JP2008145283A - Gps測位装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測位計算に用いるGPS衛星との間の同期処理を確実に実行することが可能なGPS測位装置を実現する。
【解決手段】受信部と、航法メッセージ出力部と、受信部が受信した受信信号と航法メッセージ信号とを乗じて出力する航法メッセージ処理部と、PNコード信号発生部と、航法メッセージ処理部が出力する信号とPNコード信号発生部が出力するPNコード信号との間の相関値を、航法メッセージ信号の1つのビット区間が受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、相関処理部が出力する相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、を備え、相関処理部は、航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から所定時間後までの間の区間、および航法メッセージ信号の各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の区間の相関値への寄与を除外する。
【選択図】図3

Description

本発明は、擬似雑音パターンを示すPNコード信号と、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号とが乗ぜられた信号を受信して測位計算を行うGPS測位装置に関する。
GPS衛星から送信された信号によって測位計算を行うGPS測位装置が広く用いられる。GPS衛星から送信される信号は、擬似雑音パターンを示すPNコード信号と、PNコード信号の周波数より低い周波数の航法メッセージ信号が乗ぜられたものである。PNコード信号は、GPS衛星に固有に割り当てられた擬似雑音パターンを示す。航法メッセージ信号は、GPS衛星の軌道情報、GPS衛星から送信される信号のタイミングに関する情報等を含む。航法メッセージ信号は、−1または1のいずれかの値をとる2進数を示す信号であるため、GPS衛星から送信される信号は、PNコード信号が航法メッセージ信号によって極性変化を受けたものとなる。
GPS測位装置は、測位計算に用いるGPS衛星に割り当てられたPNコード信号と受信した信号との間の相関値に基づいて測位計算に用いるGPS衛星を特定し、そのGPS衛星から送信される信号とタイミングが合致した処理を実行するための同期処理を行う。そして、そのGPS衛星から送信された信号に基づいて測位計算を行う。
特許第3624826号 特許第3270407号
GPS測位装置が、測位計算に用いるGPS衛星を特定し同期処理を行う際には、GPS測位装置とは別途設けられた固定局から予め航法メッセージ信号を取得する。GPS測位装置は、予め取得した航法メッセージ信号を受信信号に乗ずることで、航法メッセージ信号による受信信号の極性変化を取り除く。そして、極性変化が取り除かれた信号と、特定するGPS衛星に割り当てられているPNコード信号との間の相関値を求め、相関値の大きさに基づいてGPS衛星を特定し同期処理を行う。
しかし、受信信号に乗ぜられている航法メッセージ信号と、予め取得し受信信号に乗じる航法メッセージ信号との間にタイミングのずれがある場合、極性変化を完全に取り除くことができないことによって相関値に誤差が生じ、測位計算に用いるGPS衛星との間の同期処理を確実に実行することができないという問題があった。また、当該タイミングのずれを低減するためには、GPS測位装置の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、このような課題に対してなされたものである。すなわち、GPS衛星から送信される信号に乗ぜられている航法メッセージ信号と、予め取得し受信信号に乗じる航法メッセージ信号との間にタイミングのずれがある場合であっても、測位計算に用いるGPS衛星との間の同期処理を確実に実行することが可能なGPS測位装置を実現することを目的とする。
本発明に係るGPS測位装置は、GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗じて出力する航法メッセージ処理部と、GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、を備え、前記相関処理部は、前記航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から所定時間後までの間の区間、および前記航法メッセージ信号の各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の区間の前記相関値への寄与を除外することを特徴とする。
