JP2008157128A - 火花点火式内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】高膨張比時にポンピング損失が発生しないようにする。
【解決手段】機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構Aと、排気弁9の開弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構Cとを具備する。機関低負荷運転時には最大の膨張比が得られるように機械圧縮比が最大にされる。このとき膨張行程の後半においてシリンダ内の圧力Pが大気圧PX以下にならないように排気弁9の開弁時期EOが早められる。
【選択図】図13

Description

本発明は火花点火式内燃機関に関する。
通常の内燃機関では排気弁が開弁するとシリンダ内の圧力が排気行程時における排気ポート内の圧力、例えば大気圧まで低下する。ところが膨張比を高くすると膨張行程の後半においてシリンダ内の圧力が大気圧以下となり、排気弁が開弁するとシリンダ内の圧力が上昇する場合がある。しかしながらこのように膨張行程の後半においてシリンダ内の圧力が大気圧以下になるとポンピング損失が発生する。
そこでこのようなポンピング損失の発生を阻止するために通常の吸気弁に加えて膨張行程の後半にのみ開弁して過給された空気をシリンダ内に送り込むための空気弁を備えた内燃機関が公知である(特許文献1を参照)。この内燃機関では空気弁から供給された空気によって膨張行程後半のシリンダ内の圧力が高められ、斯くしてシリンダ内の圧力が大気圧以下になるのが阻止される。
特開2001−152890号公報
しかしながら膨張比が高くされると排気ガス温が低下し、このとき空気弁から膨張行程後半にシリンダ内に空気が供給されると排気ガス温が更に低下する。その結果、排気通路内に配置された触媒の温度が低下するために触媒が不活性状態となり斯くして排気浄化作用が損なわれるという問題がある。更に、通常の吸気弁に加えてこのような空気弁を配置すると構造が複雑になるという問題もある。
上記問題を解決するために本発明によれば、排気弁の開弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構を具備しており、排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇するようになるまで膨張比が高められたときには排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇しないように排気弁の開弁時期が排気下死点から遠ざけられる。
ポンピング損失の発生を阻止しつつ排気ガス温を高く維持することができる。
図1に火花点火式内燃機関の側面断面図を示す。
図1を参照すると、1はクランクケース、2はシリンダブロック、3はシリンダヘッド、4はピストン、5は燃焼室、6は燃焼室5の頂面中央部に配置された点火栓、7は吸気弁、8は吸気ポート、9は排気弁、10は排気ポートを夫々示す。吸気ポート8は吸気枝管11を介してサージタンク12に連結され、各吸気枝管11には夫々対応する吸気ポート8内に向けて燃料を噴射するための燃料噴射弁13が配置される。なお、燃料噴射弁13は各吸気枝管11に取付ける代りに各燃焼室5内に配置してもよい。
サージタンク12は吸気ダクト14を介して排気ターボチャージャ15のコンプレッサ15aの出口に連結され、コンプレッサ15aの入口は例えば熱線を用いた吸入空気量検出器16を介してエアクリーナ17に連結される。吸気ダクト14内にはアクチュエータ18によって駆動されるスロットル弁19が配置される。
一方、排気ポート10は排気マニホルド20を介して排気ターボチャージャ15の排気タービン15bの入口に連結され、排気タービン15bの出口は排気管21を介して例えば三元触媒を内蔵した触媒コンバータ22に連結される。排気管21内には空燃比センサ23が配置される。
一方、図1に示される実施例ではクランクケース1とシリンダブロック2との連結部にクランクケース1とシリンダブロック2のシリンダ軸線方向の相対位置を変化させることによりピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を変更可能な可変圧縮比機構Aが設けられており、更に実際の圧縮作用の開始時期を変更するために吸気弁7の閉弁時期を制御可能でありかつ吸気弁7の開弁時期も個別に制御可能な可変バルブタイミング機構Bと、排気弁9の開弁時期を制御可能でありかつ排気弁9の閉弁時期も個別に制御可能な可変バルブタイミング機構Cとが設けられている。
