JP2008140335A - 多点計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数のセンサを備えた多点計測装置において、これらセンサと制御ユニットとの配線を簡単とし、かつ、センサの増設に容易に対応できるようにする。
【解決手段】制御ユニットと、該制御ユニットに幹線を介して直列に接続した複数の中継箱と、各中継箱に支線を介して夫々接続した1又は複数の前記センサを備え、前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線および前記中継箱とセンサとを接続する支線はいずれも前記センサの検出データをアナログ信号のままで制御ユニットに送信するものとし、前記中継箱は前記制御ユニットからの制御信号で動作して、接続した前記センサからの検出データを制御ユニットに送信する支線接続側と、他の中継箱に接続した他のセンサからの検出データを送信する幹線接続側とに切り替わる信号切替部を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】制御ユニットと、該制御ユニットに幹線を介して直列に接続した複数の中継箱と、各中継箱に支線を介して夫々接続した1又は複数の前記センサを備え、前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線および前記中継箱とセンサとを接続する支線はいずれも前記センサの検出データをアナログ信号のままで制御ユニットに送信するものとし、前記中継箱は前記制御ユニットからの制御信号で動作して、接続した前記センサからの検出データを制御ユニットに送信する支線接続側と、他の中継箱に接続した他のセンサからの検出データを送信する幹線接続側とに切り替わる信号切替部を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、多点計測装置に関し、詳しくは、多数のセンサからの検出信号を配線数を増加させることなく精度良く受信可能とし、かつ、センサの増設にも対応できるようにするものである。
従来より、設備の劣化や異常を診断するために、センサを複数用いた計測装置や計測方法が提案されている。例えば、特開平11−344332号公報(特許文献1)には2つの距離センサと1つの位置センサを用いた車輪軸受部のガタ検出方法が提案されている。
前記特許文献1のガタ検出方法は、図9に示すように、軌道1から等距離であって車輪2の車軸3を挟んで対向する車輪2の上部および下部にそれぞれ対応する高さの位置U、Lに2つのレーザ方式距離センサ4、5を配置し、2つの距離センサ4、5から同じ距離だけ離れた位置であって車輪2の車軸3の位置に相当する高さの位置Pにレーザ方式位置センサ6を配置している。
前記構成において、車輪2が回転すると、位置センサ6により車輪2の上部および下部が2つの距離センサ4、5に対応する位置U、Lに来たことを検知し、このとき2つの距離センサ4、5は車輪2との距離X、Yを測定している。
距離センサ4、5はデータ送受信線7で演算処理装置9と接続されており、距離データX,Yは増幅器8を介して演算処理装置9に送られ、演算処理装置9では車輪2の車軸3に対する傾斜量(X−Y)および軸方向の移動変化量(X+Y)/2を求めて、車輪2のガタの発生を判定している。
前記構成において、車輪2が回転すると、位置センサ6により車輪2の上部および下部が2つの距離センサ4、5に対応する位置U、Lに来たことを検知し、このとき2つの距離センサ4、5は車輪2との距離X、Yを測定している。
距離センサ4、5はデータ送受信線7で演算処理装置9と接続されており、距離データX,Yは増幅器8を介して演算処理装置9に送られ、演算処理装置9では車輪2の車軸3に対する傾斜量(X−Y)および軸方向の移動変化量(X+Y)/2を求めて、車輪2のガタの発生を判定している。
また、計測装置の他の例として、図10に示すように各センサ80ごとにA/D変換部81を接続し、A/D変換部81はセンサ80から離れた場所に設置した演算処理装置82にデータ送受信線で接続しているものもある。
アナログ信号であるセンサ80の検出データをA/D変換部81でデジタル信号に変換し、検出データを演算処理装置82に送信している。
アナログ信号よりも微小信号であるデジタル信号を用いて検出データを演算処理装置まで送信しているため、容量の小さいデータ送受信線を用いることができる。また、デジタル信号はノイズ等の影響を受けにくいため、配線距離を延長することができる。
アナログ信号であるセンサ80の検出データをA/D変換部81でデジタル信号に変換し、検出データを演算処理装置82に送信している。
アナログ信号よりも微小信号であるデジタル信号を用いて検出データを演算処理装置まで送信しているため、容量の小さいデータ送受信線を用いることができる。また、デジタル信号はノイズ等の影響を受けにくいため、配線距離を延長することができる。
しかし、特許文献1のガタ検出方法は、距離センサ、位置センサの各センサから演算処理装置までを夫々別のデータ送受信線で接続している。このため、配線されるデータ送受信線が増加し、その総距離が長くなり配線費用が高くなる問題がある。
また、各センサから演算処理装置までの距離が長い場合にはデータ送受信線の長さも長くなり、データ送受信線の抵抗により検出データが減衰し、演算処理装置が受信できなくなるという問題もある。
一方、図10の測定装置においては、デジタル信号で送信するため、各センサごとにA/D変換部を設けなくてはならないため、高価なA/D変換素子や制御素子が多数必要となるという問題がある。
また、各センサから演算処理装置までの距離が長い場合にはデータ送受信線の長さも長くなり、データ送受信線の抵抗により検出データが減衰し、演算処理装置が受信できなくなるという問題もある。
