JP2008153423A - ベーパチャンバおよびそれを用いた電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のウィックが表裏で直交するように配置されているウィック組の毛細管力により、どのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持でき、簡単な構造で高性能なベーパチャンバおよびそれを用いた電子装置を提供する。
【解決手段】 発熱体を取り付ける受熱面5を有しその反対側が開口面となるケース1の内部に、複数のウィックを集合したウィック組2を配置し開口面をフィン付きのカバー3で密閉し、内部に適量の作動流体を封入してなるベーパチャンバにおいて、複数のウィックが直交するように配置されたウィック組2の作用によりあらゆる姿勢に設置されても冷却機能を保持できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明はパワーデバイスなどの発熱体を有する電子装置に関し、特にどのような姿勢に取り付けられても冷却能力を保持することが可能な、ウィックを内部に収納したベーパチャンバおよびそれを用いた電子装置に関する。
近年、ロボットのマニプレータのような運動体にマニプレータを動かすためのモータの駆動源となるドライブ装置を一体化したものが提案されている。このようなドライブ装置には電子装置が搭載され、またはマニプレータの内部に電子装置が組み込まれて使用されることが増えている。このような電子装置は、パワーデバイス(IGBT、ダイオードモジュールなどの発熱体)を内蔵していることが多く、小型のため発熱密度が大きく、あらゆる方向に動くので、小型高性能でどのような姿勢においても冷却能力を保持する冷却装置が必要とされている。このような冷却装置として、例えばウィックを内蔵したものが図10に提案されている。
図10は従来の電子装置に用いる冷却装置を示す側断面図である。
図において、20は容器、21はウィック、4は発熱体、22は受熱壁、23は放熱壁、24はフィン、25は気化部、26は凝縮フィン、27は溝である。
所定量の作動液(図示しない)が封入された容器20の内部にはウィック21が配置されると共に、容器20の一面が発熱体4を取り付けて受熱する受熱壁22を構成し、受熱壁22の反対面が全面にフィン24を設置するための放熱壁23を構成している。受熱壁22の裏面には気化部25が形成され、放熱壁23の裏側に凝縮フィン26が形成されている。また、ウィック21は液冷媒を毛細管現象によって受熱部内面の気化部へ運搬する繊維状の部材で形成されると共に、ウィック21の端はあらゆる姿勢においても作動液を気化部25へ輸送するために容器内の周辺に延びるような形状になっており、凝縮フィン26により気化部25に押し付けられている。
次に動作を説明する。
受熱壁22に取り付けられた発熱体4の熱が気化部25へ伝わると、気化部25に接触したウィック21の作動液が蒸発し、発生した蒸気は気化部の溝27を通って放熱壁23へ向かいフィン24で冷却されて凝縮する(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−330329号公報
しかしながら、従来技術の方法では、ウィック21は繊維状のもので構成されていることから、形状が複雑であり、その長さも長く、さらに屈曲部があるので作動液の移動に対する抵抗力が大きく十分な作動液の供給が困難である。また、あらゆる姿勢においても作動液を気化部25へ輸送するためにウィック21の端が2分されて容器内周辺に延びているため、作動液の供給量が約半分になり十分な作動液の供給が困難であるという問題があった。
本発明は上記問題を解決されるためになされたものであって、どのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持でき、簡単な構造で高性能なベーパチャンバおよびそれを用いた電子装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のベーパチャンバおよびそれを用いた電子装置は以下の構成にしたものである。
