JP2008141858A - ケーブル用直線接続装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1対のケーブルの導体の端部に、第一、第二両導体接続子3、4を接続固定し、これら両導体接続子3、4を、中間接続具5を介して接続する。この中間接続具5は、周面の軸方向片半部に順方向の第一ねじ部6を、同じく軸方向他半部に逆方向の第二ねじ部7を、それぞれ形成している。そして、上記第一導体接続子3の先端部周面に形成した順方向の第三ねじ部12を、上記第一ねじ部6に螺合させる。又、上記第二導体接続子7の先端部周面に形成した逆方向の第四ねじ部14を上記第二ねじ部7に螺合させる。上記中間接続具5を回転させるのみで上記分離・接続作業を行なえ、上記課題を解決できる。
【選択図】図2
Description
上述の様な請求項13〜14に記載した発明を実施する場合に就いても、好ましくは、請求項15に記載した様に、上記第一、第二両円柱部のうちの一方の円柱部の先端面中央部に、この一方の円柱部よりも小径の接続用円柱部を、この第一円柱部と同心に設ける。これと共に、上記第一、第二両円柱部のうちの他方の円柱部の先端面に、この接続用円柱部を挿入自在な接続用円孔を、この他方の円柱部と同心に設ける。更に、この接続用円孔の内周面と上記接続用円柱部の外周面との間に、導電性を有する弾性材製のコンタクト部材を配置する。
先ず、上記分離・接続作業を能率良く行なう事は、第一、第二両係合部を、中間接続具の中心軸に直交する仮想平面に関して実質的に鏡面対称形の構造とした事で図れる。
例えば、請求項2に記載した発明の場合には、第一、第三両ねじ部同士の螺合方向と、第二、第四両ねじ部同士の螺合方向とを互いに逆方向にしているので、先ず、接続作業時には、第一、第三両ねじ部の端部同士、第二、第四両ねじ部の端部同士を互いに突き合わせ、上記両ケーブルが回転しない様にした状態で、ホルダを介して中間接続具を、所定方向に回転させる。この結果、第一、第三両ねじ部同士、第二、第四両ねじ部同士の螺合に基づいて、第一、第二両導体接続子同士が互いに近付く方向に変位し、これら両導体接続子が上記中間接続体を介して、機械的且つ電気的に接続される。
これに対して、分離作業時には、上記両ケーブルが回転しない様にした状態で、ホルダを介して中間接続具を、上記所定方向とは逆方向に回転させる。この結果、第一、第三両ねじ部同士、第二、第四両ねじ部同士の螺合に基づいて、第一、第二両導体接続子同士が互いに離れる方向に変位し、これら両導体接続子が上記中間接続体から外れる。
この様な動作は、請求項3、7に記載した何れの発明の構造でも、同様に行なう事ができ、分離・接続動作を同じ様に能率良く行なえる。
更に、請求項5、8に記載した発明の様に、弾性リングにより上記第一、第二両導体接続子に互いに離れる方向の弾力を付与すれば、上記第一、第三両ねじ部を構成するねじ山の側面同士、及び、上記第二、第四両ねじ部を構成するねじ山の側面同士を確実に当接させられる。そして、上記第一、第二両導体接続子と上記中間接続具とを、確実且つ安定した状態で、電気的に接続できる。
又、請求項6、11、15に記載した発明の様に、接続用円孔の内周面と接続用円柱部の外周面との間にコンタクト部材を配置すれば、上記第一、第二両導体接続子同士を、直接的に、確実且つ安定した状態で、電気的に接続できる。
更に、請求項10、14に記載した発明の様に、ピン、或いは第一、第二両係合溝のうちの少なくとも一方の係合溝の周方向に関する位相を調節可能にすれば、上記ピンと係合凹部との位相、或いは当該係合溝とこの係合溝と係合すべき被係合部との位相合わせを容易にできて、1対のケーブルの端部同士の接続作業の容易化を図れる。
図1〜3は、請求項1〜4に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例のケーブル用直線接続装置は、図1に示す様に、1対のケーブル1a、1bの導体2a、2bの先端部に固定した第一、第二両導体接続子3、4を、絶縁ユニットを構成する絶縁層45中のホルダ8に包埋支持した中間接続具5を介して、機械的、且つ、電気的に接続して成る。これら第一、第二両導体接続子3、4及び中間接続具5は、何れも、銅若しくは銅系合金、アルミニウム若しくはアルミニウム系合金の様な、電気抵抗の低い金属製である。
