JP2008151910A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続撮像モードであってもピントを被写体に追従させることを可能にする撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像画像データから被写体の特徴点を抽出する抽出手段と、記録保存のための撮像に先立って、前記特徴点に基づいて決定される走査領域でのフォーカスレンズの光軸方向の走査により合焦位置を検出し、該合焦位置への前記フォーカスレンズの移動を制御する焦点調節手段と、記録保存のための撮像を複数回繰り返す連続撮像モードでは、前記焦点調節手段と前記抽出手段とを同期をとって動作させる動作タイミング制御手段(連写間AF(1)、連写間AF(2))とを有する。
【選択図】図14

Description

本発明は、連続撮像モードでの焦点調節において被写体の特徴点の抽出結果を反映可能な撮像装置に関する。
従来から、人物の目、鼻、口等の特徴点を抽出し、抽出された特徴点を用いてAF(オートフォーカス)エリアを設定する撮像装置が知られている。例えば特許文献1のように、抽出された特徴点の大きさを判別し、その判別結果に応じて最適のAFエリアを設定するとともに、特徴点に基づいて被写体までの距離を算出することが可能な撮像装置が提案されている。
ところが、一般的に人物の特徴点の抽出は時間のかかる処理であるため、連続撮影などのカメラ特有の特殊な状況下では特徴点抽出処理の実施が性能低下の原因となる場合がある。そこで、特許文献2では、被写体画像を連続して撮影する連続撮像モードが設定されている場合には、特徴点の抽出処理を行わないように制御する。もしくは、連続撮像モードでは、特徴点を検出する領域を連続撮像モード以外の撮像モードよりも小さく設定する。このようにして、特徴点の抽出処理にかかる時間を短縮するものである。
特開2004−317699号公報 特開2005−223660号公報
しかしながら、連続撮像モードでは特徴点の抽出を行わないように制御する場合、連続撮影間の被写体の移動状況をカメラが認識することが困難になる。特に連続撮影中にコントラスト検出方式の焦点調節を行うシステムでは、焦点評価値(画像のコントラストに対応する焦点信号)を算出するAFエリア外に被写体が移動してしまった場合にピントを追従させることができなくなる。
また、特徴点の抽出処理時間を短くするため、特徴点の検出領域を小さく制御する場合、被写体が特徴点検出領域外に移動してしまうような状況ではAFエリアを追従させることができなくなり、結果的にピントを被写体に追従させることができなくなる。
(発明の目的)
本発明の目的は、連続撮像モードであってもピントを被写体に追従させることを可能にする撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像画像データから被写体の特徴点を抽出する抽出手段と、記録保存のための撮像に先立って、前記特徴点に基づいて決定される走査領域でのフォーカスレンズの光軸方向の走査により合焦位置を検出し、該合焦位置への前記フォーカスレンズの移動を制御する焦点調節手段と、記録保存のための撮像を複数回繰り返す連続撮像モードでは、前記焦点調節手段と前記抽出手段とを同期をとって動作させる動作タイミング制御手段とを有する撮像装置とするものである。
本発明によれば、連続撮像モードであってもピントを被写体に追従させることを可能にする撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1および2に示す通りである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例1について説明する。なお、本実施例1では、特徴点抽出部による人の顔検出にかかる時間が、本露光や現像処理などにかかる時間よりも長いシステム上での連続撮像モードでの焦点調節動作について説明するものである。なお、連続撮像モードとは、記録保存のための撮像を一定時間間隔で複数回繰り返すモードであり、連写とは、記録保存のための撮像を繰り返し行うことである。
図1は、本発明の実施例1に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。図1において、101はズーム機構を含む撮影レンズ、102は光量を制御する絞り及びシャッター、103はAE(自動露出)処理部である。104は後述する撮像素子上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、105はAF処理部である。106はストロボ、107はEF処理部、108は被写体からの反射光を電気信号に変換する受光手段又は光電変換手段としての撮像素子である。109は撮像素子108の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回路を含むA/D変換部、110は画像処理部、111はWB(ホワイトバランス)処理部である。
112はフォーマット変換部、113は高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、以下、DRAM)である。114はメモリカードなどの記録媒体とそのインターフェースからなる画像記録部、115は撮影シーケンスなどシステムを制御するシステム制御部である。116は画像表示用メモリ(以下、VRAM)、117は画像表示、操作補助のための表示やカメラ状態の表示の他、撮影時には撮影画面とAFエリア(測距領域)を表示する操作表示部である。118はカメラを外部から操作するための操作部である。