また、本発明に係るGPS測位装置は、GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗ずることで生成され、前記航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から所定時間後までの間の区間、および前記航法メッセージ信号の各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の区間が乗ぜられた区間の値が零である信号、を生成して出力する航法メッセージ処理部と、GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るGPS測位装置は、GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、各ビット区間の開始時から所定時間後までの間および各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の値が零である、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗じて出力する航法メッセージ処理部と、GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、GPS衛星から送信される信号に乗ぜられている航法メッセージ信号と、予め取得し受信信号に乗じる航法メッセージ信号との間にタイミングのずれがある場合であっても、測位計算に用いるGPS衛星との間の同期処理を確実に実行することが可能なGPS測位装置を実現することができる。
図1に本発明の実施形態に係るGPSシステムの構成を示す。GPSシステムは、GPS衛星100、GPS測位装置102、および固定局104を備えて構成される。
GPS衛星100は、自らに割り当てられたPNコード信号に航法メッセージ信号を乗じた測位信号を生成し、無線信号W1として送信する。図2(a)、(b)および(c1)にそれぞれPNコード信号、航法メッセージ信号、および測位信号を示す。これらの図において縦軸は信号の値を示し横軸は時間を示す。
PNコード信号は、−1または1のいずれかの値をとる擬似雑音パターンが所定の周期TAで繰り返される周期信号である。PNコード信号が乗ぜられた信号には、そのPNコード信号の擬似雑音パターンと同一の擬似雑音パターンを示し、そのPNコード信号と同期したもう1つのPNコード信号を乗ずることで、もとの信号を再現することができる。
航法メッセージ信号は、−1または1のいずれかの値をとる2進数を示す信号であり、総てのGPS衛星100の軌道情報、総てのGPS衛星100からそれぞれ送信される信号のタイミングに関する情報等の測位計算に必要な情報を含む。−1が2進数の0に対応するものとすれば、図2(b)に示される航法メッセージ信号は、2進数10110・・・を示す。航法メッセージ信号の1ビット区間の時間長TBはPNコード信号の周期TAのn倍(nは2以上の自然数)である。現在広く用いられているGPS衛星では、時間長TBはPNコード信号の周期の20倍、すなわち、n=20である。
測位信号は、航法メッセージ信号の1ビット区間の時間長TBごとに、航法メッセージ信号によってPNコード信号の極性が規定された信号となる。図2(c1)に示される測位信号では、第2番目のビット区間および第5番目のビット区間において、PNコード信号の極性が反転する。図2(c2)および(c3)はそれぞれ、第1番目のビット区間における最初の周期TA内の信号波形の例、および第2番目のビット区間における、最初の周期TA内の信号波形の例を示す。これらの波形は互いに異極性の関係にある。
固定局104は地上に固定して設置される。固定局104は携帯電話システムの基地局等に増設して構成することが好適である。固定局104は複数のGPS衛星100からそれぞれ送信される信号を受信し、GPS測位装置102が実行する測位計算を支援するための支援情報を取得する。
支援情報には、当該支援情報が送信された時刻、固定局104の位置情報、複数のGPS衛星100からそれぞれ送信された航法メッセージ信号、固定局104が設置されている位置の上空に存在するGPS衛星100を識別する情報等が含まれる。固定局104は取得した支援情報を無線信号W2によって送信する。
図3にGPS測位装置102の構成を示す。GPS測位装置102は、支援アンテナ10、支援情報取得部12、測位アンテナ14、受信処理部16−1〜16−m、強信号受信処理部18、測位計算部36、および表示部38を備えて構成される。mはGPS測位装置102が備える受信処理部の数を示す自然数である。強信号受信処理部18および受信処理部16−1〜16−mはそれぞれが1つのGPS衛星100から送信された測位信号に対する処理を実行する。測位計算には4個以上のGPS衛星100を用いることが好ましいため、mは3以上の自然数とする。また、図4に強信号受信処理部18の構成を示す。強信号受信処理部18は、受信部18R、キャリアNCO18N、PNコード信号発生部18Cd、累積加算部18SIおよび18SQ、ならびに相関器18CRIおよび18CRQを備えて構成される。累積加算部18SQおよび相関器18CRQは、それぞれ累積加算部18SIおよび相関器18CRIと同一の構成および機能を有する。携帯電話システムの基地局に増設して固定局104を構成した場合には、GPS測位装置102を携帯電話機に搭載することが好適である。
