JP2008141455A - Plcモデムおよびplcネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 宅内に居る人に広く、電力線伝送線路における通信速度の変化をリアルタイムに報知するPLCモデムおよびPLCネットワークシステムを得る。
【解決手段】 メモリ回路部12は、通信速度の変化を判断するための複数の閾値を格納している。そして、コントロール回路部11は、現状の通信速度がメモリ回路部12にある所定の閾値よりも低くなると、音声出力処理部17に、通信速度の低下を報知するように指示をする。この指示を受けた音声出力処理部17は音声出力装置50に通信速度の低下をビープ音などにより、報知するように指示する。最後に、音声出力装置50は、ビープ音などにより通信速度の低下を警告すべく報知する(反対に、通信速度の上昇の場合、メロディ音などで報知する。)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、PLCモデムおよびPLCネットワークシステムに関する。なお、PLC(Power Line Communication)とは、電力線を信号伝送路として通信を行う技術をいう。
近年、各種電気機器をネットワークに接続して、各種電気機器を集中管理するシステムが提唱されている。各種電気機器には電力を供給する商用電力線に通信情報を重畳するPLCを適用することが期待されている。
図1は、PLCネットワークシステムの一例であって、家庭AのPLCネットワークシステムとこれに接続される機器を示す。外部のインターネットに接続された光ファイバ1は、光電気変換装置2に接続されている。光電気変換装置2には、信号線S1が接続され、この信号線S1には、例えば、ADSL回線として家庭に設けられ、ルータ機能を備えた集中管理装置3が接続されている。なお、光ファイバ1が光電気変換装置2を介さずに、直接、家庭に設けられた集中管理装置3に接続される場合もある。
集中管理装置3には、信号線S2を通じて、PLCマスタモデムa1と接続されている。
電力線10には、変圧器(図示せず)により三相交流の中圧電圧(例えば、6kV)から変換された低電圧(例えば、100Vや200V)が配電されている。この電力線10は、電力計4を介して、宅内電力線10aにつながっている。
家庭Aには、部屋等に対応した数の複数のユニットケーブル8が配設されている。ユニットケーブル8は、分電盤5内に配設された分岐ブレーカ(図示せず)にその一端が接続された宅内電力線10a−1と、この宅内電力線10a−1の他端に接続された分岐具9と、この分岐具9に接続される複数の宅内電力線10a−2とで構成されている。宅内電力線10a−2には、複数の電源コンセント7が適宜設けられており、これらの電源コンセント7には、PLCマスタモデムa1の他、電気機器(60,61,62)が接続されたPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)が接続されている。
そして、PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間の通信に、トークンパッシング方式が使われる場合を例にする。この通信方式では、PLCマスタモデムa1がPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)に対してトークンを送信し、トークンを受けたPLCスレーブモデムのみが通信できる。
このようにトークンパッシング方式により、PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間に通信リンクが確立する。そして、PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間の所定時間間隔のポーリング時において、EVM(Error Vector Magnitude)値を検出する。EVM値とは、デジタル変復調する際に位相と振幅が極座標に表される際の本来あるべき位置からのズレの程度である。このズレが大きくなるとEVM値も大きくなる。これは、主に伝送線路のSN比の悪化が原因であることが知られている。つまり、伝送線路のSN比が悪化するとEVM値は大きくなる。
宅内のPLCネットワークシステムにおいて、EVM値が大きくなる原因の一つは電力線に接続された電気機器(60,61,62)の動作によるノイズが電力線に重畳されるためである。EVM値が大きくなると、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)は、モデム間の伝送線路のEVM値を検知し通信速度を変化させる。この結果、通信速度が低下すると、情報伝達のエラーレートが悪化しパケットロスが生じる虞がある。この場合、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)が宅内の人に通信速度が低下している旨を報知する。そして、宅内の人は、ノイズフィルタ付きテーブルタップを介して電気機器(60,61,62)を接続したり、電気機器(60,61,62)を接続するコンセントを変えたり、電気機器(60,61,62)のいずれかの動作を停止させる措置を採ることができる。
