JP2008141540A - 無線通信機及び通信管理機能付きマイクロホン - Google Patents
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Abstract
【手段】着脱可能なマイクロホンに、無線機本体を制御するためのデータやプログラムを記憶し、無線機本体にマイクロホンから所要データやプログラムを書き込んだときに通信機として機能するように構成する。
【選択図】図1
Description
従来、これらの設定は例えば図4に示すように、パーソナル・コンピュータ(PC)41にチューニングケーブル42等を介して無線機本体43を接続し、PC41の制御のもとで、必要なプログラムやデータが書き込まれていた。このように近年、無線機本体にメモリとCPUを備え、各種の通信機能をソフトウエアで実現するものが多くなった。古くは、周波数設定やシグナリング等の簡単な範囲の設定が、無線機本体内部等に備えたデイップスイッチ等の操作設定によって行われていたが、近年は極めて多くの機能設定がプログラムやデータの書き込みによって実現されるようになった。このようにして通信機能が付加された無線通信機での操作としては、例えば、特許文献1に記載されたようにかなり多くの制御が、無線機本体やマイクロホン等に付属する制御ボタン(操作キー)によって行われるようになっている。
また、使用者IDやパスワードが設定されない場合に、無線機が盗難に遭えば第三者に使用され、通信内容が傍受され、あるいは不法な電波発射につながる虞があった。例えパスワードやIDの設定があった場合でも、それらが解読されてしまえば、同様に不都合を生じるものであった。
請求項2記載の無線通信機は、請求項1記載の発明において、上記通信管理機能付きマイクロホンには、必要に応じて他のコンピュータ装置と接続して必要なデータやプログラム等の授受を行うコンピュータ・インターフェースを備え、無線機本体を通信機として機能させるためのデータやプログラム等を書き込み可能に構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1乃至3記載の無線通信機において、通信機として機能するためのプログラムやデータ等が書き込まれた無線機本体に、上記通信管理機能付きマイクロホンが接続され、この通信管理機能付きマイクロホン又は無線機本体に備えた入力手段から予め設定されたパスワード又はIDが入力されたとき、無線機本体に記憶した所要のプログラムやデータが通信管理機能付きマイクロホンに書き込み可能になるように構成されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4記載の無線通信機において、上記通信管理機能付きマイクロホンから書き込むべきデータやプログラム以外のプログラムやデータ等が必要に応じて無線通信チャネルを介して受信できるように構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至5記載の無線機本体に使用するための通信管理機能付きマイクロホンに関するものであって、上記着脱可能なマイクロホンにおいて、上記無線機本体を制御するためのデータ若しくはプログラムの一部又は全部を記憶した通信制御メモリと、上記通信制御部とデータやプログラムの授受を行う通信機制御インターフェースと、制御用スイッチ類とを備え、該マイクロホンから所要データ又は/及びプログラムを無線機本体に書き込んだときに該無線機本体が所要の通信機として機能するように構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の無線通信機において、無線機本体の電源を遮断したとき、通信管理機能付きマイクロホンから書き込まれたプログラム又は/及びデータが消去される機能を備えたので、仮に、無線機本体が盗難にあった場合であっても、第三者に不法に通信内容を傍受され、あるいは不法電波を発射されることを防止することが可能である。
請求項5記載の発明では、請求項1乃至4記載の無線通信機において、必要なプログラムやデータ等が、無線通信チャネルを介して受信できるように構成されているので、通信機能のバージョンアップや機能追加に際しても、無線機本体を搭載場所から取り外し、又は、メンテナンスセンタへ搬送する必要なく実行することが可能である。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至5記載の発明における着脱自在なマイクロホンとして、上記無線機本体を制御するためのデータ若しくはプログラムの一部又は全部を記憶した通信制御メモリと、上記通信制御部とデータやプログラムの授受を行う通信機制御インターフェースと、制御用スイッチ類とを備え、該マイクロホンから所要データ又は/及びプログラムを無線機本体に書き込んだときに所要の通信機として機能するように構成したので、本発明を実施する際の通信管理機能付きマイクロホンとして使用することができる。
図1は本発明に係る無線通信機の一実施態様例を示すブロック図である。この例に示す構成は、無線機本体1と、後述する構成の通信管理機能付きマイクロホン2とを含んでいる。詳細には、無線機本体1は、高周波信号を発生して所要電力に増幅して送信する送信部と高周波信号を受信復調する受信部及び周波数変換用発振器等を備えたRFフロントエンド11と、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換回路(A/D)とデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル・アナログ変換回路(D/A)を備えた信号変換部12と、デジタル信号処理部13と、通信ソフトメモリ14と、通信制御部15と、操作キー16と、外部装置とのインターフェース17とを含んでおり、上記通信ソフトメモリ14には、基本的な通信制御用ソフトウエアを記憶した基本ソフトメモリ18及び通信機能を詳細に規定し機能させる機能ソフトメモリ19を備えている。なお、RFフロントエンド11に接続されたANTはアンテナである。