GPS測位装置102は、測位計算に用いるm+1個のGPS衛星100のうち、十分な強度を以て信号を受信することができるGPS衛星100から送信された信号に対しては、強信号受信処理部18による処理を実行する。強信号受信処理部18は、受信した測位信号と処理対象のGPS衛星100に割り当てられているPNコード信号との間の相関値を、PNコード信号の周期TA以上、かつ、1ビット区間の時間長TB以下の長さの時間長TSにわたって求め、その相関値に基づいた同期処理を実行する。ここでは、TS=LTAとし、Lはnを割り切ることができる自然数とする。一方、その他のm個のGPS衛星100からそれぞれ送信された信号に対しては、それぞれ受信処理部16−1〜16−mによる処理を実行する。受信処理部16−1〜16−mは、受信した測位信号と処理対象のGPS衛星100に割り当てられているPNコード信号との間の相関値を、1ビット区間の時間長TBより長い時間長TCにわたって求め、その相関値に基づいた同期処理を実行する。ここでは、TC=jTBとし、jは2以上の自然数とする。
強信号受信処理部18が実行する処理、およびそれに伴う支援情報取得部12、測位計算部36が実行する処理について説明する。
支援情報取得部12は、固定局104から送信された無線信号W2を支援アンテナ10を介して受信し、支援情報を抽出して受信処理部16−1〜16−mおよび測位計算部36に出力する。
測位計算部36は、強度が最も強い信号を受信することができると予測されるGPS衛星100を支援情報に基づいて指定する。そして、指定したGPS衛星100に割り当てられているPNコード信号を出力するよう、強信号受信処理部18が備えるPNコード信号発生部18Cdを制御する。測位計算部36は、さらに、キャリアNCO18Nを制御し、キャリアNCO18Nが出力するキャリア信号の位相を調整する。
PNコード信号発生部18Cdは、測位計算部36の制御に基づいて、測位計算部36が指定したGPS衛星100に割り当てられたPNコード信号を相関器18CRIおよび18CRQに出力する。
キャリアNCO18Nは、キャリア信号を生成し受信部18Rに出力する。また、キャリアNCO18Nは、測位計算部36の制御に基づいてキャリア信号の位相を調整する。
受信部18Rは、GPS衛星100から無線送信された測位信号を測位アンテナ14を介して受信する。そして、受信した無線信号にキャリア信号および位相を90°推移させたキャリア信号を乗ずることで、当該無線信号をベースバンド同相信号およびベースバンド直交信号に変換し、それぞれ同相信号Iおよび直交信号Qとして、それぞれ累積加算部18SIおよび18SQに出力する。
累積加算部18SIは、加算器SAおよび累積加算用遅延器SDを備えて構成される。加算器SAは、同相信号Iと累積加算用遅延器SDが出力する信号とを加算し、累積加算用遅延器SDに出力する。
累積加算用遅延器SDは、PNコード信号の周期TAと同一の時間長の信号を記憶して保持することで、入力された信号を時間TAだけ遅延させて加算器SAに出力する。また、時間TS(=LTA)ごとに、累積加算用遅延器SDが保持している信号を相関器18CRIに出力しつつ、時間TAにわたり零の値を加算器SAに出力する。
このような構成によって、累積加算部18SIは、時間TSの間、同相信号Iを時間長TAで区切り、区切られた信号を累積加算して相関器18CRIに出力する。
図5(a)および(b)にそれぞれ同相信号Iおよび累積加算部18SIが出力する信号を示す。ここではL=4とした例について示している。累積加算部18SIが出力する信号は、値がL倍されたコード信号の1周期に相当する区間を時間TSごとに含む周期信号となる。累積加算部18SIが出力する信号の各周期は、それぞれ、当該各周期の直前の同相信号Iの時間TSの区間に基づいて生成されたものである。
累積加算部18SIが実行する処理によれば、同相信号Iは時間長TAに区切られ、その区切られた区間で累積加算される。累積加算された信号は、同相信号Iよりも値が大きくなるため後段の処理後のSN比を改善することができる。なお、相関演算を行う期間をPNコード信号の周期TAと等しくした場合、すなわちL=1の場合、累積加算部18SIおよび18SQを設ける必要はなく、同相信号Iおよび直交信号Qを直接、それぞれ相関器18CRIおよび18CRQに入力する構成とすることができる。
