JP2010027229A - 面光源装置 - Google Patents

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和美 水原
Kuniaki Endo
晋旦 遠藤
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武雄 大倉
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Abstract

【課題】点状の一次光源を使用した大面積の面光源装置における輝度ムラ発生を、製造コスト上昇をもたらすことなく、容易に低減させることができる面光源装置を提供する。
【解決手段】光出射面から裏面へと延びる列状配置の複数の貫通孔3aが形成された導光板3と、貫通孔3aのそれぞれに対応して配置され当該貫通孔内に光を放射するLED光源1bを備えたLEDユニット1と、光出射面側において貫通孔3aを覆う光制御部材4aとを備える。光制御部材4aは、貫通孔3aを塞ぐように配置された拡散反射部材と、該拡散反射部材に開けられた複数の微細穴とを含んでなり、拡散反射部材の微細穴の開口率が10%以上である。光制御部材4aは、透明フィルムの一方の面の第1の領域に接合されて保持され、光制御ユニット4を形成する。透明フィルムは一方の面の他の領域において導光板3の光出射面に接合される。
【選択図】図1

Description

本発明は、面光源装置に関し、詳細には、発光ダイオード(LED)等の点状の一次光源と導光板とを用いた面光源装置に関する。
LED等の点状一次光源から発せられる光を導光板に導入して該導光板の1つの主面からなる光出射面から2次元の広がりを持って面状の光を出射させる面光源装置が知られている。この面光源装置においては、その発光面寸法が大きくなるに従い、発光面において特にその中央部で一次光源からの距離が増大することによる輝度ムラが発生し易くなる。
このような輝度ムラの発生を抑制するために、たとえば、国際公開WO2007/105671公報[特許文献1]には、面光源装置において、端部のみならず中央部からも導光板内に一次光源光を導入すべく、導光板の端部及び中央部に一方の主面から他方の主面まで貫通した複数の貫通孔からなる貫通孔配列を設け、その各貫通孔に対応してLEDモジュールからなる一次光源を配置したものが開示されている。この面光源装置においては、導光板に形成した貫通孔の少なくとも一部について、光出射面側の開口を塞ぐように光制御板を配置しており、これにより貫通孔内に放射された一次光源光の一部を直接または光制御板により反射させて貫通孔の内壁面から導光板内部へと導入し、導光坂内を導光させた後に光出射面から出射させるようにしている。また、貫通孔内に放射された一次光源光の他の一部を光制御板を透過させて発光光として出射させている。
国際公開WO2007/105671号公報
しかるに、特許文献1に記載の面光源装置においては、貫通孔に付する光制御板として反射透過制御フィルムすなわち適宜の反射率及び透過率を持つフィルムを用いている。従って、所望の光制御特性を得ようとすれば、光学特性の異なる極めて多くの種類の反射透過制御フィルムを用意しなければならない。これは、製造コストの上昇をもたらす。
そこで、本発明は、点状の一次光源を使用した大面積の面光源装置における輝度ムラ発生を、製造コスト上昇をもたらすことなく、容易に低減させることができる面光源装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記の目的を達成するものとして、
光出射面及び該光出射面の反対側の裏面を有し、前記光出射面から裏面へと延びる複数の貫通孔が形成された導光板と、
前記貫通孔のそれぞれに対応して配置され当該貫通孔内に光を放射する一次光源と、
前記光出射面側において前記貫通孔を覆う光制御部材とを備え、
該光制御部材は、前記貫通孔を塞ぐように配置された反射部材と、該反射部材に開けられた複数の穴とを含んでなり、