電子制御ユニット30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具備する。吸入空気量検出器16の出力信号および空燃比センサ23の出力信号は夫々対応するAD変換器37を介した入力ポート35に入力される。燃焼室5内にはシリンダ内の圧力を検出するための圧力センサ39が配置されており、この圧力センサ39の出力信号は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。また、アクセルべダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して点火栓6、燃料噴射弁13、スロットル弁駆動用アクチュエータ18、可変圧縮比機構A′可変バルブタイミング機構BおよびCに接続される。
図2は図1に示す可変圧縮比機構Aの分解斜視図を示しており、図3は図解的に表した内燃機関の側面断面図を示している。図2を参照すると、シリンダブロック2の両側壁の下方には互いに間隔を隔てた複数個の突出部50が形成されており、各突出部50内には夫々断面円形のカム挿入孔51が形成されている。一方、クランクケース1の上壁面上には互いに間隔を隔てて夫々対応する突出部50の間に嵌合せしめられる複数個の突出部52が形成されており、これらの各突出部52内にも夫々断面円形のカム挿入孔53が形成されている。
図2に示されるように一対のカムシャフト54,55が設けられており、各カムシャフト54,55上には一つおきに各カム挿入孔51内に回転可能に挿入される円形カム56が固定されている。これらの円形カム56は各カムシャフト54,55の回転軸線と共軸をなす。一方、各円形カム56間には図3においてハッチングで示すように各カムシャフト54,55の回転軸線に対して偏心配置された偏心軸57が延びており、この偏心軸57上に別の円形カム58が偏心して回転可能に取付けられている。図2に示されるようにこれら円形カム58は各円形カム56間に配置されており、これら円形カム58は対応する各カム挿入孔53内に回転可能に挿入されている。
図3(A)に示すような状態から各カムシャフト54,55上に固定された円形カム56を図3(A)において実線の矢印で示される如く互いに反対方向に回転させると偏心軸57が下方中央に向けて移動するために円形カム58がカム挿入孔53内において図3(A)の破線の矢印に示すように円形カム56とは反対方向に回転し、図3(B)に示されるように偏心軸57が下方中央まで移動すると円形カム58の中心が偏心軸57の下方へ移動する。
図3(A)と図3(B)とを比較するとわかるようにクランクケース1とシリンダブロック2の相対位置は円形カム56の中心と円形カム58の中心との距離によって定まり、円形カム56の中心と円形カム58の中心との距離が大きくなるほどシリンダブロック2はクランクケース1から離れる。シリンダブロック2がクランクケース1から離れるとピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積は増大し、従って各カムシャフト54,55を回転させることによってピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を変更することができる。
図2に示されるように各カムシャフト54,55を夫々反対方向に回転させるために駆動モータ59の回転軸には夫々螺施方向が逆向きの一対のウォームギア61,62が取付けられており、これらウォームギア61,62と噛合する歯車63,64が夫々各カムシャフト54,55の端部に固定されている。この実施例では駆動モータ59を駆動することによってピストン4が圧縮上死点に位置するときの燃焼室5の容積を広い範囲に亘って変更することができる。なお、図1から図3に示される可変圧縮比機構Aは一例を示すものであっていかなる形式の可変圧縮比機構でも用いることができる。
一方、図4は図1において吸気弁7を駆動するためのカムシャフト70に対して設けられている可変バルブタイミング機構Bを示している。図4に示されるように可変バルブタイミング機構Bはカムシャフト70の一端に取付けられてカムシャフト70のカムの位相を変更するためのカム位相変更部B1と、カムシャフト70および吸気弁7のバルブリフタ24間に配置されてカムシャフト70のカムの作用角を異なる作用角に変更して吸気弁7に伝達するカム作用角変更部B2から構成されている。なお、図4にカム作用角変更部B2については側面断面図と平面図とが示されている。
