JP2008151937A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成手段を効率的に冷却して、画像形成手段を一定の温度以下に保つことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録材Sに画像を形成するためのカートリッジ3と、カートリッジ3を冷却するための冷却ファン33,34と、を有する画像形成装置において、冷却ファン33,34は、装置本体内部における記録材Sの搬送方向と直交する方向であって、カートリッジ3の両側の互いに対向する位置に設けられ、カートリッジ3の両側からカートリッジ3に空気を吹き付けることで、カートリッジ3を冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の作像プロセスにより、記録材に画像を形成する画像形成手段を備える画像形成装置において、画像形成手段を冷却する為の送風手段を備えるものに関する。
従来、記録材に画像を形成する画像形成装置として、電子写真プロセス、静電記録プロセス、磁気記録プロセス等の作像プロセスを用いるものが知られている。図11は、従来例に係る電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成装置の概略構成を示すものである。
図11に示す電子写真プロセスを用いる画像形成装置では、光学手段としての露光装置2から射出されたレーザー光が像担持体としての感光ドラム31の表面上に照射され、感光ドラム31の表面上に静電潜像を形成する。
そして、カートリッジ3に収容される現像手段によって感光ドラム31の表面上の静電潜像が現像され、静電潜像がトナー像として可視化される。
一方、画像が形成される記録材は給送カセット5,6に収納されており、給送開始の信号が入力されると、給送カセット5,6に収納される複数の記録材Sが1枚ずつに分離されて給送される。
そして、給送された記録材Sは、カートリッジ3と転写ローラ11によって形成される搬送ニップ部に搬送され、搬送ニップ部において上記で説明したトナー像が記録材Sに転写される。
画像が転写された記録材Sは定着装置13へ搬送され、定着装置13において画像が永久定着される。なお、定着装置13は、加圧ローラ14と定着ローラ15から構成され、定着ローラ15には不図示の発熱ヒータが内蔵される。画像を定着させる際は、加圧ローラ14と定着ローラ15とで構成されるニップ部に記録材Sを挟み込み、記録材S上に転写されたトナー像に対して発熱ヒータが熱を付与することで、記録材S上に画像を定着する構成である。
そして、画像が定着した記録材Sは、排出ローラ対16,17によって装置本体1の外部へ排出される。なお、画像形成装置本体1の内部に備えられる各駆動部は、装置本体内部に備えられる電装部30によって駆動制御される。
ところで、上記のように構成される従来例に係る画像形成装置においては、電装部30、定着装置13が主な発熱源となって、装置本体内部の温度が上昇する。そして、装置本体内部の温度が上昇すると、装置本体内部に備えられる各々の部材、装置の温度も上昇し、例えば、電装部30が100℃近くに、カートリッジ3が50℃近くにまで昇温する場合がある。
さらに、近年、画像形成装置の高出力化、プリント速度の高速化に伴い、発熱源からの発熱量はいっそう大きくなってきている。例えば、光学手段としての露光装置2では、プリント速度を上げるためにレーザー光を走査させるポリゴンミラーの回転速度を上げる必要があり、その為にポリゴンミラーの回転軸の軸受け部の発熱量が大きくなってしまう。
また、自動両字印字モードにて記録材に印字を行う場合は、一度定着装置13を通過して熱が付与された記録材Sが再給送される構成であるが、プリント速度の高速化に伴い、単位時間に給紙される記録材Sの枚数が増加する。記録材Sは画像定着後は高温状態にあるので、このように記録材Sが単位時間に大量に給紙されることになると、記録材S、及び定着装置13からの発熱量が大きくなってしまう。
この結果、画像形成装置の高出力化、プリント速度の高速化に伴って、発熱源からの発熱量が増大し、装置本体内部の温度がさらに上昇するので、装置本体内部の画像形成手段の温度もさらに上昇するおそれがある。
