JP2008155144A - 静電霧化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸熱体で発生した熱の放熱効率を向上させた形状とすることによって、軽量化及び小型化を可能にした静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
【解決手段】放電部1aに供給される結露水を放電電極1に高電圧を印加することによって霧化させる静電霧化装置Aにおいて、冷却部10aと放熱部10bとを有する吸熱体3を備え、放電電極1は前記冷却部10aに接続され、放電部1aを露出させて放電電極1を覆うと共に前記冷却部10aを覆う断熱材20を備え、放電部1aを露出させる貫通孔21bを有する筐体21を備え、筐体21は、前記放熱部10bを内底面21aに当接するように固定し、前記貫通孔21bの内側面と放電電極1の間に断熱材20が介在するように放電電極1と吸熱体3と断熱材20とを収納している。
【選択図】図1

Description

本願発明は、静電霧化現象によりナノメータサイズの帯電微粒子液滴を発生させる静電霧化装置に関するものである。
従来から帯電微粒子水を発生させるための静電霧化装置として特許文献1に示されている発明が知られている。この従来の静電霧化装置Aは、図8に示すように、放電電極1と、放電電極1に対向して位置する対向電極4と、放電電極1に水を供給する水供給手段とを備え、放電電極1と対向電極4との間に高電圧を印加することで放電電極1に保持される水を霧化させ、帯電微粒子水を発生させるようになっている。放電電極1に水を供給する水供給手段としては、吸熱体により放電電極1を冷却して空気中の水分を放電電極1に結露させることにより放電電極1に結露水を生成させるものである。
上記吸熱体は、ペルチェモジュールで構成されており、ハウジング14に収納されている。該ペルチェモジュールの冷却側のペルチェ回路板の外側には、アルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性及び高耐電圧性の高い冷却用絶縁板が、熱伝導性グリース等を介して接続されている。さらに、放電電極1は、基端部を冷却用絶縁板に面接触させ、ハウジング14によって固定されている。このことによって、放電電極1は、吸熱体によって冷却されることとなる。
また、上記他方の側(以下、放熱側という)のペルチェ回路板の外側にはアルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性の放熱部13が、熱伝導性グリース等を介して接続されている。さらに、放熱部13に放熱フィン部13aが設けてあって放電電極1の冷却を効率よく行えるようにしてある。
特開2006−205013号公報
しかしながら、上記従来例である静電霧化装置において、より放電電極1の冷却効率を向上させるために、吸熱体で発生した熱を効率よく放熱させる必要がある。そこで、放熱フィン13aは、より放熱効率を向上させるために、表面積をより大きくする必要があるので、静電霧化装置の小型化を困難なものにしていた。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その目的は、吸熱体で発生した熱の放熱効率を向上させた形状とすることによって、軽量化及び小型化を可能にした静電霧化装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、放電部を有する放電電極を冷却して空気中の水分を放電電極に結露させることにより放電部に水を供給し、放電部に供給される結露水を放電電極に高電圧を印加することによって霧化させる静電霧化装置において、冷却部と放熱部とを有する吸熱体を備え、放電電極は前記冷却部に接続され、放電部を露出させて放電電極を覆うと共に前記冷却部を覆う断熱材を備え、放電部を露出させる貫通孔を有する筐体を備え、筐体は、前記放熱部を内底面に当接するように固定し、前記貫通孔の内側面と放電電極の間に断熱材が介在するように放電電極と吸熱体と断熱材とを収納していることを特徴としている。
本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の静電霧化装置において、高電圧を印加するために放電電極に接続された高電圧端子部と、吸熱体に通電するために吸熱体に接続された低電圧端子部とを有し、高電圧端子部と低電圧端子部を着脱自在に保持して高電圧と低電圧を給電する取付台を備えることを特徴としている。
本願請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2記載の静電霧化装置において、筐体は、外面に凹凸状を形成してなることを特徴としている。
