JP2008137394A - タイヤの滑り止め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動車のタイヤの滑り止め装置において、滑り止め体は、タイヤに対してずれ難く、幅方向に大きな力を受け難くする。
【解決手段】 滑り止め体は、タイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの内側面に沿う内側部と、タイヤの外側面に沿う外側部を備え、数個の滑り止め体をタイヤにその外周側から嵌め込んでタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、各滑り止め体の外側部を隣の滑り止め体の外側部に連結する構成にした滑り止め装置において、U形状の滑り止め体は、外側部又は内側部の裏側に、タイヤTの外側面又は内側面に当る支持部材11、12を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置し、滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端がタイヤの外側面又は内側面に当ってタイヤの外周側又は内周側に位置する構成にした。
【選択図】 図4
【解決手段】 滑り止め体は、タイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの内側面に沿う内側部と、タイヤの外側面に沿う外側部を備え、数個の滑り止め体をタイヤにその外周側から嵌め込んでタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、各滑り止め体の外側部を隣の滑り止め体の外側部に連結する構成にした滑り止め装置において、U形状の滑り止め体は、外側部又は内側部の裏側に、タイヤTの外側面又は内側面に当る支持部材11、12を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置し、滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端がタイヤの外側面又は内側面に当ってタイヤの外周側又は内周側に位置する構成にした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、自動車のタイヤに装着するタイヤの滑り止め装置に関する。
特許文献1、2に例示されるタイヤの滑り止め装置は、自動車のタイヤにその外周側からU形状の滑り止め体を嵌め込む。滑り止め体は、数個、例えば2〜4個をタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、隣同士を連結する。全数の滑り止め体は、繋がって輪になり、タイヤに装着される。タイヤ装着の滑り止め装置を取り外すときには、隣同士の滑り止め体を分離し、各滑り止め体をタイヤから抜き取る。
U形状の滑り止め体は、タイヤの回転方向の前側のU形状部材と後側のU形状部材、及び、タイヤの内側面に沿う内側の線状部材又はこの内側の線状部材とタイヤの外側面に沿う外側の線状部材を備えている。前側と後側のU形状部材は、U形状に湾曲した鋼棒であり、タイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの外側面に沿う外側部とタイヤの内側面に沿う内側部を有する。内側の線状部材は、前側のU形状部材と後側のU形状部材の内側部同士を連結している。外側の線状部材は、前側のU形状部材と後側のU形状部材の外側部同士を連結している。
滑り止め体の外側部は、タイヤ周方向の両端にそれぞれ連結部材を連結している。連結部材は、端に連結具を取り付けている。タイヤの周方向に配列した滑り止め体を連結する際、各滑り止め体の後側の連結条を、それぞれ、後隣の滑り止め体の前側の連結条に連結具で分離可能に連結する。
[背景技術の課題]
上記のような滑り止め装置は、U形状の滑り止め体を自動車のタイヤにその外周側から嵌め込む。滑り止め体は、自動車の走行中にタイヤに対してずれないように、内法の幅をタイヤの幅に適合させて決定することになる。
上記のような滑り止め装置は、U形状の滑り止め体を自動車のタイヤにその外周側から嵌め込む。滑り止め体は、自動車の走行中にタイヤに対してずれないように、内法の幅をタイヤの幅に適合させて決定することになる。
ところが、自動車のタイヤは、接地によって断面形状が変形し、接地中の部分の幅が接地前より拡大し、接地後に縮小して復元する。自動車の走行中、タイヤの周方向の各部分は、それぞれ、幅が接地中の拡大幅と非接地中の通常幅に周期的に変動する。従って、上記のような滑り止め装置は、滑り止め体の内法の幅をタイヤの接地中の拡大幅に合わせると、滑り止め体がタイヤの非接地中の部分に対して緩くなってずれ易くなる。逆に、滑り止め体の内法の幅をタイヤの非接地中の通常幅に合わせると、滑り止め体とタイヤの接地中の部分が幅方向に大きな力を受けることになる。滑り止め体とタイヤは、破損するおそれが生ずる。
