JP2008150847A - 簡易遮蔽装置および同簡易遮蔽装置を備えたキャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のキャビネットに簡単に後付けすることができる簡易遮蔽装置をより安価に提供する。
【解決手段】キャビネット本体10の前面開口部10aに沿って側板11,11にガイドレール30,30を取り付け、遮蔽シート40の上端に取り付けられたハンガーロッド41をガイドレール30,30の上端に設けられた係止溝32に引っ掛け、遮蔽シート40の下端をロック手段50でロックして、キャビネット本体10の前面開口部10aを覆い隠す。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャビネット内に収納された収納物を取り出せないようにするための簡易遮蔽装置および同簡易遮蔽措置を備えたキャビネットに関し、さらに詳しく言えば、既製のキャビネットに対して簡単に後付けすることができる簡易遮蔽装置に関する。
個人情報保護法の制定によって、各種企業や団体などは保有する顧客データ(または個人データ)の流出防止に努めなくてはならない。一般に、これら顧客データは、コンピュータの記録媒体内にデジタルデータとして格納されており、コンピュータにパスワードやアクセス権を設けて、顧客データの出入が厳しく管理されている。
しかしながら、顧客データの一部を紙やCD−ROMなどの物理媒体に出力して使用することも考えられる。そのような場合において、顧客データは、例えば一括でファイリングされたのち、キャビネットなどに保管しておき、ファイルの出入管理を行うなどして管理されていた。
しかしながら、キャビネットから顧客ファイルが勝手に持ち出されたり、盗み出されるおそれがある。そこで、このような問題が起こらないようにするため、キャビネットの開口部にシャッター装置を備えた専用キャビネットが提供されている(例えば特許文献1参照)。
このキャビネット用シャッター装置は、キャビネットの上部にシャッター巻き上げ機構を有し、キャビネットの開口部をシャッターで覆い隠すことにより、キャビネット内に保管されている収納物が取り出せないようにしている。
しかしながら、このキャビネット用シャッター装置によれば、既存のキャビネットに後付けすることで簡単に防犯機能を付加できるが、金属製シャッターであること、また、その駆動手段としてモータを含むシャッター巻き上げ機構を必要とすることから、製作コストが高くなることは否めない。
また、このキャビネット用シャッター装置は、モータを含むシャッター巻き上げ機構をキャビネットの上部に設置する必要があるため、キャビネットと天井との間のスペースにある程度の余裕がないと設置することができないという問題もあった。
実用新案登録第3113967号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するため、既存のキャビネットに簡単に後付けすることができる簡易遮蔽装置をより安価に提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。請求項1に記載の発明は、左右一対の側板と、上記各側板の上端側に架け渡される天板と、上記各側板の下端側に架け渡される底板とを有するキャビネットの前面開口部を覆い隠して、収納物の取り出しを規制する簡易遮蔽装置において、上記各側板に取り付けられ、上記前面開口部に沿ってガイド溝を形成する一対のガイドレールと、上記前面開口部とほぼ同じ大きさのシート体からなり、上記前面開口部の全面を覆い隠して、上記収納物を外部から遮蔽する遮蔽シートとを含み、上記遮蔽シートには、上記各ガイドレールの上端間で上記遮蔽シートの上端を吊り持ちするハンガー手段と、上記底板との間で上記遮蔽シートの下端の移動を規制するロック手段とが設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記ハンガー手段は、上記ガイドレール間のレール間距離よりも長い長さを有し、上記遮蔽シートの上端に一体的に取り付けられたハンガーロッドからなり、上記各ガイドレールの上端には、上記ハンガーロッドの端部が係止される係止部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2において、上記係止部は、上記各ガイドレールの上端から下側に向かって切り欠かれた係止溝からなることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1ないし4のいずれか1項において、上記遮蔽シートには、上記遮蔽シートを補強するための補強ロッドが上記ハンガーロッドに沿って平行に設けられており、上記補強ロッドは、その両端が上記ガイド溝内に摺動可能に収納されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項5において、上記キャビネットは、内部が複数枚の棚板によって間仕切りされており、上記補強ロッドは、間仕切りされた各区画のほぼ中央に位置するように上記遮蔽シートに取り付けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項4のいずれか1項に記載において、上記各ガイドレールの一部には、上記補強ロッドの直径よりも大きな幅を有する補強ロッド挿通部が形成されていることを特徴としている。