一方で、特にカートリッジ3、光学手段としての露光装置2、及び電装部30をはじめとする画像形成手段の性能、動作は、温度の影響を受けやすい。例えば、カートリッジ3は約45℃、露光装置2は約60℃、電装部30は温度が約80℃、を超えると、性能が低下し、動作不良を起こす可能性がある。温度上昇による動作不良の例として、現像手段を有するカートリッジ3には、現像剤として複数のトナー剤が収納されているが、ある一定の温度以上になると、これらのトナー剤が融着してしまい、画像異常を生じるといった場合が挙げられる。
すなわち、これらの装置が動作不良を起こすことなく正常に動作するためには、各々の画像形成手段の温度を一定の温度以下に保つ必要がある。このように、各々の装置が正常に動作することができる限界の温度を、規格温度と称して説明を行う。
以上で述べたとおり、装置本体内部に備えられる画像形成手段の温度が規格温度を超えると、画像形成手段の性能が低下して動作不良を起こし、結果として画像形成装置本体の動作不良につながってしまう。また、最悪の場合は、画像形成装置本体が破損することも考えられる。
そこで、画像形成手段の動作不良、または破損を防止し、安定した画像形成動作を実現するために、画像形成手段を冷却する送風手段を備える画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
この画像形成装置は、装置本体の一方の側面に送風手段としての吸気ファンが備えられ、吸気ファンによって取り込まれた外気が、サイドカバーに設けられた通風孔からカートリッジ内部に入り、画像形成手段の温度上昇を抑える構成である。
この画像形成装置によれば、特に温度の影響を受けやすいカートリッジ3、光学手段としての露光装置2、及び電装部30を冷却することができるので、画像形成手段の温度上昇に伴う装置本体性能の低下、装置本体の破損を防止することが可能になる。
特開2003−241624号公報
しかしながら、上記従来例に係る画像形成装置においては、画像形成手段を冷却する送風手段を、装置本体のどちらか一方の側面に設ける構成であった。さらに、送風手段によって取り込まれた外気が排出される開口部が、装置本体の幅方向に長く伸びているため、取り込まれた空気が画像形成手段の全域に行き渡らず、吸気ファンに近い側と遠い側で冷却効果が異なり、画像形成手段の両端で温度の偏りが生じた。
このように画像形成手段の両端で温度の偏りが生じる場合、以下に示す問題が生じる。
画像形成手段としてのカートリッジ3は、記録材の搬送方向と直交する方向に、装置本体内部に搬送される記録材の全幅以上の長さを有して配置される。すなわち、記録材の搬送方向と直交する方向がカートリッジ3の長手方向になるように、カートリッジ3が配置される。
このカートリッジ3を、装置本体の片側側面に備えられた送風手段で冷却すると、カートリッジ3の送風手段に近い側は冷却効果が高いので、その部分のみは規格温度以下に冷却される。しかし、送風手段から遠い側は冷却効果が低くなるので十分に冷却されず、その部分は規格温度以下に冷却されない可能性がある。
そして上記で説明したように、画像形成手段としてのカートリッジ3を規格温度以下に冷却できない場合は、カートリッジ3の内部に収容されるトナー剤が融着し、画像不良を引き起こす恐れがある。
一方でこの解決策として、カートリッジ3の長手方向にわたって温度の偏りが生じる場合であっても、カートリッジ3を全域にわたって規定温度以下に冷却するために、より冷却効果の高い、大きな送風手段を装置本体に用いるといった方法が考えられる。
しかしながら送風手段を大型化した場合は、装置本体の製造コストが増加し、さらには騒音、振動などの問題が生じる恐れがある。また、送風手段を大型化して冷却効果を高めると、送風手段から遠い部分は規定温度以下に冷却することが可能になるものの、吸気ファンに近い部分は過剰に冷却されることになり、効率が悪い。
すなわち従来例に係る画像形成装置においては、画像形成手段を吸気ファンなどの送風手段によって冷却する際に、画像形成手段に温度の偏りを生じてしまうので、画像形成手段を効率的に冷却して適切な温度に保つことが困難であった。