119は、プログラム、風景、人物、スポーツなどの撮影モードを設定する撮影モードスイッチ、120は1回撮影、連続撮影(以下、連写撮影とも記す)、セルフタイマ撮影などのドライブモード設定を行うドライブモードスイッチ(SW)である。122はシステムに電源を投入するためのメインスイッチである。123はAFやAE等の撮影スタンバイ動作(撮影準備動作)を行うためのスイッチ(以下、SW1)、124はスイッチSW1の操作後、撮影を行うスイッチ(以下、SW2)である。
121は特徴点抽出部であり、画像データの中から被写体の形状、位置、サイズ等の特徴点を抽出し、その結果より所定のアルゴリズムに則って人間の顔としての信頼度が高いものを選定する。そして、その大きさ(Width,Height)および左上の座標(x,y)からなる特徴点情報および抽出処理が完了したことを示す抽出処理完了フラグ(完了でTRUE,未完了でFALSE)をDRAM113に記憶する。このとき、人の顔を検出できずに抽出処理が完了した場合は大きさおよび座標情報がクリアされる。つまり、Width,Height,x,yがすべて0にされる。なお、特徴点抽出部121は独立したハードウェアであり、動作中であってもシステム制御部115は別の処理を実施できるものとする。
上記DRAM113は一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、あるいは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどに使用される。上記操作部118は、例えば次のようなものが含まれる。撮像装置の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズのズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードの動作モード切換スイッチ、などである。
図2は、本発明の実施例1に係わる撮像装置の電源投入直後からの一連の動作を示すフローチャートであり、システム制御部115によって実行される。
まず、ステップS201では、後述する図3のフローチャートに従ってライブ画表示を行う。次のステップS202では、スイッチSW1の状態を調べ、ONであればステップS203へ進み、そうでなければステップS201に戻る。ここで、スイッチSW1の機能は、AFやAEなどの撮影スタンバイ動作を行うことである。
次のステップS203では、ライブ画表示時に実施されている特徴点抽出処理を停止する。そして、次のステップ204にて、AE処理部103で画像処理部110の出力を用いてAF用のAE処理を行う。続くステップS205では、後述する図4のフローチャートに従ってAF動作を行う。そして、次のステップS206にて、スイッチSW1の状態を調べ、ONであればステップS207へ進み、そうでなければステップS201へ戻る。
スイッチSW1がONであるとしてステップS207へ進むと、ここではスイッチSW2の状態を調べ、ONであればステップS208へ進む。また、OFFであればステップS206へ戻って、スイッチSW1がOFFされるか、スイッチSW2がONされるまでフォーカスをロックする。ここで、スイッチSW2の機能はスイッチSW1の操作後撮影を行うことである。
スイッチSW2がONであるとしてステップS208へ進むと、次の本露光用のAE処理を実施する。そして、次のステップS209にて、後述する図11のフローチャートに従って撮影処理を実施するが、この処理は連写撮影処理および連写間の焦点調節処理および連写の実施判定を含んでいる。ステップS209の終了後はステップS201に戻る。
次に、図2のステップS201にて実行されるライブ画表示のサブルーチンについて、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS301では、撮像素子108より所定周期で出力される撮像画像データに対して画像処理部110で画像処理を施し、ライブ画表示に適した画像データ(以下、ライブ画元データ)を生成する。次のステップS302では、特徴点抽出が完了しているか否かを判定する。抽出処理が完了しているか否かは前述の抽出処理完了フラグの状態より判定可能である。ここで、完了していない場合にはステップS303へ進み、上記ステップS301で生成したライブ画元データを用いて特徴点抽出部121にて画像データの中から被写体の形状、位置、サイズ等の特徴点を抽出する処理を開始する。
一方、上記ステップS302で特徴点抽出が完了していると判定した場合にはステップS304へ進み、DRAM113に保存された特徴点情報と最新のライブ画元データより実際に表示する画像データ(以下、表示用画像データ)を合成する。このとき、特徴点情報が存在しない場合にはライブ画元データが表示用画像データとなる。また、通常特徴点抽出部121による特徴点抽出完了周期よりもライブ画元データの生成周期のほうが短いため、このステップS304で使用する特徴点情報はその時点で抽出されている最新のものを使用することになる。
次のステップS305では、上記ステップS304で生成した表示用画像データをVRAM116に書き込み、操作表示部117の表示内容を更新する。続くステップS306では、ライブ画の停止要求があったか否かを判定し、停止要求がない場合にはステップS301に戻り、所定の周期でライブ画の更新を継続する。一方、ライブ画停止の要求があった場合にはステップS307へ進み、特徴点抽出部121による抽出処理を停止し、ライブ画表示の処理を終了する。
次に、図2のステップS205にて実行されるAF動作のサブルーチンについて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS401では、スキャン範囲(走査領域)を設定する。ここで、スキャン範囲は、後述する図7のフローチャートによる合焦判定に必要なスキャンデータ数を満たすと同時に、スキャン時間が不必要に長くならないようにマクロ/非マクロ等の各種設定に応じて決定する。次のステップS402では、AF処理部105に設定する焦点評価値算出のためのAFエリアを設定する。本実施例1では、特徴点抽出部121により人の顔が検出され、特徴点情報がDRAM113に存在する場合には、特徴点情報が示す撮影画面内の所定の大きさと位置にAFエリアを設定する。また、存在しない場合には撮影画面内中央の縦横15%をAFエリアとして設定するものとする。
