JP2008158901A - 通帳取扱装置 - Google Patents

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Tomonori Takai
智則 高井
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Abstract

【課題】通帳を検知する通帳検知センサ部と通帳との間隔がひらいたことで通帳を検知できなく、正確な通帳冊数を計数できなくなることを防止するための手段を提供する。
【解決手段】通帳カセット部15と、通帳上をその厚さ方向に移動しつつ、各通帳に光を照射してその反射光の強さに応じた出力値から通帳を検知する通帳検知センサ部26とを備え、ガイドローラ29を通帳検知センサ部26に取り付け、ガイドローラ29が通帳上を転がることで、通帳検知センサ部26と通帳との間隔を一定に保つことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、金融機関において使用される通帳に印字を行い、スタッカ内に格納されている通帳の残数を計数して管理する通帳取扱装置に関する。
従来の通帳取扱装置は、通帳冊数の計数を行う場合にフォトリフレクタ等の検知センサを通帳スタッカ内で通帳の厚み方向に一直線に移動させ、その検知センサで発光素子の光が通帳に当たって反射した際の反射光を受光素子で受光すると共に出力に変換し、その出力が予め定めたスライスレベルを超えた回数を計数することによって通帳の冊数を認識している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平08−77268号公報(段落「0033」−段落「0037」、第5図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、通帳の収納時に係員が通帳を揃えた状態にしても、収納された通帳が湾曲する等によって通帳の背部が通帳スタッカ内で必ずしも平らに揃わなくなることがあり、このような場合に検知センサとの間隔が空いてしまうと反射光を変換して得られた出力の値が小さくなってしまい、反射光の出力がスライスレベルを超えず通帳を検知できなくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、通帳を格納するカセットと、該カセットに格納されている通帳上をその厚さ方向に移動しつつ、各通帳に光を照射してその反射光の強さに応じた出力値から通帳を検知する検知センサとを備えた通帳取扱装置において前記検知センサを通帳側へ移動させる移動手段を設けたことを特徴とする。
これにより、本発明は、検知センサを通帳側に移動させることで、通帳と検知センサとの間隔が空いてしまうことで検知センサが十分な出力の値が得られずに通帳を検知できなくなってしまうことを防止し、確実に通帳を検知できるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による通帳取扱装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の通帳取扱装置を示すブロック図である。
図1において、1は通帳取扱装置である。
2は制御部であり、記憶部3に格納されている制御プログラムに従って通帳取扱装置1の各部を制御する。
3は記憶部であり、通帳カセット部17に格納した通帳の冊数を記憶する冊数記憶領域が確保され、制御部2が実行する制御プログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部2による処理結果等を格納する他、通帳冊数計数を行う際に後述する通帳検知センサ部26から得られる出力のスライスレベルを格納する。
4はモータ駆動回路であり、後述する通帳検知センサ部26を移動させるためのモータ等の駆動源を駆動する動作指示を制御部2から受け、その駆動源に駆動電力を供給する。
5は出力判定回路であり、通帳検知センサ部26の出力を判定することにより、通帳検知センサ部26が通帳の上を通過したことを検出する機能を有する。
