JP2008157757A - バッテリ状態判定方法、バッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システム - Google Patents

バッテリ状態判定方法、バッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの温度及び充電率の変化による内部抵抗又は内部インピーダンスへの影響を補正してバッテリの放電能力又は劣化度を高精度に判定することが可能なバッテリ状態判定方法等を提供する。
【解決手段】内部インピーダンス、温度、及び充電率の測定値をステップS13で内部インピーダンス算出式に代入し、ステップS14の逐次演算によりパラメータCの値を算出して内部インピーダンスの確定算出式を決定する。次に、バッテリ101の劣化度を判定する場合には、ステップS22で劣化度を判定するための基準温度及び基準充電率を内部インピーダンスの確定算出式に代入し、劣化度を判定するための内部インピーダンスを算出する。この内部インピーダンスを、ステップS23で劣化度判定閾値と比較することにより、バッテリ101の劣化度を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリの放電能力又は劣化度を判定するバッテリ状態判定方法、バッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システムの技術分野に関するものである。
近年、電子機器として携帯端末等の使用が拡大しており、携帯端末等に搭載されるバッテリの重要性が高まっている。また自動車分野においては、アイドルストップの普及などに伴って、バッテリの状態を的確に把握できる技術が強く望まれるようになってきている。このように、バッテリの重要性が高まるのに伴って、バッテリ状態をモニタして状態検知する必要性が急速に高まりつつあり、これに対応してバッテリの劣化度(SOH)あるいは放電能力(SOF)を予測する技術がこれまでに多数提案されている。
バッテリの劣化度あるいは放電能力を予測する方法として、バッテリの内部抵抗あるいは内部インピーダンスを指標とする方法が、従来から種々考案されている。この方法では、内部抵抗あるいは内部インピーダンスの値が、バッテリの温度や充電率の影響を受けるため、真の劣化状態あるいは放電能力を判定するのが困難となる、といった問題があった。このような問題を解決するために、例えば特許文献1、2のような技術が提案されている。
特許文献1では、内部抵抗に対して温度補正を行い、これを充電率に応じて決定された判定閾値と比較する方法が提案されている。また、特許文献2では、高精度にインピーダンスを温度補正する方法が具体的に示されており、これにより温度補正を高精度に行うことが可能となっている。
特開2001−228226号 特開2005−091217号
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような問題があった。特許文献1に開示されている技術では、内部抵抗に対し温度補正を行う具体的な方法が開示されておらず、また内部抵抗に対してだけでなく判定閾値に対しても補正を行うといった煩雑な方法となっているため取り扱いが困難になるといった問題があった。さらに、この方法を用いて放電能力を予測するためには、バッテリの使用過程を刻々と追跡計算する必要があり、そのためには各時点における温度、充電率でインピーダンス値を予測計算する必要があった。従って、現実的には特許文献1の技術では放電能力の評価に対応しきれないといった問題があった。
また、特許文献2に開示されている技術では、充電率の影響については述べられておらず、充電率の影響が大きいときには劣化度や放電能力の判定に十分対応できないといった問題があった。充電率の影響が大きくなるのは充電率が低い場合であり、このような状態で使用されることが前提となっているバッテリに対しては、特許文献2の技術では十分な対応が困難となる。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、バッテリの温度及び充電率の変化による内部抵抗又は内部インピーダンスへの影響を補正してバッテリの放電能力又は劣化度を高精度に判定することが可能なバッテリ状態判定方法等を提供することを目的とする。
この発明のバッテリ状態判定方法の第1の態様は、所定の温度及び充電率(SOC)におけるバッテリの内部抵抗又は内部インピーダンスを推定し、前記推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として前記バッテリの状態判定を行うバッテリ状態判定方法であって、前記温度及び前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含み、かつ係数が1つのパラメータの関数で表わされる前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスの算出式を事前に作成し、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とを同時に測定してそれぞれの測定値を取得し、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの前記測定値を前記算出式に代入して前記パラメータの値を算出し、前記算出されたパラメータ値から決定される前記係数を用いた前記算出式(以下では確定算出式という)に前記所定の温度及び充電率を代入して前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定することを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定方法の他の態様は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの劣化判定を行なう基準温度及び基準充電率を用い、前記確定算出式に前記基準温度及び基準充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの劣化度を判定することを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定方法の他の態様は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの放電能力判定時点の温度及び充電率を用い、前記確定算出式に前記放電能力判定時点の温度及び充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの放電能力を判定することを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定方法の他の態様は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表され、かつ前記第1の関数の係数の少なくとも1つが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表され、さらに前記第1の関数及び前記第2の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされていることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定方法の他の態様は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第3の関数で表され、かつ前記第3の関数の係数の少なくとも1つが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第4の関数で表され、さらに前記第3の関数及び前記第4の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされていることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定装置の第1の態様は、所定の温度及び充電率におけるバッテリの内部抵抗又は内部インピーダンスを推定し、前記推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として前記バッテリの状態判定を行うバッテリ状態判定装置であって、前記バッテリのインピーダンス又は内部抵抗を測定するインピーダンス測定手段と、前記バッテリの温度を測定する温度センサと、前記バッテリの充電率を測定する充電率センサと、前記温度及び前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含み、かつ係数が1つのパラメータの関数で表わされた前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスの算出式を事前に作成して保存し、前記インピーダンス測定手段と前記温度センサと前記充電率センサとから同時に測定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの測定値を入力し、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの前記測定値を前記算出式に代入して前記パラメータ値を算出し、前記算出されたパラメータ値から決定される前記係数を用いた確定算出式に前記所定の温度及び充電率を代入して前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定する制御部と、を備えることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定装置の他の態様は、前記制御部は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの劣化判定を行なう基準温度及び基準充電率を用い、前記確定算出式に前記基準温度及び基準充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの劣化度を判定していることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定装置の他の態様は、前記制御部は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの放電能力判定時点の温度及び充電率を用い、前記確定算出式に前記放電能力判定時点の温度及び充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの放電能力を判定していることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定装置の他の態様は、前記制御部は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式として、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表され、かつ前記第1の関数の係数の少なくとも1つが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表され、さらに前記第1の関数及び前記第2の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされる前記算出式を用いていることを特徴とする。
