JP2008138827A - 自動変速機付き車両の報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切である場合、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知し、運転者が適切な操作を確実に行えるようにして、更に、運転者が適切な操作を行わない場合には、変速モードを強制的に自動変速モードに切換えることで、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に防止する。
【解決手段】自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断し(S2)、肯定判断した場合に、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知させる(S4)。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動変速機付き車両の報知装置に関し、特に、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切である場合、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知する報知装置に関するものである。
従来、車両(自動車)に搭載された自動変速機において、変速モードを、変速段が所定の変速特性に基づいて自動的に切換えられる自動変速モードと、運転者が変速段を手動操作で切換え可能な手動変速モードとに切換え可能に構成されたものが周知であり、この変速モードの切換えについては、一般に、運転者がシフトレバーを手動操作して、ドライブレンジに切換えると自動変速モードに切換えられ、マニュアルレンジに切換えると手動変速モードに切換えられる(例えば、特許文献1参照)。
この種の自動変速機では、通常、手動変速モードに切換えられた状態で、運転者がマニュアルレンジに位置するシフトレバーを前後方向へ手動操作することで、変速段が切換えられる。ここで、手動変速モードに切換え可能な自動変速機において、シフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ切換わるように構成されたものが実用に供されている(例えば、特許文献1参照)。
尚、手動変速モードに切換え可能な自動変速機において、ステアリングホイールに手動変速モード切換スイッチを設け、このスイッチを運転者がオン操作することで、変速レンジが手動変速モードに切換えられるもの、また、ステアリングホイールにシフトアップ,ダウンスイッチを設け、変速モードが手動変速モードに切換えられた状態で、このスイッチを運転者がオン操作することで、変速段が切換えられるものが周知である。
特開2006−273111号公報
前記自動変速機付き車両では、運転者が、自動変速機の手動変速モードに対して行う変速段の切換え操作を含む操作が不慣れである場合、また、自動変速機の変速モードを誤操作により手動変速モードへ切換えた場合、また、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ切換えたが、そのことを忘れている場合、等が起こり得る。自動変速機の手動変速モードに対して行う操作が不慣れである運転者については、自動変速機の変速モードを誤操作により手動変速モードへ切換える虞も高くなる。
ここで、前記自動変速機付き車両では、一般に、シフトレバーが切換えられた変速レンジについて、変速レンジ表示器で表示(例えば、「P」「R」「N」「D」「M」の何れかの表示灯を点灯(手動変速モードの場合には「M」を点灯))させるが、これだけでは、手動変速モードへ切換えられたことを運転者が気付かない場合が考えられる。
このような場合、運転者は車両を加速させるためにアクセルペダルを踏むが、その際、変速段が低速段(通常、1速)に保持され、エンジン回転数が不要に上昇し、変速段が低速段のままで長時間車両走行させる虞があるので、また、エンジンへの燃料カットが行われることもあるため、エンジンやエンジン排気系の負荷が増大し、排気ガスも増大するため地球環境にもよくない。
ここで、特に、自動変速機の手動変速モードに対して行う操作が不慣れである運転者は、変速レンジ表示器での表示(「M」の点灯)に気付いた場合でも、その表示の意味を理解できない虞があり、また、その表示の意味が理解できたとしても、次に行うべき適切な操作を行うことができないという虞がある。
また、自動変速機のシフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ切換わるように構成されたものでは、運転者がシフトレバーを非走行レンジからドライブレンジへ切換えたつもりが、誤操作により、ドライブレンジを通過させてマニュアルレンジへ切換えること、つまり手動変速モードに切換えられることが発生し易くなると考えられ、故に、上記問題が発生し易いという虞がある。
本発明の目的は、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切である場合、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知し、この場合、前記不適切とする判断を確実に行い、運転者が適切な操作を確実に行えるようにして、更に、運転者が適切な操作を行わない場合には、変速モードを強制的に自動変速モードに切換えることで、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に防止することができる、自動変速機付き車両の報知装置を提供することである。
