JP2008147496A - 発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上面方向の輝度を高めることができるLED装置を提供する。
【解決手段】発光装置1は発光素子部2,3,4とモールド部6とを有している。発光素子部2,3,4は、フレーム5上に配置されおり、本来、光を照射すべき第1の方向に光を発するとともに、それと異なる第2の方向に対しても光を発する。モールド部6は発光素子部2,3,4から第2の方向に発せられた光の進行方向を変える。
【選択図】図1
【解決手段】発光装置1は発光素子部2,3,4とモールド部6とを有している。発光素子部2,3,4は、フレーム5上に配置されおり、本来、光を照射すべき第1の方向に光を発するとともに、それと異なる第2の方向に対しても光を発する。モールド部6は発光素子部2,3,4から第2の方向に発せられた光の進行方向を変える。
【選択図】図1
Description
本発明は、光を発する複数の発光素子を備えた発光装置に関し、特に発光ダイオードを備えた発光装置に関する。
LED(Light Emitting Diode)は、複数の層から構成されており、電流が流れることによって発光する素子である。LED素子にはリードタイプやチップタイプなどがあり、用途に応じて使い分けられる。
光量を増加したり、あるいは所望の色を合成したりといった目的で複数のLEDチップをフレーム上に搭載したLED装置がある。LED装置には、用途により、フレームに対して垂直方向(以下「上面方向」という)に高輝度が求められるものや、上面方向だけでなく、フレームに対してや水平方向(以下「側面方向」という)を含めて広い角度に光を照射することが求められるものがある。
上面方向に高輝度が求められる場合、LEDチップから発せられた光をできるだけ上面方向に向けて照射することが好ましい。LEDチップは指向性が強く、発光角度が狭いという特性を有しているため、上面方向に大きな光量が求められるLED装置に適している。しかし、LEDチップからの全ての光が上面方向に発せられるわけではなく、一部の光は側面方向に発せられる。側面方向に発せられた光は上面方向の輝度にほとんど寄与しないので、側面方向に発せられた光を利用して輝度をより高める構成が求められる。
側面方向に発せられた光を利用し得るLED装置として特許文献1に開示されているものがある。しかし、特許文献1に開示されたLED装置は、側面方向に発せられた光を利用することができるが、そもそも上面方向に高輝度を得るための構成にはなっていない。それゆえ、特許文献1の構成によって上面方向の輝度を高めることはできない。
特許第2639999公報
フレーム上に複数のLEDチップを搭載したLED装置において上面方向への輝度を高めることが十分に実現されておらず、上面方向への輝度をより高める技術が求められている。
本発明の目的は、上面方向の輝度を高めたLED装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のLED装置は、
第1の方向に光を照射する発光装置であって、
前記第1の方向と直交するフレーム面上に配置されており、前記第1の方向に光を発するとともに前記第1の方向と異なる第2の方向にも光を発する複数の発光素子部と、
前記発光素子部から前記第2の方向に発せられた光が入射し、前記第1の方向に発せられた光が入射しないように配置され、前記発光素子部から入射した光の進行方向を変化させるモールド部と、を有している。
第1の方向に光を照射する発光装置であって、
前記第1の方向と直交するフレーム面上に配置されており、前記第1の方向に光を発するとともに前記第1の方向と異なる第2の方向にも光を発する複数の発光素子部と、
前記発光素子部から前記第2の方向に発せられた光が入射し、前記第1の方向に発せられた光が入射しないように配置され、前記発光素子部から入射した光の進行方向を変化させるモールド部と、を有している。
本発明によれば、発光素子部は、フレーム上に配置されており、本来、光を照射すべき第1の方向に光を発するとともに、それと異なる第2の方向に対しても光を発する。モールド部は発光素子部から第2の方向に発せられた光の進行方向を変えるので、第2の方向の光の少なくとも一部が第1の方向に向けて照射される。
本発明によれば、第1の方向の輝度を高めることができる。
本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態におけるLED装置1の側面図である。図2は本実施形態におけるLED装置1の上面図である。
図1および図2を参照すると、LED装置1はLEDチップ2,3,4およびモールド部6を有している。
LEDチップ2,3,4はフレーム5上に固着されており、それぞれのLEDチップ同士が近距離に配置されている。LEDチップ2,3,4は、所定の層で発光し、上面方向や側面方向にも発光する。
モールド部6は樹脂8に拡散材7を混合させた構成になっている。拡散材7は、光の屈折率が所定値以上の無機系の微粒子やポリマー系の微粒子であり、例えば酸化チタンである。拡散材7は、LEDチップ2,3,4からの光を入射すると、拡散により入射した光の進行方向を変化させる。光の拡散は、このように光が微粒子と衝突して進行方向を変える現象をいい、拡散材7と樹脂8との屈折率が均一でない場合に起こる。そして、光は、拡散材7と樹脂8との屈折率の差が大きいほど進行方向を大きく変える。また、光の拡散は拡散材7の粒子径や粒度分布にも影響を受けるので、拡散材7の粒子径や粒子分布は、光の拡散が上面方向の輝度を効果的に高めるように調整されていることが好ましい。
樹脂8は、拡散材7をLEDチップ2,3,4に塗布するためのバインダーであり、拡散材7と混ぜ合わせてLEDチップ2,3,4の側面に充填されている。樹脂8は、光の透明率と屈折率が高い樹脂であり、例えば透明または半透明のエポキシ系やシリコーン系の樹脂である。
以上説明したように、本実施形態によれば、LEDチップ2,3,4は、フレーム5上に配置されおり、上面方向に光を発するとともに側面方向に対しても光を発する。LED装置1では、拡散材7を高濃度で混合させた樹脂8をモールド部6としてLEDチップ2,3,4の側面に充填しており、LEDチップ2,3,4から側面方向に発せられた光は、モールド部6によって進行方向を変えて上面方向にも発するようになる。そのため、LEDチップの側面方向から発された光を上面方向に拡散するので、上面方向の輝度を高めることができる。
