JP2008158399A - 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008158399A
JP2008158399A JP2006349266A JP2006349266A JP2008158399A JP 2008158399 A JP2008158399 A JP 2008158399A JP 2006349266 A JP2006349266 A JP 2006349266A JP 2006349266 A JP2006349266 A JP 2006349266A JP 2008158399 A JP2008158399 A JP 2008158399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction pattern
original image
power consumption
consumption reduction
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006349266A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Ozawa
淳史 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006349266A priority Critical patent/JP2008158399A/ja
Publication of JP2008158399A publication Critical patent/JP2008158399A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

【課題】消費電力を削減しようとすると、画像自体の変化や明らかな画質の低下が視認される。
【解決手段】アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減装置に、(a)基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、(b)補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する階調変換部とを搭載する。これにより、視線の集中する領域における輝度削減を最小限に抑制しながら、気づき難い部分で表示輝度を積極的に低減できる。
【選択図】図2

Description

この明細書で説明する発明は、アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する技術に関する。なお、ここでの発明は、消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラムとしての側面を有する。
現在、多くの電子機器にフラット型の表示デバイスが搭載されている。
現時点では、非自発光型の液晶ディスプレイが多く採用されているが、依然として視野角の狭さや応答速度の遅さが指摘され続けている。
一方、自発光型のディスプレイにはこれらの技術課題がないのに加え、バックライト不要の薄い形態、高輝度、高コントラスト等を達成できるため、次世代の表示デバイスとして期待されている。
ところで、自発光型の表示デバイスでは、画面内の平均表示輝度が高いほど消費電力を多く必要とする。このため、高画質化と低消費電力化の両立が技術課題として考えられている。以下、現在提案されている表示技術の幾つかを例示する。
特開2003−216092号公報 この特許文献には、映像表示データを画像処理し、明画素の数及び強度を減らすようにフォーマット変換することで消費電力を削減する技術が開示されている。しかし、この表示技術の場合、表示内容が元画像とは明らかに異なってしまう問題がある。
特開2001−184015号公報 この特許文献には、表示タイミングの走査休止期間においてのみ、駆動回路の電源電圧をゼロに制御する技術が開示されている。この表示技術の場合、画質を低下させずに消費電力を低下することができる。しかし、消費電力の削減効果は、駆動回路の消費電力に限定され、表示デバイス全体としての効果は限定的である。
そこで、発明者は、アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減装置として、(a)基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、(b)補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する階調変換部とを有するものを提案する。
また、発明者は、アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減装置として、(a)基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、(b)データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、補正パターンに基づいて可変制御するガンマ基準電圧制御部とを有するものを提案する。
発明者の提案する発明の場合、視線の集中する領域における輝度削減を最小限に抑制しながら、気づき難い部分で表示輝度を積極的に低減することができる。結果的に、本来のコントラスト感を仕様においても見た目においても損なわれないように消費電力を削減できる。
以下、発明をアクティブマトリクス駆動型の有機ELディスプレイ装置(自発光表示装置)に適用する場合に好適な駆動制御例を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)形態例1
(A−1)有機ELディスプレイ装置の機能構成
図1に、有機ELディスプレイ装置1の機能構成を示す。有機ELディスプレイ装置1は、有機ELパネルモジュール3及び消費電力削減部5で構成される。
有機ELパネルモジュール3は、画素をパネル解像度に応じてマトリクス状に配置した有機ELパネルとドライバICブロックで構成される。
このうち、有機ELパネルはカラー表示用であり、画素は発光色別に配置される。ただし、画素が複数色の発光層を積層した構造の有機EL素子の場合、1つの画素が複数の発光色に対応する。
ドライバICブロックは、データ線を駆動制御するデータ線ドライバと走査線を駆動制御する走査線ドライバで構成される。なお、ドライバICブロックには、これらドライバに駆動タイミングを与えるタイミングジェネレータも搭載される。
消費電力削減部5は、画質低下が視認されないように元画像データを階調変換しながら消費電力を下げる処理デバイスである。この形態例における消費電力削減部5は、表示内容検出部11、補正パターン生成部13及び階調変換部15で構成される。
表示内容検出部11は、元画像の表示内容を検出する処理を実行する。この形態例の場合、表示内容検出部11は、各フレームを構成する全画素について階調値のバラツキを検出する処理を実行する。階調値のバラツキは、例えば標準偏差や度数分布に基づいて検出する。
なお、この形態例の場合、1画素が複数個の単色画素(サブ画素)で構成されている。従って、表示内容検出部11は、輝度情報(グレー信号)に相当する階調値に変換された状態で階調値のバラツキを検出する。検出されたバラツキ情報は、補正パターン生成部13に出力される。
