JP2008153517A - 表面実装型コンデンサ - Google Patents

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Abstract


【課題】 放熱性がよく大電流に対応できる表面実装型コンデンサを提供すること。
【解決手段】 板状または箔状の弁作用を有する拡面化した金属を陽極体とし、その表層に誘電体層を形成し、さらに導電性機能高分子膜2、グラファイト層3、銀ペースト層4を順次形成してコンデンサ素子を作製し、陽極端子7および陰極端子8が組み付けられた外装ケース10に収容した表面実装型コンデンサ100であり、コンデンサ素子の陰極部と接続される放熱板14を実装面の反対側の外装面に露出させた外装ケース10を用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は固体電解コンデンサからなる表面実装型コンデンサに関する。
従来この種のコンデンサとしては、図5および図6に示すものが知られている(以下、従来技術と呼ぶ)。すなわち図5は従来の表面実装型コンデンサの正断面図であり、図6はその実装面および上面を示し、図6(a)はその底面図、図6(b)はその平面図である。
図5、図6に示す表面実装型コンデンサは、3端子伝送線路素子タイプと呼ばれている。この従来技術による表面実装型コンデンサ120は、導電性機能高分子膜2を固体電解質としており、弁作用金属の表面に陽極酸化皮膜層を形成して弁作用金属陽極体1とし、この陽極酸化皮膜層表面の中央部1aを覆うように、導電性機能高分子膜2を形成し、さらにその周囲にグラファイト層3、銀ペースト4を順に形成し陰極部としている。他方、陽極の弁作用金属はレジスト層5で覆われたレジスト形成部1bの外側の両端1cまで延在する。
この弁作用金属陽極体1の両端1cに、陽極導通片6を接合してコンデンサ素子としている。また、陽極端子7と陰極端子8が平板状に実装面となる同一平面上に形成され、陽極端子7と陰極端子8の隙間を埋めるとともに機械的に連結する樹脂からなる底面部を有すると共に、この底面部に対して直交する側壁を有するモールド樹脂ケース10aが用いられ、その内側に陽極端子7および陰極端子8が露出してなるケース内側露出部7a,8aに前述のコンデンサ素子の陽極部(陽極導通片6)および陰極部(銀ペースト層4)を導電ペースト9により接続し、モールド樹脂ケース10aの上側周囲を蓋11で覆うことで、信頼性の高い表面実装型コンデンサとしている(たとえば特許文献1)。
特開2006−128247号公報
この種の表面実装型コンデンサはCPUの電源部のデカップリング回路などで使用されることが多く、その際、陽極端子間に大電流が流れることによりジュール熱が発生するが、従来技術では、実装面の端子部以外は絶縁性の樹脂などによって外装されているので、発生熱の大部分は実装面側からしか放散されず、表面実装型コンデンサの耐熱性能が制約を受け、定格電流が制限されていた。
そこで、本発明の技術的課題は放熱性がよく大電流に対応できる表面実装型コンデンサを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の表面実装型コンデンサは、板状または箔状の拡面化した弁作用金属を陽極体とし、前記陽極体の端部からは陽極外部端子が引き出され、前記陽極体の少なくとも中央領域の表面には酸化皮膜からなる誘電体層が形成され、前記誘電体層上には導電性高分子または金属酸化物半導体の固体電解質層が形成され、この固体電解質層には少なくとも導電ペースト層を介して板状の陰極外部端子が接続された多端子の表面実装型コンデンサにおいて、前記陽極外部端子および陰極外部端子は絶縁性の外装用ケースの実装面に露出するように組み付けられ、前記外装用ケースの前記実装面と反対側の面には導電ペースト層を介して前記固体電解質層と接続された放熱板の表面が露出したことを特徴とする。このようにケース上面に放熱板を有する外装ケースを用いることで放熱性を高める。
また本発明の表面実装型コンデンサは、板状または箔状の拡面化した弁作用金属を陽極体とし、前記陽極体の端部からは陽極外部端子が引き出され、前記陽極体の少なくとも中央領域の表面には酸化皮膜からなる誘電体層が形成され、前記誘電体層上には導電性高分子または金属酸化物半導体の固体電解質層が形成され、この固体電解質層には少なくとも導電ペースト層を介して板状の陰極外部端子が接続され、全体を絶縁性の外装樹脂でモールド成型した多端子の表面実装型コンデンサにおいて、前記陽極外部端子および陰極外部端子は実装面に露出し、前記実装面と反対側の面には導電ペースト層を介して前記固体電解質層と接続された放熱板の表面が露出したことを特徴とする。このように、外装樹脂によるモールド成型で外装する場合にも、コンデンサ素子の陰極部に接続された放熱板を実装面の反対面に配置することにより、放熱性を高める。
