JP2008148031A - 無線通信システムおよびデバイス - Google Patents

無線通信システムおよびデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2008148031A
JP2008148031A JP2006333254A JP2006333254A JP2008148031A JP 2008148031 A JP2008148031 A JP 2008148031A JP 2006333254 A JP2006333254 A JP 2006333254A JP 2006333254 A JP2006333254 A JP 2006333254A JP 2008148031 A JP2008148031 A JP 2008148031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
parent
router
child
end device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006333254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4913572B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Osawa
義孝 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2006333254A priority Critical patent/JP4913572B2/ja
Publication of JP2008148031A publication Critical patent/JP2008148031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4913572B2 publication Critical patent/JP4913572B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】子デバイスと子デバイスが接続を希望する親デバイスとの間の親子の接続を確実とし、通信トラフィックの増大を防ぐ。
【解決手段】例えば、エンドデバイス30−2に接続希望親デバイスとしてルータ20−3の識別番号#3を記憶させる。エンドデバイス30−2は、電波到達圏内のルータ20−4との間で親子関係を結ぶと、ルータ20−4が接続希望親デバイスであるか否かをチェックする。この場合、エンドデバイス30−2は、接続希望親デバイスではないと判断して、ルータ20−4を経由して接続希望親デバイス(ルータ20−3)に直接接続要求(エンドデバイス30−2を接続許可デバイスとする接続情報の作成指示)を送る。そして、ルータ20−4との親子関係を解消し、ルータ20−3にオーハン接続要求(再接続要求)を送り、ルータ20−4と新しい親子関係を結ぶ。
【選択図】 図7

Description

この発明は、デバイス間で親子の接続関係を結ぶ無線通信システムおよびこの無線通信システムに用いられるデバイスに関するものである。
近年、無線通信を利用して、環境計測・監視・制御などを行うシステムが増加している。この環境計測・監視・制御などを行う無線通信システムでは、対象エリアが比較的広い、又は、対象エリア内に無線通信の障害物が多々存在する場合が多い。このような場合、対象エリアをカバーするためには、受信器と送信器の設置位置や電波状況等の環境により直接通信できなくても、他のデバイスを中継して通信を行うことができる無線通信ネットワークを利用することが有利である。
この種の無線通信ネットワークとして、ジグビー(Zigbee(登録商標))プロトコルを利用した無線通信ネットワークが考えられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。以下、このジグビープロトコルを利用した無線通信ネットワークをジグビーネットワークと呼ぶ。
ジグビーネットワークは、ツリー構造の無線通信ネットワークであり、次のような3種類のデバイスによって構成される。
〔デバイスA(ノードA)〕
コーディネータと呼ばれ、ネットワークの基層(最上位)に唯一存在し、下位デバイスと接続通信でき、ネットワーク内の全てのデバイスに対して命令するとともに、各デバイス固有の情報および各デバイスから送られてくる情報の収集を統括する。また、ネットワーク全体の総合親局の役割を果たすとともに、自己と親子の接続関係(以下、単に親子関係と呼ぶ)を結ぶデバイスにアドレスを付番する。
〔デバイスB(ノードB)〕
ルータと呼ばれ、コーディネータよりも下層に存在し、上位デバイスおよび下位デバイスと接続通信でき、コーディネータからの命令を受けるとともに、下位デバイス(ルータ、又はエンドデバイス)を接続することができ、それらデバイスに対しては局地的な親局の役割を果たす。また、自己と親子関係を結ぶデバイスにアドレスを付番する。
〔デバイスC(ノードC)〕
エンドデバイスと呼ばれ、ネットワークの末端(最下位)に存在し、上位デバイスと接続通信でき、他のデバイスの親局にはならない。例えば、空調制御システムでは、温度センサや湿度センサなどのセンサがエンドデバイスとされる。
なお、ジグビーネットワークの各デバイスには、接続可能な下位デバイスの最大個数Cmと、ツリー構造の階層の最深度Lmがネットワークパラメータとして定められる。