補正パターン生成部13は、検出されたバラツキ情報に基づいて元画像に重畳する補正パターン(すなわち、輝度ムラパターン)のパターンレベルを決定し、決定されたパターンレベルに対応する補正パターンを生成する処理を実行する。
パターンレベルは、検出されたバラツキ情報が事前に定めた複数通りのバラツキ範囲のうちにいずれに属するかにより決定する。なお、バラツキ範囲は事前の実験等により決定する。また、バラツキ範囲は何段階でも良い。
図2に、元画像に補正パターンの重畳イメージを示す。図2(A)は、元画像例である。ここでは、全面白レベル(100%輝度)を想定する。図2(B)は、補正パターン例である。ここでは、画面中央を中心として同心円方向に輝度が低下するパターンを想定する。
図2(C)は、元画像の輝度レベルの変化を画面の対角線方向について表した図である。図2(D)は、補正パターンの輝度レベルを対角線方向に表した図である。図2(D)の場合、輝度レベルは放物線に沿って変化する。
補正パターンに求められる特性は、消費電力の低減効果を発揮する補正パターンを元画像に重畳した際に発生する輝度の変化が見た目に分からないことである。
この形態例の場合、補正パターンに求められる特性を以下の3つの条件と定義する。
(a)補正パターン重畳後の画面輝度は、最大輝度点(この例の場合、画面中央)から外方に一様かつ連続に低下する。ここでの最大輝度点は、特許請求の範囲における「基準領域」に対応する。
(b)一般的な表示装置の輝度ユニフォミティの程度を考慮して、輝度低下量の最大値を設定する。例えば、輝度低下量の最大値(最大輝度低下率)は40%程度に設定する。すなわち、最も輝度が低下した画素位置の輝度が60%程度になるように設定する。
(c)補正パターン重畳後の最大輝度点の周辺では、輝度勾配が他の領域部分と同等か他の領域部分に比して緩やかになる。
図2(B)の補正パターンは、これら3つの条件を満たすように生成されている。もっとも、図2(B)は、あくまでも補正パターンを重畳した後の輝度特性を表すものであり、実際の表示内容とは無関係である。
ところで、検出されたバラツキ情報に基づいて元画像に重畳する補正パターンのパターンレベル(輝度低下量の最大値)を可変するのは、人間の視覚特性上、画像の内容により輝度低下の視認のされ易さに程度の差があるためである。
例えば階調差があまり無い画像(ベタ画面)やこれに近い(ある範囲内の階調値に度数が集中する)画像の場合には、輝度変化が輝度ムラとして視認され易い。一方、様々な階調が含まれる画像(例えば写真や動画像)の場合には、輝度変化が輝度ムラとして視認がされ難い。
そこで、補正パターン生成部13は、図3に示す判定テーブルに従い、補正パターン(変換パラメータαxnyn)の最低値αmin [%]を調整する処理を実行する。前述したように、判定テーブルには、何段階かのバラツキ範囲が設定されている。
因みに、個々のバラツキ範囲に対応づける最低値αmin[%]は、事前の実験や経験に従い、有機ELパネルの発光特性等も考慮して対応関係を規定する。ここで、バラツキ範囲の最小値には、補正パターン(変換パラメータαxnyn)の最低値αmin [%]として100%が対応づけられる。このことは、元画像データをそのまま出力することを意味する。すなわち、補正パターンの重畳を停止することを意味する。
なお、最低値αmin [%]は、対応画素の元画像輝度を100%輝度として表される。
ところで、補正パターンの重畳により本来のコントラスト感を損なわないためには、最低値αmin [%]の調整だけでは不十分である。すなわち、補正パターンの輝度勾配の与え方にも注意が必要である。
例えば、表示内容の中心的に位置する部分又は視点を集中させたい部分では、大きな輝度変化を伴う補正パターンを重畳するのを避けることが求められる。この形態例では、最大輝度点を画面中央に設定するので、画面中央近辺の輝度変化を小さくすることが求められる。
この形態例では、図2(D)に示すように、画面中央に放物線の頂点が位置するように補正パターンを生成する。
階調変換部15は、生成された補正パターンを元画像データに重畳する処理を実行する。具体的には、生成された補正パターンの輝度低下量に従って元画像データを階調変換する処理を実行する。
(A−2)処理動作の内容
図4に、有機ELディスプレイ装置1で実行される処理動作の実行手順例を示す。
まず最初に、表示内容検出部11において、処理対象である元画像データの階調値のバラツキが検出される(S1)。
この検出結果に基づき、補正パターン生成部13が最大輝度座標C(x,y)と最低値αmin [%]を設定する(S2)。ただし、この形態例の場合、最大輝度座標C(x,y)は画面中央に固定されているので変換パラメータαxnynの最低値αmin [%]だけが設定される。
ここで、xは、パネル解像度の水平方向にあたる画素座標である。一方、yは、パネル解像度の垂直方向にあたる画素座標である。
以上より、図5に示すVGA画素解像度の画面の最大輝度座標C(x,y)は(320,240)で与えられ、変換パラメータαxnynの最低値αmin [%]は60%で与えられる。
次に、補正パターン生成部13は、画面上で中央位置から最も離れた画素(4隅)の輝度が最低値αmin [%]になる方程式を導出し、導出された方程式に基づいて各画素に対応する変換パラメータαxnyn[%]を導出する。ここで、変換パラメータαxnyn[%]は、対応画素の元画像輝度を100%輝度として表される。
前述したように、最大輝度点周辺の勾配が他の部分に比べて緩やかか同等になるような条件式を考慮して、一次又は二次方程式の計算式を導出する。二次曲線に沿って補正パターンを重畳したいので、ここでは以下の二次方程式について考察する。
100−αxnyn=(az+bz+c)
なお、変換パラメータαxnynは、画素座標P(xn 、yn )の元画像データに対する輝度低下率を示す。また、変数zは、最大輝度座標C(x,y)から画素座標P(xn 、yn )までの直線距離を示す。
1画素のサイズは、全ての画素で同一である。従って、変数zは、全て画素位置の座標値を用いて計算することができる。すなわち、z=√(|xn −x|+|yn −y|)として表すことができる。
この他、二次方程式には、係数a、b、cが存在する。このうち、係数cは、最大輝度点の輝度低下量を与える。ここでは、輝度低下させないものとし、係数cをゼロに設定する。
また、二次方程式を単純化して計算を容易にする目的で係数bをゼロに設定する。
すると、二次方程式は、次式のように単純な二乗曲線として表すことができる。
αxnyn=100−a×{√(|xn −x|+|yn −y|)}
この形態例の場合、画面四隅の条件が確定している。従って、変換パラメータαxnynの最低値αmin =60、x=320、y=240、xn =0又は640、yn =0又は480を代入すると、40=a×4002 が導出される。よって、係数a=1/4000が確定する(S3)。
この係数aを前式に代入すると、次式のように、任意の画素座標P(xn 、yn )に対する変換パラメータαxnyn[%]を導き出すことができる(S4)。
αxnyn=100−(1/4000)×{√(|xn −x|+|yn −y|)}
なお、変換パラメータαxnyn[%]は、RGBに共通の変換パラメータである。