本発明には、これら簡易遮蔽装置を備えたキャビネットも含まれる。すなわち、左右一対の側板と、各側板の上端側および下端側に架け渡される天板と底板とを有するキャビネットにあらかじめ簡易遮蔽装置を取り付けてもよい。
請求項1に記載の発明によれば、側板に取り付けられたガイドレールに沿って遮蔽シートを吊り持ちした状態で保持したのち、下端側をロック手段でロックすることにより、簡単にキャビネットの前面開口部を塞ぐことができる。
請求項2および3に記載の発明によれば、ハンガー手段として、遮蔽シートの上端に取り付けられたハンガーロッドをガイドレールの上端に設けられた係止溝に引っ掛けることにより、簡単かつ確実に遮蔽シートを吊り持ちできる。
請求項4に記載の発明によれば、遮蔽シートに所定間隔で補強ロッドを設けたことにより、軽く柔軟なシート材を遮蔽シートとしてに用いても、キャビネットを確実に遮蔽することができる。
請求項5に記載の発明によれば、遮蔽ロッドを間仕切りされた各区画のほぼ中央に位置するように配置したことにより、棚板に乗せられた収納部が衝撃などによって外に飛び出したりすることを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、各ガイドレールの一部に補強ロッドの直径よりも大きな幅を有する補強ロッド開口部が形成されていることにより、例えばガイドレールのほぼ中央に補強ロッド開口部を設け、そこから遮蔽シートの補強ロッドをガイド溝内に挿通させることにより、無理な体勢を強いることなく、より簡単に遮蔽シートを取り付けることができる。
請求項7に記載の発明によれば、この簡易遮蔽装置をあらかじめキャビネットに組み込むことにより、安価な費用で防犯機能付きキャビネットを得ることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る簡易遮蔽装置付きキャビネットの斜視図であり、図2(a)〜(d)は、その正面図、平面図、底面図および左側面図である。
図1に示すように、この簡易遮蔽装置付きキャビネット1は、キャビネット本体10と、同キャビネット本体10の前面開口部に10a沿って取り付けられる簡易遮蔽装置20とを備えている。この例において、キャビネット本体10はスチール製である。
キャビネット本体10は、左右一対の側板11,11と、同側板11,11の上端側に架け渡される天板12と、側板11,11の下端側に架け渡される底板13とを有する箱形を呈し、内部が複数枚の棚板14によって多段に区画されている。この例において、棚板14は等間隔で4枚設けられており、キャビネット本体10内が5段に区画されている。
本発明において、キャビネット本体10の具体的構成は任意であってよく、左右一対の側板11と、天板12および底板13を備えた構成であれば、基本的に簡易遮蔽装置20を取り付けることができる。
図3および図4(a),(b)を併せて参照して、この簡易遮蔽装置20は、キャビネット本体10の前面開口部10a側で各側板11の前端面(図2(a)では紙面手前側)に取り付けられる一対のガイドレール30,30と、同ガイドレール30,30の間に設けられる遮蔽シート40とを備えている。
ガイドレール30,30はともに同一構成であるため、一方のみについて説明する。ガイドレール30は、好ましくは金属製の頑丈なフレームからなり、短尺な2本のガイドレールメンバ31,31を直線状に配置して1本の長尺なレール状に形成されている。ガイドレール30は、合成樹脂製であってもよい。
この例において、ガイドレール30は、一般的なキャビネットの寸法規格に合わせて長さが1800mmであり、900mmのガイドレールメンバ31,31を2本連結することによって寸法規格になるように設計されている。
なお、この例ではガイドレール30は、商品の梱包や発送などを考慮して、2本のガイドレールメンバ31,31を直列に連結して構成されるが、1本のガイドレールであってもよく、さらには2本以上に分割されてもよい。
図4(a)に示すように、ガイドレール30は断面ほぼコ字型であって、遮蔽シート40の側端を案内するためのガイド溝32を備えている。ガイド溝32は、少なくとも後述する遮蔽シート40の補強ロッド42の端部が挿通可能な幅および深さを有し、このガイド溝32に沿って補強ロッド42が上下に移動できるようになっている。