相関器18CRIは、時間TSにわたって、累積加算部18SIが出力する信号とPNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号との間の相関値を求める。そして、求められた相関値を含む信号を同相相関信号CIとして測位計算部36に出力する。累積加算部18SIおよび相関器18CRIは、このような処理によって同相信号IとPNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号との間の相関値を含む同相相関信号CIを測位計算部36に出力する。
累積加算部18SQおよび相関器18CRQは、累積加算部18SIおよび相関器18CRIが実行する処理と同様の処理によって、直交信号QとPNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号との間の相関値を求める。そして、求められた相関値を含む信号を直交相関信号CQとして測位計算部36に出力する。
測位計算部36は、同相相関信号CIの自乗と直交相関信号CQの自乗との和として定義される短区間相関信号を求める。そして、PNコード信号発生部18Cdを制御し、PNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号のタイミングを、短区間相関信号の大きさが最大となるよう調整する。測位計算部36は、さらに、キャリアNCO18Nを制御し、直交相関信号CQが零になるよう調整する。
測位計算部36は、短区間相関信号の大きさが所定の閾値H1を超えた場合には、短区間相関信号を、同期後相関信号GSとして取得する。閾値H1は、測位計算に用いる複数のGPS衛星100のうち、受信される信号の強度が最も強いものから送信された測位信号に基づく相関値がとりうる値の範囲に基づいて、予め決定しておくことが好ましい。
一方、短区間相関信号の大きさが閾値H1を超えない場合には、測位計算部36は、指定していたGPS衛星100とは異なるGPS衛星100を指定し、その指定したGPS衛星100から送信された測位信号に基づく短区間相関信号の大きさが最大となるよう、PNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号のタイミングを調整する。そして、短区間相関信号の大きさが閾値H1を超えた場合には、短区間相関信号を、同期後相関信号GSとして取得する。
短区間相関信号の値が閾値H1を超えた状態とすることで、PNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号と、測位信号に乗ぜられているPNコード信号との間の同期がとれた状態とすることができる。また、直交相関信号CQが零となるようキャリア信号の位相が調整されることで、受信部18Rが受信した無線信号に含まれるドップラ周波数シフトによる影響を回避することができる。さらに、測位計算部36は、PNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号の位相に関する情報を、PNコード信号発生部18Cdの制御状態から取得することができる。したがって、測位計算部36は、同期後相関信号GS、支援情報、PNコード信号発生部18Cdが出力するPNコード信号の位相に関する情報等に基づいて測位計算を行うことができる。また、測位計算部36は、同期後相関信号GSおよび支援情報に基づいて、測位計算に用いる総てのGPS衛星100について、航法メッセージ信号のタイミングに関する情報を取得することができる。
次に、受信処理部16−1〜16−mについて説明する。受信処理部16−1〜16−mのそれぞれは、航法メッセージ信号発生部20、トリミング処理部22、受信部24、キャリアNCO26、航法メッセージ乗算部28Iおよび28Q、累積加算部30Iおよび30Q、PNコード信号発生部32、ならびに相関器34Iおよび34Qを備えて構成される。航法メッセージ乗算部28Q、累積加算部30Q、および相関器34Qは、それぞれ、航法メッセージ乗算部28I、累積加算部30I、および相関器34Iと同一の構成および機能を有する。また、受信処理部16−1〜16−mは、同一の構成および機能を有する。
ここでは、受信処理部16−1〜16−mのうちの1つである受信処理部16−i(iは1〜mの自然数)が、1つのGPS衛星100から送信された測位信号のタイミングに合致した処理を実行するよう、測位計算部36が当該受信処理部16−iを制御する同期処理について説明し、その他の受信処理部については説明を簡略化する。
測位計算部36は、測位計算に用いる1つのGPS衛星100を支援情報に基づいて指定する。この際、強信号受信処理部18の処理対象となったGPS衛星100は指定対象から除外する。そして、指定したGPS衛星100が送信する測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号と同一の航法メッセージ信号を出力するよう、航法メッセージ信号発生部20を制御する。また、指定したGPS衛星100に割り当てられているPNコード信号を出力するよう、PNコード信号発生部32を制御する。さらに、測位計算部36は、キャリアNCO26を制御し、キャリアNCO26が出力するキャリア信号の位相を調整する。