本願請求項4記載の発明では、上記請求項1乃至3のいずれか一項に記載の静電霧化装置において、前記放電部と対向して位置する対向電極を備え、放電電極と対向電極との間に高電圧を印加することで、放電部に供給される結露水を霧化させるものであることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の静電霧化装置においては、放電電極と吸熱体と断熱材とを筐体に収納し、吸熱体は、筐体の内底面に放熱部を当接するように固定されているので、吸熱体の放熱部で発生した熱を、放熱部から筐体へ直接熱伝達することによって、放熱を行うことができる。さらに、放熱部で発生した熱を、筐体内の空間を介して筐体へ熱伝達することによっても、放熱を行うことができる。このことによって、筐体全体で放熱することが可能となり、放熱面積を十分に確保することができるので、放熱フィンが不要となり、装置の軽量化、小型化ができる。また、断熱材は、放電電極と吸熱体の冷却部を覆うように設けられているので、放熱部で発生した熱による筐体内の温度上昇の影響を、放電電極及び冷却部に及ぼすことを防止することができる。このことによって、放電電極の冷却効率の低下を防止することができる。
本願請求項2記載の発明の静電霧化装置においては、特に、高電圧端子部と低電圧端子部を有し、両端子部を保持して給電する取付台を備えているので、高電圧端子部及び低電圧端子部への配線接続を簡易にすることができる。さらに、取付台を、複数の両端子部を保持することが可能な構成とすることによって、放電電極を複数有する静電霧化装置を容易に構築することができる。また、両端子部は、取付台に対して着脱可能であるので、放電電極の数の増減を容易に行うこともできる。
本願請求項3記載の発明の静電霧化装置においては、特に、筐体は、外面に凹凸状を形成してなることによって、筐体の外面の表面積を増加させることができるので、さらに効率よく筐体の外面より放熱ができる。
本願請求項4記載の発明の静電霧化装置においては、特に、放電電極と対向して位置する対向電極を備えることによって、放電電極と対向電極との間の放電電流を確認することが可能となるので、その電流に基づいて印加する高電圧を制御することによって、放電霧化を安定して制御することができる。
図1〜図3は、本願発明の第1の実施形態である静電霧化装置を示している。図1及び図2に示すように、放電部1aを有する放電電極1を冷却して空気中の水分を放電電極1に結露させることにより放電部1aに水を供給し、放電部1aに供給される結露水を放電電極1に高電圧を印加することによって霧化させる静電霧化装置Aにおいて、冷却部10aと放熱部10bとを有する吸熱体3を備え、放電電極1は前記冷却部10aに接続され、放電部1aを露出させて放電電極1を覆うと共に前記冷却部10aを覆う断熱材20を備え、放電部1aを露出させる貫通孔21bを有する筐体21を備え、筐体21は、前記放熱部10bを内底面21aに当接するように固定し、前記貫通孔21bの内側面と放電電極1の間に断熱材20が介在するように放電電極1と吸熱体3と断熱材20とを収納している。また、筐体21の外面21cには、凹凸状が形成されている。また、高電圧を印加するために放電電極1に接続された高電圧端子部15と、吸熱体3に通電するために吸熱体3に接続された低電圧端子部16とを有し、高電圧端子部15と低電圧端子部16を着脱自在に保持して高電圧と低電圧を給電する取付台22を備えている。
以下、この実施形態の静電霧化装置をより具体的詳細に説明する。図1及び図2に示すように、静電霧化装置Aは、放電電極1と、この放電電極1を冷却するための吸熱体3と、ベース部14と、高電圧端子部15と、低電圧端子部16と、断熱材20と、筐体21と、で構成している静電霧化ユニット2と、取付台22とで構成してある。放電電極1を冷却するための吸熱体3としては、ペルチェモジュール10を使用している。
ペルチェモジュール10は、例えば熱伝導性の高いアルミナや窒化アルミニウムからなる絶縁板の片面側に回路を形成してある一対のペルチェ回路板を、互いの回路が向き合うように対向させ、多数列設してあるBiTe系やSbTe系のP型及びn型の熱電素子を両ペルチェ回路板間で挟持することで隣接するP型及びn型の熱電素子同士を両側の回路で電気的に直列に接続させている。ペルチェモジュール10は、接続されるペルチェ入力リード線(図示せず)を介してなされる熱電素子への通電により、一方のペルチェ回路板側から他方のペルチェ回路板側に向けて熱が移動するように設けたものである。
上記ペルチェモジュール10の冷却側である冷却部10aには、セラミック、アルミナや窒化アルミニウム等からなる高熱伝導性及び電気的絶縁性の高い冷却用絶縁板12が接続してある。なお、冷却用絶縁板12とペルチェモジュール10の間には、高熱伝導性材料(図示せず)が介在していることが望ましい。また、上記他方の側(以下、放熱側という)のペルチェ回路板は、筐体21の内底面21aに固定されている。放熱部10aを筐体21に接続することによって、放熱側の放熱を効率よく行えるようにしてある。なお、冷却用絶縁板12とペルチェモジュール10、あるいは放熱部13とペルチェモジュール10の間には、高熱伝導性材料(図示せず)が介在していることが望ましい。