次のステップS403では、後述する図6のフローチャートに従って、上記ステップS401で設定されたスキャン範囲のスキャン動作を行う。そして、次のステップS404にて、上記ステップS403で記憶したスキャンデータにより後述する図7のフローチャートにしたがって合焦判定を行う。続くステップS405では、上記ステップS404における合焦判定の結果が○であればステップS406へ進み、×であればステップS407へ進む。合焦判定の結果が×であるとしてステップS407へ進むと、定点と呼ばれるあらかじめ設定された被写体距離に対応する位置にフォーカスレンズ104を移動させる。また、合焦判定の結果が○であるとしてステップS406へ進むと、上記ステップS404において計算した焦点評価値のピーク位置にフォーカスレンズ104を光軸方向に移動させる。
次に、図4のステップS403におけるスキャンのサブルーチンについて、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS601では、フォーカスレンズ104をスキャン開始位置に移動させる。スキャン開始位置は設定されたスキャン範囲の一端に設定される。次のステップS602では、フォーカスレンズ104がスキャン開始位置に到達したか否かを判定し、到達した場合はステップS603へ進み、到達しない場合にはステップS602に戻る。
フォーカスレンズ104がスキャン開始位置に到達したとしてステップS603へ進むと、ここでは焦点評価値の算出を開始する。そして、次のステップS604にて、撮影画面内に設定されるAFエリアの焦点評価値とフォーカスレンズ104の位置をシステム制御部115に内蔵される図示しない演算メモリに記憶する。続くステップS605では、レンズ位置がスキャン終了位置にあるかどうかを調べ、スキャン終了位置であればステップS610に進み、そうでなければステップS606へ進む。
レンズ位置がスキャン終了位置でないとしてステップS606へ進むと、ここではドライブモードが連写か否かを調べ、連写モードである場合にはステップS607に進み、連写モードでない場合にはステップS609へ進む。連写モードであるとしてステップS607へ進むと、これまでに取得した焦点評価値のサンプル数を調べ、そのサンプル数が所定値Nか否かを判定する。N個のデータを取得済みであればステップS608へ進み、特徴点抽出を開始する。つまり、特徴点抽出にかかる時間をあらかじめ算出しておき、スキャン範囲内の焦点評価値を取得するための時間と特徴点抽出にかかる時間が重なるようにサンプル数の所定値Nを設定し、特徴点抽出の開始タイミングをスキャンに同期して制御する。
ステップS609では、次の焦点評価値の取得位置にフォーカスレンズ104を移動させる。上記のスキャン終了位置は、設定されたスキャン範囲の他端に設定される。その後はステップS604へ進む。
ステップS604へ進むと、ステップS609にて所定量動かした位置で算出した焦点評価値とそのレンズ位置を記憶する。その後、ステップS605にて、フォーカスレンズ104が終了位置に到達していると判定した場合にはステップS610へ進み、焦点評価値の算出を停止する。
以上が、スイッチSW1のON時におけるAF処理におけるスキャン動作である。
次に、図4のステップS404における合焦判定について、図6〜図9を参照しながら説明する。
焦点評価値は遠近競合などの特殊な場合を除けば、横軸にフォーカスレンズ位置、縦軸に焦点評価値をとると、その形は図6に示すような山状になる。そこで、焦点評価値が山状になっているか否かを、焦点評価値の最大値と最小値の差、一定値(SlopeThr)以上の傾きで傾斜している部分の長さ、傾斜している部分の勾配から判定することにより、合焦判定を行うことができる。合焦判定における判定結果は、以下に示すように ○、×で出力される。
○:焦点評価値のピーク位置から、被写体の焦点調節が可能である。
×:被写体のコントラストが不十分、もしくはスキャンした距離範囲外の距離に被写体が位置する。
ここで、図6に示すように、山の頂上(A点)から傾斜が続いていると認められる点をD点、E点とし、D点とE点の幅を山の幅L、A点とD点の焦点評価値の差SL1とA点とE点の焦点評価値の差SL2の和(SL1+SL2)をSLとする。
図7は、図4のステップS404における合焦判定のサブルーチンの詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS701にて、焦点評価値の最大値maxと最小値min及び最大値maxを与えるスキャンポイントioを求める。次のステップS702では、焦点評価値の山の幅を表す変数L、山の勾配を表す変数SLをともに0に初期化する。続くステップS703では、最大値を与えるスキャンポイントioがスキャンを行った所定範囲における遠側端の位置か否かを調べ、遠側端位置でないならばステップS704へ進み、無限遠方向への単調減少を調べる。遠側端位置であったならば、ステップS704の処理をスキップしてステップS705へ進む。