まず初めに可変バルブタイミング機構Bのカム位相変更部B1について説明すると、このカム位相変更部B1は機関のクランク軸によりタイミングベルトを介して矢印方向に回転せしめられるタイミングプーリ71と、タイミングプーリ71と一緒に回転する円筒状ハウジング72と、カムシャフト70と一緒に回転しかつ円筒状ハウジング72に対して相対回転可能な回転軸73と、円筒状ハウジング72の内周面から回転軸73の外周面まで延びる複数個の仕切壁74と、各仕切壁74の間で回転軸73の外周面から円筒状ハウジング72の内周面まで延びるベーン75とを具備しており、各ベーン75の両側には夫々進角用油圧室76と遅角用油圧室77とが形成されている。
各油圧室76,77への作動油の供給制御は作動油供給制御弁78によって行われる。この作動油供給制御弁78は各油圧室76,77に夫々連結された油圧ポート79,80と、油圧ポンプ81から吐出された作動油の供給ポート82と、一対のドレインポート83,84と、各ポート79,80,82,83,84間の連通遮断制御を行うスプール弁85とを具備している。
カムシャフト70のカムの位相を進角すべきときは図4においてスプール弁85が下方に移動せしめられ、供給ポート82から供給された作動油が油圧ポート79を介して進角用油圧室76に供給されると共に遅角用油圧室77内の作動油がドレインポート84から排出される。このとき回転軸73は円筒状ハウジング72に対して矢印X方向に相対回転せしめられる。
これに対し、カムシャフト70のカムの位相を遅角すべきときは図4においてスプール弁85が上方に移動せしめられ、供給ポート82から供給された作動油が油圧ポート80を介して遅角用油圧室77に供給されると共に進角用油圧室76内の作動油がドレインポート83から排出される。このとき回転軸73は円筒状ハウジング72に対して矢印Xと反対方向に相対回転せしめられる。
回転軸73が円筒状ハウジング72に対して相対回転せしめられているときにスプール弁85が図4に示される中立位置に戻されると回転軸73の相対回転動作は停止せしめられ、回転軸73はそのときの相対回転位置に保持される。従ってカム位相変更部B1によってカムシャフト70のカムの位相を所望の量だけ進角又は遅角させることができる。即ち、カム位相変更部B1によって吸気弁7の開弁時期を任意に進角又は遅角させることができることになる。
次に可変バルブタイミング機構Bのカム作用角変更部B2について説明すると、このカム作用角変更部B2はカムシャフト70と平行に並列配置されかつアクチュエータ91によって軸線方向に移動せしめられる制御ロッド90と、カムシャフト70のカム92と係合しかつ制御ロッド90上に形成された軸線方向に延びるスプライン93に摺動可能に嵌合せしめられている中間カム94と、吸気弁7を駆動するためにバルブリフタ24と係合しかつ制御ロッド90上に形成された螺施状に延びるスプライン95に摺動可能に嵌合する揺動カム96とを具備しており、揺動カム96上にはカム97が形成されている。
カムシャフト90が回転するとカム92によって中間カム94が常に一定の角度だけ揺動せしめられ、このとき揺動カム96も一定の角度だけ揺動せしめられる。一方、中間カム94および揺動カム96は制御ロッド90の軸線方向には移動不能に支持されており、従って制御ロッド90がアクチュエータ91によって軸線方向に移動せしめられたときに揺動カム96は中間カム94に対して相対回転せしめられることになる。
中間カム94と揺動カム96との相対回転位置関係によりカムシャフト70のカム92が中間カム94と係合しはじめたときに揺動カム86のカム97がバルブリフタ24と係合しはじめる場合には図5(B)においてaで示されるように吸気弁7の開弁期間およびリフトは最も大きくなる。これに対し、アクチュエータ91によって揺動カム96が中間カム94に対して図4の矢印Y方向に相対回転せしめられると、カムシャフト70のカム92が中間カム94に係合した後、暫らくしてから揺動カム96のカム97がバルブリフタ24と係合する。この場合には図5(B)においてbで示されるように吸気弁7の開弁期間およびリフト量はaに比べて小さくなる。
揺動カム96が中間カム94に対して図4の矢印Y方向に更に相対回転せしめられると図5(B)においてcで示されるように吸気弁7の開弁期間およびリフト量は更に小さくなる。即ち、アクチュエータ91により中間カム94と揺動カム96の相対回転位置を変更することによって吸気弁7の開弁期間を任意に変えることができる。ただし、この場合、吸気弁7のリフト量は吸気弁7の開弁期間が短かくなるほど小さくなる。
