JP2008158753A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置800では、埋込部851によりドキュメントデータの送出時にドキュメントデータにメタデータの型情報を埋め込む。また情報処理装置800は、型情報が埋め込まれたドキュメントデータを受信した際に、検証部844により埋め込まれた型情報を用いてメタデータと型情報との整合性を検証する。
【選択図】図8

Description

本発明は、メタデータを有するドキュメントデータの処理を行う情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
近年、演算処理装置や記憶装置等を有する一般のコンピュータなどの情報処理装置で管理されるドキュメントデータの量は、増加の一途を辿っている。そこで情報処理装置では、ドキュメントデータから所定項目のデータを抽出してメタデータを生成し、ドキュメントデータとこのメタデータとを関連付けて管理している。また、このような情報処理装置は、メタデータのデータ型を示す型情報を定義した定義ファイルを有する。
メタデータとは、ドキュメントデータに関する情報が記述されたデータであり、ドキュメントデータを検索する際に利用される。このメタデータを検索キーとして利用することにより、膨大な量のデータから所望のドキュメントデータを迅速に検索することができる。
このような情報処理装置において、ネットワークを介してドキュメントデータを別の情報処理装置へ送信する場合等には、ドキュメントデータとメタデータとのデータ形式を、別の情報処理装置へ送信可能な形式に変換して(シリアライズ)送信する。そしてこのドキュメントデータとメタデータとを受信した別の情報処理装置では、このドキュメントデータとメタデータとのデータ形式を送信前のデータ形式へ復元(デシリアライズ)する。
この復元において、別の情報処理装置では、メタデータが型情報と対応しているか否かを検証する処理を行う。この検証処理では、メタデータと型情報とを対応付けた情報が必要となるため、この情報処理装置はメタデータの型情報を定義した定義ファイルへアクセスしてこの情報を取得する。そして情報処理装置では、メタデータと型情報とが対応しているか否かの検証を行う。ここでメタデータと型情報との対応していた場合、情報処理装置においてドキュメントデータが復元される。そしてこの情報処理装置では、ドキュメントデータが復元されると、このドキュメントデータの取り扱いが可能となる。
特許文献1には、ドキュメントの実体とメタデータの管理の整合をとる必要が無く、すなわち管理上の不整合を起こす虞がなく、該整合をとるためのシステムに負荷をかけることが無く、また、汎用性を高めることができるドキュメント情報処理装置及びドキュメント情報処理プログラムが記載されている。また特許文献2には、画像ファイル中の異なるメタデータコンポーネント間で画像メタデータを調停するシステム及び方法であって、利用されるときにメタデータ中のコンフリクトを調停するだけではなく、コンフリクトを事前に防止し、見つかると修正するシステム及び方法が記載されている。
特開2006−53889号公報 特開2006−211686号公報
しかしながら上記従来の技術では、例えばドキュメントデータを復元しようとする情報処理装置が、メタデータの型情報を定義した定義ファイルへアクセスできない状況ではドキュメントデータを復元できない。よって、ドキュメントデータを取り扱うことができない。
また上記従来の技術では、一度ドキュメントデータが復元された後は、メタデータの型情報が保持されない。よって、例えばある情報処理装置においてドキュメントデータ復元後にメタデータが編集された場合には、再度メタデータと型情報との整合性を検証するために、メタデータ管理ファイルにアクセスしなければならない。
本発明は、上記事情を鑑みてこれを解消すべくなされたものであり、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の情報処理装置は、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置において、メタデータの型情報を取得する型情報取得手段と、ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズ手段と、前記シリアライズ手段によるシリアライズ処理中に、前記型情報取得手段により取得された前記メタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込手段とを有する構成とすることができる。
係る構成によれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
また、前記埋込手段は、前記型情報をXMLデータ形式のコメント形式を用いてドキュメントデータに埋め込む構成としても良い。
係る構成によれば、容易にメタデータの型情報を埋め込むことができる。
また、前記埋込手段は、前記型情報を、前記メタデータと同様のデータ構造としてドキュメントデータに埋め込む構成としても良い。
係る構成によれば、容易にメタデータの型情報を埋め込むことができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記型情報取得手段により取得された型情報と前記メタデータとが対応しているか否かを検証する検証手段と、前記メタデータ及び前記型情報の読み込みを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記検証手段により、前記型情報取得手段により取得された型情報が前記メタデータと対応しないことが検証されたとき、エラー処理か、又は前記メタデータの型情報を所定の型情報とする処理か、いずれか一方の処理を実行する構成としても良い。
係る構成によれば、メタデータと型情報とが対応していない場合に、情報処理装置にいずれの処理を実行させるかを選択することができる。
本発明の情報処理装置は、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置において、メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得手段と、前記ドキュメントデータ取得手段により取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズ手段と、前記デシリアライズ手段によるデシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証手段を有する構成とすることができる。
