JP2008149400A - クーラント供給装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】工作機械に対する配置の自由度が大きくクーラントの圧力損失の少ないクーラント供給装置および方法を提供すること。
【解決手段】工作機械19に取り付けられ機械加工する工具7を冷却するクーラント16を貯蔵するタンク3と、ポンプ1を備えタンク3と配管接続された装置本体2と、柔軟性と耐圧性を有し装置本体2のクーラント吐出口4から工具7を保持するホルダ8へクーラント16を導くホース5とを備えている構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】工作機械19に取り付けられ機械加工する工具7を冷却するクーラント16を貯蔵するタンク3と、ポンプ1を備えタンク3と配管接続された装置本体2と、柔軟性と耐圧性を有し装置本体2のクーラント吐出口4から工具7を保持するホルダ8へクーラント16を導くホース5とを備えている構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、工作機械で金属の切削加工等を行うときに工具を冷却するクーラントを供給するクーラント供給装置および方法に関する。
工作機械で金属の切削加工等を行うときに工具を冷却するクーラントは一般に、ポンプでクーラント貯蔵タンクから吸い上げられ、工作機械内部に設けられた金属の配管を通して、工作機械の主軸に取り付けられたホルダへ導かれるが、近年工具の加工性を向上させるために、ポンプ性能を向上させてクーラントの噴射圧力と量を増加させることが要求されるようになってきた。
従来のクーラント供給装置においては、工作機械内部の駆動系を邪魔しないように金属のパイプが配管されている。その結果、流路を変えるためのエルボが多数接続される。エルボで流路を変えると、その部分で摩擦や乱流による圧力損失が発生する。さらに、工作機械が大型になると共にポンプから工具までの距離が長くなるため、クーラントの流路も長くなる。それに伴い直線部分でも摩擦による圧力損失が大きくなる。すると工具の先端から噴射されるクーラントの圧力が落ち、工具の加工性能に深刻な影響を与える。また従来の装置では、ポンプから工具主軸までの配管は工作機械の大型化に伴い流路が長くなる上に、機械本体内部に組み込まれているため、設置と保守点検に手間がかかる。
そこで本発明は、工作機械に対する配置の自由度が大きくクーラントの圧力損失の少ないクーラント供給装置および方法を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1の発明は、工作機械に取り付けられ機械加工する工具を冷却するクーラントを貯蔵するタンクと、ポンプを備え前記タンクと配管接続された装置本体と、柔軟性と耐圧性を有し前記装置本体のクーラント吐出口から前記工具を保持するホルダへクーラントを導くホースとを備えている構成とする。
請求項6の発明は、前記クーラント吐出口に分岐した吐出配管が接続され、それぞれの吐出配管にホースが接続されたクーラント供給装置を使い、工作機械の種類に応じて前記ホースを使い分けることで、一台のクーラント供給装置で異なる工作機械にクーラントを供給する方法とする。
請求項7の発明は、前記装置本体の底面に車輪を備えたクーラント供給装置を移動させ、異なる工作機械が個別に備えるクーラント貯蔵タンクと前記装置本体を配管接続することによって、一台のクーラント供給装置で異なる工作機械にクーラントを供給する方法とする。
本発明によれば、工作機械に対する配置の自由度が大きくクーラントの圧力損失の少ないクーラント供給装置および方法を提供することができる。
以下、本発明の5つの実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態のクーラント供給装置の構成を示す図である。ポンプ1を備えた供給装置本体2は工作機械19から完全に切り離された独立した装置であり、供給装置本体2単独でも稼動することができる。工具7による切削点に向けて吐出されるクーラント16は貯蔵タンク3に貯めてあり、貯蔵タンク3と供給装置本体2とは配管17により接続されている。供給装置本体2と工作機械19を接続するために、供給装置本体2の吐出口4に柔軟性と耐圧性を有するホース5が取り付けられている。ホース5の先端には接続金具としてオスまたはメス型のホースニップル6がはめ込まれている。一方、工作機械19の主軸には工具7を保持するための外部給油式クーラントリング付オイルホール型のホルダ8を備え、ホース5とホルダ8を接続できるようになっている。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態のクーラント供給装置の構成を示す図である。ポンプ1を備えた供給装置本体2は工作機械19から完全に切り離された独立した装置であり、供給装置本体2単独でも稼動することができる。工具7による切削点に向けて吐出されるクーラント16は貯蔵タンク3に貯めてあり、貯蔵タンク3と供給装置本体2とは配管17により接続されている。供給装置本体2と工作機械19を接続するために、供給装置本体2の吐出口4に柔軟性と耐圧性を有するホース5が取り付けられている。ホース5の先端には接続金具としてオスまたはメス型のホースニップル6がはめ込まれている。一方、工作機械19の主軸には工具7を保持するための外部給油式クーラントリング付オイルホール型のホルダ8を備え、ホース5とホルダ8を接続できるようになっている。