各画素について導出された変換パラメータαxnyn[%]は、補正パターン生成部13から階調変換部15に与えられる。
階調変換部15は、画素毎に対応する変換パラメータαxnyn[%]を乗算して元画像データを変換する処理を実行する(S5)。
変換処理の実行は、元画像データの伝送順(入力順)に実行する。
ここでの変換処理は、変換前の元画像データをβbxnyn、変換後の元画像データをβaxnynとすると、次式で与えられる。
βaxnyn=βbxnyn×αxnyn/100
この変換処理の結果、図2(B)及び(D)に示すように、画面の周辺方向に徐々に画面輝度が低下する画像に元画像を変換することができる。
なお、最低値αmin [%]に対応する変換パラメータαxnyn[%]をROMテーブルその他の記憶媒体に格納しておき、バラツキ情報により決定された最低値αmin [%]に対応する変換パラメータαxnynを読み出すことにより階調変換を実行しても良い。
(A−3)形態例の効果
以上説明したように、形態例に係る消費電力削減部5を適用することにより、輝度変化が視認され難い表示状態を確保しながらも、消費電力が小さくなるように元画像を変換することができる。
すなわち、人に気づかれ難い画面周辺部分の発光輝度を積極的に低下させることができ、元画像をそのまま表示する場合に比して消費電力を低減することができる。
なお、この消費電力の低減は、多くの電力が消費される有機ELパネル部分で発生する。従って、従来技術に比べて格段に大きな省電力効果が実現される。
因みに有機ELディスプレイ装置1がバッテリー駆動される場合には動作時間を伸ばすことができる。
また、形態例に係る消費電力削減部5の場合には、視点が集中する領域部分の輝度低下量が最小限に抑えられるため、有機ELディスプレイ装置本来のコントラスト感(輝き感や眩しさ感にあたるもの)を仕様においても見た目においても損なわずに済む。
(B)形態例2
(B−1)有機ELディスプレイ装置の機能構成
図6に、有機ELディスプレイ装置21の機能構成を示す。図6には、図1との対応部分に同一符号を付して示す。
有機ELディスプレイ装置21も、基本構成は形態例1の有機ELディスプレイ装置1と同じである。
すなわち、有機ELディスプレイ装置21は、有機ELパネルモジュール3及び消費電力削減部23で構成される。
有機ELパネルモジュール3は、画素をパネル解像度に応じてマトリクス状に配置した有機ELパネル31とドライバICブロック33で構成される。ここでの有機ELパネル31もカラー表示用であり、画素は発光色別に配置される。また、画素が複数色の発光層を積層した構造の有機EL素子の場合、1つの画素が複数の発光色に対応する。
ドライバICブロック33は、データ線を駆動制御するデータ線ドライバと走査線を駆動制御する走査線ドライバで構成される。なお、この形態例の場合、ドライバICブロック33には、ガンマ基準電圧発生用のD/A変換回路が搭載される。
このD/A変換回路で発生されたガンマ基準電圧が、データ線ドライバの出力段に配置されるD/A変換回路に供給される。また、ドライバICブロック33には、データ線ドライバや走査線ドライバに駆動タイミングを与えるタイミングジェネレータが搭載される。
消費電力削減部23は、画質低下が視認されないように消費電力を下げるようにガンマ基準電圧を走査線単位で(垂直同期信号に同期して)可変制御する処理デバイスである。すなわち、この形態例では、ガンマ基準電圧を可変制御することにより、元画像データを階調変換する場合と同じ輝度変化を画面上に発生させる方法を採用する。
消費電力削減部21は、表示内容検出部11、補正パターン生成部25及びガンマ基準電圧制御部27で構成される。表示内容検出部11の処理内容は形態例1と同じであるので説明を省略する。
補正パターン生成部25は、検出されたバラツキ情報に基づいて元画像に重畳する補正パターン(すなわち、輝度ムラパターン)のパターンレベルを決定し、決定されたパターンレベルに対応する補正パターンを生成する処理を実行する。
図7に、ガンマ基準電圧の可変制御による補正パターンの重畳イメージを示す。図7(A)は、元画像例である。ここでは、全面白レベル(100%輝度)を想定する。図7(B)は、補正パターン例である。ここでは、画面上端に位置する走査線を最高輝度点とし、画面の下端方向に徐々に輝度が低下するパターンを想定する。
図7(C)は、元画像における輝度レベルの変化を垂直方向について表した図である。図7(D)は、補正パターン重畳後の輝度レベルの変化を垂直方向について表した図である。図7(D)の場合、画面の最下端が60%輝度まで低下する。
補正パターンに求められる特性は、形態例1の場合と全く同じであるので説明を省略する。
ガンマ基準電圧制御部27は、生成された補正パターンと同じ輝度変化が画面上に現れるように、データ線ドライバに供給されるガンマ基準電圧値を制御する処理を実行する。例えばガンマ基準電圧制御部27は、ガンマ基準電圧発生用のD/A変換回路に与えるディジタル値を出力する。
結果的に、データ線には補正パターンにより元画像データを階調変換したのと同じアナログ電圧が印加される。
なお、ガンマ基準電圧制御部27によるガンマ基準電圧の制御は、垂直同期信号周期で実行される。
有機ELパネル31は線順次駆動方式で駆動されることがほとんどであり、実質的に垂直方向に対してのみガンマ基準電圧の駆動が可能なためである。
因みに、ガンマ基準電圧を可変制御する場合、階調表現性能が補正パターンの影響で損なわれずに済む。この点において、形態例1よりも画質の低下が少なく済む。
(B−2)処理動作の内容
図8に、有機ELディスプレイ装置21で実行される処理動作の実行手順例を示す。
まず最初に、表示内容検出部11において、処理対象である元画像データの階調値のバラツキが検出される(S11)。
この検出結果に基づき、補正パターン生成部25が最大輝度座標C(y)と最低値αmin [%]を設定する(S12)。この形態例の場合、最大輝度座標C(y)は画面中央に固定されている。従って、垂直方向についての変換パラメータαynの最低値αmin [%]だけが設定される。
ここで、yはパネル解像度の垂直方向の位置を与える画素座標である。
以上より、図9に示すVGA画素解像度の画面の最大輝度座標C(y)は240で与えられ、変換パラメータαynの最低値αmin [%]は60%で与えられる。
次に、補正パターン生成部25は、画面上で中央位置から最も離れた画素(上端及び下端)の輝度が最低値αmin [%]になる方程式を導出し、導出された方程式に基づいて各画素に対応する変換パラメータαyn[%]を導出する。ここで、変換パラメータαyn[%]は、対応画素の元画像輝度を100%輝度として表される。
前述したように、最大輝度点周辺の勾配が他の部分に比べて緩やかか同等になるような条件式を考慮して、一次又は二次方程式の計算式を導出する。二次曲線に沿って補正パターンを重畳したいので、ここでは以下の二次方程式について考察する。
100−αyn=(az+bz+c)
なお、変換パラメータαynは、ある走査線上に位置する全画素(画素座標P(yn )で表される)に対する画面輝度を示す。また、変数zは、最大輝度座標C(y)から各走査線(画素座標P(yn )で表される)までの直線距離を示す。
1画素のサイズは、全ての画素で同一である。従って、変数zは、垂直方向の画素数であ与えられる。すなわち、z=|yn −y|として表すことができる。
この他、二次方程式には、係数a、b、cが存在する。このうち、係数cは、最大輝度点の輝度低下量を与える。ここでは、輝度低下させないものとし、係数cをゼロに設定する。また、二次方程式を単純化して計算を容易にする目的で係数bをゼロに設定する。
すると、二次方程式は、次式のように単純な二乗曲線として表すことができる。
αyn=100−a×|yn −y|
この形態例の場合、画面の上端及び下端についての条件が確定している。
従って、変換パラメータαynの最低値αmin =60、y=240、yn =0又は480を代入すると、40=a×2402 が導出される。よって、係数a=1/1440が確定する(S13)。
この係数aを前式に代入すると、次式のように、任意の走査線上に位置する画素座標P(xn 、yn )に対する変換パラメータαyn[%]を導き出すことができる(S14)。
αyn=100−(1/1440)×|yn −y|
なお、変換パラメータαyn[%]は、RGBに共通の変換パラメータである。
各画素について導出された変換パラメータαyn[%]は、補正パターン生成部25からガンマ基準電圧制御部27に与えられる。
ガンマ基準電圧制御部27は、画素毎に対応する変換パラメータαyn[%]でガンマ基準電圧を可変制御する処理を実行する(S15)。
可変制御処理の実行は、垂直同期信号に同期して実行する。
ここでの可変制御処理は、通常のガンマ基準電圧をVγb-const、変換後のガンマ基準電圧Vγaとすると、次式で与えられる。
Vγa=Vγb-const×αyn/100
このガンマ基準電圧の可変制御処理の結果、図10(A)及び(B)に示すように、画面中央から上下端方向に徐々に画面輝度が低下する画像に元画像を変換することができる。
なお、この形態例の場合も、最低値αmin [%]に対応する変換パラメータαyn[%]をROMテーブルその他の記憶媒体に格納しておき、バラツキ情報により決定された最低値αmin [%]に対応する変換パラメータαynを読み出すことにより階調変換を実行しても良い。
(B−3)形態例の効果
以上説明したように、形態例に係る消費電力削減部23を適用することにより、輝度変化が視認され難い表示状態を確保しながらも、消費電力が小さくなるようにガンマ基準電圧を変調することができる。
すなわち、人に気づかれ難い画面周辺部分の発光輝度を積極的に低下させることができ、元画像をそのまま表示する場合に比して消費電力を低減することができる。
なお、この消費電力の低減は、多くの電力が消費される有機ELパネル部分で発生する。従って、従来技術に比べて格段に大きな省電力効果が実現される。
因みに有機ELディスプレイ装置21がバッテリー駆動される場合には動作時間を伸ばすことができる。
また、形態例に係る消費電力削減部23の場合には、視点が集中する領域部分の輝度低下量が最小限に抑えられるため、有機ELディスプレイ装置本来のコントラスト感(輝き感や眩しさ感にあたるもの)を仕様においても見た目においても損なわずに済む。
また、この形態例の場合、垂直方向に階調再現性を損なわずに補正パターンを重畳することができる。
(C)他の形態例
(C−1)最大輝度点の他の設定手法1
前述の形態例においては、画面中央又は垂直方向中央に最大輝度点を設定する場合について説明した。この設定手法は、画面中央に人の視線が集まりやすいためである。
しかし、バラツキ情報と同様、元画像データより各フレームの最大輝度点を検出して設定しても良い。一般に画面内で最も輝度の高い画素は視線の集まる場所であるためである。また、本来のコントラスト感を損なわないためにも有効である。この場合、最大輝度点は、表示内容の変化に連動してフレーム単位で設定位置が可変される。
なお、画素単位で最高輝度を検出すると必ずしも注目点とは異なる画素が最大輝度点に設定される可能性がある。従って、図11に示すように、表示画面を複数のブロック領域に分割し、各ブロック領域の階調値の平均レベルを比較することにより、最も平均レベルの高い領域内に最大輝度点を設定する仕組みを採用することが望ましい。
(C−2)最大輝度点の他の設定手法2
前述の形態例においては、画面中央又は垂直方向中央に最大輝度点を設定する場合について説明した。
しかし、最大輝度点は外部よりアプリケーションコンテンツに連動して個別に設定しても良い。図12に、設定例を示す。図12では、実際上の最高輝度点である画面左上の最高輝度点とは別に画面右下部分に最大輝度点が設定されている。すなわち、「木」の部分に最大輝度点が設定されている。
これは、注目領域としての「木」のコントラスト感を確保し、画質の低下が視認されないようにするためである。
図13及び図14に、この種の制御手法に対応した有機ELディスプレイ装置例を示す。
図13は、形態例1に対応する有機ELディスプレイ装置41の構成例である。図13には、図1との対応部分に同一符号を付して表している。有機ELディスプレイ装置41の場合、最大輝度点の情報が消費電力削減部43の補正パターン生成部13に外部から与えられる。勿論、最大輝度点は画素座標として与えられる。なお、最大輝度点の供給はフレーム単位に限らず、シーン単位、コンテンツ単位でも良い。
図14は、形態例1に対応する有機ELディスプレイ装置51の構成例である。図14には、図6との対応部分に同一符号を付して表している。有機ELディスプレイ装置51の場合、最大輝度点の情報が消費電力削減部53の補正パターン生成部25に外部から与えられる。基本的に、最大輝度点は走査線単位で与えられるが、画素座標として与えても良い。画素座標で最大輝度点が与えられた場合には、当該画素座標の属する走査線が最大輝度点として設定される。
(C−3)バラツキ情報の設定手法
前述した形態例においては、階調値のバラツキ情報を元画像データより検出する場合について説明した。
しかし、階調値のバラツキ情報もアプリケーションコンテンツに連動して外部から与える方法を採用しても良い。
図15及び図16に、この種の制御手法に対応した有機ELディスプレイ装置例を示す。
図15は、形態例1に対応する有機ELディスプレイ装置61の構成例である。図15には、図1との対応部分に同一符号を付して表している。有機ELディスプレイ装置61の場合、最大輝度点の情報とバラツキ情報の両方が消費電力削減部63の補正パターン生成部13に外部から与えられる。なお、最大輝度点の情報は、元画像データより検出する手法を採用することも可能である。
図16は、形態例2に対応する有機ELディスプレイ装置71の構成例である。図16には、図6との対応部分に同一符号を付して表している。有機ELディスプレイ装置71の場合、最大輝度点の情報とバラツキ情報の両方が消費電力削減部73の補正パターン生成部25に外部から与えられる。この場合も、最大輝度点の情報は、元画像データより検出する手法を採用することも可能である。
(C−4)補正パターンによる輝度低下範囲
前述の形態例においては、最大基準点を中心として表示画面の最遠端まで輝度を徐々に低下させる場合について説明した。
しかし、一様に低下する範囲は画面内の一部範囲内に限定し、その外方領域は同じ輝度低下量を維持するようにしても良い。