一方、図10の測定装置においては、デジタル信号で送信するため、各センサごとにA/D変換部を設けなくてはならないため、高価なA/D変換素子や制御素子が多数必要となるという問題がある。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、A/D変換素子や制御素子などの高価な素子を用いず、またデータ送受信線の全体の長さを短くすることでコストを削減すると共に、センサから制御ユニット(演算処理装置)までの距離を検出データの減衰による制限を受けずに延長することができる多点計測装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、被測定物の物理量を測定する複数のセンサが接続された多点計測装置であって、
制御ユニットと、該制御ユニットに幹線を介して直列に接続した複数の中継箱と、各中継箱に支線を介して夫々接続した1又は複数の前記センサを備え、
前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線および前記中継箱とセンサとを接続する支線はいずれも前記センサの検出データをアナログ信号のままで制御ユニットに送信するものとし、
かつ、前記中継箱は前記制御ユニットからの制御信号で動作して、接続した前記センサからの検出データを制御ユニットに送信する支線接続側と、他の中継箱に接続した他のセンサからの検出データを送信する幹線接続側とに切り替わる信号切替部を備えていることを特徴とする多点計測装置を提供している。
制御ユニットと、該制御ユニットに幹線を介して直列に接続した複数の中継箱と、各中継箱に支線を介して夫々接続した1又は複数の前記センサを備え、
前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線および前記中継箱とセンサとを接続する支線はいずれも前記センサの検出データをアナログ信号のままで制御ユニットに送信するものとし、
かつ、前記中継箱は前記制御ユニットからの制御信号で動作して、接続した前記センサからの検出データを制御ユニットに送信する支線接続側と、他の中継箱に接続した他のセンサからの検出データを送信する幹線接続側とに切り替わる信号切替部を備えていることを特徴とする多点計測装置を提供している。
前記のように、本発明では、1または複数のセンサと接続した中継箱を制御ユニットと幹線を介して直列に接続し、各センサの検出データを共通の幹線を通して制御ユニットへ送信し、各センサと制御ユニットとを夫々個別に接続する電線を無くしたため、多点計測装置全体のデータ送受信線の総距離を短くすることができ、電線コストを大幅に削減できると共に配線を簡単なものとすることができる。かつ、センサを増設する場合には、制御ユニットと各センサとを接続する必要がなく、増設したセンサと接続する中継箱を設け、該中継箱まで幹線を延長するだけでよく、センサの増設にも容易に対応することができる。
さらに、センサの検出データをアナログ信号のままで中継箱を介して制御ユニットに送信しているため、センサの検出データをアナログ信号からデジタル信号に変換する必要はないため、センサ毎にA/D変換器を設ける必要はなく、部品点数の削減によりコスト低減を図ることができる。
さらに、センサの検出データをアナログ信号のままで中継箱を介して制御ユニットに送信しているため、センサの検出データをアナログ信号からデジタル信号に変換する必要はないため、センサ毎にA/D変換器を設ける必要はなく、部品点数の削減によりコスト低減を図ることができる。
具体的には、前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線は電源線と制御信号線とデータ送受信線とを備える一方、前記中継箱とセンサを接続する前記支線はデータ送信線からなり、前記幹線のデータ送受信線および支線のデータ送信線は前記センサの検出データをアナログ信号として送信し、
前記各中継箱は、前記幹線の制御信号線と接続する信号制御部と、前記幹線のデータ送受信線と支線のデータ送信線との接続を切り替える前記信号切替部を備え、前記信号制御部は前記制御ユニットからの制御信号により前記信号切替部を制御する構成とし、
前記制御ユニットは、受信するセンサを順次選択する前記制御信号を前記制御信号線に送信する処理部を備え、
前記各中継箱の信号切替部の切り替えで、前記制御ユニットで選択されたセンサが前記支線を介して接続したセンサである場合には、前記支線接続側としてセンサから受信するアナログ信号を前記幹線のデータ送信線を介して前記制御ユニットに送信する一方、前記選択されたセンサでない場合には前記幹線接続側とし、幹線の送信データ送信線を通して他の中継箱から送信されるアナログ信号を前記制御ユニットに送信する構成としている。
前記各中継箱は、前記幹線の制御信号線と接続する信号制御部と、前記幹線のデータ送受信線と支線のデータ送信線との接続を切り替える前記信号切替部を備え、前記信号制御部は前記制御ユニットからの制御信号により前記信号切替部を制御する構成とし、
前記制御ユニットは、受信するセンサを順次選択する前記制御信号を前記制御信号線に送信する処理部を備え、
前記各中継箱の信号切替部の切り替えで、前記制御ユニットで選択されたセンサが前記支線を介して接続したセンサである場合には、前記支線接続側としてセンサから受信するアナログ信号を前記幹線のデータ送信線を介して前記制御ユニットに送信する一方、前記選択されたセンサでない場合には前記幹線接続側とし、幹線の送信データ送信線を通して他の中継箱から送信されるアナログ信号を前記制御ユニットに送信する構成としている。