係る構成によれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
また、本発明の情報処理装置は、メタデータ及び型情報の読み込みを制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記検証手段により、前記メタデータと前記型情報とが対応していないことが検証されたとき、エラー処理か、又は前記メタデータの型情報を所定の型情報とする処理か、いずれか一方の処理を実行する構成としても良い。
係る構成によれば、メタデータと型情報とが対応していない場合に、情報処理装置にいずれの処理を実行させるかを選択することができる。
または、前記制御手段は、前記ドキュメントデータ取得手段により取得されたドキュメントデータに、前記ドキュメントデータの有するメタデータの型情報が埋め込まれていなかったとき、前記メタデータのデータ値に対応する型情報を所定の型情報として読み込む構成としても良い。
係る構成によれば、ドキュメントデータに型情報が埋め込まれていない場合でも、メタデータに基づいて型情報を取得することができる。
本発明の情報処理方法は、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置による情報処理方法において、メタデータの型情報を取得する型情報取得手順と、ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズ手順と、前記シリアライズ処理中に、前記取得されたメタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込手順とを有する方法とした。
係る方法によれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
本発明の情報処理方法は、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置による情報処理方法において、メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得手順と、前記取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズ手順と、前記デシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証手順とを有する方法とすることができる。
係る方法によれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
本発明の情報処理プログラムは、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置における情報処理プログラムであって、コンピュータに、メタデータの型情報を取得する型情報取得ステップと、ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズステップと、前記シリアライズ処理中に、前記取得されたメタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込ステップとを実行させるプログラムとすることができる。
係るプログラムによれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
本発明の情報処理プログラムは、ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置における情報処理プログラムであって、コンピュータに、メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得ステップと、前記取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズステップと、前記デシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証ステップとを実行させるプログラムとすることができる。
係るプログラムによれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証できる。
本発明によれば、メタデータの型情報を定義する定義ファイルにアクセスせずにメタデータと型情報とが対応しているか否かを検証きる。
本発明によれば、情報処理装置から別の情報処理装置へメタデータを有するドキュメントデータを送信する際に、ドキュメントデータにこのメタデータの型情報とを埋め込む。また型情報が埋め込まれたドキュメントデータを受信した際に、埋め込まれた型情報を用いて、メタデータと型情報との整合性を検証する。
(実施形態)
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、まず始めに、本実施形態の説明に先立ち、本発明において取り扱われるメタデータについて説明する。
近年の情報処理装置では、ドキュメントデータを管理するためにメタデータが用いられる。本実施形態でのメタデータとは、ドキュメントデータから情報を抽出して生成されるデータであり、ドキュメントデータについて記述されたデータである。
図1は、あるドキュメントデータにメタデータが付与された例を示す概念図である。図1に示す例では、ドキュメント10に、メタデータ11とメタデータ12が付与されている。メタデータ11とメタデータ12は、それぞれがフィールド名とフィールド値とから構成されている。メタデータ11のフィールド名は「dc:format」であり、フィールド値は「application/pdf」という文字列である。メタデータ12のフィールド名は「dc:creator」であり、フィールド値は「"山田一郎","鈴木太郎"」を要素とする配列データである。
このメタデータによれば、ドキュメント10は、「format」という項目の情報として「application/pdf」を有し、「creator」という項目の情報として「"山田一郎","鈴木太郎"」を有することがわかる。
近年の情報処理装置では、このようなメタデータの管理において、XMP(Extensible Metadata Platform)形式を用いることが多い。そこで本実施形態では、XMP形式のメタデータを用いて本発明を実施した場合について説明する。