このようにカム位相変更部B1によって吸気弁7の開弁時期を任意に変更することができ、カム作用角変更部B2によって吸気弁7の開弁期間を任意に変更することができるのでカム位相変更部B1とカム作用角変更部B2との双方によって、即ち可変バルブタイミング機構Bによって吸気弁7の開弁時期と開弁期間とを、即ち吸気弁7の開弁時期と閉弁時期とを任意に変更することができることになる。
一方、図1において排気弁9を駆動するためのカムシャフト69に対して設けられている可変バルブタイミング機構Cは吸気弁7を駆動するためのカムシャフト70に対して設けられている可変バルブタイミング機構Bと同じ構造を有しており、従って可変バルブタイミング機構Cによって排気弁9の開弁時期と閉弁時期とを任意に変更することができる。なお、本発明による実施例では図6のa,b,c,dで示されるように排気弁9の閉弁時期は固定されており、排気弁9の開弁時期が制御される。
なお、図1および図4に示される可変バルブタイミング機構Bは一例を示すものであって、図1および図4に示される例以外の種々の形式の可変バルブタイミング機構を用いることができる。
次に図7を参照しつつ本願において使用されている用語の意味について説明する。なお、図7の(A),(B),(C)には説明のために燃焼室容積が50mlでピストンの行程容積が500mlであるエンジンが示されており、これら図7の(A),(B),(C)において燃焼室容積とはピストンが圧縮上死点に位置するときの燃焼室の容積を表している。
図7(A)は機械圧縮比について説明している。機械圧縮比は圧縮行程時のピストンの行程容積と燃焼室容積のみから機械的に定まる値であってこの機械圧縮比は(燃焼室容積+行程容積)/燃焼室容積で表される。図7(A)に示される例ではこの機械圧縮比は(50ml+500ml)/50ml=11となる。
図7(B)は実圧縮比について説明している。この実圧縮比は実際に圧縮作用が開始されたときからピストンが上死点に達するまでの実際のピストン行程容積と燃焼室容積から定まる値であってこの実圧縮比は(燃焼室容積+実際の行程容積)/燃焼室容積で表される。即ち、図7(B)に示されるように圧縮行程においてピストンが上昇を開始しても吸気弁が開弁している間は圧縮作用は行われず、吸気弁が閉弁したときから実際の圧縮作用が開始される。従って実圧縮比は実際の行程容積を用いて上記の如く表される。図7(B)に示される例では実圧縮比は(50ml+450ml)/50ml=10となる。
図7(C)は膨張比について説明している。膨張比は膨張行程時のピストンの行程容積と燃焼室容積から定まる値であってこの膨張比は(燃焼室容積+行程容積)/燃焼室容積で表される。図7(C)に示される例ではこの膨張比は(50ml+500ml)/50ml=11となる。
次に図8および図9を参照しつつ本発明において用いられている超高膨張比サイクルについて説明する。なお、図8は理論熱効率と膨張比との関係を示しており、図9は本発明において負荷に応じ使い分けられている通常のサイクルと超高膨張比サイクルとの比較を示している。
図9(A)は吸気弁が下死点近傍で閉弁し、ほぼ圧縮下死点付近からピストンによる圧縮作用が開始される場合の通常のサイクルを示している。この図9(A)に示す例でも図7の(A),(B),(C)に示す例と同様に燃焼室容積が50mlとされ、ピストンの行程容積が500mlとされている。図9(A)からわかるように通常のサイクルでは機械圧縮比は(50ml+500ml)/50ml=11であり、実圧縮比もほぼ11であり、膨張比も(50ml+500ml)/50ml=11となる。即ち、通常の内燃機関では機械圧縮比と実圧縮比と膨張比とがほぼ等しくなる。
図8における実線は実圧縮比と膨張比とがほぼ等しい場合の、即ち通常のサイクルにおける理論熱効率の変化を示している。この場合には膨張比が大きくなるほど、即ち実圧縮比が高くなるほど理論熱効率が高くなることがわかる。従って通常のサイクルにおいて理論熱効率を高めるには実圧縮比を高くすればよいことになる。しかしながら機関高負荷運転時におけるノッキングの発生の制約により実圧縮比は最大でも12程度までしか高くすることができず、斯くして通常のサイクルにおいては理論熱効率を十分に高くすることはできない。
一方、このような状況下で本発明者は機械圧縮比と実圧縮比とを厳密に区分して理論熱効率を高めることについて検討し、その結果理論熱効率は膨張比が支配し、理論熱効率に対して実圧縮比はほとんど影響を与えないことを見い出したのである。即ち、実圧縮比を高くすると爆発力は高まるが圧縮するために大きなエネルギーが必要となり、斯くして実圧縮比を高めても理論熱効率はほとんど高くならない。
