JP2008139830A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】干渉縞の影響が少ない、片面表示型あるいは両面表示型の電気光学装置、及びそ
のような電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】フレーム内に収容された導光板と、当該導光板に対して、光を入射させるた
めの光源と、を含む照明装置と、表示パネルと、を備えた電気光学装置であって、導光板
は光源に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部を有し、フレームは、導光板の傾斜部に対
向するフレーム突出部を有する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関する。特に、フレーム突出部によって、干渉
縞の影響が少ない電気光学装置、及びそのような電気光学装置を備えた電子機器に関する
従来、電気光学装置の一態様として、電極の対向領域から構成される画素領域を複数形
成し、それぞれの画素領域に印加する電圧を選択的にオン、オフさせることによって、当
該画素領域の液晶材料を通過する光を変調させ、表示領域全体として絵や文字等の画像を
表示させる液晶表示装置が多用されている。
そして、多機能化のために、両面表示型の液晶表示装置が提案されているものの、1つ
の光源と、導光板によって、両面を構成する液晶パネルを照明するため、一般的な片面表
示型の液晶表示装置に比べて、十分な明るさが得られにくいという問題が見られた。
そこで、図15に示すように、端部に光源301を配置した1枚からなる導光板302
の両面に、それぞれ液晶表示パネル307,308を配置し、液晶表示パネル307,3
08と、導光板302との間に、反射偏光板305,306を配置し、かかる反射偏光板
305,306の透過軸を調整した両面表示型の液晶表示装置が提案されている。
より具体的には、反射偏光板305,306の透過軸については、導光板302に対し
同じ側における反射偏光板と対向した液晶パネル偏光板309,310の透過軸と一致さ
せるとともに、反射偏光板305及び液晶パネル偏光板309の透過軸については、導光
板302を挟んで逆側にある反射偏光板306及び液晶パネル偏光板310の透過軸と直
交させた構成である(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−46050号公報 (特許請求の範囲、図1)
しかしながら、特許文献1で提案された両面表示型の液晶表示装置であっても、未だ、
光源における光の効率的利用が不十分であって、かつ、均一に導光することが困難である
という問題が見られた。
また、このような両面表示型の液晶表示装置において、光源に向かって、順次厚さが厚
くなる傾斜部(クサビ部と称する場合がある。)を備えた導光板を用いることも提案され
ているが、傾斜部において光が漏れやすく、それが原因となって、干渉縞が発生しやすい
という問題が見られた。
そこで、本発明の発明者らは鋭意努力し、導光板の端部に、所定形状の傾斜部を設ける
とともに、当該導光板の傾斜部を覆うためのフレーム突出部を備えたフレームを用いるこ
とにより、干渉縞の影響を少なくできることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明によれば、両面表示パネルはもちろんのこと、片面表示パネルであっ
ても、干渉縞の影響が少ない電気光学装置、及びそのような電気光学装置を備えた電子機
器を提供することを目的の一つとする。
[適用例1]本適用例によれば、フレーム内に収容された導光板と、当該導光板に対し
て、光を入射させるための光源と、を含む照明装置と、表示パネルと、を備えた電気光学
装置であって、前記導光板は光源に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部を有し、前記フ
レームは、前記導光板の傾斜部に対向するフレーム突出部を有することを特徴とする電気
光学装置が提供され、上述した問題点を解決することができる。
すなわち、フレームに設けたフレーム突出部が、傾斜部から漏れた光を効果的に反射等
することにより、第1の表示パネルおよび第2の表示パネルにおける干渉縞の影響を少な
くすることができるとともに、光源からの光をさらに有効活用し、発光輝度の高い電気光
学装置を構成することができる。
また、フレームに設けたフレーム突出部によって、第2の表示パネルの固定性等が向上
し、周囲温度が上昇したような場合であっても、位置ずれが少なくなり、さらに発光輝度
の高い電気光学装置を構成することができる。
[適用例2]また、上記適用例にかかる電気光学装置を構成するにあたり、前記フレー
ム突出部は、前記導光板の傾斜に沿って形成され、前記導光板の傾斜角度と前記フレーム
突出部の角度とが等しいことが好ましい。
このように構成することにより、フレーム突出部の角度を考慮することにより、干渉縞
の発生位置を制御することができ、第2の表示パネル等における干渉縞の影響をさらに少
なくすることができる。
[適用例3]また、上記適用例にかかる電気光学装置を構成するにあたり、前記表示パ
ネルが、表示面積が異なる第1の表示パネルおよび第2の表示パネルであって、前記導光
板の前記傾斜部を備えた面側に、表示面積が相対的に大きい第2の表示パネルが配置され
、かつ、前記導光板の前記傾斜部を備えていない面側に、表示面積が相対的に小さい第1
の表示パネルを配置することが好ましい。
このように構成することにより、表示面積が異なる第1の表示パネルおよび第2の表示
パネルにおいて、それぞれ干渉縞の影響が少ない両面表示型の電気光学装置を得ることが
できる。
[適用例4]また、上記適用例にかかる電気光学装置を構成するにあたり、前記第2の