6は表示操作部であり、CRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等の表示部と、表示部上に配置したタッチパネル等の入力部により構成され、通帳発行処理等の各種処理におけるオペレータの操作を誘導するメッセージを配した画面やそのための入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっており、入力された情報の表示等も行うようになっている。
図2は実施例1の通帳取扱装置を示す構成図である。
図2において、8は通帳発行口であり、後述する通帳カセット部16から繰出された通帳を外部に発行する機能を有する。
9は搬送路であり、対向配置されたローラあるいはベルト等により構成され、通帳や証書を挟持して搬送する。
10は印字部であり、通帳や証書等の媒体に印字を施すための印字ヘッドやインクリボンを備え、媒体印字を行う機能を有する。
11は磁気情報読書部であり、通帳に設けられた磁気ストライプの情報を読取る機能を有する他、磁気ストライプに情報を書込んで記録する機能を有する。
13は改頁部であり、通帳の頁めくりを自動で行う機能を有する。
14は印字済行検出部であり、CCDラインセンサ等の光学センサによって通帳に印字されている頁マークおよび既に印字が行われた印字済行を読み取る機能を有する。
15は証書カセット部であり、顧客に発行する新しい証書を水平にして重ねて格納し、オペレータが証書を補充する際に取り外せるように着脱可能に構成され、図示しない繰出機構によって証書一枚ずつ繰出す機能を有する。
証書カセット部15には、収納している証書の枚数を計数するための証書検知センサ16が備えられ、この証書検知センサ16を証書カセット部15内で上下方向に移動させることによって格納された証書を検知していき、その検知回数を計数することによって証書の枚数を計数している。
17は通帳カセット部であり、顧客に発行する通帳を格納し、オペレータが通帳を補充する際には取り外せるように着脱可能に構成される。
通帳カセット部17は、図1に示すように印字部12、改頁部13、印字済行検出部14の下方に設けられたスペースに上下方向に2列に並べられて設置されている。
証書カセット部15は2列に並んでいる通帳カセット部17の内、片方の列の最下部に配されているものとする。
なお、証書カセット部15および通帳カセット部17の配置は上述したものに限るものでないことは言うまでもない。
18はキャリアであり、2列に並んだ通帳カセット部17の列間を上下移動するように設置されており、証書または通帳が繰出される際に、当該証書または通帳を繰出す証書カセット部15の繰出口15aまたは通帳カセット部17の繰出口17aの近傍に位置して繰出された証書または通帳を受け取り、搬送路11と接続する位置まで上昇して受け取った証書または通帳を搬送路11に送り出す機能を有する。
そのため、図1に示す通帳取扱装置1の右列に併設された証書カセット部15と通帳カセット部17はキャリア18が上下移動する経路に近い側、つまり左側に繰出口15a、17aが設けられ、左列に併設された通帳カセット部17は上記経路に近い右側に繰出口
17aが設けられている。
19は取込部であり、繰出された証書や通帳の内、印字ミス等によって発行不可となったものを取り込んで集積する。
ここで、図3は実施例1の通帳カセット部の内部を示す構成図である。
図3に示すように、通帳カセット部17に格納される通帳は、斜めにした状態で背部を上方に向けた状態で格納され、バネが取り付けられた通帳押さえ板20によって後述する識別板30側へ押圧している。
図3において、21はセンサ移動機構であり、通帳カセット部16内の通帳より上方で、かつ通帳の厚み方向の両端部に設置されたプーリ22a、22bと、無端状のベルト23と、ベルト23と格納されている通帳間でベルト23に沿って配されたガイドシャフト24、ガイドシャフト24が挿通する孔を有するガイドブロック25等によって構成され、ガイドブロック25にガイドシャフト24を挿通させることによってガイドブロック25の移動をガイドするようになっている。
ベルト23は、プーリ22a、22bに巻き掛けられている。このベルト23の一部にガイドブロック25が取り付けられており、図示しないモータを駆動源としてプーリ22a、22bの一方を回転駆動することによりベルト23は正逆方向に移動し、ガイドブロック25を通帳の厚み方向に往復移動させることができる。
