JP2008153155A - 放電ランプ用電源装置及びその制御方法 - Google Patents

放電ランプ用電源装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成により、放電ランプの光量を所定期間だけ他の期間に対して低減する制御を行えるようにした放電ランプ用電源装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】直流電源部21からの直流電圧を、スイッチング素子22をパルス発生回路25によって所定のデューティ及び発振周波数でスイッチングし、その出力を平滑回路23で平滑した後、放電ランプ1に印加する。パルス発生回路25は、電流検出抵抗24からのフィードバック信号に基づいて動作する電流制御回路27の出力に応じてデューティが制御されると共に、緑の表示色の期間T内の一部期間tにおいて出力された周波数指令Cfに基づいて動作するパルス周波数変更回路29の出力により、発振周波数を一時的に高くするように動作する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放電ランプを光源とする投射型の映像表示装置等に用いられる放電ランプ電源装置及びその制御方法に関する。
映像表示装置の1つに、ディジタルマイクロミラーデバイス(DMD)(Texas Instruments社登録商標:Digital Micromirror Device)を用いたDLP(Texas Instruments社登録商標:Digital Light Processing)による色順次方式がある。この方式の映像表示装置は、白色光を発光する光源ランプとスクリーンの間の光路上に、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のフィルタを備えて回転する色フィルタ、コンデンサレンズ、DMD、投射レンズを順次光路上に配設して構成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記光源ランプには、多くの場合、放電ランプが用いられる。この放電ランプの駆動は、直流電源、該直流電源が発生する直流電圧をスイッチングするスイッチング素子、その出力電流を放電ランプに供給する平滑回路を備えたランプ用電源装置によって行われる。
放電ランプには、緑色が赤色や青色に比べて強く出る発光スペクトルを有するものがある。このような特性を有する放電ランプを光源に用いた場合、緑の強い白色バランスの画像になり、表示画像の印象を悪くする。そこで、緑成分を相対的に抑制して他の波長域の色とのバランスをとり、最適な白色バランスで表示を行えるようにした表示装置がある(例えば、特許文献2参照)。
この表示装置における放電ランプ用電源装置は、正極状態でのランプ電流(+I)と負極状態でのランプ電流(−I)とに分けてスイッチングすると共に、極性変換開始時に緑色の表示期間に対応して低い電流値とし、青色の表示期間および赤色の表示期間と進むに従い電流値を徐々に増やして所定値に到達した時点で極性変換を行う。これにより、最適な白色バランスを得ることができる。
特開2000−231066号公報 特許第3797342号公報
しかし、従来の放電ランプ用電源装置によると、極性変換を行うとともに、電流値を制御する複雑な制御になるため、構成が複雑になるという問題がある。
従って、本発明の目的は、簡単な構成により、放電ランプの光量を所定期間だけ他の期間に対して低減する制御が行えるようにした放電ランプ用電源装置及びその制御方法を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するため、直流電源を電源にしたスイッチング素子により駆動される放電ランプに流れるランプ電流が、大なる期間と小なる期間を有し、前記大なる期間では第1の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動し、小なる期間では前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動することを特徴とする放電ランプ用電源装置を提供する。
このような構成によれば、ランプ電流が小なる期間を大なる期間とは異なる周波数にするという簡単な構成により、大なる期間に悪影響を及ぼすことなく小なる期間の放電ランプの光量を低減することができる。
(2)本発明は、上記目的を達成するため、直流電源を電源にして放電ランプを駆動するスイッチング素子と、前記スイッチング素子を高周波パルスによりスイッチングするパルス発生回路と、周期的に繰り返される所定の期間のうち、第1の期間に第1の周波数で前記高周波パルスを発生し、前記所定の期間のうち、前記第1の期間よりも短い第2の期間に前記第1の周波数よりも高い第2の周波数で前記高周波パルスを発生するように前記パルス発生回路を制御するパルス周波数変更回路と、を備えたことを特徴とする放電ランプ用電源装置を提供する。
