JP5178019B2 - 燃料電池装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水蒸気改質により生成された改質ガスにより発電を行なう燃料電池装置に関する。
近年、次世代エネルギーとして、水素ガスと酸素含有ガス(通常、空気である)とを用いて電力を得ることができる燃料電池と、この燃料電池を稼動するための補機類とを外装ケースに収納してなる燃料電池装置およびその運転方法が種々提案されている。
ここで、燃料電池の発電に必要な水素の生成方法の1つとして水蒸気改質法があるが、この水蒸気改質を用いる燃料電池装置は、燃料ガス(水素ガス)を生成するための改質器、水道水等を処理して純水を生成する水処理装置、処理した水を一時的に貯水するための水タンク、水を供給するための水供給管および給水弁等を具備する。そして、改質器に供給するための水が、水供給管を流れていることを検知するために、例えば、水タンクと改質器とを接続する水供給管に、流量センサを具備する燃料電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また一般に、水タンクに貯水される水量は、給水弁を制御することにより調整される。具体的には、水タンクに貯水される水の水位が所定の水位を下回った場合には、給水弁を開くよう制御することにより水タンクに水を貯水し、一方、水タンクの水位が所定の水位を超えた場合には、給水弁を閉じるよう制御することにより、水タンクへの水の供給が過剰となり水タンクから水がオーバーフローすることを抑制でき、あわせて改質器に供給する水を処理するための水処理装置の寿命を長くすることができる。
特開2005−259586号公報
しかしながら、例えば、給水弁にゴミ等が挟まっている場合や、給水弁が故障している場合には、給水弁を閉じる制御を行なっても、給水弁を完全に閉じることができず、引き続き水タンクへ水が供給され、水タンクから水がオーバーフローするといった問題や、給水弁と水タンクの間に配置される水処理装置の寿命が短くなるといったおそれがあった。それゆえ、本発明は給水弁の故障を容易に検知することができる燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明の燃料電池装置は、燃料電池と、該燃料電池に供給される改質ガスを生成するために水蒸気改質を行なう改質器と、該改質器に水を供給するための水供給管と、該水供給管に設けられ該水供給管に供給される水量を調整するための給水弁と、前記改質器に供給される水を処理するための水処理装置と、前記改質器に供給する水を貯水するための水タンクと、該水タンクの水位に基づき前記給水弁の開閉を制御する制御装置とを具備する燃料電池装置において、前記水処理装置が活性炭フィルタ装置および逆浸透膜装置を具備して構成され、前記給水弁、前記活性炭フィルタ装置、前記逆浸透膜装置、前記水タンクお
よび前記改質器がこの順で前記水供給管により接続されるとともに、該水供給管の一端が前記水タンクの上面に接続されており、前記水供給管の前記水タンクとの接続部に前記導電率センサが設けられていることを特徴とする。
このような燃料電池装置においては、水タンクの水位に基づき制御装置により給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に、導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合には、給水弁が完全に閉じられていない(故障している)ことが分かる。
それゆえ、給水弁の故障を容易に検知することができることから、水タンクから水がオーバーフローすることを抑制できるとともに、水処理装置で処理される水の量を減らすことができることから、給水弁と水タンクの間に配置される水処理装置の寿命を長くすることができる。また、水供給管の一端が水タンクの上面に接続されており、水供給管の水タンクとの接続部に導電率センサが設けられていることから、水供給管を流れる水は、水供給管より流れ落ちて水タンクに供給される。それゆえ、水供給管を流れる水が水供給管に残ったまま水タンクに供給されないといったことを抑制することができる。そして、水供給管の水タンクとの接続部に、導電率センサを設けることにより、水供給管より水が流れ落ちる場合にのみ導電率センサが反応することとなる。したがって、給水弁を閉じた後、導電率センサが水の流れを検知した場合には、給水弁が完全に閉じられていないことが分かり、給水弁の故障を容易に検知することができる。