図4〜5は、請求項1〜5に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。尚、本例の構造の特徴は、電気的接続状態を安定して良好に保つ為に、弾性リング16を設けた点にある。その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
図6〜7は、請求項1〜4、6に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。尚、本例の構造の特徴は、電気的接続状態を安定して良好に保つ為に、接続用円柱部17と、コンタクト部材18と、接続用円孔19とを設けた点にある。その他の部分の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。尚、本例の場合には、上記接続用円柱部17の外径を確保する為に、芯出し用円柱部15aの外径、及び、この芯出し用円柱部15aを内嵌する為の芯出し用円孔13aの内径を、上記実施の形態の第1例の芯出し用円柱部15の外径、及び、芯出し用円孔13の内径よりも大きくしている。
図8〜9は、請求項1、2、7、8に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、上述した実施の形態の第1〜3例とは異なり、中間接続具5cを円柱状としている。この中間接続具5cは、軸方向中間部に外向フランジ状の大径部20を形成すると共に、軸方向両端部、即ち、この大径部20を軸方向両側から挟む位置の外周面に、それぞれ雄ねじを形成している。このうちの一方(例えば図8〜9の左方)の側に形成した雄ねじは順方向のねじとし、当該部分を第一ねじ部6aとしている。これに対して、他方(例えば図8〜9の右方)の側に形成した雄ねじは逆方向のねじ(逆ねじ)とし、当該部分を第二ねじ部7aとしている。又、この第二ねじ部7a及び上記第一ねじ部6aの基端部で、上記大径部20を軸方向両側から挟む位置には、それぞれ、前述した実施の形態の第2例に使用したものと同様の、弾性リング16、16を外嵌している。
図10〜12は、請求項1、9〜11に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、円筒状の中間接続具5dの軸方向一端部(図10、12の右端部)内周面に、第一被係合部である第一係合凹部22を形成している。この第一係合凹部22は、上記中間接続具5dの軸方向一端面(図10、12の右端面)に開口し、開口部の内径r22に比べて奥部の内径R22が大きい(r22<R22)。又、開口部の円周方向の一部に、円弧状内向鍔部である残部23に比べて内径が大きくなった、第一切り欠き24を設けている。本例の場合、図11に示す様に、この第一切り欠き24の中心角を100度程度とし、上記残部23の中心角を260度程度としている。又、上記中間接続具5dの軸方向他端部(図10、12の左端部)内周面に、第二被係合部である第二係合凹部25を形成している。この第二係合凹部25は、上記第一係合凹部22と鏡面対称形で、第二切り欠き26を有し、上記中間接続具5dの軸方向他端面(図10、12の左端面)に開口している。
図13は、請求項1、12に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の構造は、上述した第5例の構造で、被係合部の構造と係合部の構造とを入れ換えたものである。この為に本例の場合には、中間接続具5eを、軸方向中間部に形成した大径部20aと、この大径部20aの軸方向両端面中央部から軸方向に突出した、第一、第二両円柱部27a、29aとを備えたものとしている。そして、このうちの第一円柱部27aの外周面に第一係合突部28aを突設して、第一被係合部としている。又、上記第二円柱部29aの外周面に第二係合突部30aを突設して、第二被係合部としている。