この例において、ガイドレール30は断面コ字状に形成されているが、これ以外に、図4(b)に示すように、断面L字型のガイドレール30を用いてもよい。すなわち、L字型のガイドレール30を側板11の側面に沿って貼り付けることでも、側板11の前端面とガイドレール30との間にガイド溝32を形成することができる。このような態様も本発明に含まれる。
図5に示すように、ガイドレール30の上端には、後述する遮蔽シート40の上端に取り付けられるハンガーロッド41の端部が係止される係止溝33が設けられている。係止溝33は、ガイドレール30の上端から下側に向かってU字状に切り欠かれた切欠溝からなり、この係止溝33に沿って吊下用のハンガーロッド41が引っ掛けられることにより、遮蔽シート40がキャビネット本体10の前面開口部10aを覆った状態で吊り持ちされる。
これらガイドレール30は、図4(a),(b)に示すように、側板11に対して強粘着性の両面粘着テープ34を介して固定することができる。この種の強粘着性の両面粘着テープ34には、例えばアクリル系強粘着材が用いられた例えば日東電工社製の商品名「ハイパージョイント」や金属接着用発泡基材の両面粘着テープを例示することができる。また、両面粘着テープに代えて、ネジ止めなどの固定方法が用いられてもよい。
再び図3を参照し、遮蔽シート40は柔軟で屈曲可能なシート体からなり、少なくともキャビネット本体10の前面開口部10aの全面を覆い隠すことが可能であり、かつ、その側端部が常にガイドレール30,30のガイド溝32内に収まる大きさを備えている。遮蔽シート40には、ナイフなどによって切り裂かれにくい防弾チョッキや防刃チョッキなどに用いられるナイロン強化繊維シートが好ましく採用される。
遮蔽シート40の上端には、上述したガイドレール30,30に架け渡される吊下用のハンガーロッド41が設けられており、遮蔽シート40には、ハンガーロッド41に対して平行に補強ロッド42が所定間隔で複数本、この例では6本設けられている。
ハンガーロッド41は、金属製(好ましくはアルミ製)の頑丈なパイプからなり、図6(a)に示すように、その両端にはパイプ径よりも大径なエンドキャップ43,43が設けられている。なお、ハンガーロッド41は合成樹脂製であってもよい。
吊下用ハンガーロッド41は、両端のエンドキャップ43,43を含めて、その全長がガイドレール30,30の幅(レール間距離)よりも長く形成されている。したがって、遮蔽シート40がガイドレール30,30の間で吊り持ちされる。
エンドキャップ43,43はさらに、ガイドレール30の係止溝33の直径よりも大径に形成されている。これによれば、図7(a),(b)に示すように、エンドキャップ43が係止溝33の側端に引っ掛かることで、吊下用ハンガーロッド41が軸方向(図2(a)では左右方向)に移動して、ガイドレール30が脱落をすることを防止できる。
図6(b)および図7を併せて参照して、補強ロッド42は、上記吊下用ハンガーロッド41と同じ金属パイプ製(合成樹脂製でもよい)で、ガイドレール30,30のガイド溝32内に収まる長さを有し、その両端にはパイプ径よりも大径なエンドキャップ44が一体的に取り付けられている。なお、各補強ロッド42の構成は同じである。
この例において、エンドキャップ44は、あくまで遮蔽シート40がガイド溝32内で上下に移動しやすくするための案内役として用いられている。さらには、補強ロッド42がガイドレール30,30の間に架け渡されることにより、遮蔽シート40がガイドレール30,30のガイド溝32内から抜け落ちないようになっている。
図2(a)を併せて参照し、各補強ロッド42は、キャビネット本体10の棚板14によって仕切られた各空間のほぼ中央に配置されていることが好ましい。これによれば、棚板14に載置されたファイルFなどが衝撃などによって表側に飛び出してきても、補強ロッド42によってガードされるため、遮蔽シート40を取り外した拍子にファイルFが棚から落ちたりすることがない。
この例において、遮蔽シート40は、2枚のシート材を重ね合わせ、その周縁が縫着されることで、1枚のシート体に形成されているが、これ以外に1枚のシート体であってもよい。さらには、シート体の間に防火性織布などをさらに介在させてもよく、遮蔽シート40の材質や構成は、仕様に応じて任意に変更可能である。
さらに、吊下用ハンガーロッド41および補強ロッド42は、2枚の布材を重ね合わせた状態で、その一部を縫着することによって形成される筒部に挿通されたのち、さらにネジ46によってネジ止めによって遮蔽シート40に一体的に固定されているが、ハンガーロッド41および補強ロッド42の固定方法は、仕様に応じて任意に変更可能である。
遮蔽シート40の下端には、遮蔽シート40をキャビネット本体10に固定するための固定板45が一体的に取り付けられている。固定板45は、遮蔽シート40の下端を挟むようにして取り付けられる金属板からなり、この例では図示しないネジ止めによって遮蔽シート40に固定されている。