また、自動車のタイヤは、ノーマルタイヤ、スタッドレスタイヤやスノータイヤなど種類が多く、外径や幅の異なるものが多くある。タイヤは、外径が同一でも、幅の異なるものがある。また、大型の自動車は、2本のタイヤを同心に連結した複輪のタイヤを用いる。複輪タイヤは、両タイヤの間隔や各タイヤの幅の異なるものがあって、全体の幅の異なるものが多くある。また、自動車は、走行する路面に合わせてタイヤを交換する。タイヤは、非雪道用のノーマルタイヤ、雪道用のスタッドレスタイヤやスノータイヤなどを選択して使用する。幅の異なるタイヤを使用することがある。従って、上記のような滑り止め装置は、特定の幅のタイヤにのみ適合させて製作してあると、幅の異なるタイヤに使用することができなくなる。
[課題を解決するための着想]
自動車のタイヤは、接地中の部分の断面形状が扁平に変形した時、幅の拡大量は、接地面側の外周側とリム側の内周側で少なく、外周側と内周側の間の中央部で多くなる。
自動車のタイヤは、接地中の部分の断面形状が扁平に変形した時、幅の拡大量は、接地面側の外周側とリム側の内周側で少なく、外周側と内周側の間の中央部で多くなる。
そこで、上記のような滑り止め装置において、U形状の滑り止め体は、幅の拡大量が少ないタイヤの接地面側の外周側又はリム側の内周側の側面で支持することにした。滑り止め体は、タイヤの外側面に沿う外側部又はタイヤの内側面に沿う内側部の裏側に支持部材を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に突出し、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置する。支持部材の自由端は、タイヤの外側面又は内側面における外周側又は内周側に当る位置に配置する。滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端は、タイヤの外側面又は内側面に当り、タイヤの外周側又は内周側に位置する。
支持部材付きの滑り止め体は、タイヤの外側面又は内側面における外周側又は内周側、接地による幅の変動量が少ない部分で支持される。滑り止め体がタイヤに対してずれ難くなる。滑り止め体とタイヤの接地中の部分が幅方向に大きな力を受け難い。また、この滑り止め体は、支持部材の自由端を滑り止め体の幅方向中央側に突出する量を増加又は減少させると、内法の幅が狭く又は広くなり、幅の狭い又は広いタイヤに用いることができるようになる。
支持部材は、取付端側の部分と自由端側の部分の2部を連結して構成し、両部分の連結位置の調整で、長さを増減可能にすることにした。この2部連結構成の支持部材は、長く又は短くすると、自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかり、滑り止め体の内法の幅が狭く又は広くなる。幅の狭い又は広いタイヤに用いることができるようになる。
また、支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり、例えば螺旋ばねなどの弾性体を介在し、弾性体に抗して後退可能にすることにした。滑り止め体をタイヤに嵌め込む際、支持部材の自由端がタイヤに当って後側に移動する。滑り止め体を嵌め込む力が少なくて済む。また、支持部材の後退可能距離は制限し、滑り止め体をタイヤに嵌め込んだ状態では、支持部材は、ほぼ後退不可能にすることにした。支持部材は、後退不可能になり、支持作用を行う。
更に、支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり、取付位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にすることにした。支持部材は、取付位置を前側又は後側に移動すると、自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかり、滑り止め体の内法の幅が狭く又は広くなる。幅の狭い又は広いタイヤに用いることができるようになる。
1)滑り止め体は、自動車のタイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの内側面に沿う内側部と、タイヤの外側面に沿う外側部を備え、タイヤに嵌合するU形状の構造にし、数個の滑り止め体をタイヤにその外周側から嵌め込んでタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、各滑り止め体の外側部を、それぞれ、隣の滑り止め体の外側部に連結する構成にした滑り止め装置において、
U形状の滑り止め体は、外側部又は内側部の裏側に、タイヤの外側面又は内側面に当る支持部材を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置し、
滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端がタイヤの外側面又は内側面に当ってタイヤの外周側又は内周側に位置する構成にしたことを特徴とする。
U形状の滑り止め体は、外側部又は内側部の裏側に、タイヤの外側面又は内側面に当る支持部材を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置し、
滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端がタイヤの外側面又は内側面に当ってタイヤの外周側又は内周側に位置する構成にしたことを特徴とする。
2)上記のタイヤの滑り止め装置において、
支持部材は、取付端側の部分と自由端側の部分の2部を連結して構成し、両部分の連結位置の調整で、長さを増減可能にしたことを特徴とする。
支持部材は、取付端側の部分と自由端側の部分の2部を連結して構成し、両部分の連結位置の調整で、長さを増減可能にしたことを特徴とする。
3)上記のタイヤの滑り止め装置において、
支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり弾性体を介在し、弾性体に抗して後退可能にし、滑り止め体をタイヤに嵌め込む際、支持部材の自由端がタイヤに当って後側に移動する構成にし、
支持部材の後退可能距離を制限し、滑り止め体をタイヤに嵌め込んだ状態では、支持部材がほぼ後退不可能になる構成にしたことを特徴とする。
支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり弾性体を介在し、弾性体に抗して後退可能にし、滑り止め体をタイヤに嵌め込む際、支持部材の自由端がタイヤに当って後側に移動する構成にし、
支持部材の後退可能距離を制限し、滑り止め体をタイヤに嵌め込んだ状態では、支持部材がほぼ後退不可能になる構成にしたことを特徴とする。
4)上記のタイヤの滑り止め装置において、
支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付ける位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にし、
支持部材は、取付位置を前側又は後側に移動すると、自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかり、滑り止め体の内法の幅が狭く又は広くなる構成にしたことを特徴とする。
支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付ける位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にし、
支持部材は、取付位置を前側又は後側に移動すると、自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかり、滑り止め体の内法の幅が狭く又は広くなる構成にしたことを特徴とする。
タイヤの滑り止め装置において、滑り止め体は、タイヤに対してずれ難い。幅方向に大きな力を受け難い。また、幅の異なるタイヤに使用することができる。
[第1例(図1〜図4参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置は、自動車のタイヤTに装着した状態を自動車の外側から視た正面と自動車の内側から視た背面を図1と図2に示す。この滑り止め装置は、第1、第2、第3滑り止め体1a、1b、1cをタイヤTの周方向にほぼ等間隔に連結している。3個の滑り止め体1a〜1c、1は、同一構造である。第1滑り止め体1aについて説明する。
本例のタイヤの滑り止め装置は、自動車のタイヤTに装着した状態を自動車の外側から視た正面と自動車の内側から視た背面を図1と図2に示す。この滑り止め装置は、第1、第2、第3滑り止め体1a、1b、1cをタイヤTの周方向にほぼ等間隔に連結している。3個の滑り止め体1a〜1c、1は、同一構造である。第1滑り止め体1aについて説明する。
第1滑り止め体1、1aは、タイヤTの上部に装着した時の姿態で図3に拡大して示す。図3は、自動車の外側から視た正面である。図4は、図3のA−A線断面拡大図である。第1滑り止め体1、1aは、図1に矢印で示すタイヤTの回転方向の前側(図1と図3の左側)のU形状部材2、タイヤTの回転方向の後側(図1と図3の右側)のU形状部材3と、自動車の内側の線状部材4を備えている。
前側と後側のU形状部材2、3は、鋼棒をU形状に湾曲して形成しており、同一構造である。U形状部材2、3は、タイヤTの接地面を横断する横断部2a、3a、タイヤTの外側面に沿う外側部2b、3bとタイヤTの内側面に沿う内側部2c、3cからなり、タイヤTに嵌合するU形状を形成している。
前側のU形状部材2は、外側部2bの端を連結板5にピンで回転可能に取り付け、内側部2cの端を連結板6にピンで回転可能に取り付けている。後側のU形状部材3は、外側部3bの端を連結板7にピンで回転可能に取り付け、内側部3cの端を連結板8にピンで回転可能に取り付けている。前側と後側のU形状部材2、3は、タイヤTに60度位の中心角をなして嵌合する。
内側の線状部材4は、多数の板状リンクをピンで回転可能に繋いで紐状にした鎖、リーフチェーンである。この線状部材4は、前端を前側の内側の連結板6にピンで回転可能に取り付け、後端を後側の内側の連結板8にピンで回転可能に取り付けている。内側の線状部材4は、前側のU形状部材2の内側部2cと後側のU形状部材3の内側部3cを連結している。