以下にメタデータをXMPデータ形式仕様で表現した例について説明する。ここで以後の説明のため、XMP形式の仕様について説明する。
XMP形式には、XMPデータモデル、XMPストレージモデル、スキーマという3つの定義がある。
XMPデータモデルでは、メタデータの値となる各種のデータ構造を作るための基本データ構造が定義されている。XMPストレージモデルでは、XMPデータモデルにしたがって作られたメタデータをXML形式にシリアライズする際の形式が定義されている。尚シリアライズとは、ソフトウェア内部で扱っているデータをファイルで保存したり、ネットワークで送受信できる状態へ変換する処理である。スキーマでは、各メタデータの型情報が予め定義されている。
以下に図2ないし図5を参照して、これらの定義について説明する。図2は、XMP形式のメタデータを説明する第一の図、図3はXMP形式のメタデータを説明する第二の図、図4はXMP形式のメタデータを説明する第三の図、図5はXMP形式のメタデータを説明する第四の図である。
まずXMPデータモデルについて説明する。XMPデータモデルで定義されているデータ構造は、「Sipmle Types」、「Structures」、「Arrays」、「Property Qualifilers」の4種類である。
Sipmle Types型は、図2(A)に示すように、文字列表現可能なデータの型を示す。また、このSipmle Types型のデータの型は文字列型だけでなく数値型、日付型などであっても良い。
Structures型は、図3(A)に示すように、名前が付けられた1つ以上のフィールドを有するデータ型である。Arrays型は、図4(A)に示すように、複数個のフィールドを有するデータ型である。
Property Qualifilers型は、図5(A)の波線の中に示されるようにSipmle Types型のデータ値を修飾するデータ型である。図5(A)に示す例では、Property Qualifilers型のデータがSipmle Types型のデータ値「山田一郎」に対して付加されている。そしてこのSipmle Types型のデータ値「山田一郎」にProperty Qualifilers型のデータである「1、2章担当者」が付加されて修飾されている。尚Property Qualifilers型は、ひとつのSipmle Types型のデータに対し、2つ以上付加することができない。よってProperty Qualifilers型のデータは、1つのSipmle Types型のデータ値に対して1つ付加することができる。
次にXMPストレージモデルについて説明する。
XMPストレージモデルでは、XMPデータモデルに従って生成された図2(A)〜図5(A)に示すデータをXML形式にシリアライズしたデータである。
図2(A)に示すSipmle Types型のデータをシリアライズしたものを図2(B)に示す。図3(A)に示すStructures型のデータをシリアライズしたものを図3(B)に示す。図4(A)に示すArrays型のデータをシリアライズしたものを図4(B)に示す。図5(A)に示すProperty Qualifilers型のデータをシリアライズしたものを図5(B)に示す。
次にスキーマについて説明する。
XMP形式では、予め分かっているメタデータの型情報をスキーマとして定義することができる。図6を参照してXMPデータモデルとスキーマの関係を説明する。図6は、XMPデータモデルとスキーマとの関係を説明する図である。
図6(A)に示すように、XMPデータモデルにおいて、フィールド名がMaxPageSizeのメタデータのデータ値がDimensionsとされていたとする(図6(B)参照)。これはすなわち、このメタデータのデータ型はDimension型であることを示しており、このメタデータの型情報がDimension型であることを意味する。このDimension型の型情報は、図6(B)に示すように、スキーマにおいて定義されている。よって情報処理装置は、このスキーマを参照することによりフィールド名がMaxPageSizeのメタデータの型情報を知ることができる。
尚ここで、図6(B)に示すスキーマは、通常はXML形式にシリアライズされたデータには含まれず、例えばWeb上において管理されている。よってこの場合情報処理装置は、メタデータの型情報を参照する必要がある場合、ネットワークを介してこのスキーマにアクセスして参照している。
従来の情報処理装置では、このようなXMP形式のデータを用いて図7に示すような機能を実現している。図7は、XMP形式を用いた基本的なデータ処理について説明する図である。
一般の情報処理装置では、ドキュメントデータより、抽出されたメタデータをXMPデータモデルに従ったデータ構造のメタデータを抽出する。そしてこのメタデータをドキュメントデータへ対応付ける(S71)。尚ここで、XMPデータモデルに従ったデータ構造のメタデータを、以下の説明においてXMPオブジェクトと呼ぶ。
そして情報処理装置は、このXMPオブジェクトに対してシリアライズ処理を施し、XMLストレージモデルに従ったXML形式のデータとする(S72)。ここで、XMLストレージモデルに従った形式のデータを、以下の説明においてXMPストリームと呼ぶ。
また情報処理装置は、S72で生成されたXMPストリームを読み込んだとき、デシリアライズ処理を施し、XMPオブジェクトへ復元する。デシリアライズ処理とは、ファイルに保存されているシリアライズされたデータや、ネットワークを介して送信されてきたシリアライズされたデータを、ソフトウェアで扱うことの出来る元のデータ形式に復元する処理である。
またS71〜S73の処理において、メタデータに対するスキーマが存在していた場合には、情報処理装置はこのスキーマを参照する(S74)。そして情報処理装置は、このスキーマに示されているメタデータの型情報を用いて、各メタデータのデータ値と型情報とが対応付けられているか否かを検証する処理を行う。尚ここで、メタデータのデータ値と型情報とが対応付けられているか否かを検証する処理を、以下の説明においてバリデーション処理と呼ぶ。
このとき情報処理装置では、このバリデーション処理によりメタデータのデータ値と型情報との整合性がとれていることが検証されたとき、デシリアライズ処理によりドキュメントデータを復元することができる。もしメタデータのデータ値と型情報との整合性がとれていなかった場合、情報処理装置ではこのドキュメントデータを復元することができない。よって情報処理装置では、このドキュメントデータを取り扱うことができない。
