JP2008142337A - パネル付きテーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】 パネルがテーブルの天板から離間することなく組付けが容易で、部品点数や組立工数を削減でき、また所定のテーブルに対してバリエーションに富んだ組み合せが可能なパネルを有するパネル付きテーブルを提供する。
【解決手段】 テーブル1の天板11の外周縁12にパネル2の環状フレーム3が固定部材5によって固定され、このパネル2は、天板11の上側と下側とに跨る環状フレーム3と天板外周縁12との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁12が外側に張り出す位置関係を有するように天板11に固定されている。
【選択図】図1
【解決手段】 テーブル1の天板11の外周縁12にパネル2の環状フレーム3が固定部材5によって固定され、このパネル2は、天板11の上側と下側とに跨る環状フレーム3と天板外周縁12との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁12が外側に張り出す位置関係を有するように天板11に固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、パネル付きテーブルに関する。
従来より、例えば、オフィスのビジネスシーンにおいて快適な空間を構築するためにパーティション・目隠しのために机(テーブル)の天板の後方や側方にパネルを設けたパネル付き机が知られている(特許文献1,2参照)。
特許文献1には、矩形枠状をなすフレーム(パネル)が、机の天板の直線状をなす端面に沿う形で、ブラケットを介して取り付けられたパネル(パネル付き机)が開示されている。また、特許文献2には、主天板、補助天板、サイドテーブルを備え、それぞれが連結杆によって固定される机に、パネルが各天板から離間した位置で、脚柱に設けられた支持部材にパネル支持杆のみによって支持されているパネル付き机が開示されている。
特開2004−135831号公報
特開2006−109950号公報
しかしながら、特許文献1,2におけるパネル付き机において、パネルが天板から離間した位置に取り付けられているので、机側にパネルを支持するための支持部材などを組み付けなければならず、部品点数や組立工数の増加などコストアップに繋がる問題がある。また、パネルが天板から離間して取り付けられるので、机に対して必要とするパネルの大きさよりも大型化する恐れがある。
さらには、支持部材などを必要とするため、机に対して所定の決められた大きさのパネルしか取り付けることができず、パリエーションに欠け、顧客の要求に合ったものを提供することができない問題がある。
本発明の課題は、パネルがテーブルの天板から離間することなく組付けが容易で、部品点数や組立工数を削減でき、また所定のテーブルに対してバリエーションに富んだ組み合せが可能なパネルを有するパネル付きテーブルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のパネル付きテーブルは、
床から所定の高さに位置する天板を有するテーブルと、そのテーブルの天板の外周縁に天板の上側と下側とに跨るように立てた状態で固定されたパネルとを有するパネル付きテーブルであって、
パネルは、天板の上側と下側とに跨る環状フレームと、
その環状フレームに張られた柔軟性を有する張地と、
環状フレームを天板の外周縁に対し、その環状フレームと天板外周縁との両側の交差部において固定する固定部材と、を備え、
パネルとテーブルとは、環状フレームと天板外周縁との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁が外側へ張り出す位置関係を有するように、パネルが天板に固定され、そのパネルの張地は、天板外周縁の張り出し部分を頂部として弾性的に側方へ山形に膨出する形態で、天板を中間にしてその上側と下側とに跨って位置することを特徴とする。