また、本発明の燃料電池装置は、前記制御装置は前記給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に前記導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合に、前記給水弁の開閉を連続して繰り返すように制御することが好ましい。
このような燃料電池装置においては、給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合、給水弁が故障していると判断することができるが、給水弁の故障には、給水弁にゴミが挟まっていることにより、給水弁が完全に閉じられないといった故障の場合がある。この場合に、給水弁の開閉を連続して繰り返すように制御することで、給水弁に挟まっているゴミを除去することができる場合がある。
したがって、給水弁の開閉を連続して繰り返した後、導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知しない場合には、この故障が回避され(ゴミが除去できた)、また導電率センサの情報に基づいて水の流れを引き続き検知する場合には、給水弁が故障していることが分かる。
また、本発明の燃料電池装置は、さらに警報装置を備え、前記制御装置は、前記給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に前記導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合に、前記警報装置を介して警報するように制御することが好ましい。
このような燃料電池装置においては、制御装置が給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に導電率センサからの情報に基づいて継続して水の流れを検知した場合は、給水弁が故障していることが分かる。
そしてこの場合に、制御装置は、警報装置を介して警報するように制御されることから、給水弁の故障を容易に検知することができる。
本発明の燃料電池装置は、水供給管の一端が水タンクの上面に接続されており、水供給管の水タンクとの接続部に導電率センサが設けられていることから、給水弁の故障を容易に検知することができる。
図1は、燃料電池装置の構成の一例を示した構成図である。図1に示す燃料電池装置は、発電を行なう発電ユニット、熱交換後の湯水を貯湯する貯湯ユニット、これらのユニット間を水が循環するための循環配管から構成されている。
図1に示す燃料電池装置は、燃料電池1、天然ガス等の被改質ガスを供給する被改質ガス供給手段2、酸素含有ガスを燃料電池1に供給するための酸素含有ガス供給手段3、燃料ガスと水蒸気により水蒸気改質する改質器4を具備している。
ここで、改質器4に純水を供給する手段である水供給手段Xは、改質器4に水を供給するための水供給管5と、水供給管5に設けられ水供給管5に供給される水量を調整するための給水弁6と、水供給管5より供給された水を浄化するための活性炭フィルタ装置7および逆浸透膜装置8(以下、RO膜装置とする)と、浄化された水を純水にするためのイオン交換樹脂装置9と、水タンク10と、水ポンプ11とから主に構成され、これらの装置が水供給管5により順に接続されている。なお、活性炭フィルタ装置7およびRO膜装
置8を水処理装置と称し、以降、水処理装置と称する場合には、これらの装置を示す。さらに、給水弁6と水タンク10との間の水供給管5に、水供給管5を流れる水を検知するめの水流れセンサ19が設けられている。また、図1においては、水流れセンサ19を、イオン交換樹脂装置9と水タンク10を接続する水供給管5に設けた例を示し、以降の説明においては水流れセンサ19を水供給管5に設けた例を用いて説明する。
そして燃料電池1、被改質ガス供給装置2、酸素含有ガス供給手段3、改質器4および水供給手段Xにて、主たる発電部が構成される。
さらに、上記した主たる発電部に加え、燃料電池1にて発電された直流電力を交流電力に切り替え外部負荷に供給するためのパワーコンディショナ12、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)と水とで熱交換する熱交換器13、熱交換器13の出口に設けられ熱交換器13の出口を流れる水(循環水流)の水温を測定するための出口水温センサ15、水を循環させるための循環ポンプ16、循環ポンプ16の運転を制御する制御装置14、により発電ユニットが構成されている。なお、制御装置14については後述する。
また貯湯ユニットは、熱交換後の湯水を貯湯するための貯湯タンク18を具備して構成されている。