放電電極1は、基端部1bを吸熱体3として用いられているペルチェモジュール10の冷却側に設けた冷却用絶縁板12に面接触させて、冷却用絶縁板12上に立設され、断熱材20を介して筐体21の貫通孔21bによって保持されている。また、放電電極1は、円柱形状の部材であって、熱伝導率が高く且つ電気伝導率の高い材料で構成されていることが望ましく、例えば、銅、アルミニウム、銀、あるいはそれらの合金などがよい。また、放電電極1の先端の放電部1aは、鋭利な円錐状となるように形成されている。なお、放電部1aは、先端が球状となるように形成されていてもよい。
帯電微粒子水を発生させる原理は以下の通りである。まず、ペルチェモジュール10に低電圧端子部16を介して通電を行い、冷却用絶縁板12と共に放電電極1を冷却する。放電電極1が露点温度よりも下回ると空気中の水分が放電電極1に結露し始める。このようにして放電電極1に結露水が十分に生成されると、放電電極1は、高電圧端子部15を介して高電圧が印加される。放電電極1に高電圧が印加されると、放電電極1の先端の放電部1aに生成された結露水が帯電し、この帯電した結露水にクーロン力が働き、この結露水が先端の尖った錐状に盛り上がる(テイラーコーン)。この時印加される電圧が水の表面張力を超えて分裂、飛散(レイリー分裂)を起こさせることができる高電圧であれば、放電部1aに生成した結露水はテイラーコーン形状となってレイリー分裂を起こしてナノメータサイズの帯電微粒子水が発生するという静電霧化がなされ、大気中に放出される。なお、霧化を安定したものとするためにも、放電電極1に対向した電極が存在することが望ましいが、放電電極1に印加される電圧が±10kV以上などのように十分に高い電圧であれば、対向する電極がなくてもよい。
このようにして発生したナノメータサイズの帯電微粒子水は活性種(ヒドロキシラジカル、スパーオキサイド等)を持ったナノメータサイズの帯電微粒子水であるため、これを室内に放出することで、室内の空気の脱臭のみならず、室内壁面や衣類等に付着して壁面や衣類等に付着した臭いを除去することができ、また、このような付着脱臭性能に加え、更に、アレルゲン除去性能、除菌性能等がある。
断熱材20は、放電電極1の先端部である放電部1aを露出させて、放電電極1の外面を覆うように設けられていると共に、吸熱体3であるペルチェモジュール10の冷却部10aを覆っている。また、併せて冷却用絶縁板12も断熱材20によって覆われている。このことによって、吸熱体3によって冷却された放電電極1、冷却部10a及び冷却用絶縁板12は、断熱材20の効果によって周囲の空間Sとの熱移動が防止されるので、冷却された状態を保つことができる。ここで、断熱材20の材質としては、例えばポリカーボネート、ジュラコン、ABS、PP,PBT、PA、ウレタン系樹脂等の樹脂、あるいは、セラミックやフェルト等が使用できる。
筐体21は、放電電極1と吸熱体3と断熱材20を収納し、放電電極1の先端部である放電部1aを露出させる貫通孔21bを有している。この貫通孔21bの内側面と放電電極1の間には断熱材20が介在しており、放電電極1及び断熱材20は筐体21の貫通孔21bによって固定されている。また、吸熱体3は、放熱部10bを筐体21の内底面21aに当接して固定されている。放熱部10bを筐体21に接続することによって、放熱側の放熱を効率よく行えるようにしてある。さらに、筐体21で覆われている空間Sは、機密にして窒素ガスなどの不活性ガスを充填させることが望ましい。このことによって、ペルチェモジュール10の放熱部10bで発生した熱を不活性ガスによって効率よく筐体21へ熱伝達させることができるので、さらに放熱効率を向上させることができる。なお、筐体21には、熱伝導率の高い材料(例えばアルミニウム)を用いることが望ましい。
また、筐体21の外面21cは、凹凸状に形成されている。このことによって、筐体21の外面21cの表面積を増やすことができるので、筐体21から外部へ放熱効率を向上させることができる。
高電圧端子部15及び低電圧端子部16は、導電性の材料で構成されており、ベース部14及び筐体21の底部を貫通して設けられている。ここで、ベース部14は、高電圧端子部15及び低電圧端子部16を保持するために筐体21の底部に取り付けられるものであるが、ベース部14を備えずに、筐体21の底部のみで高電圧端子部15及び低電圧端子部16を保持してもよい。高電圧端子部15の空間S側の端部は、導電性のワイヤ(図示せず)などによって放電電極1と電気的に接続されており、高電圧端子部15を介して放電電極1へ高電圧が印加される。また、低電圧端子部16の空間S側の端部は、導電性のワイヤ(図示せず)などによってペルチェモジュール10と電気的に接続されており、低電圧端子部16を介してペルチェモジュール10へ低電圧が通電される。低電圧端子部16は、ペルチェモジュール10のプラス側とマイナス側へ接続されるプラス用とマイナス用の2個の端子で構成されている。
