JP2008146297A - 工具軸姿勢決定装置、工具軸姿勢決定方法、プログラム - Google Patents

工具軸姿勢決定装置、工具軸姿勢決定方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】制御対象曲面に適応した、剛性を確保しやすい工具軸姿勢およびツーリングを決定できる工具軸姿勢決定装置を提供する。
【解決手段】制御部3は、曲面41をポリゴン43に分割し、工具先端を含む球状包含体49を曲面41上の工具経路51に沿って移動させて、工具・ホルダと接近するポリゴン43を検出することで制御対象曲面を決定する。次に、制御部3は、ポリゴンの法線方向を向きとし、ポリゴンの面積に応じた大きさの曲面ベクトルを算出する。そして、制御部3は、制御対象曲面に含まれるポリゴン43の曲面ベクトル53の総和を算出し、工具軸姿勢ベクトル55と決定する。ここで、工具軸姿勢ベクトル55の向きが、剛性を確保しやすい工具軸姿勢である。
【選択図】図9

Description

本発明は、切削加工の加工解析に関し、特に、工具軸姿勢の決定を行う工具軸姿勢決定装置、工具軸姿勢決定方法、プログラムに関する。
金型等の加工作業では、一般に、NC(Numerical Control)工作機械が用いられている。そして、NC工作機械の加工動作は、CAD(Computer Aided Design)システムによる形状設計や、CAM(Computer Aided Manufacturing)システムによる加工設計等を行うことにより決定される。
さらに、近年では、加工作業の事前検証として、CAMシステムで作成されたNCデータ等を基に、干渉の検知等が行われている。これにより、加工トラブルを未然に防いでいる。
一方、加工能率の向上や切削面の品質向上のため、剛性の高いツーリングを決定できることが望まれている。
図14は、ホルダ47と曲面41の干渉を表した模式図である。尚、この例では、工具軸姿勢はZ軸方向となっているが、NC工作機械の中には、工具軸姿勢がZ軸方向に固定されたものだけではなく、4軸制御や5軸制御のように工具軸姿勢を傾けることができるものもある。
図14に示すような干渉を回避するためには、事前に工具経路に対して加工シミュレーションを行い、干渉の有無を確認し、工具経路、ツーリング、または工具軸姿勢等の修正を行う必要がある。こうした干渉回避の仕組みとしては、特許文献1、2がある。
特許文献1は、工具とホルダを包含する円錐形状干渉モデルを用いて、曲面との干渉判定を行う。そして、干渉が検出された場合、干渉量を基に工具軸の干渉回避角度を求めて、工具軸を傾けることで、干渉を回避する。
図15は、干渉回避後の工具軸姿勢を表した模式図である。図15に示すように、工具軸を傾けることで、干渉を回避することができる。
特許文献2は、工具軸姿勢をZ軸方向に固定し、工具とホルダを仮想した被干渉体を用いて、工具経路上を移動するシミュレーションを行う。そして、曲面との干渉が検出されるごとに被干渉体を更新していき、最終的な被干渉体を基に干渉が発生しないツーリングを決定する。
また、他の干渉回避の仕組みとして、非特許文献1がある。
非特許文献1は、工具軸と曲面法線のなす角度θ、工具軸の回転角度φにより工具軸の姿勢を表現し、θとφの0度から180度までの組み合わせごとに干渉判定の計算を行う。そして、干渉判定の結果を基に干渉の起こりにくい工具軸姿勢を決定する。
特開平6−254741号公報 特開平9−179620号公報 森重功一・加瀬究・竹内芳美、「C−Spaceを用いた5軸制御加工のための工具経路生成法−加工戦略の設定とそれに基づいた工具経路の生成−」、1998年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集、精密工学会、1998、p37
しかし、特許文献1に記載された手法では、ツーリングを決定した後に干渉判定を行って工具軸姿勢を決定するので、ツーリングに依存した工具軸姿勢を決定することになる。そのため、工具突き出し量を小さくする等、剛性の高いツーリングを自動的に決定することはできない。さらに、本手法では、干渉回避後の工具軸姿勢が、局所的な干渉量のみによって決定されるため、図15に示すように、工具45とホルダ47の右側に余裕が大きい工具軸姿勢となってしまう。つまり、加工対象全体の曲面形状を考慮した最適な工具軸姿勢を決定することはできない。
図16は、剛性を確保しやすい工具軸姿勢の模式図である。図16に示すように、左右両側に余裕がある工具軸姿勢を事前に決定できれば、剛性の高いツーリングを決定することが可能となる。
