JP2008145566A - 帯電ローラクリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電ローラの表面に付着する潤滑剤等の付着物を確実に除去することのできる帯電ローラクリーニング装置を提供する。
【解決手段】帯電ローラ3に加圧接触するクリーニングローラ13の表面に該クリーニングローラ13の軸方向に延在する螺旋溝13bが設けられている。帯電ローラ3の表面に塊状の潤滑剤11が付着するような場合でも、塊状潤滑剤11をクリーニングローラ13の螺旋溝13bによって該螺旋溝13b内に確実に掻き落とすことができ、そのために、塊状潤滑剤11が帯電ローラ3とクリーニングローラ13とによって押しつぶされて帯電ローラ3の表面に付着蓄積することを防いで、帯電ローラ表面3の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
【選択図】図2
【解決手段】帯電ローラ3に加圧接触するクリーニングローラ13の表面に該クリーニングローラ13の軸方向に延在する螺旋溝13bが設けられている。帯電ローラ3の表面に塊状の潤滑剤11が付着するような場合でも、塊状潤滑剤11をクリーニングローラ13の螺旋溝13bによって該螺旋溝13b内に確実に掻き落とすことができ、そのために、塊状潤滑剤11が帯電ローラ3とクリーニングローラ13とによって押しつぶされて帯電ローラ3の表面に付着蓄積することを防いで、帯電ローラ表面3の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置に設けられた帯電ローラクリーニング装置及び該帯電ローラクリーニング装置を有する画像形成装置に関する。
従来、例えば電子写真方式を採用した装置、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラムを有し、この感光体ドラムの感光層を帯電ローラで帯電させた後、レーザ走査ユニットからのレーザビームによって露光して静電潜像を形成する。そして、静電潜像をトナーによって現像した後、転写材としての転写紙上に転写し、該転写紙は、熱定着装置を通過して熱定着されて排出される。転写後感光体ドラムに残った残トナーは、クリーニング装置により除去され、感光体ドラムが再度帯電されるようになっている。
このような画像形成装置においては、感光体ドラムやクリーニング装置の摩耗による劣化を防ぐために、感光体ドラムの表面に潤滑剤を塗布して、部品寿命を延ばすと共に、クリーニング性を向上させるようにしている。
しかし、感光体ドラムの表面に潤滑剤を過剰に塗布すると、感光体ドラムの表面に接触又は近接して設けられた帯電ローラの表面に潤滑剤が付着し、帯電ローラが汚れて帯電不良を引き起こすという問題があった。
そのために、帯電ローラには、帯電ローラの表面に加圧接触するようにクリーニングローラが設けられている。そして、感光体ドラムの表面に過剰に付着した潤滑剤が帯電ローラの表面に付着しても、前記クリーニングローラによって除去するようになっている(特許文献1参照)。
しかし、前記クリーニングローラでは、該クリーニングローラが帯電ローラに加圧接触しているので、潤滑剤が塊状になって帯電ローラの表面に付着するような場合には、この塊状潤滑剤が帯電ローラとクリーニングローラとの間を通過することによって押しつぶされてしまい、この押しつぶされた潤滑剤が付着蓄積することにより、帯電ローラの表面に潤滑剤薄層が形成されるという問題があった。そして、帯電ローラの表面に潤滑剤薄層が形成されると帯電不良が生じ、そのために、画像不良が生じるという問題があった。
特開2006−30955号公報
本発明はかかる問題点を解決することを目的としている。即ち、本発明は、帯電ローラの表面に付着する潤滑剤等の付着物を確実に除去することのできる帯電ローラクリーニング装置を提供することを第1の目的とし、そして、高画質化を図ることができる画像形成装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の帯電ローラクリーニング装置は、像担持体の表面に接触又は近接する帯電ローラと、該帯電ローラの表面に加圧接触するクリーニングローラと、を備えた帯電ローラクリーニング装置において、前記クリーニングローラの表面に該クリーニングローラの軸方向に延在する螺旋溝が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項1記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記螺旋溝の螺旋ピッチが、前記クリーニングローラの軸方向の両端部において、密に設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項1又は2記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記螺旋溝が、複数条設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記螺旋溝の溝幅が、前記クリーニングローラの中心部に向かうにつれて広幅に形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記クリーニングローラの芯金が、前記螺旋溝と連通されていることを特徴としている。
請求項6に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項5記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記芯金が、その内部に、芯金の軸方向に延びる排出スクリュを備えていることを特徴としている。
請求項7に記載の帯電ローラクリーニング装置は、請求項1乃至6のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置において、前記クリーニングローラの外形が、鼓状に形成されていることを特徴としている。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、像担持体の表面に接触又は近接する帯電ローラと、該帯電ローラの表面に加圧接触するクリーニングローラと、を備えた帯電ローラクリーニング装置において、前記クリーニングローラの表面に該クリーニングローラの軸方向に延在する螺旋溝が設けられているので、帯電ローラの表面に塊状の潤滑剤が付着するような場合でも、この塊状潤滑剤をクリーニングローラの螺旋溝によって該螺旋溝内に確実に掻き落とすことができ、そのために、塊状潤滑剤が帯電ローラとクリーニングローラとによって押しつぶされて帯電ローラの表面に付着蓄積することを防いで、帯電ローラの表面に潤滑剤薄層が形成されることを防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記螺旋溝の螺旋ピッチが、前記クリーニングローラの軸方向の両端部において、密に設けられているので、塊状潤滑剤が付着しやすいと判明している帯電ローラの軸方向両端部の潤滑剤を確実に螺旋溝内に掻き落すことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記螺旋溝が、複数条設けられているので、帯電ローラの表面に付着する塊状潤滑剤を確実に、かつ、効率よく螺旋溝内に掻き落すことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記螺旋溝の溝幅が、前記クリーニングローラの中心部に向かうにつれて広幅に形成されているので、長期間に亘る帯電ローラとの摺動抵抗によってクリーニングローラの表面が摩耗すると、その摩耗に応じてクリーニングローラの螺旋溝の溝幅が広くなるように構成されており、長期間の使用で帯電ローラ表面への付着量が増大するおそれのある潤滑剤を広幅の螺旋溝により確実に、かつ、効率より掻き落とすことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記クリーニングローラの芯金が、前記螺旋溝と連通されているので、螺旋溝内に掻き落とした潤滑剤を芯金内へ回収することによって、螺旋溝内に掻き落として回収した潤滑剤が螺旋溝から外部にはみ出して帯電ローラに再付着することを防ぐことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項6に記載の発明によれば、前記芯金が、その内部に、芯金の軸方向に延びる排出スクリュを備えているので、螺旋溝内に掻き落として芯金内へ回収した潤滑剤を順次芯金内から外部に排出させることができ、クリーニングローラを長期間使用しても、螺旋溝内に掻き落として回収した潤滑剤が螺旋溝から外部にはみ出して帯電ローラに再付着することを防ぐことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記クリーニングローラの外形が、鼓状に形成されているので、クリーニングローラが帯電ローラに対してその軸方向に均等に加圧接触するようになり、帯電ローラの表面に付着する塊状潤滑剤をクリーニングローラの軸方向全域に亘って確実に螺旋溝内に掻き落すことができ、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を有しているので、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができ、また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置を、図1乃至図9に基いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1を有する画像形成装置Mの感光体ドラム2周囲の構成を示す。