本発明では実装面の反対側の面に放熱板を設けたので、本発明によれば、放熱性がよく、大電流で使用する際の発熱に対して温度上昇を低減でき、大電流に対応可能な表面実装型コンデンサを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)本実施の形態の表面実装型コンデンサを図1と図2に示す。すなわち、図1は実施の形態1による表面実装型コンデンサの正断面図であり、図2はその実装面および上面を示し、図2(a)はその底面図、図2(b)はその平面図である。
本実施の形態による表面実装型コンデンサ100(図1参照)は、長方形の平板状の固体電解コンデンサであり、3端子伝送線路素子タイプと呼ばれている。この表面実装型コンデンサ100には、板状または箔状の弁作用金属を陽極に用い、導電性機能高分子膜2を固体電解質として用いる。
まず弁作用金属の表面にエッチング等により無数の空孔を形成して表面積を200倍等に大きくする拡面化を施し、図1のように、その拡面化した弁作用金属の中央部1aの表層に陽極酸化皮膜層を形成して、弁作用金属陽極体1とする。ここで、弁作用金属としては、アルミニウム、タンタル、ニオブ等を用いることができる。次に、この陽極酸化皮膜が表層に形成された弁作用金属陽極体1の中央部1aを覆うように、導電性機能高分子膜2を形成し、さらにその周囲にグラファイト層3、銀ペースト層4を順次形成した後、弁作用金属陽極体1の中央部1aからレジスト層5で覆われたレジスト形成部1bを介して外側に連続する陽極の両端1cに陽極導通片6を接合してコンデンサ素子とする。
さらに、陽極端子7および陰極端子8が、実装面となる同一平面上に形成され、且つ、実装面の反対側の面上にコンデンサ素子の陰極部(銀ペースト層4)と接続される放熱板14を有する外装ケース10を用いる。この外装ケース10は上ケースと下ケースからなり、上ケースは放熱板14を有し、下ケースは陽極端子7と陰極端子8の隙間を埋めるとともに機械的に連結する底面部を有し、さらに、その底面部に対して直交する側壁を有する。
その下ケースの内側に陽極端子7および陰極端子8が露出したケース内側露出部7a,8aに前述のコンデンサ素子の陽極(陽極導通片6)および陰極(銀ペースト層4)を導電ペースト9により接続し、下ケースの側壁上端部と上ケースの側壁下端部を接着剤12で接続し、本実施の形態の表面実装型コンデンサを得る。その結果、図2(b)のように外装ケース10の上面に放熱板14の表面が露出する。
なお、本実施の形態で用いる導電性機能高分子膜2には、ピロール、チオフェン等を用いることができるが、導電性機能高分子膜に代えて二酸化マンガンなどの金属酸化物半導体を用いることもできる。また、陽極端子7、陰極端子8には、銅、銅系合金等の板材を用いることができるが、電子部品端子材料からなる板材であるならば、これらに限定されるものではない。
ところで、放熱板14には、陽極端子7、陰極端子8と同じく、銅、銅系合金等の板材を用いてもよく、他にアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料を用いてもよい。また放熱板14の表面粗さを調節することにより表面積を増加させると、さらに放熱効果が高まる。
(実施の形態2)本実施の形態2の表面実装型コンデンサを図3と図4に示す。すなわち、図3は実施の形態2による表面実装型コンデンサの正断面図であり、図4はその実装面および上面を示し、図4(a)はその底面図、図4(b)はその平面図である。
本実施の形態による表面実装型コンデンサ110は、外装部分以外は実施の形態1による表面実装型コンデンサ100と基本的に同じであるので、外装部分以外に関する説明は省略し、以下、異なる点について説明する。まず、図3を参照して、コンデンサ素子の陽極部(陽極導通片6)および陰極部(銀ペースト4)に陽極端子7および陰極端子8をそれぞれ導電ペースト9により接続する。次に外装樹脂13でコンデンサ素子全体を覆い、且つ、陽極端子7、陰極端子8および、放熱板14の部位がそれぞれ露出するようにモールドすることによって本実施の形態の表面実装型コンデンサを作製する。そうすると、図4(b)のように、外装上面に放熱板14の表面が露出する。