さらに、熱交換器13と貯湯タンク18との間で水を循環させるための循環配管17が設けられており、発電ユニット、貯湯ユニット、循環配管17をあわせて燃料電池装置が構成される。
なお、図中の矢印は、燃料ガス、酸素含有ガス、水の流れ方向を示したものであり、また破線は制御装置14に伝送される主な信号経路、または制御装置14より伝送される主な信号経路を示している。また、同一の構成については同一の番号を付するものとし、以下同様である。さらに、図示していないが、被改質ガス供給手段2と改質器4の間に、被改質ガスを加湿するための被改質ガス加湿器を設けることも可能である。
また、燃料電池1としては、各種燃料電池が知られているが、燃料電池装置を小型化する上で、固体電解質(酸化物)形燃料電池とすることができる。それにより、燃料電池のほか、燃料電池の動作に必要な補機類を小型化することができ、燃料電池装置を小型化することができる。またあわせて、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
さらに、本発明の燃料電池装置は、水蒸気改質を行なう燃料電池装置において有用であり、なかでも、例えば燃料電池1の上方に、水蒸気改質を行なうための改質器4を配置し、燃料電池1の燃料ガスで改質器4を加熱する固体電解質(酸化物)形燃料電池において最適となる。
ここで、図1に示した燃料電池装置を用いて、燃料電池装置の運転方法について説明する。
燃料電池1の発電に用いられる改質ガスを得るための改質器4で使用される水(純水)は、水供給手段Xを構成する給水弁6が開放され、水供給管5を通して活性炭フィルタ装置7に給水される。活性炭フィルタ装置7にて処理された水は、続いてRO膜装置8に給水される。RO膜装置8にて処理された水は、続いてイオン交換樹脂装置9に給水・処理され純水が生成される。イオン交換樹脂装置9にて生成された純水は水タンク10に貯水され、水ポンプ11により改質器4に供給される。
改質器4においては、水ポンプ11により供給された純水と、被改質ガス供給手段2より供給される被改質ガスとにより、水蒸気改質を行なう。改質器4にて生成された改質ガス(燃料ガス)は、燃料電池1に供給され、酸素含有ガス供給手段3より供給される酸素含有ガスと反応して、燃料電池1の発電が行なわれる。そして、燃料電池1の発電で生じた電力は、パワーコンディショナ12を通じて、外部負荷に供給される。
一方、燃料電池1の発電により生じた排ガス(排熱)は、主に燃料電池1の温度を高めるもしくは維持するために使用された後、排ガスが燃料電池1より熱交換器13に供給される。
熱交換器13に供給された排ガスは、熱交換器13内を流通(循環)する水とで熱交換される。そして熱交換された水(湯水)は、循環配管17を循環して貯湯タンク18に貯湯される。
ところで、水タンク10に貯水される水量は、制御装置14にて給水弁6を制御することにより調整される。具体的には、改質器4での水蒸気改質に伴い、水タンク10の水量が減少し、水タンク10に貯水される水の水位が所定の水位を下回った場合、その情報が制御装置14に伝送される。続いて、制御装置14は給水弁6を開く信号を給水弁6に伝送し、給水弁6が開かれ、水供給管5に水(水道水等)が供給される。
一方、給水弁6より供給され、水処理装置にて処理された水は水タンク10に貯水される。ここで、水タンク10の水位が所定の水位を超えた(上回った)場合には、その情報が制御装置14に伝送される。続いて、制御装置14は給水弁6を閉じる信号を給水弁6に伝送し、給水弁6が閉じられることとなる。それにより、水タンク10への水の供給が過剰となり水タンク10から水がオーバーフローすることを抑制できるとともに、必要量の水だけを水処理装置にて処理するため、水処理装置の寿命を長くすることができる。
しかしながら、例えば給水弁6にゴミ等が挟まっている場合や、給水弁6が故障している場合には、制御装置14により給水弁6を閉じる制御を行なった場合でも、給水弁6を完全に閉じることができない場合がある。この場合、給水弁6より継続して水が供給されることから、水タンク10から水がオーバーフローする、また水処理装置の寿命が短くなるというおそれがある。したがって、給水弁6にゴミが挟まっていることや、給水弁6が故障していること(以下、ゴミが挟まっていることも含めて故障と称す)を、容易に検知(認識)できることが好ましい。
そこで、図1においては、給水弁6と水タンク10との間の水供給管5に、水供給管5を流れる水を検知するための水流れセンサ19を設ける。