図8にジグビーネットワークの単純な例を示す。同図において、1は最上位(第0層)に位置するコーディネータ、2−1,2−2はコーディネータ1の下層(第1層)に位置するルータ、2−3〜2−6はルータ2−1〜2−2の下層(第2層)に位置するルータ、3−1〜3−8はルータ2−3〜2−6の下層(第3層(最下位))に位置するエンドデバイスである。
この例において、コーディネータ1の識別番号は#0、ルータ2−1〜2−6の識別番号は#1〜#6、エンドデバイス3−1〜3−8の識別番号は#7〜#14として設定されているものとする。これらの識別番号#0〜#14は、デバイス毎に固有に定められたものであり、変わることはない。また、このジグビーネットワークにおいて、コーディネータ1には、ネットワーク全体に対して付番可能なアドレスとしてアドレスブロックAD0〜AD14が定められ、このアドレスブロックのうち「AD0」が自己のアドレスとして割り当てられるものとする。
コーディネータ1に対して、ルータ2−1を接続する場合、ルータ2−1をコーディネータ1に近づけて電源をオンとする。すると、ルータ2−1からコーディネータ1へアソシエイト(参加申請)と呼ばれる接続要求(以下、アソシエイト接続要求と呼ぶ)が送られる。コーディネータ1は、ルータ2−1からのアソシエイト接続要求を受けて、ルータ2−1に対してアドレスAD1を割り当てるとともに、ルータ2−1の識別番号#1とルータ2−1に割り当てたアドレスAD1とを対応づけて親子関係有り(「○」)として接続情報テーブルT0に書き込む。また、ルータ2−1へ、下位のデバイスへ付番可能なアドレスとして、アドレスAD1を含むアドレスブロック「AD1〜AD7」を送る。
次に、ルータ2−2をコーディネータ1に近づけて電源をオンとすると、ルータ2−2からコーディネータ1へアソシエイト接続要求が送られる。コーディネータ1は、ルータ2−2からのアソシエイト接続要求を受けて、ルータ2−2に対してアドレスAD8を割り当てるとともに、ルータ2−2の識別番号#2とルータ2−2に割り当てたアドレスAD8とを対応づけて親子関係有りとして接続情報テーブルT0に書き込む。また、ルータ2−2へ、下位のデバイスへ付番可能なアドレスとして、アドレスAD8を含むアドレスブロック「AD8〜AD14」を送る。
ルータ2−3をルータ2−1に近づけて電源をオンとすると、ルータ2−3からルータ2−1へアソシエイト接続要求が送られる。ルータ2−1は、ルータ2−3からのアソシエイト接続要求を受けて、ルータ2−3に対してアドレスAD2を割り当てるとともに、ルータ2−3の識別番号#3とルータ2−3に割り当てたアドレスAD2とを対応づけて親子関係有りとして接続情報テーブルT1に書き込む。また、ルータ2−3へ、下位のデバイスへ付番可能なアドレスとして、アドレスAD2を含むアドレスブロック「AD2〜AD4」を送る。
エンドデバイス3−1をルータ2−3に近づけて電源をオンとすると、エンドデバイス3−1からルータ2−3へアソシエイト接続要求が送られる。ルータ2−3は、エンドデバイス3−1からのアソシエイト接続要求を受けて、エンドデバイス3−1に対してアドレスAD3を割り当てるとともに、エンドデバイス3−1の識別番号#7とエンドデバイス3−1に割り当てたアドレスAD3とを対応づけて親子関係有りとして接続情報テーブルT1に書き込む。以下、同様にして、各デバイスにアドレスが割り当てられる。
なお、図8には単純な例を示したが、実際には最上位のコーディネータ1と最下位のエンドデバイス3との間にはルータ2がさらに何層も位置し、ルータ2の数やエンドデバイス3の数も増大し、大規模なネットワークとされる。また、上述において、例えばエンドデバイス3−1をルータ2−3に近づけて電源をオンとする動作は、エンドデバイス3−1(子デバイス)の電波到達圏内(直接接続圏内)にルータ2−3(親候補のデバイス)を位置させて電源をオンとする動作を意味するものであり、エンドデバイス3−1はその電波到達圏内の一番近い位置にある親候補のデバイスとしてルータ2−3と親子関係を結ぶ。他の子デバイスも同様にしてその電波到達圏内の一番近い位置にある親候補のデバイスと親子関係を結ぶ。
特開2006−5928号公報 特開2006−42370号公報
しかしながら、このジグビーネットワークでは、図9(a)に示すように、例えばエンドデバイス3−2とルータ2−3との親子関係を結ばせる際、ルータ2−3とルータ2−4が親候補のデバイスとしてエンドデバイス3−2の電波到達圏内に存在し、ルータ2−3よりもルータ2−4の方がエンドデバイス3−2に近い位置にあった場合、エンドデバイス3−2がルータ2−4と親子関係を結ぶ(図9(b)参照)。エンドデバイス3−2がルータ2−4と親子関係を一旦結ぶと、その親子関係はエンドデバイス3−2の電源がオフとされるまで解消されず、エンドデバイス3−2はルータ2−3に対する通信を行う際に、ルータ2−4を経由することになり、通信トラフィックが増大してしまう。