前記反射部材の前記穴の開口率が10%以上であることを特徴とする面光源装置、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記反射部材は光を拡散反射する。本発明の一態様においては、前記光制御部材は透明フィルムの一方の面の第1の領域に接合されて保持され、該透明フィルムは前記一方の面の他の領域において前記導光板の光出射面に接合されている。本発明の一態様においては、前記貫通孔は列状に配置されている。
本発明の一態様においては、前記一次光源は少なくとも1つのLED光源を含むものである。本発明の一態様においては、前記一次光源は白色光を発するLED光源からなる。本発明の一態様においては、前記一次光源は互いに異なる色の光を発する複数のLED光源を含んでなるLEDモジュールからなる。
本発明の一態様においては、前記導光板は拡散剤を含有してなる。本発明の一態様においては、前記導光板の裏面には光出射機構として前記貫通孔からの距離に応じて専有面積率が変化するグラデーション分布のドットパターンが設けられている。
本発明の面光源装置によれば、反射部材に適宜の分布密度をもって適宜の大きさの複数の穴を開けることで容易に所望の光学特性を持つ光制御部材を作製でき、このような穴開け条件の変更は容易であるので、最初に穴開け前の単一種類の反射部材を用意すればよく、このため、製造コスト上昇をもたらすことなしに、輝度ムラ発生の低減された大面積の面光源装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態を示す。
図1は本発明による面光源装置の一実施形態の構成の概略を示す分解斜視図であり、図2は本実施形態の面光源装置の部分断面図であり、図3は本実施形態の面光源装置の部分拡大平面図である。
本実施形態の面光源装置は、一次光源ユニットとしてのLEDユニット1と、反射板2と、導光板3と、光制御部材ユニット4と、リフレクタ5と、拡散板6と、拡散フィルム7と、プリズムシート8とを含んでなる。
図4に、LEDユニット1の平面図を示す。LEDユニット1は、長尺状の放熱板1aの上面に複数のLED光源1bを取り付けてなる。LED光源1bは、4つずつ1組に集合配置されてモジュール化されており、このLEDモジュールが放熱板1aの長手方向に沿って適宜のピッチで配列されている。本実施形態では、互いに平行に配列された3つのLEDユニット1が用いられている。
LED光源1bとしては、白色光を発するLEDチップまたはLEDパッケージを用いることができる。また、互いに異なる色の光を発する(即ち発光波長が互いに異なる)複数のLED光源1bを組み合わせてLEDモジュールを構成してもよい。その場合、各LEDモジュールから白色光が得られるような組合せの複数のLEDチップまたはLEDパッケージを用いることができる。また、LEDモジュールは、複数のLEDチップ(LED光源1b)を、拡散剤を含有した樹脂で封止してなるものであってもよい。
導光板3としては、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリスチレン樹脂(PSt)、環状オレフィン系樹脂(COP)等の透明樹脂からなるものを用いることができ、更にこれらの透明樹脂中に拡散剤を含有してなるものが好ましい。導光板3の厚さは、たとえば2〜10mmである。
導光板3には、一方の主面(図1では上面:光出射面)から他方の主面(図1では下面:裏面)まで貫通して延びる複数の貫通孔3aが形成されている。貫通孔3aは、LEDユニット1に対応して、3列状に配置されている。すなわち、図1における右側のLEDユニット1に対応して右側に貫通孔3aの配列が存在し、図1における左側のLEDユニット1に対応して左側に貫通孔3aの配列が存在し、図1における中央のLEDユニット1に対応して中央に貫通孔3aの配列が存在している。各配列の貫通孔3aは、対応するLEDユニット1のLEDモジュールと対応して配置されている。
