JP2008145837A - 液晶表示装置 - Google Patents

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尚志 永田
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【課題】電荷漏れに起因する輝度低下を抑制することのできる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】第2の基板102上に、補助容量配線CSL1〜CSLmと1対1で対応するように対向電極TD1〜TDmを備える。補助容量配線CSL1〜CSLmと対向電極TD1〜TDmとは、各対向電極の端部近傍の転移部TN1〜TNmで互いに電気的に接続される。補助容量配線駆動回路42は、各補助容量配線CSL1〜CSLmに、1フレーム期間毎にハイレベルの電位とロウレベルの電位とが交互に現れる補助容量配線駆動信号を印加する。その際、各走査信号線につき走査信号の電位がハイレベルからロウレベルに変化する直前の所定の期間内にのみ補助容量配線駆動信号の電位を変化させ、その他の期間には当該補助容量配線駆動信号の電位を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置に関し、特に、電荷漏れに起因する輝度低下を抑制する技術に関する。
従来より、液晶表示装置において、対向電極(共通電極)を交流駆動する構成が知られている。図14は、対向電極を交流駆動する従来の液晶表示装置の駆動方法を説明するための信号波形図である。図14(a)は、或る列(X列目とする)の駆動用映像信号VSの波形を示している。図14(b)は1行目の走査信号G1の波形を示し、図14(c)は2行目の走査信号G2の波形を示している。図14(d)は、対向電極を駆動する対向電極駆動信号VCOMおよび補助容量配線を駆動する補助容量配線駆動信号VCSの波形を示している。図14(e)は1行目の走査信号線とX列目の映像信号線との交差点に対応して設けられている画素形成部(以下、i行目の走査信号線とX列目の映像信号線との交差点に対応して設けられている画素形成部を「第iの画素形成部」という。)の画素電極の電位VP1の波形を示し、図14(f)は第1の画素形成部における液晶層への印加電圧V1の波形を示している。図14(g)は2行目の走査信号線とX列目の映像信号線との交差点に対応して設けられている第2の画素形成部の画素電極の電位VP2の波形を示し、図14(h)は第2の画素形成部における液晶層への印加電圧V2の波形を示している。
図14において、時点t1から時点t2までの期間に着目すると、対向電極駆動信号VCOMおよび補助容量配線駆動信号VCSの電位はロウレベルとなっており、駆動用映像信号VSの電位はハイレベルとなっている。また、この期間中、1行目の走査信号G1の電位はハイレベルになっている。これにより、時点t1から時点t2までの期間には、第1の画素形成部の画素容量への書き込みが行われる。このとき、図14(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位が4Vであれば、時点t2には第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は4Vとなる。なお、本説明において、「ハイレベル」および「ロウレベル」の語はデジタル値としての「1」および「0」に対応する電圧レベルを表すために用いるのではなく、基準となる電位に対して極性が正になるものを「ハイレベル」、基準となる電位に対して極性が負になるものを「ロウレベル」という。
時点t2に走査信号G1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、第1の画素形成部内のTFTはオフ状態となり画素電極は電気的に浮いた状態となる。この時、画素電極の電位VP1は、TFTのゲート電極と画素電極との間の寄生容量の影響を受けて、例えば3.5Vに低下する。一方、対向電極駆動信号VCOMおよび補助容量配線駆動信号の電位VCSは時点t2にハイレベルとなる。ここで、上述のとおり第1の画素形成部の画素電極は電気的に浮いた状態となっているので、対向電極駆動信号VCOMの電位の上昇に伴って画素電極の電位VP1も上昇する。対向電極駆動信号VCOMの電位の上昇は5Vであるので、第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は3.5Vから8.5Vに上昇する。
その後、時点t4までの期間、走査信号G1の電位はロウレベルで維持される。このため、第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は、対向電極駆動信号VCOMの極性反転に伴って、3.5Vの電位と8.5Vの電位とが繰り返される。
さらに、図14において、時点t4から時点t5までの期間に着目すると、対向電極駆動信号VCOMおよび補助容量配線駆動信号VCSの電位はハイレベルとなっており、駆動用映像信号VSの電位はロウレベルとなっている。また、この期間中、1行目の走査信号G1の電位はハイレベルになっている。これにより、時点t4から時点t5までの期間には、再度、第1の画素形成部の画素容量への書き込みが行われる。このとき、図14(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位が0Vであれば、時点t5には第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は0Vとなる。