また、特許文献2に記載された手法では、工具軸姿勢をZ軸に固定していることから、4軸制御や5軸制御のNC工作機械に対して、最適な工具軸姿勢を決定することはできない。さらに、干渉を回避する結果、工具突き出し量が大きくなり、剛性の高いツーリングを決定することはできない。
また、非特許文献1に記載された手法では、干渉回避の工具軸姿勢を求めるために、θとφの全ての組み合わせについて干渉判定の計算を行うことから、計算負荷が大きい。特に、ホルダなどの形状要素が多くなる場合、計算負荷は大幅に増大することになる。更に、ツーリングを決定した後に干渉判定の計算を行っているため、特許文献1と同様の課題が残る。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は制御対象曲面に適応した、剛性を確保しやすい工具軸姿勢およびツーリングを決定できる工具軸姿勢決定装置を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、被削材の切削表面を表す曲面を複数のポリゴンに分割する曲面分割手段と、工具・ホルダ情報と工具経路情報を基に、工具・ホルダと接近する前記ポリゴンを検出して、工具軸姿勢の制御対象となる前記曲面を決定する制御対象曲面決定手段と、前記制御対象曲面決定手段によって決定した前記曲面に属する前記ポリゴンについて、前記ポリゴンの法線方向を向きとし、前記ポリゴンの面積に応じた大きさの曲面ベクトルを算出する曲面ベクトル算出手段と、前記曲面ベクトル算出手段によって算出した前記曲面ベクトルの総和を工具軸姿勢ベクトルとし、前記工具軸姿勢ベクトルの向きを前記工具軸姿勢と決定する工具軸姿勢決定手段と、を具備することを特徴とする工具軸姿勢決定装置である。
ポリゴンとは、3次元で立体の形状を表現するときに使用する多角形のことである。ほとんどは三角形であるが、ここでは三角形以外の多角形も含む。
また、前記制御対象曲面決定手段は、入力部を介して任意の前記曲面を指定するものであっても良い。
更に、前記工具軸姿勢決定手段によって決定した前記工具軸姿勢によって干渉シミュレーションを行い、干渉しない範囲で最小の工具突き出しとなるようにツーリングを決定するツーリング決定手段を具備することが望ましい。
第2の発明は、被削材の切削表面を表す曲面を複数のポリゴンに分割するステップと、工具・ホルダ情報と工具経路情報を基に、工具・ホルダと接近する前記ポリゴンを検出して、工具軸姿勢の制御対象となる前記曲面を決定するステップと、制御対象となる前記曲面を決定するステップによって決定した前記曲面に属する前記ポリゴンについて、前記ポリゴンの法線方向を向きとし、前記ポリゴンの面積に応じた大きさの曲面ベクトルを算出するステップと、前記曲面ベクトルを算出するステップによって算出した前記曲面ベクトルの総和を工具軸姿勢ベクトルとし、前記工具軸姿勢ベクトルの向きを前記工具軸姿勢と決定するステップと、を含むことを特徴とする工具軸姿勢決定方法である。
また、制御対象となる前記曲面を決定するステップは、入力部を介して任意の前記曲面を指定するものであっても良い。
更に、前記工具軸姿勢を決定するステップによって決定した前記工具軸姿勢によって干渉シミュレーションを行い、干渉しない範囲で最小の工具突き出しとなるようにツーリングを決定するステップを含むことが望ましい。
第3の発明は、コンピュータを請求項1から請求項3のいずれかに記載の工具軸姿勢決定装置として機能させるプログラムである。
本発明により、制御対象曲面に適応した、剛性を確保しやすい工具軸姿勢およびツーリングを決定できる工具軸姿勢決定装置を提供することができる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る工具軸姿勢決定装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
工具軸姿勢決定装置1は、制御部3、記憶部5、メディア入出力部7、通信制御部9、入力部11、表示部13、周辺機器I/F部15等が、バス17と介して接続される。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部5、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス17を介して接続された各装置を駆動制御し、工具軸姿勢決定装置1が行う後述する処理(図3、図7、図10参照)を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部5、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部3が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部5は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、後述の処理に相当するアプリケーションプログラムが格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部3により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部7(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置を有する。