表示パネルの表示領域の端部位置が前記第1の表示パネルの表示領域の端部位置よりも光
源側に配置されることを特徴とする。
このように構成することにより、傾斜部において、光漏れが発生したとしても、第2の
表示パネルにおいて、干渉縞が、光源の近傍で生じるように調整することができる。
[適用例5]また、上記適用例にかかる電気光学装置を構成するにあたり、前記フレー
ム突出部と、前記導光板の傾斜部と、の間に、光反射部(光散乱部を含む。以下、同様で
ある。)が設けられていることが好ましい。
このような光反射部を所定位置に設けることにより、光源からの光をさらに有効活用す
ることができる一方、第2の表示パネル等における干渉縞の影響をさらに少なくすること
ができる。
[適用例6]また、上記適用例にかかる電気光学装置を構成するにあたり、前記フレー
ム突出部が、光反射部材(光散乱部材を含む。以下、同様である。)から構成されている
ことが好ましい。
このような構成のフレーム突出部とすることにより、フレームの構造が簡易化される一
方、フレーム突出部における光反射特性についても向上させることができる。
[適用例7]また、本適用例にかかる電子機器は、上記記載の電気光学装置を備えてい
ることを特徴とする。
すなわち、干渉縞の影響が少なく、発光輝度が高い片面表示型あるいは両面表示型の電
気光学装置を備えた電子機器とすることができる。
以下、適宜図面を参照して、本発明の電気光学装置、及び電子機器に関する実施形態に
ついて具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり
、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である
[第1実施形態]
第1実施形態は、図1および図2に例示するように、フレーム6内に収容された導光板
32と、当該導光板32に対して、光(L)を入射させるための光源31と、を含む照明
装置30と、表示パネル10,20と、を備えた電気光学装置(液晶装置)1において、
導光板32は光源31に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部を有し、フレーム6は、導
光板32の傾斜部32bに対向するフレーム突出部6aを有することを特徴とする電気光
学装置1である。
以下、本実施形態の電気光学装置として、第1の表示パネルおよび第2の表示パネルを
備えた両面表示型の液晶装置を例に採って説明する。
すなわち、以下の説明中、表示パネルとは、シール材で貼り合わせられた一対の基板の
間に液晶材料が注入された状態の電気光学装置用部品を意味し、液晶装置とは、表示パネ
ルに、フレキシブル回路基板や電子部品、光源等が取り付けられた状態の電気光学装置を
意味する。
なお、説明の都合上、図1においては、第2の表示パネル20が、第1の表示パネル1
0の上方に記載してあり、図2においては、第1の表示パネル10が、第2の表示パネル
20の上方に記載してある。また、図1においては、導光板32における傾斜部32bを
簡略化して記載してあるものの、図2等においては、傾斜部32bを有する導光板32を
強調して記載してある。
1.基本的構成
図1及び図2に示すように、液晶装置1は、筐体2内に設けられ、一対の基板11,1
2からなる第1の表示パネル10と、一対の基板21,22からなる第2の表示パネル2
0と、照明装置30と、を備えている。
そして、第2の表示パネル20は、第1の表示パネル10の表示領域17よりも表示領
域27の面積が大きく、当該第1の表示パネル10と第2の表示パネル20とが、垂直視
した場合に、表示領域17,27の少なくとも一部が重なるように配置されている。
また、照明装置30は、光源31および導光板32を含んでおり、第1の表示パネル1
0および第2の表示パネル20に共通のバックライトとして用いられている。
また、第1の表示パネル10は、図2に示すように、シール材13を介して互いにセル
ギャップをあけて対向して設けられた一対の平面視矩形状の基板11,12と、これら基
板11,12の間に挟持された液晶層(電気光学物質)14と、を備えている。そして、
第1の表示パネル10における基板12側に、照明装置30が配置されている。
また、基板11の外面11aには、射出側偏光板15が、基板12の外面12aには、
入射側偏光板16が、それぞれ設けられている。また、基板12には、各第1の表示パネ
ル10、および第2の表示パネル20の画像表示処理を行うためのドライバIC4が実装
されている。
一方、第2の表示パネル20は、図2に示すように、第1の表示パネル10と同様に、
シール材23を介して互いにセルギャップをあけて対向して設けられた一対の平面視矩形
状の基板21,22と、これら基板21,22の間に挟持された液晶層(電気光学物質)
24と、を備えている。そして、第2の表示パネル20の基板22側に、第1の表示パネ
ル10と共通の照明装置30が配置されている。
また、基板21の外面21aには、射出側偏光板25が設けられており、基板22の外
面22aには、入射側偏光板26が設けられている。
なお、上述した基板11,12,21,22は、それぞれ、ガラスやアクリル樹脂など
の透明材料からなる光透過性基板として構成されている。
また、第1の表示パネル10および第2の表示パネル20の端部には、図3及び図4に
示すように、フレキシブル回路基板(FPC基板)3が、導電性材料(図示せず)を介し
て、実装されている。このFPC基板3は、通常、柔軟性を有するフレキシブル回路基板
であり、その回路基板上に、電子部品5等がさらに実装されている。
したがって、ドライバIC4や電子部品5等に制御された状態で、光源31が点灯する
と、光源31からの光(L)が、導光板32の側方から入射し、導光板32の表面と、裏