この発明のバッテリ状態判定装置の他の態様は、前記制御部は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式として、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第3の関数で表され、かつ前記第3の関数の係数の少なくとも1つが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第4の関数で表され、さらに前記第3の関数及び前記第4の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされる前記算出式を用いていることを特徴とする。
この発明のバッテリ電源システムの第1の態様は、前記いずれかのバッテリ状態判定装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリの温度及び充電率の変化による内部抵抗又は内部インピーダンスへの影響を、多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む算出式で補正することにより、任意の温度及び充電率における内部抵抗又は内部インピーダンスを高精度に推定することが可能となる。これにより、推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを用いて、バッテリの放電能力又は劣化度を高精度に判定することが可能となる。
また、内部抵抗又は内部インピーダンスの算出式は、実測データに合わせるための調整パラメータを有していることから、バッテリの経年変化等があっても、調整パラメータを調整することで内部抵抗又は内部インピーダンスを高精度に推定することが可能となる。
図面を参照して本発明の好ましい実施の形態におけるバッテリ状態判定方法、バッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システムの構成について詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
本発明の実施の形態に係るバッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システムの概略の構成を図2に示す。同図は、本実施形態に係るバッテリ電源システム100及びバッテリ状態判定装置101の概略構成を示すブロック図である。バッテリ電源システム100は、バッテリ101と、充電回路102とバッテリ状態判定装置110とを備え、負荷10に接続されている。
バッテリ状態判定装置110は、バッテリ101のインピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段111と、温度を測定するための温度センサ112と、充電率を測定するための充電率センサ113と、バッテリ101の劣化度又は放電能力を判定するための各種処理を行う制御部114と、制御部114での処理に必要な各種データや各種測定データ等を記憶させるための記憶部115とを備えている。
次に、制御部114において、バッテリ101の劣化度又は放電能力を判定する方法について、以下に詳細に説明する。バッテリ101の劣化度又は放電能力を判定するために、本実施形態では、バッテリ101の内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として用いている。内部抵抗又は内部インピーダンスは、バッテリ101の温度及び充電率によって変化することから、劣化度又は放電能力を判定するための条件に合った温度及び充電率での内部抵抗又は内部インピーダンスの値を求める必要がある。
内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として劣化度を判定する場合には、バッテリ101が予め決定された基準状態にあるときの内部抵抗又は内部インピーダンスを求める必要があり、これを劣化度を判定するための所定の閾値と比較することで、バッテリ101が劣化しているか否かを判定することができる。ここで、基準状態にあるときの内部抵抗又は内部インピーダンスとは、バッテリ101の温度及び充電率が所定の基準温度及び基準充電率にあるときの内部抵抗又は内部インピーダンスを意味する。
また、内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として放電能力を判定する場合には、放電能力の判定を行おうとする時点のバッテリ101の温度及び充電率における内部抵抗又は内部インピーダンスを求める必要があり、これを放電能力に係る所定の閾値と比較することで、バッテリ101の放電能力が適切に確保されているか否かを判定することができる。
上記の通り、バッテリ101の劣化度あるいは放電能力を高精度に判定可能とするためには、バッテリ101の任意の温度及び充電率における内部抵抗又は内部インピーダンスを高精度に推定できることが必要となる。以下では、バッテリ101の内部インピーダンスを対象に、任意の温度及び充電率における値を高精度に推定する方法を説明する。なお、内部抵抗に対しても、以下と同様にして高精度に推定することが可能である。
上記説明の通り、バッテリの内部インピーダンスは温度及び充電率によって変化するが、さらに劣化度によっても変化する。そこで、バッテリが劣化していない新品のときの内部インピーダンスの変化と、バッテリが使用されて劣化した劣化品の内部インピーダンスの変化を、それぞれ図3、4に示す。同図はともに、温度と充電率に対する内部インピーダンスの変化を3次元的に表示したものである。
図3、4より、内部インピーダンスは温度によって比較的大きく変化することがわかる。また、充電率が変化することによっても内部インピーダンスが変化することが示されている。さらに、図3と図4とを比較することにより、バッテリの劣化が進むことで内部インピーダンスが大きくなることがわかる。とくに、内部インピーダンスの温度及び充電率に対する依存性も、劣化度によって変化しており、劣化が大きくなると温度及び充電率に対する内部インピーダンスの変化が大きくなることがわかる。