通信制御部9は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク19間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク19を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。
入力部11は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
入力部11を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部13は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F(インタフェース)部15は、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部15を介してコンピュータは周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部15は、USBやIEEE1394やRS−232C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
バス17は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
次に、図2を参照しながら、工具軸姿勢決定装置1の構成について説明する。
図2は、工具軸姿勢決定装置1の概略構成図である。
工具軸姿勢決定装置1は、曲面形状情報の入力手段21、曲面分割手段23、工具経路情報の入力手段25、制御対象曲面決定手段27、曲面ベクトル算出手段29、工具軸姿勢決定手段31、ツーリング決定手段33、工具軸姿勢情報、ツーリング情報の出力手段35、工具・ホルダ情報データベース37を備える。
曲面形状情報の入力手段21は、切削対象である被削材の切削表面を表す曲面41の形状情報を入力する。曲面形状情報は、例えば、CADシステムで行われる形状設計で決定された情報を入力する。データの入力は、入力部11を介して行っても良い。また、メディア入出力部7を用いても良い。また、ネットワーク19を介して、他のコンピュータからデータを送信しても良い。
曲面分割手段23は、曲面形状情報を基に、誤差が指定した閾値以内となるように、曲面41を複数のポリゴン43に分割する。詳細は、図4の説明にて後述する。
工具経路情報の入力手段25は、CL(Cutter Location)データとも呼ばれる工具経路の情報を入力する。工具経路情報は、例えば、CAMシステムで算出した情報である。データの入力は、曲面形状情報の入力手段21と同様である。
制御対象曲面決定手段27は、工具・ホルダ情報データベース37を参照し、工具・ホルダ情報と入力された工具経路情報を基に、工具・ホルダと接近するポリゴン43を検出して、工具軸姿勢の制御対象となる曲面41を決定する。詳細は、図5、図6の説明にて後述する。
曲面ベクトル算出手段29は、制御対象となった曲面41に属するポリゴン43について、ポリゴン43の法線方向を向きとし、ポリゴン43の面積を大きさとする曲面ベクトル53を算出する。詳細は、図8の説明にて後述する。
工具軸姿勢決定手段31は、曲面ベクトル53の総和を工具軸姿勢ベクトル55とし、工具軸姿勢ベクトル55の向きを工具軸姿勢と決定する。詳細は、図9の説明にて後述する。
ツーリング決定手段33は、決定された工具軸姿勢によって干渉シミュレーションを行い、工具・ホルダ情報データベース37を参照し、干渉しない範囲で最小の工具突き出しとなるようにツーリングを決定する。詳細は、図11、図12、図13の説明にて後述する。
工具軸姿勢情報、ツーリング情報の出力手段35は、工具軸姿勢情報、ツーリング情報39を出力する。データの出力は、表示部13を介してディスプレイ装置に表示しても良い。また、適当なファイル形式によるファイルに出力しても良い。また、ネットワーク19を介して、他のコンピュータにデータの送信を行っても良い。