本発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、画像形成手段を効率的に冷却して、画像形成手段の温度を一定の温度以下に保つことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、記録材に画像を形成するための画像形成手段と、前記画像形成手段を冷却するための送風手段と、を有する画像形成装置において、前記送風手段は、装置本体内部における記録材の搬送方向と直交する方向であって、前記画像形成手段の両側の互いに対向する位置に設けられ、前記画像形成手段の両側から前記画像形成手段に空気を吹き付けることで、前記画像形成手段を冷却することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成手段の両側であって互いに対向する位置に画像形成手段を冷却する送風手段を配置することで、画像形成手段を効率的に冷却して、画像形成手段を一定の温度以下に保つことが可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための最良の実施の形態を、例示的に詳しく説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1、2を参照して、第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1、2は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の断面における概略構成を示すものである。なお、図1に示す画像形成装置において、右側(手差しトレイ4が配置される側)を装置本体の前面、左側を背面、手前側を装置本体の左側とし、奥側を装置本体の右側として以下説明を行う。
第1の実施の形態に係る画像形成装置は、記録材に画像を形成する画像形成手段として、光学手段としての露光装置2、像担持体と現像プロセス手段を有するカートリッジ3、装置の駆動を制御する電装部30と、を備える。
また、画像形成装置本体1は、左側面と右側面の間に、プレート部材、搬送ガイド部材(ともに不図示)が橋渡しされることによって剛性が保たれる構成である。そして、露光装置2はプレート部材上に配置され、カートリッジ3はプレート部材と搬送ガイド部材との間に配置され、電装部30は搬送ガイド部材の下方に、搬送ガイド部材によってカートリッジ3と仕切られたスペースに配置される。
さらにカートリッジ3は、その長手方向が画像形成装置本体1の記録材の搬送方向と直交する方向になるように、画像形成装置本体1の内部に配置される。
そして、画像形成手段としての露光装置2、カートリッジ3、電装部30は、装置本体内部の環境温度の影響をうけやすいので、第1の実施の形態においては、少なくともこれらの部材が冷却対象とされ、送風手段によって冷却される。なお、光学手段としての露光装置2には、光源としてのレーザーダイオード(不図示)と、ポリゴンミラー21と、反射ミラー22が備えられている。
さらに第1の実施の形態に係る画像形成装置は、記録材Sの積載手段として、手差しトレイ4、給送カセット5,6が備えられ、これらの積載手段には複数の記録材が積載される。さらに積載された記録材を1枚ずつに分離して搬送する、給送ローラ7,8,9が備えられ、分離された記録材を搬送するレジストローラ10が備えられる。そして、画像が形成された記録材Sを排出するための、内排出ローラ対16、外排出ローラ対17が搬送方向下流側に備えられる。
このように構成される画像形成装置本体1において、記録材Sに画像を形成する際のプロセスについて以下説明する。
不図示の信号入力部において、画像形成開始の信号が入力されると、手差し給紙トレイ4及び給送カセット5,6内の記録材Sが、各々に備えられる給送ローラ7,8,9によって給送される。この際、給送ローラ7,8,9は記録材を1枚ずつに分離するリタード方式を採用しているので、これらのローラによって記録材は1枚ずつに分離され給送される。
給送ローラ7,8,9によって給送された記録材Sは、回転停止しているレジストローラ対10のニップ部に突き当てられる。そして所定のタイミングでレジストローラ対10が駆動し、レジストローラ対10において記録材Sの斜行状態の矯正が行われる。
一方で、光学手段としての露光装置2においては、光源としてのレーザーダイオードから射出されたレーザー光が、ポリゴンミラー21によって走査されて、感光ドラム31の表面上に照射され、感光ドラム31の表面上に静電潜像を形成する。
そして、感光ドラム31の表面上に形成された静電潜像に対し、カートリッジ3内に収容される現像手段から現像剤としてのトナーが供給され、感光ドラム3の表面上にトナー像が形成される。
そして、レジストローラ対10によって斜行矯正された記録材Sが、タイミングをとって感光ドラム31と転写ローラ11で形成される搬送ニップ部に搬送され、不図示の転写帯電器によって記録材Sが帯電させられた後に、記録材Sにトナー像が転写される。