請求項1の発明は、一方に発熱体(4)を取り付けるための受熱面(5)を有し、他方に前記受熱面(5)の反対側となる開口部を有してなるコ字状断面のケース(1)と、前記ケース(1)の内部に複数のウィックを集合させて配置してなるウィック組(2)と、前記ケース(1)の開口部を密封するカバー(3)と、前記ケース(1)と前記カバー(3)とで囲まれた密閉空間に作動液(8)を封入する作動液槽(6)と、を備え、複数のウィックが直交するように配置された前記ウィック組(2、10、11)の作用によりあらゆる姿勢に設置されても冷却機能を有することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載のベーパチャンバにおいて、前記カバー(3)の前記ケース(1)の取付け面との反対側の面に、放熱用のフィン(3a)を設けたことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載のベーパチャンバにおいて、前記ウィック組(2)は、平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース(2a)と、前記ウィックベース(2a)の一方の面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて短冊状に成形してなる複数本の第1ウィック(2b)と、前記ウィックベース(2a)の他方の面に前記第1ウィック2bと直交する方向に配置された複数本の第2ウィック(2c)とより構成されたことを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3記載のベーパチャンバにおいて、前記第1ウィック(2b)または前記第2ウィック(2c)の何れか一方を、前記ケース(1)の受熱面(5)の裏面に接するように配置したことを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載のベーパチャンバにおいて、前記コ字状に形成されたケース(1)の底部に前記ウィックベース(2a)を取り付けるためのウィック組取付け面(7)を設け、前記第1ウィック(2b)または前記第2ウィック(2c)の何れか一方を、前記ウィック組取付け面(7)から一段下がった凹状の溝部(1a)に収納したことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項3または4に記載のベーパチャンバにおいて、前記ウィックベース(2a)における前記第1ウィック(2b)と前記第2ウィック(2c)の直交する部分により囲まれた空間部に、前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴(2d)を設けたことを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項3または4に記載のベーパチャンバにおいて、前記第1ウィック(2b)または第2ウィック(2c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(2a)にろう付けにより接合されたことを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1記載のベーパチャンバにおいて、前記ウィック組(10)は、高熱伝導性の金属薄板をコルゲート状に加工してなるウィックベース(10a)と、
前記コルゲート状に加工されたウィックベース(10a)の溝部(10d)の壁面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて角形断面状に成形してなる複数本の第3ウィック(10b)と、前記コルゲート状のウィックベース(10a)の片方の伝熱面に前記第3ウィック(10b)と直交する方向に配置されると共に短冊状に成形してなる第4ウィック(10c)と、より構成されたことを特徴としている。
請求項9の発明は、請求項8記載のベーパチャンバにおいて、前記コルゲート状に加工されたウィックベース(10a)の溝部(10d)の壁面の一部を切り欠いた箇所に、前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴を設けたことを特徴としている。
請求項10の発明は、請求項8記載のベーパチャンバにおいて、前記第3ウィック(10b)または前記第4ウィック(10c)の何れか一方を、前記ケース(1)の受熱面(5)の裏面に接するように配置したことを特徴としている。
請求項11の発明は、請求項8または10記載のベーパチャンバにおいて、前記第3ウィック(10b)または前記第4ウィック(10c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(10a)にろう付けにより接合したことを特徴としている。
請求項12の発明は、請求項1記載のベーパチャンバにおいて、前記ウィック組(11)は、平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース(11a)と、前記ウィックベース(11a)の両側面にそれぞれ直交するように配置すると共に金属細線を撚り合わせて平面状に成形してなる第5ウィック(11b)および第6ウィック(11c)と、より構成されたことを特徴としている。
請求項13の発明は、請求項12記載のベーパチャンバにおいて、前記第5ウィック(11b)または前記第6ウィック(11c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(11a)にろう付けにより接合したことを特徴としている。