図14〜19は、請求項1、13〜15に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合には、中間接続具5fを、円筒状の本体32と、2本の係合ピン33a、33bとから構成している。これら両係合ピン33a、33bは、上記本体32の軸方向2個所で円周方向に関する位相が互いに一致する位置に形成した係止孔に、それぞれの基端部を(外周面側から打ち込む事で)固定している。この状態で上記両係合ピン33a、33bの先半部を、上記本体32の内周面から突出させている。
又、本発明の構成要件中、中間接続具を、ホルダとは別に用意し、この中間接続具と第一、第二両導体接続子とにより、1対のケーブルの導体同士を(ホルダ外で)接続する事もできる。この様な場合で、これら両ケーブルの導体が露出している場合には、特に接続部に絶縁層を設ける必要はない。これに対して、上記両ケーブルの導体が絶縁材製の被覆層により覆われている場合には、上記中間接続具と第一、第二両導体接続子とにより上記両導体同士を接続した後、絶縁テープや、直線接続装置用として従来から広く知られている常温収縮チューブにより、接続部を被覆・絶縁する。
2a、2b 導体
3、3a、3b、3c、3d、3e 第一導体接続子
4、4a、4b、4c、4d、4e 第二導体接続子
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f 中間接続具
6、6a 第一ねじ部
7、7a 第二ねじ部
8、8a ホルダ
9a、9b 被覆層
10a、10b 圧縮端子部
11a、11b 接続用円柱部
12、12a 第三ねじ部
13、13a 芯出し用円孔
14、14a 第四ねじ部
15、15a 芯出し用円柱部
16 弾性リング
17、17a 接続用円柱部
18、18a コンタクト部材
19、19a 接続用円孔
20、20a 大径部
21a、21b 接続用円筒部
22、22a 第一係合凹部
23 残部
24、24a 第一切り欠き
25、25a 第二係合凹部
26、26a 第二切り欠き
27、27a、27b 第一円柱部
28、28a 第一係合突部
29、29a、29b 第二円柱部
30、30a 第二係合突部
31 取付孔
32 本体
33a、33b 係合ピン
34 第一係合溝
35 第一軸方向溝部
36 第一周方向溝部
37 本体
38 支柱部
39 接続補助筒
40 ねじ孔
41 第二係合溝
42 第二軸方向溝部
43 第二周方向溝部
44 外部半導電層
45 絶縁層
46 絶縁ユニット
Claims (15)
- それぞれが導体の外周面を絶縁材製の被覆層により被覆して成る1対のケーブルの導体同士を、弾性材製のホルダの内周面中間部に保持した導電材製の中間接続具を介して接続するケーブル用直線接続装置に於いて、この中間接続具は、軸方向の一部に第一被係合部を、同じく軸方向の他部に、この中間接続具の中心軸に直交する仮想平面に関してこの第一被係合部と実質的に鏡面対称形の構造を有する第二被係合部を、それぞれ設けたものであり、上記両ケーブルのうちの一方のケーブルを構成する被覆層から突出した導体の端部にその基端部を接続固定した、導電材製の第一導体接続子の先端部周面に設けた第一係合部を、上記中間接続具の第一被係合部に係合させており、上記両ケーブルのうちの他方のケーブルを構成する被覆層から突出した導体の端部にその基端部を接続固定した、導電材製の第二導体接続子の先端部周面に設けた第二係合部を、上記中間接続具の第二被係合部に係合させているケーブル用直線接続装置。
- 第一被係合部が、中間接続具の周面の軸方向片半部に形成された順方向の第一ねじ部であり、第二被係合部が、この中間接続具の周面の軸方向他半部に形成された逆方向の第二ねじ部であり、第一係合部が、第一導体接続子の先端部周面に形成されて上記第一ねじ部に螺合した順方向の第三ねじ部であり、第二係合部が、第二導体接続子の先端部周面に形成されて上記中間接続具の第二ねじ部に螺合した逆方向の第四ねじ部である、請求項1に記載したケーブル用直線接続装置。