トナー像が転写された記録材Sは搬送ベルト12によって定着装置13へ搬送され、画像が記録材S上に永久定着される。なお、第1の実施の形態における定着装置13は、加圧ローラ14と定着ローラ15とから構成され、さらに定着ローラ15の内部には、不図示の発熱ヒータが設けられる構成である。
画像の定着を行う際は、加圧ローラ14と定着ローラ15で形成されるニップ部で記録材Sを挟持搬送しながら、記録材Sの画像形成面に対して発熱ヒータが熱を付与する。熱が付与され、さらに加圧ローラ14によって加圧されることで、画像を記録材S上に定着させることができる。
定着装置13において画像が定着された記録材Sは、内排出ローラ対16、外排出ローラ対17によって排出トレイ18へ排出される。なお、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置は、記録材Sへ両面印字を行う両面プリントモードと、片面プリントモードが備えられる。
片面プリントモードでは、定着装置13によって画像が定着された記録材Sは、排出ローラに搬送されてそのまま排出トレイ18へ排出される設定である。一方で両面プリントモードでは、内排出ローラ対16とスイッチバックローラ対19によって記録材Sが再給送パス20、両面搬送パス23へ搬送され、記録材Sを中間トレイ24上に一時的に積載する。そして、中間トレイ24上に積載された記録材Sは再給送装置25によって再度、レジストローラ対10に搬送され、以後、片面プリントの場合と同様にして画像が形成される。
このように構成され、画像形成のプロセスが行われる第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、上記で説明したように、特に光学手段としての露光装置2、カートリッジ3、電装部30が装置本体内部の温度上昇の影響を受けやすい。
よって、第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、画像形成手段としての露光装置2、カートリッジ3、電装部30の両側であって互いに対向する位置に、送風手段としての冷却ファン32,33,34,35を配置する構成とした。
(送風手段の構成)
以下、図3を参照して第1の実施の形態における送風手段としての冷却ファンの構成について説明を行う。図3は、本発明の第1の実施の形態で用いられる送風手段としての冷却ファンの概略構成である。
第1の実施の形態では、角形軸流ファンを送風手段としての冷却ファンに用いた。図3
に示すように、角形軸流ファンは、角形軸流ファン本体60に、プロペラ61とハウジング62が備えられている。しかしながら、送風手段として用いられる冷却ファンの種類、性能等は、冷却対象の材質、規格温度によって最適なものを選択しても問題はない。
(送風手段の配置)
以下、図1、図2を参照して、上記のように構成される送風手段としての冷却ファンの画像形成装置本体1における配置について説明する。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、冷却対象としてのカートリッジ3に外気を吹き付ける冷却ファン33,34と、露光装置2及び電装部30に外気を吹き付ける冷却ファン32,35と、を備える。各々の冷却ファンは、不図示の動力源と接続され、画像形成装置本体1の右側面内側、左側面内側に固定される。
そして、カートリッジ3を冷却するための冷却ファン33,34は、画像形成装置本体1の左右の側面内側であって、カートリッジ3を挟んで対向する位置に配置される(図1、図2参照)。なお、冷却ファン33が装置本体の左側、冷却ファン34が装置本体の右側に固定される。
また、露光装置2及び電装部30を冷却するための冷却ファン32,35は、画像形成装置本体1の左右の側面内側であって、露光装置2及び電装部30の両側の互いに対向する位置に配置される(図1、図2参照)。なお、冷却ファン32が装置本体の左側、冷却ファン35が装置本体の右側に固定される。
また、画像形成装置本体1の外装カバー面であって、冷却ファン32〜35に面する部分には、冷却ファン32〜35が外気を取入れる取入れ口としてのルーバーが設けられる。なお、外気とは、画像形成装置本体1の外側に存在する空気のことを称するものとして、以下説明を行う。