測位計算部36は、指定したGPS衛星100が送信する測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号の各ビット区間が開始するタイミングを示す航法メッセージクロック信号CKを、強信号受信処理部18が出力する同期後相関信号GSおよび支援情報に基づいて生成する。そして、航法メッセージクロック信号CKを航法メッセージ信号発生部20、トリミング処理部22に出力する。図6(a)に航法メッセージクロック信号CKを示す。航法メッセージクロック信号CKは、時間TBごとに時間長TWのパルスを含む信号である。パルスが立ち上がる時刻はビット区間が開始する時刻を示す。時間長TWは時間TBより短い長さで決定する。
航法メッセージ信号発生部20は、支援情報に含まれる複数の航法メッセージ信号のうちの1つを測位計算部36の制御に基づいて選択する。そして、各ビット区間が開始するタイミングが航法メッセージクロック信号CKが立ち上るタイミングに一致するようタイミング調整された航法メッセージ信号を、受信側航法メッセージ信号としてトリミング処理部22に出力する。
トリミング処理部22は、航法メッセージクロック信号CKが立ち上がった時から時間Δ1後までの間、および航法メッセージクロック信号CKが立ち上がった時から時間TB−Δ2だけ経過した時から時間Δ2後までの間における受信側航法メッセージ信号の値を零に置き換え、トリミング後メッセージ信号として航法メッセージ乗算部28Iおよび28Qに出力する。時間Δ1およびΔ2は、これらの時間の和Δ1+Δ2がPNコード信号の周期TAのk倍(kは1以上n−1以下の自然数)となるように決定することが好適である。ここでは、k=1とし、時間Δ1およびΔ2を、それぞれPNコード信号の周期TAの半分とする。図2(b)の航法メッセージ信号に基づいて生成されたトリミング後メッセージ信号の波形を図6(b)に示す。トリミング後メッセージ信号は、受信側航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から時間Δ1後までの間、および各ビット区間の終了時から時間Δ2前までの間の値を零に置き換えた信号となる。
キャリアNCO26は、キャリア信号を生成し受信部24に出力する。また、キャリアNCO26は、測位計算部36の制御に基づいてキャリア信号の位相を調整する。
受信部24は、GPS衛星100から無線送信された測位信号を測位アンテナ14を介して受信する。そして、受信した無線信号にキャリア信号および位相を90°推移させたキャリア信号を乗ずることで、当該無線信号をベースバンド同相信号およびベースバンド直交信号に変換し、それぞれ同相信号Iおよび直交信号Qとして、それぞれ航法メッセージ乗算部28Iおよび28Qに出力する。
航法メッセージ乗算部28Iは、同相信号Iにトリミング後メッセージ信号を乗じて、再現PNコード信号として累積加算部30Iに出力する。
図6(c)に再現PNコード信号を示す。この例では、図2(c1)に示す測位信号を受信した場合を示している。トリミング後メッセージ信号の値が零である期間は、再現PNコード信号もまた零となる。また、再現PNコード信号は、値が零となる期間以外の期間では、測位信号に乗ぜられているもとのPNコード信号の同相成分(キャリア信号に対する同相成分をいうものとし、以下、同様とする。)とほぼ同一の波形となる。
受信処理部16−iでは、航法メッセージクロック信号CKは、強信号受信処理部18から取得した同期後相関信号GSおよび支援情報に基づいて測位計算部36によって生成される。また、航法メッセージ信号発生部20は、航法メッセージクロック信号CKのタイミングに基づくタイミングで受信側航法メッセージ信号を出力する。したがって、測位計算部36が航法メッセージクロック信号CKを生成する処理の精度が十分でない場合、受信側航法メッセージ信号と測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号との間にタイミングのずれが生じる。しかし、GPS測位装置102では、次に示すように、このようなタイミングのずれによる問題を回避することができる。
GPS測位装置102では、受信側航法メッセージ信号のビット間隔ごとに時間Δ1およびΔ2にわたって値が零に置き換えられ、測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号による極性変化が取り除かれた測位信号が、再現PNコード信号として生成される。そのため、測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号に対して受信側航法メッセージ信号が時間Δ2より短い時間だけ遅れた場合、または測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号に対して受信側航法メッセージ信号が時間Δ1より短い時間だけ進んだ場合であっても、このようなタイミングのずれによって極性が誤って反転されることを回避し、ビット間隔ごとに異常値が発生することを回避することができる。
