JP2010034986A - 無線通信システム及び無線通信試験方法並びに無線通信システム試験プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】フィールド上に配置したセンサ端末と複数の中継端末に対して、中継端末のスイッチを切っている状態で、データが正常に取得できる場合は、当該中継端末は必要ない。また、データが正常に取得できない場合は、当該中継端末は必要となる。監視装置では、各センサ端末からのデータが中継端末を介して正常に取得できるか否かによって中継端末の要不要を判断する。本発明では、マルチホップ無線通信ネットワークにおいて、無線通信上で不必要なノードを効率良く特定するシステム及び試験方法を提供する。
【解決手段】複数のノードで構成されるマルチホップ無線通信ネットワークにおいて、親ノードからある子ノードを無線通信ネットワークに接続させるか否かを子ノードに記録し、子ノードは該記録によって接続させないノードに対して無線通信を行うか否かを判定する。
【選択図】図10
【解決手段】複数のノードで構成されるマルチホップ無線通信ネットワークにおいて、親ノードからある子ノードを無線通信ネットワークに接続させるか否かを子ノードに記録し、子ノードは該記録によって接続させないノードに対して無線通信を行うか否かを判定する。
【選択図】図10
Description
本発明は、無線通信ネットワークシステムに関し、特にマルチホップ無線通信ネットワークシステムにおける制御方法及び試験方法に関する。
マルチホップ無線通信ネットワークとは、データを直接、送信元ノード(送信元端末)から最終目的ノード(最終目的端末)へ伝送するのではなく1つ以上の中継ノードを経由して伝送するものである。マルチホップ無線通信ネットワークでは、中継ノードの設置数を増やすことによって、無線送信パワーを増加させることなく通信距離の延長を図ることが可能である。
なお、データ等を送信するノードを親ノードと言い、そのデータ等を受信したノードを子ノードと言う。更に、その子ノードが他のノードに対してデータ等を送信した場合には、送信したその子ノードが親ノードでそのデータ等を受信したノードを子ノードと言う。
なお、データ等を送信するノードを親ノードと言い、そのデータ等を受信したノードを子ノードと言う。更に、その子ノードが他のノードに対してデータ等を送信した場合には、送信したその子ノードが親ノードでそのデータ等を受信したノードを子ノードと言う。
また、マルチホップ無線通信ネットワークにおいて、無線センサネットワークとは、センサ端末(センサを有する無線ノード)を多数配置し、センサからの情報をセンサ端末(以降、センサを具備する無線ノードをセンサ端末と称する)若しくは中継ノード(以降、中継ノードを中継端末と称する)を経由して監視装置に集めて利用するものである。
無線センサネットワークシステムの適用先にとしては、例えば、ホームオートメーションやビルディングオートメーション、ファクトリオートメーションがある。これらにおいては、小型で安価なセンサ端末と中継端末を、多数設置してネットワークを構築し、きめ細かくセンサからデータを収集し、制御するものである。
なお、センサの種類は、データ収集若しくは制御の目的に応じて定められ、例えば、温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、パーティクルカウンタ、赤外線センサ、等、1つのシステムにおいて、1種類乃至複数種類のセンサを用いる。
無線センサネットワークシステムの適用先にとしては、例えば、ホームオートメーションやビルディングオートメーション、ファクトリオートメーションがある。これらにおいては、小型で安価なセンサ端末と中継端末を、多数設置してネットワークを構築し、きめ細かくセンサからデータを収集し、制御するものである。
なお、センサの種類は、データ収集若しくは制御の目的に応じて定められ、例えば、温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、パーティクルカウンタ、赤外線センサ、等、1つのシステムにおいて、1種類乃至複数種類のセンサを用いる。
マルチホップ無線通信ネットワークシステムにおいて、通信経路を設定する方法としては、種々の提案がなされている。
例えば、非特許文献1には、マルチホップ無線通信ネットワークにおける経路設定として、リンク品質指数を用いた方法が記載されている。リンク品質指数とは、受信電波の強度と、マルチパス・フェージングやノイズ干渉電波などの影響を総合的に反映する通信リンク品質指数である。アプリケーションは、これらの情報を利用して、干渉電波が多い経路を避けて、より通信品質が良いリンクを採用している。
また、特許文献1には、センサノードから送信される情報を可能な限りリアルタイムで転送しながら、センサネットワークシステムの通信経路の負荷が過大になるのを抑制することによって信頼性を高める方法が記載されている。
また、特許文献2には、マルチホップ無線通信ネットワークシステムの保守作業などを行う際に、マルチホップネットワークシステムに用いられているリンク情報を使用して、例えばモバイルPC(Personal Computer)等の利用者が携帯する検索用端末装置と、目的のノード(目的の端末)までの各経路のホップ数(通信中の中継端末の数)を収集し、収集したホップ数の値で目的の端末までの近さを表示する方法が記載されている。
例えば、非特許文献1には、マルチホップ無線通信ネットワークにおける経路設定として、リンク品質指数を用いた方法が記載されている。リンク品質指数とは、受信電波の強度と、マルチパス・フェージングやノイズ干渉電波などの影響を総合的に反映する通信リンク品質指数である。アプリケーションは、これらの情報を利用して、干渉電波が多い経路を避けて、より通信品質が良いリンクを採用している。
また、特許文献1には、センサノードから送信される情報を可能な限りリアルタイムで転送しながら、センサネットワークシステムの通信経路の負荷が過大になるのを抑制することによって信頼性を高める方法が記載されている。
また、特許文献2には、マルチホップ無線通信ネットワークシステムの保守作業などを行う際に、マルチホップネットワークシステムに用いられているリンク情報を使用して、例えばモバイルPC(Personal Computer)等の利用者が携帯する検索用端末装置と、目的のノード(目的の端末)までの各経路のホップ数(通信中の中継端末の数)を収集し、収集したホップ数の値で目的の端末までの近さを表示する方法が記載されている。
一方、センサネットワークシステムの運用先では、スター型、メッシュ型、クラスタツリー型が混在したネットワークトポロジが良く利用されている。センサネットワークシステムでは、複数のノード(センサ端末若しくは中継端末)を配置して、所望のデータを収集する。
このとき各ノード(センサ端末若しくは中継端末)の配置は、運用先の諸条件によって限定される。例えば、電源の有無、天井や壁、機器の有無、等である。