面とから面状発光し、その発光を利用して、第1の表示パネル10および第2の表示パネ
ル20において、所定の画像表示を行うことができる。
液晶装置1の厚さに制約がない場合においては、外部に漏れる光を吸収したり、反射し
たりするための光吸収部材40を配置することも可能である。
すなわち、かかる光吸収部材40は、図2に示すように、第1の表示パネル10と、第
2の表示パネル20との間であって、導光板32の裏面側すなわち第1の表示パネル10
側に設けられている。さらに、かかる光吸収部材40は、第1の表示パネル10の表示領
域17以外に設けられている。したがって、図3に点線で示すように、光吸収部材40は
、第1の表示パネル10の表示領域17と同等の大きさの開口部40aが形成されている

そして、かかる光吸収部材40によれば、導光板32の上面側すなわち第1の表示パネ
ル10側から射出され、第1の表示パネル10の表示領域17以外に向かう光及び筐体2
内部や、フレーム突出部6a等で反射され、第1の表示パネル10側から第2の表示パネ
ル20に向かう光を吸収することができる。
よって、光吸収部材40は、第2の表示パネル20において、第1の表示パネル10が
配置されていない領域から射出される光を吸収等することによって第1の表示パネル10
の影を視認できなくすることが可能であり、第1の表示パネル10においては、第1の表
示パネル10が配置されている領域に開口部40aから光を透過させることが可能である

なお、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置D、および第2の表示パネル2
0の表示領域27の端部位置Cを、それぞれ光源31に対して近付けること等により、干
渉縞の発生位置を調整し、第1および第2の表示パネル10,20の表示領域17,27
の外側に位置させることができる場合などにおいては、光吸収部材40を配置しなくとも
、上述と同様の効果を奏することができる。
2.照明装置
照明装置30は、図2に示すように、フレーム6と、第1の表示パネル10および第2
の表示パネル20に対してそれぞれ電気的に接続された光源回路基板31a上に実装され
た光源31と、光源31から射出された光(L)を第1の表示パネル10および第2の表
示パネル20に対して効率的に導くための導光板32と、を含んで構成されている。
(1)フレーム
フレーム6としては、図5に示すように、導光板32の傾斜部32bに沿ってその表面
を覆うためのフレーム突出部6aを備え、かつ、光源回路基板31aや、導光板32、あ
るいは光拡散板(図示せず)等を収容して、これらを保護できる構成であれば特に制限さ
れるものではないが、例えば、外枠を有する矩形状の構造体であることが好ましい。
この理由は、このような特定構造のフレーム6を用いることにより、第2の表示パネル
20の固定性等が向上するためである。
そればかりか、図2に示すように、フレーム突出部6aを所定位置(導光板32の傾斜
部32bに沿った位置)に設けることにより、導光板32の傾斜部32bから漏れた光(
L2’)を有効に反射等できるため、第2の表示パネル20等における干渉縞の発生の影
響を少なくすることができる。したがって、光源31からの光(L)を有効活用し、発光
輝度の高い電気光学装置1を構成することができる。
ここで、図6を参照して、フレーム6の所定箇所に、フレーム突出部6aを設ける効果
をさらに詳細に説明する。
図6は、第1実施形態の液晶装置1における干渉縞の発生位置を説明するために供する
図である。そして、図6中、ライン(L3)が、第1の表示パネル10における干渉縞の
発生場所を示しており、ライン(L4)が、第2の表示パネル20における干渉縞の発生
場所を示している。
したがって、図6中、フレーム突出部6aによって、光漏れが完全に防止できるのであ
れば、ライン(L4)に起因した干渉縞は発生しないことになる。また、フレーム突出部
6aによって、光漏れが完全に防止できない場合であっても、漏れた光を有効に反射等で
きるため、第2の表示パネル20等における干渉縞の発生の影響を少なくすることができ
る。
すなわち、図6に示す構成であれば、干渉縞の発生自体や発生場所について調整できる
ため、第1の表示パネル10および第2の表示パネル20において、それぞれ発生する干
渉縞の影響を受けないように構成することが可能となる。よって、第1の表示パネル10
および第2の表示パネル20における表示領域17,27内での干渉縞の影響をそれぞれ
可及的に少なくすることができる。
また、図6あるいは図2等に示すフレーム突出部6aと、水平方向とがなす角度を導光
板32に形成された傾斜部32bの角度にあわせて1°〜40°の範囲内の値とすること
が好ましい。
この理由は、このようにフレーム突出部6aの角度を考慮することにより、干渉縞の発
生位置を制御することができ、第2の表示パネル20等における干渉縞の影響をさらに少
なくすることができるためである。
したがって、フレーム突出部6aと、水平方向とがなす角度を1°〜20°の範囲内の
値とすることがより好ましく、2°〜15°の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、フレーム突出部6aの角度は、導光板32の傾斜部32bと係合し、導光板32
の傾斜部32bに沿って、その表面を平行して覆うことができるように、導光板32の傾
斜部32bと実質的に同一角度とすることが好ましい。
また、図7に示すように、フレーム突出部6aと、導光板32の傾斜部32bと、の間
に、光反射部33を設けることが好ましい。
この理由は、所定位置に光反射部33を設けることにより、導光板32の傾斜部32b
からの光漏れを有効に防止できる一方、第2の表示パネル20等における干渉縞の影響を
さらに少なくすることができるためである。