時点t5に走査信号G1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、画素電極の電位VP1は、TFTのゲート電極と画素電極との間の寄生容量の影響を受けて、例えば−0.5Vに低下する。一方、対向電極駆動信号VCOMおよび補助容量配線駆動信号VCSの電位は時点t5にロウレベルとなる。ここで、第1の画素形成部の画素電極は電気的に浮いた状態となっているので、対向電極駆動信号VCOMの電位の低下に伴って画素電極の電位VP1も低下する。対向電極駆動信号VCOMの電位の低下は5Vであるので、第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は−0.5Vから−5.5Vに低下する。
その後、走査信号G1の電位はロウレベルで維持されるので、第1の画素形成部の画素電極の電位VP1は、対向電極駆動信号VCOMの極性反転に伴って、−5.5Vの電位と−0.5Vの電位とが繰り返される。
以上のように動作する結果、第1の画素形成部における液晶層への印加電圧V1は図14(f)に示すように変化する。すなわち、印加電圧V1については、大半の期間、4.5Vの電圧あるいは−4.5Vの電圧が維持されている。同様にして、第2の画素形成部における液晶層への印加電圧V2は図14(h)に示すように変化する。
なお、特開2001−282206号公報には、不要な充放電電流を防いで消費電力を低減するために、対向電極をゲートバスラインと同数に分割し、分割された対向電極毎に任意の電圧を与える液晶表示装置の発明が開示されている。
特開2001−282206号公報 特開2001−343666号公報 特許第3402277号公報 特開平4−359226号公報 特開平10−239710号公報 特開平11−142815号公報
ところが、上述の駆動方法によると、画素電極の電位VP1が−5.5Vの期間には、当該画素電極の電位VP1と走査信号G1の電位との電位差は4.5Vにすぎない。このため、例えばa−Si(アモルファスシリコン)トランジスタのようにゲートオフに要するドレイン−ゲート間の電圧が大きい素子において、TFTが充分なオフ特性マージンを有していない場合や、トランジスタの閾値電圧が経時劣化によってマイナス側にシフトしている場合などには、電荷漏れが生じることがある。その結果、画素電極の電位VP1が負となるフレーム期間において、実効電圧が低下し、輝度低下等の表示上の不具合が生じることがある。また、特開2001−282206号公報には、上述した電荷漏れに起因する輝度低下については特に記載されていない。
そこで、本発明は、電荷漏れに起因する輝度低下を抑制することのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
複数の走査信号線と複数の映像信号線とが格子状に配置された所定の基板と、
前記所定の基板上において前記複数の走査信号線と前記複数の映像信号線との交差点にそれぞれ対応して設けられた複数の画素電極と、
前記複数の画素電極との間に電圧を印加するために設けられた共通電極と、
前記複数の走査信号線と1対1で対応するように前記所定の基板上に設けられた複数の補助容量配線と、
前記複数の走査信号線を1水平走査期間ずつ順次に駆動するために複数の走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、
前記複数の補助容量配線を駆動するために複数の補助容量配線駆動信号を出力する補助容量配線駆動回路と
を備え、
前記共通電極は、第1の所定数の走査信号線毎に設けられ、
各共通電極は、前記第1の所定数の補助容量配線と電気的に接続され、
前記補助容量配線駆動回路は、
各走査信号線に対応して設けられている補助容量配線を駆動する補助容量配線駆動信号を、当該各走査信号線に印加される走査信号の電圧レベルがハイレベルからロウレベルに変化する直前の時点以前の第2の所定数の水平走査期間以内に、前記画素電極と前記共通電極との間に印加されるべき電圧の極性に応じて決定される、予め定められた2つの電圧レベルのうちの一方の電圧レベルに変化させ、
1フレーム期間のうちの少なくとも前記第2の所定数の水平走査期間を除く期間には前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを維持することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第2の所定数は、前記複数の走査信号線の数の10分の1の数であることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記第2の所定数は、10以下の数であることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記第2の所定数は、5以下の数であることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明において、
前記第2の所定数は、2以下の数であることを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記第1の所定数は、1であることを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明において、
前記補助容量配線駆動回路は、前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを1フレーム期間毎にハイレベルとロウレベルとに変化させることを特徴とする。
第8の発明は、第1から第6までのいずれかの発明において、
前記補助容量配線駆動回路は、1フレーム期間のうちの少なくとも前記第2の所定数の水平走査期間を除く期間には前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを0Vに維持することを特徴とする。
第9の発明は、第1から第8までのいずれかの発明において、
前記走査信号線駆動回路は、複数の段からなり当該複数の段の各段より所定の間隔でパルス信号を出力するシフトレジスタを含み、