このような構成によれば、第2の期間の周波数を第1の期間より高い周波数にするという簡単な構成により、第1の期間に悪影響を及ぼすことなく第2の期間の放電ランプの光量を低減する放電ランプ用電源装置を構成することができる。
(3)本発明は、上記目的を達成するため、直流電源を電源にしたスイッチング素子により駆動される放電ランプに流れるランプ電流が、大なる期間と小なる期間を有し、前記大なる期間では第1の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動し、小なる期間では前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動することを特徴とする放電ランプ用電源装置の制御方法を提供する。
このような方法によれば、ランプ電流が小なる期間を大なる期間とは異なる周波数にするという簡単な方法により、大なる期間に悪影響を及ぼすことなく小なる期間の放電ランプの光量を低減することができる。
本発明の放電ランプ用電源装置及びその制御方法によれば、簡単な構成により、他の期間に対して所定期間だけ放電ランプの光量を低減する制御を行うことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す。この映像表示装置100は、白色光を発光する光源としての放電ランプ1と、放電ランプ1による光を所定方向へ反射させるリフレクタ2と、R、G、Bの3色のフィルタを備えたカラーホイール3と、カラーホイール3からの光を平行光にするコンデンサレンズ4と、コンデンサレンズ4からの光を選択して投影方向へ出力するDMD素子5と、DMD素子5からの光映像を投射面へ投影する投射レンズ6と、投射レンズ6からの光映像が照射されるスクリーン7と、カラーホイール3を回転駆動するモータ8と、DMD素子5及びモータ8を制御する制御部9と、制御部9の制御の下で放電ランプ1を発光制御する放電ランプ用電源装置10と、上記各部材を内蔵すると共にスクリーン7を外部から視認可能に装着する筐体11と、を備えて構成されている。
放電ランプ1は、例えば、ショートアークランプ、超高圧型水銀ランプ、メタルハライドランプ等を用いることができる。
リフレクタ2は、例えば、放電ランプ1に一体的に取り付けられ、通常、楕円形状に形成されている。また、リフレクタ2は、放電ランプ1が発した光を集光し、集光した光をカラーホイール3上に合焦できるように構成されている。
カラーホイール3は、軸着されたモータ8によって高速回転させることにより、DMD素子5に入射する光の色がR、G、Bと順番に変化し、光路上に出光した照明光の色に対応した映像をDMD素子5上に表示させることで、色を表現できるように構成されている。一般に、カラーホイール3は、同一円周上に60°間隔にR、G、B、R、G、Bのセグメントを順に配設した6セグメント方式が用いられている。
DMD素子5は、例えば、17mm×13mmのサイズの半導体素子上に、約80万個の微細なミラーエレメントを敷き詰め、1枚のパネル状にしたものである。ミラーエレメントは、支柱に載置された1個以上のヒンジに取り付けられており、それぞれ±10度程度に動けるように構成されている。即ち、1つのミラーエレメントが1つの画素に対応し、例えば、+10度に傾いたときに放電ランプ1からの光が投射レンズ6に反射し、また、−10度に傾いた時には投射レンズ6に反射光が入らないように動作する。
制御部9は、CPU、ROM、RAM、画像メモリ等を備えて構成され、画像メモリまたは外部から取り込んだ画像データに応じてカラーホイール3を回転させると共に、その色フィルタが光路上に介在するタイミングでDMD素子5の各ミラーエレメントを駆動制御する構成及びソフトウェアを備えている。
(映像表示装置の動作)
次に、図1の映像表示装置100の動作を説明する。
制御部9及び放電ランプ用電源装置10が動作し、モータ8が回転すると共に放電ランプ1が点灯すると、放電ランプ1の光は、カラーホイール3に到達し、カラーホイール3の回転に応じてR、G、Bの順に色分割される。
カラーホイール3から光路へ出射した光は、コンデンサレンズ4によって平行光に変換され、DMD素子5に照射される。DMD素子5は、制御部9の制御の下に、入射されたR、G、Bの光に応じて、対応するミラーエレメントが入射光を反射する。このとき、映像信号に応じて、DMD素子5の全てのミラーエレメントの傾斜動作がデジタル制御されることにより、スクリーン7には、画像が拡大表示される。DMD素子5による反射光は投射レンズ6に到達し、投射レンズ6によってスクリーン7上に投影される。