前記中継箱に接続する前記幹線のデータ送受信線は、入力側データ送受信線と出力側データ送受信線とに分断し、分断点に設ける接点を前記信号切替部に第1接点、第2接点として配置し、該信号切替部に前記支線と接続する第3接点を設けて3接点2位置切り替え型とし、前記センサのアナログ信号を前記制御ユニットに送信する前記支線接続側の場合は第2接点と第3接点とを閉成すると共に第1接点と第2接点とを開成する一方、
他の中継箱と接続したセンサのアナログ信号を送信する幹線接続側の場合は、第1接点と第2接点とを閉成すると共に第2接点と第3接点とは開成する構成としている。
他の中継箱と接続したセンサのアナログ信号を送信する幹線接続側の場合は、第1接点と第2接点とを閉成すると共に第2接点と第3接点とは開成する構成としている。
制御ユニットの処理部は、制御ユニットに接続された中継箱と、中継箱に接続されたセンサを予め記録しており、検出データを受信するセンサを順次選択して制御信号として制御信号線に送信している。
制御ユニットに直列に接続された各中継箱の信号制御部は、制御ユニットから制御信号を受信すると、制御ユニットから距離が離れた側(下流側)の中継箱に制御信号を送信すると共に、制御ユニットが選択したセンサが、自らの中継箱に支線を介して接続しているセンサか否かを判断する機能を有する。
制御ユニットに直列に接続された各中継箱の信号制御部は、制御ユニットから制御信号を受信すると、制御ユニットから距離が離れた側(下流側)の中継箱に制御信号を送信すると共に、制御ユニットが選択したセンサが、自らの中継箱に支線を介して接続しているセンサか否かを判断する機能を有する。
制御ユニットで選択されたセンサが自らの中継箱に支線を介して接続したセンサである場合には、信号制御部は、信号切替部の第2接点と第3接点とを閉成すると共に第1接点と第2接点とを開成するよう信号切替部に指令を出し、前記幹線の出力側データ送受信線と支線のデータ送信線とを接続して、該センサから受信するアナログ信号を前記幹線のデータ送信線を介して制御ユニットに送信している。
一方、制御ユニットで選択されたセンサが、支線を介して接続したセンサでない場合には、信号制御部は、信号切替部の第1接点と第2接点とを閉成すると共に第2接点と第3接点とは開成するように信号切替部に指令を出し、幹線の入力側データ送受信線と出力側データ送受信線とを接続して、他の中継箱から送信されるデータを制御ユニットに送信している。
即ち、制御ユニットで選択されたセンサが接続された中継箱はセンサと出力側データ送受信線を接続し、制御ユニットで選択されたセンサが接続された中継箱と制御ユニットの間に配置された中継箱(以下、中間中継箱と称す)は入力側データ送受信線と出力側データ送受信線を接続するので、選択されたセンサと制御ユニットは一対一で接続されることとなる。
一方、制御ユニットで選択されたセンサが、支線を介して接続したセンサでない場合には、信号制御部は、信号切替部の第1接点と第2接点とを閉成すると共に第2接点と第3接点とは開成するように信号切替部に指令を出し、幹線の入力側データ送受信線と出力側データ送受信線とを接続して、他の中継箱から送信されるデータを制御ユニットに送信している。
即ち、制御ユニットで選択されたセンサが接続された中継箱はセンサと出力側データ送受信線を接続し、制御ユニットで選択されたセンサが接続された中継箱と制御ユニットの間に配置された中継箱(以下、中間中継箱と称す)は入力側データ送受信線と出力側データ送受信線を接続するので、選択されたセンサと制御ユニットは一対一で接続されることとなる。
前記中継箱は、前記出力側データ送受信線と前記信号切替部の第2接点との間にフィルタ部を設けると共に、前記入力側データ送受信線と第1接点との間に入力バッファ部を設けていることが好ましい。
前記中継箱は入力側データ送受信線と出力側データ送受信線を接続するので、センサの検出データであるアナログ信号は、前記中継箱内のデータ送受信線に備えた入力バッファ部とフィルタ部を通過して制御ユニットに送信される。
入力バッファ部で中継箱内の入力インピーダンスを高く設定し、フィルタ部で検出データの発振を防ぐことで、選択されたセンサの接続された中継箱が制御ユニットから離れた距離にある場合であっても、データ送受信線の抵抗によるアナログ信号の減衰を防ぐことができ、センサから制御ユニットまでの距離をアナログ信号の減衰による制限を受けずに延長することができる。
入力バッファ部で中継箱内の入力インピーダンスを高く設定し、フィルタ部で検出データの発振を防ぐことで、選択されたセンサの接続された中継箱が制御ユニットから離れた距離にある場合であっても、データ送受信線の抵抗によるアナログ信号の減衰を防ぐことができ、センサから制御ユニットまでの距離をアナログ信号の減衰による制限を受けずに延長することができる。
前記センサとしては、振動センサあるいは/および温度センサが好適に用いられる。
前記センサを振動センサとする場合には、本発明の多点計測装置は設備(プラント)の異常診断に好適に用いられる。例えば、ベアリングの振動を測定して内輪キズ、外輪キズ、転動体キズ、保持器欠陥を診断することができ、ギヤの振動を測定して片当たり、軸芯ズレ、歯の磨耗を診断することができる。さらに、ポンプやファンの振動を測定して圧力脈動、一様磨耗を診断することができ、モータの振動を測定して高周波振動、電源不平衡を診断することができる。
前記センサを温度センサとする場合にも、本発明の多点計測装置は設備(プラント)の異常診断に好適に用いられ、モータやポンプ、ファン等の温度の上昇を検知して異常診断を行うことができる。また、前記センサとして振動センサおよび温度センサの両方を用いてもよい。
また、前記センサは、圧力センサ、電流センサ、電圧センサ、騒音センサ、モータの回転量、回転角、回転位置、回転数などを測定するためのエンコーダ等であってもよい。