また更に、センサネットワークシステムを構成するための中継端末は、ネットワークの冗長性や信頼性の観点から、設置数を増やしたメッシュトポロジを構成する場合が多い。このような中継端末を数多く設置するためには、それらの中継端末に対して、小型化及び低価格化が求められている。しかし、運用先(ユーザ)としては、中継端末の数は少ない方がコスト面で望ましい。従って、ユーザは、センサネットワークシステムを構築する際に、適用先の条件に応じてノードの必要性を考慮しつつ、信頼性のある配置を決定する必要がある。
このとき各ノード(センサ端末若しくは中継端末)の配置は、運用先の諸条件によって限定される。例えば、電源の有無、天井や壁、機器の有無、等である。
また更に、センサネットワークシステムを構成するための中継端末は、ネットワークの冗長性や信頼性の観点から、設置数を増やしたメッシュトポロジを構成する場合が多い。このような中継端末を数多く設置するためには、それらの中継端末に対して、小型化及び低価格化が求められている。しかし、運用先(ユーザ)としては、中継端末の数は少ない方がコスト面で望ましい。従って、ユーザは、センサネットワークシステムを構築する際に、適用先の条件に応じてノードの必要性を考慮しつつ、信頼性のある配置を決定する必要がある。
ユーザのコスト面を考えて、設置する中継端末の数をより少なくするようにセンサネットワークシステムを構築する場合には、適用先の条件に応じて、中継端末の必要性を考慮しつつ、信頼性のある配置を決定する必要がある。従来は、フィールド上に配置したセンサ端末と複数の中継端末に対して、1つ1つ中継端末の電源スイッチを入り切りして、当該中継端末がネットワークの通信で必要であるか否かを、作業者が判断していた。
例えば、まず中継端末の電源スイッチが入れられている状態(動作状態)でデータが正常に取得できたときに、次に、その中継端末のスイッチを切られている状態(休止状態)で、データが正常に取得できる場合には、当該中継端末が必要ないと判断できる。また、データが正常に取得できなかった場合は、当該中継端末は必要となる。このように、監視装置では、各センサ端末からのデータを、中継端末を介して正常に取得できていることによって中継端末の要不要を判断する。
しかし、多数の中継端末それぞれについて、電源スイッチの入り切りを行って当該中継端末の要不要を判断するには、多大の労力が必要であった。例えば、中継端末は、通常天井や壁の中、等の隠れた見えない場所や通行に支障のない場所に設置されており、それらを駆動する電源も同様である。従ってそれら中継端末それぞれの電源の入り切りのためには、通常、天井や壁等のカバーを除去する作業から始める必要がある。また、作業終了時には元に戻さなければならない。
本発明は、上記のような問題に鑑み、マルチホップ無線通信ネットワークシステムにおいて、複数配置された中継端末の中で無線通信上不必要な中継端末を、ハード的な処理によらず、ソフト的な処理によって効率良く特定する試験システム及び試験方法並びにそのプログラムを提供するものである。
例えば、まず中継端末の電源スイッチが入れられている状態(動作状態)でデータが正常に取得できたときに、次に、その中継端末のスイッチを切られている状態(休止状態)で、データが正常に取得できる場合には、当該中継端末が必要ないと判断できる。また、データが正常に取得できなかった場合は、当該中継端末は必要となる。このように、監視装置では、各センサ端末からのデータを、中継端末を介して正常に取得できていることによって中継端末の要不要を判断する。
しかし、多数の中継端末それぞれについて、電源スイッチの入り切りを行って当該中継端末の要不要を判断するには、多大の労力が必要であった。例えば、中継端末は、通常天井や壁の中、等の隠れた見えない場所や通行に支障のない場所に設置されており、それらを駆動する電源も同様である。従ってそれら中継端末それぞれの電源の入り切りのためには、通常、天井や壁等のカバーを除去する作業から始める必要がある。また、作業終了時には元に戻さなければならない。
本発明は、上記のような問題に鑑み、マルチホップ無線通信ネットワークシステムにおいて、複数配置された中継端末の中で無線通信上不必要な中継端末を、ハード的な処理によらず、ソフト的な処理によって効率良く特定する試験システム及び試験方法並びにそのプログラムを提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の無線通信システムは、監視装置、並びに、複数のセンサ端末及び複数の中継端末で構成されるマルチホップ無線通信ネットワークシステムにおいて、親ノードからある子ノードを無線通信ネットワークに接続させるか否かを子ノードに記録し、子ノードはその記録によって接続させないノードに対して無線通信を行うか否かを判定して、通信を行う無線通信試験システム及び無線通信試験方法並びにそのプログラムを提供するものである。
即ち、本発明の無線通信システムは、センサを備え、該センサが取得したデータを送信するセンサ端末と、前記センサ端末から送信されたデータを監視装置に中継する中継端末と、前記中継端末を介して受信した前記センサ端末から送信されたデータを受信する前記監視装置とで構成され、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記監視装置、前記中継端末、及び前記センサ端末は、それぞれ、マルチホップネットワークを構成するための経路情報を記録する記憶部と、該記録された経路情報を参照して経路を設定する制御部とを備え、前記監視装置は、更に、ユーザの指示によって前記中継端末のいずれかを透過ノードとして設定するための入出力装置と、設定された前記透過ノードの設定情報を前記中継端末及び前記センサ端末に送信する透過ノード設定手段を備え、前記透過ノードの設定情報を受信した前記中継端末及び前記センサ端末は、自己の記憶部に記録された前記経路情報を参照して、前記透過ノードとして設定された中継端末がある場合には、当該中継端末にデータを送信しない経路設定手段を備えたものである。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システムにおいて、前記監視装置は、前記中継端末のいずれかが透過ノードとして設定された場合に、前記センサ端末から送信された前記センサが取得したデータを受信したか否かを判定する手段を備え、前記データを受信した場合には、当該透過ノード設定された中継端末を不要と判断し、前記データを受信しない場合には、当該透過ノード設定された中継端末を必要と判断するようにしたものである。
即ち、本発明の無線通信システムは、センサを備え、該センサが取得したデータを送信するセンサ端末と、前記センサ端末から送信されたデータを監視装置に中継する中継端末と、前記中継端末を介して受信した前記センサ端末から送信されたデータを受信する前記監視装置とで構成され、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムにおいて、前記監視装置、前記中継端末、及び前記センサ端末は、それぞれ、マルチホップネットワークを構成するための経路情報を記録する記憶部と、該記録された経路情報を参照して経路を設定する制御部とを備え、前記監視装置は、更に、ユーザの指示によって前記中継端末のいずれかを透過ノードとして設定するための入出力装置と、設定された前記透過ノードの設定情報を前記中継端末及び前記センサ端末に送信する透過ノード設定手段を備え、前記透過ノードの設定情報を受信した前記中継端末及び前記センサ端末は、自己の記憶部に記録された前記経路情報を参照して、前記透過ノードとして設定された中継端末がある場合には、当該中継端末にデータを送信しない経路設定手段を備えたものである。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システムにおいて、前記監視装置は、前記中継端末のいずれかが透過ノードとして設定された場合に、前記センサ端末から送信された前記センサが取得したデータを受信したか否かを判定する手段を備え、前記データを受信した場合には、当該透過ノード設定された中継端末を不要と判断し、前記データを受信しない場合には、当該透過ノード設定された中継端末を必要と判断するようにしたものである。
