たりのショット数指令に対応する信号が前記ショット数よりも少ない場合(間欠信号がない場合も含む)には、前記制御部が前記ショットポンプに対して単位時間当たりのショット数を増加するように制御することを特徴とする。
通常は、ショットポンプのショット数に対応して、液体流れセンサで間欠流れを感知するはずであるが、上記したように、ごみが詰まりや、エア噛みが発生した場合にはショットポンプが水を押し出せないため、ショットポンプの単位時間当たりのショット数指令に対応する間欠信号が出されず、ショット数指令よりも液体流れセンサの間欠信号が少なくなる。このような状態になると、制御部がショットポンプに対して単位時間当たりのショット数を増加するように、例えば最大ショット数となるように制御し、ごみが詰まりや、エア噛みが発生した場合でも、ごみやエアと共に水を強制的に押し出すことができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記制御部から前記ショットポンプへの単位時間当たりの増加ショット数指令が一定時間継続した場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする。
制御部がショットポンプに対して単位時間当たりのショット数を一定時間増加させた場合であっても、ショットポンプの単位時間当たりのショット数指令に対応する間欠信号が出されない場合、制御部が水供給量異常の信号を発するため、その後の適切な処理、例えば、ショットポンプの検査、修理、取替、或いは燃料電池装置の停止等を迅速に行うことができ、燃料電池装置に与える影響を最小源にすることができる。
本発明の液体供給装置及びその運転方法は、液体を供給すべくショットポンプを駆動すると、実際に流れる液体の間欠流れを液体流れセンサが感知し、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの液体の供給量を算出するため、正確な液体供給量を得ることができる。
また、本発明の燃料電池装置及びその運転方法は、水を供給すべくショットポンプを駆動すると、実際に流れる水の間欠流れを液体流れセンサが感知し、制御部でショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び液体流れセンサからの信号から、単位時間当たりの正確な水供給量を算出できる。これにより、改質器での水蒸気改質の条件を最適化することができ、発電性能を向上できる。
図1は、本発明の燃料電池装置の構成の一例を示した構成図である。本発明の燃料電池装置は、発電を行なう発電ユニット、熱交換後の湯水を貯湯する貯湯ユニット、これらのユニット間を水が循環するための循環配管から構成されている。
本発明の燃料電池装置は、燃料電池1、天然ガス等を供給する燃料供給装置2、空気等の酸素含有ガスを燃料電池1に供給するための酸素含有ガス供給装置3、燃料ガスと水蒸気により水蒸気改質する改質器4を具備している。
ここで、改質器4に純水を供給する手段である水供給手段Xは、給水管5、給水管5より供給される水を調整する給水電磁弁6、活性炭フィルタ7、逆浸透膜8(以下、RO膜とする)、水タンク9、イオン交換樹脂10、ショットポンプ11、フロースイッチ(液体流れセンサ)25により構成されている。給水電磁弁6、活性炭フィルタ7、RO膜8、水タンク9、イオン交換樹脂10、ショットポンプ11、フロースイッチ25、改質器4はそれぞれ配管にて接続されている。
ショットポンプ11は、例えば、シリンダ内に設けたピストンがモータ駆動又は油圧駆動で上昇する際に水を入口からシリンダ内に吸い込み、ピストンの下降でシリンダの出口から吐出するように構成されており、これにより、配管内の水は間欠的に流れ、また、1ショット当たりの吐出量は、ピストンの移動量で決定されるように構成されている。ショットポンプ11は安価であるため、微少流量の液体を供給する際に好適に用いられている。尚、ショットポンプ11は上記構成に限定されるものではなく、1ショット毎に液体を圧送するものであれば良い。
また、フロースイッチ25は、ショットポンプ11からの水の間欠流れを感知し、信号を発するように構成されている。例えば、流体通路内に、フロートを上下動可能に設け、フロートの周面に磁石を固定するとともに、流体通路の壁に、磁力を検出するホールICを設置してフロースイッチ25が構成されている。このようなフロースイッチ25では、流体通路内に流体が流れていないときには、フロートが下部ストッパによって支持され、その位置に留まっている。この状態では、フロートの磁石による磁力は、ホールICに影響を与えないが、流体通路に流体が流れると、フロートが上方へ移動して、上部ストッパに当接し、その位置に留まるため、フロートの磁石の磁力が、ホールICに作用する。したがって、ホールICで磁力を検出するか否かによって、流体が流体通路内を流れているか否かを確認でき、流体が間欠的に流れる時には、フロースイッチ25は間欠的にON、OFFを繰り返し、間欠信号を発するように構成されている。
尚、液体流れセンサはフロースイッチ25に限定されるものではなく、ショットポンプ11からの水の間欠流れを感知し、信号を発するもの、例えば、フローセンサ、流量計であっても良いが、安価という点からフロースイッチ25が望ましい。
そして、制御部14では、ショットポンプ11による1ショット当たりの吐出量の設定値、及びフロースイッチ25からの間欠信号から、単位時間当たりの水の供給量を算出する。即ち、例えばショットポンプ11からの1ショット当たりの吐出量が0.5ccであり、1分当たりのフロースイッチ25の信号が10回であると、5cc/分が水の供給量となる。