そこで、本実施形態では、内部インピーダンスを温度及び充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む関数で表わすようにしている。そして、その関数に含まれる係数が、さらに1つのパラメータ(以下ではCとする)の関数で表わされるようにしている。上記説明のバッテリ101の劣化による温度及び充電率に対する依存性の変化は、パラメータCによって調整することが可能となっている。
より具体的には、内部インピーダンスを温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表し、この第1の関数の係数の少なくとも1つを充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表し、さらに第1の関数及び第2の関数の係数をパラメータCの関数で表わすものとしている。
あるいは、内部インピーダンスを充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第3の関数で表し、この第3の関数の係数の少なくとも1つを温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第4の関数で表し、さらに第3の関数及び第4の関数の係数をパラメータの関数で表わすようにしてもよい。
以下では、1例として、内部インピーダンスを温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表したときの内部インピーダンス算出式について説明する。内部インピーダンスをZとし、温度をTとしたとき、内部インピーダンスZを温度Tの多項式関数で表した例を次式に示す。
[数1]
Z=AC0+AC1・T+AC2・T+AC3・T (式1)
ここで、AC0、AC1、AC2、AC3は各項の係数を表している。
図3に示した新品のバッテリ101の内部インピーダンスについて、(式1)を用いてフィッティングした例を図5に示す。同図に示すように、内部インピーダンスZは、温度Tの3次多項式により高精度に近似されることが確認できる。
また、内部インピーダンスZを温度Tの逆数関数を含む式で表した例を次式に示す。
[数2]
Z=1/(AH1・T+AH2)+AH3 (式2)
ここで、AH1、AH2、AH3は各項の係数を表している。同じく新品のバッテリ101の内部インピーダンスについて、(式2)を用いてフィッティングした例を図6に示す。同図に示すように、逆数関数を用いても内部インピーダンスZを温度Tの関数として高精度に近似できることがわかる。
さらに、内部インピーダンスZを温度Tの指数関数を含む式で表した例を次式に示す。
[数3]
Z=AE1・exp(−T/AE2)+AE3 (式3)
ここで、AE1、AE2、AE3は各項の係数を表している。同じく新品のバッテリ101の内部インピーダンスについて、(式3)を用いてフィッティングした例を図7に示す。同図に示すように、指数関数を用いても内部インピーダンスZを温度Tの関数として高精度に近似できることがわかる。
本実施形態では、上記(式1)〜(式3)に含まれる係数AC0〜AC3、AH1〜AH3、あるいはAE1〜AE3を、さらに充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数でそれぞれ表すこととする。
以下では、一例として指数関数を用いた(式3)を適用した場合について、係数AE1〜AE3を決定する方法を説明する。係数AE1〜AE3は、充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表されるが、ここでは簡単のため、係数AE3のみが上記いずれかの関数で表されるものとする。
充電率をSで表したとき、係数AE3を充電率Sの多項式関数で表した例を次式に示す。
[数4]
AE3=BC0+BC1・S+BC2・S+BC3・S (式4)
ここで、BC0、BC1、BC2、BC3は各項の係数を表している。(式4)を用いて係数AE3をフィッティングした例を図8に示す。同図に示すように、係数AE3は、充電率Sの3次多項式により高精度に近似されることが確認できる。
また、係数AE3を充電率Sの逆数関数を含む式で表した例を次式に示す。
[数5]
AE3=1/(BH1・S+BH2)+BH3 (式5)
ここで、BH1、BH2、BH3は各項の係数を表している。(式5)を用いて係数AE3をフィッティングした例を図9に示す。同図に示すように、逆数関数を用いても係数AE3を充電率Sの関数として高精度に近似できることがわかる。
さらに、係数AE3を充電率Sの指数関数を含む式で表した例を次式に示す。
[数6]
AE3=BE1・exp(−S/BE2)+BE3 (式6)
ここで、BE1、BE2、BE3は各項の係数を表している。(式6)を用いて係数AE3をフィッティングした例を図10に示す。同図に示すように、指数関数を用いても係数AE3を充電率Sの関数として高精度に近似できることがわかる。
さらに、本実施形態では、上記(式1)〜(式6)に含まれる各係数を、1つのパラメータCの関数で表わすものとしている。ここでは、一例として(式3)を用い、係数AE3を(式6)で表わしたときの算出式について説明する。なお、簡単のため(式3)に含まれる係数AE1とAE2のみがパラメータCの関数で表されるものとする。また、Cの関数としてここでは一次式を用いるものとする。
上記説明のように、(式3)と(式6)を用い、係数AE1とAE2とをパラメータCの一次式で表したとき、内部インピーダンスZは次式で表される。
[数7]
Z=(CE1+CE2・C)・exp{−T/(CE3+CE4・C)}
+BE1・exp(−S/BE2)+BE3 (式7)
(式7)では、AE1=CE1+CE2・Cとし、AE2=CE3+CE4・Cとしている。また、CE1、CE2、CE3、CE4は事前に決定された定数である。