床から所定の高さに位置する天板を有するテーブルと、そのテーブルの天板の外周縁に天板の上側と下側とに跨るように立てた状態で固定されたパネルとを有するパネル付きテーブルであって、
パネルは、天板の上側と下側とに跨る環状フレームと、
その環状フレームに張られた柔軟性を有する張地と、
環状フレームを天板の外周縁に対し、その環状フレームと天板外周縁との両側の交差部において固定する固定部材と、を備え、
パネルとテーブルとは、環状フレームと天板外周縁との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁が外側へ張り出す位置関係を有するように、パネルが天板に固定され、そのパネルの張地は、天板外周縁の張り出し部分を頂部として弾性的に側方へ山形に膨出する形態で、天板を中間にしてその上側と下側とに跨って位置することを特徴とする。
本発明によれば、テーブルの天板の外周縁にパネルの環状フレームが固定部材によって固定されている。そして、このパネルは、天板の上側と下側とに跨る環状フレームと天板外周縁との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁が外側に張り出す位置関係を有するように天板に固定されている。これにより、パネルの張地は、柔軟性を有するため、天板を中間にしてその上側と下側とに跨って位置するように天板外周縁の張り出し部分を頂部として弾性的に側方へ山形に膨出する形態となり、立体感のある斬新なパネル(背面パネル)となる。
また、固定部材により環状フレームが天板から離間することなく直接的に固定されるので、より簡単なパネル組付け構造となり、部品点数や組立工数の削減に寄与してコスト低減につながる。そして、環状フレームには柔軟性を有する張地が張られているので、パネルが天板に固定される際に天板外周縁に沿って膨出して追従する形態となり、天板取付位置に対して顧客の要求に合うバリエーション(例えば横幅の変更)に富んだパネルを天板に組み付けることができる(換言すれば、パネルを可搬可能に構成でき、パネルを固定できるものであれば、天板の外周形状に馴染み、またテーブルサイズなども汎用的に適用できる)。
さらに、パネル(張地)が天板の上側ではパーティションとして目隠し機能を有し、天板の下側では幕板として機能する。張地は天板外周縁に沿って張られるため、天板上面を阻害せず作業スペースを確保することができる。
また、このようなパネル付きテーブルは、
天板を床面上に支持する脚部が、少なくも天板外周縁の近傍に有し、
パネルにおいて、環状フレームのうち天板より下側に位置する下側フレーム部は、環状フレームと天板外周縁との両側の交差部の間の領域に位置する脚部との干渉を回避するために当該脚部から側方へ遠ざかる形態で形成することができる。通常、テーブル等の天板を支持する脚部は、安定性などの理由から天板の周縁近傍や隅に設けられていることが多い。例えば、パネル取付方向から見て、脚部形成位置における天板の幅が環状フレームの幅よりも狭い場合に、環状フレームの下側フレーム部と脚部とが干渉してしまい、パネルの取り付け位置の自由度を阻害してしまう。本発明では、環状フレームにおいて下側フレーム部が脚部との干渉を回避する形態をなすので、天板にパネルを自由度高く取り付けることができる。ひいては、テーブルを特別仕様とすることなく既存のテーブルを利用することもできる。
天板を床面上に支持する脚部が、少なくも天板外周縁の近傍に有し、
パネルにおいて、環状フレームのうち天板より下側に位置する下側フレーム部は、環状フレームと天板外周縁との両側の交差部の間の領域に位置する脚部との干渉を回避するために当該脚部から側方へ遠ざかる形態で形成することができる。通常、テーブル等の天板を支持する脚部は、安定性などの理由から天板の周縁近傍や隅に設けられていることが多い。例えば、パネル取付方向から見て、脚部形成位置における天板の幅が環状フレームの幅よりも狭い場合に、環状フレームの下側フレーム部と脚部とが干渉してしまい、パネルの取り付け位置の自由度を阻害してしまう。本発明では、環状フレームにおいて下側フレーム部が脚部との干渉を回避する形態をなすので、天板にパネルを自由度高く取り付けることができる。ひいては、テーブルを特別仕様とすることなく既存のテーブルを利用することもできる。
