JP2008151438A - 空調設備運転制御装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中央監視装置15は、熱供給設備から空調設備へのエネルギー供給量を計測し、エネルギー供給量が目標容量を超えないようにエネルギー供給量に応じた抑制率を演算する。中央監視装置15は、空調設備の熱負荷を抑制する複数の抑制手段の各々による熱負荷抑制の有効性をそれぞれ予め設定された判断基準に基づいて判断し、有効と判断した抑制手段を選択して、選択した抑制手段に抑制率に応じた熱負荷抑制を実行させる。また、中央監視装置15は、予め設定された複数の抑制手段の選択の優先順位に従って、優先順位が高い順に抑制手段の熱負荷抑制の有効性を判断する。
【選択図】 図1
Description
また、空調設備の熱負荷を抑制する手段として、例えば特許文献2には、設定値を緩和する手段(冷房の場合は空調設備の冷房設定温度を上げ、暖房の場合は暖房設定温度を下げる)、バルブ開度を抑制する手段、外気取り入れ量を抑制する手段などが記載されている。
また、本発明の空調設備運転制御装置の1構成例において、前記有効性判断手段は、予め設定された前記複数の抑制手段の選択の優先順位に従って、優先順位が高い順に前記抑制手段の熱負荷抑制の有効性を判断するものである。
また、前記エネルギー供給量は、前記空調設備の負荷熱量あるいは前記熱供給設備から前記空調設備へ供給される熱媒の流量である。
図1において、1は図示しないDHCシステム(熱供給設備)から冷水、蒸気、温水などの熱媒を受ける熱交換器、2は熱媒の受入量を制御する受入制御バルブ、3は熱交換器1の2次側の冷水又は温水の温度(あるいは流量)を計測するセンサ、4は受入制御バルブ2を制御するコントローラ、5は空調機、6は外気OAの導入量を制御する外気ダンパ、7は還気RAの導入量を制御する還気ダンパ、8は熱交換器1から送られる冷水又は温水により空気を冷却又は加熱するコイル、9はコイル8で冷却又は加熱された空気を送るファン、10は熱交換器1から送られる冷水又は温水の流量を制御する空調機制御バルブ、11は空調の対象となる居室、12は居室11の温度を計測する温度センサ、13は居室11のCO2濃度を計測するCO2濃度センサ、14はダンパ6,7及び空調機制御バルブ10を制御するコントローラ、15は空調設備全体を監視する中央監視装置、16はDHCシステムから供給される熱媒の温度を計測する温度センサ、17は熱媒の流量を計測する流量センサ、18はDHCシステムに戻る熱媒の温度を計測する温度センサ、19は排気EAの量を制御する排気ダンパ、20は加湿器、21は加湿器20へ送られる冷水又は温水の流量を制御する加湿バルブ、22は居室11の湿度を計測する湿度センサである。コントローラ4,14と中央監視装置15とは、空調設備を制御する空調設備運転制御装置を構成している。
中央監視装置15は、負荷熱量計測手段150と、平滑処理手段151と、抑制率演算手段152と、有効性判断手段153と、抑制率出力手段154とを備えている。
Q=F×(Tr−Ts)×λ ・・・(1)
式(1)において、λは比熱である。
ステップ幅=最大抑制率/セットバック回数 ・・・(2)
式(2)のセットバック回数は、抑制率を何回に分けて出力するかを決定する回数である。例えば、温度設定値を最大で2℃緩和するとして、その2℃を何回に分けて緩和するかという設定がセットバック回数になる。セットバック回数を2回とした場合、1℃ずつ2回に分けて2℃緩和することになる。
また、操作間隔カウント値が一定値に達するまで、抑制率の演算を待つ理由は、直前に出力した抑制率による熱負荷抑制の効果が出るまで待つためである。操作間隔の整数倍の時間である効果待ち時間を設けることにより、安定した熱負荷抑制制御を実現することができる。
本実施の形態では、空調設備の熱負荷を抑制する抑制手段として、外気ダンパ6とその制御機構であるコントローラ14によって外気取り入れ量を抑制する手段、居室11の温度設定値の管理機構であるコントローラ14によって温度設定値を緩和する手段、受入制御バルブ2とその制御機構であるコントローラ4によって受入制御バルブ2の開度を抑制する手段、空調機制御バルブ10とその制御機構であるコントローラ14によって空調機制御バルブ10の開度を抑制する手段を想定している。