本実施形態のバッテリ状態判定装置110の制御部114では、バッテリ101の温度及び充電率が所定の値のときの内部インピーダンスを、例えば(式7)を用いて算出している。(式7)を用いるためには、パラメータCの値が決定されていなければならない。そこで、制御部114では、所定のタイミングでインピーダンス測定手段111、温度センサ112、及び充電率センサ113から、同時測定された内部インピーダンス、温度、及び充電率の各測定値を入力し、これを(式7)に代入することでパラメータCの値を算出している。
このように、内部インピーダンスの算出式に含まれる調整パラメータCを、実測データを用いて調整することにより、バッテリ101の最新の状態に対応した内部インピーダンスを高精度に推定することが可能となる。従って、バッテリ101が経年劣化等によって内部インピーダンスの特性が変化していても、本実施形態の内部インピーダンス算出式を用いることにより、所定の温度及び充電率の内部インピーダンスを高精度に推定することが可能となる。
(式7)は非線形な関数形となっているため解析解を求めることはできないが、例えばNewton法等を用いて逐次演算を行うことでパラメータCの値を求めることが可能である。このようにして算出されたパラメータCの値を(式7)に代入することで、(式7)は温度Tと充電率Sのみを変数とする内部インピーダンスZの確定算出式となる。確定算出式の右辺に所定の温度T及び充電率Sを代入することで、その時のバッテリ101の内部インピーダンスZを求めることが可能となる。
上記のようにして求めた内部インピーダンス算出式について、その精度を確認するために、代表的な温度及び充電率におけるバッテリ101の内部インピーダンスを測定し、これをもとにパラメータCの値を決定して内部インピーダンスの確定算出式を決定し、この内部インピーダンス確定算出式を用いて所定の基準温度及び基準充電率における内部インピーダンスを推定した結果を図11に示す。同図において、(a)は新品バッテリを対象に内部インピーダンスを推定した結果を示しており、(b)は劣化バッテリを対象にした結果を示している。
図11では、バッテリの温度としてー10℃〜45℃までの5点の温度を、また充電率として100%〜30%までの4点をそれぞれ選択し、それぞれの温度と充電率のときの内部インピーダンスを測定した結果を各欄の上段に示している。そして、各温度、充電率、内部インピーダンスの測定値をもとにパラメータCの値を決定して内部インピーダンスの確定算出式を導出している。
さらに、基準温度及び基準充電率を、ここではそれぞれ25℃と100%とし、上記の各温度、充電率、内部インピーダンスの測定値をもとに導出した内部インピーダンスの確定算出式を用いて、上記の基準温度及び基準充電率での内部インピーダンスを推定した結果を各欄の下段に示している。
基準温度及び基準充電率のときの測定内部インピーダンスと推定内部インピーダンスは、当然ながら一致している。また、それ以外の温度及び充電率で導出した確定算出式を用いた場合でも、基準温度及び基準充電率における内部インピーダンスを高精度に推定できていることが確認できる。これにより、本実施形態で用いている内部インピーダンス推定方法によれば、任意の温度及び充電率の内部インピーダンスを高精度に推定できることが確認できる。
制御部114でバッテリ101の劣化度を判定する場合には、上記の内部インピーダンスZの確定算出式において、右辺の温度T及び充電率Sに劣化判定のための基準温度及び基準充電率を代入することで、基準温度及び基準充電率における内部インピーダンスZを算出する。基準温度及び基準充電率における内部インピーダンスに対する劣化判定閾値を例えば記憶部115に事前に記憶させておき、制御部114では、記憶部115から劣化判定閾値を読み込んで上記で算出された内部インピーダンスZと比較する。これにより、算出された内部インピーダンスが劣化判定閾値より大きいときにバッテリ101が劣化していると判定することが可能となる。
同様にして、制御部114でバッテリ101の放電能力を判定する場合には、上記の内部インピーダンスZの確定算出式において、右辺の温度T及び充電率Sに放電能力判定時点の温度及び充電率を代入することで、放電能力判定時点の内部インピーダンスZを算出する。放電能力を判定するための内部インピーダンスに対する閾値(以下では放電能力判定閾値という)を例えば記憶部115に事前に記憶させておき、制御部114では、記憶部115から放電能力判定閾値を読み込んで上記で算出された内部インピーダンスZと比較する。これにより、算出された内部インピーダンスが放電能力判定閾値より大きいときにバッテリ101の放電能力が低下していると判定することが可能となる。
本実施形態におけるバッテリ状態判定方法について、図1に示す流れ図を用いてさらに詳細に説明する。なお、ここでも内部インピーダンスを例に説明しているが、内部抵抗を用いる場合も同様に処理可能である。図1(a)では、バッテリ101の測定データに基づいてパラメータCを算出して内部インピーダンスの確定算出式を決定する処理の流れを示しており、図1(b)には、バッテリ101の劣化度を判定する処理の流れ図を示している。なお、バッテリ101の放電能力を判定する場合でも、図1(b)と同様の処理の流れで実現できる。
図1(a)の内部インピーダンスの確定算出式を決定する処理の流れでは、まずステップS11において、記憶部115から内部インピーダンス算出式を読み込む。内部インピーダンス算出式として、例えば(式7)を用いることができる。
次に、ステップS12では、インピーダンス測定手段111、温度センサ112、及び充電率センサ113を用いてバッテリ101の内部インピーダンス、温度、及び充電率を同時に測定させ、それぞれの測定値を入力する。そして、入力した各測定値をステップS13で内部インピーダンス算出式に代入する。これにより、パラメータCのみを変数とする1つの方程式が得られる。