前記センサを振動センサとする場合には、本発明の多点計測装置は設備(プラント)の異常診断に好適に用いられる。例えば、ベアリングの振動を測定して内輪キズ、外輪キズ、転動体キズ、保持器欠陥を診断することができ、ギヤの振動を測定して片当たり、軸芯ズレ、歯の磨耗を診断することができる。さらに、ポンプやファンの振動を測定して圧力脈動、一様磨耗を診断することができ、モータの振動を測定して高周波振動、電源不平衡を診断することができる。
前記センサを温度センサとする場合にも、本発明の多点計測装置は設備(プラント)の異常診断に好適に用いられ、モータやポンプ、ファン等の温度の上昇を検知して異常診断を行うことができる。また、前記センサとして振動センサおよび温度センサの両方を用いてもよい。
また、前記センサは、圧力センサ、電流センサ、電圧センサ、騒音センサ、モータの回転量、回転角、回転位置、回転数などを測定するためのエンコーダ等であってもよい。
前記制御ユニットは前記データ送信線から受信するアナログ信号をデジタル信号に変換する変換器を備え、変換したデジタル信号を監視手段に送信する送信部を備えていることが好ましい。
さらに、監視手段が接続されたネットワークに1または複数の多点計測装置を接続し、各多点計測装置の制御ユニットの送信部からネットワークを介して検出データのデジタル信号を監視手段に送信することで、被測定物の監視を1つの監視手段で行うことができる。
さらに、監視手段が接続されたネットワークに1または複数の多点計測装置を接続し、各多点計測装置の制御ユニットの送信部からネットワークを介して検出データのデジタル信号を監視手段に送信することで、被測定物の監視を1つの監視手段で行うことができる。
前述したように、本発明の多点計測装置によれば、制御ユニットと複数の中継箱とを直列接続し、各中継箱にセンサを接続する構成としているので、それぞれのセンサを直接制御ユニットに接続する場合に比べて、多点計測装置全体のデータ送受信線の長さを短くすることができ、コストの削減を図ることができる。また、センサを増設した場合には、該センサを中継箱と接続し、該中継箱を制御ユニットと接続した幹線を延長して接続するだけでよく、センサの増設に容易に対応できる。
さらに、センサの検出データをアナログ信号のままで中継箱を介して制御ユニットに送信しているため、センサにA/D変換器を付設する必要がない。
さらに、センサの検出データをアナログ信号のままで中継箱を介して制御ユニットに送信しているため、センサにA/D変換器を付設する必要がない。
特に、中継箱のデータ送受信線に入力バッファ部とフィルタ部を備えた構成とすると、選択されたセンサの接続された中継箱が制御ユニットから離れた距離にある場合であっても、データ送受信線の抵抗による検出データの減衰を効果的に防ぐことができ、センサから制御ユニットまでの距離をより延長することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に本発明の第1実施形態を示す。
図1は本発明の多点計測装置10の構造を示すブロック図である。制御ユニット20に複数の中継箱30(本実施形態では説明を簡単とするため、3つの中継箱30A〜30Cのみを示している)を幹線19を介して直列に接続している。幹線19は多芯のシールド線からなり、電源線11、制御信号線12、データ送受信線13を備えている。
図1乃至図3に本発明の第1実施形態を示す。
図1は本発明の多点計測装置10の構造を示すブロック図である。制御ユニット20に複数の中継箱30(本実施形態では説明を簡単とするため、3つの中継箱30A〜30Cのみを示している)を幹線19を介して直列に接続している。幹線19は多芯のシールド線からなり、電源線11、制御信号線12、データ送受信線13を備えている。
また、各中継箱30を支線であるデータ送信線38を介して振動センサ14(14A〜14C)と接続している。データ送信線38は同軸ケーブルで構成している。振動センサ14はモータ機器15(15A〜15C)に付設し、モータ機器15の振動を測定している。 なお、センサは温度センサとし、モータ機器15の温度測定用としてもよく、振動センサと接続した中継箱30と、温度センサと接続する中継箱30とを混在させて制御ユニット20に接続してもよい。
制御ユニット20は、電源部21、処理部22、判定部23、記録部24、警報部25、A/D変換部26を備えている。
電源部21は電源線11に接続されて中継箱30に+24Vの電圧を印加している。
処理部22は中継箱30に接続されている振動センサ14がどのモータ機器15に付設されているかを記録しており、例えば8ビットの制御信号Sにそれぞれ振動センサ14A〜14Cを割り当てている。動作させる振動センサ14を順次選択し、該振動センサ14に割り当てられた制御信号Sを制御信号線12に送信している。
A/D変換部26はデータ送受信線13に接続して、振動センサ14のアナログ信号である検出データDをデジタル信号に変換する。
判定部23は予め基準値を記録しており、デジタル信号となった振動センサ14の検出データDを基準値と比較して、モータ機器15の異常を判定する。
記録部24は判定部23と接続しており、検出データDを記録している。警報部25は判定部23と接続して多点計測装置10の異常を警報するものであり、例えばランプからなる。判定部23が検出データDと基準値を比較して異常であると判定した場合に、ランプが点灯して警報を発する構成としている。
電源部21は電源線11に接続されて中継箱30に+24Vの電圧を印加している。
処理部22は中継箱30に接続されている振動センサ14がどのモータ機器15に付設されているかを記録しており、例えば8ビットの制御信号Sにそれぞれ振動センサ14A〜14Cを割り当てている。動作させる振動センサ14を順次選択し、該振動センサ14に割り当てられた制御信号Sを制御信号線12に送信している。
A/D変換部26はデータ送受信線13に接続して、振動センサ14のアナログ信号である検出データDをデジタル信号に変換する。