26は通帳検知センサ部であり、例えばフォトリフレクタのような光学式センサであって発光ダイオード等の発光素子26aとフォトリフレクタ等の受光素子26bを備えており、発光素子26aからの光が通帳等に当った反射光を受光素子26bで受光して出力信号に変換する機能を有し、アーム27を介してガイドブロック25に取り付けられていることから、センサ移動機構21によってガイドブロック25と共に移動する。
発光素子26aと受光素子26bには、レンズが取り付けられていることで、通帳検知センサ部26で最も強い反射光を受光できる焦点位置が決められており、通帳検知センサ部26の配置はその焦点位置等が考慮されて決められる。
なお、発光素子26aからの光の強度及び性質は定常としておくものとする。
アーム27はガイドブロック25に対して回転支点27aを介して回転可能に取り付けられており、これによってアーム27に取り付けられた通帳検知センサ部26は回転支点27aを中心に上下方向に回転可能となる。
なお、上記ガイドブロック25にはアーム27の下方向への回転を規制するためのストッパ28が設けられている。そのため通帳検知センサ部26の下方への回転は、アーム27がストッパ28に当接する位置までとなる。
29はガイドローラであり、通帳検知センサ部26の下部に取り付けられ、通帳検知センサ部26が通帳の上方を移動する際に通帳の背部を転がるローラであり、図3の一点鎖線に示す仮想面上に沿って転がる。
この仮想面は、格納された複数の通帳背部の頂点を繋いでいくことによって想定されるガイドローラ29の移動面であり、通帳背部の高さが均一に揃っていれば平らとなるが、通帳が湾曲してしまった場合にはその前後の通帳も影響を受けて湾曲してしまい、そのような通帳が集まると全体的に背部が下がり、図3に示すような波状となってしまうことがある。
回転支点27aを中心に上下方向に回転する通帳検知センサ部26は、仮想面上を転がるガイドローラ29と共に通帳背部の高さに合わせて上下方向に動くので、図3に示す通帳の背部との間隔dが一定に保たれる。
そのため、ガイドローラ29は通帳検知センサ部26を通帳と一定の間隔を保つように移動させる移動手段として機能する。
なお、上述したアーム27がストッパ28に当接した状態では、ガイドローラ29は通帳の背部よりも低くなるように位置しているものとする。
30は識別板であり、上述したキャリア18に通帳を繰出すための図示しない繰出ローラが通帳に当接するようにその一部が切り欠かれている。
なお、上記通帳押さえ板20と識別板30は通帳の背部よりも光をよく反射する白色となっているものとする。
上述した構成の通帳発行処理について説明する。
オペレータが表示操作部6によって通帳の持ち主となる顧客の氏名、口座番号に加えて、出金取引が行われた旨および出金金額等の印字情報等を入力する通帳発行処理のための操作を行うと、制御部2は入力された氏名と口座番号、印字情報を記憶部3に記憶しておき、キャリア18を通帳を繰出す通帳カセット部17の繰出口17aの近傍に位置させ、通帳カセット部17の繰出し機構によって格納されている通帳を繰出してキャリア18に受け渡す。
制御部2は、キャリア18を搬送路9と接続する位置まで上昇させてキャリア18から通帳を搬送路9に繰出し、搬送路9によって通帳を印字部10に搬送する。
このとき、制御部2は記憶部3から顧客の氏名と口座番号とを読み出して印字部10によって通帳の表紙に読み出した氏名と口座番号とを印字する。
次に制御部2は、搬送路9によって通帳を印字部10から改頁部13へ搬送し、改頁部13によって通帳の頁めくりを行って通帳印字を行うことができる頁を開き、搬送路9によって改頁部13から印字済行検出部14へ通帳を搬送する。
制御部2は、印字済行検出部14によって通帳の印字済行を確認することで、印字が行われていない行が有ることを確認して、搬送路9によって通帳を印字部10に搬送する。
制御部2は、記憶部3に記憶した印字情報を読み出し、印字部10によって読み出した印字情報を通帳に印字してから、通帳を磁気情報読書部11へ搬送して通帳の磁気ストライプに所定の情報を書込む。
そして制御部2は、搬送路9によって通帳を磁気情報読書部11から通帳発行口8に搬送することで、通帳発行口8から通帳を発行して通帳発行処理を終了する。
次に通帳冊数計数について説明する。
