JP2008145002A - 空気調和装置 - Google Patents

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Takashi Mochizuki
高志 望月
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

【課題】より効果的に成績係数COPを向上させることのできる空気調和装置を提供する。
【解決手段】第1コンプレッサ16により冷媒を圧縮して室内熱交換器21A、21B、21Cおよび室外熱交換器19に循環させる冷凍サイクル100と、第2コンプレッサ46を有し、冷凍サイクル100を流れて凝縮された被冷却側冷媒を過冷却熱交換器42で熱交換して冷却し、被冷却側冷媒を過冷却状態とし、あるいは、被冷却側冷媒の過冷却度を大きくする冷却側冷媒を循環させる過冷却サイクル101と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒を過冷却する空気調和装置に関するものである。
従来、省エネルギーな空気調和装置が求められており、空気調和装置の冷凍サイクルの成績係数COP(Coefficient Of Performance)を向上させるために、冷凍サイクルを循環して凝縮された液冷媒を飽和温度以下に過冷却し、残存ガスを冷媒中に含まないようにして冷媒を蒸発器へ循環させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の空気調和装置では、液冷媒を過冷却するのに空気と熱交換する空気熱交換器を用いたものがあるが、空気熱交換器では非常に大きな伝熱面積が必要であり、非効率的である。このため、循環する液冷媒の一部を分流させ、分流した液冷媒を蒸発させて分流前の冷媒と熱交換させることによって、分流前の液冷媒を過冷却にし、蒸発器への冷媒循環流量を減らし、冷媒の冷媒配管による圧力損失を減らす構成を備えた空気調和装置が提案されている。
特開平6−281270号公報
液冷媒の一部から分流した冷媒を用いて分流前の液冷媒を過冷却にする構成を備えたものでは、冷媒の単位重量あたりの冷凍効果が増すことにより蒸発器への冷媒循環流量は減少する。しかしながら、冷媒を循環させるコンプレッサの冷媒循環流量は減らないため、成績係数COPはほとんど向上しなかった。以下、図4を参照して、液冷媒の一部から分流した冷媒を用いて分流前の液冷媒を過冷却にする構成を備えた空気調和装置のサイクルを説明する。この図において、サイクルを循環する冷媒のエンタルピを横軸に、圧力を縦軸に示している。
冷凍(蒸発)能力Qeは、
Qe=G・(ΔH3+ΔH1)
ΔH1:蒸発器の入口・出口のエンタルピ差(kj/kg)
ΔH3:過冷却の入口・出口のエンタルピ差(kj/kg)
G:冷媒循環量(kg/h)
となる。
コンプレッサ動力Lは、
L=(G+g)・ΔH2
g:過冷却流量(kg/h)
ΔH2:コンプレッサの入口・出口のエンタルピ差(kj/kg)
過冷却の熱量Qs(kj/h)は過冷却熱交換器の蒸発熱量と等しいので、
Qs=G・ΔH3=g・ΔH1
∴g=G・ΔH3/ΔH1
となる。
成績係数(サイクル効率)ηsを求めると、
ηs=Qe/L=G・(ΔH3+ΔH1)/{(G+g)・ΔH2}
=G・(ΔH3+ΔH1)/{(G+G・ΔH3/ΔH1)・ΔH2}
=(ΔH3+ΔH1)/{(1+ΔH3/ΔH1)・ΔH2}
=(ΔH1/ΔH2)・(1+ΔH3/ΔH1)/(1+ΔH3/ΔH1)
=ΔH1/ΔH2
となる。
一方、過冷却にしない場合の冷凍(蒸発)能力Qnは、
Qn=G・ΔH1
となる。
コンプレッサ動力Lnは、
Ln=G・ΔH2
となる。成績係数(サイクル効率)ηは、
η=Qn/Ln
=(G・ΔH1)/(G・ΔH2)
=ΔH1/ΔH2
となり、過冷却にしても効率は過冷却にしない場合と同じになる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、より効果的に成績係数COPを向上させることのできる空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1コンプレッサにより冷媒を圧縮して室内熱交換器および室外熱交換器に循環させる冷凍サイクルと、第2コンプレッサを有し、前記冷凍サイクルを流れて凝縮された被冷却側冷媒を過冷却熱交換器で熱交換して冷却し、前記被冷却側冷媒を過冷却状態とし、あるいは、前記被冷却側冷媒の過冷却度を大きくする冷却側冷媒を循環させる過冷却サイクルと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第1コンプレッサに流入する冷媒と第2コンプレッサに流入する冷媒とをそれぞれ個別の圧縮行程で圧縮することができ、冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力と第2コンプレッサに流入する冷媒の冷媒圧力とを異なる冷媒圧力にすることができる。