燃料電池1、燃料供給装置2、酸素含有ガス供給装置3、改質器4および水供給手段Xにて、主たる発電部が構成される。
さらに、上記した主たる発電部に加え、燃料電池1にて発電された直流電力を交流電力に切り替え外部負荷に供給するためのパワーコンディショナ12、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)と水とで熱交換する熱交換器13、熱交換器13の出口に設けられ熱交換器13の出口を流れる水(循環水流)の水温を測定するための出口水温センサ15、水を循環させるための循環ポンプ16、循環ポンプ16の運転を制御する制御部14、により発電ユニットが構成されている。
また貯湯ユニットは、熱交換後の湯水を貯湯するための貯湯タンク18を具備して構成されている。
さらに、熱交換器13と貯湯タンク18との間で水を循環させるための循環配管17が設けられており、発電ユニット、貯湯ユニット、循環配管17をあわせて燃料電池装置が構成される。
なお、図中の矢印は、燃料ガス、酸素含有ガス、水の流れ方向を示したものであり、また波線は制御部14に伝送される主な信号経路、または制御部14より伝送される主な信号経路を示している。また、同一の構成については同一の番号を付するものとし、以下同様である。さらに、図示していないが、燃料供給装置2と改質器4の間に、燃料ガスを加湿するための燃料加湿器を設けることも可能である。
ここで、図1に示した燃料電池装置を用いて、本発明の燃料電池装置の運転方法について説明する。
燃料電池1の発電に用いられる改質ガスを得るための改質器4で使用される純水は、給水電磁弁6が開放され、給水管5を通して活性炭フィルタ7に給水される。活性炭フィルタ7を流通した水は、続いてRO膜8を流通して水タンク9に貯水される。水タンク9に貯水された水は、イオン交換樹脂10を流通して精製度の高い水(純水)とされ、ショットポンプ11により改質器4に供給される。
改質器4においては、ショットポンプ11により供給され精製された水と、燃料供給装置2より供給される燃料ガス(被改質ガス)とにより、水蒸気改質を行なう。改質器4にて生成された改質ガスは、燃料電池1に送られ、酸素含有ガス供給装置3より供給される酸素含有ガスと反応して、燃料電池1の発電が行なわれる。そして、燃料電池1の発電で生じた電力は、パワーコンディショナ12を通じて、外部負荷に供給される。
一方、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)は、主に燃料電池1の温度を高めるもしくは維持するために使用されるが、余った排ガスが燃料電池1より熱交換器13に供給される。
熱交換器13に供給された排ガスは、熱交換器13内を流通(循環)する水とで熱交換される。そして熱交換された水(湯水)は、循環配管17を循環して貯湯タンク18に貯湯される。
そして、制御部14が、単位時間当たり所定回のショット数でショットポンプ11を駆動するが、本発明では、実際に流れる水の間欠流れをフロースイッチ25が感知し、間欠信号を制御部14に発し、制御部14でショットポンプ11による1ショット当たりの吐出量の設定値、及びフロースイッチ25からの間欠信号から、単位時間当たりの正確な水供給量を算出できる。これにより、改質器4での水蒸気改質の条件を最適化することができ、発電性能を向上できる。
即ち、ショットポンプ11は、ごみが詰まったり、エアがショットポンプ11内に入り水を押し出すことができない現象、いわゆるエア噛みが発生する虞があり、ショット数に対する理論的な水量よりも実際に流れる水量が少なくなることがあったが、本発明では、実際にショットポンプ11により押し出される水の間欠流れをフロースイッチ25が感知するため、いわゆるエア噛み等が生じ、一時的に水を供給することができない状況が生じたとしても、制御部14でショットポンプ11からの1ショット当たりの吐出量の設定値及びフロースイッチ25からの間欠信号から、単位時間当たりの正確な水供給量を算出することができる。
そして、制御部14からのショットポンプ11への単位時間当たりのショット数指令による理論水供給量と、ショットポンプ11による1ショット当たりの吐出量の設定値、及びフロースイッチ25からの信号から、制御部14で算出された単位時間当たりの水供給量との差が一定値以上である場合には、制御部14が水供給量異常の信号を発する。即ち、フロースイッチ25の間欠信号を用いて制御部14で算出された水供給量が、制御部14からのショットポンプ11への単位時間当たりのショット数指令を用いた理論水供給量よりも一定値以上少ない場合には、ごみが詰まりや、エア噛みが発生したと仮定し、制御部14が水供給量異常の信号を発し、これに基づき、その後の適切な処理、例えば、警告ランプの点灯、ショットポンプ11の検査、修理、取替、或いは燃料電池装置の停止等を迅速に行うことができ、燃料電池装置に与える影響を最小源にすることができる。
また、単位時間当たりの理論水供給量と実際の水供給量の差を算出して制御する方法に代えて、制御部14からショットポンプ11に単位時間当たりのショット数指令が出されている場合に、フロースイッチ25から単位時間当たりのショット数指令に対応する間欠信号が制御部14に入力されない場合には、制御部14が水供給量異常の信号を発するようにすることもできる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。例えば、上記形態では、燃料電池装置の場合について説明したが、本発明では、他の液体の供給装置として、本発明の液体供給装置を適用しても良いことは勿論である。