前側のU形状部材2は、タイヤTの外側面に当る外側の支持部材11を外側部2bの裏側に設け、タイヤTの内側面に当る内側の支持部材12を内側部2cの裏側に設けている。外側と内側の支持部材11、12は、それぞれ、鋼板を折り曲げて形成しており、一端を前側の外側の連結板5、前側の内側の連結板6に固定して片持ち状に取り付け、自由端側を、横断部2a側に突出し、かつ、横断部2aの中央側に突出して配置している。外側の支持部材11は、自由端をタイヤTの外側面における外周側に当る位置に配置している。内側の支持部材12は、自由端をタイヤTの内側面における外周側に当る位置に配置している。
また、後側のU形状部材3も、同様に、タイヤTの外側面に当る外側の支持部材13を外側部3bの裏側に設け、タイヤTの内側面に当る内側の支持部材14を内側部3cの裏側に設けている。外側と内側の支持部材13、14は、それぞれ、鋼板を折り曲げて形成しており、一端を後側の外側の連結板7、後側の内側の連結板8に固定して片持ち状に取り付け、自由端側を、横断部3a側に突出し、かつ、横断部3aの中央側に突出して配置している。外側の支持部材13は、自由端をタイヤTの外側面における外周側に当る位置に配置している。内側の支持部材14は、自由端をタイヤTの内側面における外周側に当る位置に配置している。
即ち、滑り止め体1、1aは、前側と後側のU形状部材2、3の横断部2a、3aで、タイヤTの接地面を横断する横断部を構成し、前側と後側のU形状部材2、3の外側部2b、3b、外側の連結板5、7と外側の支持部材11、13で、タイヤTの外側面に沿う外側部を構成し、前側と後側のU形状部材2、3の内側部2c、3c、内側の線状部材4、内側の連結板6、8と内側の支持部材12、14で、タイヤTの内側面に沿う内側部を構成している。タイヤTに嵌合するU形状の構造にしている。
滑り止め体1、1aの外側部は、タイヤTの周方向の両端にそれぞれ連結部材21、22を取り付けている。前側と後側の連結部材21、22は、それぞれ、多数の板状リンクをピンで回転可能に繋いで紐状にした鎖、リーフチェーンである。前側の連結部材21は、後端のリンクを前側の外側の連結板5にピンで回転可能に取り付けている。後側の連結部材22は、前端のリンクを後側の外側の連結板7にピンで回転可能に取り付けている。
前側の連結部材21は、前端のリンクに連結孔23を貫通して雌型連結具23を設けている。後側の連結部材22は、後端のリンクに連結ピン24を突出して雄型連結具24を設けている。雌型と雄型の連結具23、24は、連結孔23に連結ピン24を差し込んで連結する構成にしている。
滑り止め装置をタイヤに装着する場合、図4に示すように、滑り止め体1をタイヤTにその外周側から嵌め込むと、外側の前側と後側の支持部材11、13の自由端がタイヤTの外側面に当って、タイヤTの外周側に位置すると共に、内側の前側と後側の支持部材12、14の自由端がタイヤTの内側面に当って、タイヤTの外周側に位置する。滑り止め体1は、タイヤTの外側面と内側面における外周側で支持される。
滑り止め体1を被せたタイヤTの部分が接地してその部分の幅が拡大すると、支持部材11〜14の自由端が当ったタイヤTの外周側では幅の拡大量が少なく、タイヤTの中央部では幅の拡大量が多い。タイヤTの中央部は、幅の拡大量が多くても、その拡大部分が支持部材11〜14の自由端側の内周側の空間に位置する。滑り止め体1は、タイヤTの接地中の部分から幅方向の大きな力を受けない。
滑り止め体1は、支持部材11〜14の自由端を滑り止め体1の幅方向中央側に突出する量を増加又は減少させると、外側の支持部材11、13の自由端と内側の支持部材12、14の自由端の間の距離、内法の幅が狭く又は広くなり、幅の狭い又は広いタイヤに用いることができるようになる。
[第2例(図5〜図9参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置においては、図5〜図7に示すように、滑り止め体1の前側と後側のU形状部材2、3は、それぞれ、第1例における1本に代えて、2本にしている。また、図8と図9に示すように、外側の前後と内側の前後の支持部材11〜14は、それぞれ、第1例における1枚板の一体構成に代えて、長さの増減可能な2部連結構成にしている。その他の点は、第1例におけるのと同様である。
本例のタイヤの滑り止め装置においては、図5〜図7に示すように、滑り止め体1の前側と後側のU形状部材2、3は、それぞれ、第1例における1本に代えて、2本にしている。また、図8と図9に示すように、外側の前後と内側の前後の支持部材11〜14は、それぞれ、第1例における1枚板の一体構成に代えて、長さの増減可能な2部連結構成にしている。その他の点は、第1例におけるのと同様である。
前側の2本のU形状部材2は、同一構造であり、前後に並列し、外側部2bの端を連結板5にピンで回転可能に取り付け、内側部2cの端を連結板6にピンで回転可能に取り付けている。後側の2本のU形状部材3は、同一構造であり、前後に並列し、外側部3bの端を連結板7にピンで回転可能に取り付け、内側部3cの端を連結板8にピンで回転可能に取り付けている。