あるいは図2(a)に示すように、工作機械19に設けられたホース接続口10にホースニップル6を接続し、ホルダ8の脇から配管20を通してクーラント16を供給するいわゆるサイドスルー型の実施形態をとることにしても良いし、図2(b)に示すように、ホルダ8にクーラント16を供給するいわゆるスピンドルスルー型の実施形態をとることにしてもよい。
本実施の形態のクーラント供給装置は、供給装置本体2のポンプ1を稼動することによって貯蔵タンク3に蓄えられたクーラント16を配管17を通して供給装置本体2へ吸い上げる。さらに、吸い上げたクーラント16をポンプ1の作用によりホース5を通じて工作機械19の主軸に取り付けられたホルダ8へ導き、切削点へ向けてクーラント16を吐出する。供給装置本体2と工作機械19の間は柔軟性のあるホース5で繋がれているので、クーラント16の流れの向きを変える場合には緩やかに変えることができる。その結果、流れの圧力損失がパイプで組まれた配管よりも軽減されるので、流路が長くなってもクーラント16が工具7から噴出する勢いが失われにくい。また、クーラントの流路が工作機械の内部構造に依存しないのでクーラントの流路の長さを必要最小限に抑えることができる。また、供給装置本体2が工作機械19とは切り離された構造になっているので、設置と保守・点検が容易である。
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態を示す図である。本実施の形態では、供給装置本体2の吐出配管22はチーズやエルボなどの管継ぎ手11を組み合わせて複数に分岐されている。分岐された各々の吐出配管22の先には流量調節バルブ12が取り付けられている。さらに流量調節バルブ12の先方でホース5を用いて複数の工作機械を一対一の関係になるように接続した構成とする。
図3は本発明の第2の実施の形態を示す図である。本実施の形態では、供給装置本体2の吐出配管22はチーズやエルボなどの管継ぎ手11を組み合わせて複数に分岐されている。分岐された各々の吐出配管22の先には流量調節バルブ12が取り付けられている。さらに流量調節バルブ12の先方でホース5を用いて複数の工作機械を一対一の関係になるように接続した構成とする。
本実施の形態のクーラント供給装置においては、分岐された各々の吐出配管22に取り付けられた流量調節バルブ12を開くことで、ホース5で接続された複数の工作機械へ同時にクーラント16を供給することができる。逆に流量調節バルブ12を閉じることによってクーラント16の供給を停止することができる。
(第3の実施の形態)
図4は本発明の第3の実施の形態を示す図である。すなわち、ポンプ1を備えた供給装置本体2の設置底面に、車輪13を複数個設けた構成である。本実施の形態は、供給装置本体2を貯蔵タンク3と接続する配管17から分離すると、供給装置本体2は車輪13の働きにより容易に移動することができる。したがって、工作機械Aで使い終わった供給装置本体2を人力で別の工作機械Bへと移動し、工作機械B備え付けの貯蔵タンク3と接続して、工作機械Bにおける切削加工にクーラント16を供給することができる。
図4は本発明の第3の実施の形態を示す図である。すなわち、ポンプ1を備えた供給装置本体2の設置底面に、車輪13を複数個設けた構成である。本実施の形態は、供給装置本体2を貯蔵タンク3と接続する配管17から分離すると、供給装置本体2は車輪13の働きにより容易に移動することができる。したがって、工作機械Aで使い終わった供給装置本体2を人力で別の工作機械Bへと移動し、工作機械B備え付けの貯蔵タンク3と接続して、工作機械Bにおける切削加工にクーラント16を供給することができる。
(第4の実施の形態)
図5(a)、(b)は本発明の第4の実施の形態を示す図である。すなわち、工作機械19の外壁には複数のホース支持具15が取り付けられている。ホース支持具15には、ホース5およびホース先端に取り付けられたホースニップル6を通すのに十分な形および大きさの支持孔23が設けられている。供給装置本体2を使用する際には、ホース5はホース支持具15の内側の支持孔23を通して工作機械19のホルダ8ないしホース接続口10へと導かれる。