尚、上記形態では、実際の水供給量が理論水供給量よりも一定値以上少ない場合には、制御部14が水供給量異常の信号を発する運転方法について説明したが、制御部14からショットポンプ11に単位時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、フロースイッチ25から単位時間当たりのショット数指令に対応する間欠信号がショット数よりも少ない場合(間欠信号がない場合も含む)には、制御部14がショットポンプ11に対して単位時間当たりのショット数を増加するように制御する。例えば最大ショット数となるように制御することにより、ごみが詰まりや、エア噛みが発生した場合でも、ごみやエアと共に水を強制的に押し出すことができる。
この場合に、制御部14からショットポンプ11に単位時間当たりの増加ショット数指令、例えば最大ショット数指令が一定時間継続した場合には、制御部14が水供給量異常の信号を発する。一定時間以上最大ショット数で稼働した場合でも、ごみやエアと共に水を強制的に押し出すことができないため、制御部が水供給量異常の信号を発し、その後の適切な処理、例えば、ショットポンプの検査、修理、取替、或いは燃料電池装置の停止等を迅速に行うことができ、燃料電池装置に与える影響を最小源にすることができる。
本発明の燃料電池装置を示す構成図である。
符号の説明
1:燃料電池
4:改質器
11:ショットポンプ
14:制御部
25:フローセンサ(液体流れセンサ)

Claims (8)

  1. 液体を供給源から供給先に供給するショットポンプと、該ショットポンプからの液体の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号から単位時間当たりの液体の供給量を算出する制御部とを具備することを特徴とする液体供給装置。
  2. 液体を供給源から供給先に供給するショットポンプと、該ショットポンプからの液体の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記供給先への液体の供給量を算出する制御部とを具備し、前記液体流れセンサからの信号が前記制御部に入力され、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき、前記制御部により前記供給先への単位時間当たりの液体の供給量が算出されることを特徴とする液体供給装置の運転方法。
  3. 燃料電池と、該燃料電池に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器と、該改質器に水を供給するためのショットポンプと、該ショットポンプからの水の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号から単位時間当たりの水の供給量を算出する制御部とを具備することを特徴とする燃料電池装置。
  4. 前記制御部からの前記ショットポンプへの単位時間当たりのショット数指令に基づく理論水供給量と、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき前記制御部で算出された単位時間当たりの水供給量との差が一定値以上である場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする請求項3記載の燃料電池装置。
  5. 前記制御部から前記ショットポンプに単位時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、前記液体流れセンサから前記単位時間当たりのショット数指令に対応する信号が前記制御部に入力されない場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする請求項3記載の燃料電池装置。
  6. 前記制御部から前記ショットポンプに単位時間当たりのショット数指令が出されているにもかかわらず、前記液体流れセンサからの前記単位時間当たりのショット数指令に対応する信号が前記ショット数よりも少ない場合には、前記制御部が前記ショットポンプに対して単位時間当たりのショット数を増加するように制御することを特徴とする請求項3記載の燃料電池装置。
  7. 前記制御部から前記ショットポンプへの単位時間当たりの増加ショット数指令が一定時間継続した場合には、前記制御部が水供給量異常の信号を発することを特徴とする請求項6記載の燃料電池装置。
  8. 燃料電池と、該燃料電池に燃料ガスを供給すべく水蒸気改質を行う改質器と、該改質器に水を供給するためのショットポンプと、該ショットポンプからの水の間欠流れを感知し、信号を発する液体流れセンサと、前記改質器への水の供給量を算出する制御部とを具備し、前記液体流れセンサからの信号が前記制御部に入力され、前記ショットポンプによる1ショット当たりの吐出量の設定値及び前記液体流れセンサからの信号に基づき、前記制御部により前記改質器への単位時間当たりの水の供給量が算出されることを特徴とする燃料電池装置の運転方法。
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