また、環状フレームをパネル取付方向からみて、より奥側に固定することができるので(パネルを正面からみてより手間側に固定することができるので)、1つのパネルで、天板後方に加え側方の目隠し機能(天板上側)及び幕板(天板下側)を構成することができる。
パネル付きテーブルにおける固定部材は、環状フレームの天板との各交差部に対応してそれぞれ配置され、その環状フレームの一部である天板の下側から上側へ延びるフレーム部分をその上下方向の任意位置又は予め定められた複数位置のいずれかの位置で固定及び開放可能に把持する把持手段と、天板の外周縁に着脱可能に固定される固定手段とを備え、把持手段の開放状態においてフレーム部分の把持位置が調整されることにより、パネルの天板の上側の領域と下側の領域とに位置する比率を変更可能とすることができる。これにより、パネルの天板の上側の領域と下側の領域とに位置する比率を変更することができるので、テーブルに対する同パネルの高さ位置を自在に設定可能となり、パネル上側領域の目隠し部分を広くとるのか、パネル下側領域の幕板部分を重視するのか、ユーザ(使用者)の希望に応じて幅広く対応できる。
また、固定部材の具体的な態様として、
固定部材は、天板上面から下面にかけて天板外周縁を回り込む本体と、固定手段として天板を該本体とでクランプする可動体と、把持手段として環状フレームを本体又は天板とで把持する係止体とを含み、
本体は、天板の一方の面と接触し固定手段の固定側となる固定部と、天板を挟んで該固定部に対向するように固定手段の可動側となる可動体を保持する可動体保持部と、固定部と可動体保持部とを連結する連結部とを備えるとともに、その連結部に、把持手段としての係止体が取り付けられている。これにより、固定手段及び把持手段は、固定及び把持する可動体及び係止体の相手側として本体を兼用しているので、簡単な構造となり、部品点数を削減でき容易に組立することができる。また、係止体を、連結部と交差する回転軸線回りに回転可能に取り付けることができ、環状フレームを固定する両側の固定部材を共用することができる。
固定部材は、天板上面から下面にかけて天板外周縁を回り込む本体と、固定手段として天板を該本体とでクランプする可動体と、把持手段として環状フレームを本体又は天板とで把持する係止体とを含み、
本体は、天板の一方の面と接触し固定手段の固定側となる固定部と、天板を挟んで該固定部に対向するように固定手段の可動側となる可動体を保持する可動体保持部と、固定部と可動体保持部とを連結する連結部とを備えるとともに、その連結部に、把持手段としての係止体が取り付けられている。これにより、固定手段及び把持手段は、固定及び把持する可動体及び係止体の相手側として本体を兼用しているので、簡単な構造となり、部品点数を削減でき容易に組立することができる。また、係止体を、連結部と交差する回転軸線回りに回転可能に取り付けることができ、環状フレームを固定する両側の固定部材を共用することができる。
また、このようなパネル付きテーブルは、天板が外側に膨出する湾曲部を有するテーブルに好適である。すなわち、パネルが湾曲部に固定されて、張地の頂部が環状フレームと天板との各交差部を両端部とする円弧状に形成される。これにより、張地がテーブルの円弧状(湾曲部)の天板外周縁に沿うように変形し、テントを張るように膨出して、立体感ある斬新なパネルとなる。
また、パネルの張地として、透視性を有する素材を使用することが好適である。具体的にはメッシュ状の張地を使用することで、通気性とともに半透明的な視界も確保できるので、圧迫感がない。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のパネル付きテーブルの一例を示す上方及び下方から見た斜視図、図2は図1のパネル付きテーブルの正面図、側面図及び背面図、図3は図1のパネル付きテーブルの平面図及び底面図である。図1ないし図3に示すように、本発明のパネル付きテーブル100は、床から所定の高さに位置する天板11を有するテーブル1と、そのテーブル1の天板11の外周縁12に天板11の上側と下側とに跨るように立てた状態で固定されるパネル2とを有するものである。