請求項1の自動変速機付き車両の報知装置は、自動変速機の変速モードを、変速段が所定の変速特性に基づいて自動的に切換えられる自動変速モードと、運転者が変速段を手動操作で切換え可能な手動変速モードとに切換え可能な変速モード切換手段を備えた自動変速機付き車両において、運転者に報知可能な報知手段と、この報知手段を制御する報知制御手段とを備え、前記報知制御手段は、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断する判断手段を有し、この判断手段が肯定判断した場合に、前記変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知手段に報知させることを特徴とする。
この自動変速機付き車両の報知装置では、報知制御手段の判断手段により、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断され、肯定判断された場合、報知制御手段により報知手段が制御され、その報知手段により変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内が報知される。
運転者が、自動変速機の手動変速モードに対して行う変速段の切換え操作を含む操作が不慣れである場合、自動変速機の変速モードを誤操作により手動変速モードへ切換えた場合、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ切換えたが、そのことを忘れている場合等、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切になることが起こり得るが、この場合、前記切換え操作の案内の報知によって、運転者が適切な操作を確実に行えるようになる。
ここで、請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。
運転者が変速段を切換える操作を検出する変速段切換操作検出手段と、車両のエンジン作動状態に関する1又は複数の物理量を検知する検知手段を備え、前記判断手段は、前記変速段切換操作検出手段による検出が無い状態で、前記検知手段で検知された物理量に基づいて決定された判定用演算値が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値を上回った場合に肯定判断する(請求項2)。前記1又は複数の物理量は、エンジン回転数、エンジン排気温度、エンジン冷却水温度、エンジン燃料カット回数、のうちの少なくとも1つを含む(請求項3)。
前記自動変速機のシフトレバーが、非走行レンジから、自動変速モードを選択するドライブレンジを経由して、手動変速モードを選択するマニュアルレンジへ切換わるように構成され、前記報知制御手段は、シフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ直行するように切換わる操作が行われたか否か判断する第2の判断手段を有し、前記判断手段は、前記第2の判断手段が肯定判断した場合に所定の閾値よりも低い閾値を用いる(請求項4)。
前記報知制御手段は、前記変速モード又は変速段の切換えを促進するように報知させる(請求項5)。前記報知手段は、インストルメントパネルに設けられた表示部と、音声により報知する音声発生部の少なくとも一方を有し、前記報知制御手段は、前記表示部と音声発生部の少なくとも一方に前記切換え操作の案内を報知させる(請求項6)。
前記切換え操作の案内の報知後、この報知に従った運転者による操作が行われなかった場合に、前記変速モード切換手段が、自動変速機の変速モードを手動変速モードから強制的に自動変速モードへ切換える(請求項7)。前記変速モード切換手段は、強制的に自動変速モードへ切換えた後、運転者による変速段の切換え操作が行われた場合には、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ復帰させる(請求項8)。
請求項1の自動変速機付き車両の報知装置によれば、報知制御手段が、運転者に報知可能な報知手段を制御し、その報知制御手段の判断手段が、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断し、肯定判断した場合に、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知手段に報知させる。
従って、運転者が、自動変速機の手動変速モードに対して行う変速段の切換え操作を含む操作が不慣れである場合、自動変速機の変速モードを誤操作により手動変速モードへ切換えた場合、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ切換えたが、そのことを忘れている場合等、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切になることが起こり得るが、この場合、前記切換え操作の案内の報知によって、運転者が適切な操作を確実に行えるようになる。
つまり、運転者が、遅延なく、変速モードを手動変速モードから自動変速モードに切換える操作を行ったり、自動変速モードで変速段を切換える操作を行ったりして、エンジン回転数の不要な上昇を抑制でき、変速段が低速段のままで長時間車両走行することを防止できるので、また、エンジンへの燃料カットを抑制できるので、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に防止することができる。