また、第1の実施の形態においては、カートリッジ3を冷却するための送風手段として、冷却ファン33,34を、露光装置2及び電装部30を冷却するための送風手段として冷却ファン32,35を設ける配置とした。しかしながら、冷却ファンの配置はこれに限られるものではなく、カートリッジ3、露光装置2、電装部30のいずれか1つの両側に冷却ファンを設ける構成であっても、これら3つの画像形成手段の全ての両側に冷却ファンを設ける構成であってもよい。
(画像形成手段の冷却方法)
このように構成、配置される送風手段としての冷却ファン32〜35によって、画像形成手段としてのカートリッジ3、露光装置2、電装部30を冷却する方法について以下説明を行う。
本発明における送風手段としての冷却ファン32〜35は、画像形成装置本体1の外装カバー面に設けられる外気の取入れ口としてのルーバーから外気を取入れ、画像形成手段へ外気を吹き付けるように冷却ファン32〜35が駆動される。なお、冷却ファン32〜35は、装置本体内部に設けられる不図示の制御部から記録材の給送信号が出力されるタイミングと同期して駆動される。
冷却ファン32〜35によって各々の画像形成手段に外気が吹き付けられると、吹き付けられた外気が画像形成手段から熱を奪い、画像形成装置本体1の外装カバーの隙間から機外へ排出される。
このようにして、画像形成手段に外気を吹き付けることで、画像形成手段からの排熱を促し、各々の画像形成手段の温度を規定温度以下に保つことが可能になる。
また、第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、画像形成手段の両側であって、互いに対向する位置に送風手段としての冷却ファンを配置したので、画像形成手段の両側から外気を吹き付け、冷却することが可能である。従来例に係る画像形成装置では、装置本体の片側からのみ外気を吹き付ける構成であったために、送風手段に近い側と遠い側で冷却効果が異なり、画像形成手段の両端で温度の偏りが生じた。
これに対し、第1の実施の形態における送風手段は、画像形成手段の両側から外気を吹き付けるので、画像形成手段に温度の偏りを生じさせることなく、画像形成手段を一様に冷却することが可能になる。
すなわち、画像形成手段に温度の偏りが生じることなく一様に冷却することができるので、過剰な冷却、または冷却不足を生じることなく、効率良く画像形成手段を冷却することが可能になる。また、画像形成手段の両側から冷却を行うので、従来例における送風手段と比較して個々の送風手段としての冷却ファンの大きさ、出力を抑えることも可能になる。
個々の冷却ファンの大きさを小型化できるので、冷却ファンを配置するにあたって他の部材、装置の配置から受ける設計上の制約が少なくなり、画像形成装置の設計段階におけるコストを低減することも可能になる。また、小型化された送風手段としての冷却ファンを複数個用いることにより、マスメリットによるコスト削減の効果が期待できる。
なお、第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、冷却対象となる画像形成手段として、カートリッジ3、露光装置2、電装部30を備える構成としたが、画像形成手段はこれのみに限られるものではない。すなわち、装置本体内部の温度上昇により動作不良を引き起こす可能性がある部材、装置であれば、その部材、装置を冷却対象とし、新たに送風手段を設けてそれらの部材、装置を冷却すればよい。
以上の構成によれば、画像形成手段を効率よく冷却することが可能な画像形成装置を提供することが可能になる。
(第2の実施の形態)
図4〜図7を参照して本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
上記第1の実施の形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体1の記録材の搬送方向に直交する方向であって、画像形成手段の両側の互いに対向する位置に送風手段を配置することを特徴とした。
この構成に加え、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置は、装置本体内部に、送風手段によって画像形成手段の方向へ吹き付けられた外気の流路を制御する流路制御手段を備える構成とした。
また、第2の実施の形態においては(画像形成装置の全体構成)、(送風手段の構成)、(送風手段の配置)は第1の実施の形態と何ら変わるものではないので、その説明は省略する(図4,5参照)。ここでは、第2の実施の形態の特徴である(画像形成手段の冷却方法)についてのみ説明を行う。
(画像形成手段の冷却方法)