請求項14の発明は、請求項12または13記載のベーパチャンバにおいて、前記ウィックベース(11a)および前記第5ウィック(11b)並びに第6ウィック(11c)の同一箇所の表裏を貫通するように前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴(11d)が設けられたことを特徴としている。
請求項15の発明は、請求項1〜請求項14の何れか1項に記載のベーパチャンバを備えた電子装置であることを特徴としている。
以上述べたように本発明の実施例によれば以下の効果がある。
請求項1、2の発明によれば、発熱体を取り付ける受熱面を有しその反対側が開口面となるケースの内部に、複数のウィックを集合したウィック組を配置し開口面をフィン付きのカバーで密閉し、内部に適量の作動流体を封入してなるベーパチャンバを構成したので、複数のウィックが直交するように配置されたウィック組の作用によりどのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持することができる。その結果、簡単な構造で高性能なベーパチャンバが得られる。
請求項3乃至7の発明によれば、前記ウィック組において、熱伝導性の良い金属よりなり蒸気穴を設けたウィックベースの片面に金属細線を撚り合わせて短冊状に成形したウィックを複数本、ろう付けなどの手法で配置し、反対面に前記ウィックと直交する方向に複数本のウィックを配置して構成したウィック組を、どちらか片面のウィックがケース受熱面の裏面に接するようにウィック組を配置したので、どのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持することができる。その結果、簡単な構造で高性能なベーパチャンバが得られる。
請求項8乃至11の発明によれば、前記ウィック組において、金属細線を撚り合わせて断面が角状に成形したウィックを複数本、金属薄板を断面がコルゲート状になるよう加工したウィックベースの片面の溝部にろう付けなどの手法で配置し、ウィックベースの反対面に前記ウィックと直交する方向に短冊状に成形したウィックをろう付けなどの手法で配置して構成したウィック組を、どちらか片面のウィックがケース受熱面の裏面に接するようにウィック組を配置したので、どのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持することができる。その結果、簡単な構造で高性能なベーパチャンバが得られる。
請求項12乃至14の発明によれば、前記ウィック組において、熱伝導性の良い金属よりなり蒸気穴を設けたウィックベースの片面に金属細線を撚り合わせて薄い平面状に成形したウィックをろう付けなどの手法で配置し、反対面に前記ウィックと作動流体の流れる方向が直交する方向に同様の平面状のウィックを配置して構成したウィック組を、どちらか片面のウィックがケース受熱面の裏面に接するようにウィック組を配置したので、どのような姿勢に取り付けられても十分な作動液の供給を容易にすると共に、すぐれた冷却能力を保持することができる。その結果、簡単な構造で高性能なベーパチャンバが得られる。
また、請求項15の発明によれば、請求項1〜14の何れか1項に記載のベーパチャンバを、ロボットのマニプレータのような運動体の内部に搭載されたモータのドライブ装置などの小型で発熱密度が大きい電子装置に適用することで、顕著な冷却効果が得られる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示すベーパチャンバの側断面図、図2は図1の分解斜視図、図3は図1のウィック組を矢視A方向から見た平面図である。
図1〜図3において、1はケース、2はウィック組、2aはウィックベース、2b、2cはウィック、3はカバー、3aはフィン、4は発熱体、5は受熱面、6は作動液槽、7はウイック組取り付け面、8は作動液槽6に封入された作動液である。
本発明の特徴は以下のとおりである。
すなわち、図1〜図3において、一方に発熱体4を取り付けるための受熱面5を有し、他方に受熱面5の反対側となる開口部を有してなるコ字状断面のケース1と、ケース1の内部に複数のウィックを集合させて配置してなるウィック組2と、ケース1の開口部を密封するカバー3と、ケース1とカバー3とで囲まれた密閉空間に作動液8を封入する作動液槽6と、で構成されるベーパチャンバを備え、複数のウィックが直交するように配置されたウィック組の作用によりあらゆる姿勢に設置されても冷却機能を有することを特徴としている。ここで、カバー3のケース1の取付け面との反対側の面には、放熱用のフィン3aを設けている。