前記補助容量配線駆動回路は、前記シフトレジスタの各段より出力されたパルス信号に基づいて動作することを特徴とする。
第10の発明は、第1から第9までのいずれかの発明において、
前記走査信号線駆動回路と前記補助容量配線駆動回路とは前記所定の基板上に形成されたドライバモノリシック型であることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、共通電極は第1の所定数の走査信号線毎に設けられている。また、各共通電極は第1の所定数の補助容量配線と電気的に接続されているので、当該各共通電極の電位とそれ(共通電極)に接続されている補助容量配線の電位とは等しくなる。このため、第1の所定数毎に補助容量配線を駆動することによって、共通電極毎に信号波形を異ならせることができる。また、各補助容量配線駆動信号の電圧レベルについては、対応する走査信号の電圧レベルがハイレベルからロウレベルに変化する直前の時点以前の第2の所定数の水平走査期間以内に変化し、1フレーム期間内の大半の期間には維持される。このため、画素電極にロウレベルの電圧が印加された後には、次に画素電極にハイレベルの電圧が印加される直前の期間を除いては、共通電極の電圧レベルの変化に伴って当該画素電極の電位がさらに低下することがない。これにより、走査信号の電圧レベルがロウレベルの期間中、当該走査信号の電圧レベルと画素電極の電圧レベルとの差を充分に保つことができる。その結果、電荷漏れに起因する表示不良の発生が抑制される。また、液晶層への印加電圧を大きくすることができるので、表示画像の高輝度化を図ることができる。
上記第2の発明によれば、画素電極にハイレベルの電圧が印加される直前の期間に、走査信号の電圧レベルと画素電極の電圧レベルとの差が充分に確保されない期間を短くすることができる。このため、電荷漏れによる表示不良を効果的に抑制することができる。
上記第3の発明によれば、上記第2の発明と同様、電荷漏れによる表示不良を効果的に抑制することができる。
上記第4の発明によれば、上記第2の発明と同様、電荷漏れによる表示不良を効果的に抑制することができる。
上記第5の発明によれば、上記第2の発明と同様、電荷漏れによる表示不良を効果的に抑制することができる。
上記第6の発明によれば、共通電極は走査信号線と1対1で対応するように設けられる。このため、走査信号線毎に共通電極の信号波形を異ならせることができる。これにより、走査信号線毎のムラが生ずることなく、表示画面全体についての均一な輝度表示が実現される。
上記第7の発明によれば、補助容量配線駆動信号の電圧レベルは1フレーム期間毎に変化する。このため、共通電極の電圧レベルの変化についての周波数が小さくなる。これにより、消費電力が低減され、音鳴りも低減される。
上記第8の発明によれば、大半の期間、補助容量配線駆動信号の電圧レベルは0Vとなる。このため、効果的に消費電力を低減することができる。
上記第9の発明によれば、走査信号線駆動回路と補助容量配線駆動回路とはシフトレジスタを共用している。このため、回路規模の増大が抑制され、例えば額縁領域の縮小化を図ることができる。また、製造不良の発生が抑制されるので、歩留まりが向上する。
上記第10の発明によれば、回路規模の増大が抑制され、例えば額縁領域の縮小化を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
<1.液晶表示装置の全体構成および動作>
図2は、本発明の一実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200と、映像信号線駆動回路300と、走査側駆動回路400と、表示部500とを備えている。走査側駆動回路400には、シフトレジスタ41と補助容量配線駆動回路42とゲート駆動部43とが含まれている。表示部500には、複数本(n本)の映像信号線SL1〜SLnと、複数本(m本)の走査信号線GL1〜GLmと、それら複数本の映像信号線SL1〜SLnと複数本の走査信号線GL1〜GLmとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(n×m個)の画素形成部と、各走査信号線GL1〜GLmに対応して設けられた補助容量配線CSL1〜CSLmと、各走査信号線GL1〜GLmに対応して設けられた対向電極(共通電極)TD1〜TDmとが含まれている。また、この液晶表示装置は対向する1対のガラス基板である第1のガラス基板101と第2のガラス基板102とを有している。映像信号線駆動回路300と走査側駆動回路400と映像信号線SL1〜SLnと走査信号線GL1〜GLmと補助容量配線CSL1〜CSLmとは第1のガラス基板101上に形成され、対向電極TD1〜TDmは第2のガラス基板102上に形成されている。また、補助容量配線CSL1〜CSLmと対向電極TD1〜TDmとは転移部TN1〜TNmで電気的に接続されている。
図3は、画素形成部の構成を示す回路図である。各画素形成部には、スイッチング素子としてのTFT50と、そのTFT50のドレイン端子に接続された画素電極51と、走査信号線GL毎に設けられた対向電極TDおよび補助容量配線CSLとが含まれている。画素電極51と対向電極TDとによって液晶容量53が形成され、画素電極51と補助容量配線CSLとによって補助容量52が形成されている。そして、液晶容量53と補助容量52とによって画素容量が構成されている。また、各TFT50のゲート端子は対応する交差点を通過する走査信号線GLに接続され、各TFT50のソース端子は対応する交差点を通過する映像信号線SLに接続されている。
次に、図2を参照しつつ、各構成要素の動作について説明する。表示制御回路200は、外部から送られるデータ信号DATとタイミング制御信号TSとを受け取り、デジタル映像信号DVと、表示部500に画像を表示するタイミングを制御するためのソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK、ラッチストローブ信号LS、ゲートスタートパルス信号GSP、ゲートクロック信号GCK、および補助容量配線駆動用基準信号VKを出力する。