なお、この例では、エンドデバイスとルータとの間の問題として説明したが、ルータとルータとの間、ルータとコーディネータとの間などでも同様の問題が生じる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、子デバイスと子デバイスが接続を希望する親デバイスとの間の親子の接続を確実とし、通信トラフィックの増大を防ぐことができる無線通信システムおよびデバイスを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、電波到達圏内に位置する任意の親候補のデバイスとの間で親子の接続関係を結ぶ子デバイスを備えた無線通信システムにおいて、子デバイスに、接続を希望するデバイスを接続希望親デバイスとして記憶する接続希望親デバイス記憶手段と、親子の接続関係を結んでいる現在の親デバイスが接続希望親デバイスであるか否かをチェックし、現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなかった場合、現在の親デバイスを経由して接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示する接続情報作成指示手段と、接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示した後、現在の親デバイスとの親子の接続関係を解消したうえ、電波到達圏内に位置する親候補のデバイスに再接続要求を送り、自己を接続許可デバイスとする接続情報が作成されている親候補のデバイスとの間で新しい親子の接続関係を結ぶ再接続手段とを設けたものである。
この発明において、子デバイスは、電波到達圏内に位置する任意の親候補のデバイスとの間で親子の接続関係を結ぶと、そのデバイス(現在の親デバイス)が接続希望親デバイスであるか否かをチェックする。ここで、現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなければ、現在の親デバイスを経由して接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示する。この指示を受けて、接続希望親デバイスは、接続情報として、例えば指示元の子デバイスの識別番号と割り当てるアドレスとの関係を示す情報を作成する。一方、子デバイスは、接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示した後、現在の親デバイスとの親子の接続関係を解消する。そして、電波到達圏内に位置する親候補のデバイスに再接続要求を送り、自己を接続許可デバイスとする接続情報が作成されている親候補のデバイスがあれば、すなわち電波到達圏内に接続希望親デバイスが位置していれば、この接続希望親デバイスとの間で新しい親子の接続関係を結ぶ。
なお、本発明は、無線通信システムとしてではなく、デバイス単体としても構成することができる。また、本発明のデバイスは、ツリー構造の無線通信システムにおけるエンドデバイスであってもよいし、ルータであってもよい。また、本発明の無線通信システムは、ツリー構造の無線通信システムに限られるものではなく、アドホックな無線通信システムなどであってもよい。
本発明によれば、親子の接続関係を結んでいる現在の親デバイスが接続希望親デバイスであるか否かをチェックし、現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなかった場合、現在の親デバイスを経由して接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示し、この後、現在の親デバイスとの親子の接続関係を解消したうえ、電波到達圏内に位置する親候補のデバイスに再接続要求を送り、自己を接続許可デバイスとする接続情報が作成されている親候補のデバイスとの間で新しい親子の接続関係を結ぶようにしたので、電波到達圏内に接続希望親デバイスが位置していれば、この接続希望親デバイスとの間で新しい親子の接続関係が結ばれるものとなり、子デバイスと子デバイスが接続を希望する親デバイスとの間の親子の接続を確実とし、通信トラフィックの増大を防ぐことができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。この無線通信システムは、ジグビーネットワークを利用した単純な例であり、最上位(第0層)に位置するコーディネータ10と、最下位(第3層)に位置するエンドデバイス30と、コーディネータ10とエンドデバイス30との間(第1層、第2層)に位置するルータ20とによって構成される。
この例において、コーディネータ10の識別番号は#0、ルータ20−1〜20−6の識別番号は#1〜#6、エンドデバイス30−1〜30−8の識別番号は#7〜#14として設定されているものとする。また、この無線通信システムにおいて、コーディネータ10には、ネットワーク全体に対して付番可能なアドレスとしてアドレスブロックAD0〜AD14が定められ、このアドレスブロックのうち「AD0」が自己のアドレスとして割り当てられるものとする。
この無線通信システムにおいても、図8に示したジグビーネットワークと同様に、コーディネータ10に対して、ルータ20−1を接続する場合、ルータ20−1をコーディネータ10に近づけて電源をオンとする。すると、ルータ20−1からコーディネータ10へアソシエイト接続要求が送られ、コーディネータ10との間で親子関係が結ばれる。これにより、ルータ20−1へアドレスAD1が割り当てられ、コーディネータ10の接続情報テーブルT0にルータ20−1に割り当てたアドレスAD1と識別番号#1との対応関係が書き込まれる。
同様にして、コーディネータ10とルータ20−2との間、ルータ20−1とルータ20−3および20−4との間、ルータ20−2とルータ20−5および20−6との間、ルータ20−3とエンドデバイス30−1および30−2との間、ルータ20−4とエンドデバイス30−3および30−4との間、ルータ20−5とエンドデバイス30−5および30−6との間、ルータ20−6とエンドデバイス30−7および30−8との間で親子関係が結ばれる。