また、本発明の無線通信システム試験方法は、複数のノードで構成される無線通信システム試験方法であって、所定の子ノードから親ノードにマルチホップ無線通信する場合の経路情報をそれぞれのノードの経路設定テーブルに記録し、前記親ノードが送信した透過ノード情報を受信した前記複数のノードは、前記記録された経路情報を参照して、受信した前記透過ノード情報に対応するノードを経路として使用しないことを特徴とする無線通信システム試験方法である。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記経路として使用しないように設定した透過ノードについて、所定の子ノードからのデータが送信されるか否かに基づいて、前記透過ノードとして設定されたノードが不要か否かを判定することを特徴とする。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記経路として使用しないように設定した透過ノードについて、所定の子ノードからのデータが送信されるか否かに基づいて、前記透過ノードとして設定されたノードが不要か否かを判定することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システム試験方法は、センサを備え、該センサが取得したデータを送信するセンサ端末と、前記センサ端末から送信されたデータを監視装置に中継する中継端末と、前記中継端末を介して受信した前記センサ端末から送信されたデータを受信する前記監視装置とで構成され、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムの無線通信システム試験方法において、前記監視装置が、ユーザの指示によって前記中継端末のうちから所定の中継端末を透過ノードに設定し、透過ノード設定コマンドを生成し、前記透過ノード設定コマンドを前記中継端末に送信するステップと、前記中継端末が前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記透過ノード設定コマンドを前記センサ端末に送信するステップと、前記センサ端末が、前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、前記透過ノード設定コマンドを受信した前記中継端末及び前記センサ端末それぞれが、透過ノード設定処理を実行するステップと、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録されている隣接ノードに、前記透過ノードに設定された中継端末が含まれている場合に、前記透過ノードに設定された中継端末以外の隣接ノードを次の中継先と決定する経路設定処理ステップと、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定した経路に則り、前記中継端末に経路設定終了イベントを送信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、を備えたものである。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記監視装置が前記透過ノード設定コマンドを前記中継端末に送信するステップは、前記監視装置に記録された経路設定テーブルを参照して送信することを特徴とする。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記透過ノード設定処理を実行するステップは、前記中継端末が透過ノードであることを、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録するステップであることを特徴とする無線通信システム試験方法。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記監視装置が前記透過ノード設定コマンドを前記中継端末に送信するステップは、前記監視装置に記録された経路設定テーブルを参照して送信することを特徴とする。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、前記透過ノード設定処理を実行するステップは、前記中継端末が透過ノードであることを、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録するステップであることを特徴とする無線通信システム試験方法。
また好ましくは、上記本発明の無線通信システム試験方法は、更に、前記監視装置が経路設定開始コマンドをマルチキャストで送信するステップと、前記中継端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定開始コマンドを更にマルチキャストで送信するステップと、前記センサ端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、前記受信した前記経路設定開始コマンドがどの中継端末から送信されたかをそれぞれの前記経路設定テーブルに記録することによって、前記中継端末及び前記センサ端末が、それぞれ、経路設定処理を実行する経路設定処理ステップと、前記経路設定処理ステップを実行後に、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定された経路に経路設定終了イベントを送信するステップと、前記中継端末が前記経路設定終了イベントを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、前記監視装置が、前記センサ端末からの経路設定終了イベントを前記中継端末を介して受信し、経路設定処理を終了する経路設定処理終了ステップと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システム試験プログラムは、前記監視装置が経路設定開始コマンドをマルチキャストで送信するステップと、前記中継端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定開始コマンドを更にマルチキャストで送信するステップと、前記センサ端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、前記受信した前記経路設定開始コマンドがどの中継端末から送信されたかをそれぞれの前記経路設定テーブルに記録することによって、前記中継端末及び前記センサ端末が、それぞれ、経路設定処理を実行する経路設定処理ステップと、前