テーブル1は、天板11を床面上に支持する脚部13a,13b,13c,13d(本実施例においては都合4本;以下、まとめて脚部13ともいう)を備えている。天板11は、平面視で外周縁が天板外側に膨出するように湾曲する湾曲部が含まれるような形状をなしている。本実施例において、天板11は、図3(a)に示すように、図中の上側(以下、背面側とも称す)に上記湾曲部に相当する凸区間12aが形成され、その凸区間12aに対向する同図の下側(以下、正面側とも称す)に天板内側に向けて湾曲する凹区間12bが形成されている。これら凸区間12aと凹区間12bとは、その両側で変曲点を介して凸区間12aよりも曲率半径が小さい凸区間12cによって相互に連続する形状をなしており、天板11全体が、いわゆるビーンズ状のような平面形状をなして形成されている。
図1に戻り、パネル2は、天板11の上側と下側とに跨る環状フレーム3と、その環状フレーム3に張られた柔軟性を有する張地4と、環状フレーム3を天板11の外周縁12に対し、その環状フレーム3と外周縁12との両側の交差部において固定する固定部材5とを備えている。
環状フレーム3は、図2に示すように、天板11を基準として該天板11から立ち上がるとともに方向変換して天板11に戻る上側フレーム部3aと、天板11から下方に延出するとともに方向変換して天板11に戻る下側フレーム部3bとを含み、上側フレーム部3aと下側フレーム部3bとが相互に連続して環状形態をなしている。また、環状フレーム3は、天板11と交差(例えば、直交)する1対の平行な直線区間3sを備え、その直線区間3sが上側フレーム部3aと下側フレーム部3bとに跨るように取り付けられている。
上側フレーム部3aは、正面視(背面視)で直線区間3sの上端を基端として上方に湾曲するアーチ形状(かまぼこ形状)をなしている。また、下側フレーム部3bは、図2(b),(c)及び図3(b)に示すように、直線区間3sの下端を基端として背面側下方に傾斜するとともに、湾曲するアーチ形状(かまぼこ形状)をなしている。すなわち、環状フレーム3は、全体として丸みを帯びた形態をなし後述する内側に張られる張地4の引張力を分散する。なお、全体として三角形状、四角形状等の環状フレーム3を用いてもよい。
張地4は、柔軟性を有し、好ましくは透光性、半透明、透視性又は通気性等を有する素材、例えばメッシュ状のクロス、スクリーン或いはシートを使用することができる。パネル2は、環状フレーム3が直接天板11に取り付けられるため、比較的使用者に接近した位置に配置されることになるが、張地4が透視性等を有するので、使用者に圧迫感を与えず、本来の目的である目隠し機能を具備する。なお、張地4を環状フレーム3に張設する方法としては、特に限定するものではないが、例えば、環状フレーム3が分割形態であれば、予め張地4の外縁にフレーム通し用穴を設けて張設することができる。
ここで、図6に示すように、パネル2がテーブル1に固定されるとき、環状フレーム2の形状に沿って張設されている張地4が天板11の張り出し部分に相対的に押されて、環状フレーム3の両側のフレームが天板11の外周縁12に接触する位置に配置される。すなわち、テーブル1とパネル2とは、環状フレーム3と天板外周縁12との両側の交差部をつなぐ直線L1(図1,3参照)に対して天板外周縁12が外側へ張り出す位置関係を有するように、パネル2が固定部材5を介して天板11に固定されている。そして、そのパネル2の張地4は、図2(b)に示すように、天板外周縁12の張り出し部分(張出部11a)を頂部4cとして弾性的に側方へ山形に膨出する形態で、天板11を中間にしてその上側(上部張地4a)と下側(下部張地4b)とに跨って位置している。