なお、かかる光反射部33は、アルミニウム、ニッケル、銅、銀、クロム、ステンレス
等からなる薄膜金属反射部や、銀粒子やアルミニウム粒子等の光反射材料を内部に含む薄
膜樹脂層として、構成することが好ましい。
また、図示しないものの、フレーム突出部6aが、光反射部材から構成されていること
が好ましい。
この理由は、このような構成のフレーム突出部6aとすることにより、フレームの構造
が簡易化される一方、フレーム突出部6aにおける光反射特性を向上させることができる
ためである。
すなわち、かかるフレーム突出部6aを、アルミニウム、ニッケル、銅、銀、クロム、
ステンレス等の金属材料や、銀粒子やアルミニウム粒子等の光反射材料を内部に含む複合
樹脂から構成することが好ましい。なお、フレーム全体を、このような金属材料や複合樹
脂から構成することが好ましい。
(2)光源回路基板
また、フレーム6に収容する光源回路基板31aとしては、図8(a)〜(b)に示す
ように、光源31を搭載したフレキシブル回路基板が典型例である。
かかる光源回路基板31aは、ポリイミド樹脂等の可撓性のフレキシブル基板を基体と
した回路基板であって、一方側の端部付近に光源31が実装され、他方側の端部にパネル
接続用端子(図示せず)を備え、これらの光源31及び接続用端子は電気配線を介して電
気的に接続されている。
また、図示しないものの、光源回路基板31aとしてのフレキシブル回路基板の表面は
、光源31の実装領域やパネル接続用端子部分、検査用端子部分等を除いて、電気絶縁膜
により被覆されていることが好ましい。
なお、光源回路基板31aに実装される光源31としては、発光ダイオード(LED)
が一般的であるが、それ以外にも蛍光管や白熱電球等を用いることもできる。
また、図8(a)および(b)に示すように、光源回路基板31aの形態としては、光
源31を搭載する実装部31bと、この実装部31bからの配線の取り出しのための延長
部31d,31fと、から構成してあることが好ましい。
すなわち、光源回路基板31aにおける実装部31bを概ね長方形とするとともに、延
長部31d,31fは、実装部31bの片端部から、L字を構成するように帯状に形成し
てあることが好ましい。そして、延長部31d,31fは、途中に設けた折り曲げ線31
eによって、山折、あるいは谷折できるように構成してあることが好ましい。
この理由は、このような形態の光源回路基板31aであれば、フレーム6に対する光源
回路基板31aの搭載や、フレーム6内部での導光板32との位置合わせが容易かつ、正
確になるためである。
また、図9に、光源31を搭載した光源回路基板31a’として、別の態様を示す。か
かる光源回路基板31a’は、複数層からなる折り畳み構造を採用していることを特徴と
している。
この理由は、このような複数層からなる折り畳み構造の光源回路基板31a’であれば
、光源回路基板31a’自体が薄型化したとしても所定強度を保持できるとともに、液晶
装置1内での省スペース化に寄与する一方、光源回路基板31a’の実装可能面積を拡大
するのにも資するためである。
さらに、このような複数層からなる光源回路基板31a’であれば、フレーム6に対す
る搭載性や位置合わせ性が向上するばかりか、導光板32との位置合わせについても、容
易かつ正確になるためである。
なお、図9に示す光源回路基板31a’は、光源搭載部31b’,31c’,31f’
では、実質的に3層構造を採用しており、光源(図示せず)のみならず、各種電子部品(
図示せず)を搭載できる構成としてある。
さらに、図9に示す光源回路基板31a’の場合、下層の光源搭載部31f’が側方に
突出した延出部31g’を備えており、そこに外部端子が電気接続できるようにコネクタ
31i’が設けてあるとともに、その延出部31g’の先端がさらに下方反対側に折り畳
まれて、折り返し部31h’を設けた構成としてある。
そして、図9に示す光源回路基板31a’において、両端部近傍に設けてある孔31e
’は、光源回路基板31a’の位置決め穴である。すなわち、かかる孔31e’と、図6
に示す折り曲げ部材100のボス101とが係合し、光源回路基板31a’が所定位置に
固定されることになる。
その他、図示しないものの、補強板を準備し、その補強板と、光源回路基板31a’の
双方に、穴(孔)を形成し、両者を貫通するような治具を用いて、光源回路基板31a’
の位置合わせする構成も好ましい。
(3)導光板
また、第1および第2の表示パネル10,20等に対して、光(L)を均一に導くため
の導光板として、図10(a)に示すように、傾斜部32bを備えた導光板32を用いる
ことを特徴とする。
ここで、かかる導光板32は、アクリル樹脂などの光透過性材料からなる板材であり、
第1の表示パネル10が配された側には、拡散シート34、第1プリズムシート35及び
第2プリズムシート36が順に設けられている。
そして、拡散シート34は、導光板32からの射出光を拡散させるための板形状のシー
ト部材である。このような拡散シート34としては、拡散剤を分散させたアクリルシート
などを使用することが可能である。したがって、このような拡散シート34により、導光
板32からの射出光の面輝度を均一化し得るとともに、第1プリズムシート35及び第2
プリズムシート36の溝や凹凸形状の映りこみ(輝度ムラ)を有効に防止することができ
る。
また、第1プリズムシート35及び第2プリズムシート36は、透明なアクリル樹脂な
どからなる平板状の板材の一面側(第1の表示パネル10側)がプリズム面とされた構成
であって、例えば、プリズム面には、側面三角波状の周期的な凹凸(図示略)が形成され
ている。
そして、図10(a)に示すように、導光板32において、当該導光板32の端部32
aに、光源31に向かって、順次厚さが厚くなるような傾斜部32bが設けてある。