前側の2本のU形状部材2は、外側部2bの裏側に外側の支持部材11を設け、内側部2cの裏側に内側の支持部材12を設けている。外側と内側の支持部材11、12は、それぞれ、一端を外側部2b、内側部2cの端に固定して片持ち状に取り付け、自由端側を、横断部2a側に突出し、かつ、横断部2aの中央側に突出して配置している。外側の支持部材11は、自由端をタイヤTの外側面における外周側に当る位置に配置している。内側の支持部材12は、自由端をタイヤTの内側面における外周側に当る位置に配置している。
また、後側の2本のU形状部材3も、同様に、外側部3bの裏側に外側の支持部材13を設け、内側部3cの裏側に内側の支持部材14を設けている。外側と内側の支持部材13、14は、それぞれ、一端を外側部3b、内側部3cの端に固定して片持ち状に取り付け、自由端側を、横断部3a側に突出し、かつ、横断部3aの中央側に突出して配置している。外側の支持部材13は、自由端をタイヤTの外側面における外周側に当る位置に配置している。内側の支持部材14は、自由端をタイヤTの内側面における外周側に当る位置に配置している。
4個所の支持部材11〜14は、長さ増減可能な2部連結構成にしている。同一構造である。外側の前側の支持部材11について説明する。
支持部材11は、図8と図9に示すように、取付端側の部分31と自由端側の部分32の2部からなる。両部分31、32は、それぞれ、鋼板を折り曲げて形成している。取付端側の部分31はボルト孔を、自由端側の部分32は長孔のボルト孔33を、それぞれ、貫通している。取付端側の部分31には、自由端側の部分32を重ね合せ、自由端側の部分32のボルト孔33と取付端側の部分31のボルト孔にボルト34を通し、ボルト34にナットを螺合して、両部分31、32をボルトナット34で分離可能に連結している。ボルト孔33の長孔は、支持部材11の自由端と固定端を結ぶ方向、長さ方向に沿って配置している。
即ち、支持部材11は、両部分31、32の連結位置の調整で、長さを増減することができる。この支持部材11は、長くすると、自由端の位置が滑り止め体1の幅方向中央に近づき、滑り止め体1の内法の幅が狭くなる。逆に、支持部材11は、短くすると、自由端の位置が滑り止め体1の幅方向中央から遠ざかり、滑り止め体1の内法の幅が広くなる。幅の狭い又は広いタイヤに用いることができる。
[第3例(図10と図11参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置においては、滑り止め体1の支持部材は、第1例、第2例におけるタイヤTの外周側を支持する外周側用の支持部材11〜14に加えて、タイヤTの内周側を支持する内周側用の支持部材を設けている。外周側用の支持部材11〜14と内周側用の支持部材は、それぞれ、第1例におけるのと同様に1枚板の一体構成、又は、第2例におけるのと同様に長さの増減可能な2部連結構成にしている。図10と図11に示す支持部材は、1枚板の一体構成にしている。その他の点は、第2例におけるのと同様である。
本例のタイヤの滑り止め装置においては、滑り止め体1の支持部材は、第1例、第2例におけるタイヤTの外周側を支持する外周側用の支持部材11〜14に加えて、タイヤTの内周側を支持する内周側用の支持部材を設けている。外周側用の支持部材11〜14と内周側用の支持部材は、それぞれ、第1例におけるのと同様に1枚板の一体構成、又は、第2例におけるのと同様に長さの増減可能な2部連結構成にしている。図10と図11に示す支持部材は、1枚板の一体構成にしている。その他の点は、第2例におけるのと同様である。
前側の2本のU形状部材2は、図10と図11に示すように、外周側用の外側と内側の支持部材11、12の内周側位置に、それぞれ、内周側用の外側と内側の支持部材15、16を設けている。内周側用の外側と内側の支持部材15、16は、それぞれ、外周側用の支持部材の鋼板と一連の鋼板を折り曲げて形成しており、一端をU形状部材2の外側部2b、内側部2cの端に固定して片持ち状に取り付け、自由端側を、横断部2aと反対側に突出し、かつ、横断部2aの中央側に突出して配置している。内周側用の外側の支持部材15は、自由端をタイヤTの外側面における内周側に当る位置に配置している。内周側用の内側の支持部材16は、自由端をタイヤTの内側面における内周側に当る位置に配置している。内周側用の外側と内側の支持部材15、16は、それぞれ、外周側用の外側と内側の支持部材11、12とほぼ対称形である。
また、後側の2本のU形状部材3も、同様に、外周側用の外側と内側の支持部材13、14の内周側位置に、それぞれ、内周側用の外側の支持部材17と内側の支持部材を設けている。内周側用の外側の支持部材17は、自由端をタイヤTの外側面における内周側に当る位置に配置している。内周側用の内側の支持部材は、自由端をタイヤTの内側面における内周側に当る位置に配置している。
滑り止め体1をタイヤTにその外周側から嵌め込むと、図11に示すように、外周側用の外側と内側の支持部材11〜14の自由端がタイヤTの外側面と内側面に当ってタイヤTの外周側に位置すると共に、内周側用の外側と内側の支持部材15〜17の自由端がタイヤTの外側面と内側面に当ってタイヤTの内周側に位置する。滑り止め体1は、タイヤTの外側面と内側面における外周側と内周側で支持される。