請求項2の自動変速機付き車両の報知装置によれば、変速段切換操作検出手段により運転者が変速段を切換える操作を検出し、検知手段により車両のエンジン作動状態に関する1又は複数の物理量を検知し、報知制御手段の判断手段は、変速段切換操作検出手段による検出が無い状態で、検知手段で検知された物理量に基づいて決定された判定用演算値が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値を上回った場合に肯定判断する。
つまり、報知制御手段の判断手段が、エンジン作動上好ましいか否かに対応させて、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か確実に判断でき、故に、エンジン作動上好ましくない場合以外の場合では、ある程度エンジン負荷が大きくなるような場合でも否定判断するようにして、前記切換え操作の案内を報知させないようにし、この切換え操作の案内の報知を必要最小限に抑えて実施できるので、運転者(特に、手動変速モードに切換えられたことが承知の運転者)に煩わしさを与えないようにして、バランスのとれた報知を行うことができる。
請求項3の自動変速機付き車両の報知装置によれば、前記1又は複数の物理量は、エンジン回転数、エンジン排気温度、エンジン冷却水温度、エンジン燃料カット回数、のうちの少なくとも1つを含むので、報知制御手段の判断手段が、エンジン作動上好ましいか否かに対応させて、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か確実に判断できる。
請求項4の自動変速機付き車両の報知装置によれば、自動変速機のシフトレバーが、非走行レンジから、自動変速モードを選択するドライブレンジを経由して、手動変速モードを選択するマニュアルレンジへ切換わるように構成され、報知制御手段は、シフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ直行するように切換わる操作が行われたか否か判断する第2の判断手段を有し、報知制御手段の判断手段は、第2の判断手段が肯定判断した場合に所定の閾値よりも低い閾値を用いる。
つまり、シフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ直行するように切換わる操作が行われた場合、運転者がシフトレバーを非走行レンジからドライブレンジへ切換えたつもりが、誤操作により、ドライブレンジを通過させてマニュアルレンジへ切換えた可能性が高いので、この場合、早い段階で、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であると判断できる。
請求項5の自動変速機付き車両の報知装置によれば、報知制御手段は、変速モード又は変速段の切換えを促進するように報知させるので、運転者が適切な操作を確実に行えるようなより優れた報知とすることができる。
請求項6の自動変速機付き車両の報知装置によれば、報知手段は、インストルメントパネルに設けられた表示部と、音声により報知する音声発生部の少なくとも一方を有し、報知制御手段は、表示部と音声発生部の少なくとも一方に切換え操作の案内を報知させるので、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を確実に報知させ、この報知を、表示部と音声発生部の一方で行うようにすると、報知手段の構成を簡単化でき、表示部と音声発生部の両方で行うようにすると、より確実に運転者が認識できる報知とすることができる。
請求項7の自動変速機付き車両の報知装置によれば、切換え操作の案内の報知後、この報知に従った運転者による操作が行われなかった場合に、変速モード切換手段が、自動変速機の変速モードを手動変速モードから強制的に自動変速モードへ切換えるので、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に確実に防止できる。
請求項8の自動変速機付き車両の報知装置によれば、変速モード切換手段は、強制的に自動変速モードへ切換えた後、運転者による変速段の切換え操作が行われた場合には、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ復帰させるので、自動変速モードへ強制的に切換えられても、その後の運転者による変速段の切換え操作が行われることで、その手動操作での変速段を切換える要望に応えて、手動自動変速モードへ迅速に確実に復帰させることができる。
本発明の自動変速機付き車両の報知装置は、自動変速機の変速モードを、変速段が所定の変速特性に基づいて自動的に切換えられる自動変速モードと、運転者が変速段を手動操作で切換え可能な手動変速モードとに切換え可能な変速モード切換手段を備えた自動変速機付き車両に適用されるものである。
図1に示すように、車両(自動車)に搭載された自動変速機の変速レンジを選択する為のシフトレバー1が、車両の運転席と助手席との間のセンターコンソール2に取付けられたカバー3から上方へ突出状に設けられている。カバー3にはジグザグ形状のシフトゲート4が形成され、このシフトゲート4にシフトレバー1が挿通されている。シフトレバー1をシフトゲート4に沿って揺動移動させることで、変速レンジを、Pレンジ、Rレンジン、Nレンジ、Dレンジ、Mレンジの何れかに択一的に選択できる。