図8を併せて参照して、固定板45の中央には、ロック手段50の一方としてのフック金具51が設けられている。フック金具51は金属の成型品からなり、その一部には後述するロック金具52によって係止される係止爪53が一体的に設けられている。
キャビネット本体10の底部前面には、上記フック金具51を係止するためのロック手段50の他方としての係止金具52が設けられている。係止金具52は、ベース板54と、同ベース板54に一体的に取り付けられる係止具本体55とからなる。
ベース板54は1枚の矩形状に形成された金属片からなり、強粘着両面テープ56を介してキャビネット本体10の底部前面のほぼ中央に固定されている。なお、ベース板54の固定方法については、両面粘着テープ以外にネジ止めなどによって固定してもよい。
この例において、ベース板54は、仮に遮蔽シート40が強引に引き剥がされそうになった場合、ベース板54に係る応力を分散させるため、係止具本体55よりも幅広に形成されていることが好ましく、この例では、係止具本体55の幅に対して約4〜5倍の大きさを備えている。
係止具本体55は、内部に図示しないロック機構を備え、上部中央には、フック金具51の係止爪53が差し込まれる差込孔57と、ロック機構に施錠および解錠用の鍵が差し込まれる鍵穴58と、係止爪53を解錠するためのリリースレバー59とを備えている。
この例において、係止具本体55は機械的なロック機構を採用しているが、これ以外に、係止爪を引っかけて南京錠などによって施錠する単純なロック手段が用いられていてもよく、遮蔽シート40をキャビネット本体10に固定することができれば、仕様に応じて任意に選択可能である。
次に、この簡易遮蔽装置20の取付および使用手順の一例を説明する。なお、キャビネット本体10はあらかじめ組み立てられているものとする。図2(a)に示すように、簡易遮蔽装置20をキャビネット本体10に取り付けるに当たっては、まず、家庭用洗剤などを染みこませた雑巾などによって側板11,11の前端面(粘着テープ34の貼着面)を拭き取り、油脂分を除去する。
側板11,11に付着した水分を十分乾燥させたのち、あらかじめガイドレールメンバ31の図示しない被貼着面に貼り付けられた両面粘着テープ34の図示しない剥離シートを剥がし取り、粘着面に沿って一方のガイドレールメンバ31を側板11,11に固定する。
同様に、他方のガイドレールメンバ31の剥離シートを剥がし取り、先に貼り付けられたガイドレールメンバ31に沿って直列に配置して貼り付ける。これにより、ガイドレール31が形成される。
なお、この例では、ガイドレールメンバ31側にあらかじめ両面粘着テープ34を貼り付けているが、両面粘着テープ34を別に梱包して、先に両面粘着テープ34を側板11,11に貼着して、そこにガイドレールメンバー31を貼り付けてもよいことは言うまでもない。
次に、遮蔽シート40をガイドレール30,30に沿って取り付ける。まず、遮蔽シート40を下端をガイドレール30,30のガイド溝32の上端開口部から差し入れ、補強ロッド42を順に徐々に降ろして行き、最後にハンガーロッド41をガイドレール30の係止溝33に引っ掛ける。
これにより、遮蔽シート40がガイドレール30に吊り持ち保持される。次に、吊り持ちされた状態の遮蔽シート40の下端に取り付けられたフック金具51に、係止金具52を仮止めし、係止金具52のベース板54をキャビネット本体10に取り付ける位置を位置決めする。
ベース板54の位置を仮決めしたのち、あらかじめ脱脂処理されたキャビネット本体10の底部前面中央に両面粘着テープ56を介してベース板54を貼り付けることで、キャビネット本体10に係止金具52が固定される。
最後に、図9に示すように、フック金具51の係止爪53を係止金具52の差込孔57に差し込んで係止したのち、鍵穴58に付属の図示しない鍵を差し込んで鍵をかけることにより、遮蔽シート40がガイドレール30,30に沿って固定され、キャビネット本体10の前面開口部10aを覆い隠すことができる。
ロックを解錠するに当たっては、鍵穴58に鍵を差し込んで解錠したのち、リリースレバー59を下側にスライドさせることにより、係止爪53のロックが解除され、差込孔57から取り出すことが可能となる。
この例において、図2(a)に示すように、各ガイドレール30は2本のガイドレールメンバ31,31を継ぎ目なく密着させた状態で直列に繋ぎ合わせいるため、ガイドレール30の上部のガイド溝32から遮蔽シート40を送り込まなくてはならない。したがって、身長の低い女性などが遮蔽シート40を取り付けるには、多少面倒である。
そこで、そのような場合を考慮して、図10に示すように、各ガイドレールメンバ31,31の継ぎ目の間に間隙Gを設けてガイドレール30を形成することが好ましい。間隙Gは、少なくとも遮蔽シート40の補強ロッド42を挿通可能な大きさに設けられていればよい。