すなわち、このように導光板32の端部32aを所定形状とすることによって、光源3
1からの光(L)を有効利用して、発光輝度の値が高い上に、発光輝度が均一である電気
光学装置(液晶装置)1とすることができる。
また、導光板32における傾斜部32bの角度に関して、図10(a)に示すように、
傾斜部32bの斜面と、水平方向とがなす角度(θ1)を1°〜40°の範囲内の値とす
ることが好ましい。
この理由は、このように傾斜部32bの角度を所定範囲内の値とすることによって、光
源31からの光(L)をさらに有効利用できるとともに、発光輝度の均一性についてもさ
らに向上させることができるためである。
したがって、導光板32の材質や用途等にもよるが、傾斜部32bの斜面と、水平方向
とがなす角度(θ1)を1°〜20°の範囲内の値とすることがより好ましく、2°〜1
5°の範囲内の値とすることがさらに好ましい。
なお、図10(b)に示すように、傾斜部32bの斜面と、水平方向とがなす角度(θ
2)を、図10(a)に示す角度(θ1)よりも相対的に大きくすることにより、干渉縞
が発生する箇所を、光源31に近付けることができ、それにより、表示領域17,27外
に干渉縞の発生場所を追いやることができる。すなわち、第1の表示パネル10や第2の
表示パネル20の面積をそれぞれ相対的に大きくした場合であっても、干渉縞の影響を少
なくすることができる。
また、導光板32における傾斜部32bの長さに関して、図10(a)に示すように、
水平方向の長さaを0.1mm〜5mmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、このように傾斜部32bの水平方向における所定長さを所定範囲内の値と
することによって、光源31からの光(L)をさらに有効利用できるとともに、発光輝度
の均一性についてもさらに向上させることができるためである。
したがって、導光板32の材質や用途等にもよるが、傾斜部32bにおける水平方向の
長さaを0.3mm〜3mmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.5mm〜2m
mの範囲内の値とすることがさらに好ましい。
また、導光板32の傾斜部32bの厚さに関して、図10(a)に示すように、厚さc
を0.03mm〜3mmの範囲内の値とすることが好ましい。
この理由は、このように傾斜部32bの厚さcを調整することによって、光源31から
の光(L)をさらに有効利用できるとともに、発光輝度の均一性についてもさらに向上さ
せることができるためである。
したがって、導光板32の材質や用途等にもよるが、傾斜部32bの厚さcを0.05
mm〜1mmの範囲内の値とすることがより好ましく、0.07mm〜0.8mmの範囲
内の値とすることがさらに好ましい。
3.液晶パネルの配置関係
(1)配置関係1
また、図2等に示すように、傾斜部32bを備えた導光板32の面側に、第2の表示パ
ネル20を配置するとともに、傾斜部32bを備えていない導光板32の面側に、第1の
表示パネル10を配置し、かつ、第2の表示パネル20の表示領域27の端部位置Cを、
第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置Dよりも、光源31に対して近付けるこ
とが好ましい。
この理由は、導光板32の端部32aに、所定形状の傾斜部32bを設けるとともに、
第1および第2の表示パネル10,20の端部位置の関係を考慮することにより、傾斜部
32bにおいて、光漏れが発生し、フレーム突出部6aを透過したとしても、図2中、L
2’で示すように、干渉縞を、第2の表示パネル20の端部位置で発生させることができ
るためである。
さらに、図6に言及して説明すると、かかる図6に示す構成例では、第2の表示パネル
20の表示領域27の端部位置Cを、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置D
よりも、光源31に対して近付けることにより、傾斜部32bにおいて、光漏れが発生し
たとしても、第2の表示パネル20において、矢印L4が示すように、干渉縞が、光源3
1の近傍で生じるように調整することができることが理解される。
同時に、第1の表示パネル10においては、図6に示す構成例では、矢印L3が示すよ
うに、干渉縞が、光源31から相対的に遠い位置において発生するように調整することが
理解される。
したがって、図2あるいは図6に示すように、第2の表示パネル20の表示領域27の
端部位置Cと、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置Dとの関係を考慮するこ
とにより、第1の表示パネル10を、干渉縞の発生領域を避けて配置することが可能とな
り、第1の表示パネル10における画像表示エリアとしての表示領域17内での干渉縞の
影響を可及的に少なくすることができる。
また、同様に、第2の表示パネル20の表示領域27の端部位置Cと、第1の表示パネ
ル10の表示領域17の端部位置Dとの関係を考慮することにより、第2の表示パネル2
0においては、かかる干渉縞の影響が実質的になくなるので、第2の表示パネル20の表
示領域27の端部位置Cを、光源31に対して近付けることができ、第2の表示パネル2
0の画像表示部としての表示領域27を大型化することができる。
なお、表示パネル10の表示領域17の端部位置Dおよびと第2の表示パネル20の表
示領域27の端部位置Cとは、それぞれシール部の位置と定義することもできるが、実質
的に表示領域の端部と認識できる箇所であればシール部以外であっても良い。
(2)配置関係2
また、図2に示すように、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置Dと、光源
