JP2008140293A - アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 - Google Patents
アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008140293A JP2008140293A JP2006327952A JP2006327952A JP2008140293A JP 2008140293 A JP2008140293 A JP 2008140293A JP 2006327952 A JP2006327952 A JP 2006327952A JP 2006327952 A JP2006327952 A JP 2006327952A JP 2008140293 A JP2008140293 A JP 2008140293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- chip
- antenna
- build
- antenna sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】ICチップを有するICカード用のアンテナシート3であって、前記ICチップに接続されるアンテナ部7と、前記アンテナ部7と前記ICチップとを接続するための接続部8と、半田によって前記接続部8に設けられた肉盛り部20とを備えることを特徴とする。これにより、迅速かつ容易に精度よくICチップを設置することができる。
【選択図】図2
Description
このICカードは、以下のように製造されるのが一般的である。
すなわち、図11に示すように、ループ状のアンテナ101と、このアンテナ101に接続された一対の接続端子102とを備えたアンテナシートを板状のカード基材100に内装する。そして、図12に示すように、カード基材100のうち、一対の接続端子102に対向する位置に、ザグリ加工機によって凸状に没する凹部103を形成する。さらに、凹部103の段差部103aに、ザグリ加工機によって、溝部108を形成する。これによって、溝部108内から一対の接続端子102が外方に露出する。
また、上記ばらつきにより、カード基材100の表面から溝部108の底面までの深さ寸法d5,d7は、カード基材100ごとに異なることになるため、クリーム半田107の量をコントロールする必要があり、この点からも製造が困難となってしまう。すなわち、クリーム半田107の塗布量が少なければ接触不良となり、また、塗布量が多すぎると、クリーム半田107が溝部108から溢れてしまい、溢れたクリーム半田107が回路をショートさせてしまうおそれがある。
本発明は、ICチップを有するICカード用のアンテナシートであって、前記ICチップに接続されるアンテナ部と、前記アンテナ部と前記ICチップとを接続するための接続部と、半田によって前記接続部に設けられた肉盛り部とを備えることを特徴とする。
以下、本発明の第1の実施形態におけるICカードについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態としてのICカード1を示したものである。
ICカード1は、接触・非接触でリーダライタ装置と通信を行うデュアルカードである。
このICカード1は、矩形板状のカード基材2を備えている。
カード基材2の内部には、フィルム状のアンテナシート3が設けられている。
アンテナシート3は、透明なフィルム状のシート基材6を備えている。
シート基材6は、絶縁部材からなっており、矩形状に形成されている。また、シート基材6は、PEN、PET、PIなどからなり、厚さ寸法は15〜200μmである。
シート基材6の一方の主面6aには、銅箔が巻回されてなるアンテナ7と、このアンテナ7に接続された一対の接続端子(接続部)8が設けられている。
アンテナ7及び接続端子8は、マスク露光技術により、一方の主面6aに一体的にパターニングされている。
ICモジュール11は、カード基材2の一方の主面2aから露出した矩形板状の接触端子12と、この接触端子12に接続されたICチップ13とを備えている。これら接触端子12とICチップ13とは、厚さ方向に重ね合わされて接続されている。また、ICチップ13は、半田部16を介して接続端子8に接続されている。
まず、13.56MHzの電波を放射するリーダライタ装置にICカード1を近接させる。するとアンテナ7は、その電波を受信して、ICチップ13に電力を供給する。これにより、ICチップ13が駆動されて、種々の処理が行われる。例えば、ICチップ13の記憶部に記憶された各種情報が読み出され、その各種情報が搬送波に載せられてアンテナ7を介して放射される。この電波をリーダライタ装置が受信することにより、ICチップ13の各種情報が読み出される。
また、接触端子12にリーダライタ装置を接触させることにより、接触式でリーダライタ装置と通信が行われる。
まず、図2に示すように、エッチング等のマスク露光技術により、シート基材6の一方の主面6aに、アンテナ7及び接続端子8を一体的にパターニングする。そして、接続端子8のICモジュール11との接続位置に、半田により肉盛り部20を設ける。肉盛り部20は、図3に示すように、ドーム状に上方に突出して接続位置に設けられる。肉盛り部20の厚さ寸法は、50〜250μmとなる。これにより、図2に示すアンテナシート3が得られる。
そして、図4に示すように、ザグリ加工機によって、カード基材2の一方の主面2aからザグリ加工を施し、凸状に没する凹部21を一方の主面2aに形成する(凹部形成工程)。凹部21は、肉盛り部20の近傍の所定の位置に形成される。また、凹部21の段差部21aの深さ寸法d4及び底面部21bの深さ寸法d6は、予め決められた一定の深さ寸法d3に合わせて形成される。それから、さらにザグリ加工機によって、肉盛り部20に対向する位置に溝部30を形成する(溝部形成工程)。この溝部30も、予め決められた一定の深さ寸法(カード基材2の表面から溝部30の底までの深さ寸法)d8,d9に合わせて形成される。そのため、肉盛り部20を検出するための導体センサなどは用いていない。この溝部30が形成されると、肉盛り部20が外方に露出する。
本実施形態においては、カード基材2のばらつきにより、カード基材2ごとに高さ寸法d1は異なることになるが、肉盛り部20に対向する溝部30の深さ寸法d8,d9は、予め決められた一定の寸法に揃えられる。
すなわち、溝部30の深さ寸法d8,d9は、図5に示す肉盛り部20のドーム状の頂点部tから接続端子8の上面までの間(肉盛り部20の高さ寸法d2)の範囲内に溝部30の底が配されるように設定される。つまり、カード基材2ごとに高さ寸法d1が異なっても、肉盛り部20の高さ寸法d2の範囲内で、ばらつきに応じて肉盛り部20が削られることにより、深さ寸法d8,d9を一定にしても高さ寸法d1の誤差が吸収される。換言すれば、肉盛り部20の高さ寸法d2が、カード基材2のばらつきよりも大きいため、カード基材2ごとに肉盛り部20への削り位置が調整されることによりカード基材2の誤差が吸収される。