それにより、水タンク10の水位が所定の水位を超えることにより、制御装置14により給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に、水流れセンサ19が水供給管5を流れる水を検知した場合には、給水弁6が完全に閉じられていない(故障している)ことが分かる。なお、水流れセンサ19の情報は、モニタ等(図示せず)に表示されるようになっている。
なお、給水弁6の故障を判断するにあたっては、給水弁6を閉じた後、一定時間経過後に水流れセンサ19が水の流れを検知した場合に、給水弁6が故障していると判断することが好ましい。給水弁6を閉じた後、一定時間の間は、給水弁6を閉じる以前に供給された水が、各水処理装置を継続して流れるため、給水弁6の故障を正確に判断できない場合があるためである。なおここで、一定時間とは、水流れセンサの配置場所や水供給管5の口径や各水処理装置の処理能力等により適宜設定することができるが、例えば、水流れセンサ19を活性炭フィルタ装置7とRO膜装置8とを接続する水供給管5に設ける場合においては、3〜5分後とすることができる。
それにより、給水弁6の故障を容易に認識することができることから、水タンク10から水がオーバーフローすることを抑制できるとともに、給水弁6と水タンク10の間に配置される水処理装置の寿命を長くすることができる。
なお、給水弁6としては、各種の弁を用いることができるが、例えば電磁弁や、エア駆動バルブ等を用いることができる。
図2は、水供給手段Xにおける各装置が、給水弁6、活性炭フィルタ装置7、RO膜装置8、水タンク10、イオン交換樹脂装置9が、改質器4に向けて順次、水供給管5で接続されており、また燃料電池1の発電により生じた排ガスを、熱交換器13内を流通する水とで熱交換する際に生じる凝縮水を、凝縮水供給管20により水タンク10に供給する場合を示している。
この場合においては、燃料電池1の発電により生じた排ガスより凝縮水を回収して水タンク10に供給(回収)することから、水を有効に活用することができる。
また、水供給手段Xにおける各装置を、給水弁6、活性炭フィルタ装置7、RO膜装置8、水タンク10、イオン交換樹脂装置9の順に設けたことから、回収された凝縮水は、水処理装置であるイオン交換樹脂装置9により処理された後、改質器4に供給される。それゆえ、凝縮水を回収し再利用する場合であっても、改質器4に対して純水を供給することができる。
なお、凝縮水を回収するにあたり、図2においては熱交換器13内を流通する水とで熱交換する場合を示したが、凝縮水を回収することができれば、他の方法を用いてもよく、例えば、熱交換器13に放熱器や冷却装置等を設けて、凝縮水を得ることができるようにしてもよい。
ここで、本発明において水流れセンサ19としては、水供給管5を流れる水を検知できるものであれば特に制限はないが、導電率センサを用いることが好ましい。なお、以降の説明において、導電率センサを示すにあたり、水流れセンサと同一符号を用いるものとする。
例えば、水流れセンサ19を導電率センサ19とした場合、水供給管5を流れる水を検知することができることから、給水弁6の故障を検知することができるとともに、水供給管5を流れる水の導電率を測定することができる。
したがって、例えば図2において、活性炭フィルタ装置7とRO膜装置8とを接続する水供給管5に導電率センサを設けた場合、活性炭フィルタ装置7にて処理された後の水の導電率を測定できることから、活性炭フィルタ装置7にて処理された水の導電率が、予め設定された導電率の範囲外となった場合には、活性炭フィルタ装置7が寿命となっていることを判断することができる。また、RO膜装置8と水タンク10とを接続する水供給管5に導電率センサ19を設けた場合に、RO膜装置8にて処理された後の水の導電率が、予め設定された導電率の範囲外となった場合には、活性炭フィルタ装置7もしくはRO膜装置8の少なくとも一方が寿命となっていることを判断することができる。
ちなみに、導電率センサ19を給水弁6と活性炭フィルタ装置7とを接続する水供給管5に設けた場合には、給水弁6の故障を精度よく検知することができる。すなわち、制御装置14により給水弁6を閉じる制御を行なった後、給水弁6と活性炭フィルタ装置7とを接続する水供給管5中の水は、活性炭フィルタ装置7に供給される。それゆえ、水供給管5中に水が存在せず、導電率センサ19は導電率を測定できないこととなる。したがって、給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過した後、導電率センサ19が導電率を測定した場合には、給水弁6が故障していると判断することができる。