図6、図7を参照して、本発明の第2の実施の形態における(画像形成手段の冷却方法)について説明する。
図6は送風手段としての冷却ファン33,34によって画像形成手段としてのカートリッジ3を冷却する様子を、図4に示す装置本体のB断面から見た時の模式図である。図7は、送風手段としての冷却ファン32、35によって画像形成手段としての電装部30、露光装置2、カートリッジ3を冷却する様子を、図5に示す装置本体のJ断面から見た時の模式図である。
図6、図7に示すように、第2の実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態における構成に加え、送風手段としての冷却ファンから、画像形成手段に吹き付けられる外気の流路を規制する流路制御手段を装置本体内部に設ける構成とした。
上記第1の実施の形態に係る画像形成装置においては、画像形成手段を両側から冷却する構成であるので、従来例に係る画像形成装置と比較すると、より効率的に画像形成手段を冷却することが可能となった。しかしながら、画像形成手段に吹き付けられる外気は、装置本体内部で拡散する性質がある。
すなわち、冷却対象としての画像形成手段に吹き付けられる外気が装置本体内部で拡散することで、冷却効果が低下する可能性があり、画像形成手段を効率的に冷却することが困難になる場合が考えられる。
これに対し、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置においては、送風手段によって吹きつけられた外気の流路を規制する流路制御手段を設ける構成とした。その結果、外気の拡散を最小限に抑え、画像形成手段の全体に外気を吹付ける事が可能になるので、確実に画像形成手段を冷却することができる。以下、流路制御手段の構成について説明する。
図6に示すように、流路制御手段としての仕切り板39は画像形成手段としてのカートリッジ3と、露光装置2の間を仕切り、仕切り板40はカートリッジ3と、電装部30の間を仕切るものである。また、装置本体の外装部には外気の取入れ口としてのルーバー41,42が備えられている。
画像形成手段としてのカートリッジ3を冷却する場合は、送風手段としての冷却ファン33,34が各々のルーバー41,42から外気を取り込み、画像形成手段としてのカートリッジ3へ外気を吹き付ける。
この際、冷却ファン33,34に取込まれた外気は、流路制御手段としての仕切り板39,40に流路を制御されながらカートリッジ3の長手方向へ流動する。
具体的には、冷却ファン33に取込まれた外気は、図6中の矢印E、Fの方向へ流動し、冷却ファン34に取込まれた外気は、図6中の矢印G、Hの方向へ流動する。
このようにして、カートリッジ3の長手方向の両側から冷却ファン33,34によって取り込まれた外気は、露光装置2、または電装部30の方向への拡散が抑えられ、カートリッジ3の長手方向に沿って流動することが可能になる。よって、カートリッジ3を効率よく冷却することができる。
しかしながら第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成は、これに限られるものでは
ない。すなわち、上記では流路制御手段としての仕切り板39,40を図6に示すように配置とするものとして説明したが、仕切り板39,40の配置、形状はこれに限られるものではない。
図7には、流路制御手段としての仕切り板46,47によって送風手段としての冷却ファン32,35から取込まれる外気の流路を制御して、外気を露光装置2、電装部30に吹き付ける場合を、図5に示す装置本体のJ断面から見た場合の概略構成を示す。
ルーバー50を介して送風手段としての冷却ファン35に取込まれた外気は、図7中の矢印M、Nの方向へ流動し、ルーバー38を介して冷却ファン32に取込まれた外気は、図7中の矢印K、L方向へ流動する。
このような構成とすることで、効率よく画像形成手段としての露光装置2、カートリッジ3、電装部30を冷却することが可能になる。
(第3の実施の形態)
図8〜図10を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
上記第1、第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成に加え、第3の実施の形態では、画像形成手段としてのカートリッジ3が画像形成装置本体1に対して着脱可能な構成とした。さらに、着脱する際の着脱をガイドするガイド部材43,44を設け、各々のガイド部材に六角形穴形状(ハニカム形状)の開口部を有するルーバー43b、44bを形成した。