ここで、ステップS704における無限遠方向への単調減少を調べる処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS801では、カウンタ変数iをioに初期化する。次のステップS802では、スキャンポイントiにおける焦点評価値の値d[i]と、iより1スキャンポイント分無限遠よりのスキャンポイント(i−1)における焦点評価値の値d[i−1]の差を一定値SlopeThrと比較する。d[i]−d[i−1]≧SlopeThrであれば、無限遠方向への単調減少が生じていると判定し、ステップS803へ進む。そして、焦点評価値が一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さ(山の幅)を表す変数L、単調減少区間における減少量を表す変数SLを、以下の式に従い、更新する。
L=L+1
SL=SL+(d[i]−d[i−1])
一方、d[i]−d[i−1]≧SlopeThrでなければ、無限遠方向への単調減少は生じていないと判定し、無限遠方向への単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS705へ進む。
無限遠方向への単調減少をチェックする処理を継続する場合はステップS804へ進み、i=i−1として、検出をする点を1スキャンポイント無限遠側に移す。次のステップS805では、カウンタiがスキャンを行った所定範囲における遠側端位置の値(=0)になったかどうかをチェックする。カウンタiの値が0、すなわち単調減少を検出する開始点がスキャンを行った所定範囲における遠側端位置に達したならば、無限遠方向への単調減少をチェックする処理を終了し、図7のステップS705へ進む。
以上のようにして、i=ioから無限遠方向への単調減少をチェックする。
図7に戻り、ステップS705では、最大値を与えるスキャンポイントioがスキャンを行った所定範囲における至近端の位置か否かを調べ、至近端位置でないならばステップS706へ進み、至近方向への単調減少を調べる。至近端位置であったならば、この処理をスキップし、ステップS707へ進む。
ここで、ステップS706における至近方向への単調減少を調べる処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS901では、カウンタ変数iをioに初期化する。次のステップS902では、スキャンポイントiにおける焦点評価値の値d[i]と、iより1スキャンポイント分至近端よりのスキャンポイント(i+1)における焦点評価値の値d[i+1]の差を一定値SlopeThrと比較する。d[i]−d[i+1]≧SlopeThrであれば、至近方向への単調減少が生じていると判定し、ステップS903へ進む。そして、焦点評価値が一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さ(山の幅)を表す変数L、単調減少区間における減少量を表す変数SLを、以下の式に従い、更新する。
L=L+1
SL=SL+(d[i]−d[i+1])
一方、d[i]−d[i+1]≧SlopeThrでなければ、至近方向への単調減少は生じていないと判定し、至近方向への単調減少をチェックする処理を終了し、ステップS707へ進む。
至近方向への単調減少をチェックする処理を継続する場合はステップS904へ進み、i=i+1として、検出をする点を1スキャンポイント至近側に移す。次のステップS905では、カウンタiがスキャンを行った所定範囲における至近端位置の値(=N)になったかどうかをチェックする。カウンタiの値がN、すなわち単調減少を検出する開始点がスキャンを行った所定範囲における至近端位置に達したならば、至近方向への単調減少をチェックする処理を終了し、図7のステップS707へ進む。
以上のようにして、i=ioから至近方向への単調減少をチェックする。
無限遠方向および至近方向への単調減少をチェックする処理が終了したならば、得られた焦点評価値が山状になっているか否か、諸係数をそれぞれのしきい値と比較し、以下のように、○×の判定を行う。
再び図7に戻り、ステップS707では、焦点評価値の最大値を与えるスキャンポイントioがスキャンを行った所定範囲における至近端であるかを調べる。さらに、至近端スキャンポイントnにおける焦点評価値の値d[n]と、nより1スキャンポイント分無限遠よりのスキャンポイント(n−1)における焦点評価値の値d[n−1]の差が、一定値SlopeThr以上であるかを調べる。両方の条件を満たすとステップS711へ進み、そうでなければステップS708へ進む。
ステップS708へ進むと、焦点評価値の最大値を与えるスキャンポイントioがスキャンを行った所定範囲における遠側端であるかを調べる。さらに、遠側端スキャンポイント0における焦点評価値の値d[0]と、0より1スキャンポイント分至近端よりのスキャンポイント1における焦点評価値の値d[1]の差が、一定値SlopeThr以上であるかを調べる。両方の条件を満たすとステップS711へ進み、そうでなければステップS709へ進む。
ステップS709では、一定値以上の傾きで傾斜している部分の長さLが所定値Lo以上であるかを調べる。さらに、傾斜している部分の傾斜の平均値SL/Lが所定値SLo/Lo以上であり、かつ焦点評価値の最大値maxと最小値minの差が所定値以上であるかを調べる。両方の条件を満たすとステップS710へ進み、そうでなければステップS711へ進む。
ステップS710へ進むと、得られた焦点評価値が山状となっていて、被写体の焦点調節が可能であるため、判定結果を○とする。一方、ステップS711へ進むと、得られた焦点評価値が山状となっておらず、被写体の焦点調節が不可能であるため、判定結果を×とする。
以上のようにして、図4のフローチャートにおけるステップS404の合焦判定を行う。
次に、図2のステップS209にて実行される撮影処理のサブルーチンについて、図10のフローチャートを参照しながら説明する。本実施例1における撮影処理サブルーチンは、連写の実施決定および連写間の焦点調節を含んでいる。