反対に、通信速度が速くなると、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)が宅内の人に通信速度が上昇している旨を報知する。そうすると、宅内の人は、電気機器(60,61,62)を動作させても情報伝送の品質悪化につながらないと判断できる。
この報知手段として、電力線に接続されているPLCモデムの状態をPLCモデムに付属するLEDを使って報知する技術が開示されている(特許文献1参照)。また、ファックスのモデムではあるが、ファックス通信中の不愉快な音をミュートして、代わりに、「データ通信中」などの固定メッセージを音声出力してファックスのモデムの通信状態を常に報知する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開2006−191286号公報 特開平8−149430号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、PLCモデムに付属するLEDを使って電力線に接続されているPLCモデムの状態を報知するため、PLCモデムを見ている人にしか報知することができない課題がある。
また、電力線に重畳されるノイズの状況は電気機器(60,61,62)の使用状況に依存し、通信速度は常に変化をする。このため、上記特許文献2に開示された技術では、常に固定メッセージを音声で出力するため、これを聞く人は現状の通信速度に問題があるのかどうかを把握できない課題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、宅内に居る人に広く、電力線伝送線路における通信速度の変化をリアルタイムに報知することを目的とする。
第1の発明にかかるPLCモデムは、電力線を伝送線路として通信を行うPLCモデムであって、PLCモデムは、伝送線路の伝送品質を評価する伝送品質評価手段、伝送品質評価手段が評価する伝送品質評価に基づき通信速度を設定する通信速度設定手段と音声出力手段と制御手段とを備え、制御手段は、通信速度設定手段により設定された通信速度と所定の閾値とに基づき通信速度の変化を判断し、音声出力手段に対して変化に関する情報の出力を指示することを特徴とする。
第1の発明によれば、PLCモデムを見ている人のみならず宅内の人に音声(以下、「音声」とは、ビープ音やメロディ音など自然言語以外の音と自然言語発話音の双方を言う。)で通信速度の変化をリアルタイムに伝えることができる。
第2の発明にかかるPLCネットワークシステムは、第一のPLCモデムと第二のPLCモデムとの間において電力線を伝送線路として通信を行うPLCネットワークシステムであって、第一のPLCモデムは、伝送線路の伝送品質を評価する伝送品質評価手段、伝送品質評価手段が評価する伝送品質評価に基づき通信速度を設定する通信速度設定手段と制御手段と送信手段を備え、第二のPLCモデムは、受信手段と音声出力手段を備え、第一のPLCモデムにおいて、制御手段は、通信速度設定手段により設定された通信速度と所定の閾値とに基づき通信速度の変化を判断し、送信手段に対して第二のPLCモデムへの変化に関する情報の送信を指示し、第二のPLCモデムにおいて、受信手段は、第一のPLCモデムからの変化に関する情報を受信し、音声出力手段は、変化に関する情報を出力することを特徴とする。
第2の発明によれば、一のPLCモデムが検知した通信速度の変化を他の複数のPLCモデムに伝え、他の複数のPLCモデムが音声でこれを宅内の人に広く伝えることができる。
本発明によれば、PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間の通信において、電気機器の動作に起因する通信速度の変化をリアルタイムで宅内の人に広く報知することができる。このため宅内の人は、PLCネットワークの伝送品質の変化を知ることができ、情報伝送品質を維持するための行動を採りやすくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下、宅内のPLCネットワークとして、一般家屋内のネットワークを例に説明をするが、オフィスや工場内のネットワークにおいても同様である。また、異なる図面において同一または相応する符号を付した要素は、同一または相応する要素を示すものとする。
(発明の概要)