ステップS14では、ステップS13で得られたパラメータCのみを変数とする方程式に対し、逐次演算を行うことによってパラメータCの値を求める。逐次演算として、例えばNewton法を用いることができる。ステップs15では、これにより得られたパラメータCの値を内部インピーダンス算出式に代入することで内部インピーダンスの確定算出式を求め、これを記憶部115に保存させる。
次に、図1(b)のバッテリ101の劣化度を判定する処理の流れでは、まずステップS21において、記憶部115から内部インピーダンスの確定算出式を読み込む。そして、次のステップS22では、劣化度を判定するための基準温度及び基準充電率を内部インピーダンスの確定算出式に代入することにより、劣化度を判定するための内部インピーダンスを算出する。
ステップS23では、ステップS22で算出した内部インピーダンスを劣化度判定閾値と比較し、内部インピーダンスが劣化度判定閾値以下の場合には、ステップS24でバッテリ101の劣化度が小さいと判定する。一方、ステップS23の比較で内部インピーダンスが劣化度判定閾値より大きい場合には、ステップS25でバッテリ101の劣化度が大きいと判定する。この場合には、例えば警告を表示させるようにすることができる。
上記説明のように、本発明によれば、バッテリの温度及び充電率の変化による内部抵抗又は内部インピーダンスへの影響を、多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む算出式で補正することにより、任意の温度及び充電率における内部抵抗又は内部インピーダンスを高精度に推定することが可能となる。これにより、推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを用いて、バッテリの放電能力又は劣化度を高精度に判定することが可能となる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係るバッテリ状態判定方法、バッテリ状態判定装置及びバッテリ電源システムの一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態におけるバッテリ状態判定方法等の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の実施形態におけるバッテリ状態判定方法の処理の流れを示す流れ図である。 本発明の実施形態にかかるバッテリ電源システム及びバッテリ状態判定装置の概略構成を示すブロック図である。 新品バッテリにつき、温度と充電率に対する内部インピーダンスの変化を3次元的に表示した図である。 劣化バッテリにつき、温度と充電率に対する内部インピーダンスの変化を3次元的に表示した図である。 新品バッテリの内部インピーダンスを、多項式関数でフィッティングした結果を示す図である。 新品バッテリの内部インピーダンスを、逆数関数でフィッティングした結果を示す図である。 新品バッテリの内部インピーダンスを、指数関数でフィッティングした結果を示す図である。 係数AE3を、多項式関数でフィッティングした結果を示す図である。 係数AE3を、逆数関数でフィッティングした結果を示す図である。 係数AE3を、指数関数でフィッティングした結果を示す図である。 内部インピーダンス確定算出式を用いて内部インピーダンスを推定した結果を示す表である。
符号の説明
10 負荷
100 バッテリ電源システム
101 バッテリ
102 充電回路
110 バッテリ状態判定装置
111 インピーダンス測定手段
112 温度センサ
113 充電率センサ
114 制御部
115 記憶部

Claims (11)

  1. 所定の温度及び充電率(SOC)におけるバッテリの内部抵抗又は内部インピーダンスを推定し、前記推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として前記バッテリの状態判定を行うバッテリ状態判定方法であって、
    前記温度及び前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含み、かつ係数が1つのパラメータの関数で表わされる前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスの算出式を事前に作成し、
    前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とを同時に測定してそれぞれの測定値を取得し、
    前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの前記測定値を前記算出式に代入して前記パラメータの値を算出し、
    前記算出されたパラメータ値から決定される前記係数を用いた前記算出式(以下では確定算出式という)に前記所定の温度及び充電率を代入して前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定する
    ことを特徴とするバッテリ状態判定方法。
  2. 前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの劣化判定を行なう基準温度及び基準充電率を用い、
    前記確定算出式に前記基準温度及び基準充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、
    前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの劣化度を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ状態判定方法。
  3. 前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの放電能力判定時点の温度及び充電率を用い、
    前記確定算出式に前記放電能力判定時点の温度及び充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、