記経路設定処理ステップを実行後に、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定された経路で経路設定終了イベントを送信するステップと、前記中継端末が前記経路設定終了イベントを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、前記監視装置が、前記センサ端末からの経路設定終了イベントを前記中継端末を介して受信し、経路設定処理を終了する経路設定処理終了ステップと、前記監視装置が、ユーザの指示によって所定の中継端末を透過ノードに設定し、透過ノード設定コマンドを生成し、前記透過ノード設定コマンドを前記経路設定処理ステップで設定された経路で前記中継端末に送信するステップと、前記中継端末が前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、前記中継端末が、受信した前記透過ノード設定コマンドをセンサ端末に送信するステップと、前記センサ端末が、前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、前記透過ノード設定コマンドを受信した前記中継端末及び前記センサ端末それぞれが、前記中継端末が透過ノードであることを、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録する透過ノード設定処理ステップと、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録されている隣接ノードに、前記透過ノードに設定された中継端末が含まれている場合に、前記透過ノードに設定された中継端末以外の隣接ノードを次の中継先と決定する経路設定処理ステップと、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定で前記中継端末に経路設定終了イベントを送信するステップと、前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、を備えたものである。
本発明によれば、マルチホップ無線通信ネットワークシステムにおいて、複数台設置された中継端末の中から、無線通信上不必要な中継端末を、効率良く特定することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
図1によって、本発明の無線通信システムの構成を説明する。図1は、本発明のマルチホップ無線通信ネットワークシステムの、一実施例の構成を示すブロック図である。101は監視装置、102は中継端末、103はセンサ端末、104はセンサ端末103のセンサ、105はセンサ端末103のケーブルである。センサ104は有線のケーブル105によってセンサ端末103本体に接続されているが、無線によって接続されている場合もある。また、1台のセンサ端末に接続されるセンサの数も種類も任意である。
図1において、監視装置101、中継端末102、及びセンサ端末103の間は、WPAN(Wireless Personal Area Network)規格と呼ばれる無線ネットワークで接続される。WPANの標準規格では、例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、特定小電力無線、等が使用されるが、図1では、ZigBeeを用いている。
図1において、監視装置101、中継端末102、及びセンサ端末103の間は、WPAN(Wireless Personal Area Network)規格と呼ばれる無線ネットワークで接続される。WPANの標準規格では、例えば、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)、特定小電力無線、等が使用されるが、図1では、ZigBeeを用いている。
図2によって、本発明の無線通信システムに使用する監視装置について説明する。図2は、図1の無線通信システムに使用する監視装置の一実施例の構成を示すブロック図である。21は記憶部、22は記憶部内の経路設定テーブル、23は制御部、24は制御部23内の経路設定部、25は無線通信部、26は電源部、27は外部入出力部、28はアンテナである。
図2の監視装置101において、記憶部21内に設けられた経路設定テーブル22には、マルチホップネットワークを構成するために経路情報が記録されている。経路情報には、例えば、隣接するセンサ端末若しくは中継端末のノードの固有アドレス、経路の通信状態を評価する指数がある。
図2の監視装置101において、記憶部21内に設けられた経路設定テーブル22には、マルチホップネットワークを構成するために経路情報が記録されている。経路情報には、例えば、隣接するセンサ端末若しくは中継端末のノードの固有アドレス、経路の通信状態を評価する指数がある。
制御部23は、少なくとも経路設定部24を有している。経路設定部24では、マルチホップネットワークを構築するために、経路設定テーブル22を参照し、経路を設定する。経路設定方法は、種々の方法が考案されている。例えば、ZigBEEでは、IEEE802.15.4規格に基づいた経路設定方法がある。
無線通信部25は、アンテナ28を介して送信するデータを変調し、アンテナ28を介して受信した信号を復調する機能を有する。
外部入出力27は、例えば、ユーザが、設定若しくは操作を行うために使用するモニタ、キーボード、マウス等の入出力装置である。
無線通信部25は、アンテナ28を介して送信するデータを変調し、アンテナ28を介して受信した信号を復調する機能を有する。
外部入出力27は、例えば、ユーザが、設定若しくは操作を行うために使用するモニタ、キーボード、マウス等の入出力装置である。
図3によって、本発明の無線通信システムに使用する中継端末について説明する。図3は、図1の無線通信システムに使用する中継端末102の一実施例の構成を示すブロック図である。31は記憶部、32は記憶部内の経路設定テーブル、33は制御部、34は制御部33内の経路設定部、35は無線通信部、36は電源部、38はアンテナである。
図3において、中継端末102は、経路設定部34によってマルチホップネットワークを構成する機能を有している。
図3において、中継端末102は、経路設定部34によってマルチホップネットワークを構成する機能を有している。
図4によって、本発明の無線通信システムに使用するセンサ端末について説明する。図4は、図1の無線通信システムに使用するセンサ端末103の一実施例の構成を示すブロック図である。41は記憶部、42は記憶部内の経路設定テーブル、43は制御部、44は制御部43内の経路設定部、45は無線通信部、46は電源部、48はアンテナ、47はセンサ部である。
図4は、センサ端末103にセンサが1台接続された場合を示す。センサ部49は、例えば、湿度センサで構成される。
図4は、センサ端末103にセンサが1台接続された場合を示す。センサ部49は、例えば、湿度センサで構成される。
図5は、本発明の無線通信システムの一実施例を説明するためのセンサネットワークシステムの構成図である。図5のセンサネットワークシステムは、監視装置101、中継端末102−1、中継端末102−2、センサ端末103−1、センサ端末103−2で構成されている。また、図5の実線で結ばれた監視装置101、中継端末、若しくはセンサ端末間は、それぞれのノード間(端末間)での無線通信が成立している状態を示している。