図1を使って本発明の概要を説明する。PLCマスタモデムa1、PLCスレーブモデム(a2,a3,a4)および各PLCスレーブモデムに接続された電気機器(パソコン60,エアコン61,電子レンジ62)のPLCネットワークが本発明の中心である。このPLCネットワークにおいて、PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間の通信は、電力線を信号伝送路としてこれに高周波成分を重畳して情報の伝送を行う。PLCスレーブモデム(a2,a3,a4)と電気機器との間は、イーサネット(登録商標)のインタフェースで通信を行う。なお、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394などのシリアル通信を行ってもよい。また、PLCスレーブモデムを電気機器の基板上に実装し、PLCスレーブモデム(a2,a3,a4)と電気機器との間の通信を基板のバス上で行うなど他の公知の手段を使ってもよい。
PLCマスタモデムa1とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)との間の通信は、PLCマスタモデムa1からPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)への下りの通信とPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)からPLCマスタモデムa1への上りの通信とにおいて行われる。ポーリングは上りの通信および下りの通信において、所定の時間間隔で行われ、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)は、ポーリング時に所定のロジックでEVM値を得ることができる。そして、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)は、このEVM値の変化に伴い自動的に通信速度を設定する。
ところで、日常、私たちは、パソコン60、エアコン61または電子レンジ62のスイッチをONにしたり、エアコン61を弱から強へ変更する。そして、パソコン60、エアコン61および電子レンジ62の経時的な動作状況に応じて電力線の信号伝送路全体のEVM値の変動に伴いSN比も変動する。例えば、最初、パソコン60のみが動作している時、パソコンのノイズは電力線にあまり影響を与えないので、SN比は35dB程度であり、このときの通信速度は130Mbpsでよい。この状況において、次に、エアコン61を弱で動作させると、エアコンの電源回路やインバータ回路などで発生するノイズが電力線に重畳される。このため、SN比は、25dB程度になり、通信速度を100Mbpsに低下させなければ情報伝送の品質を保つことができない。加えて、電子レンジを動作させると、更に、EVM値は低下するので、通信速度を下げなければならない。
このとき、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)は、これ以上通信速度が低下すると情報伝送の品質の低下を招く判断基準(「閾値」という。)を有しており、通信速度がこの閾値よりも低下すると音声、例えば、ビープ音などにより、広く通信速度を報知するのである。そうすると、電子レンジを動作させようとしていた人は、通信速度の低下に伴う情報伝送の品質の悪化を理解でき、電子レンジの動作を停止させることにより、情報伝送の品質悪化を避けることができる。
反対に、通信速度が上昇し、通信速度がこの閾値を超えると、音声、例えば、メロディ音などにより、広く通信速度を報知するのである。そうすると、宅内の人は、電子レンジを動作させても情報伝送の品質の維持できることを理解する。
(実施の形態)
図2は、本発明の実施の形態にかかるPLCマスタモデムa1の構成を示すブロック図である。ブロック間の矢印は情報の流れを表す。
結合回路部16は、電力線10a−2に情報を高周波成分として重畳する一方で、電力線10a−2から情報を高周波成分として取り出す。なお、電力線10a−2と結合回路部16との間には電源コンセント7(図示せず)が介在する。
コントロール回路部11(「制御手段」という。)は、結合回路部16から受信回路部14へ情報を転送できるように送受信スイッチ回路部15をスイッチする。情報を送信する場合、コントロール回路部11は、送信回路部13(「送信手段」という。)から結合回路部16へ情報を転送できるように送受信スイッチ回路部15をスイッチする。また、情報を受信する場合、受信回路部14は、AD変換を行い、更にデジタルデータに復調する。情報を送信する場合、送信回路部13は、デジタルデータを変調し、更にDA変換を行う。
また、コントロール回路部11は、ポーリングした際に所定ロジックに従いEVM値を算出するとともに(コントロール回路部中のEVMを算出する機能を「伝送品質評価手段」という。)、このEVM値に基づき、各々のPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)に対して妥当な通信速度を設定する(コントロール回路部中の通信速度を設定する機能を「通信速度設定手段」という。)。