投射レンズ6で投影された映像は、R、G、Bが順番に表示されるが、その切り替えは高速に行われるため、スクリーン7の映像を観賞している視聴者には、R、G、Bが混ざった色として知覚される。これにより、カラーの映像を得ることができる。
(放電ランプ用電源装置の構成)
図2は、放電ランプ用電源装置10の詳細構成を示す。放電ランプ用電源装置10は、直流電源部21と、直流電源部21に接続されたスイッチング素子22と、スイッチング素子22の出力電流を平滑する平滑回路23と、直流電源部21の負端子と放電ランプ1の低電位側との間に接続された電流検出抵抗24と、スイッチング素子22をPWM(パルス幅変調)制御するパルス発生回路25と、放電ランプ1に流す電流値の電流指令C及びパルス周波数を決定する周波数指令Cを出力する電流変更回路26と、電流指令Cと電流検出抵抗24に生じる検出電圧Vとの偏差値を出力する電流制御回路27と、電流制御回路27の出力電圧を所定のレベルにしてパルス発生回路25へ出力するゲイン設定回路28と、周波数指令Cに基づいてパルス発生回路25の発振周波数を変更するパルス周波数変更回路29と、を備えて構成されている。
なお、図2において、スイッチング素子22〜平滑回路23〜放電ランプ1〜電流検出抵抗24及び電流制御回路27〜ゲイン設定回路28〜パルス発生回路25〜スイッチング素子22の経路によりフィードバック制御系が構成されている。
直流電源部21は、例えば、AC100Vの商用電源から250〜370V程度の直流電圧を生成する両波倍電圧整流回路により構成されている。
スイッチング素子22は、スイッチング用のNチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconductor)FET(電界効果トランジスタ)22aと、MOSFET22のオフ時に平滑回路23に蓄えられた電気エネルギーを通過させるためのダイオード22bと、を備えて構成されている。
平滑回路23は、スイッチング素子22と放電ランプ1の間に接続されたコイル23aと、放電ランプ1に並列接続された平滑コンデンサ23bとを備えて構成されている。
パルス発生回路25は、PWMIC25aと、このPWMIC25aの発振容量端子CFに接続されたコンデンサ25bと、発振抵抗端子Ton,Toffに接続された抵抗25c,25dとを備えて構成されている。コンデンサ25b及び抵抗25c,25dの値を選択することにより、三角波状発振波形の発振周波数が決まる。具体的には、三角波の上り勾配の傾きがコンデンサ25bと抵抗25cの積により決定され、下り勾配の傾きがコンデンサ25bと抵抗25dの積により決定される。
電流制御回路27は、電流検出抵抗24の検出電圧V及び電流指令Cを入力とする演算増幅器を用いて構成されている。なお、図示を省略しているが、IC、各回路に供給するための電源回路が、別途用意されている。
ゲイン設定回路28は、電流制御回路27の出力端子とグランド間に直列接続されて、電流制御回路27の出力電圧を抵抗分圧してPWMIC25aのフィードバック端子F/Bへ出力する抵抗28a,28bにより構成されている。
パルス周波数変更回路29は、周波数指令Cがベースに入力されると共に、それぞれのエミッタが接地されたトランジスタ29a,29bを備えて構成されている。トランジスタ29aのコレクタは抵抗29cを介して発振抵抗端子Toffに接続され、トランジスタ29bのコレクタは抵抗29dを介して発振抵抗端子Tonに接続されている。
(放電ランプ用電源装置の動作)
次に、図2の放電ランプ用電源装置10の動作について説明する。
図3は、放電ランプ用電源装置10の各部の動作を示す。このタイミングチャートにおいて、(a)はカラーホイール3の透過色、(b)は放電ランプ1に流れるランプ電流の通電タイミング、(c)はパルス周波数変更回路29の動作モード、(d)はパルス発生回路25の動作周波数の状態を示す。なお、図3の(a)に示すR、G、Bの3つの期間Tが、画像の1フレームになる。
直流電源部21から出力される直流電圧は、スイッチング素子22に印加される。スイッチング素子22は、所定の周波数(例えば、70KHz)及び電流設定値により動作しているパルス発生回路25の制御によってPWM制御され、矩形波電流が平滑回路23に印加され、平滑される。平滑回路23によって平滑された電流が放電ランプ1に流れ、放電ランプ1が点灯する。
放電ランプ1に流れた電流により、電流検出抵抗24に電圧降下(検出電圧V)が発生し、この検出電圧Vが電流制御回路27の−入力端子に入力される。電流制御回路27は、検出電圧Vと電流変更回路26から+入力端子に入力された電流指令Cの差分に基づいて、パルス発生回路25のフィードバック端子F/Bに入力される電圧が一定値になるような出力電圧を生成する。