図中時計方向に回転する像担持体である感光体ドラム2の周囲には、時計方向に、感光体ドラム2の感光層を帯電する帯電ローラ3と、帯電した感光体ドラム2を露光して静電潜像を形成するレーザ走査ユニット4と、前記静電潜像をトナーによって現像する現像装置5と、該現像したトナー像を転写材としての転写紙6上に転写する転写装置7と、転写後感光体ドラム2に残った残トナー8を感光体ドラム2に当接するクリーニングブレード9で回収するクリーニング装置10と、前記感光体ドラム2やクリーニング装置10の摩耗による劣化を防ぐために感光体ドラム2の表面に潤滑剤11を塗布する潤滑剤塗布装置12と、前記感光体ドラム2の表面に過剰に塗布した潤滑剤11による帯電ローラ3の汚れを防ぐために帯電ローラ3に加圧接触するクリーニングローラ13を有する帯電ローラクリーニング装置1とが配設されている。
本発明の一実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1を構成する帯電ローラ3は、その軸方向両端部に設けられた加圧スプリング13aによって前記感光体ドラム2に接触するように配置されている。前記帯電ローラ3は、前記感光体ドラム2に接触せずに近接して配置されるようにしてもよい。
前記帯電ローラ3の側方には、帯電ローラ3より外径が小さく、帯電ローラ3の表面に加圧接触するクリーニングローラ13が配置されている。該クリーニングローラ13は、その軸方向両端部に設けられた加圧スプリング13aによって帯電ローラ3に加圧接触されており、帯電ローラ3の回転により連れ回るようになっている。該クリーニングローラ13は、例えば、メラニン発泡樹脂で形成されたローラ体の表面に導電トリアセテート層を形成したものである。
前記感光体ドラム2の周囲に配置された前記帯電ローラクリーニング装置1の上流側には、前記潤滑剤塗布装置12が配置されている。該潤滑剤塗布装置12は、前記感光体ドラム2に接触して潤滑剤11を塗布するブラシローラ14と、該ブラシローラ14に加圧スプリング15aによって付勢される固形潤滑剤15と、前記感光体ドラム2の表面に塗布された潤滑剤11を均す均しブレード16とを有している。前記固形潤滑剤15は、前記ブラシローラ14の軸方向両端部でブラシローラ14に対して加圧スプリング15aによって付勢されている。そのために、前記ブラシローラ14の軸方向両端部に位置する固形潤滑剤15がブラシローラ14の回転によってよく削り取られ、ブラシローラ14の軸方向両端部での感光体ドラム2に塗布される潤滑剤11の量が多くなっている。前記潤滑剤11としては、例えば、ステアリン酸亜鉛が用いられる。
前記潤滑剤塗布装置12により前記感光体ドラム2の表面に潤滑剤11を塗布して、感光体ドラム2やクリーニング装置10の摩耗による劣化を防いでいるが、潤滑剤11の塗布量が過剰になると、感光体ドラム2の表面に接触して設けられた前記帯電ローラ3の表面に潤滑剤11が付着して、帯電ローラ3の表面が汚れてしまう。特に、前記ブラシローラ14から前記感光体ドラム2に塊状の潤滑剤11が塗布されると、該塊状潤滑剤11を前記均しブレード16で粉砕できない場合があり、感光体ドラム2と均しブレード16との間で塊状潤滑剤11の噛み込みが生じて、塊状潤滑剤11が均しブレード16をすり抜けて帯電ローラ3の表面に付着することがある。
本発明の帯電ローラクリーニング装置1においては、図2に示すように、前記帯電ローラ3に加圧接触する前記クリーニングローラ13の表面に該クリーニングローラ13の軸方向に延在する螺旋溝13bが設けられている。前記クリーニングローラ13は、金属製の芯金13cの周囲にメラニン発泡樹脂のロータ体13dが形成されたものである。前記螺旋溝13bを形成するには、前記クリーニングローラ13の表面にバイトを突き当てて、該バイトをクリーニングローラ13の軸方向に移動させつつクリーニングローラ13を回転駆動させればよい。