メモリ回路部12は、後述する通信速度の変化を判断するための複数の閾値を格納している。そして、コントロール回路部11は、現状の通信速度がメモリ回路部12にある所定の閾値よりも低くなると、音声出力処理部17(「音声出力手段」という。)に、通信速度の低下を報知するように指示をする。この指示を受けた音声出力処理部17は音声出力装置50に通信速度の低下をビープ音などにより、報知するように指示する。最後に、音声出力装置50は、ビープ音などにより通信速度の低下を警告すべく報知する(反対に、通信速度の上昇の場合、メロディ音などで報知する。)。また、コントロール回路部11は、この通信速度の低下を送信回路部13により各PLCスレーブモデム(a2,a3,a4)に同報通知する。
図3は、本発明の実施の形態にかかるPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)の構成を示すブロック図である。コントロール回路部21、メモリ回路部22、送信回路部23、受信回路部24、送受信スイッチ回路部25、結合回路部26の各機能は、PLCマスタモデムa1におけるコントロール回路部11、メモリ回路部12、送信回路部13、受信回路部14、送受信スイッチ回路部15、結合回路部16と基本的に同じである。
即ち、コントロール回路部21は、現状の通信速度がメモリ回路部22にある所定の閾値よりも低くなると情報伝送の品質を保つことができないと判断し、音声出力処理部27に、通信速度の低下をビープ音などにより、報知するように指示をする。この指示を受けた音声出力処理部27は音声出力装置50に通信速度の低下を報知するように指示し、音声出力装置50は、ビープ音などにより通信速度の低下を警告すべく報知する。(反対に、通信速度の上昇の場合、メロディ音などで報知する。)
また、受信回路部24(「受信手段」という。)は、PLCマスタモデムa1の送信回路部13から電力線10a−2を介して、通信速度の低下に関する情報を受信する。コントロール回路部21は、この通信速度の低下に関する情報を受信したことを検知すると、音声出力処理部27に、通信速度の低下を報知するように指示をする。各々のPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)に接続された音声出力装置50は、音声により通信速度の低下を警告すべく報知するので、宅内に居る人に広く通信速度の低下を周知することができる。
なお、上述した例において、PLCマスタモデムa1がPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)に通信速度の低下を同報通知する例を示したが、PLCスレーブモデムa2などが他のPLCモデム(a1,a3,a4)に通信速度の低下を同報通知することもできる。
また、図3に図示していないが、PLCスレーブモデム(a2,a3,a4)の内部に通信IF回路部がある。これは、電気機器(パソコン60,エアコン61,電子レンジ62)内にある通信IF回路部(図示せず)とイーサネット(登録商標)などの信号線S2を介して通信を行うためのインタフェース回路である。
図4は、通信速度の経時的変化を表す図であって、通信速度の低下を示す図である。2本の点線が閾値を表す。第一の閾値が35Mbps(Mega Bit Per Second)であり、通信速度がこの第一の閾値を下回ると、情報伝送の品質が悪化し、情報伝送のエラーレートの悪化や、パケットロスが発生する虞がある。この結果、ストリーミング画像の劣化が発生する可能性がある。但し、図4のように通信速度が第一の閾値を上回ったり下回ったりしている間において、コントロール回路部(11,21)が単純に第一の閾値を下回っただけで音声出力処理部(17,27)に通信速度の低下の報知を指示すると、何回もビープ音などで通信速度の低下の報知が行われ、これを聞く人は不愉快になるかもしれない。そこで、コントロール回路部(11,21)は、通信速度の過去の経時的な変化を監視し、例えば、通信速度が過去60秒の間に第一の閾値を3回下回ったことを検知すれば、音声出力処理部(17,27)に通信速度の低下の報知を指示するロジックにしてもよい。この結果、宅内の人は不愉快なビープ音などを頻繁に聞かされずに済むことができる。
第二の閾値は、10Mbpsである。通信速度がこの第二の閾値を下回るとPLCモデム間(a1,a2,a3,a4)の通信リンクが切断される寸前の状況である。この場合、PLCネットワークは通信リンクが切断される寸前の危機的な状況なので、通信速度を報知する際には、音量を大きくするのがよい。そうすることにより、宅内の人はPLCネットワークが危機的な状況であることを認識し付近の電気機器を直ぐに停止するなどの措置を採ることができる。
図5は、通信速度の上昇を示す図である。通信速度が、PLCモデム間(a1、a2,a3,a4)の通信リンクが切断される寸前の状況から第二の閾値を上回り、更に、情報伝送の品質が安定する通信速度である第一の閾値を超えている。これらの閾値を超えた場合も、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)が通信速度の上昇をメロディ音などを使って宅内の人に対して広く報知する。宅内の人が、PLCネットワークにおいて情報伝送の品質が安定している状況であることを判れば、安心して電気機器(パソコン60,エアコン61,電子レンジ62)を動作させることができるからである。