また、LEDチップ2,3,4を複数設置する場合、LEDチップ2,3,4の側面から発せられる光は、モールド部6による拡散により隣接する他のLEDチップ2,3,4の内部への入射を低減する。
これによれば、入射を低減された光が上面方向に拡散されるので、入射によるLEDチップ2,3,4内部での光損失を低減するとともに、上面方向の輝度を高めることができる。
また、本実施形態では、側面方向に光を発するLEDチップ2,3,4である場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、上面方向だけではなく側面方向にも光を照射するような発光素子に広く適用できる。
また、本実施形態では、LEDチップ2,3,4の側面方向に発される光を拡散材7によって拡散させたが、本発明はこれに限定させるものではない。他の例として、反射率が所定値以上の反射材を高濃度で混合させた樹脂8がモールド部6としてLEDチップ2,3,4の側面に充填されるようにしてもよい。この場合、LEDチップ2,3,4の側面から発される光は、反射率の高い反射材により内部に直接反射されるので、光損失の発生や側面方向への発光を防ぎ、損失の少ない光が上面方向に発されるようになる。
これによれば、LEDチップ2,3,4の上面方向の輝度をより確実に向上できる。
1 LED装置
2 青色LEDチップ
3 緑色LEDチップ
4 青色LEDチップ
5 フレーム
6 モールド部
7 拡散材
8 樹脂
2 青色LEDチップ
3 緑色LEDチップ
4 青色LEDチップ
5 フレーム
6 モールド部
7 拡散材
8 樹脂
Claims (8)
- 第1の方向に光を照射する発光装置であって、
前記第1の方向と直交するフレーム面上に配置されており、前記第1の方向に光を発するとともに前記第1の方向と異なる第2の方向にも光を発する複数の発光素子部と、
前記発光素子部から前記第2の方向に発せられた光が入射し、前記第1の方向に発せられた光が入射しないように配置され、前記発光素子部から入射した光の進行方向を変化させるモールド部と、を有する発光装置。 - 前記モールド部は、前記発光素子部の前記第2の方向の面を覆い、前記第1の方向の面を覆わないように、複数の前記発光素子部の間に充填されている、請求項1に記載の発光装置。
- 前記モールド部は、拡散材を混合した透明な樹脂であり、前記発光素子部から前記第2の方向に発せられた光を拡散させることで少なくとも一部の光を前記第1の方向に変化させる、請求項1または2に記載の発光装置。
- 前記発光装置は光を前記第1の方向に向けるための構造を備えており、
前記モールド部は、反射材を混合した透明な樹脂であり、前記発光素子部から前記第2の方向に発せられた光を前記発光素子部に反射する、請求項1または2に記載の発光装置。 - 前記反射材は、反射率が所定の反射率より高い素材である、請求項4に記載の発光装置。
- 前記樹脂は、透明または半透明の樹脂である、請求項3から5のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記樹脂は、エポキシ系またはシリコーン系の樹脂である、請求項6に記載の発光装置。
- 前記発光素子は、発光ダイオードである、請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006334385A JP2008147496A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | 発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006334385A JP2008147496A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | 発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008147496A true JP2008147496A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39607318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006334385A Pending JP2008147496A (ja) | 2006-12-12 | 2006-12-12 | 発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010067641A (ja) * | 2008-09-08 | 2010-03-25 | Nitto Denko Corp | 光半導体素子封止用シート及びそれを用いてなる光半導体装置 |
JP2015128188A (ja) * | 2015-03-27 | 2015-07-09 | 日東電工株式会社 | キット |
JP2015164216A (ja) * | 2015-05-12 | 2015-09-10 | シチズン電子株式会社 | Led発光装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000156525A (ja) * | 1998-11-19 | 2000-06-06 | Kyoto Denkiki Kk | 複数個のledを使用した、薄型均一光照明装置 |
JP2002033517A (ja) * | 2000-05-09 | 2002-01-31 | Nichia Chem Ind Ltd | 発光素子とその製造方法 |
-
2006
- 2006-12-12 JP JP2006334385A patent/JP2008147496A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100623 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101020 |