工具・ホルダ情報データベース37は、例えば、工具径、工具先端半径、ホルダ径等を保持する。
次に、図3から図13を参照しながら、工具軸姿勢決定装置1の動作の詳細について説明する。
図3、図7、図10は、工具軸姿勢決定装置1の処理手順を示すフローチャートである。
図4は、曲面分割処理を示す模式図である。
図5は、球状包含体49の模式図である。
図6は、制御対象曲面決定処理を示す模式図である。
図8は、曲面ベクトル53の模式図である。
図9は、工具軸姿勢ベクトル55の模式図である。
図11、図12、図13は、干渉シミュレーションの模式図である。
図3に示すように、制御部3は、曲面形状情報を入力する(ステップ101)。ここで、曲面形状情報は、複数の曲面が含まれているとする。これは、一般的な金型は形状表現の自由度を高めるために複数の曲面で構成されているからである。
次に、制御部3は、入力された全ての曲面41をポリゴン43に分割する(ステップ102)。
図4は、4つの曲面41a〜41dをポリゴン43に分割する例となっている。制御部3は、例えば、誤差が指定した閾値以内となるまで、曲面41を分割するポリゴン43を増やしていく。誤差とは、元の曲面とポリゴン43との距離であり、ポリゴン43を増やしていくことで、誤差は小さくなっていく。一般に、形状が複雑になれば、同じ閾値であっても、ポリゴン43の数が増える。
次に、制御部3は、工具経路情報を入力する(ステップ103)。
次に、制御部3は、工具先端を含む球状包含体49を生成する(ステップ104)。
図5に示すように、工具45の先端を含むように球状包含体49を生成する。球状包含体49の半径Rは、工具最大半径Rt(=Dt/2)より大きく、ホルダ最大半径Rh(=Dh/2)より小さい範囲で設定する。尚、工具先端が球状となっているボールエンドミルの場合、工具最大半径Rtは、工具先端半径rと等しい。
次に、制御部3は、球状包含体49を工具経路51の開始位置に設定する(ステップ105)。
図6の最初の図に示すように、曲面41上に工具経路51が決められる。そして、制御部3は、球状包含体49を工具経路51の開始位置に設定する。
次に、制御部3は、球状包含体49とポリゴン43が干渉するか確認する(ステップ106)。
干渉する場合、制御部3は、干渉するポリゴン43にフラグを設定し(ステップ107)、ステップ108に進む。
干渉しない場合、ステップ108に進む。
次に、制御部3は、球状包含体49を工具経路51に沿って微小区間だけ進める(ステップ108)。
図6の二番目の図は、球状包含体49が工具経路51に沿って移動する様子を示している。全てのポリゴン43と球状包含体49が干渉するか確認するため、制御部3は、微小区間だけ球状包含体49を進めて、干渉チェックをする。
次に、制御部3は、工具経路51の終了位置に到達したか確認する(ステップ109)。
終了位置に到達していない場合、ステップ106から繰り返す。
終了位置に到達している場合、図7に示すステップ110に進む。
図6の三番目の図は、曲面上の塗り潰された部分が球状包含体に干渉したポリゴン42であり、曲面41c、41dにはフラグが設定されたポリゴン43が含まれており、曲面41a、41bにはフラグが設定されたポリゴン43が含まれていないことを示している。すなわち、制御対象曲面は、曲面41c、41dの二つとなる。
尚、ステップ104から109の処理を行わず、入力部11を介して任意の曲面41を指定することにより、制御対象曲面を決定しても良い。干渉する可能性のある場所が予測できる場合、ステップ104から109の処理を行わないことで、処理を簡略化することができる。
次に、図7に示すように、制御部3は、フラグが設定されたポリゴン43を少なくとも1つ含む曲面41を全て抽出する(ステップ110)。
次に、制御部3は、曲面ベクトル53の総和を格納する領域を初期化する(ステップ111)。曲面ベクトル53の総和を格納する領域は、3次元ベクトルのX成分、Y成分、Z成分を保持する。
次に、制御部3は、抽出した曲面41に属するポリゴン43を決定する(ステップ112)。例えば、ポリゴン43に曲面41と紐付ける情報とともに識別IDを付しておき、識別IDの順番で決定していく。
次に、制御部3は、決定したポリゴン43の曲面ベクトル53を算出する(ステップ113)。
図8は、一部のポリゴン43を抽出し、曲面ベクトル53を図示したものである。曲面ベクトル53は、対象とするポリゴン43の単位法線ベクトルと、対象とするポリゴン43の面積との積である。すなわち、曲面ベクトル53は、向きがポリゴン43の法線方向、大きさがポリゴン43の面積の3次元ベクトルである。
次に、制御部3は、曲面ベクトル53の総和を格納する領域に加算する(ステップ114)。すなわち、曲面ベクトル53の総和を格納する領域の値と曲面ベクトル53の値を加算した値が、新たに曲面ベクトル53の総和を格納する領域に保持される。