これにより、ルータ20−2へアドレスAD8が割り当てられ、コーディネータ10の接続情報テーブルT0にルータ20−2に割り当てたアドレスAD8と識別番号#2との対応関係が書き込まれる。また、ルータ20−3,20−4にアドレスAD2,AD5が割り当てられ、ルータ20−1の接続情報テーブルT1にルータ20−3,20−4に割り当てたアドレスAD2,AD5と識別番号#3,#4との対応関係が書き込まれる。また、ルータ20−5,20−6にアドレスAD9,AD12が割り当てられ、ルータ20−2の接続情報テーブルT1にルータ20−5,20−6に割り当てたアドレスAD9,AD12と識別番号#5,#6との対応関係が書き込まれる。
また、エンドデバイス30−1,30−2にアドレスAD3,AD4が割り当てられ、ルータ20−3の接続情報テーブルT1にエンドデバイス30−1,30−2に割り当てたアドレスAD3,AD4と識別番号#7,#8との対応関係が書き込まれる。また、エンドデバイス30−3,30−4にアドレスAD6,AD7が割り当てられ、ルータ20−4の接続情報テーブルT1にエンドデバイス30−3,30−4に割り当てたアドレスAD6,AD7と識別番号#9,#10との対応関係が書き込まれる。
また、エンドデバイス30−5,30−6にアドレスAD10,AD11が割り当てられ、ルータ20−5の接続情報テーブルT1にエンドデバイス30−5,30−6に割り当てたアドレスAD10,AD11と識別番号#11,#12との対応関係が書き込まれる。また、エンドデバイス30−7,30−8にアドレスAD13,AD14が割り当てられ、ルータ20−6の接続情報テーブルT1にエンドデバイス30−7,30−8に割り当てたアドレスAD13,AD14と識別番号#13,#14との対応関係が書き込まれる。
この無線通信システムにおいて、ルータ20およびエンドデバイス30は、本実施の形態特有の機能として、接続を希望するデバイス(接続希望親デバイス)との間の親子の接続を確実とする再接続機能を備えている。また、コーディネータ10およびルータ20は、子デバイスから送られてくるその子デバイスを接続許可デバイスとする接続情報の作成指示を接続希望親デバイスへ送る接続情報作成指示転送機能と、接続希望親デバイスとして他のデバイスから接続情報の作成指示を受けた場合にその接続情報を作成する接続情報作成機能を備えている。これらの機能については後述する。
図2にコーディネータ10の概略的なブロック図を示す。コーディネータ10は、処理部10Aと、RAM10Bと、EEPROM10Cと、RF回路(無線送受信回路)10Dとを備えている。処理部10Aは、上述した接続情報作成指示転送機能、接続情報作成機能の他、基本的な機能として、ネットワーク宣言機能、親ノード機能、通信機能(ノード間通信機能、通信中継機能)などを備えている。これらの機能は、処理部10Aが実行するプログラムに従う処理動作として得られる。なお、EEPROM10Cにはコーディネータ10の識別番号が格納され、RAM10Bにはネットワーク全体に対して付番可能なアドレスブロック、コーディネータ10に対して割り当てられるアドレス、接続情報テーブルT0などが格納される。
図3にルータ20の概略的なブロック図を示す。ルータ20は、処理部20Aと、RAM20Bと、EEPROM20Cと、RF回路20Dとを備えている。処理部20Aは、上述した再接続機能、接続情報作成指示転送機能、接続情報作成機能の他、基本的な機能として、親ノード機能、通信機能(ノード間通信機能、通信中継機能)などを備えている。これらの機能は、処理部20Aが実行するプログラムに従う処理動作として得られる。なお、EEPROM20Cにはルータ20の識別番号、接続希望親デバイスの識別番号などが格納される。RAM20Bには、ルータ20に対して割り当てられるアドレス、上位のデバイスから送られてくる下位のデバイスに対して付番可能なアドレスブロック、接続情報テーブルT1などが格納される。
図3には、ルータ20を代表してルータ20−1を示しており、ルータ20−1の識別番号として#1が、ルータ20−1の接続希望親デバイスとしてコーディネータ10の識別番号#0がEEPROM20Cに格納されている。
図4にエンドデバイス30の概略的なブロック図を示す。エンドデバイス30は、処理部30Aと、RAM30Bと、EEPROM30Cと、RF回路30Dとを備えている。処理部30Aは、上述した切断再接続機能の他、基本的な機能として、子ノード機能、通信機能(ノード間通信機能)などを備えている。これらの機能は、処理部30Aが実行するプログラムに従う処理動作として得られる。なお、EEPROM30Cには、エンドデバイス30の識別番号、接続希望親デバイスの識別番号などが格納される。RAM30Bには、エンドデバイス30に対して割り当てられるアドレスなどが格納される。
図4には、エンドデバイス30を代表してエンドデバイス30−1を示しており、エンドデバイス30−1の識別番号として#7が、エンドデバイス30−1の接続希望親デバイスとしてルータ20−3の識別番号がEEPROM30Cに#3が格納されている。
〔電波到達圏内の親候補のデバイスとの接続〕