第3の実施の形態においては(画像形成装置の全体構成)、(送風手段の構成)、(送風手段の配置)は第1、第2の実施の形態と何ら変わるものではないので、その説明は省略する。また(画像形成手段の冷却方法)については、装置本体内部に第1の実施の形態のように流路制御手段を設けない場合であっても、第2の実施の形態のように流路制御手段を設ける構成であってもよい。ここでは第3の実施の形態の特徴である(ガイド部材の構成)についてのみ説明を行う。
(ガイド部材の構成)
図8、図9に示すように第3の実施の形態においては、画像形成装置本体1に対してカートリッジ3を着脱可能な構成とした。さらに着脱の際に着脱をガイドする右ガイド部材43、左ガイド部材44を設け、各々のガイド部材に六角形穴形状(ハニカム形状)の開口部を有するルーバー43b、44bを形成した。
まず図10を参照して、ガイド部材に形成された六角形穴形状(ハニカム形状)のルーバーについて説明する。図10は第3の実施の形態におけるガイド部材に形成された六角形状穴形状(ハニカム形状)を有するルーバーを拡大した模式図である。
図10に示すように、第3の実施の形態におけるルーバーは、六角形を構成する3組の対向する辺の長さが10mmの正六角形の穴形状を有するハニカム形状とした。この形状によればULに規定のテストフィンガー(Φ12mm)の侵入を防ぐことが可能になり、ユーザの指が誤って侵入することを予防できるので、装置本体の安全性を確保できる。なお、ここでは六角形を構成する3組の対向する辺の長さを10mmとして説明したが、12mm未満であればルーバーの穴を適宜適当な大きさとして構わない。
一方でガイド部材43,44は、画像形成手段としてのカートリッジ3の両端部に当接
させつつ、カートリッジ3をガイドする。この際、カートリッジ3の荷重をガイド面43a,44aで受けながらカートリッジ3をガイドする。すなわち、ガイド部材43,44は、カートリッジ3の荷重に耐えうる強度を備える必要がある。
また、上記で説明したように、画像形成手段としてのカートリッジ3は、その両側から送風手段としての冷却ファン33,34によって冷却される。
すなわち、カートリッジ3が確実にガイドされつつ、冷却ファン33,34によって確実に冷却されるためには、ガイド部材43,44の強度を確保しつつ、吹付けられた外気がカートリッジ3に届くことが可能な構成にすることが望ましい。
第3の実施の形態におけるガイド部材は、ガイド部材43,44に形成された六角形穴形状(ハニカム形状)を有するルーバーを備えている。ハニカム形状は、一般的に大きな開口面積率を有するとともに、高強度であるので、ガイド部材43,44の強度を確保しつつ、冷却ファン33,34によって吹付けられた外気を十分にカートリッジ3に届かせることができる。
また、成形性の観点からも、第3の実施の形態における六角形穴形状のハニカム形状を有するルーバーは、肉厚を均等に保って穴形状を形成することが可能であり、高強度の割りに少ない材料で形成可能であるため、製造コストの削減にもつながる。
また、複数の穴が形成されている面を流体が通過する場合、穴の形状をハニカム形状とすることで、流体の圧力損失を低く抑えることが出来るといったハニカム形状特有の効果が一般的に知られている。すなわち、ガイド部材43,44にハニカム形状を形成することで、ハニカム形状を通過する外気の圧力損失を低く抑えることが出来るので、冷却ファン33,34の冷却効果が低下することを防ぐことが可能になる。
このように、画像形成手段としてのカートリッジ3のガイド部材に六角形穴形状(ハニカム形状)のルーバーを形成することで、カートリッジ3を確実にガイドしつつ、効率的に冷却することが可能な画像形成装置を提供することが可能になる。
また、このように六角形穴形状(ハニカム形状)を有するルーバーを、画像形成装置本体1の外装部に設けられた外気取入れ口のルーバーとして用いてもよい。