ウィック組2について、具体的に説明すると、平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース2aと、ウィックベース2aの一方の面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて短冊状に成形してなる複数本のウィック2bと、ウィックベース2aの他方の面にウィック2bと直交する方向に配置された複数本のウィック2cとより構成されたものとなっている。このウィック2b、ウィック2cは短冊状の長手方向に毛細管力が働くように撚り合わせて成形されている。
また、ウィック2bまたはウィック2cの何れか一方を、ケース1の受熱面5の裏面に接するように配置してある。
さらに、コ字状に形成されたケース1の底部にウィックベース2aを取り付けるためのウィック組取付け面7を設け、ウィック2bまたはウィック2cの何れか一方を、ウィック組取付け面7から一段下がった凹状の溝部1aに収納したものとなっている。図1では、ウィック2bを受熱面5側とし溝部1aに収納する。
またさらに、ウィックベース2aにおけるウィック2bとウィック2cの直交する部分により囲まれた空間部に、ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴2dを設けたものとなっている。
それから、ウィック2bまたはウィック2cの少なくとも一方を、ウィックベース2aにろう付けにより接合されたものとなっている。
組立については、まず、ウィック組2をベーパチャンバのケース1の作動液槽内のウイック取り付け面7に取り付け、ケース1にカバー3をねじ止めやろう付けなどの方法で固定する。その後、作動液8を図示しない注入口より適当量入れて脱気を行い封止するようになっている。
次に、図1の姿勢にある場合のベーパチャンバの動作について説明する。
上記のような構造をもつベーパチャンバにおいて、発熱体4からの熱はケースの受熱面5から受熱面5の裏に設置されたウィック組2に伝わる。図1よりわかるようにウィック組2のウィックベース2aのケースへの取り付け面7は伝熱面を兼ねているため、受熱面5からの熱は受熱面裏のウィック2bに伝わると共に、ウィックベース2aにも伝わりウィック2b、2cを加熱する。ウィック2bに含まれている作動液は沸騰して蒸発しウィックベース2aの蒸気穴2dを通過してカバー側に拡がる。ウィック2cに含まれている作動液はウィックベース2aにより加熱され蒸発してやはりカバー3側に拡がる。カバー3側に拡がった蒸気はカバー壁面で凝縮して液化する。凝縮潜熱として放出された熱はカバー3表面およびフィン3aより大気に放出される。そして、液化した作動液は作動液槽6に戻りふたたび蒸発・凝縮のサイクルをくり返す。
ウィック2cは主にウィックベース2aにより加熱され作動液が蒸発するので、ウィックベース2aは伝熱性の良い材料を使用する。又、ケース1からの熱が伝わりやすくするために、伝熱面を兼ねているウィック組取り付け面7をなるべく大きくする。
図1の状態の場合、主に働くのはウィック2bの方でありウィック2cは作動液の満たされているウィックのみが働く。このベーパチャンバは上下逆に取り付けられても同様の動作をする。
ベーパチャンバが上記姿勢より90℃回転して取り付けられた場合は、主に働くのはウィック2cの方でありウィック2bは作動液の満たされているウィックのみが働く。このベーパチャンバが上下逆に取り付けられても同様の動作をする。
次に、発熱体がベーパチャンバの下になるように設置された、いわゆるボトムヒートと呼ばれる状態の動作について説明する。図4は本発明の第1実施例によるボトムヒートの例を示したベーパチャンバの側断面図である。この状態で作動液は少なくともウィック2bが完全に沈む程度に満たされていることが必要である。
まず。発熱体4からの熱はケースの受熱面5から受熱面裏のウィック2bに伝わり、またウィックベース2aからもウィック2bに伝わる。ウィック2bに含まれている作動液は沸騰して蒸発しウィックベース2aの蒸気穴2dを通過してカバー3側に拡がる。カバー3側に拡がった蒸気はカバー壁面で凝縮して液化する。凝縮潜熱として放出された熱はカバー表面およびフィン3aより大気に放出される。
このようにこのベーパチャンバは部品数が少なくシンプルな構造であるにも拘らず、ウィック部が大きいため強力な毛細管力を発生しどのような姿勢に設置されても冷却機能を有する。
次に、本発明の第2実施例ついて、図5乃至図7に基づいて説明する。
図5は本発明の第2実施例を示すベーパチャンバ用のウィック組の斜視図、図6は第2実施例を示すベーパチャンバの側断面図、図7は図6のA−A線に沿うベーパチャンバの側断面図であって、ボトムヒートの例を示したものである。なお、第2実施例が第1実施例の構成要素と同じものついては、その説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図5〜図7において、10aはウィックベース、10bはウィック、10cはウィック、10dは溝部である。