Pレンジ、Nレンジが非走行レンジに相当し、Dレンジ(ドライブレンジ)が、自動変速機の変速段が所定の変速特性に基づいて自動的に切換えられる自動変速モードを選択するレンジであり、Mレンジ(マニュアルレンジ)が、運転者が自動変速機の変速段を手動操作で切換え可能な手動変速モードを選択するレンジである。
図2はシフトレバー1のP、R、N、D、Mレンジに夫々対応するシフトゲート4における位置を示している。この図2に示すように、シフトレバー1は、Pレンジから、矢印方向へ操作されて、Rレンジン(Pレンジから左→下→右)、Nレンジ(Rレンジンから下→右)、Dレンジ(Nレンジから下)、Mレンジ(Dレンジから右)へ順次可逆可能に切換えられ、Mレンジでは、シフトレバー1がMレンジ中立位置から、後方へ操作されて変速段がアップ側へ切換えられ、前方へ操作されて変速段がダウン側へ切換えられる。このように、シフトレバー1は非走行レンジ(P、Nレンジ)からDレンジを経由してMレンジへ切換わるように構成されている。
尚、図1に示すように、カバー3には、シフトレバー1のP、R、N、D、Mレンジに夫々対応するシフトゲート4における位置を示す「P」「R」「N」「D」「M」の指標部が設けられ、また、Mレンジにおけるシフトレバー10のシフトアップ操作方向とシフトダウン操作方向を示す「+」「−」の指標部が設けられている。
図3に示すように、車両の運転席前方のインストルメントパネル10に表示装置11が設けられている。この表示装置11には、タコメータ12、スピードメータ13、水温計14、燃料計15等の他に、変速レンジ表示部16と、変速段表示部17と、マルチ表示部18が設けられている。
図3、図4に示すように、変速レンジ表示部16は、自動変速機の選択された変速レンジを表示するものであり、例えば、一列に配置された「P」「R」「N」「D」「M」の発光ダイオードからなる表示灯16a〜16eを有し、選択された変速レンジに対応する表示灯(16a〜16eの何れか)が点灯する。変速段表示部17は、自動変速機の変速レンジがMレンジに選択された場合に、自動変速機の選択された変速段を表示するものであり、例えば、7セグメントの発光ダイオードディスプレイからなる。
マルチ表示部18は、例えば、種々の情報を表示する液晶ディスプレイからなり、このマルチ表示部18が、運転者に報知可能な報知手段に相当する。次に、本発明の自動変速機付き車両の報知装置5(以下、報知装置5という)について詳細に説明する。
図5に示すように、報知装置5は、変速レンジ表示部16、変速段表示部17、マルチ表示部18、制御ユニット20、P,R,N,D,Mレンジスイッチ21〜25、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27を有する。P,R,N,D,Mレンジスイッチ21〜25は、シフトレバー1が滞在している変速レンジを夫々検知可能であり、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27は、シフトレバー1のシフトアップ操作、シフトダウン操作を夫々検知可能である。シフトアップ,ダウンスイッチ26,27が、運転者が変速段を切換える操作を検出する変速段切換操作検出手段に相当する。
また、制御ユニット20は、エンジン制御系28、自動変速機制御系29に電気的に接続され、これら制御系28,29の中の必要な構成を備えている。制御ユニット20は、前記スイッチ21〜27から受ける検知信号に基づいて、更に、エンジン制御系28、自動変速機制御系29から受ける信号に基づいて、変速レンジ表示部16、変速段表示部17、マルチ表示部18を制御する。この制御ユニット20が報知手段(マルチ表示部18)を制御する報知制御手段に相当する。
ここで、P,R,N,D,Mレンジスイッチ21〜25、自動変速機制御系29が、自動変速機の変速モードを自動変速モードと手動変速モードとに切換え可能な変速モード切換手段に相当する。尚、制御ユニット20は、エンジン制御系28、自動変速機制御系29の制御ユニットと共通に構成してもよい。
この報知装置5では、特に、制御ユニット20が、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断し、肯定判断した場合に、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知させるように構成されている。次に、制御ユニット20が実行する報知制御について、図6〜図10に基づいて詳細に説明する。尚、この報知制御を実行する為のプログラムが、制御ユニット20のコンピュータROMに格納されている。
図6に示すように、この報知制御が開始されると、初期設定後、先ず、自動変速機制御系29から受ける変速モード情報に基づいて、自動変速機が手動変速モードか否か判定され(S1)、S1;Noの場合、リターンして、S1待機状態になり、S1;Yes の場合、手動変速操作不適切判断処理(S2、判断手段に相当する)が実行される。
S2の手動変速操作不適切判断処理が、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断する処理であり、この手動変速操作不適切判断処理では、図7に示すように、先ず、エンジン制御系28(検知手段)で検知されたエンジン排気(冷却水)温度Tが読込まれ(S10)、次に、S10で読込まれた温度Tが設定温度CT(例えば、100度)以上か否か判定される(S11)。