したがって、水流れセンサ19を導電率センサ19とするとともに、制御装置14により給支弁6を閉じて一定時間経過した後、導電率センサ19が導電率を測定する場合には、給水弁6が故障していると判断することができ、導電率センサ19の配置場所によっては、各水処理装置の寿命を判断することができる。
図3は、水供給手段Xを抜粋して示し、RO膜装置8と水タンク10を接続する水供給管5の一端が、水タンク10の上面に接続されており、水供給管5の水タンク10の上面との接続部に、水流れセンサ(導電率センサ)19が設けられていることを示す。なお水供給管5の水タンク10の上面との接続部とは、接続部の近傍(水供給管5の水が流れ落ちるように構成されている水供給管5の部分)も含み、以下同様である。
なお図3において、水タンク10には、水タンク10の水位を検知する水位検知装置としてフロートスイッチ21が設けられている。フロートスイッチ21により水タンク10の水位情報が制御装置14(本図では図示せず)に伝送され、その水位情報に基づき制御装置14が給水弁6を開閉するよう制御し、水タンク10の貯水量が一定の範囲となるよう制御される。なお、図3において示すフロートスイッチ21は、1つのフロートスイッチ21にて水タンク10の水位の上限水位と下限水位を検知することができるフロートスイッチ21を示したが、例えば、上限水位または下限水位の一方を検知することができるフロートスイッチを2個設けて、水タンク10の水位を検知することもできる。またフロートスイッチ以外にも、例えば、電極式のセンサ(電極センサ)や水タンクの重さを計る重量計や水量による圧力変化より計測する圧力計、LEDなどによる光センサ等を用いることもできる。
ここで、RO膜装置8と水タンク10とを接続する水供給管5の一端は水タンク10の上面に接続されていることから、水供給管5を流れる水量が少量の場合であっても、水供給管5を流れる水は水供給管5より流れ落ちる(自然落下する)ことで、水タンク10に水が貯水される。
ここで、例えば水供給管5の一端が水タンク10の側面等に接続されている場合は、水供給管5中の水が水タンク10に供給されずに水供給管5に残る場合がある。この場合、導電率センサ19が水供給管5に残った水の導電率を測定する場合があり、その場合に給水弁6の故障を検知できないおそれがある。
本発明においては、水供給管5の一端を水タンク10の上面に接続するとともに、水供給管5の水タンク10との接続部に、水流れセンサ(導電率センサ)19が設けられていることにより、水供給管5を流れる水が水タンク10に流れ落ちた場合にのみ導電率センサ19が反応することとなり、給水弁6の故障をより正確に検知することができる。
したがって、フロートスイッチ21にて検知された水タンク10の上限水位の情報が、制御装置14に伝送され、給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に導電率センサ19が導電率を測定した場合に、給水弁6が故障していることが分かる。
なお、RO膜装置8と水タンク10とを接続する水供給管5は、水供給管5を流れる水が、水タンク10に流れ落ちる(自然落下する)ように接続されていればよく、RO膜装置8と水タンク10との間で、湾曲したり屈曲したりしてもよい。また、水供給管5の他端は、RO膜装置8の上面や底面等、任意に接続することができる。
ところで、制御装置14は、給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に水流れセンサ19からの情報に基づいて水の流れを検知した場合に、給水弁6の開閉を連続して繰り返すよう制御することが好ましい。
給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に水流れセンサ19の情報に基づいて水の流れを検知した場合、給水弁6が故障していると判断することができるが、その場合に、例えば給水弁6にゴミが挟まっていることにより、給水弁6を閉じることができない場合がある。
この場合に、給水弁6の開閉を連続して数回繰り返すよう制御することで、ゴミを除去することができる場合がある。
したがって、給水弁6の開閉を連続して繰り返した後、水流れセンサ19の情報に基づいて水の流れを検知しない場合には、給水弁6に挟まっていたゴミが除去されたことが分かり、また水流れセンサ19に基づいて水の流れを引き続き検知する場合には、給水弁6が故障して完全に閉じられていないことが分かる。
そして、警報装置(図示せず)を備え、制御装置14は給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に水流れセンサ19の情報に基づいて水の流れを検知した場合に、警報装置を介して警報するように制御する。すなわち、給水弁6に故障が生じている場合に、警報装置が警報を発することから、給水弁6の故障を容易に認識することができる。