図17に補正パターンの重畳イメージを示す。図17(A)は、元画像例である。ここでも、全面白レベル(100%輝度)を想定する。図17(B)は、補正パターン例である。ここでは、画面中央部分の領域81でのみ輝度を徐々に低下し、その外側に位置する領域83では領域81の外苑部分の輝度レベルを維持するパターンを想定する。
図17(C)は、元画像の輝度レベルを対角線方向に表した図である。図17(D)は、補正パターンの輝度レベルを対角線方向に表した図である。図17(D)に示すように、輝度レベルが放物線に沿って変化するのは領域81の範囲内のみであり、その外側は60%の輝度レベルを維持している。
(C−5)補正パターン例
前述した形態例では、演算処理を簡単にするために補正パターンを与える方程式を二次曲線として近似する場合について説明した。すなわち、係数bをゼロに設定する場合について説明した。
しかし、補正パターンを与える方程式を一次曲線として設定しても良い。すなわち、係数aをゼロに設定しても良い。
勿論、全ての係数を非ゼロとしてより一般的な方程式として補正パターンの輝度変化を定義しても良い。
(C−6)基準領域
前述の形態例においては、画面上の1画素である最大輝度点を基準領域として設定する場合について説明した。
しかし、補正パターンの輝度頂点を与える基準領域は、複数画素で規定される一まとまりの領域として定義しても良い。この場合、基準領域の外縁部分からの距離に応じて輝度を低下させるように補正パターンを発生すれば良い。
(C−7)製品例
(a)ドライブIC
前述した有機ELディスプレイ装置(有機ELパネルモジュール及び消費電力削減部)は、いずれも1つのパネル上に形成することもできるが、処理回路部分と画素マトリクスとを別々に製造し、流通することもできる。
例えば、ドライバICブロックや消費電力削減部はそれぞれ独立したドライブIC(integrated
circuit)として製造し、有機ELパネルとは独立に流通することもできる。勿論、ドライバICブロックと消費電力削減部とで1つのドライブICを構成することもできる。
(b)表示モジュール
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置は、図18に示す外観構成を有する表示モジュール91の形態で流通することもできる。
表示モジュール91は、支持基板95の表面に対向部93を貼り合わせた構造を有している。対向部93は、ガラスその他の透明部材を基材とし、その表面にはカラーフィルタ、保護膜、遮光膜等が配置される。
なお、表示モジュール91には、外部から支持基板95に信号等を入出力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)97等が設けられていても良い。
(c)電子機器
前述した形態例における有機ELディスプレイ装置は、電子機器に実装された商品形態でも流通される。
図19に、電子機器101の概念構成例を示す。電子機器101は、前述した有機ELディスプレイ装置103及びシステム制御部105で構成される。システム制御部105で実行される処理内容は、電子機器101の商品形態により異なる。
なお、電子機器101は、機器内で生成される又は外部から入力される画像や映像を表示する機能を搭載していれば、特定の分野の機器には限定されない。
この種の電子機器101には、例えばテレビジョン受像機が想定される。図20に、テレビジョン受像機111の外観例を示す。
テレビジョン受像機111の筐体正面には、フロントパネル113及びフィルターガラス115等で構成される表示画面117が配置される。表示画面117の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置に対応する。
また、この種の電子機器101には、例えばデジタルカメラが想定される。図21に、デジタルカメラ121の外観例を示す。図21(A)が正面側(被写体側)の外観例であり、図21(B)が背面側(撮影者側)の外観例である。
デジタルカメラ121は、撮像レンズ(図21は保護カバー123が閉じた状態であるので、保護カバー123の裏面側に配置される。)、フラッシュ用発光部125、表示画面127、コントロールスイッチ129及びシャッターボタン131で構成される。このうち、表示画面127の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置に対応する。
また、この種の電子機器101には、例えばビデオカメラが想定される。図22に、ビデオカメラ141の外観例を示す。
ビデオカメラ141は、本体143の前方に被写体を撮像する撮像レンズ145、撮影のスタート/ストップスイッチ147及び表示画面149で構成される。このうち、表示画面149の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置に対応する。
また、この種の電子機器101には、例えば携帯端末装置が想定される。図23に、携帯端末装置としての携帯電話機151の外観例を示す。図23に示す携帯電話機151は折りたたみ式であり、図23(A)が筐体を開いた状態の外観例であり、図23(B)が筐体を折りたたんだ状態の外観例である。
携帯電話機151は、上側筐体153、下側筐体155、連結部(この例ではヒンジ部)157、表示画面159、補助表示画面161、ピクチャーライト163及び撮像レンズ165で構成される。このうち、表示画面159及び補助表示画面161の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置に対応する。
また、この種の電子機器101には、例えばコンピュータが想定される。図24に、ノート型コンピュータ171の外観例を示す。
ノート型コンピュータ171は、下型筐体173、上側筐体175、キーボード177及び表示画面179で構成される。このうち、表示画面179の部分が、形態例で説明した有機ELディスプレイ装置に対応する。
これらの他、電子機器101には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
(C−8)他の表示デバイス例
形態例の説明においては、消費電力削減部を有機ELディスプレイ装置に搭載する場合について説明した。
しかし、消費電力削減部は、その他の自発光表示装置にも適用することができる。例えば無機ELディスプレイ装置、LEDを配列する表示装置、FEDディスプレイ装置やPDPディスプレイ装置等にも適用できる。
(C−9)制御デバイス構成
前述の説明では、消費電力削減部をハードウェア的に実現する場合について説明した。
しかし、消費電力削減部の一部又は全部は、ソフトウェア処理として実現することができる。
(C−10)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
有機ELディスプレイ装置の機能構成例を示す図である。 補正パターンの輝度変化を説明する図である。 階調バラツキに応じた変換パラメータの設定例を示す図である。 消費電力削減動作を説明する図である。 距離zの算出原理を説明する図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 補正パターンの他の輝度変化を説明する図である。 消費電力削減動作を説明する図である。 距離zの算出原理を説明する図である。 補正パターンの適用例を示す図である。 最大輝度点の他の設定例を説明する図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 有機ELディスプレイ装置の他の機能構成例を示す図である。 他の補正パターン例を示す図である。 表示モジュールの構成例を示す図である。 電子機器の機能構成例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。