判定部23は予め基準値を記録しており、デジタル信号となった振動センサ14の検出データDを基準値と比較して、モータ機器15の異常を判定する。
記録部24は判定部23と接続しており、検出データDを記録している。警報部25は判定部23と接続して多点計測装置10の異常を警報するものであり、例えばランプからなる。判定部23が検出データDと基準値を比較して異常であると判定した場合に、ランプが点灯して警報を発する構成としている。
図2は各中継箱30の構成を示すブロック図である。
電源線11に接続した電源回路部31は、信号制御部32、信号切替部33、センサ駆動回路部34に電力を供給している。
信号制御部32は制御信号線12と接続し、制御ユニット20からの制御信号Sにより信号切替部33を制御する。信号制御部32はCPU又はICからなる。
信号切替部33は幹線のデータ送受信線13と支線のデータ送信線38との接続を切り替えるもので、例えばFETまたはリレーからなり、第1接点33a、第2接点33b、第3接点33cの3つの接点を設けて3接点2位置切り替え型としている。幹線のデータ送受信線13を入力側データ送受信線13aと出力側データ送受信線13bとに分断し、第1接点33aを入力側データ送受信線13a、第2接点33bを出力側データ送受信線13b、第3接点33cを多芯ケーブル37を介してセンサ駆動回路部34に接続している。
センサ駆動回路部34は振動センサ14を駆動させるものである。
なお、センサ駆動回路部34は、信号切替部33が第2接点33bと第3接点33cを接続した場合にのみ電源回路部31から電力を供給されるものであってもよい。
センサ駆動回路部34に支線となるデータ送信線38を介して振動センサ14と接続し、アナログ信号である検出データDをセンサ駆動回路部34に送信している。
電源線11に接続した電源回路部31は、信号制御部32、信号切替部33、センサ駆動回路部34に電力を供給している。
信号制御部32は制御信号線12と接続し、制御ユニット20からの制御信号Sにより信号切替部33を制御する。信号制御部32はCPU又はICからなる。
信号切替部33は幹線のデータ送受信線13と支線のデータ送信線38との接続を切り替えるもので、例えばFETまたはリレーからなり、第1接点33a、第2接点33b、第3接点33cの3つの接点を設けて3接点2位置切り替え型としている。幹線のデータ送受信線13を入力側データ送受信線13aと出力側データ送受信線13bとに分断し、第1接点33aを入力側データ送受信線13a、第2接点33bを出力側データ送受信線13b、第3接点33cを多芯ケーブル37を介してセンサ駆動回路部34に接続している。
センサ駆動回路部34は振動センサ14を駆動させるものである。
なお、センサ駆動回路部34は、信号切替部33が第2接点33bと第3接点33cを接続した場合にのみ電源回路部31から電力を供給されるものであってもよい。
センサ駆動回路部34に支線となるデータ送信線38を介して振動センサ14と接続し、アナログ信号である検出データDをセンサ駆動回路部34に送信している。
また、中継箱30には、出力側データ送受信線13bと信号切替部33の第2接点33bとの間にフィルタ部35を設けており、入力側データ送受信線13aと第1接点33aとの間に入力バッファ部36設けている。
フィルタ部35と入力バッファ部36は、振動センサ14の検出データDが制御ユニット20に到着するまでに減衰することを防いでいる。
フィルタ部35と入力バッファ部36は、振動センサ14の検出データDが制御ユニット20に到着するまでに減衰することを防いでいる。
前記中継箱30は、電源線11を介して制御ユニット20側の上流側に隣接する中継箱30と下流側に隣接する中継箱30の電源回路部31と接続している。同様に、上流側と下流側に夫々隣接する中継箱30と制御信号線12を介して信号制御部32同士を接続している。
また、出力側データ送受信線13bは隣接する上流側の中継箱30の入力側データ送受信線13aとなり、入力側データ送受信線13aは下流側の中継箱30の出力側データ送受信線13bとなる。
また、出力側データ送受信線13bは隣接する上流側の中継箱30の入力側データ送受信線13aとなり、入力側データ送受信線13aは下流側の中継箱30の出力側データ送受信線13bとなる。
前記構成からなる本発明の多点計測装置の動作について説明する。
まず、制御ユニット20の処理部22はセンサ14を順次選択する。例えば、制御ユニット20側の上流側から下流側にかけて幹線を介して直列に接続した中継箱30を、中継箱30A、30B、30Cとする。
前記処理部22が中継箱30Bを選択したとすると、選択した中継箱30Bに割り当てられた制御信号Sを制御信号線12に送信する。上流側の中継箱30Aの信号制御部32は制御信号Sを受信した後、該制御信号Sを次の中継箱30Bに送信し、中継箱30Bの信号制御部32は下流の中継箱30Cに制御信号Sを送信し、全ての中継箱30A〜30Cが制御信号Sを受信する。
まず、制御ユニット20の処理部22はセンサ14を順次選択する。例えば、制御ユニット20側の上流側から下流側にかけて幹線を介して直列に接続した中継箱30を、中継箱30A、30B、30Cとする。
前記処理部22が中継箱30Bを選択したとすると、選択した中継箱30Bに割り当てられた制御信号Sを制御信号線12に送信する。上流側の中継箱30Aの信号制御部32は制御信号Sを受信した後、該制御信号Sを次の中継箱30Bに送信し、中継箱30Bの信号制御部32は下流の中継箱30Cに制御信号Sを送信し、全ての中継箱30A〜30Cが制御信号Sを受信する。