一方、電流変更回路26からの周波数指令Cに基づいて、パルス周波数変更回路29は、トランジスタ29a,29bを、図3の(a)に示す緑の表示色の期間Tの一部の期間(電流小期間)tだけ、図3の(c)に示すようにオンにすることにより、パルス発生回路25の発振抵抗端子Toff,Tonとアース間の抵抗値を上記期間tにおいてのみ変化させる。これにより、図3の(d)に示すように、パルス発生回路25の発振周波数(同動作周波数)が電流小期間tだけ高くなる。例えば、2倍の70KHzから140KHzに変更される。この期間tは、例えば、緑の表示色の期間Tの1/400〜1/4に設定する。この制御により、放電ランプ1の通電電流は、上記期間tについてのみ低減し、緑の表示色の発光出力が低減される。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)放電ランプ1の発光出力が高くなる表示色の期間Tにおける一部期間tについてのみ、スイッチング素子22のスイッチング周波数を他の期間よりも高くしたため、放電ランプ用電源装置10の構成を簡略にすることができる。
(2)上記(1)の構成により、期間Tにおけるスイッチング損失が増大せず、スイッチング効率の低下や熱対策を不要にすることができる。したがって、コスト増を防止することができる。
なお、上記実施の形態においては、電流小期間tにおけるパルス発生回路25の発振周波数を期間Tの2倍にするものとしたが、例えば、1.5〜2.5倍であっても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施例について説明する。
図4は、光量低減のために、スイッチング素子22のON期間のデューティを変更したときの特性を示し、(a)はスイッチング素子のデューティの変化を示す図、(b)はパルス発生回路25の発振周波数を変更しない場合の放電ランプに流れる三角波状電流波形及び該三角波電流波形の平均値を示す特性図、(c)は本実施例における放電ランプに流れる三角波状電流波形及び該三角波電流波形の平均値を示す特性図である。なお、図4の各図の横軸は、70KHzの1周期、すなわち、14.3μsecを1000目盛として表示している。また、コイル23aのインダクタンスを700μHとした。
図4の(a)の特性は、70KHz周期でON/OFF状態を繰り返しているスイッチング素子22のデューティを、0.4から0.35に変更したものである。
図4の(b)は、放電ランプ1に流れる三角波状電流波形と、この三角波電流波形の平均値を示している。図4の(b)における電流減少の様子を観察すると、三角状電流波形の一部が電流0アンペアに到達、すなわち、コイル23aのインダクタンスを流れる電流が、不連続モードと呼ばれる状態に達すると電流減少が停止する。このときの平均電流は0.52Aであり、初期電流100%(1.5A)に対し、約35%(={(0.52/1.5)×100})の電流量に相当する。これは、図3に示す電流小期間tにおいて通常時の50%の電流は流せるものの、通常時の25%の電流は流せないことになる。
上記の不具合を回避するためには、電流小期間tで電流を減少させる際に不連続モードを発生させなければよく、そのためには、三角状の波形の振幅、すなわち、一般に電流リップルと呼ばれる量を低減することが必要になる。この電流リップル量を低減する方法の1つに、スイッチング素子22のパルス周波数を高くする方法がある。
例えば、スイッチング素子22のパルス周波数を70KHzから140KHzに上げると、平均電流は0.26Aになる。これは、初期電流1.5A(100%)の17%に相当するため、期間tの電流を25%にできたことになる。
しかし、上記方法の不都合として、スイッチング周波数の増大に比例してスイッチング素子22のスイッチング損失の増加により、スイッチング効率の低下を招いたり、熱対策が必要になるという問題がある。
そこで、図3において、期間Tのスイッチング周波数を70KHz、電流小期間tのスイッチング周波数を140KHzにしてスイッチング素子22を駆動したところ、図4の(c)に示すようになった。この結果、図4の(c)に示すように、電流小期間tの平均電流は0.26Aとなった。これは初期電流1.5A(100%)の17%に相当するため、期間Tに対して電流25%を実現できた。これにより、スイッチング素子22のスイッチング損失やコストを増大させることなく、緑の表示色の表示期間において必要な電流低減を行うことができる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、放電ランプ1をスイッチング素子22でスイッチングして得られた直流電流により駆動する直流駆動方式を採用したが、放電ランプ1を交流駆動方式に対応したランプを用いて交流駆動方式により駆動してもよい。
上記実施の形態においては、RGBの3色のうちのGに対して通電電流を制御するものとしたが、本発明はGの制御に限定されるものではなく、他の波長域の光とのバランスがとれない特性を有する放電ランプに適用可能である。