図3に示すように、前記帯電ローラ3の表面に塊状の潤滑剤11が付着するような場合でも、塊状潤滑剤11をクリーニングローラ13の螺旋溝13bによって該螺旋溝13b内に確実に掻き落とすことができ、そのために、塊状潤滑剤11が帯電ローラ3とクリーニングローラ13とによって押しつぶされて帯電ローラ2の表面に付着蓄積することを防いで、帯電ローラ3の表面に潤滑剤薄層が形成されることを防ぐことができる。
前記クリーニングローラ13の外径D1が前記帯電ローラ3の外径D2より小さく形成されているので、クリーニングローラ13と帯電ローラ3との外周差により帯電ローラ3とともに連れ回るクリーニングローラ13の螺旋溝13bの位置が確実に帯電ローラ4の表面の塊状潤滑剤11の位置と合うようになり、螺旋溝13bに位置した塊状潤滑剤11が螺旋溝13bのエッジ13eによって螺旋溝13b内に掻き落とされるようになる。
図4は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記螺旋溝13bの螺旋ピッチPが、前記クリーニングローラ13の軸方向の両端部において、密に設けられている。即ち、前記クリーニングローラ13の両端部の螺旋ピッチP1が、クリーニングローラ13の中央部の螺旋ピッチP2より狭くなっている。
前記したように、前記潤滑剤塗布装置12のブラシローラ14の軸方向両端部に位置する固形潤滑剤15がブラシローラ14の回転によってよく削り取られ、ブラシローラ14の軸方向両端部での感光体ドラム2に塗布される潤滑剤11の量が多くなることが判明している。そのために、前記クリーニングローラ13の螺旋ピッチPが、前記クリーニングローラ13の軸方向の両端部において、密に設けられることにより、前記ブラシローラ14の軸方向両端部で感光体ドラム2により多く塗布される潤滑剤11に起因して、塊状潤滑剤11が付着しやすいと判明している帯電ローラ3の軸方向両端部の潤滑剤11を確実に螺旋溝13b内に掻き落すことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
また、前記螺旋ピッチPの狭い部分(P1)の螺旋溝13bのエッジ部を鋭角に形成すると共に、螺旋ピッチPの広い部分(P2)の螺旋溝13bのエッジ部を鈍角に形成するようにすれば、前記帯電ローラ3の潤滑剤11の付着量が多い箇所の潤滑剤11の掻き落とし効率を高めることができると共に、潤滑剤11の付着量が少ない箇所の潤滑剤11の掻き落とし効率を抑えて、帯電ローラ3の表面を必要以上に掻き落とさないようにすることができる。
図5は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記螺旋溝13b、13b’が並んで2つ設けられている。そのために、帯電ローラ3の表面に付着する塊状潤滑剤11を確実に、かつ、効率よく螺旋溝13b、13b’内に掻き落すことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。前記螺旋溝13b、13b’は、複数条であれば、前記した2つに限定されるものではない。
図6は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記螺旋溝13bの溝幅Wが、前記クリーニングローラ13の中心部に向かうにつれて広幅に形成されている。長期間に亘る帯電ローラ3との摺動抵抗によってクリーニングローラ13の表面が摩耗すると、その摩耗に応じてクリーニングローラ13の螺旋溝13bの溝幅Wが図6(a)のW1から図6(b)のW2へと広くなるように構成されており、長期間の使用で帯電ローラ3表面への付着量が増大するおそれのある潤滑剤11を広幅の螺旋溝13bにより確実に、かつ、効率より掻き落とすことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記クリーニングローラ13の芯金13cが、前記螺旋溝13bと連通されている。前記芯金13cはパイプ状に形成され、前記螺旋溝13bの底部に複数設けられた回収管13fによって芯金13cと螺旋溝13bとが連通するようになっている。前記回収管13fは、その先端部13f’が前記芯金13cの内部に突出している。
本発明においては、螺旋溝13b内に掻き落とした潤滑剤11を回収管13fを介して芯金13c内へ回収することによって、螺旋溝13b内に掻き落として回収した潤滑剤11が螺旋溝13bから外部にはみ出して帯電ローラ3に再付着することを防ぐようになっている。前記回収管13fは、その先端部13f’が前記芯金13cの中心位置近くまで飛び出して形成されている。そのために、前記芯金13c内に回収された潤滑剤11がクリーニングローラ13の回転によって芯金13c内を移動するような場合でも、潤滑剤11は芯金13cの内壁に沿って移動するだけであり、回収管13fから螺旋溝13bへ逆戻りすることはない。なお、前記芯金13cと前記螺旋溝13bとを連通する手段は、前記回収管13fに限定されるものではない。