累積加算部30Iは、加算器30Aおよび累積加算用遅延器30Dを備えて構成される。加算器30Aは、再現PNコード信号と累積加算用遅延器30Dが出力する信号とを加算し、累積加算用遅延器30Dに出力する。
累積加算用遅延器30Dは、コード信号の周期TAと同一の時間長の信号を記憶して保持することで、入力された信号を時間TAだけ遅延させて加算器30Aに出力する。また、1ビット区間のj倍に相当する時間TC(=jTB)ごとに、累積加算用遅延器30Dが保持している信号を相関器34Iに出力しつつ、時間TAにわたり零の値を加算器30Aに出力する。
このような構成によって、累積加算部30Iは、時間TCの間、再現PNコード信号を時間長TAで区切り、区切られた信号を累積加算して相関器34Iに出力する。
図6(d)に累積加算部30Iが出力する信号を示す。ここではj=3とした例について示している。再現PNコード信号は、航法メッセージ信号の1ビット区間に相当する時間内に時間Δ1+Δ2だけ値が零となる区間を含む。いまの場合、時間Δ1およびΔ2は、それぞれPNコード信号の周期TAの半分としているため、時間Δ1+Δ2は再現PNコード信号の周期TAに等しい。したがって、再現PNコード信号の時間TCの区間には、測位信号に乗ぜられていたもとのPNコード信号の同相成分のj(n−1)周期分の信号が含まれる。したがって、累積加算部30Iが出力する信号は、値がj(n−1)倍されたPNコード信号の1周期に相当する区間を時間TCごとに含む周期信号となる。累積加算部30Iが出力する信号の各周期は、それぞれ、当該各周期の直前の同相信号Iの時間TCの区間に基づいて生成されたものである。
累積加算部30Iによって累積加算された信号は、再現PNコード信号よりも値が大きくなるため後段の処理後のSN比を改善することができる。
PNコード信号発生部32は、測位計算部36の制御に基づいて、測位計算部36が指定したGPS衛星100に割り当てられたPNコード信号を相関器34Iに出力する。
相関器34Iは、時間TCにわたって、累積加算部30Iが出力する信号とPNコード信号発生部32が出力するPNコード信号との間の相関値を求める。そして、求められた相関値を含む信号を同相相関信号CIとして測位計算部36に出力する。累積加算部30Iおよび相関器34Iは、このような処理によって同相信号IとPNコード信号発生部32が出力するPNコード信号との間の相関値を含む同相相関信号CIを測位計算部36に出力する。
累積加算部30Qおよび相関器34Qは、累積加算部30Iおよび相関器34Iが実行する処理と同様の処理によって、直交信号QとPNコード信号発生部32が出力するPNコード信号との間の相関値を求める。そして、求められた相関値を含む信号を直交相関信号CQとして測位計算部36に出力する。
測位計算部36は、同相相関信号CIの自乗と直交相関信号CQの自乗との和として定義される長区間相関信号を求める。そして、PNコード信号発生部32を制御し、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号のタイミングを、長区間相関信号の大きさが最大となるよう調整する。測位計算部36は、さらに、キャリアNCO26を制御し、直交相関信号CQが零になるよう調整する。
このような処理によって、累積加算部30Iが出力する信号と、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号との間の相関値の自乗を示す長区間相関信号が測位計算部36に出力される。また、直交相関信号CQが零となるようキャリア信号の位相が調整されることで、受信部24が受信した無線信号に含まれるドップラ周波数シフトによる影響を回避することができる。
測位計算部36は、長区間相関信号の大きさが所定の閾値H2を超えた場合には、長区間相関信号を同期後相関信号Giとして取得する。
一方、長区間相関信号の大きさが閾値H2を超えない場合には、測位計算部36は、指定していたGPS衛星100とは異なり、かつ、強信号受信処理部18および受信処理部16−iの処理対象となっていない他のGPS衛星100を指定する。そして、その指定したGPS衛星100から送信された測位信号に基づく長区間相関信号の大きさが最大となるよう、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号のタイミングを調整する。測位計算部36は、長区間相関信号の大きさが閾値H2を超えた場合には、そのGPS衛星100から送信された測位信号に基づく長区間相関信号を、同期後相関信号Giとして取得する。