即ち、監視装置101は、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能である。また中継端末102−1は、監視装置101、中継端末102−2、センサ端末103−1、及びセンサ端末103−2、それぞれと通信可能である。また同様に、中継端末102−2は、監視装置101、中継端末102−1、センサ端末103−1、及びセンサ端末103−2、それぞれと通信可能である。従って、センサ端末103−1は、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能であり、センサ端末103−2もまた、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能である。
即ち、監視装置101は、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能である。また中継端末102−1は、監視装置101、中継端末102−2、センサ端末103−1、及びセンサ端末103−2、それぞれと通信可能である。また同様に、中継端末102−2は、監視装置101、中継端末102−1、センサ端末103−1、及びセンサ端末103−2、それぞれと通信可能である。従って、センサ端末103−1は、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能であり、センサ端末103−2もまた、中継端末102−1及び中継端末102−2と通信可能である。
なお、図3〜図4において、中継端末102とセンサ端末103内の構成要素である記憶部31と41、経路設定テーブル32と42、制御部33と43、経路設定部34と44、無線通信部35と45、電源部36と46、及びアンテナ38と48は、それぞれが、同一の機能であっても良い。即ち、中継端末102とセンサ端末103との違いは、センサ49を具備しているか否かの違いである。
また、監視装置101の記憶部21、経路設定テーブル22、経路設定部24、無線通信部25、電源部26、及びアンテナ28もまた、中継端末102若しくはセンサ端末103を構成する同一名のものと、同一の機能であっても良い。
また、監視装置101の記憶部21、経路設定テーブル22、経路設定部24、無線通信部25、電源部26、及びアンテナ28もまた、中継端末102若しくはセンサ端末103を構成する同一名のものと、同一の機能であっても良い。
図6によって、センサ端末103−1とセンサ端末103−2で取得したデータを収集するために、中継端末102−1が必要であるか否か試験する処理動作を説明する。図6は、本発明の無線通信システムにおける無線通信試験方法において、試験開始から経路設定処理を行うまでのシーケンスの一実施例を示す図である。
図6において、監視装置101は、経路設定開始コマンドS1をマルチキャストで送信する(ステップS601)。
このとき、監視装置101の通信範囲内にある中継端末102−1と中継端末102−2は、それぞれ、経路設定開始コマンドS1を受信する(ステップS602及びステップS603)。
このとき、監視装置101の通信範囲内にある中継端末102−1と中継端末102−2は、それぞれ、経路設定開始コマンドS1を受信する(ステップS602及びステップS603)。
中継端末102−1は、経路設定開始コマンドS1を受信した(ステップS602)後、経路設定開始コマンドS2をマルチキャストで送信する(ステップS604)。経路設定開始コマンドS2は、中継端末102−1の通信範囲内にある監視装置101、中継端末102−2、センサ端末103−1、及びセンサ端末103−2において受信される(ステップS605、S606、S607)。
ただし、送信元の監視装置101への送信結果(送信された経路設定開始コマンドS2)は、監視装置101において破棄される。なお、図6では、監視装置101に到達する経路設定開始コマンドS2、及びその経路設定開始コマンドS2を破棄する処理は図示していない。
ただし、送信元の監視装置101への送信結果(送信された経路設定開始コマンドS2)は、監視装置101において破棄される。なお、図6では、監視装置101に到達する経路設定開始コマンドS2、及びその経路設定開始コマンドS2を破棄する処理は図示していない。
一方、中継端末102−2は、監視装置101から送信された経路設定開始コマンドS1を受信し(ステップS603)、その後、中継端末102−1から送信された経路設定開始コマンドS2を受信する(ステップS605)。
中継端末102−2は、経路設定開始コマンドS1を受信した(ステップS603)後、経路設定開始コマンドS3をマルチキャストで送信する(ステップS608)。しかし、その後、中継端末102−2は、中継端末102−1が送信した経路設定開始コマンドS2を受信した場合には、その前に受信した経路設定開始コマンドS1と比較して、データの中身が同一であるか否かを判定し、同一のデータの場合には、受信した経路設定開始コマンドS2を無視し、更なる送信経路設定開始コマンドを送信しない(図示せず)。
なお、ステップS608において、中継端末102−2が送信した経路設定開始コマンドS3を、センサ端末103−1及びセンサ端末103−2で受信する(ステップS609、ステップS610)と共に、中継端末102−2の通信範囲内にある監視装置101及び中継端末102−1でも受信する。ただし、監視装置101及び中継端末102−1への送信結果(送信された経路設定開始コマンドS2)は、監視装置101及び中継端末102−1において破棄される。なお、監視装置101に到達する経路設定開始コマンドS3及びその経路設定開始コマンドS3を破棄する処理、並びに、中継端末102−1に到達する経路設定開始コマンドS3及びその経路設定開始コマンドS3を破棄する処理は図示していない。
中継端末102−2は、経路設定開始コマンドS1を受信した(ステップS603)後、経路設定開始コマンドS3をマルチキャストで送信する(ステップS608)。しかし、その後、中継端末102−2は、中継端末102−1が送信した経路設定開始コマンドS2を受信した場合には、その前に受信した経路設定開始コマンドS1と比較して、データの中身が同一であるか否かを判定し、同一のデータの場合には、受信した経路設定開始コマンドS2を無視し、更なる送信経路設定開始コマンドを送信しない(図示せず)。
なお、ステップS608において、中継端末102−2が送信した経路設定開始コマンドS3を、センサ端末103−1及びセンサ端末103−2で受信する(ステップS609、ステップS610)と共に、中継端末102−2の通信範囲内にある監視装置101及び中継端末102−1でも受信する。ただし、監視装置101及び中継端末102−1への送信結果(送信された経路設定開始コマンドS2)は、監視装置101及び中継端末102−1において破棄される。なお、監視装置101に到達する経路設定開始コマンドS3及びその経路設定開始コマンドS3を破棄する処理、並びに、中継端末102−1に到達する経路設定開始コマンドS3及びその経路設定開始コマンドS3を破棄する処理は図示していない。