まず、図10のステップS1100では、それまで表示されていたライブ画表示を停止させる。そして、次のステップS1101では、撮像素子108への露光を行う。撮像素子面上に結像された像は光電変換されてアナログ信号となる。次のステップS1102では、アナログ信号がA/D変換部109へ送られ、撮像素子108の出力ノイズ除去や非線形処理などの前処理の後にデジタル信号に変換される。続くステップS1103では、現在の設定が連写モードであるか否かを判定し、連写モードである場合はステップS1104へ進み、連写モードでない場合にはステップS1106へ進む。
連写モードであるとしてステップS1104へ進むと、スイッチSW2が継続してONされているかを判定し、ON状態が維持されている場合にはステップS1105の連写間AF処理サブルーチンに進む。このステップS1105の連写間AF処理については図11および図12を用いて別途説明する。次のステップS1106では、A/D変換部109からの出力信号をWB処理部111によりホワイトバランス調整し、画像処理部110で適正な出力画像信号とする。
次のステップS1107では、出力画像信号をフォーマット変換部112でJPEGフォーマット等への画像フォーマット変換を行い、作業用メモリとしてのDRAM113に一時的に格納する(以下、記憶するとも記す)。なお、ステップS1106からステップS1107までの一連の処理を本実施例中では「現像処理」と呼ぶことにする。続くステップS1108では、メモリとしてのDRAM113内のデータを画像記録部114にてカメラ内のメモリ、またはカメラに装着されたメモリカードなどの外部記録媒体へ保存するため、以下の処理を行う。つまり、他の処理と並列に実施される記録媒体へのデータ書き込み処理(遅延書き込み)を行うための書き込み要求の登録を行う。これにより、記録媒体への保存中にライブ画像の表示などの処理が可能となる。
次のステップS1109では、ステップS1100で停止させたライブ画像の表示を再開する。ここでいうライブ画像とは、記録媒体へのデータ書き込みを目的としない撮像により得られた画像である。この記録保存を目的としない画像を操作表示部117に表示された画像がライブ画像である。こうしたライブ画像の表示により撮影者は連写中であっても撮影画角や撮影被写体を確認しながら撮影を行うことができる。
このように連写モード設定がなされていて、かつ、スイッチSW2がONされている場合には、連写撮影が継続して実施されるようになっている。また、いずれかの条件が成立していなければ単写撮影となる。
次に、図10のステップS1105における連写間AF処理のサブルーチンについて、図11、図12、図13、図14を用いて説明する。図11はスキャン範囲の設定を説明するための図であり、図12および図13は一連の連写間AF処理をフローチャートで表現したものである。また、図14は、図12および図13のフローチャートで実現される連写間AF処理と他の処理が並列に実行される際の実行タイミングを示した図である。
図12のステップS1201にて、現像処理を開始する。この現像処理の開始タイミングは、図14に示した本露光画像信号の読み出し完了直後である。次のステップS1202では、連写撮影の2駒目であるかどうか調べ、連写2駒目であればステップS1206へ進み、連写2駒目でなければステップS1203へ進む。
連写2駒目であるとしてステップS1206へ進むと、現在位置、すなわち連写1駒目のフォーカスレンズ位置(FP1)をスキャン範囲中心として設定する(図11の(2)参照)。スキャン範囲幅は連写間隔時間を延ばさないことを優先し、例えば、連写間隔内にAF動作が終了することが確認済みの一律なスキャン範囲幅を設定する。なお、連写1駒目(1駒目の撮影)では、設定されたモードにおけるAF可能な範囲全域がスキャン範囲に設定される。
連写2駒目でないとしてステップS1203へ進むと、連写撮影の3駒目であるかどうか調べ、連写3駒目であればステップS1205へ進み、連写3駒目でなければステップS1204へ進む。ステップS1205では、合焦位置履歴情報として連写1駒目、2駒目の2つの合焦位置情報があるので、連写間隔時間は一定であるとして、1次近似により被写体予測を行ってスキャン中心位置ObjP3を式(1)により求める(図11の(3)参照)。
ObjP3=FP2+(FP2−FP1)×FpAdj3 …………(1)
FP1:連写1駒目のフォーカスレンズ位置
FP2:連写2駒目のフォーカスレンズ位置
FpAdj3:0(前位置)〜1(予測)のパラメータ
また、パラメータFpAdj(n)は、被写体予測結果と直前の合焦位置の重み付け設定のパラメータであり、0〜1の値をとる。図11のフォーカスレンズ位置では、FpAdj(n)=1としている。スキャン範囲幅はステップS1206と同様に一律なスキャン範囲幅を設定する。
また、連写3駒目でないとしてステップS1204へ進むと、合焦位置履歴情報として少なくとも直前3回の合焦位置情報があるので、連写間隔時間は一定であるとする。そして、2次近似により被写体予測を行ってスキャン中心位置ObjP4を式(2)により求める(図11の(4)参照)。
ObjP4=(FP1−3・FP2+3・FP1)×FpAdj4+FP3
×(1−FpAdj4)
=(FP1−3・FP2+2・FP3)×FpAdj4+FP3
…………(2)
FP3:連写3駒目のフォーカスレンズ位置
同様に、連写n駒目では2次近似によりスキャン中心位置ObjP(n)を式(3)により求める。
ObjP(n)={FP(n−3)−3・FP(n−2)+2・FP(n−1)}
×FpAdj(n)+FP(n−1) …………(3)
スキャン範囲幅はステップS1206と同様に一律なスキャン範囲幅を設定する。
次にステップS1207へ進み、フォーカスレンズ104をステップS1204からステップS1206までのいずれかで設定したスキャン範囲のスキャン開始位置へ移動を開始する。したがって、図14に示すように、フォーカスレンズ104のスキャン開始位置への移動中は現像処理が並行して実施されることになる。