各貫通孔3aは、その断面形状は円形が好ましいが、これに限定されるものではなく、たとえば楕円形状、及び矩形状等の多角形状が例示される。各貫通孔3aの内径(断面円形状以外の場合には、最小径と最大径との平均値)は、LEDモジュールの発光面のサイズ以上でできるだけ小さい方がよい。図1における中央のLEDユニット1と右側及び左側のそれぞれのLEDユニット1との間隔、すなわちこれらに対応して配置されている貫通孔3aの配列間の左右方向の距離は、LED光源1bの出力及び発光の指向性などの光学的特性、導光板3の厚さ、及び導光板3に形成される後述の光出射機構の光学的特性等に応じて、該導光板3の光出射面からの出射光量の貫通孔配列間での低下が許容範囲内となるように、適宜設定される。また、貫通孔3aの列数も3列に限定されるものではなく、導光板3のサイズなどに応じて、列数が適宜変更されても構わない。
導光板3の裏面には、光出射機構として機能するドット印刷によるグラデーション分布のパターンが形成されている。このグラデーション分布のドットパターンは、ドット占有面積率が貫通孔3aからの距離に応じて変化するように、形成されている。即ち、ドット占有面積率は、図1における右側のLEDユニット1と中央のLEDユニット1との間において最大値を持ち、該最大値から右側のLEDユニット1の方へ及び中央のLEDユニット1の方へと次第に低下し、同様に、図1における左側のLEDユニット1と中央のLEDユニット1との間において最大値を持ち、該最大値から左側のLEDユニット1の方へ及び中央のLEDユニット1の方へと次第に低下している。これにより、LEDユニット1からの距離が大きくなるにつれて光出射面からの光の出射率が高められ、光出射面の各領域からの出射光量を均一化することができる。
反射板2は、導光板3とLEDユニット1との間に配置されており、各LEDユニット1のLEDモジュールとこれに対応する各貫通孔配列の貫通孔3aとの間に位置する開口2aを有する。従って、導光体裏面側から導光体光出射面側へと向かって各LEDモジュールから放射される一次光源光は、対応する反射板開口2aを通って、対応する貫通孔3a内へと導入される。即ち、LEDモジュールは、貫通孔3aのそれぞれに対応して配置され当該貫通孔内に光を放射する。LEDモジュールは、反射板開口2aを介して貫通孔3aの内部まで延びていてもよい。
図1に示されているように、光制御部材ユニット4は、中央のLEDユニット1に対応して位置する。図5に、光制御部材ユニット4の底面図を示す。光制御部材ユニット4は、長尺の透明フィルム4bの下面に複数の光制御部材4aを接合して保持してなる。光制御部材4aは、貫通孔3aに対応して配列されており、対応する貫通孔を覆って塞ぐような形状及び寸法を有する。光制御部材4aは、光漏れを起こさないようにするため、貫通孔3aの開口部の全体を覆うように隙間なく配置するのが好ましい。以上のようにして一方の面の第1の領域に光制御部材4aを保持する透明フィルム4bは、当該一方の面の他の領域において導光板3の光出射面に接合されている。
図6に、光制御部材4aの拡大底面図を示す。光制御部材4aは、貫通孔3aを塞ぐように配置された反射部材4cと、該反射部材に開けられた複数の微細な穴4dとを含んでなる。反射部材4cは、たとえば、反射部材4cは、反射光を効率的に貫通孔3aの内壁面3bへ入射させて導光板3内へと導入するために、拡散反射するものであることが好ましい。微細穴4dの内径は、たとえば0.1〜2.0mmである。また、貫通孔3aと光制御部材4aとの隙間からの光漏れを防ぐために、図2に示されるように、透明フィルム4bの下側に反射部材4cを配置するのが好ましい。
また、光制御部材4aは、透明フィルム4bの下側に白色インクを用いて反射部材4cを構成したものであっても構わない。この場合、白色インクを反射部材4cとする。透明フィルム4bの材質は特に限定されるものではなく、ポリエステルフィルムなどを用いても構わない。白色インクを用いて、透明フィルム4bの下側に反射部材4cを構成する方法としては、塗布、インクジェット印刷、スプレーコートなど、種々の方法を用いることができる。白色インクは、反射光を効率的に拡散反射するものであればよく、AlN、AlP、BaTiO、BN、TiO、ZnO、ZnS、ZrO、ZnAl、CaCO、BaSOなどの少なくとも一つを主成分とする白色顔料を用いてなることが好ましい。