以上の結果、監視装置101が送信した経路設定開始コマンドは、図5に示したセンサネットワークシステムを構成するすべての中継端末とセンサ端末とで受信された。
このコマンドを受けて、中継端末102−1、102−2、及び、センサ端末103−1、103−2のそれぞれの制御部33若しくは43は、経路設定処理(ステップS611)を実行する。
経路設定処理ステップS611は、それぞれの制御部33若しくは43内の経路設定部34若しくは44によって実行される。
このコマンドを受けて、中継端末102−1、102−2、及び、センサ端末103−1、103−2のそれぞれの制御部33若しくは43は、経路設定処理(ステップS611)を実行する。
経路設定処理ステップS611は、それぞれの制御部33若しくは43内の経路設定部34若しくは44によって実行される。
即ち、経路設定部34若しくは44は、受信した経路設定開始コマンドが、どの中継端末から送信されたかを、それぞれの経路設定テーブル32若しくは42に記録することによって、端末毎に、その隣接する端末が記録されることになる。
例えば、中継端末102−2に隣接するノード(端末)は、監視装置101、中継端末102−1、センサ端末103−1、センサ端末103−2となる。
例えば、中継端末102−2に隣接するノード(端末)は、監視装置101、中継端末102−1、センサ端末103−1、センサ端末103−2となる。
なお、中継端末若しくはセンサ端末は、無線電波を受信する都度、受信した無線電波の強度を測定し、経路の安定性を数値化してより安定な経路を選択するように構成されているのが一般的である。この指標化した電波強度も経路設定テーブル32若しくは42に記録しておく。経路設定テーブル32若しくは42に記録された隣接端末(隣接ノード)と指標化された電波強度を、経路設定部34若しくは44が参照して、経路を設定する。ここで中継端末102−1とセンサ端末103−1間の電波強度が優れ、中継端末102−2とセンサ端末103−2間の電波強度が優れているものとする。
図7は、上述の経路設定処理ステップS611を実行した後のセンサネットワークシステムの経路を示している。
図7は、上述の経路設定処理ステップS611を実行した後のセンサネットワークシステムの経路を示している。
図8は、経路設定処理ステップS611の処理実行後から、経路設定処理終了S618までのシーケンス図である。
図8において、センサ端末103−1は、経路設定処理ステップS611を実行後に、経路設定処理ステップS611で設定された経路(即ち、中継端末102−1)に経路設定終了イベントS4を送信する(ステップS612)。
中継端末102−1は、経路設定終了イベントS4を受信する(ステップS613)。受信後、中継端末102−1は、経路設定終了イベントS5を監視装置101に送信する(ステップS616)。
図8において、センサ端末103−1は、経路設定処理ステップS611を実行後に、経路設定処理ステップS611で設定された経路(即ち、中継端末102−1)に経路設定終了イベントS4を送信する(ステップS612)。
中継端末102−1は、経路設定終了イベントS4を受信する(ステップS613)。受信後、中継端末102−1は、経路設定終了イベントS5を監視装置101に送信する(ステップS616)。
また、センサ端末103−2も同様に、経路設定処理ステップS611を実行後に、経路設定処理ステップS611で設定された経路(即ち、中継端末102−2)に経路設定終了イベントS6を送信する(ステップS614)。
中継端末102−2は、経路設定終了イベントS6を受信する(ステップS615)。受信後、中継端末102−2は、経路設定終了イベントS7を監視装置101に送信する(ステップS617)。
中継端末102−2は、経路設定終了イベントS6を受信する(ステップS615)。受信後、中継端末102−2は、経路設定終了イベントS7を監視装置101に送信する(ステップS617)。
監視装置101は、各中継端末102−1、102−2を介して、センサ端末103−1とセンサ端末103−2の経路設定終了イベントを受信し、経路設定処理を終了する(ステップS618)。
次に、図9は、本発明における中継端末102−2を、透過ノード設定、即ち、センサネットワーク内の経路から除去している状態を示している。図中の破線で囲った中継端末102−2が透過ノード設定されている。この状態は、中継端末102−2の電源を切りにした状態と無線通信上は等価である。ただし、必要な時に無線電波の送受信は行える状態にある。
図10は、本発明における中継端末102−2を、透過ノードに設定する処理を説明するためのシーケンス図の一実施例である。まず、ユーザが監視装置101の外部入出力部27のマウスやキーボードを使用して、中継端末102−2を透過ノードに設定する。これに設定操作によって、透過ノード設定コマンドS11が生成される。生成された透過ノード設定コマンドS11は、経路設定処理S611によって設定した経路に則り、中継端末102−1と中継端末102−2に送信される(ステップS619)。
中継端末102−1は、透過ノード設定コマンドS11を受信し(ステップS620)、透過ノード設定コマンドS12をセンサ端末103−1に送信する(ステップS622)。この結果、センサ端末103−1は、透過ノードコマンド受信S12を受信する。
一方、中継端末102−2は、透過ノード設定コマンド受信S11を受信し(ステップS621)、透過ノード設定コマンドS13としてセンサ端末103−2に送信する(ステップS624)。この結果、センサ端末103−2は、透過ノードコマンド受信S13を受信する。
透過ノード設定コマンドの受信によって、受信した各ノード(中継端末102−1及び102−2、並びに、センサ端末103−1及び103−2)それぞれは、透過ノード設定処理を実行する(ステップS626)。
中継端末102−1は、透過ノード設定コマンドS11を受信し(ステップS620)、透過ノード設定コマンドS12をセンサ端末103−1に送信する(ステップS622)。この結果、センサ端末103−1は、透過ノードコマンド受信S12を受信する。
一方、中継端末102−2は、透過ノード設定コマンド受信S11を受信し(ステップS621)、透過ノード設定コマンドS13としてセンサ端末103−2に送信する(ステップS624)。この結果、センサ端末103−2は、透過ノードコマンド受信S13を受信する。
透過ノード設定コマンドの受信によって、受信した各ノード(中継端末102−1及び102−2、並びに、センサ端末103−1及び103−2)それぞれは、透過ノード設定処理を実行する(ステップS626)。
透過ノード設定処理ステップS626では、中継端末102−2が透過ノードであることを、各ノード(中継端末102−1、並びに、センサ端末103−1及び103−2)それぞれの経路設定テーブル32若しくは42に記録する。そして、次に、経路設定処理ステップS627が実行される。
経路設定処理ステップS627では、それぞれの中継端末102−1、並びに、センサ端末103−1及び103−2において、経路設定テーブル32若しくは42に記録されている隣接ノードに、中継端末102−2が含まれている場合には、中継端末102−2以外の隣接ノードを次の中継先と決定する。本実施例では、中継端末102−1が選択される。