ここでメタデータのデータ値と型情報との整合性について説明する。本実施形態で述べる整合背手とは、型情報の示す型と、メタデータのデータ値の型とが一致することを意味する。具体的には例えば、型情報が数値型となっているメタデータのデータ値が数値であるような場合に、メタデータと型情報とが対応している、またはメタデータと型情報とに整合性を有する、と言うものとした。
一般の情報処理装置では、以上のようにしてメタデータを有するドキュメントデータの受け渡しを行っている。しかし、このような一般的に情報処理装置では、バリデーション処理を行う際に、ドキュメントデータとは別に設けられたスキーマにアクセスする必要がある。このスキーマは、例えば情報処理装置とネットワークを介して接続された外部の装置に設けられている場合がある。このような場合、なんらかの原因により情報処理装置が外部装置にアクセス出来ない状況が発生すると、情報処理装置においてドキュメントデータを復元することができなくなる。
そこで本発明の情報処理装置では、ドキュメントデータに、スキーマで定義されるべき型情報を埋め込むことでこの問題を解消している。
以下に本発明の第一の実施形態の情報処理装置について図面を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態の情報処理装置800の機能ブロック図の例である。
本実施形態の情報処理装置800は、データ入出力処理部810、メタデータ処理部820、処理設定管理部830、デシリアライズ処理部840、シリアライズ処理部850とを備える。本実施形態の情報処理装置800は、演算処理装置と記憶装置(メモリ)とを備えるコンピュータにより実現することができる。また本実施形態の情報処理装置800は、ネットワーク870を介して他の情報処理装置と接続されていても良い。
情報処理装置800では、ドキュメントデータを送出する場合、シリアライズ処理部850によりドキュメントデータをシリアライズする。そして情報処理装置800は、データ入出力処理部810により、このシリアライズされたドキュメントデータを送出する。また情報処理装置800は、ドキュメントデータを取得する場合、データ入出力処理部810によりドキュメントデータを取得する。そして情報処理装置800は、デシリアライズ処理部840により、この取得したドキュメントデータをデシリアライズして復元する。
データ入出力処理部810は、本実施形態の情報処理装置800において処理の対象となるドキュメントデータの受け渡しに係る処理の制御を行う。ドキュメントデータの受け渡しとは、例えば情報処理装置800とネットワークを介して接続された他の装置との間で行っても良い。また情報処理装置800は、情報処理装置800の外部に設けられたハードディスクなどの記憶装置との間でドキュメントデータの受け渡しを行っても良い。
データ入出力処理部810では、情報処理装置800から他の装置へドキュメントデータを送出する際に、このドキュメントデータにXMPストリームを埋め込む処理を行う。尚本実施形態で言うドキュメントデータとは、例えばPDF(Portable Document Format)形式のファイルやXMP形式のファイルである。
メタデータ処理部820は、情報処理装置800におけるメタデータに係る処理の制御を行う。メタデータ処理部820は、制御部821、操作部822、検証部823を備える。
制御部821は、メタデータ処理部820で実行される処理の制御を司る。例えば制御部821は、操作部822によりメタデータの操作が行われた際の操作に伴う処理を制御する。また制御部821は、メタデータやメタデータの型情報のメモリ上への展開処理などの処理の制御を行う。また制御部821はメタデータの型情報を取得する。
制御部821における型情報の取得について説明する。制御部821は、ドキュメントデータをシリアライズする際に、メタデータのデータ値に基づき、このデータ値の示す型情報を自動的に取得しても良い。また制御部821は、操作部822により設定された型情報を取得しても良い。
操作部822は、例えば情報処理装置800の有する図示しない入力装置から受けた操作信号に基づく処理を実行する。この操作部822では、メタデータのデータ値及び型情報の設定や編集などに係る処理が行われる。
検証部823は、操作部822によりメタデータが新たなデータ値に設定されると、新たに設定されたデータ値と型情報とが対応しているか否かを検証する。この検証処理についての詳細は後述する。処理設定管理部830は、情報処理装置800での処理に係る各種設定を管理する。
デシリアライズ処理部840は、データ入出力処理部810により受信したドキュメントデータにデシリアライズ処理を施し、ドキュメントデータを情報処理装置800で取り扱えるデータ形式に復元する。デシリアライズ処理部840は、データ解析部841、メタデータ取得部842、型情報取得部843、検証部844とを備える。
データ解析部841は、データ入出力処理部810より入力されたドキュメントデータを解析する。メタデータ取得部842は、データ解析部841により解析されたデータからメタデータを取得する。型情報取得部843は、メタデータ取得部842により取得されたメタデータから、このメタデータの型情報を取得する。検証部844は、メタデータ取得部842により取得されたメタデータと、型情報取得部842により取得された型情報との対応がとれているか否かを検証する。
シリアライズ処理部850は、データ入出力処理部810からドキュメントデータを送出する際に、ドキュメントデータをネットワークを介して送信可能なデータ形式へ変換する。シリアライズ処理部850は、埋込部851を備える。埋込部851は、シリアライズ処理中にXMPストリームに型情報を埋め込む処理を行う。尚ここで埋め込まれる型情報は、制御部821によりメタデータのデータ値に基づいて取得された型情報であっても良いし、操作部822において設定されたものであっても良い。埋込部851での埋込処理については、後に具体例を挙げて説明する。
ここで、図9を参照して本実施形態の情報処理装置800におけるドキュメントデータの受け渡し動作の概要について説明する。図9は、本実施形態の情報処理装置800のドキュメントデータの受け渡し動作の概要を示す図である。
まず始めに、本実施形態の情報処理装置800からドキュメントデータを送出する場合を説明する。