次のステップS1208では、フォーカスレンズ104がスキャン開始位置に到達したか否かを判定し、到達した場合はステップS1209へ進み、到達していない場合はステップS1208に戻ってレンズ位置の移動完了を待つ。
次のステップS1209では、特徴点抽出部121による抽出処理が完了しているか否かを判断する。ここで待っている特徴点抽出処理の完了は、図14に示す連写間AF(1)であれば、図5のステップS608で開始したスイッチSW1のON時のAF動作で開始したものである。また、連写が継続される場合は、連写間AF動作における後述するステップS1218で開始したものになる。特徴点抽出部121による抽出処理が完了している場合には次のステップS1210に進み、完了していない場合ステップS1209に戻り処理の完了を待つ。ステップS1210では、図4のステップS402と同様にAFエリア設定を行う。
ステップS1211へ進むと、現像処理の完了を確認し、完了していなければステップS1211に戻り、現像処理完了を待つ。また、処理が完了している場合には次のステップS1212を実施する。したがって、レンズのスキャン開始位置への移動完了、AFエリアの設定、現像処理の全てが完了しない限り次の処理には進まない。次のステップS1212では、ライブ画像の表示を開始する。また、併せてステップS1213にて焦点評価値の算出を開始する。再開されるライブ画像は図10のステップS1100で本露光の直前に停止したものである。本露光は、静止画として記録される画像の露光であり、この露光期間と露光された画像データの現像処理中は、ライブ画像を生成することができないため、その表示は中止されている。
次のステップS1214では、撮影画面内に設定されるAFエリアの焦点評価値とフォーカスレンズ104の位置をシステム制御部115に内蔵される図示しない演算メモリに記憶する。続くステップS1215では、フォーカスレンズ104を駆動して所定の方向へ所定量動かす。そして、ステップS1216にて、フォーカスレンズ104の位置がスキャン終了位置にあるかどうかを調べ、スキャン終了位置であればステップS1219へ進み、そうでなければステップS1217へ進む。
ステップS1217へ進むと、これまでに取得した焦点評価値のサンプル数を調べ、そのサンプル数が所定値Nか否かを判定する。N個のデータが取得済みであればステップS1218に進み、特徴点抽出を開始する。つまり、特徴点抽出にかかる時間をあらかじめ算出しておき、スキャン範囲内の焦点評価値を取得するための時間と特徴点抽出にかかる時間が重なるようにサンプル数の所定値Nを設定し、特徴点抽出の開始タイミングを制御する。
フォーカスレンズ104が終了位置に到達後、ステップS1219では、焦点評価値の算出を停止する。次にステップS1220へ進むと、上記ステップS1214で記憶した焦点評価値とそのレンズ位置から焦点評価値のピーク位置を計算して合焦位置を確定する。次のステップS1221では、上記ステップS1220で決定した合焦位置にフォーカスレンズ104を移動させる。続くステップS1222では、フォーカスレンズ104の位置が合焦位置に到達したか否かを判定し、到達していない場合はステップS1222に戻ってフォーカスレンズ104が合焦位置に到達するまで待つ。到達した場合は連写間AF(1)の処理を終了する。
ここまでのフローについて、図14を用いて、各種処理の実施タイミングを中心に説明する。
まず、図14中の連写間AF(1)の動作に先立って、連写が継続される条件が成立していると、前回のAF動作(この場合はスイッチSW1のON直後のAF動作)におけるスキャン動作中のライブ画像をもとに特徴点抽出(図14における特徴点抽出1)を行う。この抽出処理は時間のかかる処理であるため、前回のAFにおけるスキャン動作に加え、1駒目の本露光後に行われる現像処理までの一連の処理と平行して実施される。このとき、同時に被写体予測とスキャン開始位置へのフォーカスレンズ104の移動も実施されている。
特徴点抽出の処理が完了すると、その結果が連写間AF(1)のスキャン動作における焦点評価値算出時のAFエリア設定に反映され、撮影画角内で抽出された人の顔の位置で焦点評価値の演算が実施される。また、連写撮影が継続される場合は、図14の連写間AF(2)のように、前回の連写間AF(1)におけるスキャン動作中のライブ画像をもとに特徴点抽出(この場合は図14における特徴点抽出2)を行い、その結果がスキャン動作に反映されることになる。
以上の実施例1によれば、図14に示すように、一連の連写撮影動作と並列に、特徴点の抽出動作およびコントラスト検出方式の焦点調節動作を構成する各処理を同期したタイミングで実施することが可能になる。上記各処理とは、前回の合焦位置検出動作となるスキャン動作、合焦位置の算出、今回のスキャン範囲決定、スキャン開始位置への移動の算出である。
よって、連写撮影間という限られた時間内で効率よく特徴点抽出処理の結果をコントラスト検出方式の焦点調節動作に反映することが可能となる。
詳しくは、例えば単写モードが設定されている場合など、比較的時間的制約の少ない状況では、電力消費やライブ画像の見栄え等を考慮し、ライブ画上に表示する被写体検出情報のための特徴点抽出動作を表示に最適な周期で実行する。そして、焦点調節の際には、最後に抽出された情報を元にAFエリアを設定することで、特徴点抽出動作と焦点調節動作を非同期に実行させている。
一方、連写モードなど時間的制約の多いモードが設定されている場合には、特徴点抽出動作と焦点調節動作を同期して実行させることで、限られた時間内に特徴点抽出動作の結果を適切なタイミングで焦点調節動作に反映することが可能となる。これにより、設定されているモードの性質にあった特徴点抽出動作と焦点調節動作の実行が可能となる。