第2実施例が第1実施例と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、図5、図6において、ウィック組10は、高熱伝導性の金属薄板を断面が連続した凹凸からなるコルゲート状に加工してなるウィックベース10aと、コルゲート状に加工されたウィックベース10aの溝部10dの壁面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて角形断面状に成形してなるウィック10bと、コルゲート状のウィックベース10aの片方の伝熱面にウィック10bと直交する方向に配置されると共に短冊状に成形してなるウィック10cと、より構成された点である。このウィック10b、ウィック10cは長手方向に毛細管力が働くように撚り合わせて成形されている。
また、コルゲート状に加工されたウィックベース10aの溝部10dの壁面の一部を切り欠いた箇所に、ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴(図示せず)を設けたものとなっている。
さらに、ウィック10bまたはウィック10cの何れか一方を、ケース1の受熱面5の裏面に接するように配置してある。図6では、ウィック10bを受熱面5側としている。

それから、ウィック10bまたはウィック10cの少なくとも一方を、ウィックベース10aにろう付けにより接合したものとなっている。
なお、ここではウィック10cの形状は短冊状にしているが、もちろん一例にすぎず形状は条件に応じてきまるもので角状断面のものでも良い。
また、図5ではすべての溝部10dにウィックを配設しているが、必要とされる毛細管力が小さければ減らすことができる。
組立については、ウィィック組10は、ウィックベース10aの両面の溝部10dに断面が角状に成形したウィック10bをろう付けなどの手法で配置し、ウィックベース10aの片面にウィック10bと直交する方向に短冊状に成形したウィック10cをろう付けなどの手法で配置して構成する。このとき、上記ウィック組10を、どちらか片面のウィックがケース受熱面5の裏面に接するようにウィックベース取り付け面7にウィックベースを載せねじ止めやろう付けなどの方法で作動液槽内に配置する。
次にウィック組10を使用した図6の姿勢にある場合のベーパチャンバの動作を図6、図7に基づいて説明する。
図6、図7において、1はケース、3はフィンを備えたカバー、4は発熱体、5は発熱体が取り付けられる受熱面である。6は受熱面の裏側に設けられた作動液槽である。7は上述したウィック組10の取り付け面である。作動液槽には作動液8が封入されている。9はウィックベース10aの受熱面裏との伝熱面である。
上記のような構造をもつベーパチャンバにおいて、発熱体4からの熱はケースの受熱面5から受熱面5の裏に設置されたウィック組10に伝わる。図6および図7よりわかるようにウィック組10のコルゲート状のウィックベース10aはケース受熱面の裏面に伝熱面9で接触するように設けられている。
従って受熱面5からの熱は受熱面裏の伝熱面9と取り付け面7に伝わりウィックベース10aに配設されたウィック10b、10cを加熱する。ウィック10b、10cに含まれている作動液は沸騰して蒸発しウィックベース10aの蒸気穴(図示しない)を通過してカバー側に拡がる。カバー側に拡がった蒸気はカバー壁面で凝縮して液化する。凝縮潜熱として放出された熱はカバー表面およびフィン3aより大気に放出される。そして、液化した作動液は作動液槽に戻りふたたび蒸発・凝縮のサイクルをくり返す。
また、ベーパチャンバが上記姿勢より90℃回転して取り付けられた場合、およびボトムヒートの場合の動作については実施例1と同様であるので説明を省略する。
次に、本発明の第3実施例について、図8、図9に基づいて説明する。
図8は本発明の第3実施例を示すベーパチャンバ用のウィック組であって、(a)はその平面図、(b)はA−A線に沿う側断面図、図9は第3実施例を示すベーパチャンバの側断面図である。なお、第3実施例が第1実施例の構成要素と同じものついては、その説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図8〜図9において、11はウィック組、11aはウィックベース、11b、11cはウィック、11dは蒸気穴である。
第3実施例が第2実施例と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、ウィック組11は、平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース11aと、毛細管力が一方向働くように金属細線を撚り合わせて平面状に成形されてなるウィック11bおよびウィック11cとから構成されており、ウィックベース11aの両面にそれぞれ毛細管力が直交するようにウィック11bおよびウィック11cが配置された点である。図9では、ウィック11bを受熱面5側としている。