S11;Yes の場合、高温継続時間Ttが計時され(S12)、次に、S12で計時された高温継続時間Ttが設定高温継続時間TtA(例えば、180秒)以上か否か判定される(S13)。S11;No又はS13;Noの場合、シフトレバー1がDレンジへ切換えられたか否か、つまり、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定される(S14)。S14;Noの場合、運転者が変速段を手動操作したか否か、つまり、シフトアップスイッチ26又はシフトダウンスイッチ27がオンか否か判定される(S15)。
S14;Yes 又はS15;Yes の場合、高温継続時間Ttが0にリセットされ(S16)、操作不適切と判断されずにリターンし、S15;Noの場合、S10へリターンし、S13;Yes の場合、操作不適切(S17)と判断されてリターンする。図8に示すように、エンジン排気(冷却水)温度Tが図示のように変化した場合、時間t1〜現在時間t2で、S10〜S15が繰り返し実行されて、時間t2で高温継続時間Ttが設定高温継続時間TtAに到達した場合、S13;Yes となり、操作不適切(S17)と判断される。
この手動変速操作不適切判断処理では、運転者が変速段を切換える操作の検出が無い(S14;No、S15;No)の状態で、検知されたエンジン作動状態に関する1つの物理量(エンジン排気(冷却水)温度T)に基づいて決定された判定用演算値(高温継続時間Tt)が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値(設定高温継続時間TtA)を上回った場合に、操作不適切であると肯定判断する。
図6に示すように、S2の手動変速操作不適切判断処理の後、操作不適切でない場合(S3;No)、S1へリターンし、操作不適切である場合(S3;Yes )、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内が報知される(S4)。この操作案内の報知については、図9に示すように、マルチ表示部18に、シフトゲート概略図30と、Mレンジに滞在するシフトレバー概略図31とが斜視表示され、変速モードの切換え操作案内として、Dレンジへの切換え操作方向を示す矢印32が表示される。
或いは、図10に示すように、マルチ表示部18に、シフトゲート概略図30と、シフトレバー概略図31と、変速段の切換え操作案内として、シフトアップ側への切換え操作方向を示す矢印33が表示される。或いは、図11に示すように、マルチ表示部18に、シフトゲート概略図30と、シフトレバー概略図31と、変速モードの切換え操作案内としての矢印32と、変速段の切換え操作案内としての矢印33が表示される。
図9〜図11に対応する他の表示形態として、例えば、「シフトレバーをDレンジへ操作して下さい」、「シフトレバーで変速段を上げて下さい」、「シフトレバーをDレンジへ操作するか、シフトレバーで変速段を上げて下さい」等をマルチ表示部18に表示させてもよい。図9〜図11は、記変速モード又は変速段の切換えを促進する報知であるが、更に、強調した報知を行うために次のようにしてもよい。
報知手段として、音声により報知する音声発生装置(図示略)を追加し、マルチ表示部8と音声発生装置の両方で切換え操作の案内を報知させる。この場合、マルチ表示部18に図9〜図11の何れかの画面を表示させ、音声発生装置により、画面に対応する、「シフトレバーをDレンジへ操作して下さい」、「シフトレバーで変速段を上げて下さい」、「シフトレバーをDレンジへ操作するか、シフトレバーで変速段を上げて下さい」の何れかを音声出力させてもよい。尚、音声発生装置のみでの報知としてもよい。
図6に示すように、S4の後、Dレンジスイッチ24がオンになった場合(S5;Yes )、或いは、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27がオンになった場合(S6;Yes )、S4で実行されている操作案内を終了し(S7)、リターンし、S5;No、S6;Noの場合、S5へリターンし、切換え操作の案内が継続される。
以上説明した報知装置1によれば次の効果を奏する。
制御ユニット20が、運転者に報知可能なマルチ表示部18を制御し、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断し、肯定判断した場合に、変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内をマルチ表示部18に報知させる。
従って、運転者が、自動変速機の手動変速モードに対して行う変速段の切換え操作を含む操作が不慣れである場合、自動変速機の変速モードを誤操作により手動変速モードへ切換えた場合、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ切換えたが、そのことを忘れている場合等、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切になることが起こり得るが、この場合、前記切換え操作の案内の報知によって、運転者が適切な操作を確実に行えるようになる。
つまり、運転者が、遅延なく、変速モードを手動変速モードから自動変速モードに切換える操作を行ったり、自動変速モードで変速段を切換える操作を行ったりして、エンジン回転数の不要な上昇を抑制でき、変速段が低速段のままで長時間車両走行することを防止できるので、また、エンジンへの燃料カットを抑制できるので、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に防止することができる。