この無線通信システムにおいて、図5(a)に示すように、例えばエンドデバイス30−2とルータ20−3との間に親子関係を結ばせる際、ルータ20−3とルータ20−4が親候補のデバイスとしてエンドデバイス30−2の電波到達圏内に存在し、ルータ20−3よりもルータ20−4の方がエンドデバイス30−2に近い位置にあったとする。この場合、エンドデバイス30−2は、ルータ20−4と親子関係を結ぶ(図5(b)参照)。
〔接続希望親デバイスでなかった場合の再接続〕
エンドデバイス30−2は、ルータ20−4と親子関係を結ぶと(図6に示すステップ101のYES)、ルータ20−4(現在の親デバイス)が接続希望親デバイスであるか否かをチェックする(ステップ102)。この場合、エンドデバイス30−2には、接続希望親デバイスとしてルータ20−3の識別番号#3が設定されており、ルータ20−4の識別番号#4とは異なる。したがって、エンドデバイス30−2は、ルータ20−4(現在の親デバイス)は接続希望親デバイスではないと判断する。
エンドデバイス30−2は、ルータ20−4を接続希望親デバイスではないと判断すると(ステップ102のNO)、ルータ20−4を経由して接続希望親デバイスであるルータ20−3に直接接続要求(自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成指示)を送る(ステップ103、図7(a)参照)。ルータ20−3は、この直接接続要求を受けて、接続許可デバイスとしてエンドデバイス30−2の識別番号#8を登録する。また、エンドデバイス30−2の識別番号#8と対応づけて、エンドデバイス30−2に割り当てるべきアドレス(この例では、アドレスAD4)を決定する。これにより、エンドデバイス30−2を接続許可デバイスとする接続情報がルータ20−3内に作成される。これをダイレクトジョイン(Direct-Join)と呼ぶ。
次に、エンドデバイス30−2は、自己の電源をオフとする(ステップ104)。この電源のオフにより、エンドデバイス30−2に割り当てられているアドレスAD6が消去され、ルータ20−4の接続情報テーブルT1からエンドデバイス30−2との親子関係を示す情報が削除され(図7(b)参照)、エンドデバイス30−2のルータ20−4との親子関係が解消される。
そして、エンドデバイス30−2は、オーファンと呼ばれる再接続要求(以下、オーファン接続要求と呼ぶ)を電波到達圏内に位置する親候補のデバイスへ送る(ステップ105)。ルータ20−3は、このエンドデバイス30−2からのオーファン接続要求を受けて、エンドデバイス30−2を接続許可デバイスとする接続情報が作成されているか否かをチェックする。この場合、エンドデバイス30−2を接続許可デバイスとする接続情報が作成されているので、ルータ20−3は、その接続情報からエンドデバイス30−2の識別番号#8に対応するアドレスAD4を読み出し、エンドデバイス30−2に割り当てる(図7(c)参照)。
このようにして、エンドデバイス30−2とルータ20−3との間で新たな親子関係が結ばれ、ルータ20−3がエンドデバイス30−2の新たな親デバイスとなる。これにより、エンドデバイス30−2とエンドデバイス30−2が接続を希望するルータ20−3との間の親子の接続が確実となり、通信トラフィックの増大が防がれる。
エンドデバイス30−2は、ルータ20−3とのオーファンによる接続に成功すると(ステップ106のYES)、一定時間の経過を待って(ステップ107)、ステップ102へ戻る。この場合、エンドデバイス30−2は、現在の親デバイスが接続希望親デバイスとなったなったことを確認して(ステップ102のYES)、一連の動作を終了する。
なお、ルータ20−3とのオーファンによる接続に成功しなかった場合には(ステップ106のNO)、電波到達圏内の他のデバイスにアソシエイト接続要求を送り(ステップ108)、そのデバイスとの接続を図る。この場合、ルータ20−4にアソシエイト接続要求が送られ、ルータ20−4との接続が図られる。そして、アソシエイト接続の成功を確認した後(ステップ109のYES)、一定時間の経過を待って(ステップ107)、ステップ102へ戻る。以下、現在の親デバイスが接続希望親デバイスとなるまで、同様動作を繰り返す。
上述においては、エンドデバイス30−2とルータ20−3との間に親子関係を結ばせる際の再接続動作について説明したが、例えば、ルータ20−4とルータ20−1との間に親子関係を結ばせる際にも同様にして、ルータ20−4における再接続機能が働き、ルータ20−4とルータ20−1との間の親子の接続が確実に行われる。また、ルータ20−2とコーディネータ10との間に親子関係を結ばせる際にも同様にして、ルータ20−2における再接続機能が働き、ルータ20−2とコーディネータ10との間の親子の接続が確実に行われる。他のデバイス間でも同様にして、子デバイスにおいて再接続機能が働き、親子の接続が確実に行われる。
また、上述においては、ツリー構造の無線通信システムを例にとって説明したが、アドホックな無線通信システムなどであっても同様にして適用することが可能である。
本発明に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 この無線通信システムに用いるコーディネータの概略的なブロック図である。 この無線通信システムに用いるルータの概略的なブロック図である。 この無線通信システムに用いるエンドデバイスの概略的なブロック図である。 エンドデバイス(子デバイス)が電波到達圏内の任意のルータ(親候補のデバイス)と親子関係を結ぶ状況を説明する図である 子デバイスにおける再接続機能の処理動作を示すフローチャートである。 現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなかった場合の再接続時の動作を説明する図である。 従来のジグビーネットワークの単純な例を示す図である。 このジグビーネットワークにおいてエンドデバイスとルータとの間の親子の接続を行う場合の問題を説明する図である。