ここで警報装置としては、例えば、給水弁6に故障が生じた場合に音を鳴らすブザーや、給水弁6の故障を示す表示機器、さらには給水弁6が故障していることを携帯電話やパソコンなどのメールに送信する機器等を、適宜選択して使用することができる。
また、警報を発する場合において、制御装置14は給水弁6を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に、水流れセンサ19の情報に基づいて水の流れを検知した場合に警報を発するが、この一定時間とは、単に給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間とすることもできるが、例えば、前述したような給水弁6の開閉を連続して繰り返した後、一定時間とすることが好ましい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
例えば、本発明において水流れセンサは、給水弁と水タンクとの間の水供給管に設けることとして説明したが、例えば、給水弁と水タンクの間の各装置の出口や入口等に設けることも可能である。
例えば、上記において、給水弁6と水タンク10とを接続する水供給管5に水流れセンサ(導電率センサ)19を1つ設けた例を示したが、複数の導電率センサ19を設けることも可能である。この場合、例えば、水供給手段Xにおける各装置を、給水弁6、活性炭フィルタ装置7、RO膜装置8、水タンク10、イオン交換樹脂装置9の順に設けるとともに、活性炭フィルタ装置7とRO膜装置8との間、およびRO膜装置8と水タンク10との間、さらには水タンク10とイオン交換樹脂装置9との間に導電率センサ19を設けた場合には、活性炭フィルタ装置7、RO膜装置8およびイオン交換樹脂装置9の各水処理装置の寿命を判断することができる。
また、導電率センサ19を、水タンク10の水供給管5との接続部に設けることもできる。
料電池装置の構成を示す構成図である。 料電池装置の他の構成の一例を示すもので、燃料電池の排ガスを熱交換した際に生じる凝縮水を水タンクに供給することを示す構成図である。 本発明の燃料電池装置の構成の一部を示し、水供給手段Xの構成を抜粋して示す構成図である。
符号の説明
1:燃料電池
2:燃料供給装置
3:酸素含有ガス供給装置
4:改質器
5:水供給管
6:給水弁
7:活性炭フィルタ装置
8:RO膜装置
9:イオン交換樹脂装置
10:水タンク
11:水ポンプ
14:制御装置
19:水流れセンサ
20:凝縮水供給管

Claims (3)

  1. 燃料電池と、該燃料電池に供給される改質ガスを生成するために水蒸気改質を行なう改質器と、該改質器に水を供給するための水供給管と、該水供給管に設けられ該水供給管に供給される水量を調整するための給水弁と、前記改質器に供給される水を処理するための水処理装置と、前記改質器に供給する水を貯水するための水タンクと、該水タンクの水位に基づき前記給水弁の開閉を制御する制御装置とを具備する燃料電池装置において、前記水処理装置が活性炭フィルタ装置および逆浸透膜装置を具備して構成され、前記給水弁、前記活性炭フィルタ装置、前記逆浸透膜装置、前記水タンクおよび前記改質器がこの順で前記水供給管により接続されるとともに、該水供給管の一端が前記水タンクの上面に接続されており、前記水供給管の前記水タンクとの接続部に前記導電率センサが設けられていることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記制御装置は前記給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に、前記導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合に、前記給水弁の開閉を連続して繰り返すように制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. さらに警報装置を備え、前記制御装置は、前記給水弁を閉じる制御を行なった後、一定時間経過後に前記導電率センサからの情報に基づいて水の流れを検知した場合に、前記警報装置を介して警報するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池装置。
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