この場合において、前記過冷却サイクルは、前記冷凍サイクルにおける前記被冷却側冷媒が圧縮行程に移行する際の圧力よりも高い圧力で、前記冷却側冷媒を圧縮行程に移行させてもよい。
この構成によれば、冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力を、被冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力まで落とすことがない。このため、より効果的に成績係数COPを向上させることができる。
また、この場合において、凝縮された前記被冷却側冷媒の一部を前記冷却側冷媒として分流させ、分流した前記冷却側冷媒を膨張させて前記分流後の前記被冷却冷媒と過冷却熱交換器を介して熱交換させ、熱交換後の前記冷却側冷媒を前記第2コンプレッサにより圧縮後に再び前記被冷却側冷媒と合流させてもよい。
この構成によれば、冷凍サイクルと過冷却サイクルとで一部の冷媒配管を兼用することができる。
さらに、この場合において、前記冷凍サイクルと前記過冷却サイクルとで、独立して冷媒を循環させ、過冷却熱交換器により両サイクルを熱的に結合し、前記熱交換を行わせてもよい。
この構成によれば、第1コンプレッサで圧縮された冷媒と第2コンプレッサで圧縮された冷媒とが、相互の流れに影響を与えないようにすることができる。
さらにまた、この場合において、前記第1コンプレッサ及び前記第2コンプレッサを、一台のガスエンジンにより駆動してもよい。
この構成によれば、複数のガスエンジンを備える必要がなく、また、ガスエンジンの冷却水系統等も一つにすることができる。
本発明によると、第1コンプレッサにより冷媒を圧縮して室内熱交換器および室外熱交換器に循環させる冷凍サイクルと、第2コンプレッサを有し、前記冷凍サイクルを流れる冷媒である被冷却側冷媒を凝縮行程において熱交換して冷却し、前記被冷却側冷媒を過冷却状態とし、あるいは、前記被冷却側冷媒の過冷却度を大きくする冷却側冷媒を循環させる過冷却サイクルと、を備えている。これにより、メインコンプレッサに流入する冷媒とサブコンプレッサに流入する冷媒とをそれぞれ個別の圧縮行程で圧縮することができ、冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力とサブコンプレッサに流入する冷媒の冷媒圧力とを異なる冷媒圧力にすることができる。このため、過冷却サイクルは、冷凍サイクルにおける被冷却側冷媒が圧縮行程に移行する際の圧力よりも高い圧力で、冷却側冷媒を圧縮行程に移行させることにより、より効果的に成績係数COPを向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る空気調和装置を示す回路図である。
空気調和装置10は、ガスヒートポンプ式空気調和装置であり、室外機11及び複数(例えば3台)の室内機12A、12B、12Cを有している。室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12B、12Cの各室内冷媒配管15A、15B、15Cとが連結されて、冷凍サイクル100の一部を構成している。
室内機12A、12B、12Cはそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、15B、15Cに室内熱交換器21A、21B、21Cが接続されている。これら室内熱交換器21A、21B、21Cの近傍には、減圧装置としての室内膨張弁22A、22B、22Cがそれぞれ接続されている。上記室内熱交換器21A、21B、21Cには、これらの室内熱交換器21A、21B、21Cへ送風する室内ファン23A、23B、23Cが隣接して配置されている。
室外機11は室外に設置され、室外冷媒配管14にはメインコンプレッサ(第1コンプレッサ)16が接続されるとともに、このメインコンプレッサ16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側にオイルセパレータ26を介して四方弁18がそれぞれ接続されている。