    前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの放電能力を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ状態判定方法。
  4. 前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表され、かつ前記第1の関数の係数の少なくとも1つが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表され、さらに前記第1の関数及び前記第2の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ状態判定方法。
  5. 前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第3の関数で表され、かつ前記第3の関数の係数の少なくとも1つが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第4の関数で表され、さらに前記第3の関数及び前記第4の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ状態判定方法。
  6. 所定の温度及び充電率におけるバッテリの内部抵抗又は内部インピーダンスを推定し、前記推定された内部抵抗又は内部インピーダンスを指標として前記バッテリの状態判定を行うバッテリ状態判定装置であって、
    前記バッテリのインピーダンス又は内部抵抗を測定するインピーダンス測定手段と、
    前記バッテリの温度を測定する温度センサと、
    前記バッテリの充電率を測定する充電率センサと、
    前記温度及び前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含み、かつ係数が1つのパラメータの関数で表わされた前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスの算出式を事前に作成して保存し、前記インピーダンス測定手段と前記温度センサと前記充電率センサとから同時に測定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの測定値を入力し、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスと前記温度と前記充電率とのそれぞれの前記測定値を前記算出式に代入して前記パラメータ値を算出し、前記算出されたパラメータ値から決定される前記係数を用いた確定算出式に前記所定の温度及び充電率を代入して前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定する制御部と、を備える
    ことを特徴とするバッテリ状態判定装置。
  7. 前記制御部は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの劣化判定を行なう基準温度及び基準充電率を用い、前記確定算出式に前記基準温度及び基準充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの劣化度を判定している
    ことを特徴とする請求項6に記載のバッテリ状態判定装置。
  8. 前記制御部は、前記所定の温度及び充電率として前記バッテリの放電能力判定時点の温度及び充電率を用い、前記確定算出式に前記放電能力判定時点の温度及び充電率を代入することによって前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを推定し、前記推定された前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを指標として前記バッテリの放電能力を判定している
    ことを特徴とする請求項6に記載のバッテリ状態判定装置。
  9. 前記制御部は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式として、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第1の関数で表され、かつ前記第1の関数の係数の少なくとも1つが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第2の関数で表され、さらに前記第1の関数及び前記第2の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされる前記算出式を用いている
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のバッテリ状態判定装置。
  10. 前記制御部は、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスを算出するための前記算出式として、前記内部抵抗又は前記内部インピーダンスが前記充電率に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第3の関数で表され、かつ前記第3の関数の係数の少なくとも1つが前記温度に関する多項式関数、逆数関数、指数関数の少なくとも1つを含む第4の関数で表され、さらに前記第3の関数及び前記第4の関数の係数が前記パラメータの関数で表わされる前記算出式を用いている
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のバッテリ状態判定装置。
  11. 請求項6から請求項10のいずれか1項に記載のバッテリ状態判定装置を備えたバッテリ電源システム。
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