ここで、図4は実施例1の通帳検知の様子を示す説明図であり、(a)は通帳の上方を通帳検知センサ部が通過する様子であり、(b)は通帳検知センサ部を通帳上方を通過させたときに得られた出力波形である。
通帳カセット部17内の通帳の冊数を計数する場合、制御部2はモータ駆動回路4によってセンサ移動機構21を駆動し、ガイドブロック25を移動させることでガイドブロック25にアーム27を介して取り付けられた通帳検知センサ部26を図4(a)の矢印方向に示す移動経路に沿って通帳カセット部17の端から端にかけて移動させる。
そして制御部2は、通帳検知センサ部26が通帳押さえ板20上に位置して出力値が高くなったことを認識したときに、通帳冊数の計数を開始するものと判断する。
通帳検知センサ部26は、下部に取り付けたガイドローラ29が仮想面上を転がるため、通帳の背部の位置に沿って回転支点27aを中心に上下方向に移動し、通帳の背部の高さが揃っていなく、波状となっている仮想面の徐々に下降している箇所を通過する際でも、通帳との間隔を一定に保つことができる。
通帳検知センサ部26による出力値は、通帳の上方を通過する際に通帳検知センサ部26と通帳との間隔が狭くなるに従って上昇していき、逆に通帳との間隔が広くなるに従って減少していくため、その出力波形は図4(b)に示すように、受光素子26bが通帳間の谷状となっている箇所から通帳の背部の頂点での反射光を受信する間では増加し、背部の頂点から通帳間の谷となっている箇所にかけては減少していく波形となる。
このとき制御部2は、記憶部3に格納しているスライスレベルを読み出して、出力判定回路5によって通帳検知センサ部26が出力する出力値と読み出したスライスレベルとを比較し、出力値がスライスレベルを越えてピークを形成したことを認識したときに通帳を検知する。
制御部2は、出力値がスライスレベルを越えてピークを形成する回数を計数することによって通帳冊数を計数し、通帳検知センサ部26が識別板30上に差し掛かることで、出力値が通帳の反射光から得られた値よりも大きくなったことを認識したときに通帳冊数の計数を終了し、記憶部3の通帳冊数記憶領域に計数した通帳冊数を記憶する。
以上説明したように、本実施例においては、通帳冊数を計数する際に通帳の背部上を転がるガイドローラを取り付け、かつ通帳背部の位置に合わせて上下動可能に通帳検知センサ部を構成したことにより、背部が揃っていない状態で通帳が格納された場合でも、通帳検知センサ部がその背部の位置に沿って上下動し、通帳との間隔を一定に保つため、確実に通帳を検知して通帳冊数を計数できる。
本実施例においては、上記実施例1に対して通帳カセット部17の構成が異なる点において相違する。
なお、上記実施例1と同様の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は実施例2の通帳カセット部の内部を示す構成図であり、図6は通帳カセット部を図5の矢印A方向から見た様子を示す説明図である。
図5に示すように、本実施例の通帳検知センサ部26にはガイドシャフト24を挿通するための孔が設けられており、その孔にガイドシャフト24を挿通させることによって通帳検知センサ部26の移動をガイドするようになっている。
図5、図6において、40はセンサブラケットであり、上部をベルト23に取り付け、さらに下部に通帳検知センサ部26を取り付けている。これによって上述したセンサ移動機構21でベルト23を回転させたときにセンサブラケット40と共に通帳検知センサ部26をガイドシャフト24に沿って通帳の厚み方向に移動させることができる。
41はシャフトフォルダであり、ガイドシャフト24を上下動可能な状態で挿通させるための長円状の孔が開いており、通帳カセット部17の通帳の厚み方向の両端部に設けられ、長円状の孔にガイドシャフト24を挿通させて保持する。
42はシャフトアップダウンカムであり、楕円形状に形成されて通帳の厚み方向の両端部で、ガイドシャフト24の下方を支えるように設けられており、図示しない駆動源の駆動によってそれぞれが同期して回転するようになっている。
シャフトアップダウンカム42は楕円形状になっているので、ガイドシャフト24を保持している半径によってガイドシャフト24の位置が変化する。具体的にガイドシャフト24はシャフトアップダウンカム42の短半径の箇所で保持された場合よりも長半径の箇所で保持された場合の方が高い位置に位置するようになる。