これにより、図1に示すICカード1が得られる。
また、カード基材2の大きさや形状に応じて、凹部21内の各深さ寸法を調整することにより、カード基材2の厚さ方向におけるアンテナシート3の位置を調整することができる。そのため、例えば厚さ方向の中央位置などのように、カード基材2の反りが少なくなる所定の位置にアンテナシート3が配されるように深さ寸法d3を設定することにより、カード基材2の耐久性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8及び図9は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図8及び図9において、図1から図7に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
これにより、アンテナシート3が内装された図10に示すカード基材2が得られる。
それから、上記と同様にして、ICカード1が形成される。
さらに、クリーム半田22などの接合部材を使用しない場合には、ICモジュール11の接続ランド23を肉盛り部20に押し込むようにして、肉盛り部20を介して超音波溶着させてもよい。
また、シート基材6が透明なフィルム状であるものとしたが、これに限ることはなく、半透明や有色の部材であってもよい。
また、リーダライタ装置と通信時に、13.56MHzの電波を利用するものとしたが、これに限ることはなく、その周波数は適宜変更可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
2 カード基材
3 アンテナシート
7 アンテナ
8 接続端子(接続部)
13 ICチップ
20 肉盛り部
21 凹部
Claims (3)
- ICチップを有するICカード用のアンテナシートであって、
前記ICチップに接続されるアンテナ部と、
前記アンテナ部と前記ICチップとを接続するための接続部と、
半田によって前記接続部に設けられた肉盛り部と
を備えることを特徴とするアンテナシート。 - ICチップを有するICカードであって、
前記ICチップに接続されるアンテナ部と、前記アンテナ部と前記ICチップとを接続するための接続部と、半田によって前記接続部に設けられた肉盛り部とを有するアンテナシートをカード基材に内装し、前記カード基材のうちの前記肉盛り部に対向する位置に、前記ICチップを設置するための凹部を介して溝部を形成して前記肉盛り部を露出させ、前記凹部に前記ICチップを設置して形成されたことを特徴とするICカード。 - ICチップを有するICカードの製造方法であって、
前記ICチップに接続されるアンテナ部と、前記アンテナ部と前記ICチップとを接続するための接続部と、半田によって前記接続部に設けられた肉盛り部とを有するアンテナシートが内装されたカード基材のうちの前記肉盛り部に対向する位置に、前記ICチップを設置するための凹部を介して溝部を形成して前記肉盛り部を露出させる溝部形成工程と、
前記凹部に、前記ICチップを設置するICチップ設置工程と
を含むことを特徴とするICカードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327952A JP2008140293A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006327952A JP2008140293A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008140293A true JP2008140293A (ja) | 2008-06-19 |
Family
ID=39601651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006327952A Pending JP2008140293A (ja) | 2006-12-05 | 2006-12-05 | アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008140293A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102063637A (zh) * | 2010-11-12 | 2011-05-18 | 上海一芯智能科技有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
CN102789589A (zh) * | 2011-05-17 | 2012-11-21 | 上海一芯智能科技有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
CN103199025A (zh) * | 2013-03-22 | 2013-07-10 | 北京华盛盈科智能科技有限公司 | 一种双界面卡封闭式自动焊接封装生产方法 |
JP2014026530A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Toppan Forms Co Ltd | コンビネーション型icカード及びその製造方法 |
WO2017110571A1 (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社村田製作所 | 部品内蔵デバイス、rfidタグ、および部品内蔵デバイスの製造方法 |
JP2019079323A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 共同印刷株式会社 | コンビネーションカードの製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11115355A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-27 | Toppan Printing Co Ltd | 複合icカード及びその製造方法 |
JPH11149540A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-06-02 | Kyodo Printing Co Ltd | ハイブリッドカードの製造方法 |
JP2004280503A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Toppan Printing Co Ltd | コンビネーションicカード |