制御ユニット20は、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27による検出が無い状態で、検知された物理量(エンジン排気(冷却水)温度T)に基づいて決定された判定用演算値(高温継続時間Tt)が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値(設定高温継続時間TtA)を上回った場合に、操作不適切であると肯定判断する。
つまり、エンジン作動上好ましいか否かに対応させて、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か確実に判断でき、故に、エンジン作動上好ましくない場合以外の場合では、ある程度エンジン負荷が大きくなるような場合でも否定判断するようにして、前記切換え操作の案内を報知させないようにし、この切換え操作の案内の報知を必要最小限に抑えて実施できるので、運転者(特に、手動変速モードに切換えられたことが承知の運転者)に煩わしさを与えないようにして、バランスのとれた報知を行うことができる。
制御ユニット20は、変速モード又は変速段の切換えを促進するように報知させるので、運転者が適切な操作を確実に行えるようなより優れた報知とすることができる。記切換え操作の案内を、マルチ表示部18と音声発生装置の一方で行うようにすると、報知のため為の構成を簡単化でき、マルチ表示部18と音声発生装置の両方で行うようにすると、より確実に運転者が認識できる報知とすることができる。
実施例2は、実施例1の手動変速操作不適切判断処理を変更したものである。この手動変速操作不適切判断処理では、図12に示すように、先ず、エンジン制御系28で検知されたエンジン回転数Rが読込まれ(S20)、次に、S20で読込まれたエンジン回転数Rが設定回転数CR(例えば、6000rpm)以上か否か判定される(S21)。
S21;Yes の場合、S20で読込まれたエンジン回転数Rに基づいて、高回転数積分値IRがIR+(R−CR)に書換えられ(S22)、次に、S22で書換えられた高回転数積分値IRが設定高回転数積分値IRA以上か否か判定される(S23)。S21;No又はS23;Noの場合、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定され(S24)、S24;Noの場合、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27がオンか否か判定される(S25)。
S24;Yes 又はS25;Yes の場合、高回転数積分値IRが0にリセットされ(S26)、操作不適切と判断されずにリターンし、S25;Noの場合、S20へリターンし、S23;Yes の場合、操作不適切(S27)と判断されてリターンする。図13に示すように、エンジン回転数Rが図示のように変化した場合、時間t1〜時間t2で、また、時間t3〜現在時間t4で、S20〜S25が繰り返し実行されて、時間t4で高回転数積分値IRが設定高回転数積分値TtAに到達した場合、S23;Yes となり、操作不適切(S27)と判断される。
この手動変速操作不適切判断処理では、運転者が変速段を切換える操作の検出が無い(S24;No、S25;No)の状態で、検知されたエンジン作動状態に関する1つの物理量(エンジン回転数R)に基づいて決定された判定用演算値(高回転数積分値IR)が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値(設定高回転数積分値TtA)を上回った場合に、操作不適切であると肯定判断する。
実施例3は、実施例1の手動変速操作不適切判断処理を変更したものである。この手動変速操作不適切判断処理では、図14に示すように、先ず、エンジン制御系28でエンジン燃料カットが実施されたか否か判定され(S30)、S30;Yes の場合、燃料カット回数CfがCf+1にインクリメントされ(S31)、次に、燃料カット回数Cfが設定燃料カット回数CfA(例えば、3回)以上か否か判定される(S32)。
S30;No又はS32;Noの場合、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定され(S33)、S33;Noの場合、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27がオンか否か判定される(S34)。S33;Yes 又はS34;Yes の場合、燃料カット回数Cfが0にリセットされ(S35)、操作不適切と判断されずにリターンし、S34;Noの場合、S30へリターンし、S32;Yes の場合、操作不適切(S36)と判断されてリターンする。
この手動変速操作不適切判断処理では、運転者が変速段を切換える操作の検出が無い(S33;No、S34;No)の状態で、検知されたエンジン作動状態に関する1つの物理量(エンジン燃料カットの有無)に基づいて決定された判定用演算値(エンジン燃料カット回数Cf)が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値(設定燃料カット回数CfA)を上回った場合に、操作不適切であると肯定判断する。
実施例1〜3の3パターンの手動変速操作不適切判断処理のうち、少なくとも2つの手動変速操作不適切判断処理を並行して実施し、これら手動変速操作不適切判断処理の少なくとも1つが操作不適切と判断した場合に、S4の操作案内の報知を実行させるようにする、或いは、これら手動変速操作不適切判断処理の全てが操作不適切と判断した場合にのみ、S4の操作案内の報知を実行させるようにする。