情報処理装置800において、制御部821がドキュメントデータ900をメモリ上に展開すると、ドキュメントデータ900のメタデータと型情報とがメモリ上に展開される。本実施形態の情報処理装置800では、この展開されたメタデータと型情報とを操作部822により操作することによりメタデータの設定、取得、検索、型情報の設定などの機能を実現させることができる(S91)。尚メタデータは、XMPデータモデルに従ったデータ構造となっている。
ここで本実施形態の情報処理装置800は、ドキュメントデータ900を外部装置へ送出する際に、このドキュメントデータ900に対してシリアライズ処理部820によりシリアライズ処理を施す(S92)。情報処理装置800は、このシリアライズ処理において、XMPデータモデルにしたがったメタデータをXML形式のデータに変換してXMPストリームとする。そして埋込部851により、このXMPストリームに型情報を埋め込み、型情報が埋め込まれたXMPストリーム910を生成する。そしてドキュメントデータ900にこのXMPストリーム910を埋め込んで送出する。
このときXMPストリームに埋め込まれる型情報は、制御部821によりドキュメントデータに含まれるメタデータのデータ値に基づき取得されたものであっても良い。または操作部822により新たに設定された型情報であっても良い。
以上が本実施形態の情報処理装置800におけるドキュメントデータの送出に係る処理である。
次に、本実施形態の情報処理装置800において、型情報が埋め込まれたドキュメントデータ900を受信する場合を説明する。
本実施形態の情報処理装置800においてドキュメントデータを受信したとき、このドキュメントデータはシリアライズされた状態となっている。そこで本実施形態の情報処理装置800は、このシリアライズされた状態のドキュメントデータを元のデータ形式に復元すべく、ドキュメントデータにデシリアライズ処理を施す(S93)。情報処理装置800は、このデシリアライズ処理中に、ドキュメントデータ900に含まれるXMPストリーム910に埋め込まれた型情報とメタデータのデータ値との対応を検証する。
本実施形態の情報処理装置800において、データ入出力処理部810によりXMPストリーム910を含むドキュメントデータを受信すると、データ解析部841によりこのドキュメントデータが解析する。そしてXMPストリーム910が展開されて、XMPストリーム910に埋め込まれたメタデータと型情報とがメモリ上に展開される。ここでメタデータ取得部842によりメタデータのデータ値が取得され、型情報取得部843により型情報が取得される。
メタデータのデータ値と型情報とが取得されると、検証部844によりメタデータのデータ値と型情報とが対応しているか否かの検証が行われる。そしてこの検証処理において、メタデータのデータ値と型情報とが対応していることが検証された場合、ドキュメントデータ900は情報処理装置800において取り扱い可能なデータに復元される。
以上に説明したように、本実施形態の情報処理装置800では、メタデータの型情報を定義するスキーマにアクセスすることなく、メタデータと型情報との整合性を検証することができる。
ここで、本実施形態の情報処理装置800における型情報の埋込処理について具体例を挙げて説明する。図10は、本実施形態の情報処理装置800における型情報の埋込処理の一具体例を示す図である。
本実施形態の情報処理装置800では、XML形式のコメント形式を用いてXMPストリームに型情報を埋め込むことができる。図10(A)はシリアライズ処理前のメタデータを示しており、図10(B)は、シリアライズ処理後のメタデータを示している。
例えば図10(A)に示す例において、フィールド名がstDim:wのメタデータの型情報が数値型である場合に、これをコメント形式を用いて記述すると、<stDim:w><!-数値->8.5</stDim:w>となる(図10(B)参照)。
本実施形態の情報処理装置800において、図10に示すようにコメント形式を用いて型情報を記述すれば、シリアライズ処理中に型情報を簡単にXMPストリームに埋め込むことができる。
次に図11を参照して、型情報の埋込処理の別の例について説明する。図11は、本実施形態の情報処理装置800における型情報の埋込処理のその他の具体例を示す図である。図11(A)はシリアライズ処理前のメタデータを示しており、図11(B)は、シリアライズ処理後のメタデータを示している。
図11に示す例では、型情報を埋め込む際に、メタデータと同様のデータ構造で型情報を埋め込む。図11(A)に示すように、ドキュメントにxmpTPg:MaxPageSizeというメタデータが付加されているとき、情報処理装置800は、図11(B)に示すようにXMPストリーム中の<xmpTPg:MaxPageSize>から</xmpTPg:MaxPageSize>までに、フィールド名とそれに対応したデータ値とからなるメタデータの情報を記述する。そして情報処理装置800は、<typeInfo:xmpTPg:MaxPageSize>から</typeInfo:xmpTPg:MaxPageSize>までにメタデータのフィールド名とそれに対応した型情報を記述する。
埋込部851において、このようなデータ構造でXMPストリーム中に型情報を埋め込めば、XML形式のタグ名の命令規則を決めることでメタデータのデータ値と型情報との対応をとることができる。このように、本実施形態の情報処理装置800では、型情報を埋め込む際に、メタデータと同様のデータ構造で埋め込むことにより、シリアライズ処理中に簡単に型情報をXMPストリームに埋め込むことができる。
次に、本実施形態の情報処理装置800において、メタデータと型情報とが対応していなかった場合の動作について説明する。
以下に図12を参照して、のメタデータと型情報とが対応していない場合について説明する。図12は、本実施形態においてメタデータと型情報が対応しない場合の情報処理装置800の動作を説明するフローチャートである。
情報処理装置800は、データ入出力処理部810によりドキュメントデータと、このドキュメントデータに含まれるXMPストリームを取得する(S1201)。取得されたドキュメントデータは、デシリアライズ処理部840においてデータ解析部841により解析され、メタデータ取得部842によりXMPストリームからメタデータが取得される。そしてさらにXMPストリームから型情報取得部843により型情報が取得される(S1202)。