また、隣接ノードが複数存在する場合には、電波強度指標を用いて条件が良い方を選択する。こうして、経路設定処理を終了する(ステップS628)。
経路設定処理ステップS627では、それぞれの中継端末102−1、並びに、センサ端末103−1及び103−2において、経路設定テーブル32若しくは42に記録されている隣接ノードに、中継端末102−2が含まれている場合には、中継端末102−2以外の隣接ノードを次の中継先と決定する。本実施例では、中継端末102−1が選択される。
また、隣接ノードが複数存在する場合には、電波強度指標を用いて条件が良い方を選択する。こうして、経路設定処理を終了する(ステップS628)。
図11は、中継端末102−2を透過ノードとして設定した場合の経路を示している。この場合、センサ端末103−2は、中継端末102−1を経路として監視装置101にデータを送信する。
図12は、経路設定処理終了(ステップS628)後、透過ノード設定された中継端末102−2が、本実施例のセンサネットワークシステムにおいてセンサ端末103−1とセンサ端末103−2によって得たデータを監視装置で収集するにあたり必要な中継端末であるか否かを判定するシーケンスの一実施例を示す図である。
図12において、ステップS628にて経路設定処理を終了後は、経路設定処理ステップS627で設定した経路に則り、中継端末102−1にそれぞれ、センサ端末103−1は経路設定終了イベントS14を送信し(ステップS629)、センサ端末103−2は経路設定終了イベントS15を送信する(ステップS632)。
図12において、ステップS628にて経路設定処理を終了後は、経路設定処理ステップS627で設定した経路に則り、中継端末102−1にそれぞれ、センサ端末103−1は経路設定終了イベントS14を送信し(ステップS629)、センサ端末103−2は経路設定終了イベントS15を送信する(ステップS632)。
中継端末102−1は、経路設定終了イベントS14を受信した(ステップS630)場合には、経路設定終了イベントS16として監視装置101に送信する(ステップS631)。また、中継端末102−1は、経路設定終了イベントS15を受信した(ステップS633)場合には、経路設定終了イベントS17として監視装置101に送信する(ステップS634)。
監視装置101では、経路設定終了イベントS17と経路設定終了イベントS18を、それぞれ受信し、センサ端末103−1とセンサ端末103−2が、共に、経路設定終了イベント送信を受信したならば、「正常」と判定し、正常に受信できない場合には「異常」と判定する(ステップS635)。
「正常」と判定された場合には、中継端末102−2が不必要であると考えられる(ステップS636)。また、「異常」と判定された場合には、中継端末102−2が必要であると考えられる(ステップS637)。
「正常」と判定された場合には、中継端末102−2が不必要であると考えられる(ステップS636)。また、「異常」と判定された場合には、中継端末102−2が必要であると考えられる(ステップS637)。
これによって、センサネットワークシステムにおけるセンサ端末で得たデータを監視装置で監視するにあたり、中継端末の電源スイッチを入り切りすること無しに、中継端末が必要であるかどうか効率良く試験することが可能となる。
21:記憶部、 22:経路設定テーブル、 23:制御部、 24:経路設定部、 25:無線通信部、 26:電源部、 27:外部入出力部、 28:アンテナ、 31:記憶部、 32:経路設定テーブル、 33:制御部、 34:経路設定部、 35:無線通信部、 36:電源部、 38:アンテナ、 41:記憶部、 42:経路設定テーブル、 43:制御部、 44:経路設定部、 45:無線通信部、 46:電源部、 48:アンテナ、 49:センサ部、 101:監視装置、 102、102−1、102−2:中継端末、 103、103−1、103−2:センサ端末、 104:センサ、 105:ケーブル。
Claims (9)
- センサを備え、該センサが取得したデータを送信するセンサ端末と、前記センサ端末から送信されたデータを監視装置に中継する中継端末と、前記中継端末を介して受信した前記センサ端末から送信されたデータを受信する前記監視装置とで構成され、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムにおいて、
前記監視装置、前記中継端末、及び前記センサ端末は、それぞれ、マルチホップネットワークを構成するための経路情報を記録する記憶部と、該記録された経路情報を参照して経路を設定する制御部とを備え、
前記監視装置は、更に、ユーザの指示によって前記中継端末のいずれかを透過ノードとして設定するための入出力装置と、設定された前記透過ノードの設定情報を前記中継端末及び前記センサ端末に送信する透過ノード設定手段を備え、
前記透過ノードの設定情報を受信した前記中継端末及び前記センサ端末は、自己の記憶部に記録された前記経路情報を参照して、前記透過ノードとして設定された中継端末がある場合には、当該中継端末にデータを送信しない経路設定手段を備えたことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1記載の無線通信システムにおいて、前記監視装置は、前記中継端末のいずれかが透過ノードとして設定された場合に、前記センサ端末から送信された前記センサが取得したデータを受信したか否かを判定する手段を備えたことを特徴とする無線通信システム。
- 複数のノードで構成される無線通信システム試験方法であって、所定の子ノードから親ノードにマルチホップ無線通信する場合の経路情報をそれぞれのノードの経路設定テーブルに記録し、前記親ノードが送信した透過ノード情報を受信した前記複数のノードは、前記記録された経路情報を参照して、受信した前記透過ノード情報に対応するノードを経路として使用しないことを特徴とする無線通信システム試験方法。
- 請求項3記載の無線通信システム試験方法において、前記経路として使用しないように設定した透過ノードについて、所定の子ノードからのデータが送信されるか否かに基づいて、前記透過ノードとして設定されたノードが不要か否かを判定することを特徴とする無線通信システム試験方法。
- センサを備え、該センサが取得したデータを送信するセンサ端末と、前記センサ端末から送信されたデータを監視装置に中継する中継端末と、前記中継端末を介して受信した前記センサ端末から送信されたデータを受信する前記監視装置とで構成され、マルチホップ無線通信を行う無線通信システムの無線通信システム試験方法において、
前記監視装置が、ユーザの指示によって前記中継端末のうちから所定の中継端末を透過ノードに設定し、透過ノード設定コマンドを生成し、前記透過ノード設定コマンドを前記中継端末に送信するステップと、
前記中継端末が前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記透過ノード設定コマンドを前記センサ端末に送信するステップと、
前記センサ端末が、前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、