図2に示すように、取付台22には、上記高電圧端子部15及び低電圧端子部16に対応した導電性で構成された高電圧端子受け部22aと低電圧端子受け部22bとが設けられている。高電圧端子受け部22aには高電圧を印加するための配線(図示せず)が接続されている。さらに、高電圧端子受け部22aは、高電圧端子部15を挿入して保持することができるように構成されている。また、高電圧端子受け部22aは、バネ性を有しており、高電圧端子部15を挿入した場合には、高電圧端子部15と高電圧端子受け部22aとの接触抵抗が十分に低くなるようになっている。低電圧端子受け部22bには、ペルチェモジュール10に通電する低電圧を印加するための配線(図示せず)が接続されている。さらに、低電圧端子受け部22bは、低電圧端子部16を挿入して保持することができるように構成されている。また、低電圧端子受け部22bは、バネ性を有しており、低電圧端子部16を挿入した場合には、低電圧端子部16と低電圧端子受け部22bとの接触抵抗が十分に低くなるようになっている。なお、取付台22は、電気的絶縁性を有する材質であることが望ましい。
図3は、本実施形態の変形例を示している。図3に示すように、取付台22に、複数の高電圧端子受け部22aと低電圧端子受け部22bを備えることによって、複数の放電電極1を有する静電霧化装置Aを構築することができる。高電圧端子部15及び低電圧端子部16は、高電圧端子受け部22a及び低電圧端子受け部22bに対して着脱可能であるので、必要とされる霧化量に応じて、放電電極1の数を容易に増減させることができる。
したがって、第1の実施形態では、放電電極1と吸熱体3と断熱材20とを筐体21に収納し、吸熱体3は、筐体21の内底面21aに放熱部10bを当接するように固定されているので、吸熱体3の放熱部10bで発生した熱を、放熱部10bから筐体21へ直接熱伝達することによって、放熱を行うことができる。さらに、放熱部10bで発生した熱を、筐体21内の空間Sを介して筐体21へ熱伝達することによっても、放熱を行うことができる。このことによって、筐体21全体で放熱することが可能となり、放熱面積を十分に確保することができるので、放熱フィンが不要となり、装置の軽量化、小型化ができる。また、断熱材20は、放電電極1と吸熱体3の冷却部10aを覆うように設けられているので、放熱部10bで発生した熱による空間Sの温度上昇の影響を、放電電極1及び冷却部10aに及ぼすことを防止することができる。このことによって、放電電極1の冷却効率の低下を防止することができる。
また、高電圧端子部15と低電圧端子部16を有し、両端子部を保持して給電する取付台22を備えているので、高電圧端子部15及び低電圧端子部16への配線接続を簡易にすることができる。さらに、取付台22を、複数の両端子部を保持することが可能な構成とすることによって、放電電極1を複数有する静電霧化装置Aを容易に構築することができる。また、両端子部は、取付台22に対して着脱可能であるので、静電霧化ユニット2の数の増減を容易に行うこともできる。
さらに、筐体21は、外面21cに凹凸状を形成してなることによって、筐体21の外面21cの表面積を増加させることができるので、さらに効率よく筐体21の外面21cより放熱ができる。
図4〜図7は、本願発明の第2の実施形態である静電霧化装置を示している。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
図4に示すように、放電電極1と対向して位置する対向電極4を備え、放電電極1と対向電極4との間に高電圧を印加することで、放電部1に供給される結露水を霧化させて帯電微粒子水を発生させるものである。
保持部23は、静電霧化ユニット2の周囲を取り囲むように断面円環状を成して取付台22に立設し、先端に対向電極4を備えるものである。対向電極4は、放電電極1の先端の放電部1aから適当な距離をおいて帯電微粒子水放出用の開口部17を設けて保持部23に固定されている。高電圧印加部5は、放電電極1と対向電極4とに電気的に配線されて両電極間に高電圧を印加するものである。両電極に高電圧が印加された場合に、放電電極1の先端の放電部1aより対向電極4へ放電がされる。なお、対向電極4は、電気伝導性を有する材質であることが必要で、電気伝導性を示す金属、樹脂が良い。
放電電極1には、例えば±2〜15kV程度の高電圧が印加され、対向電極4は接地もしくは放電電極1に印加される高電圧よりも十分に低い電圧が印加される。ここで、マイナスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極4を接地し、放電電極1に負の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極4に正の高電圧を印加し、放電電極1を接地すればよい。また、プラスイオンを含んだミストを放出させるには、対向電極4を接地し、放電電極1に正の高電圧を印加するか、あるいは、対向電極4に負の高電圧を印加し、放電電極1を接地すればよい。
