JP2008143253A - エアバックシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のエアバックでは、衝突時の衝撃やその前後の搭乗者の予期できない動きに追随して対応することができず、エアバックの作動によって確実な保護を行うことが困難であった。また、エアバック作動時にエアバック自体が人体に与える衝撃も大きく、誤動作による事故の発生も大きな課題となっていた。
【解決手段】エアバックをシートベルトと一体に構成もしくは、シートベルトの状態に応じて作動時の動きを調整することにより、エアバック作動時の効果を確実に人体に提供でき、かつエアバック作動時に人体へ与える衝撃力を軽減することができるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】エアバックをシートベルトと一体に構成もしくは、シートベルトの状態に応じて作動時の動きを調整することにより、エアバック作動時の効果を確実に人体に提供でき、かつエアバック作動時に人体へ与える衝撃力を軽減することができるものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車等のエアバックに関するものである。
従来のエアバックは車体の本体部分などに設置されているものが一般的であった。例えば、運転席用のハンドル中央部に配置されたものや、助手席用のダッシュボード前上面に配置されたもの、側面衝突時用に車内側面部に配置されたものなどがありました。
しかし、このような構成では、衝突時の衝撃やその前後の搭乗者の予期できない動きに追随して対応することができず、エアバックの作動によって確実な保護を行うことが困難であった。また、エアバックは、人体に向かって展開されるため、エアバック作動時にエアバック自体が人体に与える衝撃も大きく、誤動作による事故の発生も大きな課題となっていました。
また、衝突時の搭乗者の体の姿勢や頭部の位置は不確かなために、衝突時に展開したエアバックが頭部に必要以上の衝撃を与えるという極めて危険な状況も多く発生し、このために、事故の衝撃は軽微でも、エアバック展開時の衝撃により、搭乗者が必要以上の怪我をしたり、死亡事故に発展することもありました。
しかし、このような構成では、衝突時の衝撃やその前後の搭乗者の予期できない動きに追随して対応することができず、エアバックの作動によって確実な保護を行うことが困難であった。また、エアバックは、人体に向かって展開されるため、エアバック作動時にエアバック自体が人体に与える衝撃も大きく、誤動作による事故の発生も大きな課題となっていました。
また、衝突時の搭乗者の体の姿勢や頭部の位置は不確かなために、衝突時に展開したエアバックが頭部に必要以上の衝撃を与えるという極めて危険な状況も多く発生し、このために、事故の衝撃は軽微でも、エアバック展開時の衝撃により、搭乗者が必要以上の怪我をしたり、死亡事故に発展することもありました。
この改善策として、カメラなどで、搭乗者の頭の位置を精度よく検出して、エアバックを展開するために必要となるガス発生手段を制御する方法などが考案されていた。
特開2004−243962号広報
解決しようとする問題点は、安全装置であるはずのエアバックに起因する搭乗者の怪我や死亡事故の防止である。
本発明は、上記従来の課題を解決するために、エアバックをシートベルトと一体に構成もしくは、シートベルトの状態に応じて作動時の動きを調整することにより、エアバック作動時の効果を確実に人体に提供でき、かつエアバック作動時に人体へ与える衝撃力を軽減することができるものである。
本発明のエアバックシステムによれば衝突時にエアバックは人体近傍から外側方向へ向かって展開するため、確実に人体を保護することが出来る。
また、人体近傍から外側方向へ向かって展開するため、エアバック作動時の人体にかかる衝撃力を減らすことが出来るので、人体に対する負担の少ないエアバックを提供することが出来、エアバックの誤動作による事故発生時においても、重大事故となることを防ぐことが出来る。
また、人体近傍から外側方向へ向かって展開するため、エアバック作動時の人体にかかる衝撃力を減らすことが出来るので、人体に対する負担の少ないエアバックを提供することが出来、エアバックの誤動作による事故発生時においても、重大事故となることを防ぐことが出来る。
また、搭乗者の姿勢に柔軟に追随するシートベルトとエアバック展開部を一体とすることで、搭乗者が様々予期せぬ姿勢や位置などの状態にあっても搭乗者の位置、特に頭部の位置を従来例よりも把握しやすく、また、エアバック展開部はシートベルトと一体であるため、搭乗者の姿勢や位置などに関りなく、常に搭乗者の人体の胸部もしくは腹部付近に位置しているため、頭部などの人体の重要部位との位置関係と方向をつかみやすく、また、エアバックの展開時には、搭乗者の人体の概ね胸付近から外側方向に向かって展開してゆくこととなるため、エアバックが展開するのに従って、容易に頭部などの重要部位の位置を把握し保護することが出来る。更に、エアバックが展開するのに従って人体の姿勢を座席などに矯正する作用も得られるため、より位置を特定しやすくなり、より安全かつ迅速に、頭部を含めた搭乗者の人体をソフトに保護することが可能となる。
その際、エアバックの形状を搭乗者の人体を包み込むように構成すれば、前方向のみでなく、あらゆる方向に対する確実な保護作用を期待することが出来る。
その際、エアバックの形状を搭乗者の人体を包み込むように構成すれば、前方向のみでなく、あらゆる方向に対する確実な保護作用を期待することが出来る。
また従来品は、エアバック展開部を車体の筐体に直接配置する構造であったため、車種や座席位置によるエアバックシステムの構造の違いがどうしても発生し多くの種類の開発が必要となっていましたが、本発明のエアバックシステムによれば、シートベルトと一体の構成のため、座席位置や車種の違いによるシステム構成の違いを非常に少なくできるため、共通システムの使用実績の増大や品質情報のフィードバック量の増大、設計評価項目の減少などの効果があり、より信頼性の高いエアバックシステムを、早く安く提供することが可能となります。
つまり、本発明のエアバックシステムによれば、従来のエアバックシステムと比較して、事故発生時、誤動作時ともに、搭乗者の生存確率を高めることの出来る非常に安全で信頼性の高いシステムを早く安価に提供することが出来ます。
シートベルトのベルト部に配置されたエアバック展開部は、搭乗者がシートベルトを装着することで、搭乗者の体に密着性を持って固定され、エアバック展開部は、シートベルトを装着した搭乗者にたいして、衝突時に人体の外側方向もしくは周囲方向に向かって展開する様に構成することで、確実に人体を保護することが出来る。