メインコンプレッサ16は、タイミングベルト27を介してガスエンジン30に連結され、ガスエンジン30により駆動される。このガスエンジン30は、エンジン冷却系31を流れる冷却水により冷却される。このエンジン冷却系31は、第1冷却系配管35にガスエンジン30、冷却水バイパス弁38、冷却水三方弁32、廃熱回収熱交換器33、リザーブタンク39及び冷却水ポンプ34が接続されている。一方、室外熱交換器19と隣り合って設けられた放熱器37が接続された第2冷却系配管36の一端が冷却水三方弁32に接続され、その他端が冷却水ポンプ34の吸込側に接続されている。
冷却水三方弁32は、空気調和装置10の冷房運転時に放熱器37側に開放され、冷却水ポンプ34の稼動により、冷却水が放熱器37へ導かれて放熱され、ガスエンジン30が冷却される。
また、空気調和装置10の暖房運転時には冷却水三方弁32が廃熱回収熱交換器33側に開放される。このとき、冷却水ポンプ34の稼動により、冷却水が廃熱回収熱交換器33へ導かれ、後述に示すように室外冷媒配管14を循環する液冷媒との熱交換により放熱されて、ガスエンジン30が冷却される。
ガスエンジン30と冷却水三方弁32との間には、冷却水バイパス弁38が設けられており、この冷却水バイパス弁38は、冷却水ポンプ34の流入側に接続されている。
メインコンプレッサ16から吐出された冷媒が流れ込む四方弁18は、室外熱交換器19、減圧装置としての室外膨張弁24、後段に詳述する過冷却熱交換器42が順次接続されている。室外熱交換器19には、この室外熱交換器19に外気を流通させる室外ファン20が隣接して配置されている。
四方弁18が切り換えられることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、四方弁18が冷房側に切り換えられたときには、冷媒が実線矢印αに示すように流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21A、21B、21Cが蒸発器になって冷房運転状態となる。これにより、各室内熱交換器21A、21B、21Cが室内を冷房する。また、四方弁18が暖房側に切り換えられたときには、冷媒が破線矢印βに示すように流れ、室内熱交換器21A、21B、21Cが凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となる。これにより、各室内熱交換器21A、21B、21Cが室内を暖房する。
冷房運転時には、室内膨張弁22A、22B、22Cのそれぞれの弁開度が空調負荷に応じて調整され、室外膨張弁24が全開操作される。また、暖房運転時には、室外膨張弁24及び室内膨張弁22A、22B、22Cのそれぞれの弁開度が空調負荷に応じて調整される。
室外機1においては、冷媒高圧部(メインコンプレッサ16の吐出側)と冷媒低圧部(図示の例ではアキュムレータ17の手前)との間にバイパス管51が接続され、このバイパス管51にバイパス弁52が設けられている。
さらに、この室外機11には、室外冷媒配管14を流れる液冷媒をメインコンプレッサ16の吸込側に設けられたアキュムレータ17の手前に適宜供給するためのリキッド管53が設けられ、このリキッド管53にリキッド弁54が設けられている。
本実施形態に係る空気調和装置10は、室内熱交換器21A、21B、21Cあるいは室外熱交換器19で凝縮された冷媒を過冷却させる過冷却サイクル101を室外機11に備えている。この過冷却サイクル101は、室内熱交換器21A、21B、21Cと室外熱交換器19との間に設けられた分岐点47で、冷凍サイクル100から分流して設けられている。これにより、室内熱交換器21A、21B、21Cと室外熱交換器19との間を流れる液冷媒の一部が、過冷却サイクル101に流れる。過冷却サイクル101は、過冷却膨張弁44、冷媒同士を熱交換させる過冷却熱交換器42、過冷却アキュムレータ45及びサブコンプレッサ(第2コンプレッサ)46が順次接続されている。サブコンプレッサ46の吐出側は、メインコンプレッサ16とオイルセパレータ26との間に設けられた合流点48で、メインコンプレッサ16の吐出側に合流するように接続されている。冷凍サイクル100と過冷却サイクル101とは圧縮行程が独立していることにより、それぞれ個別の条件で冷媒を圧縮することができるように設けられている。
過冷却膨張弁44は、室外冷媒配管14の分岐点47で冷凍サイクル100から分流し、過冷却サイクル101に流入した液冷媒を膨張させる。なお、本実施形態では、過冷却サイクル101に分流する液冷媒の流量は、分流前の流量の約10〜15パーセントである。過冷却膨張弁44は、過冷却膨張弁44で膨張させられた冷媒の冷媒圧力が、室内機12A、12B、12Cの室内膨張弁22A、22B、22Cで膨張させられた冷媒の冷媒圧力よりも高い冷媒圧力となるように設けられている。過冷却膨張弁44で膨張した冷媒は、室内膨張弁22A、22B、22Cで膨張した冷媒よりも高い冷媒圧力で維持される。これにより、サブコンプレッサ46に流入するガス冷媒の冷媒圧力(圧縮行程に移行する際の圧力)が、冷凍サイクル100のメインコンプレッサ16に流入するガス冷媒の冷媒圧力よりも高くなるようになっている。