上述したように図4または図5においては、PLCマスタモデムa1またはPLCスレーブモデム(a2,a3,a4)が通信速度の低下や上昇をビープ音やメロディ音などで報知する旨を説明したが、情報伝送の品質を表す自然言語による文章を音声により出力してもよい。例えば、通信速度が第一の閾値を下回る場合「画像を楽しんでいる場合画像が途切れることがあります。」、通信速度が第二の閾値を下回る場合「まもなく通信が途切れます。」である。また、通信速度が第二の閾値を超える場合「通信可能な状態になりました。」、通信速度が第一の閾値を超える場合「画像を楽しむことができる状態になりました。」などである。そうすることにより、宅内の人は定性的にPLCネットワークの状況を判ることができる。
図6は、情報伝送の品質が安定している状態の通信速度が急激に低下したことを示す図である。このような状況においては、PLCモデムのプラグをコンセントから抜かれたことなどにより、通信が瞬断された状況である。この場合、通信速度の低下(通信速度0)を報知するよりも、伝送品質の悪化を表す「通信が切断されました。」などの文章を音声出力する方が宅内の人にとって判りやすい。コンセントからプラグが抜かれたPLCモデムは、他のPLCモデムに対して同報通信をすることはできない。しかし、当該プラグを抜かれたPLCモデム以外のPLCモデム間においては同報通信を行う。
図7は、通信速度が情報伝送の品質が安定する通信速度に急激に上昇したことを示す図である。このような状況においても、図6の説明と同様に、伝送品質の回復を表す「通信が回復されました。」などの文章を音声出力する方が宅内の人にとって判りやすい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記の意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
家庭内のPLCネットワークシステムとこれに関連する機器の全体構成を示す模式図である。 本発明実施の形態にかかるPLCマスタモデムの主な回路構成を示すブロック図である。 本発明実施の形態にかかるPLCスレーブモデムの主な回路構成を示すブロック図である。 通信速度の経時的変化であって通信速度の低下を示す図である。 通信速度の経時的変化であって通信速度の上昇を示す図である。 情報伝送の品質が安定している状態の通信速度が急激に低下したことを示す図である。 通信速度が情報伝送の品質が安定する通信速度に急激に上昇したことを示す図である。
符号の説明
S1,S2 信号線
1 光ファイバ
2 光電気変換装置
3 集中管理装置
4 電力計
5 分電盤
7 電源コンセント
8 ユニットケーブル
9 分岐具
10 電力線
a1 PLCマスタモデム
a2,a3,a4 PLCスレーブモデム
11,21 コントロール回路部
12,22 メモリ回路部
13,23 送信回路部
14,24 受信回路部
15,25 送受信スイッチ回路部
16,26 結合回路部
17,27 音声出力処理部
18,28 伝送品質評価手段
19,29 通信速度設定手段
50 音声出力装置
60,61,62 電気機器(パソコン,エアコン,電子レンジ)

Claims (2)

  1. 電力線を伝送線路として通信を行うPLCモデムであって、
    該PLCモデムは、該伝送線路の伝送品質を評価する伝送品質評価手段、該伝送品質評価手段が評価した伝送品質評価に基づき通信速度を設定する通信速度設定手段、音声出力手段、および制御手段とを備え、
    該制御手段は、該通信速度設定手段により設定された該通信速度と所定の閾値とに基づき該通信速度の変化を判断し、該音声出力手段に対して該変化に関する情報の出力を指示することを特徴とするPLCモデム。
  2. 第一のPLCモデムと第二のPLCモデムとの間において電力線を伝送線路として通信を行うPLCネットワークシステムであって、
    該第一のPLCモデムは、該伝送線路の伝送品質を評価する伝送品質評価手段、該伝送品質評価手段が評価した伝送品質評価に基づき通信速度を設定する通信速度設定手段、制御手段と送信手段を備え、
    該第二のPLCモデムは、受信手段と音声出力手段を備え、
    該第一のPLCモデムにおいて、
    該制御手段は、該通信速度設定手段により設定された該通信速度と所定の閾値とに基づき該通信速度の変化を判断し、該送信手段に対して該第二のPLCモデムへの該変化に関する情報の送信を指示し、
    該第二のPLCモデムにおいて、
    該受信手段は、該第一のPLCモデムからの該変化に関する情報を受信し、
    該音声出力手段は、該変化に関する情報を出力することを特徴とするPLCネットワークシステム。
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