これによれば、間隙Gから補強ロッド42をガイドレール30のガイド溝32内に差し込んで上に送り出してゆき、半分を下側に送り込むことで、背の低い人であっても無理な体勢を強いることなく、簡単に遮蔽シート40を取り付けることができる。このような態様も本発明に含まれる。
この例では、2本のガイドレールメンバ31,31の継ぎ目に間隙部Gを設けているが、例えば3本のガイドレールメンバ31で構成した場合、それぞれの継ぎ目に間隙部Gを設けてもよい。さらには、1本のガイドレール30に継ぎ目Gとなるノッチを設けて、そこから補強ロッド42を差し込むようにしてもよい。
この実施形態では、一方の面が前面開口部10aとされ、他方の面は壁面などによって塞がれているキャビネット本体10を例にとって説明したが、キャビネット本体10の両面を前面開口部10aとして用いる場合もある、そのような場合は、両面に本発明の簡易遮蔽装置20を取り付けることが好ましく、このような態様も本発明に含まれる。
以上の説明において、キャビネット本体10は、一般的な本やファイルなどを格納するためのキャビネットを例にとって説明したが、キャビネット本体10の大きさや容積および用途は仕様に応じて任意に変更可能であり、側板にガイドレールを取付可能な構造を備えていれば、例えば商品陳列棚やCDラックなどに本発明の簡易遮蔽装置を適用することも可能である。
本発明の一実施形態に係る簡易遮蔽装置が取り付けられたキャビネット本体の斜視図。 上記キャビネット本体の(a)正面図、(b)平面図、(c)底面図および(d)側面図。 簡易遮蔽装置の分解斜視図。 (a)ガイドレールの要部断面図、(b)ガイドレールの変形例を示す要部断面図。 ガイドレールの上端側を拡大した部分拡大図。 (a)遮蔽シートの上端側の部分拡大図、(b)遮蔽シートの下端側の部分拡大図。 (a)遮蔽シートの上端側部分を拡大した側面透視図、(b)遮蔽シートの上端部分を拡大した正面透視図。 ロック手段の構成を説明するための分解斜視図。 ロック手段の構成を説明するための側面透視図。 ガイドレールの別の取付形態を説明するための説明図。
符号の説明
10 キャビネット本体
11,11 側板
12 天板
13 底板
14 棚板
20 簡易遮蔽装置
30 ガイドレール
40 遮蔽シート
41 ハンガーロッド
42 補強ロッド
50 ロック手段
51 フック金具
52 係止金具

Claims (7)

  1. 左右一対の側板と、上記各側板の上端側に架け渡される天板と、上記各側板の下端側に架け渡される底板とを有するキャビネットの前面開口部を覆い隠して、収納物の取り出しを規制する簡易遮蔽装置において、
    上記各側板に取り付けられ、上記前面開口部に沿ってガイド溝を形成する一対のガイドレールと、上記前面開口部とほぼ同じ大きさのシート体からなり、上記前面開口部の全面を覆い隠して、上記収納物を外部から遮蔽する遮蔽シートとを含み、上記遮蔽シートには、上記各ガイドレールの上端間で上記遮蔽シートの上端を吊り持ちするハンガー手段と、上記底板との間で上記遮蔽シートの下端の移動を規制するロック手段とが設けられていることを特徴とする簡易遮蔽装置。
  2. 上記ハンガー手段は、上記ガイドレール間のレール間距離よりも長い長さを有し、上記遮蔽シートの上端に一体的に取り付けられたハンガーロッドからなり、上記各ガイドレールの上端には、上記ハンガーロッドの端部が係止される係止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の簡易遮蔽装置。
  3. 上記係止部は、上記各ガイドレールの上端から下側に向かって切り欠かれた係止溝からなることを特徴とする請求項2に記載の簡易遮蔽装置。
  4. 上記遮蔽シートには、上記遮蔽シートを補強するための補強ロッドが上記ハンガーロッドに沿って平行に設けられており、上記補強ロッドは、その両端が上記ガイド溝内に摺動可能に収納されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の簡易遮蔽装置。
  5. 上記キャビネットは、内部が複数枚の棚板によって間仕切りされており、上記補強ロッドは、間仕切りされた各区画のほぼ中央に位置するように上記遮蔽シートに取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の簡易遮蔽装置。
  6. 上記各ガイドレールの一部には、上記補強ロッドの直径よりも大きな幅を有する補強ロッド挿通部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の簡易遮蔽装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の簡易遮蔽装置を備えたことを特徴とするキャビネット。
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