符号の説明
10…コーディネータ、10A…処理部、10B…ROM、10C…EEPROM、10D…RF回路、20(20−1〜20−6)…ルータ、20A…処理部、20B…ROM、20C…EEPROM、20D…RF回路、30(30−1〜30−8)…エンドデバイス、30A…処理部、30B…ROM、30C…EEPROM、30D…RF回路、T0,T1…接続情報テーブル。

Claims (2)

  1. 電波到達圏内に位置する任意の親候補のデバイスとの間で親子の接続関係を結ぶ子デバイスを備えた無線通信システムにおいて、
    前記子デバイスは、
    接続を希望するデバイスを接続希望親デバイスとして記憶する接続希望親デバイス記憶手段と、
    親子の接続関係を結んでいる現在の親デバイスが前記接続希望親デバイスであるか否かをチェックし、現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなかった場合、現在の親デバイスを経由して接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示する接続情報作成指示手段と、
    前記接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示した後、前記現在の親デバイスとの親子の接続関係を解消したうえ、電波到達圏内に位置する親候補のデバイスに再接続要求を送り、自己を接続許可デバイスとする接続情報が作成されている親候補のデバイスとの間で新しい親子の接続関係を結ぶ再接続手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 電波到達圏内に位置する任意の親候補のデバイスとの間で親子の接続関係を結ぶデバイスにおいて、
    接続を希望するデバイスを接続希望親デバイスとして記憶する接続希望親デバイス記憶手段と、
    親子の接続関係を結んでいる現在の親デバイスが前記接続希望親デバイスであるか否かをチェックし、現在の親デバイスが接続希望親デバイスでなかった場合、現在の親デバイスを経由して接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示する接続情報作成指示手段と、
    前記接続希望親デバイスに自己を接続許可デバイスとする接続情報の作成を指示した後、前記現在の親デバイスとの親子の接続関係を解消したうえ、電波到達圏内に位置する親候補のデバイスに再接続要求を送り、自己を接続許可デバイスとする接続情報が作成されている親候補のデバイスとの間で新しい親子の接続関係を結ぶ再接続手段と
    を備えることを特徴とするデバイス。
JP2006333254A 2006-12-11 2006-12-11 無線通信システムおよびデバイス Active JP4913572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333254A JP4913572B2 (ja) 2006-12-11 2006-12-11 無線通信システムおよびデバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006333254A JP4913572B2 (ja) 2006-12-11 2006-12-11 無線通信システムおよびデバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008148031A true JP2008148031A (ja) 2008-06-26
JP4913572B2 JP4913572B2 (ja) 2012-04-11

Family

ID=39607710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006333254A Active JP4913572B2 (ja) 2006-12-11 2006-12-11 無線通信システムおよびデバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4913572B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017030181A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 ヤマハ株式会社 通信システム、通信機器および通信機器管理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168881A (ja) * 1999-09-30 2001-06-22 Toshiba Corp 無線通信ネットワークシステムとその無線機器
JP2004357254A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Yamatake Corp 無線通信システム
JP2006005928A (ja) * 2004-06-14 2006-01-05 Samsung Electronics Co Ltd ジグビーネットワークデバイス、および、アドレス割り当て方法