なお、本実施例1中では「現像処理」をA/D変換部109からの出力信号の読み出しからJPEG等の画像フォーマットへの変換までとした。この点、次のようなシステムでもよい。すなわち、例えば、A/D変換部109からの出力信号をWB処理部111によりホワイトバランス調整する。そして、画像処理部110で適正な出力画像信号を生成するまでを「現像処理」とする。その直後にライブ画用の画像生成が可能な状態となった時点からその生成と表示を開始する。このようにすることで、出力画像信号のJPEG等へのフォーマット変換とライブ画表示を並列に実施する構成も考えられる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例2について説明する。本実施例2では、特徴点抽出部121による人の顔検出にかかる時間が、現像処理の時間内に終了するようなシステム上での連写間の焦点調節動作について説明する。
本実施例2に係わる撮像装置の回路構成は、図1と同様である。また、図2〜図4で示した基本的な動作および図10で示した撮影動作ついても、上記実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。図4のステップS403のスキャン動作については、図5のステップS606〜S608の処理をしない以外は共通である。したがって、本実施例2で処理の異なる連写間の焦点調節動作に関して、図15〜図18を用いて説明する。なお、図15〜図17のフローチャートで示された一連の処理はシステム制御部115によって実行される。
まず、図15のステップS1401にて現像処理を開始する。この現像処理の開始タイミングは図18に示した本露光画像信号の読み出し完了直後であり、連写間AF(1)の処理とは並列に実行される。
ここで、本実施例2における現像処理を実行するステップS1401の内容を、図17にて説明する。
まず、ステップS1605では、撮像素子から読み出された画像データよりYUV形式のメイン画像データを生成する。次のステップS1606では、メイン画像とともに保存されるサムネイル画像のYUV形式のデータを生成する。続くステップS1607では、上記ステップS1605で生成されたYUV形式のメイン画像をJPEG形式にエンコードする。同様に、次のステップS1608では、YUV形式のサムネイル画像をJPEG形式にエンコードする。前述の処理を実施することで撮像素子から読み出されたデータが記録されるJPEG形式のデータへと変換される。
図15の説明に戻り、次にステップS1402では、連写の2駒目であるかどうか調べ、連写2駒目であればステップS1406へ進み、連写2駒目でなければステップS1403へ進む。以降、ステップS1404,S1405,S1406で示された連写撮影枚数によって決定される予測処理を伴ったスキャン範囲の決定方法については、上記実施例1の図12における説明と同様であるため説明を省略する。
次にステップS1407へ進み、フォーカスレンズ104をステップS1404からステップS1406までのいすれかで設定したスキャン範囲のスキャン開始位置へ移動を開始する。続くステップS1408では、現像処理の一部であるYUV形式のサムネイル画像の生成が完了するのを待つ。図17のステップS1606にてYUV形式のサムネイル画像が生成されている場合には次のステップS1409に進み、生成が完了していない場合には再びS1408に戻る。
ステップS1409へ進むと、生成されたYUV形式のサムネイル画像を入力値として特徴点抽出部121により特徴点抽出処理を開始する。したがって、図18に示すように、フォーカスレンズ104の移動中は特徴点抽出処理と残りの現像処理が並行して実施されることになる。次のステップS1410では、フォーカスレンズ104がスキャン開始位置へ到達したか否かを判定し、到達していない場合は再びステップS1410へ戻り、レンズの移動完了を待つ。
一方、スキャン開始位置に到達した場合にはステップS1411へ進み、特徴点抽出部121による抽出処理が完了しているか否かを判定する。特徴点抽出部121による抽出処理が完了している場合にはステップS1412へ進み、完了していない場合ステップS1411に戻り、処理の完了を待つ。ステップS1412へ進むと、図4のステップS402と同様に、AFエリアの設定を行う。そして、図16のステップS1413にて、現像処理の完了を確認し、完了していなければステップS1413へ戻り、現像処理完了を待つ。また、処理が完了している場合にはステップS1414を実施する。したがって、レンズ位置の移動完了、AFエリア設定、現像処理の全てが完了しない限り、次の処理には進まない。
次のステップS1414では、ライブ画像の表示を開始する。そして、次のステップS1415にて、焦点評価値の算出を開始する。再開されるライブ画像は図10のステップS1100で本露光の直前に停止したものである。本露光は、静止画として記録される画像の露光であり、この露光期間と露光された画像データの現像処理中は、ライブ画像を生成することができないため、その表示は中止されている。
次のステップS1416では、撮影画面内に設定されるAFエリアの焦点評価値とフォーカスレンズ104の位置をシステム制御部115に内蔵される図示しない演算メモリに記憶する。続くステップS1417では、フォーカスレンズ104を駆動して所定の方向へ所定量動かす。そして、ステップS1418にて、フォーカスレンズ104の位置がスキャン終了位置にあるかどうかを調べ、スキャン終了位置であればステップS1419へ進み、そうでなければステップS1416へ戻ってスキャン動作を継続する。