光制御部材4aは、微細穴4dの内径及び分布密度に応じて、通過光量と反射光量との比率を変化させることができる。これらの内径及び分布密度の双方に基づくパラメータとして、各光制御部材4aの面積に対する該光制御部材内の全微細穴4dの面積の合計の比率であるところの開口率を考慮することができる。すなわち、光制御部材4aでの通過光量と反射光量との比率を、微細穴4dの開口率により制御することができる。この微細穴4dの開口率は10%以上であることが好ましい。開口率が10%未満であると、光制御部材を透過する光が少なくなり、光制御部材付近が局所的に暗い部分となって目立つ輝度ムラが発生しやすくなる。さらに、微細穴4dの開口率は60%以下であることが好ましい。開口率が高すぎると光制御部材付近が局所的に明るい部分となって目立つ輝度ムラが発生しやすくなる。より好ましくは、微細穴4dの開口率は12%以上40%以下の範囲内であり、さらに好ましくは、開口率は15%以上25%以下の範囲内である。
複数の微細穴から光を透過させることで、貫通孔部分の内部の光分布を均一とし、且つある程度指向性のある光を透過させることができる。導光板からの出射光は指向性のある光であるため、微細穴4dからの光が完全拡散光であると、拡散板の照射面では局所的に明るいムラが生じる。
図1に示されているように、リフレクタ5は、右側のLEDユニット1及び左側のLEDユニット1のそれぞれに対応して位置しており、これらのユニットに対応する貫通孔3aを塞いでいる。
拡散板6、拡散フィルム7、及びプリズムシート8としては、それぞれ、上記特許文献1の第7実施形態に記載されている拡散シート96、拡散フィルム14及びプリズムシート16と同様な機能を有するものを用いてもよい。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、プリズムシート8として、その少なくとも一方の面にて互いに平行に配列されて形成される複数のプリズム列の向きが、LEDユニット1の向き即ち列状の各貫通孔配列の向きとほぼ平行であるものを用いても良い。プリズムシート8の上面が、面光源装置の発光面を形成する。この発光面の外周縁部は、以上のような面光源装置の構成部材を収容する筐体の縁部(いわゆる額縁)により覆われており、ここからは光が出射せず、その内側の発光面領域が有効発光領域とされる。
本実施形態では、右側のLEDユニット1及び左側のLEDユニット1を構成する各LEDモジュールから、導光体3に形成された対応する貫通孔3a内へと光が放射され、その一部が貫通孔3aの内壁面から直接導光板3内へと導入され、他の一部がリフレクタ5により反射された後に貫通孔3aの内壁面から導光板3内へと導入され、導光板3内で導光される。右側のLEDユニット1から放射されて導光板3内を導光される光は、該導光板内を左方へと進行し、左側のLEDユニット1から放射されて導光板3内を導光される光は、該導光板内を右方へと進行する。
一方、中央のLEDユニット1を構成する各LEDモジュールから、導光体3に形成された対応する貫通孔3a内へと光が放射され、その一部が貫通孔3aの内壁面から直接導光板3内へと導入され、他の一部が光制御部材ユニット4を構成する光制御部材4aによる光制御を受ける。ここでは、到来する光の一部は、微細穴4dを通過し、透明フィルム4bを経て上方へと進行する。また、光制御部材4aに到来する光の他の一部は、反射部材4cにより反射された後に貫通孔3aの内壁面から導光板3内へと導入され、導光板3内で導光される。中央のLEDユニット1から放射されて導光板3内を導光される光は、該導光板内を左方及び右方へと進行する。
以上のようにして導光板3内を導光される光は、ドット印刷によるグラデーション分布パターンの作用に基づき、光出射面から斜め上方へと出射する。また、光制御部材4aの微細穴4dを通過し透明フィルム4bを経た光は、上方及び斜め上方へと進行する。これらの光が、拡散板6及び拡散フィルム7による拡散作用を受け、プリズムシート8による偏向作用を受けて、発光面から発光される。
以上の実施形態では、図1における右側及び左側のLEDユニット1に対応して配列された貫通孔3aを覆うようにリフレクタ5を配置し、これに対応する領域を額縁領域としている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、上記実施形態において、右側及び左側のLEDユニット1に対応して配列された貫通孔3aについても、中央のLEDユニット1に対応するものと同様に、光制御部材ユニット4を配置することにより、これに対応する領域を額縁領域外即ち有効発光領域内とすることができ、額縁幅を低減することができる。