符号の説明
1 有機ELディスプレイ装置
5 消費電力削減部
11 表示内容検出部
13 補正パターン生成部
15 階調変換部
21 有機ELディスプレイ装置
23 消費電力削減部
25 補正パターン生成部
27 ガンマ基準電圧制御部

Claims (20)

  1. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減装置において、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    前記補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する階調変換部と
    を有することを特徴とする消費電力削減装置。
  2. 請求項1に記載の消費電力削減装置は、
    各フレーム内で最も輝度が高い画素位置を元画像データより検出し、検出された画素位置を前記基準領域に設定する表示内容検出部を更に有する
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  3. 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
    前記基準領域は、固定的に画面中央に設定される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  4. 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
    前記基準領域は、アプリケーションコンテンツに連動して外部から設定される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  5. 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
    前記補正パターンにおける前記基準領域の近傍領域の輝度勾配は、他の領域の輝度勾配と同等又はより緩やかに設定される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  6. 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
    元画像がベタ画像とした場合に、前記補正パターンは、補正後に最も輝度が低くなる部分が最も輝度が高い部分の60%程度になるように生成される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  7. 請求項1に記載の消費電力削減装置において、
    前記補正パターン生成部は、元画像データに含まれる階調成分のばらつきが大きい場合、輝度低下幅の大きい補正パターンを生成し、元画像データに含まれる階調成分のばらつきが小さい場合、輝度低下幅の小さい補正パターンを生成する
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  8. 請求項7に記載の消費電力削減装置において、
    元画像データに含まれる階調成分のばらつき度合いは、元画像データに基づいて検出される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  9. 請求項7に記載の消費電力削減装置において、
    元画像データに含まれる階調成分のばらつき度合いは、アプリケーションコンテンツに連動して外部から設定される
    ことを特徴とする消費電力削減装置。
  10. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減装置において、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、前記補正パターンに基づいて可変制御するガンマ基準電圧制御部と
    を有することを特徴とする消費電力削減装置。
  11. アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する自発光表示モジュールと、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    前記補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する階調変換部と
    を有することを特徴とする自発光表示装置。
  12. 請求項11に記載の自発光表示装置において、
    各画素がエレクトロルミネセンス素子で構成される
    ことを特徴とする自発光表示装置。
  13. アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する自発光表示モジュールと、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、前記補正パターンに基づいて可変制御するガンマ基準電圧制御部と
    を有することを特徴とする自発光表示装置。
  14. 請求項13に記載の自発光表示装置において、
    各画素がエレクトロルミネセンス素子で構成される
    ことを特徴とする自発光表示装置。
  15. アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する自発光表示モジュールと、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    前記補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する階調変換部と、
    システム制御部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  16. アクティブマトリクス駆動型の画素構造を有する自発光表示モジュールと、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する補正パターン生成部と、
    データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、前記補正パターンに基づいて可変制御するガンマ基準電圧制御部と、
    システム制御部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  17. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減方法において、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する処理と、
    前記補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する処理と
    を有することを特徴とする消費電力削減方法。