中継箱30A、30Cの信号制御部32が制御信号Sを受信すると、信号制御部32は自らの中継箱30の振動センサ14A,14Cが制御ユニット20の処理部22に選択されていないと判定する。中継箱30A,30Cの信号制御部32は信号切替部33に対し、第1接点33aと第2接点33bを閉成すると共に、第2接点33bと第3接点33cは開成する指令を出す。
前記指令に対応して、図3に示すように、データ送受信線13は中継箱30A、30Cの振動センサ14A、14Cとは接続せず幹線接続側となり、隣接する中継箱30の信号切替部33に接続され、送信データ送信線13を通して他の中継箱30から送信されるデータを制御ユニット20に送信する。
前記指令に対応して、図3に示すように、データ送受信線13は中継箱30A、30Cの振動センサ14A、14Cとは接続せず幹線接続側となり、隣接する中継箱30の信号切替部33に接続され、送信データ送信線13を通して他の中継箱30から送信されるデータを制御ユニット20に送信する。
中継箱30Bの信号制御部32は、自らの中継箱30の振動センサ14Bが処理部22に選択されていると判定し、信号切替部33に対して、第2接点33bと第3接点33cを閉成すると共に、第2接点33bと第1接点33aは開成する指令を出し、支線接続側となる。
それに基づいて、図3に示すように、送信側データ送受信線13bはセンサ駆動回路部34を介して該中継箱30の振動センサ14Bと接続し、振動センサ14Bから受信するアナログ信号をデータ送信線13を介して制御ユニット20に送信する。
なお、図3中の中継箱30は信号制御部32と信号切替部33のみを図示している。
それに基づいて、図3に示すように、送信側データ送受信線13bはセンサ駆動回路部34を介して該中継箱30の振動センサ14Bと接続し、振動センサ14Bから受信するアナログ信号をデータ送信線13を介して制御ユニット20に送信する。
なお、図3中の中継箱30は信号制御部32と信号切替部33のみを図示している。
このように各中継箱30A〜30Cの信号切替部33を切り替えることで、中継箱30Aではデータ送受信線13は隣接する中継箱30Bと接続し、選択された中継箱30Bではデータ送受信線13は振動センサ14Bと接続し、制御ユニット20と振動センサ14Bは一対一で接続される。
選択された中継箱30Bの振動センサ14Bは、測定したモータ機器15の振動の検出データDを、アナログ信号のままデータ送受信線13と介して、制御ユニット20まで送信する。
選択された中継箱30Bの振動センサ14Bは、測定したモータ機器15の振動の検出データDを、アナログ信号のままデータ送受信線13と介して、制御ユニット20まで送信する。
アナログ信号である検出データDは制御ユニット20のA/D変換部26によりA/D変換され、デジタル信号として判定部23に入力され、予め判定部23に記録された基準値と比較する。検出データDが基準値よりも大きい場合には、モータ機器15の振動が異常であると判定し、警報部25のランプが点灯して管理者に異常を報知すると共に、記録部24に検出データDを記録する。
検出データDが基準値よりも小さい場合には、モータ機器15の振動は正常であると判定して、記録部24に検出データDを記録する。
なお、中継箱30を追加して新たに振動センサ14を接続する場合には、制御ユニット20の処理部22に新たな振動センサ14を記録し、処理部22が新たな振動センサ14を選択できるようにする。
検出データDが基準値よりも小さい場合には、モータ機器15の振動は正常であると判定して、記録部24に検出データDを記録する。
なお、中継箱30を追加して新たに振動センサ14を接続する場合には、制御ユニット20の処理部22に新たな振動センサ14を記録し、処理部22が新たな振動センサ14を選択できるようにする。
前記構成によれば、制御ユニット20と中継箱30を直列接続し、中継箱30に振動センサ14を接続する構成としているので、それぞれの振動センサ14を直接制御ユニット20に接続する場合に比べて多点計測装置10全体のデータ送受信線13の長さを短くすることができ、コストの削減を図ることができる。
また、中間中継箱30のデータ送受信線13に入力バッファ部36とフィルタ部35を備えている構成としているので、選択された振動センサ14が接続された中継箱30が制御ユニット20から離れた距離にある場合であっても、データ送受信線13の抵抗による検出データDの減衰を防ぐことができ、振動センサ14から制御ユニット20までの距離に制限を受けずに延長することができる。
また、中間中継箱30のデータ送受信線13に入力バッファ部36とフィルタ部35を備えている構成としているので、選択された振動センサ14が接続された中継箱30が制御ユニット20から離れた距離にある場合であっても、データ送受信線13の抵抗による検出データDの減衰を防ぐことができ、振動センサ14から制御ユニット20までの距離に制限を受けずに延長することができる。
図4、図5に本発明の第2実施形態を示す。
1つの中継箱30には4つの振動センサ14−1〜14−4を接続しており、中継箱30の信号切替部33において、第3接点33cは振動センサ14−1が接続したセンサ駆動回路部34−1に接続し、第4接点33dは振動センサ14−2のセンサ駆動回路部34−2に接続し、第5接点33eは振動センサ14−3のセンサ駆動回路部34−3に接続し、第6接点33fは振動センサ14−4のセンサ駆動回路部34−4に接続している。
1つの中継箱30には4つの振動センサ14−1〜14−4を接続しており、中継箱30の信号切替部33において、第3接点33cは振動センサ14−1が接続したセンサ駆動回路部34−1に接続し、第4接点33dは振動センサ14−2のセンサ駆動回路部34−2に接続し、第5接点33eは振動センサ14−3のセンサ駆動回路部34−3に接続し、第6接点33fは振動センサ14−4のセンサ駆動回路部34−4に接続している。