長区間相関信号の値が閾値H2を超えた状態とすることで、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号と、測位信号に乗ぜられているPNコード信号との間の同期がとれた状態とすることができる。また、直交相関信号CQが零となるようキャリア信号の位相が調整されることで、受信部24が受信した無線信号に含まれるドップラ周波数シフトによる影響を回避することができる。さらに、測位計算部36は、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号の位相に関する情報を、PNコード信号発生部32の制御状態から取得することができる。したがって、測位計算部36は、同期後相関信号Gi、支援情報、PNコード信号発生部32が出力するPNコード信号の位相に関する情報等に基づいて測位計算を行うことができる。
測位計算部36は、同様の同期処理を実行して受信処理部16−i以外の受信処理部からも同期後相関信号を取得し、受信処理部16−1〜16−mからそれぞれ同期後相関信号G1〜Gmを取得する。
測位計算部36は、支援情報取得部12から出力された支援情報、同期後相関信号GSおよびG1〜Gmに基づいて測位計算を行い、測位結果を表示部38に出力する。表示部38は、ディスプレイ等によって構成され、測位計算部36から出力された測位結果を表示する。
本実施形態に係るGPS測位装置102では、強信号受信処理部18は、航法メッセージ信号の1ビット区間の時間長TB以下の時間長にわたる相関値を算出するため、十分な強度を以て信号を受信することができるGPS衛星100から送信された信号に対し、短時間で同期処理を完了させることができる。また、受信処理部16−iが実行する処理によれば、航法メッセージ乗算部28Iおよび28Qにおいて測位信号の極性変化が取り除かれた再現PNコード信号が相関値に寄与する信号として生成される。これによって、1ビット区間より長い時間長で相関値を算出する処理が容易となる。相関値を算出する区間を長くすることにより、算出される相関値が大きくなるため、強度の弱い信号に対する相関値の精度を高めることができる。また、再現PNコード信号を生成する処理においては、受信側航法メッセージ信号と、測位信号に乗ぜられている航法メッセージ信号との間のタイミングのずれによる異常値の発生が回避される。そのため、1ビット区間より長い時間長で相関値を算出したとしても、そのようなタイミングのずれが相関値に誤差を生ぜしめることがなく、精度の高い相関値を算出することができる。さらに、再現PNコード信号は、累積加算部によってSN比の改善が見込まれる信号に変換された上で相関演算に供される。そのため、異常値に基づく誤差が低減された精度の高い相関値を算出することができる。
このような強信号受信処理部18および受信処理部16−iが実行する処理によって、GPS測位装置102は、測位計算に用いるGPS衛星100に受信状況が良好でないものが含まれていても、迅速かつ確実に同期処理および測位計算を実行することができる。
なお、上記では、航法メッセージ信号発生部20と航法メッセージ乗算部28Iおよび28Qとの間にトリミング処理部22を設けた構成について説明した。このような構成の他、受信側航法メッセージ信号を直接、航法メッセージ乗算部28Iおよび28Qに出力し、航法メッセージ乗算部28Iと累積加算部30Iとの間および航法メッセージ乗算部28Qと累積加算部30Qとの間、または受信部24と航法メッセージ乗算部28Iとの間および受信部24と航法メッセージ乗算部28Qとの間にトリミング処理部を設けた構成も可能である。図7に、航法メッセージ乗算部28Iと累積加算部30Iとの間および航法メッセージ乗算部28Qと累積加算部30Qとの間に、トリミング処理部22AIおよび22AQをそれぞれ設けたGPS測位装置102Aを示す。図3のGPS測位装置102と同一の構成部については同一の符号を付してその説明を省略する。
トリミング処理部22AIは、航法メッセージクロック信号CKが立ち上がった時から時間Δ1後までの間、および航法メッセージクロック信号CKが立ち上がった時から時間TB−Δ2だけ経過した時から時間Δ2後までの間における、航法メッセージ乗算部28Iが出力する信号の値を零に置き換え、再現PNコード信号として累積加算部30Iに出力する。トリミング処理部22AQは、トリミング処理部22AIが実行する処理と同様の処理を実行し、直交信号Qに基づく再現PNコード信号を累積加算部30Qに出力する。このような構成によれば、トリミング処理部22AIからは、GPS測位装置102において航法メッセージ乗算部28Iが出力する再現PNコード信号と同様の再現PNコード信号が出力され、トリミング処理部22AQからは、GPS測位装置102において航法メッセージ乗算部28Qが出力する再現PNコード信号と同様の再現PNコード信号が出力される。そのため、図3のGPS測位装置102と同様、迅速かつ確実に同期処理および測位計算を実行することができる。