過冷却熱交換器42は、プレートフィン式熱交換器である。この過冷却熱交換器42は、過冷却膨張弁44で膨張して過冷却熱交換器42の蒸発側を流れる冷却側冷媒としての液冷媒と室外熱交換器19で凝縮されて過冷却熱交換器42の凝縮側を流れる被冷却側冷媒としての液冷媒とが熱交換可能に設けられている。これにより、過冷却熱交換器42は、過冷却熱交換器42の凝縮側を流れる液冷媒を冷却して過冷却する、あるいは、すでに過冷却状態で凝縮側を流れる液冷媒の過冷却度合いを大きくする。
過冷却アキュムレータ45は、過冷却熱交換器42の蒸発側で蒸発した後にサブコンプレッサ46に流入するガス冷媒を気液分離する。
サブコンプレッサ46は、メインコンプレッサ16に比べて冷媒流量が少ないため、メインコンプレッサ16よりも排除容積が少ないコンプレッサである。サブコンプレッサ46は、過冷却アキュムレータ45から流入したガス冷媒を圧縮し、圧縮したガス冷媒をメインコンプレッサ16から吐出されたガス冷媒と合流点48で合流させる。冷凍サイクル100と過冷却サイクル101とは、合流点48で合流してから、分岐点47で分流するまでの部分の冷媒配管を兼用している。ここで、本実施形態では、サブコンプレッサ46の吐出圧力とメインコンプレッサ16の吐出圧力とを略同圧力にすることにより、冷媒同士の合流が円滑に行われるようになっている。
次に、本実施形態に係る空気調和装置10の動作を説明する。
図2は、冷凍サイクル100及び過冷却サイクル101を循環する冷媒のエンタルピを横軸に、圧力を縦軸に示す概念図である。
空気調和装置10の冷房運転時には、上述したように、四方弁18が冷房側に切り換えられてガス冷媒が実線矢印αに示すように流れる。メインコンプレッサ16で圧縮された(行程R1)ガス冷媒とサブコンプレッサ46で圧縮された(行程S1)ガス冷媒とが合流して室外熱交換器19に流入する。
室外熱交換器19に流入したガス冷媒は、室外熱交換器19で外気と熱交換して冷却されることによって液冷媒となる(行程S2、R2)。
室外熱交換器19から流出した液冷媒は、過冷却熱交換器42の凝縮側を流通して室内機12A、12B、12Cに流入する。このとき、過冷却熱交換器42の凝縮側を流通した液冷媒の一部が分流して過冷却サイクル101に流れる。過冷却サイクル101に流れた液冷媒は、過冷却膨張弁44を通って膨張し(行程S3)、過冷却熱交換器42の蒸発側に流れる。これにより、過冷却熱交換器42の蒸発側を流れる冷却側冷媒としてのガス冷媒が蒸発する(行程S4)とともに凝縮側を流れる被冷却側冷媒としての液冷媒と熱交換し、凝縮側を流れる液冷媒を冷却して過冷却状態にする(行程R3)。
過冷却熱交換器42で冷却されて室内機12A、12B、12Cに流入した液冷媒は、室内膨張弁22A、22B、22Cで膨張する(行程R4)。
室内膨張弁22A、22B、22Cで膨張した液冷媒は、室内熱交換器21A、21B、21Cで室内空気と熱交換して室内を冷房するとともに、蒸発してガス冷媒となる(行程R5)。
室内熱交換器21A、21B、21Cから流出したガス冷媒は、四方弁18及び廃熱回収熱交換器33を流通し、アキュムレータ17で気液分離されてメインコンプレッサ16に吸い込まれる。
一方、過冷却熱交換器42で蒸発したガス冷媒は、過冷却アキュムレータ45で気液分離されてサブコンプレッサ46に吸い込まれる。
過冷却熱交換器42で蒸発したガス冷媒の蒸発圧力(蒸発温度)が、室内熱交換器21A、21B、21Cで蒸発したガス冷媒の蒸発圧力(蒸発温度)よりも高い蒸発圧力(蒸発温度)になっている。また、過冷却熱交換器42から流出したガス冷媒の冷媒圧力が、サブコンプレッサ46に流入するまでに略低下しないようになっている。これにより、サブコンプレッサ46に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PS(圧縮行程に移行する際の圧力)は、メインコンプレッサ16に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PRよりも高くなっている。
また、空気調和装置10の暖房運転時には、上述したように、四方弁18が暖房側に切り換えられてガス冷媒が破線矢印βに示すように流れる。メインコンプレッサ16で圧縮されたガス冷媒(行程R1)とサブコンプレッサ46で圧縮されたガス冷媒(行程S1)とが合流して室内熱交換器21A、21B、21Cに流入する。