制御ユニット20は、中継箱30に接続されている振動センサ14がどのモータ機器15に付設されているかを記録しており、8ビットの信号に夫々の振動センサ14を割り当てている。処理部22は検出データDを取得したい振動センサ14を選択し、該振動センサ14に割り当てられた制御信号Sを制御信号線12を介して各中継箱30の信号制御部32に送信する。選択された振動センサ14を接続した中継箱30の信号制御部32は、選択された振動センサ14がデータ送受信線13に接続されるよう、信号切替部33の第2接点33bと第3接点33cを接続するよう指令を出す。選択された振動センサ14を接続していない中継箱30の信号制御部32は、信号切替部33の第1接点33aと第2接点33bを接続するよう指令を出す。
前記構成によれば、1つの中継箱30に複数の振動センサを接続することができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
前記構成によれば、1つの中継箱30に複数の振動センサを接続することができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図6乃至図8は本発明の第3実施形態を示す。
本発明の多点計測装置10を用いた振動監視システム40は、複数の多点計測装置10をLAN41(ローカルエリアネットワーク)に接続し、LAN41に運転管理用パソコン42を接続している。また、LAN41はファイアーウォール43を介してインターネット44に接続し、インターネット44にパソコン45が接続されていると共に、携帯電話46と無線通信する構成としている。
前記運転管理用パソコン42、パソコン45、携帯電話46は監視手段として用いられる。
本発明の多点計測装置10を用いた振動監視システム40は、複数の多点計測装置10をLAN41(ローカルエリアネットワーク)に接続し、LAN41に運転管理用パソコン42を接続している。また、LAN41はファイアーウォール43を介してインターネット44に接続し、インターネット44にパソコン45が接続されていると共に、携帯電話46と無線通信する構成としている。
前記運転管理用パソコン42、パソコン45、携帯電話46は監視手段として用いられる。
多点計測装置10の中継箱30には振動センサ14を4つ接続しており、図7に示すように、4つの振動センサ14−1〜14−4はモータ機器15に取り付けており、モータ16の両端にそれぞれ設けた軸受16a、16bと、モータ16に取り付けられたファン17の両端にそれぞれ設けた軸受17a、17bに付設し、モータ機器15の振動を測定している。本実施形態においては、3つのモータ機器15の振動を測定している。
また、制御ユニット20には、振動センサ14の検出データDを変換したデジタル信号をLAN41を介して運転管理用パソコン42、パソコン45、携帯電話46に送信する送信部27を備えている。
また、制御ユニット20には、振動センサ14の検出データDを変換したデジタル信号をLAN41を介して運転管理用パソコン42、パソコン45、携帯電話46に送信する送信部27を備えている。
管理者は運転管理用パソコン42から制御ユニット20の処理部22にアクセスして、各振動センサ14−1〜14−4の測定順序や測定の時間間隔を設定する。本実施形態では、制御ユニット20に近い中継箱30Aに接続され信号切替部33の第3接点33cに接続された振動センサ14A−1から14A−4、14B−1から14B−4、14C−1から14C−4と、制御ユニット20から遠くなる順に、1つの振動センサ14を動作させてモータ機器15の振動を測定している。例えば、1分ごとにモータ機器15の振動を測定するように設定すると、多点計測装置10に振動センサ14は12個あるので、各振動センサ14は12分に1回ずつ測定を行っている。
各振動センサ14からの検出データDは、制御ユニット20の判定部23で基準値と比較する。検出データDが基準値よりも大きく異常が発生している場合は、警報部25であるランプが点灯し記録部24に検出データDを記録する。送信部27からLAN41を介して運転管理用パソコン42に警告信号を送信し、運転管理用パソコン42の画面には、図8(A)に示す警報画面50を表示する。警報画面50には、振動異常警報51の他、設備名称52、機器名称53、測定箇所54、振動センサコード55及び測定時間56等が表示される。さらにインターネット44に接続されたパソコン45にも検出データDを送信して警報を表示させると共に、携帯電話46にも警報発生を通知する。
検出データDが基準値よりも小さく異常が発生していない場合は、処理部22は記録部24に検出データDを記録するだけである。処理部22は各振動センサ14ごとに1時間ごとの平均値と最大値を求め、LAN41を介して運転管理用パソコン42に送信する。
運転管理用パソコン42では、振動センサ14ごとに1時間ごとの平均値と最大値のデータを蓄積し、図8(B)に示すように、時間に対する平均値や最大値の変化のグラフ57を表示させる。
運転管理用パソコン42では、振動センサ14ごとに1時間ごとの平均値と最大値のデータを蓄積し、図8(B)に示すように、時間に対する平均値や最大値の変化のグラフ57を表示させる。
なお、判定部23、警報部25、記録部24を制御ユニット20に設けず、運転管理用パソコン42に設けてもよい。制御ユニット20で振動センサ14の検出データDをデジタル信号に変換した後、検出データDを送信部を介して運転管理用パソコン42に送信し、判定部23で異常が発生しているか否かの判定を行い、警報部25を構成する警告画面50で警告を行うと共に、記録部24で検出データDを記録する。また、運転管理用パソコン42からパソコン45、携帯電話46に警告を送信する。
また、LAN41に新たな多点計測装置10を追加した場合には、多点計測装置10に接続された中継箱30と振動センサ14について、運転管理用パソコン42からLAN41を介して、制御ユニット20の処理部22に書き込む。