更に具体的に説明すると、シートベルトのベルト部にエアバックの展開部を一体的に設ける構成とすることで、搭乗者がシートベルトを装着すると、搭乗者の胸からお腹のあたりにエアバックの展開部が常に保持されるように構成されております。
このため、シートベルトを装着していれば、事故発生時の搭乗員の姿勢や位置にはあまり影響されずに、膨張展開するエアバックは搭乗員の人体周囲を安全、迅速、的確に保護することが出来ます。
また、エアバック展開時は、乗員の人体の胸元から、外側に向かって膨張しながら広がっていくため、乗員に向かって展開膨張してくる従来タイプのエアバックに比べて、乗員にかかる負荷を減らすことが出来ます。
またその際、人体に向かって展開する衝撃力を減らすことが出来るので、エアバックが作動する際、人体に対する不要な衝撃を少なくしながら衝突などの衝撃から人体を保護することが出来ます。
このため、エアバックの誤動作による事故発生時においても、重大事故となることを防ぐことが出来る。
このため、エアバックの誤動作による事故発生時においても、重大事故となることを防ぐことが出来る。
また、エアバック展開時にシートベルトと一体のエアバック展開部は、少なくともその一方向は、人体表面方向に沿う様に膨張展開する構成とすることで、人体表面の任意の広範な範囲に、エアバック展開時の衝撃力と車の衝突による衝撃力とを支える面積をより大きく確保することが可能となり、これらの衝撃を分散して支えることが出来るので、人体の局所にかかる力を分散することが出来、より安全なシステムとなる。
また、エアバックは、展開時に人体を包み込む様な形状となるように設計することで、エアバック動作時の搭乗者の姿勢の違いや、衝撃方向の違いによらず、事故の衝撃やエアバック動作による衝撃およびそれらの反作用から人体を保護することが出来る。
また、搭乗者の人体方向へ向かって展開してくるエアバックと人体から外側に向かって展開していくエアバックをあわせて用いることにより、より短時間で、信頼性高く保護を行うことが出来、安全確保の設計方法に柔軟性、多様性を与えることができる。
また、搭乗者の人体近傍の座席シート部や車体フレーム内装部にエアバック展開部を配置し、エアバック展開部から上記と同様に搭乗者の人体を包み込むようにエアバックが展開してゆく様に構成することでも、上記と同様の効果を得ることが出来る。
また、自動二輪などのバイク搭乗の際においても、搭乗者の人体の胸近傍付近などに、エアバック展開部を任意の保持方法で固定するよう構成すれば、インフレーターやエアバックの展開指令を発する制御部や衝撃を感知するセンサ部は車両本体を含めてどこに配置しても搭乗者を保護するエアバックシステムを構築することが出来る。なお、この際、エアバックは人体を包み込むように展開する形状とすることで、あらゆる方向からの衝撃や衝突によって人体が飛ばされた後の二次衝撃にも対応することができる。
自動車以外のあらゆる乗り物、飛行機や動く遊戯具などにも適用できる。
01 シートベルト
02 搭乗者の人体
03 本発明のエアバック展開部
04 本発明のエアバック展開時の姿
05 従来例のエアバック展開部
06 従来例のエアバック展開時の姿
07 本発明のエアバック展開時の姿2
02 搭乗者の人体
03 本発明のエアバック展開部
04 本発明のエアバック展開時の姿
05 従来例のエアバック展開部
06 従来例のエアバック展開時の姿
07 本発明のエアバック展開時の姿2
Claims (5)
- エアバック展開部を人体近傍に配置し、少なくともエアバック展開方向の一つをシートベルトに沿う方向としたことを特徴とするエアバックシステム。
- エアバックをシートベルトと一体としたことを特徴とする請求項1記載のエアバックシステム。
- エアバックを展開するためのエアバック展開部をシートベルトのベルト部に配置したことを特徴とする請求項1ないし2記載のエアバックシステム。
- エアバックを展開するためのエアバック展開部をシートベルトの固定部に配置したことを特徴とする請求項1ないし2記載のエアバックシステム。
- エアバック展開部を人体近傍に配置し、エアバックの展開方向を人体に向かう方向よりも人体から外側に向かって展開する比率を高めたことを特徴とする請求項1から4記載のエアバックシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006330444A JP2008143253A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | エアバックシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006330444A JP2008143253A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | エアバックシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008143253A true JP2008143253A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39603911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006330444A Pending JP2008143253A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | エアバックシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008143253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015189347A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 富士重工業株式会社 | エアバッグ装置 |
-
2006
- 2006-12-07 JP JP2006330444A patent/JP2008143253A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015189347A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 富士重工業株式会社 | エアバッグ装置 |
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