室内熱交換器21A、21B、21Cに流入したガス冷媒は、室内熱交換器21A、21B、21Cで室内空気と熱交換して室内を暖房するとともに、凝縮して液冷媒となる(行程S2、R2)。
室内熱交換器21A、21B、21Cから流出した液冷媒は、室内膨張弁22A、22B、22C及び過冷却熱交換器42の凝縮側を流通して室外熱交換器19に流入する。このとき、室内膨張弁22A、22B、22Cを流通した液冷媒の一部が分流して過冷却サイクル101に流れる。過冷却サイクル101に流れた液冷媒は、過冷却膨張弁44を通って膨張し(行程S3)、過冷却熱交換器42の蒸発側に流れる。これにより、過冷却熱交換器42の凝縮側を流れる被冷却側冷媒としての液冷媒と蒸発側を流れて蒸発する冷却側冷媒としてのガス冷媒との間で熱交換され(行程S4)、凝縮側を流れる液冷媒が冷却されて過冷却状態になる(行程R3)。
過冷却熱交換器42で冷却された液冷媒は、室外膨張弁24を通って膨張し(行程R4)、室外熱交換器19に流入する。
室外熱交換器19に流入した液冷媒は、室外熱交換器19で外気と熱交換して蒸発することによってガス冷媒となり(行程R5)、四方弁18及び廃熱回収熱交換器33を流通する。このとき、上述したようにガスエンジン30の冷却水三方弁32が廃熱回収熱交換器33側に開放され、ガスエンジン30を冷却して廃熱を回収した冷却水が廃熱回収熱交換器33へ導かれている。これにより、液冷媒は、ガスエンジン30の廃熱を回収した冷却水と廃熱回収熱交換器33で熱交換して加熱される。
廃熱回収熱交換器33で加熱された液冷媒は、アキュムレータ17で気液分離されてメインコンプレッサ16に吸い込まれる。
一方、過冷却熱交換器42で蒸発したガス冷媒は、冷房運転時と同様に、過冷却アキュムレータ45で気液分離されてサブコンプレッサ46に吸い込まれる。
過冷却熱交換器42で蒸発したガス冷媒の蒸発圧力(蒸発温度)が、室内熱交換器21A、21B、21Cで蒸発したガス冷媒の蒸発圧力(蒸発温度)よりも高い蒸発圧力(蒸発温度)になっている。また、過冷却熱交換器42から流出したガス冷媒の冷媒圧力が、サブコンプレッサ46に流入するまでに略低下しないようになっている。これにより、サブコンプレッサ46に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PS(圧縮行程に移行する際の圧力)は、メインコンプレッサ16に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PRよりも高くなっている。
以下、冷房運転時の成績係数COPについて説明する。
冷房能力Qeは、
Qe=G・(ΔH3+ΔH1)
ΔH1:蒸発器の入口・出口のエンタルピ差(kj/kg)
ΔH3:過冷却のエンタルピ差(kj/kg)
G:冷媒循環量(kg/h)
となる。
過冷却能力Qsは、
Qs=g・ΔH1
g:過冷却流量(kg/h)
となる。
メインコンプレッサ動力Lm(kj/h)とサブコンプレッサ動力Ls(kj/h)は、それぞれ、
Lm=G・ΔH2
Ls=g・ΔH4
ΔH4:サブコンプレッサの入口・出口のエンタルピ差(kj/kg)
となる。
過冷却の熱量Qs(kj/h)は過冷却熱交換器の蒸発熱量と等しいので、
Qs=g・ΔH1=G・ΔH3
∴g=G・ΔH3/ΔH1
となる。
成績係数(サイクル効率)ηsを求めると、
ηs=Qe/(Lm+Ls)=G・(ΔH3+ΔH1)/{(G・ΔH2+g・ΔH4)}
=G・(ΔH3+ΔH1)/{(G・ΔH2+G・ΔH3/ΔH1・ΔH4)}
=(ΔH3+ΔH1)/{(ΔH2+ΔH3/ΔH1・ΔH4)
=ΔH1・(1+ΔH3/ΔH1)/{ΔH2・(1+ΔH3/ΔH1・ΔH4/ΔH2)}
=(ΔH1/ΔH2)・(1+ΔH3/ΔH1)/{1+(ΔH3/ΔH1)・(ΔH4/ΔH2)}
=η・(1+ΔH3/ΔH1)/{1+(ΔH3/ΔH1)・(ΔH4/ΔH2)}
となる。
このとき、冷却側冷媒がサブコンプレッサ46に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力が、被冷却側冷媒がメインコンプレッサ16に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力と同じ場合は、
ΔH4=ΔH2
となるため、
ηs=η
となり、成績係数COPは、過冷却サイクル101を設けない場合と変わらない。
一方、冷却側冷媒がサブコンプレッサ46に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力を上げて、
ΔH4≒0(ゼロ)
となるようにすると、
ηs≒η+ΔH3/ΔH2