映像信号線駆動回路300は、表示制御回路200から出力されるデジタル映像信号DV、ソーススタートパルス信号SSP、ソースクロック信号SCK、およびラッチストローブ信号LSを受け取り、表示部500内の各画素形成部の画素容量を充電するために駆動用映像信号を各映像信号線SL1〜SLnに印加する。このとき、映像信号線駆動回路300では、ソースクロック信号SCKのパルスが発生するタイミングで、各映像信号線SL1〜SLnに印加すべき電圧を示すデジタル映像信号DVが順次に保持される。そして、ラッチストローブ信号LSのパルスが発生するタイミングで、上記保持されたデジタル映像信号DVがアナログ電圧に変換され、駆動用映像信号として全ての映像信号線SL1〜SLnに一斉に印加される。
走査側駆動回路400は、表示制御回路200から出力されるゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKと補助容量配線駆動用基準信号VKとに基づいて、各走査信号線GL1〜GLmにアクティブな走査信号を印加するとともに各補助容量配線CSL1〜CSLmに交流の補助容量配線駆動信号を印加する。また、上述のとおり補助容量配線CSL1〜CSLmと対向電極TD1〜TDmとは転移部TN1〜TNmで電気的に接続されているので、対向電極TD1〜TDmには補助容量配線駆動信号と同波形の対向電極駆動信号が印加される。
以上のようにして、各映像信号線SL1〜SLnに駆動用映像信号が印加され、各走査信号線GL1〜GLmに走査信号が印加され、各対向電極TD1〜TDmに対向電極駆動信号が印加されることにより、表示部500に画像が表示される。
<2.対向電極の構成>
図1は、本実施形態における対向電極の構成を模式的に示す平面図である。図1に示すように、この液晶表示装置においては、m本の補助容量配線CSL1〜CSLmが補助容量配線駆動回路42から走査信号線(不図示)と平行に伸びるように形成されている。それら補助容量配線CSL1〜CSLmと1対1で対応するように対向電極TD1〜TDmが設けられている。対向電極TD1〜TDmはそれぞれ互いに分離されている。また、各対向電極TD1〜TDmは、走査信号線が延びる方向を長辺とし、映像信号線が延びる方向を短辺とするほぼ長方形状の形状をしている。
図4は、図1のA−A線断面図である。図4に示すように、補助容量配線駆動回路42と補助容量配線CSLとは第1のガラス基板101に形成され、対向電極TDは第2のガラス基板102に形成されている。補助容量配線CSLと対向電極TDとは、対向電極TDの端部近傍の転移部TNで電気的に接続されている。この転移部TNは、例えばシール材に含有された金などの導電性ビーズで形成されている。
<3.走査側駆動回路の構成および動作>
図5は、本実施形態における走査側駆動回路400の構成を示すブロック図である。この走査側駆動回路400は、シフトレジスタ41と補助容量配線駆動回路42とゲート駆動部43とを備えている。なお、シフトレジスタ41とゲート駆動部43とによって走査信号線駆動回路が実現されている。補助容量配線駆動回路42には、各補助容量配線CSL1〜CSLmと1対1で対応するようにクロックドインバータCLI1〜CLImが設けられている。ゲート駆動部43には、各走査信号線GL1〜GLmと1対1で対応するようにレベルシフタLVS1〜LVSmが設けられている。
シフトレジスタ41には、ゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとが入力される。シフトレジスタ41は、これらの信号GSP、GCKに基づき、ゲートスタートパルス信号GSPに含まれるパルスを入力端から出力端へと順次に転送する。このパルスの転送に応じて、シフトレジスタ41からパルス信号PLS0〜PLSmが順次に出力される。
図6は、補助容量配線駆動回路42内のクロックドインバータCLIの動作について説明するための図である。このクロックドインバータCLIには入力信号INとクロック信号CLKとが入力される。また、このクロックドインバータCLIからは出力信号OUTが出力される。クロック信号CLKの電位がハイレベルの時には、このクロックドインバータCLIはインバータ回路として機能する。すなわち、クロック信号CLKの電位がハイレベルの時には、入力信号INの電位がハイレベルであれば出力信号OUTの電位はロウレベルとなり、入力信号INの電位がロウレベルであれば出力信号OUTの電位はハイレベルとなる。一方、クロック信号CLKの電位がロウレベルの時には、出力信号OUTの出力レベルは維持される。
本実施形態では、図5に示すように、クロックドインバータCLI1には、図6に示したクロック信号CLKとしてパルス信号PLS0が入力され、図6に示した入力信号INとして補助容量配線駆動用基準信号VKが入力される。そして、クロックドインバータCLI1からは、図6に示した出力信号OUTとして補助容量配線駆動信号VCS1が出力される。また、クロックドインバータCLI2〜CLImには、図6に示したクロック信号CLKとしてパルス信号PLS1〜PLSm−1が入力され、図6に示した入力信号INとして補助容量配線駆動信号VCS1〜VCSm−1が入力される。そして、クロックドインバータCLI2〜CLImからは、図6に示した出力信号OUTとして補助容量配線駆動信号VCS2〜VCSmが出力される。
レベルシフタLVS1〜LVSmは、シフトレジスタ41から出力されるパルス信号PLS1〜PLSmを受け取り、その電圧レベルを変換して走査信号G1〜Gmとして出力する。
<4.駆動方法>