31との間の距離(T1)を、第2の表示パネル20の表示領域27の端部位置Cと、光
源31との間の距離(T2)の1.01倍〜10倍とすることが好ましい。
この理由は、このように第1の表示パネル10および第2の表示パネル20の端部位置
C,Dと、光源31との間の距離をそれぞれ制限することにより、光源31からの光(L
)をさらに有効活用することができるためである。
したがって、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置Dと、光源31との間の
距離(T1)を、第2の表示パネル20の表示領域27の端部位置Cと、光源31との間
の距離(T2)の1.2倍〜8倍とすることがより好ましく、1.3倍〜3倍とすること
がさらに好ましい。
(3)配置関係3
また、第2の表示パネル20の表示領域27の面積を、第1の表示パネル10の表示領
域17の面積よりも相対的に大きくすることが好ましい。
この理由は、このように第1の表示パネル10および第2の表示パネル20の面積関係
を考慮することにより、光源31からの光(L)をさらに有効活用することができるため
である。
すなわち、第1の表示パネル10が小さければ、干渉縞の発生領域を避けて配置するこ
とが容易となり、第1の表示パネル10における画像表示エリアとしての表示領域17内
での干渉縞の影響を可及的に少なくすることができる。
また、第2の表示パネル20においては、かかる干渉縞の影響が実質的になくなり、第
2の表示パネル20の表示領域27の端部位置Cを、光源31に対して近付けることがで
きるので、画像表示部としての表示領域27を大型化することができる。
よって、表示領域17,27の面積を考慮することにより、干渉縞の影響を排除しなが
ら、光源31からの光(L)を有効活用することができる。
4.液晶パネルの製造方法
本実施形態の電気光学装置(液晶装置)1は、フレーム6内に収容された導光板32と
、当該導光板32に対して、光(L)を入射させるための光源31と、を含む照明装置を
備えた電気光学装置1の製造方法により得ることができる。
より具体的には、導光板32として、光源31に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部
32bを端部32aに備えた導光板32を準備する工程と、導光板32の傾斜部32bに
沿って、その表面を覆うためのフレーム突出部6aを有するフレームを用意する工程と、
フレーム6のフレーム突出部6aと、導光板32の傾斜部32bと、を係合させて、フレ
ーム6に、導光板32を収容する工程と、導光板32に沿って、表示パネル10,20を
配置する配置工程と、を含むことにより、製造することができる。
すなわち、以下の工程1)〜4)を含み、かつ、工程4)において、第2の表示パネル
20を、傾斜部32bを備えた導光板32の面側に配置するとともに、傾斜部32bを備
えていない導光板32の面側に、第1の表示パネル10を配置し、かつ、第2の表示パネ
ル20の表示領域27の端部位置Cを、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置
Dよりも、光源31に近付けることを特徴とする電気光学装置1の製造方法である。
1)光源31に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部32bを端部32aに備えた導光
板32を準備する工程(導光板準備工程)
2)導光板32の傾斜部32bに沿って、その表面を覆うためのフレーム突出部6aを
有するフレーム6を準備する工程(フレーム準備工程)
3)フレーム6のフレーム突出部6aと、導光板32の傾斜部32bとを係合させて、
フレーム6内に、導光板32を収容する工程(導光板収容工程)
4)導光板32の両面に、第1の表示パネル10および第2の表示パネル20を配置す
る配置工程(パネル配置工程)
(1)導光板準備工程
導光板準備工程は、光源31に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部32bを端部32
aに備えた導光板32を準備する工程である。
すなわち、図10(a)〜(b)に部分的に示す導光板32を、射出成形方法等の従来
公知の方法で作成して、それを準備する。
(2)フレーム準備工程
次いで、フレーム準備工程は、導光板32の傾斜部32bに沿って、その表面を覆うた
めのフレーム突出部6aを有するフレーム6を準備する工程である。
すなわち、図5等に示すフレーム6を、射出成形方法等の従来公知の方法で作成し、そ
れを準備する。
この理由は、このように特定構造のフレーム6を用いることにより、第1の表示パネル
10の固定性等が向上するばかりか、導光板32の傾斜部32bにおける光漏れを有効に
防止し、光源31からの光(L)をさらに有効活用することができるためである。
なお、上述したように、フレーム6を準備するに際して、フレーム突出部6aと、導光
板32の傾斜部32bと、の間に、光反射部33を設けたり、フレーム突出部6aを、光
反射部材から構成したりすることも好ましい。
(3)導光板収容工程
次いで、導光板収容工程は、フレーム6のフレーム突出部6aと、導光板32の傾斜部
32bとを係合させて、フレーム6内に、導光板32を収容する工程である。
すなわち、図2あるいは図5等に示すように、フレーム6の内部に、導光板32を挿入
して、所定位置に収容する工程である。
(4)パネル配置工程
次いで、パネル配置工程は、導光板32の両面に、第1の表示パネル10および第2の
表示パネル20を配置する工程である。
すなわち、図2等に示すように、第2の表示パネル20を、傾斜部32bを備えた導光
板32の面側(傾斜部面)に配置するとともに、傾斜部32bを備えていない導光板32