デシリアライズ処理部840において、メタデータと型情報とが取得されると、検証部844がそれぞれの対応を検証する検証処理を開始する(S1203)。検証部844は、まず最初のメタデータを読み込み(S1204)、このメタデータのデータ値とS1202で取得した型情報との整合性を検証する(S1205)。
S1205において、検証部844によりメタデータのデータ値と型情報との整合性がとれていることが検証されると、制御部821はこのメタデータを読み込んでメモリ上に展開する(S1209)。そして情報処理装置800は、メタデータが他に存在する場合にはS1204へ戻り処理を繰り返す(S1210)。情報処理装置800は、メタデータが他に存在しない場合には、デシリアライズ処理を終了する(S1211)。
S1205において、検証部844によりメタデータと型情報とが対応していないことが検証されると、制御部821は、この型情報と対応しないメタデータを既定値として読み込み、メモリ上に展開するか否かを判定する(S1206)。
ここでS1206における制御部821の判定について説明する。本実施形態の情報処理装置800では、メタデータと型情報とが対応しない場合に実行される処理が予め設定されていても良い。例えば情報処理装置800では、メタデータと型情報とが対応しない場合に、型情報と対応しないメタデータを既定値として取得するか、またはエラーとしてエラー処理を実行するか、いずれか一方の処理が選択されて設定されていても良い。尚ここで実行されるエラー処理とは、例えばメモリ上へのドキュメントデータの展開を中止する処理であっても良い。または情報処理装置800を再起動させる処理などであっても良い。
また本実施形態の情報処理装置800では、メタデータと型情報とが対応しない場合において取り得る処理を、ユーザに対して選択可能に表示させるように設定されていても良い。尚本実施形態の情報処理装置800では、ディスプレイなどの図示しない表示装置を有するものとした。よって情報処理装置800では、このような場合に実行可能な処理の一覧を表示装置へ表示し、この一覧からユーザにより選択された処理を実行しても良い。尚ここで述べる設定は、処理設定管理部830により行われても良い。
S1206において、処理設定管理部830において型情報と対応しないメタデータを既定値として取得する設定となっていた場合、制御部821は、このメタデータを既定値として読み込む(S1208)。この場合、制御部821は、メタデータの型情報を汎用性の高い文字列型としてメモリ上に展開する。
情報処理装置800において、メタデータが他に存在しない場合は(S1210)、このデシリアライズ処理を終了する(S1211)。
S1206において、処理設定管理部830において型情報と対応しないメタデータを取得せずにエラーとする設定がなされていた場合、検証部844はエラー処理を実行し(S1207)、デシリアライズ処理を終了する(S1211)。
以上のように、本実施形態では、メタデータと型情報との整合性がとれていない場合でも、型情報と対応していないメタデータを既定値として取得することが可能である。またこのような場合にメタデータを取得する際に、型情報を文字列型として取得するため、汎用性の高いメタデータとすることができる。
尚ここで、例えば情報処理装置800において、デシリアライズ処理の対象となるドキュメントデータに型情報が埋め込まれていなかった場合について説明する。
このような場合検証部844は、メタデータと対応する型情報が存在しないため、S1205においてメタデータと型情報とが対応しないものとする。その後の処理については、S1206以降の処理と同様である。すなわち、本実施形態の情報処理装置800では、型情報が埋め込まれていないメタデータの型情報を文字列型の型情報とし取得することもできる。
また本実施形態の情報処理装置800では操作部822によりメタデータを編集することができる。
本実施形態の情報処理装置800では、デシリアライズ処理の対象となるドキュメントデータからデシリアライズ処理中にメタデータを取得し、これをメモリ上に展開する。ここで本実施形態の情報処理装置800では、メモリ上に展開されたメタデータを、操作部822を用いて編集することができる。そして本実施形態の情報処理装置800では、この編集処理において新たに設定されたメタデータと、デシリアライズ処理中に取得された型情報との整合性を検証する。
以下に、図13を参照してメタデータが編集された場合の検証処理について説明する。図13は、メタデータが編集された場合の情報処理装置800の動作を説明するフローチャートである。
情報処理装置800において、デシリアライズ処理の対象となるドキュメントデータのデシリアライズ処理中に取得されたメタデータに、新たなデータ値が設定される(S1301)。すると検証部823は、S1301において新たに設定されたデータ値が、デシリアライズ処理中に型情報取得部843により取得された型情報と対応しているか否かを検証する(S1302)。
S1302において、検証部823により、新たに設定されたメタデータのデータ値と型情報とが対応することが検証されると、制御部821は新たに設定されたデータ値を適切な型のデータ値としてメモリ上に展開する(S1306)。そしてメタデータの編集処理を終了する(S1307)。
S1302において、検証部823により、新たに設定されたメタデータと型情報とが対応していないことが検証された場合、制御部821はこの型情報と対応しない新たなデータ値を既定値として取得するか否かを判定する(S1303)。尚ここでの制御部821の判定については図12の説明で述べた通りである。
S1303において制御部821は、型情報と対応しないメタデータを既定値として取得する設定がされていると判定した場合、S1301において新たに設定されたメタデータのデータ値を読み込み、これをメモリ上に展開する(S1305)。そしてメタデータの編集処理を終了する(S1307)。ここで制御部821は、このメタデータを取得する際にメタデータの型情報は文字列型として取得する。
S1303において制御部821は、型情報と対応しないメタデータを既定値として取得しない設定がされていると判定した場合、S1301において新たに設定されたデータ値をエラーとし、エラー処理を実行する(S1304)。そしてメタデータの編集処理を終了する(S1311)。
このように、本実施形態の情報処理装置800では、メタデータの編集を行うと、その都度編集処理により新たに設定されたメタデータと型情報とが対応しているか否かを、スキーマにアクセスせずに検証することができる。