また、ウィック11bまたはウィック11cの少なくとも一方を、ウィックベース11aにろう付けにより接合したものとなっている。
さらに、ウィックベース11aおよびウィック11b並びにウィック11cの同一箇所には表裏を貫通するように、ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴11dが設けられている。
なお、ウィック11b、11c上にさらに同ウィックを積層して作動液の還流量を増大し熱輸送量を大きくすることも可能である。
組立については、ウィック組11において、熱伝導性の良い金属薄板よりなるウィックベース11aの両面に、金属細線を撚り合わせて平面状に成形したウィック11b、11cを毛細管力が働く方向すなわち作動流体が流れる方向が直交するようにろう付けなどの手法で配置する。上記ウィック組11を、どちらか片面のウィックがケース受熱面5の裏面に接するように設けられたケース1のウィックベース取り付け面7にウィックベースを載せねじ止めやろう付けなどの方法で作動液槽内に配置する。
次に図9の姿勢にある場合のベーパチャンバの動作について説明する。
上記のような構造をもつベーパチャンバにおいて、発熱体4からの熱はケース受熱面5から受熱面の裏に設置されたウィック組11に伝わる。図9よりわかるようにウィック組11のウィックベース11aのケースへの取り付け面7は伝熱面を兼ねているため、受熱面5からの熱は受熱面裏のウィック11bに伝わると共に、ウィックベース11aにも伝わりウィック11b、11cを加熱する。ウィック11bに含まれている作動液は沸騰して蒸発しウィック組11の表裏を貫通する蒸気穴11dを通過してカバー側に拡がる。ウィック11cに含まれている作動液はウィックベース11aにより加熱され蒸発してやはりカバー側に拡がる。
カバー側に拡がった蒸気はカバー壁面で凝縮して液化する。凝縮潜熱として放出された熱はカバー表面およびフィンより大気に放出される。
液化した作動液は作動液槽に戻りふたたび蒸発・凝縮のサイクルをくり返す。
ベーパチャンバが上記姿勢より90℃回転して取り付けられた場合、およびボトムヒートの場合の動作については実施例1と同様であるので説明を省略する。
本実施例の場合、平面状に成形したウィックを表裏に1枚づつ配置するので、実施例1、実施例2のように短冊状に成形したウィックを複数個配置する必要がなく組み立てコストの削減ができる。
本発明は、複数のウィックが表裏で直交するように配置されているウィック組と、このウィック組を設置するケースと、ケースを覆うカバーとからなるベーパチャンバで、そのシンプルな構造にかかわらず直交するように配置されているウィックの毛細管力によりどのような姿勢に取り付けられてもすぐれた冷却能力を保持できるためロボットの腕のような運動体に搭載された電子装置のように小型で発熱密度が大きい装置の冷却に大いに役立つ技術である。
本発明の第1実施例を示すベーパチャンバの側断面図 図1の分解斜視図 図1のウィック組を矢視A方向から見た平面図 第1実施例によるボトムヒートの例を示したベーパチャンバの側断面図 本発明の第2実施例を示すベーパチャンバ用のウィック組の斜視図 第2実施例を示すベーパチャンバの側断面図 図6のA−A線に沿うベーパチャンバの側断面図であって、ボトムヒートの例を示したもの 本発明の第3実施例を示すベーパチャンバ用のウィック組であって、(a)はその平面図、(b)はA−A線に沿う側断面図 第3実施例を示すベーパチャンバの側断面図 従来の電子装置に用いる冷却装置の側断面図
符号の説明
1 ケース
1a 溝部
2 ウィック組
2a ウィックベース
2b、2c ウィック
3 カバー
3a フィン
4 発熱体
5 受熱面
6 作動液槽
7 ウィック組取り付け面
8 作動液
9 伝熱面
10 ウィック組
10a ウィックベース
10b、10c ウィック
10d 溝部
11 ウィック組
11a ウィックベース
11b、11c ウィック
11d 蒸気穴
20 容器
21 ウィック
22 受熱壁
23 放熱壁
24 フィン
25 気化部
26 凝縮フィン
27 気化部の溝

Claims (15)

  1. 一方に発熱体(4)を取り付けるための受熱面(5)を有し、他方に前記受熱面(5)の反対側となる開口部を有してなるコ字状断面のケース(1)と、
    前記ケース(1)の内部に複数のウィックを集合させて配置してなるウィック組(2)と、
    前記ケース(1)の開口部を密封するカバー(3)と、
    前記ケース(1)と前記カバー(3)とで囲まれた密閉空間に作動液(8)を封入する作動液槽(6)と、
    を備え、複数のウィックが直交するように配置された前記ウィック組(2、10、11)の作用によりあらゆる姿勢に設置されても冷却機能を有することを特徴とするベーパチャンバ。