次に、制御部3は、抽出した曲面41に属する全てのポリゴン43について処理が終了したか確認する(ステップ115)。
全てのポリゴン43について処理が終了していない場合、ステップ112から繰り返す。
全てのポリゴン43について処理が終了している場合、ステップ116に進む。
尚、曲面ベクトル53の総和は、抽出した曲面41に属する全てのポリゴン43とするが、ステップ107でフラグ付けされたポリゴン43の曲面ベクトル53の総和でも良い。
次に、制御部3は、曲面ベクトル53の総和を工具軸姿勢ベクトル55に決定する(ステップ116)。
図9は、曲面ベクトル53と、曲面ベクトル53の総和となる工具軸姿勢ベクトル55を2次元で図示したものである。工具軸姿勢ベクトル55の向きは、工具経路51の全体を通して干渉が起こりにくい安全な方向であることが分かる。更に、工具軸姿勢ベクトル55の向きは、干渉余裕が偏っておらず剛性を確保しやすい方向であることが分かる。
尚、工具軸姿勢ベクトル55の大きさは、工具の干渉が起こりにくい安全性の指標となり得る。つまり、大きさが大きいほど安全であるという判断が可能である。
次に、図10に示すように、制御部3は、仮想ホルダ59を生成する(ステップ117)。
仮想ホルダ59の初期形状は、例えば、工具45の切れ刃57以外の部分とホルダ47の最大直径を包含する大きさである。この形状であれば、工具45の突き出し量は最小となり、剛性の高いツーリングとなる。
次に、制御部3は、仮想ホルダ59を工具経路51の開始位置に設定する(ステップ118)。
図11では、仮想ホルダ59が工具経路51の開始位置に設定されている。工具軸姿勢は、ステップ116で決定した工具軸姿勢ベクトル55の向きに従い、工具経路51の終了位置まで同じ向きを保つ。
次に、制御部3は、仮想ホルダ59と曲面41が干渉するか確認する(ステップ119)。
干渉する場合、仮想ホルダ59の干渉する部分を削除し(ステップ120)、ステップ121に進む。
干渉しない場合、ステップ121に進む。
図12は、仮想ホルダ59と曲面41の干渉を図示している。干渉部分は、集合演算によって算出され、干渉部分を除いた形状が、新たな仮想ホルダ59の形状として保持される。
次に、制御部3は、工具経路51の終了位置に到達したか確認する(ステップ121)。
終了位置に到達していない場合、ステップ119から繰り返す。
終了位置に到達している場合、ステップ122に進む。
次に、制御部3は、削除されずに残った仮想ホルダ59の形状を基に、最小の工具突き出し量となるツーリングを決定する(ステップ122)。
図13では、仮想ホルダ59が工具経路51の終了位置に到達している。仮想ホルダ59の形状は、干渉があるごとに干渉部分が削除されていることから、残った形状に含まれるようなツーリングは、曲面41と干渉することはない。従って、容易に干渉しないツーリングを決定できる。更に、最小の工具突き出し量となるようにツーリングを決定することで、剛性の高いツーリングを決定できる。
以上、詳細に説明したように、本発明の実施の形態によれば、曲面41をポリゴン43に分割し、工具先端を含む球状包含体49を工具経路51に沿って移動させて干渉を検知することで制御対象曲面を決定し、制御対象曲面に含まれるポリゴン43の曲面ベクトル53の総和を算出し、工具軸姿勢ベクトル55と決定する。
更に、工具軸姿勢ベクトル55の向きを工具軸姿勢とし、干渉シミュレーションを行うことによって、干渉しない範囲で最小の工具突き出し量となるようにツーリングを決定する。
本発明の実施の形態によって、ツーリングを決定する前に、工具経路51の全体を通して干渉が起こりにくい安全な工具軸姿勢、かつ干渉余裕が偏っておらず剛性を確保しやすい工具軸姿勢を決定できる。
更に、干渉が起こりにくく、剛性を確保するために最適な工具軸姿勢を事前に決定することで、干渉が発生しない、かつ剛性の高いツーリングを決定できる。
更に、工具軸姿勢を決定した後にツーリングを決定すると、干渉シミュレーションは1回で済むため、ツーリング決定の処理が大幅に簡略化される。
そして、剛性の高いツーリングを決定することで、工具の送り速度を上げても工具破損等の心配がないため、切削効率が向上する。また、剛性の高いツーリングを決定することで、加工時に生じるびびりを抑制することができ、切削面の品質が向上する。
尚、ツーリング決定の処理は、本発明の実施の形態に限定されない。工具軸姿勢を固定して干渉が発生しないツーリングを決定する仕組みは、既にいくつか知られている。ツーリング決定の処理は、工具軸姿勢を固定した上で、干渉が発生しない範囲で最小の工具突き出し量となるツーリングを決定できれば良い。