となり、過冷却サイクル101を設けない場合に比べて、ΔH3/ΔH2だけ成績係数COPが向上する。現実にはΔH4が0(ゼロ)になるサイクルは存在しないため、ΔH3/ΔH2までの成績係数COPの向上をすることはできない。しかしながら、過冷却熱交換器42の性能を向上させて、過冷却サイクル101の蒸発圧力、すなわち、冷却側冷媒がサブコンプレッサ46に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力を、被冷却側冷媒がメインコンプレッサ16に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力よりも高くすることにより、コンプレッサ全体が消費する動力が減少し、冷房運転時の成績係数COPが向上する。
次に、暖房運転時の成績係数COPについて説明する。
暖房能力Qcは、
Qc=G・(ΔH1+ΔH2)+g・(ΔH1+ΔH4)
成績係数(サイクル効率)ηsを求めると、
ηs=Qe/(Lm+Ls)={G・(ΔH1+ΔH2)+g・(ΔH1+ΔH4)}/{(G・ΔH2+g・ΔH4)}
={(ΔH1+ΔH3)+(ΔH2+ΔH3・ΔH4/ΔH1)}/{(ΔH2+ΔH3/ΔH4・ΔH1)
=1+(ΔH1+ΔH3)/(ΔH2+ΔH3・ΔH4/ΔH1)
=1+{(ΔH1/ΔH2)・(1+ΔH3/ΔH1)}/{1+(ΔH3/ΔH1)・(ΔH4/ΔH2)}
となる。
このとき、過冷却にしない場合、すなわち、
ΔH3=0(ゼロ)
のときの成績係数ηは、
η=1+ΔH1/ΔH2
となる。
また、冷却側冷媒がサブコンプレッサ46に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力が、被冷却側冷媒がメインコンプレッサ16に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力と同じ場合は、
ΔH4=ΔH2
となるため、
ηs=1+ΔH1/ΔH2=η
となり、成績係数COPは、過冷却サイクル101を設けない場合と変わらない。
一方、冷却側冷媒がサブコンプレッサ46に流入して圧縮行程に移行する際の冷媒圧力を上げて、
ΔH4≒0(ゼロ)
となるようにすると、
ηs≒1+(ΔH1+ΔH3)/ΔH2=η+ΔH3/ΔH2
となり、冷房運転時と同様に成績係数COPが向上する。
本実施形態では、冷房運転時及び暖房運転時とも、サブコンプレッサ46に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PSは、メインコンプレッサ16に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力PRよりも高くなっている。これにより、サブコンプレッサ46に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力と、メインコンプレッサ16に吸い込まれるガス冷媒の冷媒圧力とが、同じ冷媒圧力の場合に比べて、サブコンプレッサ46の動力が減少するため、成績係数COPが向上する。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置10によれば、メインコンプレッサ16により冷媒を圧縮して室内熱交換器21A、21B、21Cおよび室外熱交換器19に循環させる冷凍サイクル100と、サブコンプレッサ46を有し、冷凍サイクル100を流れて凝縮された被冷却側冷媒を過冷却熱交換器42で熱交換して冷却し、被冷却側冷媒を過冷却状態とし、あるいは、被冷却側冷媒の過冷却度を大きくする冷却側冷媒を循環させる過冷却サイクル101と、を備えている。これにより、メインコンプレッサ16に流入する冷媒とサブコンプレッサ46に流入する冷媒とをそれぞれ個別の圧縮行程で圧縮することができ、冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力とサブコンプレッサ46に流入する冷媒の冷媒圧力とを異なる冷媒圧力にすることができる。このとき、過冷却サイクル101は、冷凍サイクル100における被冷却側冷媒が圧縮行程に移行する際の冷媒圧力PRよりも高い冷媒圧力PSで、前記冷却側冷媒を圧縮行程に移行させている。これにより、冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力PSを、被冷却側冷媒が圧縮されるときの冷媒圧力PRまで落とすことがない。このため、より効果的に成績係数COPを向上させることができる。