  18. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力を削減する消費電力削減方法において、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する処理と、
    データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、前記補正パターンに基づいて可変制御する処理と
    を有することを特徴とする消費電力削減方法。
  19. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力の削減を制御するコンピュータに、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する処理と、
    前記補正パターンに基づいて元画像データを階調変換する処理と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  20. アクティブマトリクス駆動型の自発光表示モジュールで消費される電力の削減を制御するコンピュータに、
    基準領域から遠ざかるに従って元画像の表示輝度を緩やかに低減させる補正パターンを生成する処理と、
    データ線を駆動するアナログ電圧に元画像データを変換するディジタル/アナログ変換回路のガンマ基準電圧を、前記補正パターンに基づいて可変制御する処理と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2006349266A 2006-12-26 2006-12-26 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム Pending JP2008158399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349266A JP2008158399A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349266A JP2008158399A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008158399A true JP2008158399A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39659339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006349266A Pending JP2008158399A (ja) 2006-12-26 2006-12-26 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008158399A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127994A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Sony Corp 補正値算出方法、表示装置
JP2010169902A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Hitachi Plasma Display Ltd 映像表示装置
JP2011002520A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Sony Corp 自発光表示装置、消費電力削減方法及びプログラム
US8817038B2 (en) 2011-08-02 2014-08-26 Samsung Display Co., Ltd. Display apparatus and method for driving the same
JP2017044841A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP2018077503A (ja) * 2017-12-26 2018-05-17 株式会社ユピテル 表示装置
US10121265B2 (en) 2014-03-25 2018-11-06 Sony Corporation Image processing device and method to calculate luminosity of an environmental light of an image
KR20190020633A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 경희대학교 산학협력단 시선 추적에 기초한 디스플레이의 영역별 밝기 조절 장치 및 그 방법
US10332432B2 (en) 2016-03-16 2019-06-25 Samsung Display Co., Ltd. Display device
JP2021047407A (ja) * 2020-10-06 2021-03-25 株式会社ユピテル 表示装置
US11551639B2 (en) 2020-01-30 2023-01-10 Samsung Display Co., Ltd. Display device including a light transmission region, and electronic device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116728A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置
JP2003345297A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
WO2006049058A1 (ja) * 2004-11-05 2006-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号変換装置、映像表示装置
JP2007298693A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像表示装置及び半導体回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116728A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置
JP2003345297A (ja) * 2002-05-27 2003-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
WO2006049058A1 (ja) * 2004-11-05 2006-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 映像信号変換装置、映像表示装置
JP2007298693A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像表示装置及び半導体回路