  2. 前記カバー(3)の前記ケース(1)の取付け面との反対側の面に、放熱用のフィン(3a)を設けたことを特徴とする請求項1記載のベーパチャンバ。
  3. 前記ウィック組(2)は、平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース(2a)と、
    前記ウィックベース(2a)の一方の面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて短冊状に成形してなる複数本の第1ウィック(2b)と、
    前記ウィックベース(2a)の他方の面に前記第1ウィック2bと直交する方向に配置された複数本の第2ウィック(2c)とより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のベーパチャンバ。
  4. 前記第1ウィック(2b)または前記第2ウィック(2c)の何れか一方を、前記ケース(1)の受熱面(5)の裏面に接するように配置したことを特徴とする請求項3記載のベーパチャンバ。
  5. 前記コ字状に形成されたケース(1)の底部に前記ウィックベース(2a)を取り付けるためのウィック組取付け面(7)を設け、前記第1ウィック(2b)または前記第2ウィック(2c)の何れか一方を、前記ウィック組取付け面(7)から一段下がった凹状の溝部(1a)に収納したことを特徴とする請求項3または4に記載のベーパチャンバ。
  6. 前記ウィックベース(2a)における前記第1ウィック(2b)と前記第2ウィック(2c)の直交する部分により囲まれた空間部に、前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴(2d)を設けたことを特徴とする請求項3または4に記載の電子装置のベーパチャンバ。
  7. 前記第1ウィック(2b)または第2ウィック(2c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(2a)にろう付けにより接合されたことを特徴とする請求項3または4に記載のベーパチャンバ。
  8. 前記ウィック組(10)は、高熱伝導性の金属薄板をコルゲート状に加工してなるウィックベース(10a)と、
    前記コルゲート状に加工されたウィックベース(10a)の溝部(10d)の壁面に配置されると共に金属細線を撚り合わせて角形断面状に成形してなる複数本の第3ウィック(10b)と、
    前記コルゲート状のウィックベース(10a)の片方の伝熱面に前記第3ウィック(10b)と直交する方向に配置されると共に短冊状に成形してなる第4ウィック(10c)と、
    より構成されたことを特徴とする請求項1記載のベーパチャンバ。
  9. 前記コルゲート状に加工されたウィックベース(10a)の溝部(10d)の壁面の一部を切り欠いた箇所に、前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴を設けたことを特徴とする請求項8記載のベーパチャンバ。
  10. 前記第3ウィック(10b)または前記第4ウィック(10c)の何れか一方を、前記ケース(1)の受熱面(5)の裏面に接するように配置したことを特徴とする請求項8記載のベーパチャンバ。
  11. 前記第3ウィック(10b)または前記第4ウィック(10c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(10a)にろう付けにより接合したことを特徴とする請求項8または10記載のベーパチャンバ。
  12. 前記ウィック組(11)は、
    平板状で高熱伝導性の金属よりなるウィックベース(11a)と、
    前記ウィックベース(11a)の両側面にそれぞれ直交するように配置すると共に金属細線を撚り合わせて平面状に成形してなる第5ウィック(11b)および第6ウィック(11c)と、
    より構成されたことを特徴とする請求項1記載のベーパチャンバ。
  13. 前記第5ウィック(11b)または前記第6ウィック(11c)の少なくとも一方を、前記ウィックベース(11a)にろう付けにより接合したことを特徴とする請求項12記載のベーパチャンバ。
  14. 前記ウィックベース(11a)および前記第5ウィック(11b)並びに第6ウィック(11c)の同一箇所の表裏を貫通するように前記ウィック内の作動液が蒸発することにより生じる蒸気を通すための蒸気穴(11d)が設けられたことを特徴とする請求項12または13記載のベーパチャンバ。
  15. 請求項1〜請求項14の何れか1項に記載のベーパチャンバを備えたことを特徴とする電子装置。
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