(実施例1)本実施例の表面実装型コンデンサの構造は実施の形態1で説明した図1および図2と同様である。これらの図のように、本実施例の外装ケース10は上ケースと下ケースを接着する分割型ケースであり、実装面の反対側に、コンデンサ素子の陰極部と接続される放熱板14を配置するような上ケースおよび下ケースを作製した。このとき、放熱板14の材質は銅系合金であり、その寸法は10.5×11.0×0.5mmである。この放熱板14は高熱伝導性接着剤91を用いて銀ペースト層4と熱的且つ機械的に接続した。なお、コンデンサ素子の作製および外装ケース10への接続については実施の形態1と同様である。
図5、図6に示した従来技術による構造と比較して、コンデンサ素子の温度上昇を低減できた。すなわち、同一電流で比較すると、本実施例の構造のものは、従来技術による構造のものに対して、ケース上面の温度上昇で比較して約50%低減できた。
(実施例2)本実施例の表面実装型コンデンサの構造は実施の形態2で説明した図3および図4と同様である。本実施例2は、射出成型によるモールドタイプの表面実装型コンデンサであり、図1、図2のケースタイプとは外装方法が異なるものである。このように、外装方法が異なっても、本発明の効果を損なうものではないことを確認できた。すなわち、陽極端子間の大電流通過時の発熱を効率よく放熱することが可能であった。
以上、この発明の実施例を説明したが、この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であればなしえるであろう各種変更、修正を含むことは勿論である。たとえば、放熱板の材質にはアルミナなどのような無機材質を使用することも可能である。
本発明に係る表面実装型コンデンサは、電子部品や電気部品のプリント配線基板等の基板に表面実装されるタイプの固体電解コンデンサに適用できる。
実施の形態1による表面実装型コンデンサの正断面図。 実施の形態1による表面実装型コンデンサの実装面および上面を示し、図2(a)はその底面図、図2(b)はその平面図。 実施の形態2による表面実装型コンデンサの正断面図。 実施の形態2による表面実装型コンデンサの実装面および上面を示し、図4(a)はその底面図、図4(b)はその平面図である。 従来の表面実装型コンデンサの正断面図。 従来の表面実装型コンデンサの実装面および上面を示し、図6(a)はその底面図、図6(b)はその平面図。
符号の説明
1 弁作用金属陽極体
1a 中央部
1b レジスト形成部
1c 両端
2 導電性機能高分子膜
3 グラファイト層
4 銀ペースト層
5 レジスト層
6 陽極導通片
7 陽極端子
7a,8a ケース内側露出部
8 陰極端子
9 導電ペースト
10 外装ケース
10a モールド樹脂ケース
11 蓋
12 接着剤
13 外装樹脂
14 放熱板
91 高熱伝導性接着剤
100,110,120 表面実装型コンデンサ

Claims (2)

  1. 板状または箔状の拡面化した弁作用金属を陽極体とし、前記陽極体の端部からは陽極外部端子が引き出され、前記陽極体の少なくとも中央領域の表面には酸化皮膜からなる誘電体層が形成され、前記誘電体層上には導電性高分子または金属酸化物半導体の固体電解質層が形成され、この固体電解質層には少なくとも導電ペースト層を介して陰極外部端子が接続された多端子の表面実装型コンデンサにおいて、前記陽極外部端子および陰極外部端子は絶縁性の外装用ケースの実装面に露出するように組み付けられ、前記外装用ケースの前記実装面と反対側の面には導電ペースト層を介して前記固体電解質層と接続された放熱板の表面が露出したことを特徴とする表面実装型コンデンサ。
  2. 板状または箔状の拡面化した弁作用金属を陽極体とし、前記陽極体の端部からは陽極外部端子が引き出され、前記陽極体の少なくとも中央領域の表面には酸化皮膜からなる誘電体層が形成され、前記誘電体層上には導電性高分子または金属酸化物半導体の固体電解質層が形成され、この固体電解質層には少なくとも導電ペースト層を介して陰極外部端子が接続され、全体を絶縁性の外装樹脂でモールド成型した多端子の表面実装型コンデンサにおいて、前記陽極外部端子および陰極外部端子は実装面に露出し、前記実装面と反対側の面には導電ペースト層を介して前記固体電解質層と接続された放熱板の表面が露出したことを特徴とする表面実装型コンデンサ。
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