また、被冷却側冷媒の凝縮行程において、凝縮された被冷却側冷媒の一部を冷却側冷媒として分流させ、分流した冷却側冷媒を膨張させて分流後の被冷却冷媒と過冷却熱交換器42を介して熱交換させ、熱交換後の冷却側冷媒をサブコンプレッサ46により圧縮後に再び被冷却側冷媒と合流させている。このため、空気調和装置10全体の冷媒配管の長さを短くして配管抵抗を減少させることができるとともに、冷媒配管のレイアウトが容易となる。
さらに、メインコンプレッサ16及びサブコンプレッサ46を、一台のガスエンジン30により駆動している。これにより、複数のガスエンジンを備える必要がなく、また、ガスエンジンの冷却水系統等も一つにすることができる。このため、簡単なシステム構成でメインコンプレッサ16及びサブコンプレッサ46を駆動させることができる。
(第2実施形態)
図3は、本実施形態に係る空気調和装置を示す回路図である。
なお、本実施形態における空気調和装置110は、第1実施形態における過冷却サイクル101の代わりに過冷却サイクル102を備えており、この過冷却サイクル102以外の部分は、第1実施形態における構成と同じ構成を備えている。第1実施形態における過冷却サイクル101は、冷凍サイクル100が分流し、メインコンプレッサ16及びサブコンプレッサ46で圧縮した後に合流して形成されている。一方、第2実施形態における過冷却サイクル102は、冷凍サイクル100を循環する冷媒と、過冷却サイクル102を循環する冷媒とが分流及び合流することのない独立した冷媒配管を備えている。
本実施形態に係る空気調和装置110は、室内熱交換器21A、21B、21Cあるいは室外熱交換器19で凝縮された冷媒を過冷却させる過冷却サイクル102を室外機11に備えている。この過冷却サイクル102は、過冷却膨張弁44、冷媒同士を熱交換させる過冷却熱交換器42、過冷却アキュムレータ45、サブコンプレッサ46、オイルセパレータ126及び過冷却凝縮器119が順次接続されており、冷媒がこれら各機器を循環するように設けられている。
過冷却膨張弁44は、過冷却凝縮器119で凝縮された液冷媒を膨張させる。また、過冷却膨張弁44は、過冷却膨張弁44で膨張させられた液冷媒の冷媒圧力が、室内機12A、12B、12Cの室内膨張弁22A、22B、22Cで膨張させられた液冷媒の冷媒圧力よりも高い圧力を維持するように設けられている。これにより、過冷却サイクル102は、サブコンプレッサ46に流入するガス冷媒の冷媒圧力が、冷凍サイクル100のメインコンプレッサ16に流入するガス冷媒の冷媒圧力よりも高い冷媒圧力となるように設けられている。
過冷却熱交換器42は、プレートフィン式熱交換器である。この過冷却熱交換器42は、過冷却膨張弁44で膨張して過冷却熱交換器42の蒸発側を流れる冷却側冷媒としての液冷媒と室外熱交換器19で凝縮されて過冷却熱交換器42の凝縮側を流れる被冷却側冷媒としての液冷媒とが熱交換可能に設けられている。これにより、過冷却熱交換器42は、過冷却熱交換器42の凝縮側を流れる液冷媒を冷却して過冷却する、あるいは、すでに過冷却状態で凝縮側を流れる液冷媒の過冷却度合いを大きくしたりすることができる。
過冷却アキュムレータ45は、過冷却熱交換器42の蒸発側で蒸発した後にサブコンプレッサ46に流入するガス冷媒を気液分離する。
サブコンプレッサ46は、メインコンプレッサ16よりも排除容積の小さなコンプレッサである。サブコンプレッサ46は、過冷却アキュムレータ45から流入したガス冷媒を圧縮し、オイルセパレータ126を介して過冷却凝縮器119に吐出させる。ここで、本実施形態では、冷凍サイクル100と過冷却サイクル102とが独立して設けられている。このため、それぞれを循環する冷媒が合流しないため、サブコンプレッサ46の吐出圧力とメインコンプレッサ16の吐出圧力とを略同圧力にしなくても、冷媒が円滑に循環するようになっている。
過冷却凝縮器119は、室外熱交換器19と外気の流通面が隣り合って積層配置されている。これにより、過冷却凝縮器119を流通する外気は、室外熱交換器19を流通するように設けられている。
本実施形態に係る空気調和装置110の動作は、第1実施形態に係る空気調和装置10と略同様に動作する。すなわち、冷凍サイクル100及び過冷却サイクル101のエンタルピを横軸に、圧力を縦軸に示す概念図は、図2に示すようになる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置110によれば、第1実施形態と同様の作用及び効果を有している。