JP2007249780A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Kyodo Printing Co Ltd | コンビネーションカード及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-12-05 JP JP2006327952A patent/JP2008140293A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11149540A (ja) * | 1997-09-11 | 1999-06-02 | Kyodo Printing Co Ltd | ハイブリッドカードの製造方法 |
JPH11115355A (ja) * | 1997-10-14 | 1999-04-27 | Toppan Printing Co Ltd | 複合icカード及びその製造方法 |
JP2004280503A (ja) * | 2003-03-17 | 2004-10-07 | Toppan Printing Co Ltd | コンビネーションicカード |
JP2007249780A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Kyodo Printing Co Ltd | コンビネーションカード及びその製造方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102063637A (zh) * | 2010-11-12 | 2011-05-18 | 上海一芯智能科技有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
WO2012061964A1 (zh) * | 2010-11-12 | 2012-05-18 | 上海一芯智能科技有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
CN102789589A (zh) * | 2011-05-17 | 2012-11-21 | 上海一芯智能科技有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
CN102789589B (zh) * | 2011-05-17 | 2015-02-11 | 上海芯坤电子技术有限公司 | 一种智能双界面卡及其焊接封装工艺 |
JP2014026530A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Toppan Forms Co Ltd | コンビネーション型icカード及びその製造方法 |
CN103199025A (zh) * | 2013-03-22 | 2013-07-10 | 北京华盛盈科智能科技有限公司 | 一种双界面卡封闭式自动焊接封装生产方法 |
CN103199025B (zh) * | 2013-03-22 | 2016-03-23 | 北京华盛盈科智能科技有限公司 | 一种双界面卡封闭式自动焊接封装生产方法 |
WO2017110571A1 (ja) * | 2015-12-21 | 2017-06-29 | 株式会社村田製作所 | 部品内蔵デバイス、rfidタグ、および部品内蔵デバイスの製造方法 |
JPWO2017110571A1 (ja) * | 2015-12-21 | 2018-07-12 | 株式会社村田製作所 | 部品内蔵デバイス、rfidタグ、および部品内蔵デバイスの製造方法 |
JP2019079323A (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-23 | 共同印刷株式会社 | コンビネーションカードの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090166431A1 (en) | Electronic component and manufacturing method thereof | |
US7363704B2 (en) | RFID tag and method of manufacturing RFID tag | |
US7777317B2 (en) | Card and manufacturing method | |
US7190072B2 (en) | RFID-chip having RFID-tag or magnifying electrode | |
JP4838813B2 (ja) | 基板への電子アセンブリの設置方法及び該アセンブリの設置装置 | |
JP4438558B2 (ja) | Rfidタグの製造方法 | |
JP2008140293A (ja) | アンテナシート、icカード及びicカードの製造方法 | |
JP2011210925A (ja) | 電子部品およびその製造方法、部品実装基板 | |
TWI267764B (en) | RFID tag and method of manufacturing the same | |
JP5151404B2 (ja) | 複合型icカードおよびその製造方法 | |
JP2007511811A5 (ja) | ||
JP2010033137A (ja) | デュアルicカード、およびその製造方法 | |
JP2000331138A (ja) | 非接触型icカード | |
US12033016B2 (en) | Method of forming a prelam body of a smart card, a method of forming a smart card, a prelam body, and a smart card | |
JP2018028730A (ja) | Icカード及びicカードの製造方法 | |
JP4857647B2 (ja) | Icカード、icカードの製造方法、icカードの製造装置、icカード用基材、icカード用基材の製造方法、およびicカード用基材の製造装置 | |
JP6512300B2 (ja) | 積層体、カード | |
JP6040732B2 (ja) | Icカードの製造方法 | |
JP2010117833A (ja) | インレイ及びその製造方法並びに非接触型情報媒体 | |
JP4043854B2 (ja) | Icカードの製造方法とicカード | |
JP5076346B2 (ja) | アンテナモジュール、ハイブリッドicカードの製造方法及びハイブリッドicカード | |
JP2021163071A (ja) | 接触および非接触共用icカードおよびアンテナシート | |
JP2021117791A (ja) | 接触および非接触共用icカードおよび接触および非接触共用icカードの製造方法 | |
JP2004013649A (ja) | Icカードの製造方法とicカード | |
JP2004005093A (ja) | 複式icカードの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120713 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120807 |