これに対し、膨張比を大きくすると膨張行程時にピストンに対し押下げ力が作用する期間が長くなり、斯くしてピストンがクランクシャフトに回転力を与えている期間が長くなる。従って膨張比は大きくすれば大きくするほど理論熱効率が高くなる。図8の破線は実圧縮比を10に固定した状態で膨張比を高くしていった場合の理論熱効率を示している。このように実圧縮比を低い値に維持した状態で膨張比を高くしたときの理論熱効率の上昇量と、図8の実線で示す如く実圧縮比も膨張比と共に増大せしめられる場合の理論熱効率の上昇量とは大きな差がないことがわかる。
このように実圧縮比が低い値に維持されているとノッキングが発生することがなく、従って実圧縮比を低い値に維持した状態で膨張比を高くするとノッキングの発生を阻止しつつ理論熱効率を大巾に高めることができる。図9(B)は可変圧縮比機構Aおよび可変バルブタイミング機構Bを用いて、実圧縮比を低い値に維持しつつ膨張比を高めるようにした場合の一例を示している。
図9(B)を参照すると、この例では可変圧縮比機構Aにより燃焼室容積が50mlから20mlまで減少せしめられる。一方、可変バルブタイミング機構Bによって実際のピストン行程容積が500mlから200mlになるまで吸気弁の閉弁時期が遅らされる。その結果、この例では実圧縮比は(20ml+200ml)/20ml=11となり、膨張比は(20ml+500ml)/20ml=26となる。図9(A)に示される通常のサイクルでは前述したように実圧縮比がほぼ11で膨張比が11であり、この場合に比べると図9(B)に示される場合には膨張比のみが26まで高められていることがわかる。これが超高膨張比サイクルと称される所以である。
前述したように一般的に言って内燃機関では機関負荷が低いほど熱効率が悪くなり、従って車両走行時における熱効率を向上させるためには、即ち燃費を向上させるには機関低負荷運転時における熱効率を向上させることが必要となる。一方、図9(B)に示される超高膨張比サイクルでは圧縮行程時の実際のピストン行程容積が小さくされるために燃焼室5内に吸入しうる吸入空気量は少なくなり、従ってこの超高膨張比サイクルは機関負荷が比較的低いときにしか採用できないことになる。従って本発明では機関低負荷運転時には図9(B)に示す超高膨張比サイクルとし、機関高負荷運転時には図9(A)に示す通常のサイクルとするようにしている。
図10は機関回転数の低い定常運転時における運転制御全般について示している。以下この図10を参照しつつ運転制御全般について説明する。
図10には機関負荷に応じた機械圧縮比、膨張比、吸気弁7の閉弁時期、実圧縮比、吸入空気量、スロットル弁17の開度およびポンピング損失の各変化が示されている。なお、本発明による実施例では触媒コンバータ22内の三元触媒によって排気ガス中の未燃HC,COおよびNOxを同時に低減しうるように通常燃焼室5内における平均空燃比は空燃比センサ23の出力信号に基いて理論空燃比にフィードバック制御されている。
さて、前述したように機関高負荷運転時には図9(A)に示される通常のサイクルが実行される。従って図10に示されるようにこのときには機械圧縮比が低くされるために膨張比は低く、図10において実線で示されるように吸気弁7の閉弁時期は早められている。また、このときには吸入空気量は多く、このときスロットル弁17の開度は全開又はほぼ全開に保持されているのでポンピング損失が零となっている。
一方、図10に示されるように機関負荷が低くなるとそれに伴って機械圧縮比が増大され、従って膨張比も増大される。またこのときには実圧縮比がほぼ一定に保持されるように図10において実線で示される如く機関負荷が低くなるにつれて吸気弁7の閉弁時期が遅くされる。なお、このときにもスロットル弁17は全開又はほぼ全開状態に保持されており、従って燃焼室5内に供給される吸入空気量はスロットル弁17によらずに吸気弁7の閉弁時期を変えることによって制御されている。このときにもポンピング損失は零となる。
このように機関高負荷運転状態から機関負荷が低くなるときには実圧縮比がほぼ一定のもとで吸入空気量が減少するにつれて機械圧縮比が増大せしめられる。即ち、吸入空気量の減少に比例してピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積が減少せしめられる。従ってピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積は吸入空気量に比例して変化していることになる。なお、このとき燃焼室5内の空燃比は理論空燃比となっているのでピストン4が圧縮上死点に達したときの燃焼室5の容積は燃料量に比例して変化していることになる。