また、冷凍サイクル100と過冷却サイクル101とで、独立して冷媒を循環させ、過冷却熱交換器42により両サイクル100、101を熱的に結合し、熱交換を行わせている。これにより、メインコンプレッサ16で圧縮された冷媒とサブコンプレッサ46で圧縮された冷媒とが、相互の流れに影響を与えないようにすることができる。このため、メインコンプレッサ16の吐出圧力等を考慮することなく、サブコンプレッサ46を設けることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上記第1実施形態では、過冷却熱交換器42と室内膨張弁22A、22B、22Cとの間で、冷凍サイクル100から過冷却サイクル101を分流させていた。しかしながら、これに限定されず、室外熱交換器19と室内膨張弁22A、22B、22Cとの間であって、凝縮された液冷媒が流れている位置であれば、その他の位置で過冷却サイクルを分流させてもよい。
また、上記実施形態では、冷凍サイクル100を循環する冷媒と過冷却サイクル101、102を循環する冷媒とを、それぞれ別々のコンプレッサによって圧縮していた。しかしながら、これに限定されず、過冷却サイクルを循環する冷媒がコンプレッサに吸い込まれるときの冷媒圧力が、冷凍サイクルを循環する冷媒がコンプレッサに吸い込まれるときの冷媒圧力よりも高ければ一台のコンプレッサによって冷媒を圧縮してもよい。例えば、一台の多段型コンプレッサで冷媒を圧縮し、過冷却サイクルを循環する冷媒を、冷凍サイクルを循環する冷媒よりもコンプレッサ内部の冷媒圧力が高い段に流入させてもよい。このとき、冷媒を冷凍サイクルへ吐出させる段とは異なる段から過冷却サイクルに吐出させ、冷凍サイクルと過冷却サイクルとの冷媒配管を独立させてもよい。
さらに、上記実施形態では、メインコンプレッサ16及びサブコンプレッサ46をガスエンジン30で駆動させているが、これに限定されず、モータ等でコンプレッサを駆動させてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、空気調和装置10、110は、3台の室内機12A、12B、12Cを備えているが、これに限定されず、室内機の台数は任意である。
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置を示す回路図である。 冷凍サイクル及び過冷却サイクルを循環する冷媒のエンタルピを横軸に、圧力を縦軸に示す概念図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和装置を示す回路図である。 従来のサイクルを循環する冷媒のエンタルピを横軸に、圧力を縦軸に示す概念図である。
符号の説明
10、110 空気調和装置
12A、12B、12C 室内熱交換器
16 メインコンプレッサ(第1コンプレッサ)
19 室外熱交換器
30 ガスエンジン
42 過冷却熱交換器(熱交換器)
46 サブコンプレッサ(第2コンプレッサ)
100 冷凍サイクル
101、102 過冷却サイクル

Claims (5)

  1. 第1コンプレッサにより冷媒を圧縮して室内熱交換器および室外熱交換器に循環させる冷凍サイクルと、
    第2コンプレッサを有し、前記冷凍サイクルを流れて凝縮された被冷却側冷媒を過冷却熱交換器で熱交換して冷却し、前記被冷却側冷媒を過冷却状態とし、あるいは、前記被冷却側冷媒の過冷却度を大きくする冷却側冷媒を循環させる過冷却サイクルと、
    を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1記載の空気調和装置において、
    前記過冷却サイクルは、前記冷凍サイクルにおける前記被冷却側冷媒が圧縮行程に移行する際の圧力よりも高い圧力で、前記冷却側冷媒を圧縮行程に移行させる、
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の空気調和装置において、
    凝縮された前記被冷却側冷媒の一部を前記冷却側冷媒として分流させ、分流した前記冷却側冷媒を膨張させて前記分流後の前記被冷却冷媒と過冷却熱交換器を介して熱交換させ、熱交換後の前記冷却側冷媒を前記第2コンプレッサにより圧縮後に再び前記被冷却側冷媒と合流させることを特徴とする空気調和装置。
  4. 請求項1または請求項2記載の空気調和装置において、
    前記冷凍サイクルと前記過冷却サイクルとで、独立して冷媒を循環させ、過冷却熱交換器により両サイクルを熱的に結合し、前記熱交換を行わせることを特徴とする空気調和装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の空気調和装置において、
    前記第1コンプレッサ及び前記第2コンプレッサを、一台のガスエンジンにより駆動することを特徴とする空気調和装置。
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