次に、本実施形態における駆動方法について説明する。図7は、本実施形態における駆動方法を説明するための信号波形図である。本実施形態では、ハイレベルの電位とロウレベルの電位とが1フレーム期間毎に交互に現れる補助容量配線駆動用基準信号VKがクロックドインバータCLI1に与えられる。なお、以下においては、図7(e)に示すように、補助容量配線駆動用基準信号VKの電位は、時点t1に−1V(ロウレベルの電位)から4V(ハイレベルの電位)に変化し、時点t6に4Vから−1Vに変化するものとして説明する。また、本実施形態においては、第2の所定数が「2」となっている。
まず、クロックドインバータCLI1についての入出力信号に着目する。図7(b)に示すように、時点t2にパルス信号PLS0の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t3まで維持される。時点t2から時点t3までの期間には、図7(e)に示すように補助容量配線駆動用基準信号VKの電位は4Vになっているので、クロックドインバータCLI1から出力される補助容量配線駆動信号VCS1の電位は−1Vとなる。
時点t3にパルス信号PLS0の電位がロウレベルになると、そのロウレベルの状態が時点t7まで維持される。上述のように時点t3には補助容量配線駆動信号VCS1の電位は−1Vとなっているので、時点t3から時点t7までの期間には、補助容量配線駆動信号VCS1の電位は−1Vで維持される。
時点t7にパルス信号PLS0の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t8まで維持される。時点t7から時点t8までの期間には、図7(e)に示すように補助容量配線駆動用基準信号VKの電位は−1Vになっているので、補助容量配線駆動信号VCS1の電位は4Vとなる。
以上のようにして、補助容量配線駆動信号VCS1の波形は、図7(f)に示すようなものとなる。また、図1に示したように補助容量配線CSL1と対向電極TD1とは転移部TN1で電気的に接続されているので、図7(f)に示すように、対向電極駆動信号VCOM1の電位と補助容量配線駆動信号VCS1の電位とは同じになる。
次に、クロックドインバータCLI2についての入出力信号に着目する。図7(c)に示すように、時点t3にパルス信号PLS1の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t4まで維持される。時点t3から時点t4までの期間には、図7(f)に示すように補助容量配線駆動信号VCS1の電位は−1Vになっているので、クロックドインバータCLI2から出力される補助容量配線駆動信号VCS2の電位は4Vとなる。なお、図7(c)にはパルス信号PLS1と走査信号G1とを同波形で示しているが、実際の振幅についてはパルス信号PLS1よりも走査信号G1の方が大きくなっている。
時点t4にパルス信号PLS1の電位がロウレベルになると、そのロウレベルの状態が時点t8まで維持される。上述のように時点t4には補助容量配線駆動信号VCS2の電位は4Vとなっているので、時点t4から時点t8までの期間には、補助容量配線駆動信号VCS2の電位は4Vで維持される。
時点t8にパルス信号PLS1の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t9まで維持される。時点t8から時点t9までの期間には、図7(f)に示すように補助容量配線駆動信号VCS1の電位は4Vになっているので、補助容量配線駆動信号VCS2の電位は−1Vとなる。
以上のようにして、補助容量配線駆動信号VCS2の波形は、図7(g)に示すようなものとなる。また、図1に示したように補助容量配線CSL2と対向電極TD2とは転移部TN2で電気的に接続されているので、図7(g)に示すように、対向電極駆動信号VCOM2の電位と補助容量配線駆動信号VCS2の電位とは同じになる。
次に、第1の画素形成部に着目する。時点t2になると、対向電極駆動信号VCOM1の電位が4Vから−1Vに低下するのに伴い、画素電極51の電位VP1は−0.5Vから−5.5Vに低下する。時点t3に走査信号G1の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t4まで維持される。時点t3から時点t4までの期間には、図7(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位は4Vになっているので、画素電極51の電位VP1は4Vとなる。
時点t4になると、走査信号G1の電位はハイレベルからロウレベルに変化する。この時、画素電極51の電位VP1は、TFT50のゲート電極と画素電極51との間の寄生容量の影響を受けて、4Vから3.5Vに低下する。画素電極51の電位VP1が3.5Vに低下した後、時点t7までの期間には、対向電極駆動信号VCOM1の電位は−1Vで維持されており、かつ、走査信号G1の電位はロウレベルで維持されている。従って、画素電極51の電位VP1が3.5Vに低下した後、時点t7までの期間には、画素電極51の電位VP1は3.5Vで維持される。
時点t7になると、対向電極駆動信号VCOM1の電位が−1Vから4Vに上昇するのに伴い、画素電極51の電位VP1は3.5Vから8.5Vに上昇する。時点t8に走査信号G1の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t9まで維持される。時点t8から時点t9までの期間には、図7(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位は0Vになっているので、画素電極51の電位VP1は0Vとなる。
時点t9になると、走査信号G1の電位はハイレベルからロウレベルに変化する。この時、画素電極51の電位VP1は、TFT50のゲート電極と画素電極51との間の寄生容量の影響を受けて、0Vから−0.5Vに低下する。画素電極51の電位VP1が−0.5Vに低下した後、対向電極駆動信号VCOM1の電位は4Vで維持されており、かつ、走査信号G1の電位はロウレベルで維持されている。従って、画素電極51の電位VP1が−0.5Vに低下した後、画素電極51の電位VP1は−0.5Vで維持される。