また、図2に示したパルス発生回路25及びパルス周波数変更回路29の構成は、一例であり、同様の機能を発揮しさえすれば、どのような構成であってもよい。
本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す構成図である。 放電ランプ用電源装置の詳細構成を示す回路図である。 放電ランプ用電源装置の各部の動作を示し、(a)はカラーホイールの透過色を示す図、(b)は放電ランプに流れるランプ電流の通電タイミングを示す図、(c)はパルス周波数変更回路の動作モードを示す図、(d)はパルス発生回路の動作周波数の状態を示す図である。 光量低減のためにスイッチング素子のON期間のデューティを変更したときの特性を示し、(a)はスイッチング素子のデューティの変化を示す図、(b)はパルス発生回路の発振周波数を変更しない場合の放電ランプに流れる三角波状電流波形及び該三角波電流波形の平均値を示す特性図、(c)は本実施例における放電ランプに流れる三角波状電流波形及び該三角波電流波形の平均値を示す特性図である。
符号の説明
1 放電ランプ
2 リフレクタ
3 カラーホイール
4 コンデンサレンズ
5 DMD素子
6 投射レンズ
7 スクリーン
8 モータ
9 制御部
10 放電ランプ用電源装置
11 筐体
21 直流電源部
22 スイッチング素子
22a MOSFET
22b ダイオード
23 平滑回路
23a コイル
23b 平滑コンデンサ
24 電流検出抵抗
25 パルス発生回路
25a PWMIC
25b コンデンサ
25c,25d 抵抗
26 電流変更回路
27 電流制御回路
28 ゲイン設定回路
28a,28b 抵抗
29 パルス周波数変更回路
29a,29b トランジスタ
29c,29d 抵抗
100 映像表示装置
T 期間
t 電流小期間

Claims (10)

  1. 直流電源を電源にしたスイッチング素子により駆動される放電ランプに流れるランプ電流が、大なる期間と小なる期間を有し、前記大なる期間では第1の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動し、小なる期間では前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動することを特徴とする放電ランプ用電源装置。
  2. 前記ランプ電流の前記大なる期間は、前記小なる期間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ用電源装置。
  3. 直流電源を電源にして放電ランプを駆動するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を高周波パルスによりスイッチングするパルス発生回路と、
    周期的に繰り返される所定の期間のうち、第1の期間に第1の周波数で前記高周波パルスを発生し、前記所定の期間のうち、前記第1の期間よりも短い第2の期間に前記第1の周波数よりも高い第2の周波数で前記高周波パルスを発生するように前記パルス発生回路を制御するパルス周波数変更回路と、を備えたことを特徴とする放電ランプ用電源装置。
  4. 前記第2の期間は、前記所定の期間の1/400〜1/4であることを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ用電源装置。
  5. 前記第2の周波数は、前記第1の周波数の1.5〜2.5倍であることを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ用電源装置。
  6. 前記第1の期間は、前記所定の期間のうち前記第2の期間を除く期間である特徴とする請求項3に記載の放電ランプ用電源装置。
  7. 前記所定の期間は、緑の表示色の期間であることを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ用電源装置。
  8. 前記放電ランプは、投射型の映像表示装置に用いられる光源であることを特徴とする請求項3に記載の放電ランプ用電源装置。
  9. 直流電源を電源にしたスイッチング素子により駆動される放電ランプに流れるランプ電流が、大なる期間と小なる期間を有し、前記大なる期間では第1の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動し、小なる期間では前記第1の周波数よりも高い第2の周波数の高周波パルスで前記放電ランプを駆動することを特徴とする放電ランプ用電源装置の制御方法。
  10. 前記ランプ電流の前記大なる期間は、前記小なる期間よりも長いことを特徴とする請求項9に記載の放電ランプ用電源装置の制御方法。
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