以上に説明したように、本実施形態の情報処理装置800では、ドキュメントデータにメタデータと型情報が埋め込まれるため、別途設けられたメタデータの型情報が定義された定義ファイルにアクセスせずに、メタデータと型情報とが対応しているか否かを判定できる。また本実施形態の情報処理装置800では、メタデータを編集された場合に、新たに設定されたメタデータが型情報と対応しているか否かをこの定義ファイルを用いずにその都度検証することができる。よって本実施形態によれば、メタデータの型情報を定義した定義ファイルへのアクセスできない場合に生じる不具合を防止することができる。
次に、図14を参照して本実施形態で説明した各機能を実現させる情報処理プログラムが記録された記録媒体を説明する。記録媒体410に記録された情報処理プログラムが、コンピュータ500に読み込まれて実行されることにより、本実施形態で説明した各機能を実現することができる。
例えばコンピュータ500は、CPU510、ハードディスク520、メモリ530、表示部540、入力部550、通信部560、記録媒体読み込み部570を備えている。CPU510は演算処理装置であって、コンピュータ500において実行される演算や処理を実行する。ハードディスク520は、データを格納する記憶手段であって、コンピュータ500上で動作するアプリケーションや、このアプリケーションにより作成されたデータなどが格納されている。メモリ530には、コンピュータ500に係る各種の設定値や、CPU510での演算結果などが格納される。
表示部540はディスプレイなどであり、コンピュータ500において作成されたデータなどをユーザに閲覧可能に表示する。入力部550は例えばキーボードやマウスであって、ユーザの操作により各種データが入力される。通信部560は例えばネットワークコントロールユニットなどであり、コンピュータ500が外部の装置と通信を行うためのものである。記録媒体読み込み部570は、各種記録媒体に記録されたデータやプログラムなどを読み込むものであり、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライバなどである。
記録媒体410は、本実施形態の各機能を実現させる情報処理プログラム400が記録されている。この情報処理プログラム400は、記録媒体読み込み部570により読み込まれてCPU510において実行される。記録媒体410は、例えばフロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等であっても良く、コンピュータ500において読み取り可能なに媒体であれば良い。また、情報処理プログラム400はネットワークを介して通信部560により受信されて、ハードディスク520等に格納されても良い。
この情報処理プログラム400は、例えばドキュメントデータを扱う別のソフトウェアへ組み込むこともできる。以下に図15ないし図17を参照して本発明の情報処理プログラムを他のソフトウェアに組み込んだ場合について説明する。
図15は、情報処理プログラム400が文書編集ソフトへ組み込まれた場合を説明する図である。図15に示す例では、情報処理プログラム400が文書編集ソフト150に組み込まれている。この場合情報処理プログラム400は、文書編集ソフト150がインストールされたコンピュータにおいて、ファイルシステム152に格納されている文書ファイル154のメタデータが編集される際に読み出されて実行される。
図16は、情報処理プログラム400が文書管理ソフト160へ組み込まれた場合を説明する図である。図16に示す例では、情報処理プログラム400が文書管理ソフト160に組み込まれている。この場合情報処理プログラム400は、文書管理ソフト160がインストールされたコンピュータにおいて、データベース162に格納されている文書ファイル164のメタデータが編集される際に読み出されて実行される。
図17は、ネットワークで接続された別々の情報処理装置のソフトウェアに情報処理プログラム400が組み込まれた場合を説明する図である。図17に示す例では、情報処理装置171にインストールされた文書管理ソフト172と、情報処理装置176にインストールされた文書管理ソフト177に、それぞれ情報処理プログラム400が組み込まれている。情報処理装置171と情報処理装置176とはネットワークを介して接続されている。
図17に示す例では、情報処理装置171と情報処理装置176との間でドキュメントデータ180の受け渡しが行われる際に、情報処理プログラム400が読み出されて実行される。図17に示すように各情報処理装置に情報処理プログラム400を搭載すれば、それぞれの情報処理装置において、本実施形態の情報処理装置800と同様の機能を実現することができる。
以上、実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態にあげた構成、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明は、メタデータを有するドキュメントデータの処理を行う情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムに応用可能である。
あるドキュメントデータにメタデータが付与された例を示す概念図である。 XMP形式のメタデータを説明する第一の図である。 XMP形式のメタデータを説明する第二の図である。 XMP形式のメタデータを説明する第三の図である。 XMP形式のメタデータを説明する第四の図である。 XMPデータモデルとスキーマとの関係を説明する図である。 XMP形式を用いた基本的なデータ処理について説明する図である。 本発明の実施形態の情報処理装置800の機能ブロック図の例である。 本実施形態の情報処理装置800のドキュメントデータの受け渡し動作の概要を示す図である。 本実施形態の情報処理装置800における型情報の埋込処理の一具体例を示す図である。 本実施形態の情報処理装置800における型情報の埋込処理のその他の具体例を示す図である。 本実施形態においてメタデータと型情報が対応しない場合の情報処理装置800の動作を説明するフローチャートである。 メタデータが編集された場合の情報処理装置800の動作を説明するフローチャートである。 本実施形態で説明した各機能を実現させる情報処理プログラムが記録された記録媒体を説明する図である。 情報処理プログラム400が文書編集ソフトへ組み込まれた場合を説明する図である。 情報処理プログラム400が文書管理ソフト160へ組み込まれた場合を説明する図である。 ネットワークで接続された別々の情報処理装置のソフトウェアに情報処理プログラム400が組み込まれた場合を説明する図である。