したがって、パネル2が天板11の凸区間12a内に取り付けられることにより、天板11の背面側に上記直線L1を基準として直線L1から膨出した、外周縁が円弧状となる平面視(底面視)略半楕円形状をなす張出部11aが形成される(図3参照)。これにより、天板外周縁12が環状フレーム3を内側で補強するフレームの役割を担い、張地4が滑らかにその張出部11aの円弧状の外周縁に接触して適度に引張された状態となる。ひいては、しわ等の発生が軽減されて立体的に斬新で、かつ安定した状態を形成することができる。
また、図3(b)に示すように、天板11下面には、天板11を床面上に支持する脚部13が、少なくも天板外周縁の近傍に形成されている。本実施例においては、天板11に対して比較的大きめのパネル2が取り付けられており、4本の脚部13のうち、凸区間12aの近傍に形成される脚部13a,13b(以下、まとめて背面側脚部13a,13bともいう)が環状フレーム3と天板外周縁12との両側の交差部の間の領域に位置する。換言すれば、直線L1よりも外側に位置する張出部11a内に背面側脚部13a,13bが形成されている。一方、下側フレーム部3bは、上述のごとく、背面側下方に傾斜するとともに、背面側脚部13a,13bから側方へ遠ざかる形態で形成されている。天板11や脚部13の配置位置に対して、下側フレーム部3bの脚部干渉逃げ量を適宜調整することで、パネル2を天板11から離間した位置でなく直接的に組み付けることができる。また、パネル2の大きさ、形状等を選択することができ、ユーザ(使用者)の希望に応じて幅広く対応できる。なお、下部フレーム部3bが張地4の頂点(天板外周縁12位置)に近づいているので、張地4による環状フレーム3の負荷を緩和している。
図1に戻り、固定部材5は、環状フレーム3の天板11との各交差部に対応してそれぞれ配置されている。また、固定部材5は、その環状フレーム3の一部である天板11の下側から上側へ延びるフレーム部分(本実施例においては直線区間3c;図2(c)参照)を把持する把持手段と、天板11の外周縁12に着脱可能に固定される固定手段とを備えている。そして、把持手段が、環状フレーム3を固定及び開放可能であるので、把持手段の開放状態において環状フレーム3の上下方向の任意位置又は予め定められた複数位置のいずれかの位置でフレーム部分の把持位置が調整(変更)可能となり、パネル2の天板11の上側の領域と下側の領域とに位置する比率を変更することができる。
具体的に、固定部材5は、図4に示すように、天板の一方の上面から下面にかけて天板外周縁12を回り込む本体50と、固定手段として天板11を該本体50とでクランプする可動体54と、把持手段として環状フレーム3を本体50又は天板11とで把持する係止体55とを備えている。本体50は、天板11の厚みに合わせて屈曲した板状形態をなし、天板11の例えば上面と接触し固定手段の固定側となる固定部51と、天板11を挟んで該固定部51に対向するように固定手段の可動側となる可動体54を保持する可動体保持部52と、固定部51と可動体保持部52とを連結する連結部53とを含み構成されている。固定部51には、天板11と対向する面に、固定あごとなる平坦面を有する固定パッド51aが取り付けられている。
可動体54は、固定部51に向かって天板11の下面を押圧する可動あごとなる旋回ヘッド54aと、軸線O1を有して旋回ヘッド54bに一体的に形成されるネジ部54bとを備え、ネジ部54bが可動体保持部52に形成される雌ねじ孔52aに挿通されている。ネジ部54bを軸線O1回りに回転させることで、旋回ヘッド54a(可動体54)を固定パッド51aに対して相対的に近づけることができる(又は相対的に遠ざけることができる)。すなわち、図7に示すように、固定パッド51aの下面と旋回ヘッド54aの上面とで天板11をクランプし、固定部材5自身、ひいてはパネル2を天板11に固定することができる。なお、固定部51を天板下面側に固定し、可動体54を天板上面側に固定してもよい。