JP2006074560A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd 無線接続方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001168881A (ja) * 1999-09-30 2001-06-22 Toshiba Corp 無線通信ネットワークシステムとその無線機器
JP2004357254A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Yamatake Corp 無線通信システム
JP2006005928A (ja) * 2004-06-14 2006-01-05 Samsung Electronics Co Ltd ジグビーネットワークデバイス、および、アドレス割り当て方法
JP2006074560A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Tokyo Seimitsu Co Ltd 無線接続方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017030181A1 (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 ヤマハ株式会社 通信システム、通信機器および通信機器管理方法
CN107926068A (zh) * 2015-08-19 2018-04-17 雅马哈株式会社 通信系统、通信装置和通信装置管理方法
US10587953B2 (en) 2015-08-19 2020-03-10 Yamaha Corporation Communication system, communication device, and communication device management method
US10659879B2 (en) 2015-08-19 2020-05-19 Yamaha Corporation Communication system, communication device, and communication device management method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4913572B2 (ja) 2012-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882555B2 (ja) 無線ブリッジ通信機
JP4846398B2 (ja) 通信システム
US9185630B2 (en) Management of the connections of relay nodes to form an ad hoc network
US20020169886A1 (en) Communication device and communication control device for enabling operation of control protocol for one network on other types of networks
WO2004068742A1 (ja) 移動体無線端末装置
JP2001016258A (ja) パケット通信方法およびノード装置
JP2009081585A (ja) ネットワークシステム、通信方法、従属無線装置及び制御無線装置
CN107113892A (zh) 一种网关设备自动组网的方法及装置
JP4851311B2 (ja) 無線通信システム
JP5801887B2 (ja) 無線ネットワークのノード間で通信するためのシステムおよび方法
JP2008148029A (ja) 無線通信システムおよびデバイス
US20170034116A1 (en) Virtual communication protocol built in physical communication protocol
JP4913572B2 (ja) 無線通信システムおよびデバイス
JP5080072B2 (ja) 無線通信システムおよびデバイス
JP4322879B2 (ja) 通信機器用の接続装置
JP4933238B2 (ja) 無線通信システムおよびデバイス
JP5325183B2 (ja) 無線通信システム
JP2010034986A (ja) 無線通信システム及び無線通信試験方法並びに無線通信システム試験プログラム
JP4315063B2 (ja) 情報通信装置および情報通信システム
JP2011101280A (ja) 無線通信システム
CN114666208B (zh) 网关系统、节点管理方法、电子设备和存储介质
JP5438711B2 (ja) 無線通信システム
JP2011101281A (ja) 無線通信システム
JP2007243792A (ja) 通信機器用の接続装置。
KR101583559B1 (ko) 분산 서비스 시스템 및 분산 서비스 시스템 구축 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4913572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127

Year of fee payment: 3