前記透過ノード設定コマンドを受信した前記中継端末及び前記センサ端末それぞれが、透過ノード設定処理を実行するステップと、
前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録されている隣接ノードに、前記透過ノードに設定された中継端末が含まれている場合に、前記透過ノードに設定された中継端末以外の隣接ノードを次の中継先と決定する経路設定処理ステップと、
前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定した経路に則り、前記中継端末に経路設定終了イベントを送信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、
を備えたことを特徴とする無線通信システム試験方法。 - 請求項5記載の無線通信システム試験方法において、前記監視装置が前記透過ノード設定コマンドを前記中継端末に送信するステップは、前記監視装置に記録された経路設定テーブルを参照して送信することを特徴とする無線通信システム試験方法。
- 請求項6記載の無線通信システム試験方法において、前記透過ノード設定処理を実行するステップは、前記中継端末が透過ノードであることを、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録するステップであることを特徴とする無線通信システム試験方法。
- 請求項6または請求項7記載の無線通信システム試験方法において、更に、
前記監視装置が経路設定開始コマンドをマルチキャストで送信するステップと、
前記中継端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定開始コマンドを更にマルチキャストで送信するステップと、
前記センサ端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、
前記受信した前記経路設定開始コマンドがどの中継端末から送信されたかをそれぞれの前記経路設定テーブルに記録することによって、前記中継端末及び前記センサ端末が、それぞれ、経路設定処理を実行する経路設定処理ステップと、
前記経路設定処理ステップを実行後に、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定された経路に経路設定終了イベントを送信するステップと、
前記中継端末が前記経路設定終了イベントを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、
前記監視装置が、前記センサ端末からの経路設定終了イベントを前記中継端末を介して受信し、経路設定処理を終了する経路設定処理終了ステップと、
を備えたことを特徴とする無線通信システム試験プログラム。 - 前記監視装置が経路設定開始コマンドをマルチキャストで送信するステップと、
前記中継端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定開始コマンドを更にマルチキャストで送信するステップと、
前記センサ端末が前記経路設定開始コマンドを受信するステップと、
前記受信した前記経路設定開始コマンドがどの中継端末から送信されたかをそれぞれの前記経路設定テーブルに記録することによって、前記中継端末及び前記センサ端末が、それぞれ、経路設定処理を実行する経路設定処理ステップと、
前記経路設定処理ステップを実行後に、前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定された経路で経路設定終了イベントを送信するステップと、
前記中継端末が前記経路設定終了イベントを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、
前記監視装置が、前記センサ端末からの経路設定終了イベントを前記中継端末を介して受信し、経路設定処理を終了する経路設定処理終了ステップと、
前記監視装置が、ユーザの指示によって所定の中継端末を透過ノードに設定し、透過ノード設定コマンドを生成し、前記透過ノード設定コマンドを前記経路設定処理ステップで設定された経路で前記中継端末に送信するステップと、
前記中継端末が前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記透過ノード設定コマンドをセンサ端末に送信するステップと、
前記センサ端末が、前記透過ノード設定コマンドを受信するステップと、
前記透過ノード設定コマンドを受信した前記中継端末及び前記センサ端末それぞれが、前記中継端末が透過ノードであることを、前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録する透過ノード設定処理ステップと、
前記中継端末及び前記センサ端末のそれぞれの経路設定テーブルに記録されている隣接ノードに、前記透過ノードに設定された中継端末が含まれている場合に、前記透過ノードに設定された中継端末以外の隣接ノードを次の中継先と決定する経路設定処理ステップと、
前記センサ端末が、前記経路設定処理ステップで設定で前記中継端末に経路設定終了イベントを送信するステップと、
前記中継端末が、受信した前記経路設定終了イベントを更に前記監視装置に送信するステップと、
を備えたことを特徴とする無線通信システム試験プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008196505A JP2010034986A (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | 無線通信システム及び無線通信試験方法並びに無線通信システム試験プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008196505A Pending JP2010034986A (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | 無線通信システム及び無線通信試験方法並びに無線通信システム試験プログラム |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011193147A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Omron Corp | 無線通信システム、無線通信方法、送信元装置、および制御装置 |
JP2012015733A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Fujitsu Ltd | 通信端末、経路選択方法及び通信方式 |
WO2021147251A1 (zh) * | 2020-01-20 | 2021-07-29 | 平安科技(深圳)有限公司 | 物联网设备连接测试方法、装置、计算机设备及存储介质 |
-
2008
- 2008-07-30 JP JP2008196505A patent/JP2010034986A/ja active Pending
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