以上のようにして、第1の画素形成部の画素電極51の電位VP1は、図7(h)に示すように変化する。その結果、第1の画素形成部の液晶層に印加される電圧V1は、図7(i)に示すように変化する。
次に、第2の画素形成部に着目する。時点t3になると、対向電極駆動信号VCOM2の電位が−1から4Vに上昇するのに伴い、画素電極51の電位VP2は3.5Vから8.5Vに上昇する。時点t4に走査信号G2の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t5まで維持される。時点t4から時点t5までの期間には、図7(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位は0Vになっているので、画素電極51の電位VP2は0Vとなる。
時点t5になると、走査信号G2の電位はハイレベルからロウレベルに変化する。この時、画素電極51の電位VP2は、TFT50のゲート電極と画素電極51との間の寄生容量の影響を受けて、0Vから−0.5Vに低下する。画素電極51の電位VP2が−0.5Vに低下した後、時点t8までの期間には、対向電極駆動信号VCS2の電位は4Vで維持されており、かつ、走査信号G2の電位はロウレベルで維持されている。従って、画素電極51の電位VP2が−0.5Vに低下した後、時点t8までの期間には、画素電極51の電位VP2は−0.5Vで維持される。
時点t8になると、対向電極駆動信号VCOM2の電位が4Vから−1Vに低下するのに伴い、画素電極51の電位VP2は−0.5Vから−5.5Vに低下する。時点t9に走査信号G2の電位がハイレベルになると、そのハイレベルの状態が時点t10まで維持される。時点t9から時点t10までの期間には、図7(a)に示すように駆動用映像信号VSの電位は4Vになっているので、画素電極51の電位VP2は4Vとなる。
時点t10になると、走査信号G2の電位はハイレベルからロウレベルに変化する。この時、画素電極51の電位VP2は、TFT50のゲート電極と画素電極51との間の寄生容量の影響を受けて、4Vから3.5Vに低下する。画素電極51の電位VP2が3.5Vに低下した後、対向電極駆動信号VCS2の電位は−1Vで維持されており、かつ、走査信号G2の電位はロウレベルで維持されている。従って、画素電極51の電位VP2が3.5Vに低下した後、画素電極51の電位VP2は3.5Vで維持される。
以上のようにして、第2の画素形成部の画素電極51の電位VP2は、図7(j)に示すように変化する。その結果、第2の画素形成部の液晶層に印加される電圧V2は、図7(k)に示すように変化する。
<5.効果>
従来、対向電極は分割されていなかった(全ての走査信号線に共通的に設けられた1つの対向電極が存在していた)ので、走査信号線GL1〜GLm毎に画素形成部への書き込みが行われるようにするため、対向電極は1水平走査期間毎に交流駆動されていた。一方、本実施形態によると、走査信号線GL1〜GLmと1対1で対応するように対向電極TD1〜TDmが設けられているので、走査信号線GL1〜GLm毎に、対向電極TD1〜TDmの電位の変化を異ならせることができる。このため、従来は1水平走査期間毎に対向電極を交流駆動させる構成にしていたが、本実施形態では1フレーム期間毎に対向電極を交流駆動させる構成にすることができる。これにより、例えば図7(h)の時点t9以降のように、第1の画素形成部における画素電極の電位VP1がロウレベルにあるときに、対向電極の電位の低下に伴って当該画素電極の電位VP1が低下することはない。第2以降の画素形成部における画素電極の電位についても同様である。その結果、画素電極の電位と走査信号の電位との電位差が小さくなることを抑制することができ、電荷漏れによる表示不良が抑制される。また、駆動用映像信号の振幅や対向電極駆動信号の振幅を大きくしても電荷漏れが生じないので、液晶層への印加電圧を大きくすることができ、高輝度化を図ることができる。
また、上述のように本実施形態によると1フレーム期間毎に対向電極を交流駆動させる構成にすることができるので、1水平走査期間毎に対向電極を交流駆動させる従来の構成に比べて消費電力が低減され、パネルからの音鳴りも低減される。
さらに、本実施形態では、走査側駆動回路400に補助容量配線駆動回路42とゲート駆動部43とが含まれ、補助容量配線駆動回路42とゲート駆動部43とはシフトレジスタ41を共用している。このため、回路規模の増大が抑制されるので、額縁領域の縮小化を図ることができる。また、ドライバ(駆動回路)に起因する製造不良の発生を抑制することができ、歩留まりが向上する。
<6.変形例>
<6.1 第1の変形例>
上記実施形態の第1の変形例について、図8および図9を参照しつつ説明する。図8は、本変形例における走査側駆動回路400の構成を示すブロック図であり、図9は、本変形例における信号波形図である。上記実施形態においては、図5に示すように、各補助容量配線CSL1〜CSLmと対応付けられているクロックドインバータCLI1〜CLImには、その1行前の走査信号線に与えられるパルス信号PLS0〜PLSm−1がクロック信号CLKとして入力されていた。また、上記実施形態においては、図7(e)に示すように、補助容量配線駆動用基準信号VKの電位は、時点t1にロウレベルからハイレベルに変化し、時点t6にハイレベルからロウレベルに変化していた。一方、本変形例においては、各補助容量配線CSL1〜CSLmと対応付けられているクロックドインバータCLI1〜CLImには、それらと同じ行の走査信号線に与えられるパルス信号PLS1〜PLSmがクロック信号CLKとして入力される。また、補助容量配線駆動用基準信号VKの電位は、時点t2にロウレベルからハイレベルに変化し、時点t7にハイレベルからロウレベルに変化している。すなわち、上記実施形態と比べると、1水平走査期間だけ補助容量配線駆動用基準信号VKの電位の変化が遅れている。従って、本変形例においては、第2の所定数が「1」となっている。