従って、本発明においては、螺旋溝13b内に掻き落として回収した潤滑剤11が螺旋溝13bから外部にはみ出して帯電ローラ3に再付着することを防ぐことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記芯金13cが、その内部に、芯金13cの軸方向に延びる排出スクリュ13gを備えている。前記排出スクリュ13gは、図示しない軸芯周りに回転自在に設けられており、前記クリーニングローラ13の回転とともに図示しない駆動源によって回転して、前記螺旋溝13bから芯金13c内に回収した潤滑剤11を順次芯金13cの外部に排出するようになっている。
従って、本発明においては、前記クリーニングローラ13を長期間使用しても、螺旋溝13b内に掻き落として芯金13c内に回収した潤滑剤11が螺旋溝13bから外部にはみ出して帯電ローラ3に再付着することを防ぐことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
図9は、本発明の他の実施形態に係る帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13を示し、本発明においては、前記クリーニングローラ13の外形が、鼓状に形成されている。前記したように、クリーニングローラ13は、その軸方向両端部に設けられた加圧スプリング13aによって帯電ローラ3に加圧接触されており、帯電ローラ3の回転により連れ回るようになっている。そのために、クリーニングローラ13の帯電ローラへの加圧力は、その両端部が強くなり、中央部が弱くなっている。
本発明においては、クリーニングローラ13の外形が鼓状に形成されているので、クリーニングローラ13が帯電ローラ3に対してその軸方向に均等に加圧接触するようになり、帯電ローラ3の表面に付着する塊状潤滑剤11をクリーニングローラ13の軸方向全域に亘って確実に螺旋溝13b内に掻き落すことができ、潤滑剤11の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができる。
図10は、前記した本発明の一実施形態の帯電ローラクリーニング装置1を有する画像形成装置Mを示し、本画像形成装置Mは、カラー画像形成装置たるフルカラープリンタである。前記画像形成装置Mの下部には、二段の給紙部21が配置されており、その上方には作像部22が配置されている。
前記作像部22には、給紙側を下に、排紙側を上とするように傾斜して配置された転写ベルト装置23が設けられている。該転写ベルト装置23は、複数のローラ群で巻き掛けられた無端状の転写ベルト23aを有しており、その1つのローラが駆動源によって駆動されることで、転写ベルト23aが走行するようになっている。前記転写ベルト23aの上部走行辺には、転写ベルト23aの走行方向上流側から順に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(BK)用の4つの作像ユニット24M、24C、24Y、24BKが並列配置されている。また、前記転写ベルト23aの走行方向下流側には、定着装置25が配置されている。
前記各作像ユニット24M、24C、24Y、24BKには、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム2が設けられており、該感光体ドラム2は図示しない駆動手段によって、図中時計方向へ回転駆動するようになっている。前記感光体ドラム2の回りには、帯電ローラ3、レーザ走査ユニット4、現像装置5、転写装置23、クリーニング装置10、潤滑剤塗布装置12、及び、帯電ローラクリーニング装置1が順次設けられている。
前記画像形成装置Mでは、まず、マゼンタの作像ユニット24Mにおいて、感光体ドラム2を帯電ローラ3によって帯電させ、レーザー光によって露光して感光体ドラム2に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置5を用いて現像することによりマゼンタのトナー像として可視化させるようになっている。一方、給紙部21からは、転写紙6が転写ベルト23a上に給送され、該転写紙6は、転写ベルト23aの走行により前記感光体ドラム2に対向する転写位置に至るようになっている。そして、前記転写位置において、転写ベルト23aの裏側に設けられた転写ローラ23bの作用により、前記マゼンタのトナー像が転写紙6に転写されるようになっている。転写後の感光体ドラムに残った残トナーは、感光体ドラム2に当接するクリーニングブレード9を有するクリーニング装置10により回収される。そして、感光体ドラム2の表面に潤滑剤塗布装置12によって潤滑剤が塗布され、再度感光体ドラム2が帯電ローラ3により帯電されて次の画像形成に備えるようになっている。また、帯電ローラクリーニング装置1のクリーニングローラ13が帯電ローラ3の表面に加圧接触することにより、帯電ローラ3の表面に付着した潤滑剤等を除去するようになっている。