GPSシステムの構成を示す図である。 PNコード信号、航法メッセージ信号、および測位信号を示す図である。 本発明の実施形態に係るGPS測位装置の構成を示す図である。 強信号受信処理部の構成を示す図である。 同相信号および累積加算部が出力する信号を示す図である。 航法メッセージクロック信号、トリミング後メッセージ信号、再現PNコード信号、および累積加算部が出力する信号を示す図である。 航法メッセージ乗算部と累積加算部との間にトリミング処理部を設けたGPS測位装置を示す図である。
符号の説明
10 支援アンテナ、12 支援情報取得部、14 測位アンテナ、16−1〜16−m 受信処理部、18 強信号受信処理部、18R,24 受信部、18SI,18SQ,30I,30Q 累積加算部、18CRI,18CRQ,34I,34Q 相関器、18Cd,32 PNコード信号発生部、18N,26 キャリアNCO、20 航法メッセージ信号発生部、22,22AI,22AQ トリミング処理部、28I,28Q 航法メッセージ乗算部、30A,SA 加算器、30D,SD 累積加算用遅延器、36 測位計算部、38 表示部、100 GPS衛星、102,102A GPS測位装置、104 固定局。

Claims (3)

  1. GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、
    互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、
    前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗じて出力する航法メッセージ処理部と、
    GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、
    前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、
    前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、
    を備え、
    前記相関処理部は、
    前記航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から所定時間後までの間の区間、および前記航法メッセージ信号の各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の区間の前記相関値への寄与を除外することを特徴とするGPS測位装置。
  2. GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、
    互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、
    前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗ずることで生成され、前記航法メッセージ信号の各ビット区間の開始時から所定時間後までの間の区間、および前記航法メッセージ信号の各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の区間が乗ぜられた区間の値が零である信号、を生成して出力する航法メッセージ処理部と、
    GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、
    前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、
    前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、
    を備えることを特徴とするGPS測位装置。
  3. GPS衛星から送信された信号を受信する受信部と、
    互いに極性が異なる2つの値のうちいずれかをそれぞれが示す複数のビット区間を含み、各ビット区間の開始時から所定時間後までの間および各ビット区間の終了時から所定時間前までの間の値が零である、測位計算に必要な情報を含む航法メッセージ信号、を出力する航法メッセージ出力部と、
    前記受信部が受信した受信信号と前記航法メッセージ信号とを乗じて出力する航法メッセージ処理部と、
    GPS衛星に割り当てられたPNコード信号を出力するPNコード信号発生部と、
    前記航法メッセージ処理部が出力する信号と、前記PNコード信号発生部が出力する前記PNコード信号と、の間の相関値を、前記航法メッセージ信号の1つのビット区間が前記受信信号に乗ぜられた区間より長い区間にわたって求めて出力する相関処理部と、
    前記相関処理部が出力する前記相関値に基づいて測位計算に必要な処理を実行する測位計算部と、
    を備えることを特徴とするGPS測位装置。
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