図4に戻り、連結部53には、把持手段としての係止体55が取り付けられている。係止体55は、連結部53と交差する(例えば、直角)回転軸線O2回りに回転可能に取り付けられている。係止体55は、図5に示すように、例えば略三角柱形態をなす基部55aと、その基部55aの一側面から立ち上がり上面を経て側方へ延出するように張り出す係止爪部55bとを備えている。また、基部55a及び係止爪部55bを貫通する貫通孔55cが設けられている。貫通孔55cは、係止爪部55bの略中央領域に軸線O2に沿って形成され、基部55aの底面視で三角形状の角部(係止爪部55b形成側面に対向する頂点)に位置する。また、貫通孔55cには、段部55d(図5参照)が形成されるとともに、ねじやボルト等の締結部材56が配置され、連結部53に形成された雌ねじ孔53aに締結される。
ここで、係止爪部55bと連結部53との間には、係止体55を連結部53に固定した際に基部55aから離れるに連れて(係止爪部55bの先端に向かって)環状フレーム3の外径よりも広間隔から狭間隔となるくさび状空間Kが形成されている(図4(d),図7参照)。これにより、環状フレーム3をくさび状空間Kに配置した状態で締結部材56を軸線O2回りに回転させて係止体55を連結部53に締め付け固定することにより、係止爪部55bが環状フレーム3を把持固定する。そして、締結部材56を軸線O2回りに回転させて連結部53に対しての係止体55の固定を緩めると、くさび状空間Kが広がり環状フレーム3が係止爪部55bから開放状態となる。この開放状態のときに環状フレーム3の把持位置を調整できる。
なお、締結部材56の締め付けを緩めることで、係止体55(係止爪部55b)は軸線O2回りに回転可能であり、任意の角度位置で連結部53に固定することができる。したがって、環状フレーム3の直線区間3c以外、例えば上側フレーム部3aの上方のアーチ部分においても角度を調節することで、環状フレーム3を係止爪部55bで把持することができる。また、環状フレーム3を固定する際に、両側の固定部材5の係止体55(係止爪部55b)を左右対称的に位置させることができるので、共用品とすることができる。このように、本実施例に係るパネル付きテーブルは、テーブルの天板外周縁に直接的にパネルが固定されるため、テーブル側には何ら取り付け手段を必要としない。したがって、固定部材には2つのクランプ部を備えれば足り、簡単でコンパクトな構造とすることができる。ひいては、取り付けも容易となる。
また、基部55aが三角柱形態をなしており、その軸線O2を有する角部を一端とする2側面には、フレーム軸線方向に交差する向きに延びる形態で、そのフレーム軸線方向に凹凸が交互に並ぶ凹凸面(粗面)等が形成されており、フレームを該側面に接触させることで滑り止め効果を有している。なお、本実施例では、コンパクト化を図るため好適である三角柱形態をなす基部55aを採用しているが、これに限定するものではなく、例えば、四角柱、半円柱、半楕円柱形態でもよい。
図8は、パネルの変形例を示す図である。図8(a)のパネル付きテーブル100Aは、パネル2Aに脚部13が干渉しないように固定部材5を介してテーブル1の天板11に取り付けられている。この場合には、環状フレーム3Aは脚部13の干渉を回避する必要がないため側面視で直線状に形成することができる。図8(b)のパネル付きテーブル100Bは、環状フレーム3Bの下側フレーム部3bが直線区間3s(図2(b)参照)から側面視で直角(図示しないが平面視アーチ形状、矩形形状など)に屈曲して脚部13との干渉を回避している。図8(c)のパネル付きテーブル100Cは、環状フレーム3Cが天板11との交差部を基端として、下側フレーム部3b全体で脚部13との干渉を回避している。図8(d)のパネル付きテーブル100Dは、環状フレーム3Dにおいて上側フレーム部3aが直線区間3sの上端を基端として例えば背面側上方に傾斜しており、圧迫感のない開放した空間となる。
図9は、テーブルの変形例を示す図である。図9(a)のパネル付きテーブル100Eは、平面視矩形状をなす天板11Eを有するテーブル1Eに環状フレーム3が背面側端面に略平行をなす位置に固定部材5を介して固定されている。図9(b)のパネルつきテーブル100Fは、平面視三角形上をなす天板11Fを有するテーブル1Fに環状フレーム3が背面側角部に固定部材5を介して固定されている。張地4は柔軟性を備えるので、いずれも天板の外周縁によって膨出形態をなして形成することができる。