本変形例に係る駆動方法によっても、図9(g)や図9(i)に示すように、1水平走査期間毎の対向電極の交流駆動に起因して画素電極の電位と走査信号の電位との電位差が小さくなるということはない。さらに詳しく説明すると、各走査信号G1〜Gmの電位がハイレベルからロウレベルに変化する時点までに当該各走査信号G1〜Gmに対応する対向電極TD1〜TDmの極性反転が終了していれば良い。但し、対向電極の極性反転が終了した時点から当該対向電極に対応する走査信号の電位がロウレベルからハイレベルに変化する時点までの期間が長くなると、画素電極の電位と走査信号の電位との電位差が小さくなる期間が長くなるので好ましくない。
なお、上記実施形態では「第2の所定数」が「2」、上記第1の変形例では「第2の所定数」が「1」となっているが、本発明はこれに限定されない。例えば、「第2の所定数」を走査信号線GL1〜GLmの本数の「10分の1」にしたり、「第2の所定数」を「10以下の数」にするなどして、「第2の所定数」を充分に小さい値にすれば良い。また、「第2の所定数」を「5以下の数」、さらには「2以下の数」にすることで電荷漏れを更に効果良く抑制することができる。
<6.2 第2の変形例>
上記実施形態の第2の変形例について、図10および図11を参照しつつ説明する。図10は、本変形例における走査側駆動回路400の構成を示すブロック図であり、図11は、本変形例における信号波形図である。本変形例に係る走査側駆動回路400の補助容量配線駆動回路42には、各補助容量配線CSL1〜CSLmに対応するようにして、SR型フリップフロップ回路SRFF1〜mと、クロックドインバータCLI1〜CLImと、インバータINVa1〜INVam、INVb1〜INVbmと、AND回路ANDa1〜ANDam、ANDb1〜ANDbmと、スイッチSWa1〜SWam、SWb1〜SWbm、SWc1〜SWcmとが設けられている。
1行目に着目して説明すると、SR型フリップフロップ回路SRFF1のセット端子にはパルス信号PLS0が入力され、リセット端子にはパルス信号PLS2が入力される。その結果、出力端子からは図11(f)に示すような信号SRO1が出力される。その信号SRO1は、AND回路ANDa1、ANDb1に与えられるとともに、インバータINVa1に与えられる。クロックドインバータCLI1には、クロック信号としてパルス信号PLS0が入力され、入力信号として補助容量配線駆動用基準信号VKが入力される。その結果、クロックドインバータCLI1からは、図11(g)に示すような信号CIO1が出力される。その信号CIO1はAND回路ANDa1に与えられるとともに、その信号CIO1の反転信号がAND回路ANDb1に与えられる。スイッチSWa1にはグラウンド電位GNDが与えられ、スイッチSWb1には高電位VcsHが与えられ、スイッチSWc1には低電位VcsLが与えられる。また、インバータINVa1からの出力信号がスイッチSWa1のオン/オフを制御し、AND回路ANDa1からの出力信号がスイッチSWb1のオン/オフを制御し、AND回路ANDb1からの出力信号がスイッチSWc1のオン/オフを制御する。
以上のような構成により、補助容量配線駆動信号VCS1の電位と対向電極駆動信号VCOM1の電位の変化は、図11(h)に示すようなものとなる。上記実施形態においては、図7(f)、(g)に示すように、補助容量配線駆動信号VCSおよび対向電極駆動信号VCOMは1フレーム期間毎に4Vの電位と−1Vの電位とが現れる信号とされていた。一方、本変形例においては、補助容量配線駆動信号VCSおよび対向電極駆動信号VCOMの電位は、0Vを基準として所定の範囲内で変化している。このように、本変形例によれば、大半の期間、補助容量配線駆動信号VCSおよび対向電極駆動信号VCOMの電位が0Vとなるので、効果的に消費電力が低減される。
<6.3 第3の変形例>
上記実施形態においては、走査側駆動回路400に補助容量配線CSL1〜CSLmを駆動するための補助容量配線駆動回路42と走査信号線GL1〜GLmを駆動するためのゲート駆動部43とが含まれ、補助容量配線駆動回路42とゲート駆動部43とがシフトレジスタ41を共用する構成となっているが、本発明はこれに限定されず、補助容量配線駆動回路42は走査側駆動回路400に含まれていなくても良い。例えば、各補助容量配線CSL1〜CSLmと1対1で対応するように、図12に示すような選択回路45を備える構成にしても良い。この場合、選択回路45には4Vと−1Vの電位を与え、選択信号SELによって1フレーム期間毎に4Vと−1Vとを交互に選択し、当該選択された電位の信号を補助容量配線駆動信号VCSとして出力すれば良い。
<6.4 第4の変形例>
上記実施形態においては、補助容量配線CSL1〜CSLmと1対1で対応するように対向電極TD1〜TDmが設けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示すように、3本の補助容量配線毎に1つの対向電極を備える構成にすることもできる。この場合、補助容量配線を3本毎に駆動することによって、各対向電極の信号波形を異ならせることができる。また、補助容量配線駆動信号および抵抗電極駆動信号の極性反転は、それら3本の補助容量配線のうち最後に駆動されるものに対応する走査信号がハイレベルからロウレベルに変化する直前の時点以前の所定期間(第2の所定数の水平走査期間以内)に行われれば良い。
<6.5 その他>
上記実施形態においては、画素電極と対向電極とがそれぞれ異なるガラス基板に設けられていることを前提にして説明しているが、本発明はこれに限定されず、両電極が同一の基板に設けられたIPS(In−Plane−Switching)方式の液晶表示装置にも適用することができる。