滑り止め体1を被せたタイヤTの部分が接地してその部分の幅が拡大すると、外周側用の支持部材11〜14と内周側用の支持部材15〜17が当ったタイヤTの外周側と内周側では幅の拡大量が少なく、それらの間の中央部では幅の拡大量が多い。タイヤTの中央部は、幅が大きく拡大しても、その拡大部分が外周側用の支持部材11〜14の自由端側と内周側用の支持部材15〜17の自由端側の間の空間ないし凹部に位置する。滑り止め体1は、タイヤTの接地中の部分から幅方向の大きな力を受けない。
[第4例(図12と図13参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置においては、第3例における外周側用と内周側用の支持部材を滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり、螺旋ばねを介在し、螺旋ばねが圧縮されて密着長さ、最小長さになるまで後退可能にしている。その他の点は、第3例におけるのと同様である。
本例のタイヤの滑り止め装置においては、第3例における外周側用と内周側用の支持部材を滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり、螺旋ばねを介在し、螺旋ばねが圧縮されて密着長さ、最小長さになるまで後退可能にしている。その他の点は、第3例におけるのと同様である。
前側の外側の外周側用の支持部材11と内周側用の支持部材15は、第3例におけるのと同様に、一枚の鋼板を折り曲げて形成している。この折り曲げ鋼板は、U形状部材2の外側部2bの裏側に取り付けるに当たり、中央部に2本のピン41をそれぞれ貫通し、それらのピン41を前側の2本のU形状部材2の外側部2bの端に貫通している。
このピン41による取り付けに当たり、第3例におけるのとは異なり、外周側用と内周側用の支持部材11、15を構成する折り曲げ鋼板は、滑り止め体1の幅方向に前後動可能にしている。2本のピン41には、それぞれ、図12に示すように、螺旋ばね42の中心孔を嵌合し、螺旋ばね42を前側のU形状部材2の外側部2bと折り曲げ鋼板11、15の間に嵌め込んでいる。外周側用と内周側用の支持部材11、15は、螺旋ばね42に押されて前進端に位置している。そして、支持部材11、15は、図13に示すように、螺旋ばね42を圧縮して後退可能である。その後退可能な距離は、螺旋ばね42が最小長さになるまでの距離である。
内側の外周側用の支持部材12と内周側用の支持部材16は、前側のU形状部材2の内側部2cに取り付けるに当たり、外側の外周側用と内周側用の支持部材11、15と同様に、ピン41と螺旋ばね42を用い、螺旋ばね42に抗して後退可能にしている。その後退可能な距離は、螺旋ばね42が最小長さになるまでである。
また、同様に、後側の外側の外周側用の支持部材13と内周側用の支持部材17も、後側の2本のU形状部材3の外側部3bに取り付けるに当たり、ピン41と螺旋ばね42を用い、螺旋ばね42が最小長さになるまで後退可能にしている。後側の内側の外周側用の支持部材14と内周側用の支持部材も、後側の2本のU形状部材3の内側部3cに取り付けるに当たり、ピン41と螺旋ばね42を用い、螺旋ばね42の最小長さまで後退可能にしている。
滑り止め体1をタイヤTに嵌め込む際、図13に示すように、支持部材11〜17の自由端は、タイヤTに当って後側に移動し、滑り止め体1がタイヤTに円滑に嵌まる。すると、支持部材11〜17の自由端は、タイヤTの外側面又は内側面における外周側又は内周側に当たる。滑り止め体1をタイヤTに嵌め込んだ状態では、螺旋ばね42がほぼ最小長さ、密着長さに圧縮されており、支持部材11〜17は、ほぼ後退端に位置して、ほぼ後退不可能になる。この支持部材11〜17は、後退不可能になり、支持作用を行う。
[第5例(図14参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置においては、滑り止め体1の支持部材は、第1例〜第4例における外周側用の支持部材11〜14を設けず、第3例、第4例における内周側用の支持部材15〜17のみを設けている。
本例のタイヤの滑り止め装置においては、滑り止め体1の支持部材は、第1例〜第4例における外周側用の支持部材11〜14を設けず、第3例、第4例における内周側用の支持部材15〜17のみを設けている。
内周側用の支持部材15〜17は、第1例、第3例、第4例におけるのと同様に1枚板の一体構成、又は、第2例におけるのと同様に長さの増減可能な2部連結構成にしている。また、内周側用の支持部材15〜17は、第1例〜第3例におけるのと同様に後退不可能に、又は、第4例におけるのと同様に後退可能に取り付けている。
図14に示す内周側用の外側と内側の支持部材15、16は、1枚板の一体構成にし、U形状部材2の外側部2bと内側部2cに後退不可能に取り付けている。
[第6例(図15と図16参照)]