図5(a)、(b)は本発明の第4の実施の形態を示す図である。すなわち、工作機械19の外壁には複数のホース支持具15が取り付けられている。ホース支持具15には、ホース5およびホース先端に取り付けられたホースニップル6を通すのに十分な形および大きさの支持孔23が設けられている。供給装置本体2を使用する際には、ホース5はホース支持具15の内側の支持孔23を通して工作機械19のホルダ8ないしホース接続口10へと導かれる。
本実施の形態においては、ホース5はホース支持具15によって保持されるので、自重によってたわんだり、折れ曲がるのを防ぐことができる。使用後は供給装置本体2側からホース5を引っ張ってホース支持具15から抜き取る。
(第5の実施の形態)
図6は本発明の第5の実施の形態を示す図である。本実施の形態は、ポンプ1を備えた供給装置本体2とクーラント16の貯蔵タンク3が架台24上に設けられ、貯蔵タンク3と供給装置本体2は架台24上で配管接続されている構成である。
図6は本発明の第5の実施の形態を示す図である。本実施の形態は、ポンプ1を備えた供給装置本体2とクーラント16の貯蔵タンク3が架台24上に設けられ、貯蔵タンク3と供給装置本体2は架台24上で配管接続されている構成である。
本実施の形態のクーラント供給装置は上記のように構成されているので、貯蔵タンク3を元々備えていない工作機械にもクーラント16を使えるようになる。貯蔵タンク3内のクーラント16が無くなった場合は、空の貯蔵タンク3を取り出してからクーラント16の貯まった新しい貯蔵タンク3と交換してもよいし、外部から直接空の貯蔵タンク3にクーラント16を補給してもよい。
1…ポンプ、2…供給装置本体、3…貯蔵タンク、4…吐出口、5…ホース、6…ホースニップル、7…工具、8…ホルダ、9…吸込口、10…ホース接続口、11…管継ぎ手、12…流量調節バルブ、13…車輪、15…ホース支持具、16…クーラント、7,18a,18b,20,21…配管、19…工作機械、22…吐出配管、23…支持孔、24…架台。
Claims (7)
- 工作機械に取り付けられ機械加工する工具を冷却するクーラントを貯蔵するタンクと、ポンプを備え前記タンクと配管接続された装置本体と、柔軟性と耐圧性を有し前記装置本体のクーラント吐出口から前記工具を保持するホルダへクーラントを導くホースとを備えていることを特徴とするクーラント供給装置。
- 前記クーラント吐出口に複数に分岐した吐出配管が接続され、それぞれの吐出配管に接続されたホースが異なる工作機械のホルダに連結することを特徴とする請求項1に記載のクーラント供給装置。
- 前記装置本体の底面に車輪を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のクーラント供給装置。
- 前記ホースは、工作機械に設けられた支持具によって支持されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のクーラント供給装置。
- 前記装置本体と前記タンクは同一の架台上に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のクーラント供給装置。
- 請求項2に記載のクーラント供給装置を使い、工作機械の種類に応じて前記ホースを使い分けることで、一台のクーラント供給装置で異なる工作機械にクーラントを供給することを特徴とするクーラント供給方法。
- 請求項3に記載のクーラント供給装置を移動させ、異なる工作機械が個別に備えるクーラント貯蔵タンクと前記装置本体を配管接続することによって、一台のクーラント供給装置で異なる工作機械にクーラントを供給することを特徴とするクーラント供給方法。
Priority Applications (1)
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JP2006338580A JP2008149400A (ja) | 2006-12-15 | 2006-12-15 | クーラント供給装置および方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013013968A (ja) * | 2011-07-04 | 2013-01-24 | Makino Milling Mach Co Ltd | 工作機械のクーラント供給装置およびクーラント供給方法 |
CN113441783A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-09-28 | 常州工学院 | 一种建筑施工用节能型管材加工设备 |
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2006
- 2006-12-15 JP JP2006338580A patent/JP2008149400A/ja active Pending
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