コントローラ14は、抑制率出力手段154から出力された抑制率に応じて外気ダンパ6の開度を抑制する。すなわち、抑制率に応じた抑制開度設定テーブルにより算出された抑制開度とフィードバック制御によって算出された開度のうち小さい方の開度を今回の開度とする。
PV≦SP+ΔT ・・・(3)
また、有効性判断手段153は、暖房時は式(4)によって温度設定値を緩和する手段の有効性を判断する。
PV≧SP−ΔT ・・・(4)
コントローラ14は、抑制率出力手段154から出力された抑制率に応じて居室11の温度設定値を緩和する。すなわち、冷房の場合には設定した最大設定値緩和幅の抑制率の分だけ温度設定値を上げ、暖房の場合には最大設定値緩和幅の抑制率の分だけ温度設定値を下げることになる、
コントローラ4は、抑制率出力手段154から出力された抑制率に応じて受入制御バルブ2の開度を抑制する。
コントローラ14は、抑制率出力手段154から出力された抑制率に応じて空調機制御バルブ10の開度を抑制する。
負荷熱量が増加し、図5の時刻t1において負荷熱量が抑制開始容量以上になると、ステップS7〜S10の処理により抑制率が一定時間毎に段階的に増大していく。この抑制率の出力により負荷熱量が低下し、時刻t2からt3の間では、負荷熱量が抑制開始容量よりも小さく、かつ抑制開始容量からディファレンシャルを引いた値よりも大きくなるので、ステップS12の処理により抑制率の値が保持される。
また、計測するエネルギー供給量として負荷熱量Qの代わりに、熱媒の流量Fを用いてもよい。この場合、目標容量は目標流量となり、抑制開始容量は抑制開始流量となる。
Claims (4)
- 熱供給設備から熱供給を受けて稼働する空調設備へのエネルギー供給量が、供給し得る最大のエネルギー供給量を示す目標容量を超えないように前記空調設備を制御する空調設備運転制御装置であって、
前記熱供給設備から前記空調設備へのエネルギー供給量を計測する計測手段と、
前記計測されたエネルギー供給量が前記目標容量を超えないように、前記エネルギー供給量に応じた抑制率を演算する抑制率演算手段と、
前記抑制率に応じて前記空調設備の熱負荷を抑制する複数の抑制手段と、
この複数の抑制手段の各々による熱負荷抑制の有効性をそれぞれ予め設定された判断基準に基づいて判断する有効性判断手段と、
前記複数の抑制手段の中から前記有効性判断手段が有効と判断した抑制手段を選択して、この選択した抑制手段に前記抑制率に応じた熱負荷抑制を実行させる抑制率出力手段とを備えることを特徴とする空調設備運転制御装置。 - 請求項1記載の空調設備運転制御装置において、
前記有効性判断手段は、予め設定された前記複数の抑制手段の選択の優先順位に従って、優先順位が高い順に前記抑制手段の熱負荷抑制の有効性を判断することを特徴とする空調設備運転制御装置。 - 請求項1又は2記載の空調設備運転制御装置において、
前記エネルギー供給量は、前記空調設備の負荷熱量あるいは前記熱供給設備から前記空調設備へ供給される熱媒の流量であることを特徴とする空調設備運転制御装置。 - 熱供給設備から熱供給を受けて稼働する空調設備へのエネルギー供給量が、供給し得る最大のエネルギー供給量を示す目標容量を超えないように前記空調設備を制御する空調設備運転制御方法であって、
前記熱供給設備から前記空調設備へのエネルギー供給量を計測する計測手順と、
前記計測されたエネルギー供給量が前記目標容量を超えないように、前記エネルギー供給量に応じた抑制率を演算する抑制率演算手順と、
前記空調設備の熱負荷を抑制する複数の抑制手段の各々による熱負荷抑制の有効性をそれぞれ予め設定された判断基準に基づいて判断する有効性判断手順と、
前記複数の抑制手段の中から前記有効性判断手順で有効と判断された抑制手段を選択して、この選択した抑制手段に前記抑制率に応じた熱負荷抑制を実行させる抑制率出力手順とを、繰り返し実行することを特徴とする空調設備運転制御方法。
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