機関負荷が更に低くなると機械圧縮比は更に増大せしめられ、機械圧縮比が燃焼室5の構造上限界となる限界機械圧縮比に達すると、機械圧縮比が限界機械圧縮比に達したときの機関負荷L1よりも負荷の低い領域では機械圧縮比が限界機械圧縮比に保持される。従って機関低負荷運転時には機械圧縮比は最大となり、膨張比も最大となる。別の言い方をすると本発明による実施例では機関低負荷運転時に最大の膨張比が得られるように機械圧縮比が最大にされる。また、このとき実圧縮比は機関中高負荷運転時とほぼ同じ実圧縮比に維持される。
一方、図10において実線で示されるように吸気弁7の閉弁時期は機関負荷が低くなるにつれて燃焼室5内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期まで遅らされ、吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域では吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に保持される。吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に保持されるともはや吸気弁7の閉弁時期の変化によっては吸入空気量を制御しえないので他の何らかの方法によって吸入空気量を制御する必要がある。
図10に示される実施例ではこのとき、即ち吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域ではスロットル弁17によって燃焼室5内に供給される吸入空気量が制御される。ただし、スロットル弁17による吸入空気量の制御が行われると図10に示されるようにポンピング損失が増大する。
なお、このようなポンピング損失が発生しないように吸気弁7の閉弁時期が限界閉弁時期に達したときの機関負荷L2よりも負荷の低い領域ではスロットル弁17を全開又はほぼ全開に保持した状態で機関負荷が低くなるほど空燃比を大きくすることもできる。このときには燃料噴射弁13を燃焼室5内に配置して成層燃焼させることが好ましい。
図10に示されるように機関低回転時には機関負荷にかかわらずに実圧縮比がほぼ一定に保持される。ただし、機関回転数が高くなると燃焼室5内の混合気に乱れが発生するためにノッキングが発生しずらくなり、従って本発明による実施例では機関回転数が高くなるほど実圧縮比が高くされる。
一方、前述したように図9(B)に示す超高膨張比サイクルでは膨張比が26とされる。この膨張比は高いほど好ましいが20以上であればかなり高い理論熱効率を得ることができる。従って本発明では膨張比が20以上となるように可変圧縮比機構Aが形成されている。また、図9に示される例では機械圧縮比は機関負荷に応じて連続的に変化せしめられている。しかしながら機械圧縮比は機関負荷に応じて段階的に変化させることもできる。
一方、図10において破線で示すように機関負荷が低くなるにつれて吸気弁7の閉弁時期を早めることによってもスロットル弁17によらずに吸入空気量を制御することができる。従って、図10において実線で示される場合と破線で示される場合とをいずれも包含しうるように表現すると、本発明による実施例では吸気弁7の閉弁時期は、機関負荷が低くなるにつれて、燃焼室内に供給される吸入空気量を制御しうる限界閉弁時期L2まで吸気下死点BDCから遠ざけられることになる。
次に図11から図14を参照しつつ本発明による排気弁9の開弁時期の制御について説明する。なお、図11から図14において(A)は吸気弁7および排気弁9の開弁期間を示しており、これら図11から図14の(A)において、ICは吸気弁7の閉弁時期を示しており、EOは排気弁9の開弁時期を示している。一方、図11から図14において(B)は燃焼室5内、即ちシリンダ内の圧力Pとシリンダ内の容積Vとの関係を夫々対数で表したP−V線図を示している。
図11は通常のサイクルでもって運転が行われているときを示している。このときには(B)に示されるようにEOにおいて排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力Pは大気圧PXまで、厳密に言うとほぼ大気圧まで低下し、次いで排気行程の間、シリンダ内の圧力Pは大気圧PXに維持される。なお、このときにはスロットル弁19は全開、或いはほぼ全開にされており、吸気弁7の閉弁時期ICを変化させることによってシリンダ内に閉じ込められる吸入空気量が制御される。