実施例5では、制御ユニット20が、シフトレバー1がP(又はN)レンジからDレンジを経由してMへ直行するように切換わる操作が行われたか否かMレンジ誤操作判断処理(第2の判断手段に相当する)で判断し、実施例1の手動変速操作不適切判断処理で用いる設定高温継続時間TtAとして、Mレンジ誤操作判断処理で否定判断した場合、所定の第1設定高温継続時間Tt1を採用し、Mレンジ誤操作判断処理で肯定判断した場合に第1設定高温継続時間Tt1よりも低い第2設定高温継続時間Tt2を採用する。
このMレンジ誤操作判断処理では、図15に示すように、先ず、シフトレバー1がP(又はN)レンジに滞在しているか否か、つまり、Pレンジスイッチ21(又はNレンジスイッチ23)がオンか否か判定され(S40)、S40;Yes の場合、リターンして、S40待機状態になる。
S40;Noの場合、シフトレバー1がDレンジに切換えられたか否か、つまり、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定され(S41)、S41;Yes の場合、Dレンジ滞在フラグDFが1にセットされ(S42)、Dレンジ滞在時間tが計時される(S43)。S41;Noの場合、DF=1か否か判定され(S44)、S44;Noの場合、リターンし、S44;Yes の場合、S43で計時されたtがDtとして記憶され、DFとtが0にリセットされる(S45)。
次に、シフトレバー1がMレンジに切換えられたか否か、つまり、Mレンジスイッチ25がオンか否か判定され(S46)、S46;Noの場合、リターンし、S46;Yes の場合、次に、Dt≦DT(例えば、DT=1秒)か否か判定され(S47)、S47;Noの場合、TtAにTt1がセットされ(S48)、S47;Yes の場合、TtAにTt2がセットされ(S49)、夫々リターンする。
つまり、シフトレバー1がP(又はN)レンジからDレンジを経由してMルレンジへ直行するように切換わる操作が行われた場合、運転者がシフトレバー1をP(又はN)レンジからDレンジへ切換えたつもりが、誤操作により、Dレンジを通過させてMレンジへ切換えた可能性が高いので、この場合、早い段階で、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であると判断できる。
尚、このMレンジ誤操作判断処理を実施例2,3に採用し、手動変速操作不適切判断処理において、実施例2の場合、設定高回転数積分値IRAとして、Mレンジ誤操作判断処理で否定判断した場合、所定の第1設定高回転数積分値IR1を採用し、Mレンジ誤操作判断処理で肯定判断した場合に、第1設定高回転数積分値IR1よりも低い第2設定高回転数積分値IR2を採用し、実施例3の場合、設定燃料カット回数CfAとして、Mレンジ誤操作判断処理で否定判断した場合、所定の第1設定燃料カット回数Cf1を採用し、Mレンジ誤操作判断処理で肯定判断した場合に、第1設定燃料カット回数Cf1よりも低い第2設定燃料カット回数Cf2を採用する。
実施例6は、実施例1の報知制御を変更したものである。この報知制御では、図16に示すように、実施例1の図6のS1〜S4と同様のS50〜S53が実行され、S53の後、シフトレバー1の非操作時間tが計時される(S54)。尚、S1の手動変速操作不適切判断処理には、実施例2又は3のものを採用してもよい。
S54の後、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定され(S55)、S55;Noの場合、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27がオンか否か判定される(S56)。S56;Noの場合、S54で計時された非操作時間tが設定時間Ct(例えば、10秒)以上か否か判定され(S57)、S57;Noの場合、S54へリターンし、非操作時間tの計時が継続される。実施例1と同様に、S55;Yes 又はS56;Yes の場合、S53で実行されている操作案内を終了し(S58)、リターンする。
一方、非操作時間tが設定時間Ct以上になった場合(S57;Yes )、自動変速機の変速モードが手動変速モードから自動変速モードへ強制的に切換えられ(S60)、この場合、自動変速機制御系29へモード強制切換え指示を出力して実行させ、この強制切換えが行われた旨が報知される(S60)。この場合、図17に示すように、例えば、マルチ表示部18に、操作案内と共に、「Dモードへ強制切換中」が表示される。
その後、Dレンジスイッチ24がオンか否か判定され(S61)、S61;Noの場合、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27がオンか否か判定され(S62)、S62;Noの場合、S61へリターンし、操作案内と強制切換えが行われた旨の報知が継続される。S61;Yes の場合、S53及びS60で実行されている報知を終了し(S64)、リターンし、S62;Yes の場合には、自動変速機の変速モードが手動変速モードへ復帰され(S63)、この場合、自動変速機制御系29へモード復帰指示を出力して実行させ、その後、S64を実施してからリターンする。
切換え操作の案内の報知後、この報知に従った運転者による操作が行われなかった場合に、制御ユニット20が、自動変速機の変速モードを手動変速モードから強制的に自動変速モードへ切換えるので、エンジンやエンジン排気系の負荷増大等を未然に確実に防止できる。しかも、制御ユニット20は、強制的に自動変速モードへ切換えた後、運転者による変速段の切換え操作が行われた場合には、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ復帰させるので、自動変速モードへ強制的に切換えられても、その後の運転者による変速段の切換え操作が行われることで、その手動操作での変速段を切換える要望に応えて、手動自動変速モードへ迅速に確実に復帰させることができる。