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8334884B2 (en) 2008-11-25 2012-12-18 Sony Corporation Method of calculating correction value and display device
CN101740002B (zh) * 2008-11-25 2013-05-08 索尼株式会社 计算修正值的方法和显示装置
JP2010127994A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Sony Corp 補正値算出方法、表示装置
JP2010169902A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Hitachi Plasma Display Ltd 映像表示装置
JP2011002520A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Sony Corp 自発光表示装置、消費電力削減方法及びプログラム
US8791885B2 (en) 2009-06-16 2014-07-29 Sony Corporation Self-light-emitting display device, power consumption reduction method, and program
US8817038B2 (en) 2011-08-02 2014-08-26 Samsung Display Co., Ltd. Display apparatus and method for driving the same
US10121265B2 (en) 2014-03-25 2018-11-06 Sony Corporation Image processing device and method to calculate luminosity of an environmental light of an image
JP2017044841A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
US10332432B2 (en) 2016-03-16 2019-06-25 Samsung Display Co., Ltd. Display device
KR102076506B1 (ko) 2017-08-21 2020-02-13 경희대학교 산학협력단 시선 추적에 기초한 디스플레이의 영역별 밝기 조절 장치 및 그 방법
KR20190020633A (ko) * 2017-08-21 2019-03-04 경희대학교 산학협력단 시선 추적에 기초한 디스플레이의 영역별 밝기 조절 장치 및 그 방법
JP2018077503A (ja) * 2017-12-26 2018-05-17 株式会社ユピテル 表示装置
US11551639B2 (en) 2020-01-30 2023-01-10 Samsung Display Co., Ltd. Display device including a light transmission region, and electronic device
JP2021047407A (ja) * 2020-10-06 2021-03-25 株式会社ユピテル 表示装置
JP7011346B2 (ja) 2020-10-06 2022-02-10 株式会社ユピテル 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008158399A (ja) 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム
US8373728B2 (en) By-region display image quality controlling device, self-luminous display device, and computer program
US9378691B2 (en) Display device and method for driving display device
JP6423243B2 (ja) 表示装置、電子機器及び表示装置の駆動方法
JP5135790B2 (ja) ピーク輝度レベル制御装置、自発光表示装置、電子機器、ピーク輝度レベル制御方法及びコンピュータプログラム
US9324283B2 (en) Display device, driving method of display device, and electronic apparatus
US20150371605A1 (en) Pixel Mapping and Rendering Methods for Displays with White Subpixels
JP2008299145A (ja) 表示装置および表示方法
JP2010145664A (ja) 自発光型表示装置、半導体装置、電子機器及び電源線駆動方法
US9111480B2 (en) Liquid crystal display and a method of driving the same by converting three color input image signals based on a hue shift of yellow
JP2007298779A (ja) 文字強調制御装置、表示装置、強調表示制御方法及びコンピュータプログラム
KR20170011674A (ko) 영상 처리 방법, 영상 처리 회로와, 그를 이용한 표시 장치
KR102510573B1 (ko) 투명 표시 장치 및 그 구동 방법
US20120026203A1 (en) Image compensation apparatus and method thereof and field sequential color liquid crystal display using the same
JP2007508575A5 (ja)
JP4645632B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の駆動方法および電子機器
JP2008170824A (ja) 消費電力削減装置、自発光表示装置、電子機器、消費電力削減方法及びコンピュータプログラム
JP6042785B2 (ja) 表示装置、電子機器及び表示装置の駆動方法
US20080192034A1 (en) Display device and method for adjusting display response time
JP2010048958A (ja) 画像処理装置、その処理方法および画像表示システム
US20150332642A1 (en) Display device
JP2022029716A (ja) 液晶表示装置
JP2011100144A (ja) Oled表示装置
JP2011100143A (ja) Oled表示装置
JP2008158400A (ja) 駆動条件制御装置、自発光表示装置、電子機器、駆動条件制御方法及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081219

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130514