の面側(非傾斜部面)に、第1の表示パネル10を配置し、かつ、第2の表示パネル20
の表示領域27の端部位置Cを、第1の表示パネル10の表示領域17の端部位置Dより
も、光源31に近付けるように配置することを特徴とする。
したがって、このように導光板32の端部32aに、所定形状の傾斜部32bを設ける
とともに、複数の表示パネル10,20の端部位置の関係を考慮して、液晶装置を製造す
ることにより、第2の表示パネル20においては、かかる干渉縞の影響が実質的になくな
り、また、第1の表示パネル10においても、画像表示エリアとしての表示領域17内で
の干渉縞の影響を可及的に少なくすることができる。すなわち、干渉縞の影響が少ない液
晶装置1を効率的かつ安価に製造することができる。
(5)FPC基板の実装工程等
なお、上述したパネル配置工程後、あるいはパネル配置工程前に、第1の表示パネル1
0および第2の表示パネル20の端部に、図3及び図4に示すように、外部端子接続用に
、FPC基板3を、導電性材料(図示せず)を介して、実装する。
また、図3及び図4に示すFPC基板3に限らず、図9に示すような光源回路基板31
a’を、そのまま外部端子接続用に用いることも好ましい。
すなわち、第1の表示パネル10および第2の表示パネル20が薄型化されている場合
、図11に示すような、折り曲げ部材100を挿入した状態で、図12に示すように、光
源回路基板31a’を、導電性材料(図示せず)を介して実装するとともに、当該反転さ
せることが好ましい。
この理由は、光源回路基板31a’と、外部端子接続用のFPC基板3とが兼用される
ことにより、多大なる省スペース化が図られるためである。また、光源回路基板31a’
を180°方向に折り曲げるため、光源回路基板31a’が相当薄い場合であっても反発
弾性が大きくなるが、折り曲げ部材100の働きによって、かかる反発弾性を抑制するこ
とができるためである。
なお、反発弾性をさらに抑制するためには、折り曲げ部材100と、光源回路基板31
a’との間を固定すべく、折り曲げ部材100に接着剤層や粘着剤層100cを設けるこ
とが好ましい。
その他、図11に示す折り曲げ部材100としては、スレンレスやアルミニウム等の金
属材料や、セラミック材料、あるいはプラスチック材料からなるフィルム状物を用いて構
成することが好ましい。
[第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態の別形態であって、図13に例示するように、フレーム
6内に収容された導光板32と、当該導光板32に対して、光(L)を入射させるための
光源31と、を含む照明装置30と、表示パネル10’と、を備えた電気光学装置(液晶
装置)1’において、光源31に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部32bを、導光板
32の端部32aに備えるとともに、フレーム6に、導光板32の傾斜部32bに沿って
、その表面を覆うためのフレーム突出部6aを設けることを特徴とする電気光学装置1’
である。
したがって、第2実施形態は、一つの表示パネルのみを備えた片面表示型の液晶装置で
ある。
すなわち、フレーム6に設けたフレーム突出部6aが、傾斜部32bから漏れた光(L
2’)を効果的に反射等することにより、第1および第2の表示パネル10,20におけ
る干渉縞の影響を少なくすることができるとともに、光源31からの光(L)をさらに有
効活用し、発光輝度の高い液晶装置1’を提供することができる。
また、フレームに設けたフレーム突出部6aによって、導光板32の固定性等が向上し
、周囲温度が上昇したような場合であっても、位置ずれが少なくなり、さらに発光輝度の
高い液晶装置1’を構成することができる。
なお、第2実施形態の他の構成等は、両面表示型の第1実施形態の液晶装置を参照でき
るので、ここでの説明は省略する。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態は、第1実施形態の電気光学装置(液晶装置)を備えた電子機器
である。
図14は、本実施形態の電子機器の全体構成を示す概略構成図である。この電子機器は
、液晶装置200に備えられた液晶パネル200Aと、これを制御するための制御手段2
00Bとを有している。また、制御手段200Bは、表示情報出力源1210と、表示処
理回路1220と、電源回路1230と、タイミングジェネレータ1240とを備えてい
る。
また、表示情報出力源1210は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Acc
ess Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレ
ージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネ
レータ1240によって生成された各種のクロック信号CLKに基づいて、所定フォーマ
ットの画像信号等の形で表示情報を表示処理回路1220に供給するように構成されてい
る。
また、表示処理回路1220は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ロー
テーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表
示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に、制御手段200B
における駆動回路等へ供給する。さらに、駆動回路は、第1の電極駆動回路、第2の電極
駆動回路及び検査回路を含めることができる。また、電源回路1230は、上述の各構成
要素にそれぞれ所定の電圧を供給する機能を有している。
そして、本実施形態の電子機器であれば、導光板32の端部32aに、光源31に向か