以下、本発明の実施例を示す。
[実施例1]
(導光板3の作製)
導光板3の素材としては、厚さ6mmの光拡散性合成樹脂板(商品名;アクリライトL−N−875、三菱レイヨン株式会社製)を幅305mm及び長さ340mmに切断したものを用いた。
続いて、導光板素材に、その短辺(305mm辺)に対応する両端面より内方に10mmの位置と、これらの位置から等距離の中央位置(短辺に対応する両端面より内方に170mmの位置)とに、それぞれ貫通孔3aの配列(合計3列)を形成した。貫通孔3aは、断面円形で内径が12mmであり、各配列内の貫通孔3aの配列ピッチ15mmで20個(3列の合計で60個)形成した。各貫通孔3aの内壁面3bに対して、小型羽布研磨装置にて鏡面研磨加工を行った。
続いて、導光板素材の側端面(切断面)に対して、研削研磨機(商品名プラビューティー、メガロテクニカ製)にて鏡面研磨加工を行った。
以上のようにして得られた導光板3の一方の主面(光出射面と反対側の裏面)には、中央の幅305mm×長さ300mmの領域に、図7に記載されたような3つの変化点をもつ双山のドット占有面積率グラデーション分布にて正方形状網点ドットパターンを施した280メッシュのスクリーン版を用いて、白色インキ(VAR−メジュウム:VAR−40609MJマットメジューム=50/50、共に帝国インキ製造株式会社製)によりスクリーン印刷し、白色のドット印刷パターンを形成した。
(光制御部材ユニット4の作製)
光制御部材4aの反射部材4cとしては、拡散反射面を有する反射材(ルイルミラー150W、株式会社麗光製)を直径12mmの円形に切断したものを用いた。この反射部材4cに、全体的に、カッターにより直径0.5mmの微細穴4dを1mmピッチで開けた。この場合、光制御部材4aにおける微細穴4dの開口率は約19%である。光制御部材4aの位置決め及び固定のために、導光板貫通孔3aの配列と同じ15mmピッチで、複数の光制御部材4aの拡散反射面と反対側の面を、透明フィルム4bの片面に貼り合わせた。
(面光源装置の組立)
LEDユニット1のLED光源1bとしては、表面実装型の白色LED(NFSW036B、日亜化学工業株式会社製)を用いた。LED光源1bは、図3に示されるように、導光板の1つの貫通孔3aにつき4つのLED光源1bが納まるように配列してLEDモジュールを形成し、該LEDモジュールを、放熱板1aの表面に、導光板貫通孔3aの配列と同じ15mmピッチで、取り付けた。
15mmピッチで8mm角の矩形の貫通孔2aを3列に形成してなる拡散反射板(商品名:RF188、株式会社ツジデン製)2を、導光板3の白色ドット印刷面の側に、配置した。導光板3の全ての側端面と光出射面の左右両端の配列の貫通孔3aの上方の領域とを、リフレクタ(ルイルミラー150W、株式会社麗光製)5で覆った。導光板3の光出射面の中央の配列の貫通孔3aの上方の領域には、光制御部材ユニット4を設置した。ここでは、各光制御部材4aが貫通孔3aを隙間なく覆うように且つ反射部材4cが導光板3側に位置するようにした。
続いて、導光板3の光出射面の上方に、拡散板(アクリライトNA88、三菱レイヨン株式会社製、幅305mm×長さ340mm×厚さ2mm)6を、間に5mmの空間を設けて配置した。更に、拡散板6の上方に拡散板6と同一サイズの拡散フィルム7(ライトアップDX100、キモト製)を配置し、その上方にプリズムシート8(BEF−III、住友スリーエム製)を配置した。
以上のようにして組み立てて得られた面光源装置における有効発光面寸法は、縦横が305×300mmであり、反射板2の上面からプリズムシート8の上面までの距離(厚み)は、約11mmであった。
(面光源装置の評価)
LED光源1bに直流50mAの電流を通電し、点灯後15分間安定するまで放置した。その後、面光源装置の輝度分布を、輝度計(ProMetric−1400、米国Radiant Imaging社製)により測定した。ここで、輝度計は、面光源装置上面より上方1050mmの位置に設置した。輝度分布は、導光板3の短辺方向中央付近の貫通孔3a(端から11番目の孔)の中心上を通り、貫通孔3aの列の方向に直交する方向(すなわち導光板3の長辺方向)の直線上で測定した。測定結果を図8に示す。