そして、上記通信ソフトメモリ14の基本ソフトメモリ18は、必要最小限の基本的なソフトウエアと必要なデータとを記憶したもので、このソフトウエアとデータのみでは、必要な送信機・受信機として機能することはできず、機能ソフトメモリ19に後述するように、通信管理機能付きマイクロホン2の通信制御メモリ22に記憶した基本ソフト付加データや機能ソフトの供給を受けて所望の通信機として機能するように構成されている。
そして、図示を省略した電源スイッチを操作して無線機本体1への電源供給を遮断すると、通信管理機能付きマイクロホン2から無線機本体1の機能メモリ(必要なら基本ソフトメモリに)供給された部分のソフトウエアやデータが自動的に消去される。
また、上記通信管理機能付きマイクロホン2には、コンピュータ・インターフェース21を備えており、図3に示すように、パーソナル・コンピュータ(PC)やコンピュータ装置30と、チューニングケーブル(Tuning Cable)31を介して接続し、通信管理機能付きマイクロホン2に必要な通信制御用ソフトウエアやデータをインストールすることができる。従って、通信機能を規定するためのプログラムやデータを通信管理機能付きマイクロホンに記憶すれば、それを無線機本体に簡単な操作で、書き込み可能となり、無線機能の変更や修正等に際して、通信管理機能付きマイクロホンのみを諸設備の整ったところに持参するのみで、無線機本体を搭載場所から移動する必要がない。
Claims (7)
- 送信部、受信部、及びこれらを制御するプログラムや各種データを記憶した通信制御部を含む無線機本体と、該無線機本体に着脱可能なマイクロホンとを含む無線通信機において、該マイクロホンは前記無線機本体を制御するためのデータ若しくはプログラムの一部又は全部を記憶した通信制御メモリと、前記通信制御部とデータやプログラムの授受を行う通信機制御インターフェースとを備えた通信管理機能付きマイクロホンであり、前記無線機本体に前記通信管理機能付きマイクロホンから所要データ又は/及びプログラムを書き込んだときに所要の通信機として機能するように構成されていることを特徴とする無線通信機。
- 前記通信管理機能付きマイクロホンには、必要に応じて他のコンピュータ装置と接続して必要なデータやプログラム等の授受を行うコンピュータ・インターフェースを備え、前記無線機本体を通信機として機能させるためのデータやプログラム等を書き込み可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の無線通信機。
- 前記無線機本体の電源を遮断したとき、前記通信管理機能付きマイクロホンから書き込まれたプログラム又は/及びデータが消去される機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の無線通信機。
- 通信機として機能するためのプログラムやデータ等が書き込まれた前記無線機本体に、前記通信管理機能付きマイクロホンが接続され、該通信管理機能付きマイクロホン又は無線機本体に備えた入力手段から予め設定されたパスワード又はIDが入力されたとき、無線機本体に記憶した前記プログラムやデータが前記通信管理機能付きマイクロホンに書き込み可能になるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の無線通信機。
- 前記通信管理機能付きマイクロホンから書き込むべきデータやプログラム以外のプログラムやデータ等が必要に応じて無線通信チャネルを介して受信できるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の無線通信機。
- 前記無線機本体を制御するためのデータ若しくはプログラムの一部又は全部が、前記通信管理機能付きマイクロホンに代わりにカードメモリやUSBメモリ等の可搬型メモリ装置に記憶され、前記無線機本体には前記可搬型メモリ装置を着脱可能に装着する接続端子を設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の無線通信機。
- 請求項1乃至5の何れか一項に記載の無線機本体に着脱可能なマイクロホンにおいて、該マイクロホンは前記無線機本体を制御するためのデータ若しくはプログラムの一部又は全部を記憶した通信制御メモリと、前記通信制御部とデータやプログラムの授受を行う通信機制御インターフェースと、制御用スイッチ類とを備え、該マイクロホンから所要データ又は/及びプログラムを前記無線機本体に書き込んだときに該無線機本体が所要の通信機として機能するように構成されていることを特徴とする通信管理機能付きマイクロホン。
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JP2016157337A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | アイコム株式会社 | 多機能マイクロホン及びその多機能マイクロホンを用いた無線通信装置のファームアップ方法 |
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JP2000312386A (ja) * | 1999-03-09 | 2000-11-07 | Siemens Information & Communication Prod Llc | 無線通信システム |
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