- 中間接続具が円筒状で、第一ねじ部及び第二ねじ部が、この中間接続具の内周面に形成された雌ねじ部であり、第一、第二両導体接続子の先端部が円柱状で、第三ねじ部及び第四ねじ部が、これら第一、第二両導体接続子の先端部外周面に形成された雄ねじ部である、請求項2に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一導体接続子と第二導体接続子とのうちの何れか一方の導体接続子のうちで当該接続子に関して雄ねじを形成した部分よりも先端寄り部分に、この一方の導体接続子と同心で、軸方向長さが中間接続具よりも大きく、この一方の導体接続子のうちで外周面に雄ねじ部を形成した部分よりも小径の芯出し用円柱部を、他方の導体接続子のうちでこの他方の導体接続子に関して雄ねじ部を形成した部分の中心部に、この他方の導体接続子の先端面に開口し、上記芯出し用円柱部をがたつきなく内嵌自在な芯出し用円孔を、それぞれ形成し、上記両導体接続子の雄ねじ部を上記中間接続具の内周面に形成した雌ねじ部に螺合させる以前に、上記芯出し用円孔と上記芯出し用円柱部とを嵌合自在とした、請求項3に記載したケーブル用直線接続装置。
- 芯出し用円柱部に外嵌した弾性リングを、一方の導体接続子のうちでこの芯出し用円柱部の基端部に存在する段差面と他方の導体接続子の先端面との間で弾性的に挟持して、これら両導体接続子同士の間に、互いに離れる方向の弾力を付与している、請求項4に記載したケーブル用直線接続装置。
- 芯出し用円柱部の先端面中央部に、この芯出し用円柱部よりも小径の接続用円柱部を、この芯出し用円柱部と同心に設けると共に、芯出し用円孔の奥端面に、この芯出し用円孔よりも小径の接続用円孔を、この芯出し用円孔と同心に設け、更に、この接続用円孔の内周面と上記接続用円柱部の外周面との間に、導電性を有する弾性材製のコンタクト部材を配置した、請求項4に記載したケーブル用直線接続装置。
- 中間接続具が円柱状で、第一ねじ部及び第二ねじ部が、この中間接続具の外周面に形成された雄ねじ部であり、第一、第二両導体接続子の先端部が円筒状で、第三ねじ部及び第四ねじ部が、これら第一、第二両導体接続子の先端部内周面に形成された雌ねじ部である、請求項2に記載したケーブル用直線接続装置。
- 中間接続具の軸方向中間部に、この中間接続具の軸方向両端寄り部分で第一、第二両ねじ部を形成した部分よりも大径の大径部を形成しており、上記中間接続具のうちでこの大径部を軸方向両側から挟む部分に外嵌した1対の弾性リングを、この大径部の軸方向両端面と第一、第二両導体接続子の先端面との間で弾性的に挟持して、これら両導体接続子と上記中間接続具との間に、互いに離れる方向の弾力を付与している、請求項7に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一被係合部が、中間接続具の軸方向一端面に開口し、開口部の内径に比べて奥部の内径が大きく、開口部の円周方向の一部に、残部に比べて内径が大きくなった第一切り欠きを設けた第一係合凹部であって、第二被係合部が、中間接続具の軸方向他端面に開口し、開口部の内径に比べて奥部の内径が大きく、開口部の円周方向の一部に、残部に比べて内径が大きくなった第二切り欠きを設けた第二係合凹部であり、第一係合部が、第一導体接続子の先端部周面に形成されて上記第一係合凹部の開口部を挿通自在な第一円柱部と、この第一円柱部の外周面に突設された、上記第一切り欠きを通過自在な第一係合突部とから成るものであり、第二係合部が、第二導体接続子の先端部周面に形成されて上記第二係合凹部の開口部を挿通自在な第二円柱部と、この第二円柱部の外周面に突設された、上記第二切り欠きを通過自在な第二係合突部とから成るものであり、上記第一切り欠きを通過して上記第一係合凹部の奥部にまで進入させた上記第一係合突部を、この第一係合凹部の奥部で上記第一切り欠きと円周方向に関する位相が異なる部分に位置させると共に、上記第二切り欠きを通過して上記第二係合凹部の奥部にまで進入させた上記第二係合突部を、この第二係合凹部の奥部で上記第二切り欠きと円周方向に関する位相が異なる部分に位置させた、請求項1に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一係合突部と第二係合突部とのうちの少なくとも一方の係合突部が、当該係合突部を突設すべき円柱部の外周面に設けられた取付孔に基端部を支持固定すると共に先端部をこの円柱部の外周面から突出させたピンであり、この円柱部のうちで軸方向に関する位置が同じで円周方向に関する位置が異なる複数個所に、それぞれ上記取付孔が形成されており、