本例のタイヤの滑り止め装置においては、第3例における外周側用と内周側用の支持部材を滑り止め体の外側部の裏側に取り付けるに当たり、その取付位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にしている。滑り止め体の内法の幅を調整可能にしている。その他の点は、第3例におけるのと同様である。
本例のタイヤの滑り止め装置においては、第3例における外周側用と内周側用の支持部材を滑り止め体の外側部の裏側に取り付けるに当たり、その取付位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にしている。滑り止め体の内法の幅を調整可能にしている。その他の点は、第3例におけるのと同様である。
前側の外側の外周側用の支持部材11と内周側用の支持部材15は、第3例におけるのと同様に、一枚の鋼板を折り曲げて形成している。この折り曲げ鋼板は、図15と図16に示すように、中央部に螺軸51の端を回転可能に取り付け、螺軸51を後側に突出し、螺軸51の両側にそれぞれピン52を後側に突出して取り付けている。
前側のU形状部材2の外側部2bは、第3例におけるのと同様に表側に連結板5を取り付けている一方、裏側にも連結板53を取り付けている。表側と裏側の並列した連結板5、53には、それぞれ、通孔を貫通し、両連結板5、53の間にナットを固定して、両連結板5、53を貫通する螺孔54を設けている。裏側の連結板53は、螺孔54の両側にそれぞれ通孔55を貫通している。
両連結板5、53の螺孔54には、支持部材11、15の螺軸51を螺合して貫通し、裏側の連結板53の通孔55に支持部材11、15のピン52を貫通している。支持部材11、15は、ピン52と通孔55で回り止めを施されている。螺軸51を回転すると、支持部材11、15は、滑り止め体の幅方向に移動する。
両連結板5、53の表側に突出した螺軸51には、螺軸固定用のロックナット56を螺合して貫通し、螺軸回転用の調整操作部57を固定して設けている。ロックナット56と調整操作部57を操作して支持部材11、15の取付位置を前側又は後側に移動すると、支持部材11、15の自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかる。
また、後側の外側の外周側用の支持部材13と内周側用の支持部材17も、後側のU形状部材3の外側部3bに取り付けるに当たり、同様に、螺軸51、ピン52、裏側の連結板53、螺孔54、通孔55、ロックナット56と調整操作部57を用い、その取付位置を滑り止め体の幅方向に移動可能にしている。
[変形例]
1)上記の実施形態の各例において、支持部材は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。
2)上記の実施形態の第1例において、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、両側のものを1枚板の一体構成にしているが、片側又は両側のものを第2例におけるのと同様に長さの増減可能な2部連結構成にする。また、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、後退不可能に取り付けているが、片側又は両側のものを第4例におけるのと同様に後退可能に取り付ける。
3)上記の実施形態の第2例において、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、両側のものを長さの増減可能な2部連結構成にしているが、片側又は両側のものを1枚板の一体構成にする。また、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、後退不可能に取り付けているが、片側又は両側のものを第4例におけるのと同様に後退可能に取り付ける。
4)上記の実施形態の第3例において、内周側用の支持部材は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。また、外周側用の支持部材11〜14は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。
5)上記の実施形態の第4例において、外側の支持部材11、15、13、17と内側の支持部材12、16、14は、両側のものを螺旋ばね42に抗して後退可能に取り付けているが、片側のものを後退不可能に取り付ける。また、螺旋ばね42に代えて、その他の形状のばねや弾性合成樹脂のような弾性体を用いる。
6)上記の実施形態の第5例において、外側と内側の支持部材15、16は、U形状部材2の外側部2bと内側部2cに取り付けているが、外側と内側の連結板5、6に取り付ける。
7)上記の実施形態の第6例において、支持部材の取付位置を調整可能にした構成は、滑り止め体の外側部の片側のみに設けているが、滑り止め体の外側部と内側部の両側又は滑り止め体の内側部の片側のみに設ける。
8)上記の実施形態の各例において、滑り止め体1は、前後のU形状部材2、3と内側の線状部材4を備えており、外側の線状部材を備えていないが、外側の線状部材を設ける。外側の線状部材は、タイヤTの外側面に沿い、前側のU形状部材2の外側部2bと後側のU形状部材3の外側部3bを連結する。