なおシャフトアップダウンカム42の半径は、短半径あるいは長半径から45度の位置にある半径(中間半径という。)を基準に、長半径は中間半径よりも2mm程度大きく、短半径は中間半径よりも2mm程度小さくなるように大きさが決められる。
ここでセンサブラケット40には、通帳検知センサ部26が上方に動いた際にその移動量分を許容できるだけの空洞が設ける等によって、その空洞部分に通帳検知センサ部26を入り込むようにすることで、センサブラケット40自体が押し上げられてベルト23の回転を妨げてしまうのを防止するような構成となっている。
上記のシャフトフォルダ41とシャフトアップダウンカム42、ガイドシャフト24は、図6に示すように通帳の厚み方向の左右両側に設けられており、シャフトフォルダ40は図示しないスプリングによって矢印B方向に示す下方へ押圧されている。
本実施例においては、通帳冊数を計数する際にシャフトアップダウンカム42のガイドシャフト24を保持している箇所が長半径となっている高位置で通帳検知センサ部26による出力値を得た後、シャフトアップダウンカム42を45度回転させて中間位置で再度通帳検知センサ部26による出力値を得て、さらにその後シャフトアップダウンカム42を回転させてガイドシャフト24を短半径となっている箇所で保持する低位置で通帳検知センサ部26による出力値を得るものとする。
上述した構成における通帳冊数計数について説明する。
まず、制御部2は図示しない駆動源を駆動させてシャフトアップダウンカム41をその長半径の箇所でガイドシャフト24を保持するように回転させ、通帳検知センサ部26を高位置に位置させる。
制御部2はモータ駆動回路4によってセンサ移動機構21を駆動し、通帳検知センサ部26を通帳カセット部17の端から端にかけて移動させると共に、通帳検知センサ部26が出力する出力値を記憶部3に記憶する。
次に制御部2は、端に移動させた通帳検知センサ部26を移動前の位置に戻してシャフトアップダウンカム41の中間半径でガイドシャフト24を保持するように回転させ、通帳検知センサ部26を中間位置に位置させ、上述したよう通帳検知センサ部26を通帳カセット部17の端から端まで移動させ、通帳検知センサ部26による出力値を記憶部3に記憶する。
さらに制御部2は、端に移動させた通帳検知センサ部26を元の端に戻してシャフトアップダウンカム41の短半径でガイドシャフト24を保持するように回転させ、通帳検知センサ部26を低位置に位置させ、通帳検知センサ部26を通帳カセット部17の端から端まで移動させ、通帳検知センサ部26による出力値を記憶部3に記憶する。
ここで得られる出力値は、通帳検知センサ部26の焦点位置と通帳の背部との間隔が狭いほど大きい値となる。
ここで、図7は実施例2の出力波形を示す説明図であり、図5に示す通帳検知センサ部26と通帳の背部との間隔に対応した出力値から得られる波形である。
図7に示す(a)は通帳検知センサ部26が高位置にあるときに得られた出力値をもとにした波形であり、(b)は通帳検知センサ部26が中間位置にあるときに得られた出力値をもとにした波形であり、(c)は通帳検知センサ部26が低位置にあるときに得られた出力値をもとにした波形である。
図5に示す左端の通帳から得られた出力値をもとに各出力波形を比較すると、まず高位置、中間位置、低位置の順に通帳検知センサ部26の焦点位置と通帳背部との間隔は狭くなっており、高位置から得られた出力値は、図7(a)に示す左端の波形が図7(b)、(c)に対して山の高さが低いため、他の位置に比べて低いことがわかる。
同様に通帳検知センサ部26が中間位置にあるときと低位置にあるときとを比較した場合も、焦点位置と通帳背部との間隔は中間位置にあるときの方が低位置にあるときよりも広く、図7(b)の出力波形の方が図7(c)の出力波形よりも山の高さが低く出力が低いことが分かる
制御部2は、上記3種類の出力波形から通帳1冊ごとに対応する山と谷の差がより大きい区間を選別し、その選別した区間を切り取ることで得られる出力値から選別出力値を生成する。
上述した左端にある通帳から得られた出力波形であれば、図7(c)に示すものが最も山と谷の差が大きいため、図7(c)での出力値を選別する。このようにして通帳1冊ごとに出力値を選別し、選別した出力値を組み合わせて選別出力値を生成する。