ステップS1419へ進むと、上記ステップS1416で記憶した焦点評価値とそのレンズ位置から、焦点評価値のピーク位置を計算して合焦位置を確定する。次のステップS1420では、上記ステップS1419で決定した合焦位置にフォーカスレンズ104を移動させる。続くステップS1421では、フォーカスレンズ104の位置が合焦位置に到達したか否かを判定し、到達した場合はステップS1422へ進み、到達していない場合はステップS1421に戻ってフォーカスレンズ104が撮影位置に到達するまで待つ。次のステップS1422では、焦点評価値の算出を停止する。
ここまでのフローについて、図18を用いて、各種処理の実施タイミングを中心に説明する。
まず、図18中の連写間AF(1)の動作では、前回の本露光時(1駒目)に得られた画像データの現像処理中に生成されるYUV形式サムネイル画像生成にあわせて、特徴点抽出(図18における特徴点抽出1)を開始する。そして、他の現像処理と平行して特徴点抽出処理を実施する。このとき、同時に被写体予測とスキャン開始位置へのフォーカスレンズ104の移動も実施されている。現像処理、特徴点抽出、スキャン開始位置への移動が完了すると、特徴点抽出の結果が連写間AF(1)のスキャン動作における焦点評価値算出時のAFエリア設定に反映され、撮影画角内で抽出された人の顔の位置で焦点評価値の演算が実施される。また、連写撮影が継続される場合は、図18の連写間AF(2)のように、前回の本露光時(2駒目)に得られる画像データをもとに特徴点抽出(この場合は図18における特徴点抽出2)を行う。そして、その結果がスキャン動作に反映されることになる。
以上の実施例2によれば、図18に示すように、一連の連写撮影動作と並列に、特徴点の抽出動作およびコントラスト検出方式の焦点調節動作を構成する各処理を同期したタイミングで実施することが可能になる。上記の各処理とは、スキャン範囲決定、スキャン開始位置への移動である。
よって、連写撮影間という限られた時間内で効率よく特徴点抽出処理の結果をコントラスト検出方式の焦点調節動作に反映することが可能となる。
上記の実施例1及び2によれば、連写間のコントラスト検出方式による焦点調節を実現しつつ、平行して特徴点の抽出処理を実施し、その結果を反映することが可能となる。そのため、連写間隔を維持しながら連写中であっても人の顔にピントの合った良好な画像を得ることが可能となる。
本発明の実施例1および2に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1および2に係わる撮像装置の一連の動作を示すフローチャートである。 図2におけるライブ画表示のサブルーチンのフローチャートである。 図2におけるAF動作のサブルーチンのフローチャートである。 図4におけるスキャン動作のサブルーチンのフローチャートである。 本実施例1および2に係わる焦点評価値の判定の概念を説明するための図である。 図4における合焦判定のサブルーチンのフローチャートである。 図7における無限遠方向の単調減少を求める動作のフローチャートである。 図7における至近端方向の単調減少を求める動作のフローチャートである。 図2における撮影処理のサブルーチンのフローチャートである。 本発明の実施例1に係わる連写間AFのスキャン範囲設定についての説明図である。 本発明の実施例1に係わる連写間AF処理を示したフローチャートである。 図12の動作の続を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係わる連写間AF処理の実行タイミングを示す説明図である。 本発明の実施例2に係わる連写間AF処理Aを示したフローチャートである。 図15の動作の続を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係わる現像処理を示す説明図である。 本発明の実施例2に係わる連写間AF処理の実行タイミングを示す説明図である。
符号の説明
101 撮影レンズ
102 絞り及びシャッター
103 AE処理部
104 フォーカスレンズ
105 AF処理部
106 ストロボ
107 EF処理部
108 撮像素子
110 画像処理部
113 DRAM
114 画像記録部
115 システム制御部
117 操作表示部
118 操作部
119 撮影モードスイッチ
120 ドライブモードスイッチ
121 特徴点抽出部

Claims (4)

  1. 撮像画像データから被写体の特徴点を抽出する抽出手段と、
    記録保存のための撮像に先立って、前記特徴点に基づいて決定される走査領域でのフォーカスレンズの光軸方向の走査により合焦位置を検出し、該合焦位置への前記フォーカスレンズの移動を制御する焦点調節手段と、
    記録保存のための撮像を複数回繰り返す連続撮像モードでは、前記焦点調節手段と前記抽出手段とを同期をとって動作させる動作タイミング制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記動作タイミング制御手段は、前記連続撮像モード以外では、前記焦点調節手段と前記抽出手段とを非同期に動作させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記動作タイミング制御手段は、前記焦点調節手段による前回の合焦位置検出動作と平行して前記抽出手段を動作させ、得られた特徴点情報を次の合焦位置検出動作にて使用するように、前記焦点調節手段と前記抽出手段の動作タイミングを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記動作タイミング制御手段は、本露光後に行われる現像処理と平行して前記抽出手段を動作させ、得られた特徴点情報を次の合焦位置検出動作にて使用するように、前記焦点調節手段と前記抽出手段の動作タイミングを制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
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