また、高電圧印加部5は、放電電流を測定する電流測定部(図示せず)を有しており、放電電流の測定結果を用いて印加する高電圧を制御することによって、放電霧化を安定して制御することができる。
図5は、本実施形態の変形例を示している。図5に示すように、高電圧端子部15は、放電電極1及び対向電極4へ接続される2個の端子で構成されている。これに対応して取付台22に設けられている高電圧端子受け部22aも2個で構成されている。高電圧印加部5は、高電圧端子受け部22aに接続して高電圧を印加することによって、高電圧端子部15を介して放電電極1と対向電極4へ高電圧を印加することができる。
図6は、本実施形態の変形例を示している。図6に示すように、取付台22は、複数の高電圧端子受け部22aと低電圧端子受け部22bを備えている。さらに、取付台22には、保持部23が取り付けられており、保持部23には、複数の対向電極4が設けられている。このことによって、複数の放電電極1を有する静電霧化装置Aを構築することができる。高電圧端子部15及び低電圧端子部16は、高電圧端子受け部22a及び低電圧端子受け部22bに対して着脱可能であるので、必要とされる霧化量に応じて、放電電極1の数を容易に増減させることができる。
図7は、本実施形態の変形例を示している。図7に示すように、取付台22は、複数の高電圧端子受け部22aと低電圧端子受け部22bを備えることによって、複数の放電電極1を有する静電霧化装置Aを構築することができる。高電圧端子部15及び低電圧端子部16は、高電圧端子受け部22a及び低電圧端子受け部22bに対して着脱可能であるので、必要とされる霧化量に応じて、静電霧化ユニット2の数を容易に増減させることができる。
本願発明の第1の実施形態である静電霧化装置の筐体の上面図(a)と断面図(b)と底面図(c)である。 同静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 同静電霧化装置の変形例である静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 本願発明の第2の実施形態である静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 同静電霧化装置の変形例である静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 同静電霧化装置の変形例である静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 同静電霧化装置の変形例である静電霧化装置の筐体が取付台に取り付けられる状態を示す断面図である。 従来例である静電霧化装置の斜視図である。
符号の説明
A 静電霧化装置
1 放電電極
1a 放電部
1b 基端部
2 静電霧化ユニット
3 吸熱体
4 対向電極
10 ペルチェモジュール
10a 冷却部
10b 放熱部
12 冷却用絶縁板
14 ベース部
15 高電圧端子部
16 低電圧端子部
17 開口部
20 断熱材
21 筐体
21a (筐体の)内底面
21b (筐体の)貫通孔
21c (筐体の)外面
22 取付台
22a 高電圧端子受け部
22b 低電圧端子受け部
23 保持部

Claims (4)

  1. 放電部を有する放電電極を冷却して空気中の水分を放電電極に結露させることにより放電部に水を供給し、放電部に供給される結露水を放電電極に高電圧を印加することによって霧化させる静電霧化装置において、冷却部と放熱部とを有する吸熱体を備え、放電電極は前記冷却部に接続され、放電部を露出させて放電電極を覆うと共に前記冷却部を覆う断熱材を備え、放電部を露出させる貫通孔を有する筐体を備え、筐体は、前記放熱部を内底面に当接するように固定し、前記貫通孔の内側面と放電電極の間に断熱材が介在するように放電電極と吸熱体と断熱材とを収納していることを特徴とする静電霧化装置。
  2. 高電圧を印加するために放電電極に接続された高電圧端子部と、吸熱体に通電するために吸熱体に接続された低電圧端子部とを有し、高電圧端子部と低電圧端子部を着脱自在に保持して高電圧と低電圧を給電する取付台を備えることを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 筐体は、外面に凹凸状を形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の静電霧化装置。
  4. 前記放電部と対向して位置する対向電極を備え、放電電極と対向電極との間に高電圧を印加することで、放電部に供給される結露水を霧化させるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の静電霧化装置。
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