同様に、他の作像ユニット15C、15Y、15BKにおいてもトナー像が形成され、これらのトナー像は、転写ベルト23aにより搬送される転写紙6上に順次重ねて転写されるようになっている。そして、全ての作像ユニット24M、24C、24Y、24BKでの転写が終了した転写紙6は、前記定着装置25に送られ、転写紙6上に付着しているトナーを熱により溶融させつつ、加圧により転写紙6上に定着させるようになっている。
本発明の画像形成装置Mは、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置1を有しているので、潤滑剤の付着蓄積による帯電ローラ3表面の潤滑剤薄層の形成を防ぐことができ、また、該潤滑剤薄層に起因する画像不良を防ぐことができる。帯電ローラ3の表面に潤滑剤薄層が形成されると、該潤滑剤薄層部分の抵抗値が上昇して感光体ドラム2への表面電位が低下し、そのために、帯電不良を引き起こし、よって、縦黒スジ異常画像を発生させるおそれがあるが、本発明によれば、そのようなおそれはなく、高画質化を図ることができる画像形成装置Mを提供することができる。
前記した実施形態には、本発明の代表的な実施形態を示したが、本発明は、前記実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々変形することができる。
1 帯電ローラクリーニング装置
2 感光体ドラム
3 帯電ローラ
4 レーザ走査ユニット
5 現像装置
6 転写紙
7、23 転写装置
8 残トナー
9 クリーニングブレード
10 クリーニング装置
11 潤滑剤
12 潤滑剤塗布装置
13 クリーニングローラ
13a 加圧スプリング
13b 螺旋溝
13c 芯金
13f 回収管
13g 排出スクリュ
14 ブラシローラ
15 固定潤滑剤
16 均しブレード
M 画像形成装置
2 感光体ドラム
3 帯電ローラ
4 レーザ走査ユニット
5 現像装置
6 転写紙
7、23 転写装置
8 残トナー
9 クリーニングブレード
10 クリーニング装置
11 潤滑剤
12 潤滑剤塗布装置
13 クリーニングローラ
13a 加圧スプリング
13b 螺旋溝
13c 芯金
13f 回収管
13g 排出スクリュ
14 ブラシローラ
15 固定潤滑剤
16 均しブレード
M 画像形成装置
Claims (8)
- 像担持体の表面に接触又は近接する帯電ローラと、
該帯電ローラの表面に加圧接触するクリーニングローラと、
を備えた帯電ローラクリーニング装置において、
前記クリーニングローラの表面に該クリーニングローラの軸方向に延在する螺旋溝が設けられていることを特徴とする帯電ローラクリーニング装置。 - 前記螺旋溝の螺旋ピッチが、前記クリーニングローラの軸方向の両端部において、密に設けられていることを特徴とする請求項1記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 前記螺旋溝が、複数条設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 前記螺旋溝の溝幅が、前記クリーニングローラの中心部に向かうにつれて広幅に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 前記クリーニングローラの芯金が、前記螺旋溝と連通されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 前記芯金が、その内部に、芯金の軸方向に延びる排出スクリュを備えていることを特徴とする請求項5記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 前記クリーニングローラの外形が、鼓状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の帯電ローラクリーニング装置。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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