一方、図12は、膨張行程の後半にシリンダ内の圧力Pが大気圧以下まで低下し、斯くして排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力Pが上昇するようになるまで膨張比が高められた場合を示している。この場合には図12に示されるように吸気弁7の閉弁時期ICはかなり遅角されており、また実圧縮比が低下しないように機械圧縮比はかなり高くされている。膨張行程が完了するまでのシリンダ内の圧力Pの低下量は膨張比に比例するので膨張比が高くなると図12(B)においてハッチングで示されるようにシリンダ内の圧力Pが大気圧以下となる状態が発生し、斯くしてポンピング損失が発生する。
そこで本発明ではこのようなポンピング損失が発生するのを阻止するために図13又は図14に示されるように排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力Pが上昇しないように排気弁9の開弁時期EOを排気下死点から遠ざけるようにしている。なお、この場合、図13に示される実施例では排気弁9の開弁時期EOを進角させることによって排気弁9の開弁時期EOが排気下死点から遠ざけられ、図14に示される実施例では排気弁9の開弁時期EOを遅角させることによって排気弁9の開弁時期EOが排気下死点から遠ざけられる。
具体的に言うと図13に示される実施例ではシリンダ内の圧力Pが大気圧PXまで低下したときに排気弁9が開弁せしめられる。その結果、図13(B)に示されるようにシリンダ内の圧力Pが大気圧PX以下になることがなく、斯くしてポンピング損失が発生するのを阻止することができる。
一方、図14に示される実施例ではシリンダ内の圧力Pが大気圧PX以下となり、次いでピストン4が上昇してシリンダ内の圧力Pが大気圧PXまで上昇したときに排気弁9が開弁せしめられる。この場合にもポンピング損失は発生しない。なお、この場合には排気ポート10内に一旦排出されて冷却された排気ガスがシリンダ内に戻されることがないので排気弁9やピストン4の頂面上にデポジットが堆積するのを阻止することができる。
図15は超高膨張比サイクルでもって運転されているときにポンピング損失が発生しないように排気弁9の開弁時期EOを制御するようにした場合の開弁時期EOの制御ルーチンを示している。この制御ルーチンは一定時間毎の割込みによって実行される。なお、この制御ルーチンでは排気弁9の開弁時期EOは常に吸気上死点前とされている。
図15を参照するとまず初めにステップ100において超高膨張比サイクルでもって運転が行われているか否かが判別される。超高膨張比サイクルでもって運転が行われていないときにはステップ101に進んで排気弁9の開弁時期EOが図11に示される通常の開弁時期EO0とされる。これに対し、超高膨張比サイクルでもって運転が行われているときにはステップ102に進んで膨張行程の後半であるか否かが判別され、膨張行程の後半のときにはステップ103に進んで圧力センサ39によりシリンダ内の圧力Pが検出される。
次いでステップ104ではシリンダ内の圧力Pが大気圧PXよりも低下したか否かが判別される。P<PXのときにはステップ105に進んで補正進角量ΔEOに一定値αが加算される。次いでステップ106に進み、通常の開弁時期EO0に補正進角量ΔEOを加算することによって排気弁9の開弁時期EOが算出される。排気弁9の開弁時期EOが算出されると可変バルブタイミング機構Cによって排気弁9の開弁時期がこの算出された開弁時期EOに制御される。このようにしてP<PXのときにはシリンダ内の圧力Pが大気圧PXになるまで排気弁9の開弁時期EOが進角される。
一方、ステップ104においてP≧PXであると判別されたときにはステップ107に進んで排気弁9の開弁直前のシリンダ内の圧力Pが大気圧PXに小さな一定値ΔPを加えた値(PX+ΔP)よりも高いか否かが判別される。排気弁9の開弁直前のシリンダ内の圧力Pが大気圧PXよりもΔP以上高いときにはステップ108に進んで補正進角値ΔEOから一定値βが減算され、次いでステップ106に進む。即ち、排気弁9の開弁直前のシリンダ内の圧力Pが大気圧PXよりもΔP以上高いときには排気弁9の開弁時期EOが遅角される。
なお、この排気弁9の開弁時期EOの制御を一般的に表現すると、排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇するようになるまで膨張比が高められたときには排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力Pが上昇しなくなるまで排気弁9の開弁時期EOが排気下死点から遠ざけられ、排気弁9が開弁したときにシリンダ内の圧力Pが予め定められた圧力ΔP以上低下するようになったときには排気弁9の開弁時期EOが排気下死点に近ずけられる。