尚、本発明では、前記開示した事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。例えば、実施例1〜6における手動変速操作不適切判断処理では、エンジン作動状態に関する1又は複数の種々の物理量を検知し、その検知された物理量に基づいて決定された判定用演算値が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値を上回った場合に肯定判断してもよい。また、本発明を種々の自動車、種々の自動変速機に対して採用可能である。例えば、Mレンジスイッチ25、シフトアップ,ダウンスイッチ26,27と同機能のスイッチがステアリングホイールに操作可能に設けられたものへの適用が可能である。
実施例1のシフトレバーとシフトゲートの斜視図である。 シフトゲートの平面図である。 表示装置の正面図である。 表示装置のマルチ表示部を含む要部の正面図である。 報知装置の制御系ブロック図である。 報知制御のフローチャートである。 手動変速操作不適切判断処理のフローチャートである。 エンジン排気(冷却水)温度について高温継続時間を示す図表である。 マルチ表示部に表示された操作案内画面である。 マルチ表示部に表示された操作案内画面である。 マルチ表示部に表示された操作案内画面である。 実施例2の手動変速操作不適切判断処理のフローチャートである。 エンジン回転数について高回転数積分値を示す図表である。 実施例3の手動変速操作不適切判断処理のフローチャートである。 実施例5の第1の判断処理のフローチャートである。 実施例6の報知制御のフローチャートである。 マルチ表示部に表示された操作案内画面である。
符号の説明
1 シフトレバー
5 自動変速機付き車両の報知装置
18 マルチ表示部(報知手段)
20 制御ユニット(報知制御手段)

Claims (8)

  1. 自動変速機の変速モードを、変速段が所定の変速特性に基づいて自動的に切換えられる自動変速モードと、運転者が変速段を手動操作で切換え可能な手動変速モードとに切換え可能な変速モード切換手段を備えた自動変速機付き車両において、
    運転者に報知可能な報知手段と、この報知手段を制御する報知制御手段とを備え、
    前記報知制御手段は、自動変速機が手動変速モードのときに運転者の手動操作による変速段の切換えが不適切であるか否か判断する判断手段を有し、この判断手段が肯定判断した場合に、前記変速モード又は変速段について運転者に対して切換え操作の案内を報知手段に報知させることを特徴とする自動変速機付き車両の報知装置。
  2. 運転者が変速段を切換える操作を検出する変速段切換操作検出手段と、車両のエンジン作動状態に関する1又は複数の物理量を検知する検知手段を備え、
    前記判断手段は、前記変速段切換操作検出手段による検出が無い状態で、前記検知手段で検知された物理量に基づいて決定された判定用演算値が、エンジン作動上好ましくない所定の閾値を上回った場合に肯定判断することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  3. 前記1又は複数の物理量は、エンジン回転数、エンジン排気温度、エンジン冷却水温度、エンジン燃料カット回数、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  4. 前記自動変速機のシフトレバーが、非走行レンジから、自動変速モードを選択するドライブレンジを経由して、手動変速モードを選択するマニュアルレンジへ切換わるように構成され、
    前記報知制御手段は、シフトレバーが非走行レンジからドライブレンジを経由してマニュアルレンジへ直行するように切換わる操作が行われたか否か判断する第2の判断手段を有し、前記判断手段は、前記第2の判断手段が肯定判断した場合に所定の閾値よりも低い閾値を用いることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  5. 前記報知制御手段は、前記変速モード又は変速段の切換えを促進するように報知させることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  6. 前記報知手段は、インストルメントパネルに設けられた表示部と、音声により報知する音声発生部の少なくとも一方を有し、
    前記報知制御手段は、前記表示部と音声発生部の少なくとも一方に前記切換え操作の案内を報知させることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  7. 前記切換え操作の案内の報知後、この報知に従った運転者による操作が行われなかった場合に、前記変速モード切換手段が、自動変速機の変速モードを手動変速モードから強制的に自動変速モードへ切換えることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
  8. 前記変速モード切換手段は、強制的に自動変速モードへ切換えた後、運転者による変速段の切換え操作が行われた場合には、自動変速機の変速モードを手動変速モードへ復帰させることを特徴とする請求項7に記載の自動変速機付き車両の報知装置。
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