第3の実施の形態におけるルーバーはULに規定のテストフィンガーが穴に侵入不可能な大きさであるので、ユーザが冷却ファンに触れることを防止することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図(装置本体左側から見た図) 第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図(装置本体右側から見た図) 冷却ファンの斜視図 第2の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図(装置本体左側から見た図) 第2の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図(装置本体右側から見た図) 第2の実施の形態に係る画像形成装置のB断面における概略構成図 第2の実施の形態に係る画像形成装置のJ断面における概略構成図 第3の実施の形態におけるカートリッジの着脱を説明する図(カートリッジを取り外した状態) 第3の実施の形態におけるカートリッジの着脱を説明する図(カートリッジを装着した状態) 六角形穴形状(ハニカム形状)の拡大図 従来例に係る画像形成装置の概略構成図。
符号の説明
S シート
1 画像処理装置本体
2 露光装置
3 カートリッジ
4 手差しトレイ
5 給送カセット
6 給送カセット
7〜9 給送ローラ
10 レジストローラ
11 転写ローラ
12 搬送ベルト
13 定着装置
14 加圧ローラ
15 定着ローラ
16 内排出ローラ対
17 外排出ローラ対
18 排出トレイ
20 再給送パス
21 ポリゴンミラー
22 反射ミラー
23 両面搬送パス
24 中間トレイ
31 感光ドラム
32〜35 冷却ファン
38 ルーバー
39 仕切り板
40 仕切り板
41 ルーバー
42 ルーバー
43 右ガイド部材
44 左ガイド部材
46 仕切り板
47 仕切り板
50 ルーバー

Claims (8)

  1. 記録材に画像を形成するための画像形成手段と、
    前記画像形成手段を冷却するための送風手段と、
    を有する画像形成装置において、
    前記送風手段は、
    装置本体内部における記録材の搬送方向と直交する方向であって、前記画像形成手段の両側の互いに対向する位置に設けられ、前記画像形成手段の両側から前記画像形成手段に空気を吹き付けることで、前記画像形成手段を冷却することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風手段は、
    装置本体の外側にある外気を前記画像形成手段に吹き付けることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、
    レーザー光を出射する光学手段であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成手段は、
    像担持体と、
    前記像担持体上に形成された画像を現像する現像プロセス手段と、
    を有するカートリッジであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、
    装置本体の駆動を制御する電装部であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、
    レーザー光を出射する光学手段と、
    像担持体と前記像担持体上に形成された画像を現像する現像プロセス手段を有するカートリッジと、
    装置本体の駆動を制御する電装部のうちの、少なくとも2つの組合せであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記送風手段によって吹き付けられる空気が前記画像形成手段の全域に行き渡るように、空気の流路を制御する流路制御手段を、装置本体内部に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記カートリッジは、
    装置本体に対して着脱可能であり、
    前記カートリッジを装置本体に着脱する際に着脱をガイドするガイド部材が装置本体に備えられ、
    前記ガイド部材は、
    外気が流通する六角形穴形状の開口部を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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JP2011059512A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2017161766A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 株式会社リコー 画像形成装置

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