そして制御部2は、記憶部3からスライスレベルを読み出し、出力判定回路5によって選別出力値がスライスレベルを越えてピークを形成する回数を計数することによって通帳冊数を計数する。
このようにして、シャフトアップダウンカム41によって通帳検知センサ部26に挿通するガイドシャフト24を上下動させることで、このシャフトアップダウンカム41とガイドシャフト24とが通帳検知センサ部26を通帳側に移動させるための移動手段として機能し、通帳検知センサ部26を通帳側に移動させることで様々な焦点位置で得られた出力値から各通帳で最も大きい出力値を選別し、その選別した出力値から生成した選別出力値をスライスレベルと比較することで通帳冊数を計数している。
以上説明したように、本実施例では、3つの焦点位置で得られたそれぞれの出力値を比較し、各通帳で最も大きい出力値を選別して組み合わせた選別出力値を生成し、それをもとに通帳冊数を計数するので、通帳が湾曲して背部の高さが低くなって通帳検知センサ部が高位置にあるときの焦点位置では通帳を検知できなかった場合には中間位置あるいは低位置で通帳を検知した出力値を用いて確実に通帳を検知し、正確に通帳冊数を計数することが出来る。
実施例1の通帳取扱装置を示すブロック図 実施例1の通帳取扱装置を示す構成図 実施例1の通帳カセットを示す 実施例1の通帳検知の様子を示す説明図 実施例2の通帳カセット部の内部を示す構成図 通帳カセット部を図5の矢印A方向から見た様子を示す説明図 実施例2の出力波形を示す説明図
符号の説明
1 通帳取扱装置
2 制御部
3 記憶部
4 モータ駆動回路
5 出力判定回路
6 表示操作部
8 通帳発行口
9 搬送路
10 印字部
11 磁気情報読書部
13 改頁部
14 印字済行検出部
15 証書カセット部
16 証書検知センサ
17 通帳カセット部
18 キャリア
19 取込部
20 通帳押さえ板
21 センサ移動機構
22a、22b プーリ
23 ベルト
24 ガイドシャフト
25 ガイドブロック
26 通帳検知センサ部
27 アーム
27a 回転支点
28 ストッパ
29 ガイドローラ
30 識別板
40 センサブラケット
41 シャフトフォルダ
42 シャフトアップダウンカム

Claims (4)

  1. 通帳を格納するカセットと、該カセットに格納されている通帳上をその厚さ方向に移動しつつ、各通帳に光を照射してその反射光の強さに応じた出力値から通帳を検知する検知センサとを備えた通帳取扱装置において
    前記検知センサを通帳側へ移動させる移動手段を設けたことを特徴とする通帳取扱装置。
  2. 請求項1において、
    前記移動手段としてガイドローラを前記検知センサに取り付け、
    前記検知センサを通帳の厚さ方向に移動させる際に、前記ガイドローラが通帳上を転がることで、前記検知センサと通帳との間隔を一定に保つことを特徴とする通帳取扱装置。
  3. 請求項1において、
    前記移動手段として前記検知センサに挿通して通帳の厚さ方向の移動をガイドするガイドシャフトと、該ガイドシャフトを通帳側に移動させるカムとを設け、
    前記カムにより前記ガイドシャフトと共に前記検知センサを通帳側に移動させ、その移動させた位置で前記検知センサを通帳の厚さ方向に移動して出力値を取得することを特徴とする通帳取扱装置。
  4. 請求項3において、
    前記検知センサが移動前後で取得した出力値から各通帳で最も大きい出力値を選別し、選別した出力値で通帳を検知することを特徴とする通帳取扱装置。
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EP2752824A4 (en) * 2011-08-31 2015-05-27 Fujitsu Frontech Ltd DEVICE AND METHOD FOR ISSUE OF A TASK BOOK

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EP2752824A4 (en) * 2011-08-31 2015-05-27 Fujitsu Frontech Ltd DEVICE AND METHOD FOR ISSUE OF A TASK BOOK

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