上記ピンの基端部は、このうちの何れかの取付孔に固定されている、請求項9に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一円柱部の先端面中央部に、この第一円柱部よりも小径の接続用円柱部を、この第一円柱部と同心に設けると共に、第二円柱部の先端面に、この接続用円柱部を挿入自在な接続用円孔を、この第二円柱部と同心に設け、更に、この接続用円孔の内周面と上記接続用円柱部の外周面との間に、導電性を有する弾性材製のコンタクト部材を配置した、請求項9〜10のうちの何れか1項に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一被係合部が、中間接続具の軸方向一端面中央部に形成された第一円柱部と、この第一円柱部の外周面に突設された第一係合突部とから成るものであり、第二被係合部が、上記中間接続具の軸方向他端面中央部に上記第一円柱部と同心に形成された第二円柱部と、この第二円柱部の外周面に突設された第二係合突部とから成るものであり、第一係合部が、第一導体接続子の先端面に開口し、上記第一円柱部を挿入可能な内径を有する開口部の内径に比べて奥部の内径が大きく、開口部の円周方向の一部に、残部に比べて内径が大きく、上記第一係合突部を通過可能とした第一切り欠きを設けた第一係合凹部であって、第二係合部が、第二導体接続子の先端面に開口し、上記第二係合突部を挿入可能な内径を有する開口部の内径に比べて奥部の内径が大きく、開口部の円周方向の一部に、残部に比べて内径が大きく、上記第二係合突部を通過可能とした第二切り欠きを設けた第二係合凹部であり、上記第一切り欠きを通過して上記第一係合凹部の奥部にまで進入させた上記第一係合突部を、この第一係合凹部の奥部で上記第一切り欠きと円周方向に関する位相が異なる部分に位置させると共に、上記第二切り欠きを通過して上記第二係合凹部の奥部にまで進入させた上記第二係合突部を、この第二係合凹部の奥部で上記第二切り欠きと円周方向に関する位相が異なる部分に位置させた、請求項1に記載したケーブル用直線接続装置。
- 中間接続具が円筒状で、第一被係合部がこの中間接続具の軸方向の一部内周面から、第二被係合部が同じく軸方向の他部内周面から、それぞれ径方向に突出しており、第一導体接続子は、上記中間接続具の一端開口からこの中間接続具内に挿入可能な第一円柱部と、この第一円柱部の外周面に設けられた、この第一円柱部の先端面に開口する第一軸方向溝部及びこの第一軸方向溝部の一部から周方向に折れ曲がった第一周方向溝部を備えた第一係合溝とを備えたものであり、第二導体接続子は、上記中間接続具の他端開口からこの中間接続具内に挿入可能な第二円柱部と、この第二円柱部の外周面に設けられた、この第二円柱部の先端面に開口する第二軸方向溝部及びこの第二軸方向溝部の一部から周方向に折れ曲がった第二周方向溝部を備えた第二係合溝とを備えたものであり、上記中間接続具の両端開口から上記第一、第二両円柱部をこの中間接続具内に、上記第一被係合部と上記第一軸方向溝部とを、上記第二被係合部と上記第二軸方向溝部とを、それぞれ係合させつつ挿入した状態で上記中間接続具を回転させて、上記第一被係合部を上記第一周方向溝部に、上記第二被係合部を上記第二周方向溝部に、それぞれ進入させている、請求項1に記載したケーブル用直線接続装置。
- 第一、第二両円柱部のうち少なくとも一方の円柱部は、支柱部に接続補助筒を、円周方向の位相を調節可能に外嵌固定して成るものであって、当該円柱部の外周面に設けられた係合溝が、この接続補助筒に形成されている、請求項13に記載したケーブル用直線接続部。
- 第一、第二両円柱部のうちの一方の円柱部の先端面中央部に、この一方の円柱部よりも小径の接続用円柱部を、この一方の円柱部と同心に設けると共に、上記第一、第二両円柱部のうちの他方の円柱部の先端面に、この接続用円柱部を挿入自在な接続用円孔を、この他方の円柱部と同心に設け、更に、この接続用円孔の内周面と上記接続用円柱部の外周面との間に、導電性を有する弾性材製のコンタクト部材を配置した、請求項13に記載したケーブル用直線接続装置。
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