なお、上述の説明からわかるように図15に示される実施例では排気弁9の開弁直前のシリンダ内の圧力Pは大気圧PXから大気圧PXよりも一定値ΔPだけ高い圧力(PX+ΔP)までの間に維持される。従ってポンピング損失の発生を阻止することができると共に、膨張行程時にシリンダ内の圧力Pが十分に低下するまで排気弁9が開弁しないので熱効率を向上することができる。
図15に示す実施例では圧力センサ39によりシリンダ内の圧力Pを検出しているがシリンダ内の圧力Pは機関回転数、機関負荷、燃料供給量、実圧縮比、点火時期等から推定することもできる。この場合には予め記憶されているモデルを用いて機関回転数、機関負荷、燃料供給量、実圧縮比、点火時期等からシリンダ内の圧力が算出され、図15のステップ103では圧力センサ39を用いて圧力Pを検出する代りに、モデルから算出されたシリンダ内の圧力が読み込まれる。
火花点火式内燃機関の全体図である。 可変圧縮比機構の分解斜視図である。 図解的に表した内燃機関の側面断面図である。 可変バルブタイミング機構を示す図である。 吸気弁のリフト量を示す図である。 排気弁のリフト量を示す図である。 機械圧縮比、実圧縮比および膨張比を説明するための図である。 理論熱効率と膨張比との関係を示す図である。 通常のサイクルおよび超高膨張比サイクルを説明するための図である。 機関負荷に応じた機械圧縮比等の変化を示す図である。 吸気弁および排気弁の開弁期間とシリンダ内の圧力変化を示す図である。 吸気弁および排気弁の開弁期間とシリンダ内の圧力変化を示す図である。 吸気弁および排気弁の開弁期間とシリンダ内の圧力変化を示す図である。 吸気弁および排気弁の開弁期間とシリンダ内の圧力変化を示す図である。 排気弁の開弁時期を制御するためのフローチャートである。
符号の説明
1 クランクケース
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ピストン
5 燃焼室
7 吸気弁
9 排気弁
A 可変圧縮比機構
B,C 可変バルブタイミング機構

Claims (5)

  1. 排気弁の開弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構を具備しており、排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇するようになるまで膨張比が高められたときには排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇しないように排気弁の開弁時期が排気下死点から遠ざけられる火花点火式内燃機関。
  2. 排気弁の開弁時期を進角させることによって排気弁の開弁時期が排気下死点から遠ざけられる請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
  3. 排気弁の開弁時期を遅角させることによって排気弁の開弁時期が排気下死点から遠ざけられる請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
  4. 排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇するようになるまで膨張比が高められたときには排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が上昇しなくなるまで排気弁の開弁時期が排気下死点から遠ざけられ、排気弁が開弁したときにシリンダ内の圧力が予め定められた圧力以上低下するようになったときには排気弁の開弁時期が排気下死点に近ずけられる請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
  5. 機械圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構と、吸気弁の閉弁時期を制御可能な可変バルブタイミング機構とを具備しており、膨張比が高められるときには吸気弁の閉弁時期が吸気下死点から遠ざけられると共に機械圧縮比が高められる請求項1に記載の火花点火式内燃機関。
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