符号の説明
400 情報処理プログラム
410 記録媒体
500 コンピュータ
800 情報処理装置
810 データ入出力処理部
820 メタデータ処理部
821 制御部
822 操作部
823、844 検証部
830 処理設定管理部
840 デシリアライズ処理部
842 メタデータ取得部
843 型情報取得部
850 シリアライズ処理部
851 埋込部

Claims (11)

  1. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置において、
    メタデータの型情報を取得する型情報取得手段と、
    ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズ手段と、
    前記シリアライズ手段によるシリアライズ処理中に、前記型情報取得手段により取得された前記メタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記埋込手段は、前記型情報をXMLデータ形式のコメント形式を用いてドキュメントデータに埋め込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記埋込手段は、前記型情報を、前記メタデータと同様のデータ構造としてドキュメントデータに埋め込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記型情報取得手段により取得された型情報と前記メタデータとが対応しているか否かを検証する検証手段と、
    前記メタデータ及び前記型情報の読み込みを制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、
    前記検証手段により、前記型情報取得手段により取得された型情報が前記メタデータと対応しないことが検証されたとき、エラー処理か、又は前記メタデータの型情報を所定の型情報とする処理か、いずれか一方の処理を実行することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置において、
    メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得手段と、
    前記ドキュメントデータ取得手段により取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズ手段と、
    前記デシリアライズ手段によるデシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. メタデータ及び型情報の読み込みを制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記検証手段により、前記メタデータと前記型情報とが対応していないことが検証されたとき、エラー処理か、又は前記メタデータの型情報を所定の型情報とする処理か、いずれか一方の処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記ドキュメントデータ取得手段により取得されたドキュメントデータに、前記ドキュメントデータの有するメタデータの型情報が埋め込まれていなかったとき、
    前記メタデータのデータ値に対応する型情報を所定の型情報とすることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置による情報処理方法において、
    メタデータの型情報を取得する型情報取得手順と、
    ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズ手順と、
    前記シリアライズ処理中に、前記取得されたメタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込手順とを有することを特徴とする情報処理方法。
  9. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置による情報処理方法において、
    メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得手順と、
    前記取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズ手順と、
    前記デシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証手順とを有することを特徴とする情報処理方法。
  10. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置における情報処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    メタデータの型情報を取得する型情報取得ステップと、
    ドキュメントデータにシリアライズ処理を施すシリアライズステップと、
    前記シリアライズ処理中に、前記取得されたメタデータの型情報を前記ドキュメントデータに埋め込む埋込ステップとを実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  11. ドキュメントデータと、前記ドキュメントデータの有するメタデータに係る処理を行う情報処理装置における情報処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    メタデータと、前記メタデータの型情報とを有するドキュメントデータを取得するドキュメントデータ取得ステップと、
    前記取得されたドキュメントデータにデシリアライズ処理を施すデシリアライズステップと、
    前記デシリアライズ処理中に、前記メタデータが前記型情報と対応しているか否かを検証する検証ステップとを実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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