って、順次厚さが厚くなる傾斜部32bを備えるとともに、当該傾斜部32bが形成され
た領域の光源31と対向する面の少なくとも一部に、光の屈折角度を調節するために傾斜
部32bまたは曲面部を設けることにより、発光輝度が均一で、光学的信頼性に優れた照
明装置を含む電子機器とすることができる。
本発明によれば、導光板の端部に、所定形状の傾斜部を設けるとともに、当該導光板の
傾斜部を覆うためのフレーム突出部を備えたフレームを用いることにより、両面表示パネ
ルはもちろんのこと、片面表示パネルであっても、干渉縞の影響が少ない電気光学装置、
及びそのような電気光学装置を備えた電子機器を提供することができるようになった。
また、さらに、導光板に対する両面表示パネルの配置関係およびそれぞれの端部位置を
考慮することによって、干渉縞の影響がさらに少ない電気光学装置、及びそのような電気
光学装置を備えた電子機器を提供することができるようになった。
したがって、本発明の電気光学装置等によれば、TFT素子やTFD素子等のスイッチ
ング素子を備えた液晶装置やそれを用いた電子機器、例えば、携帯電話機やパーソナルコ
ンピュータ等をはじめとして、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオ
テープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電気泳動装置、電子手帳、電卓、
ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備え
た電子機器、電子放出素子を備えた装置(FED:Field Emission DisplayやSCEED
:Surface-Conduction Electron-Emitter Display)などに幅広く適用することができる
第1実施形態の液晶装置を説明するための図である。 第1実施形態の液晶装置を示す概略断面図である。 第1実施形態の液晶装置の表面を説明するために供する図である。 第1実施形態の液晶装置の裏面を説明するために供する図である。 第1実施形態に用いるフレームを説明するために供する図である。 第1実施形態の液晶装置における干渉縞の発生位置を説明するために供する図である。 第1実施形態の液晶装置の変形例を示す概略断面図である。 (a)〜(b)は、光源を搭載した光源回路基板を説明するために供する図である。 光源を搭載した光源回路基板の別の態様を説明するために供する図である。 (a)〜(b)は、第1実施形態の液晶装置に用いられる導光板における光の屈折状態を説明するために供する図である。 フレキシブル回路基板の折曲用プレートを説明するために供する図である。 フレキシブル回路基板を実装した状態を説明するために供する図である。 第2実施形態の液晶装置を説明するための概略構成図である。 第3実施形態の電子機器の全体構成を示す概略構成図である。 従来の両面表示型の液晶表示装置を説明するために供する図である。
符号の説明
1,1'…電気光学装置(液晶装置)、2…筐体、3…フレキシブル回路基板(FPC
基板)、4…ドライバIC、5…電子部品、6…フレーム、6a…フレーム突出部、10
…第1の表示パネル、11,12…基板、13…シール材、14…液晶層(電気光学物質
)、15…射出側偏光板、20…第2の表示パネル、21,22…基板、23…シール材
、25…射出側偏光板、30…照明装置、31…光源、31a,31a’…光源回路基板
、32…導光板、32a…端部、32b…傾斜部、40…光吸収部材、40a…開口部、
100…折り曲げ部材、101…ボス、200…液晶装置、200A…液晶パネル、20
0B…制御手段、1210…表示情報出力源、1220…表示処理回路、1230…電源
回路、1240…タイミングジェネレータ。

Claims (7)

  1. フレーム内に収容された導光板と、当該導光板に対して、光を入射させるための光源と
    、を含む照明装置と、表示パネルと、を備えた電気光学装置であって、
    前記導光板は前記光源に向かって、順次厚さが厚くなる傾斜部を有し、
    前記フレームは、前記導光板の傾斜部に対向するフレーム突出部を有することを特徴と
    する電気光学装置。
  2. 前記フレーム突出部は、前記導光板の傾斜に沿って形成され、前記導光板の傾斜角度と
    前記フレーム突出部の角度とが等しいことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記表示パネルが、表示面積が異なる第1の表示パネルおよび第2の表示パネルであっ
    て、前記導光板の前記傾斜部を備えた面側に、表示面積が相対的に大きい第2の表示パネ
    ルが配置され、かつ、前記導光板の前記傾斜部を備えていない面側に、表示面積が相対的
    に小さい第1の表示パネルが配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の電気
    光学装置。
  4. 前記第2の表示パネルの表示領域の端部位置が前記第1の表示パネルの表示領域の端部
    位置よりも光源側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記フレーム突出部と、前記導光板の傾斜部との間に、光反射部が設けられていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記フレーム突出部が、光反射部材から構成されていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載された電気光学装置を備えた電子機器。
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