図8に示した輝度分布の結果から、貫通孔の中心付近と貫通孔の外側(10〜15mm離れた位置)での輝度を比較した結果を表1に示す。
[比較例]
光制御部材の反射部材に微細穴を2mmピッチで開けたこと以外は、実施例1と同じとした。この場合、光制御部材における微細穴の開口率は約5%である。
得られた面光源装置における輝度分布の測定結果を図8に示す。
図8に示した輝度分布の結果から、貫通孔の中心付近と貫通孔の外側(10〜15mm離れた位置)での輝度を比較した結果を表1に示す。
Figure 2010027229
比較例では貫通孔中心付近の輝度が貫通孔外側の輝度と比較して低くなっているが、実施例1ではそのようなことが無く輝度が均一になっている。
本発明による面光源装置の一実施形態の構成の概略を示す分解斜視図である。 図1の実施形態の面光源装置の部分断面図である。 図1の実施形態の面光源装置の部分拡大平面図である。 図1の実施形態におけるLEDユニットの平面図である。 図1の実施形態における光制御部材ユニットの底面図である。 図1の実施形態における光制御部材の拡大底面図である。 ドット印刷パターンのドット占有面積率の分布を示す図である。 面光源装置の輝度分布を示す図である。
符号の説明
1 LEDユニット
1a 放熱板
1b LED光源
2 反射板
3 導光板
3a 貫通孔
3b 貫通孔内壁面
4 光制御部材ユニット
4a 光制御部材
4b 透明フィルム
4c 反射部材
4d 微細穴
5 リフレクタ
6 拡散板
7 拡散フィルム
8 プリズムシート

Claims (9)

  1. 光出射面及び該光出射面の反対側の裏面を有し、前記光出射面から裏面へと延びる複数の貫通孔が形成された導光板と、
    前記貫通孔のそれぞれに対応して配置され当該貫通孔内に光を放射する一次光源と、
    前記光出射面側において前記貫通孔を覆う光制御部材とを備え、
    該光制御部材は、前記貫通孔を塞ぐように配置された反射部材と、該反射部材に開けられた複数の穴とを含んでなり、
    前記反射部材の前記穴の開口率が10%以上であることを特徴とする面光源装置。
  2. 請求項1に記載の面光源装置であって、前記反射部材は光を拡散反射することを特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれか一項に記載の面光源装置であって、前記光制御部材は透明フィルムの一方の面の第1の領域に接合されて保持され、該透明フィルムは前記一方の面の他の領域において前記導光板の光出射面に接合されていることを特徴とする面光源装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面光源装置であって、前記貫通孔は列状に配置されていることを特徴とする面光源装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の面光源装置であって、前記一次光源は少なくとも1つのLED光源を含むものであることを特徴とする面光源装置。
  6. 請求項5に記載の面光源装置であって、前記一次光源は白色光を発するLED光源からなることを特徴とする面光源装置。
  7. 請求項5に記載の面光源装置であって、前記一次光源は互いに異なる色の光を発する複数のLED光源を含んでなるLEDモジュールからなることを特徴とする面光源装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の面光源装置であって、前記導光板は拡散剤を含有してなることを特徴とする面光源装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の面光源装置であって、前記導光板の裏面には光出射機構として前記貫通孔からの距離に応じて専有面積率が変化するグラデーション分布のドットパターンが設けられていることを特徴とする面光源装置。
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