1 テーブル
11 天板
12 天板外周縁
13 脚部
2 パネル
3 環状フレーム
3a 上側フレーム部
3b 下側フレーム部
4 張地
5 固定部材
50 本体
51 固定部
52 可動体保持部
53 連結部
54 可動体
55 係止体
56 締結部材
100 パネル付きテーブル
11 天板
12 天板外周縁
13 脚部
2 パネル
3 環状フレーム
3a 上側フレーム部
3b 下側フレーム部
4 張地
5 固定部材
50 本体
51 固定部
52 可動体保持部
53 連結部
54 可動体
55 係止体
56 締結部材
100 パネル付きテーブル
Claims (7)
- 床から所定の高さに位置する天板を有するテーブルと、そのテーブルの天板の外周縁に天板の上側と下側とに跨るように立てた状態で固定されたパネルとを有するパネル付きテーブルであって、
前記パネルは、前記天板の上側と下側とに跨る環状フレームと、
その環状フレームに張られた柔軟性を有する張地と、
前記環状フレームを前記天板の外周縁に対し、その環状フレームと天板外周縁との両側の交差部において固定する固定部材と、を備え、
前記パネルとテーブルとは、前記環状フレームと天板外周縁との両側の交差部をつなぐ直線に対して天板外周縁が外側へ張り出す位置関係を有するように、前記パネルが天板に固定され、そのパネルの張地は、前記天板外周縁の張り出し部分を頂部として弾性的に側方へ山形に膨出する形態で、前記天板を中間にしてその上側と下側とに跨って位置することを特徴とするパネル付きテーブル。 - 前記天板を床面上に支持する脚部が、少なくも前記天板外周縁の近傍に有し、
前記パネルにおいて、前記環状フレームのうち前記天板より下側に位置する下側フレーム部は、前記環状フレームと天板外周縁との両側の交差部の間の領域に位置する前記脚部との干渉を回避するために当該脚部から側方へ遠ざかる形態で形成されている請求項1に記載のパネル付きテーブル。 - 前記固定部材は、前記環状フレームの前記天板との各交差部に対応してそれぞれ配置され、その環状フレームの一部である前記天板の下側から上側へ延びるフレーム部分をその上下方向の任意位置又は予め定められた複数位置のいずれかの位置で固定及び開放可能に把持する把持手段と、前記天板の外周縁に着脱可能に固定される固定手段とを備え、前記把持手段の開放状態において前記フレーム部分の把持位置が調整されることにより、前記パネルの前記天板の上側の領域と下側の領域とに位置する比率が変更可能とされている請求項1又は2に記載のパネル付きテーブル。
- 前記固定部材は、天板上面から下面にかけて天板外周縁を回り込む本体と、前記固定手段として前記天板を該本体とでクランプする可動体と、前記把持手段として前記環状フレームを前記本体又は天板とで把持する係止体とを含み、
前記本体は、天板の一方の面と接触し前記固定手段の固定側となる固定部と、前記天板を挟んで該固定部に対向するように前記固定手段の可動側となる前記可動体を保持する可動体保持部と、前記固定部と前記可動体保持部とを連結する連結部とを備えるとともに、その連結部に、前記把持手段としての前記係止体が取り付けられている請求項3に記載のパネル付きテーブル。 - 前記係止体は、前記連結部と交差する回転軸線回りに回転可能に取り付けられている請求項4に記載のパネル付きテーブル。
- 前記天板は、外側に膨出する湾曲部を有し、
前記パネルが該湾曲部に固定されて、前記張地の頂部が前記環状フレームと前記天板との各交差部を両端部とする円弧状に形成される請求項1ないし5のいずれか1項に記載のパネル付きテーブル。 - 前記張地が、透視性を有する素材が使用されている請求項1ないし6のいずれか1項に記載のパネル付きテーブル。
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