本発明の一実施形態における対向電極の構成を模式的に示す平面図である。 上記実施形態に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、画素形成部の構成を示す回路図である。 図1のA−A線断面図である。 上記実施形態における走査側駆動回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において、補助容量配線駆動回路内のクロックドインバータの動作について説明するための図である。 上記実施形態における駆動方法を説明するための信号波形図である。 上記実施形態の第1の変形例における走査側駆動回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態の第1の変形例における信号波形図である。 上記実施形態の第2の変形例における走査側駆動回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態の第2の変形例における信号波形図である。 上記実施形態の第3の変形例において、選択回路について説明するための図である。 上記実施形態の第4の変形例における対向電極の構成を模式的に示す平面図である 従来例における駆動方法を説明するための信号波形図であるある。
符号の説明
41…シフトレジスタ
42…補助容量配線駆動回路
43…ゲート駆動部
51…画素電極
101…第1のガラス基板
102…第2のガラス基板
200…表示制御回路
300…映像信号線駆動回路
400…走査側駆動回路
500…表示部
CLI1〜CLIm…クロックドインバータ
CSL1〜CSLm…補助容量配線
GL1〜GLm…走査信号線
SL1〜SLn…映像信号線
TD1〜TDm…対向電極
TN…転移部
LVS…レベルシフタ

Claims (10)

  1. アクティブマトリクス型の液晶表示装置であって、
    複数の走査信号線と複数の映像信号線とが格子状に配置された所定の基板と、
    前記所定の基板上において前記複数の走査信号線と前記複数の映像信号線との交差点にそれぞれ対応して設けられた複数の画素電極と、
    前記複数の画素電極との間に電圧を印加するために設けられた共通電極と、
    前記複数の走査信号線と1対1で対応するように前記所定の基板上に設けられた複数の補助容量配線と、
    前記複数の走査信号線を1水平走査期間ずつ順次に駆動するために複数の走査信号を出力する走査信号線駆動回路と、
    前記複数の補助容量配線を駆動するために複数の補助容量配線駆動信号を出力する補助容量配線駆動回路と
    を備え、
    前記共通電極は、第1の所定数の走査信号線毎に設けられ、
    各共通電極は、前記第1の所定数の補助容量配線と電気的に接続され、
    前記補助容量配線駆動回路は、
    各走査信号線に対応して設けられている補助容量配線を駆動する補助容量配線駆動信号を、当該各走査信号線に印加される走査信号の電圧レベルがハイレベルからロウレベルに変化する直前の時点以前の第2の所定数の水平走査期間以内に、前記画素電極と前記共通電極との間に印加されるべき電圧の極性に応じて決定される、予め定められた2つの電圧レベルのうちの一方の電圧レベルに変化させ、
    1フレーム期間のうちの少なくとも前記第2の所定数の水平走査期間を除く期間には前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを維持することを特徴とする、液晶表示装置。
  2. 前記第2の所定数は、前記複数の走査信号線の数の10分の1の数であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第2の所定数は、10以下の数であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第2の所定数は、5以下の数であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第2の所定数は、2以下の数であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1の所定数は、1であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記補助容量配線駆動回路は、前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを1フレーム期間毎にハイレベルとロウレベルとに変化させることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記補助容量配線駆動回路は、1フレーム期間のうちの少なくとも前記第2の所定数の水平走査期間を除く期間には前記補助容量配線駆動信号の電圧レベルを0Vに維持することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記走査信号線駆動回路は、複数の段からなり当該複数の段の各段より所定の間隔でパルス信号を出力するシフトレジスタを含み、
    前記補助容量配線駆動回路は、前記シフトレジスタの各段より出力されたパルス信号に基づいて動作することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  10. 前記走査信号線駆動回路と前記補助容量配線駆動回路とは前記所定の基板上に形成されたドライバモノリシック型であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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