また、図3、図7、図10に示す処理を行うプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させても良いし、通信回線を介して送受信することもできる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る工具軸姿勢決定装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
工具軸姿勢決定装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図 工具軸姿勢決定装置1の概略構成図 工具軸姿勢決定装置1の処理手順を示すフローチャート 曲面分割処理を示す模式図 球状包含体49の模式図 制御対象曲面決定処理を示す模式図 工具軸姿勢決定装置1の処理手順を示すフローチャート 曲面ベクトル53の模式図 工具軸姿勢ベクトル55の模式図 工具軸姿勢決定装置1の処理手順を示すフローチャート 干渉シミュレーションの模式図 干渉シミュレーションの模式図 干渉シミュレーションの模式図 ホルダ47と曲面41の干渉を表した模式図 干渉回避後の工具軸姿勢を表した模式図 剛性を確保しやすい工具軸姿勢の模式図
符号の説明
1………工具軸姿勢決定装置
3………制御部
5………記憶部
7………メディア入出力部
9………通信制御部
11………入力部
13………表示部
15………周辺機器I/F部
17………バス
19………ネットワーク
41………曲面
42………球状包含体に干渉したポリゴン
43………ポリゴン
45………工具
47………ホルダ
49………球状包含体
51………工具経路
53………曲面ベクトル
55………工具軸姿勢ベクトル
57………切れ刃
59………仮想ホルダ

Claims (7)

  1. 被削材の切削表面を表す曲面を複数のポリゴンに分割する曲面分割手段と、
    工具・ホルダ情報と工具経路情報を基に、工具・ホルダと接近する前記ポリゴンを検出して、工具軸姿勢の制御対象となる前記曲面を決定する制御対象曲面決定手段と、
    前記制御対象曲面決定手段によって決定した前記曲面に属する前記ポリゴンについて、前記ポリゴンの法線方向を向きとし、前記ポリゴンの面積に応じた大きさの曲面ベクトルを算出する曲面ベクトル算出手段と、
    前記曲面ベクトル算出手段によって算出した前記曲面ベクトルの総和を工具軸姿勢ベクトルとし、前記工具軸姿勢ベクトルの向きを前記工具軸姿勢と決定する工具軸姿勢決定手段と、
    を具備することを特徴とする工具軸姿勢決定装置。
  2. 前記制御対象曲面決定手段は、入力部を介して任意の前記曲面を指定するものであることを特徴とする請求項1に記載の工具軸姿勢決定装置。
  3. 前記工具軸姿勢決定手段によって決定した前記工具軸姿勢によって干渉シミュレーションを行い、干渉しない範囲で最小の工具突き出しとなるようにツーリングを決定するツーリング決定手段を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具軸姿勢決定装置。
  4. 被削材の切削表面を表す曲面を複数のポリゴンに分割するステップと、
    工具・ホルダ情報と工具経路情報を基に、工具・ホルダと接近する前記ポリゴンを検出して、工具軸姿勢の制御対象となる前記曲面を決定するステップと、
    制御対象となる前記曲面を決定するステップによって決定した前記曲面に属する前記ポリゴンについて、前記ポリゴンの法線方向を向きとし、前記ポリゴンの面積に応じた大きさの曲面ベクトルを算出するステップと、
    前記曲面ベクトルを算出するステップによって算出した前記曲面ベクトルの総和を工具軸姿勢ベクトルとし、前記工具軸姿勢ベクトルの向きを前記工具軸姿勢と決定するステップと、
    を含むことを特徴とする工具軸姿勢決定方法。
  5. 制御対象となる前記曲面を決定するステップは、入力部を介して任意の前記曲面を指定するものであることを特徴とする請求項1に記載の工具軸姿勢決定方法。
  6. 前記工具軸姿勢を決定するステップによって決定した前記工具軸姿勢によって干渉シミュレーションを行い、干渉しない範囲で最小の工具突き出しとなるようにツーリングを決定するステップを更に含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の工具軸姿勢決定方法。
  7. コンピュータを請求項1から請求項3のいずれかに記載の工具軸姿勢決定装置として機能させるプログラム。
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