さらに、中継箱30を多点計測装置10に新たに追加した場合にも、運転管理用パソコン42からLAN41を介して、制御ユニット20の処理部22に新たな中継箱30と振動センサ14を書き込む。
さらに、中継箱30を多点計測装置10に新たに追加した場合にも、運転管理用パソコン42からLAN41を介して、制御ユニット20の処理部22に新たな中継箱30と振動センサ14を書き込む。
LAN41を介して多点測定装置10を制御することで、複数の多点計測装置10の設備の異常検出が運転管理用パソコン42で監視できると共に、新たな振動センサ14や多点計測装置10の追加にも対応が容易となる。
また、前記LAN41をインターネット44を介してパソコン45や携帯電話46に接続することで多点計測装置10から離れた場所であっても警報を受信することができる。 なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
また、前記LAN41をインターネット44を介してパソコン45や携帯電話46に接続することで多点計測装置10から離れた場所であっても警報を受信することができる。 なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
10 多点計測装置
11 電源線
12 制御信号線
13 データ送受信線
14 振動センサ
20 制御ユニット
22 処理部
23 判定部
24 記録部
26 A/D変換部
27 送信部
30 中継箱
31 電源回路部
32 信号制御部
33 信号切替部
34 センサ駆動回路部
35 フィルタ部
36 入力バッファ部
40 振動監視システム
41 LAN
S 制御信号
11 電源線
12 制御信号線
13 データ送受信線
14 振動センサ
20 制御ユニット
22 処理部
23 判定部
24 記録部
26 A/D変換部
27 送信部
30 中継箱
31 電源回路部
32 信号制御部
33 信号切替部
34 センサ駆動回路部
35 フィルタ部
36 入力バッファ部
40 振動監視システム
41 LAN
S 制御信号
Claims (6)
- 被測定物の物理量を測定する複数のセンサが接続された多点計測装置であって、
制御ユニットと、該制御ユニットに幹線を介して直列に接続した複数の中継箱と、各中継箱に支線を介して夫々接続した1又は複数の前記センサを備え、
前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線および前記中継箱とセンサとを接続する支線はいずれも前記センサの検出データをアナログ信号のままで制御ユニットに送信するものとし、
かつ、前記中継箱は前記制御ユニットからの制御信号で動作して、接続した前記センサからの検出データを制御ユニットに送信する支線接続側と、他の中継箱に接続した他のセンサからの検出データを送信する幹線接続側とに切り替わる信号切替部を備えていることを特徴とする多点計測装置。 - 前記制御ユニットと中継箱を接続する前記幹線は電源線と制御信号線とデータ送受信線とを備える一方、前記中継箱とセンサを接続する前記支線はデータ送信線からなり、前記幹線のデータ送受信線および支線のデータ送信線は前記センサの検出データをアナログ信号として送信し、
前記各中継箱は、前記幹線の制御信号線と接続する信号制御部と、前記幹線のデータ送受信線と支線のデータ送信線との接続を切り替える前記信号切替部を備え、前記信号制御部は前記制御ユニットからの制御信号により前記信号切替部を制御する構成とし、
前記制御ユニットは、受信するセンサを順次選択する前記制御信号を前記制御信号線に送信する処理部を備え、
前記各中継箱の信号切替部の切り替えで、前記制御ユニットで選択されたセンサが前記支線を介して接続したセンサである場合には前記支線接続側として、センサから受信するアナログ信号を前記幹線のデータ送信線を介して前記制御ユニットに送信する一方、前記選択されたセンサでない場合には前記幹線接続側とし、幹線の送信データ送信線を通して他の中継箱から送信されるアナログ信号を前記制御ユニットに送信する構成としている請求項1に記載の多点計測装置。 - 前記中継箱に接続する前記幹線のデータ送受信線は、入力側データ送受信線と出力側データ送受信線とに分断し、分断点に設ける接点を前記信号切替部に第1接点、第2接点として配置し、該信号切替部に前記支線と接続する第3接点を設けて3接点2位置切り替え型とし、前記センサのアナログ信号を前記制御ユニットに送信する前記支線接続側の場合は第2接点と第3接点とを閉成すると共に第1接点と第2接点とを開成する一方、
他の中継箱と接続したセンサのアナログ信号を送信する幹線接続側の場合は、第1接点と第2接点とを閉成すると共に第2接点と第3接点とは開成する構成としている請求項2に記載の多点計測装置。 - 前記中継箱は、前記出力側データ送受信線と前記信号切替部の第2接点との間にフィルタ部を設けると共に、前記入力側データ送受信線と第1接点との間に入力バッファ部を設けている請求項3に記載の多点計測装置。
- 前記センサは振動センサあるいは/および温度センサからなる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の多点計測装置。
- 前記制御ユニットは受信する前記アナログ信号をデジタル信号に変換する変換器を備え、変換したデジタル信号を監視手段に送信する送信部を備えている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の多点計測装置。
Priority Applications (1)
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