9)上記の実施形態の各例において、滑り止め体1は、3個であるが、2個又は4個にする。
1)上記の実施形態の各例において、支持部材は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。
2)上記の実施形態の第1例において、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、両側のものを1枚板の一体構成にしているが、片側又は両側のものを第2例におけるのと同様に長さの増減可能な2部連結構成にする。また、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、後退不可能に取り付けているが、片側又は両側のものを第4例におけるのと同様に後退可能に取り付ける。
3)上記の実施形態の第2例において、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、両側のものを長さの増減可能な2部連結構成にしているが、片側又は両側のものを1枚板の一体構成にする。また、外側の支持部材11、13と内側の支持部材12、14は、後退不可能に取り付けているが、片側又は両側のものを第4例におけるのと同様に後退可能に取り付ける。
4)上記の実施形態の第3例において、内周側用の支持部材は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。また、外周側用の支持部材11〜14は、滑り止め体1の外側部と内側部の両側に設けているが、滑り止め体1の外側部又は内側部の片側のみに設ける。
5)上記の実施形態の第4例において、外側の支持部材11、15、13、17と内側の支持部材12、16、14は、両側のものを螺旋ばね42に抗して後退可能に取り付けているが、片側のものを後退不可能に取り付ける。また、螺旋ばね42に代えて、その他の形状のばねや弾性合成樹脂のような弾性体を用いる。
6)上記の実施形態の第5例において、外側と内側の支持部材15、16は、U形状部材2の外側部2bと内側部2cに取り付けているが、外側と内側の連結板5、6に取り付ける。
7)上記の実施形態の第6例において、支持部材の取付位置を調整可能にした構成は、滑り止め体の外側部の片側のみに設けているが、滑り止め体の外側部と内側部の両側又は滑り止め体の内側部の片側のみに設ける。
8)上記の実施形態の各例において、滑り止め体1は、前後のU形状部材2、3と内側の線状部材4を備えており、外側の線状部材を備えていないが、外側の線状部材を設ける。外側の線状部材は、タイヤTの外側面に沿い、前側のU形状部材2の外側部2bと後側のU形状部材3の外側部3bを連結する。
9)上記の実施形態の各例において、滑り止め体1は、3個であるが、2個又は4個にする。
本発明のタイヤの滑り止め装置は、複輪タイヤを使用する大型の自動車や、単輪タイヤを使用する小型の自動車などの各種の自動車に使用される。
T 自動車のタイヤ
1、1a〜1c 滑り止め体
1、1a 第1滑り止め体
1、1b 第2滑り止め体
1、1c 第3滑り止め体
2 前側のU形状部材
2a 横断部
2b 外側部
2c 内側部
3 後側のU形状部材
3a 横断部
3b 外側部
3c 内側部
4 内側の線状部材、鎖
5 前側の外側の連結板
6 前側の内側の連結板
7 後側の外側の連結板
8 後側の内側の連結板
11 前側の外側の(外周側用の)支持部材
12 前側の内側の(外周側用の)支持部材
13 後側の外側の(外周側用の)支持部材
14 後側の内側の(外周側用の)支持部材
15 (前側の)外側の内周側用の支持部材
16 (前側の)内側の内周側用の支持部材
17 (後側の)外側の内周側用の支持部材
2a、3a 滑り止め体の横断部
2b、3b、5、7、11、13 滑り止め体の外側部
2c、3c、4、6、8、12、14 滑り止め体の内側部
21 前側の連結部材、鎖
22 後側の連結部材、鎖
23 連結孔、雌型連結具
24 連結ピン、雄型連結具
31 支持部材の取付端側の部分
32 支持部材の自由端側の部分
33 長孔のボルト孔
34 ボルト、ボルトナット
41 ピン
42 螺旋ばね
51 螺軸
52 ピン
53 裏側の連結板
54 螺孔
55 通孔
56 螺軸固定用のロックナット
57 螺軸回転用の調整操作部
1、1a〜1c 滑り止め体
1、1a 第1滑り止め体
1、1b 第2滑り止め体
1、1c 第3滑り止め体
2 前側のU形状部材
2a 横断部
2b 外側部
2c 内側部
3 後側のU形状部材
3a 横断部
3b 外側部
3c 内側部
4 内側の線状部材、鎖
5 前側の外側の連結板
6 前側の内側の連結板
7 後側の外側の連結板
8 後側の内側の連結板
11 前側の外側の(外周側用の)支持部材
12 前側の内側の(外周側用の)支持部材
13 後側の外側の(外周側用の)支持部材
14 後側の内側の(外周側用の)支持部材
15 (前側の)外側の内周側用の支持部材
16 (前側の)内側の内周側用の支持部材
17 (後側の)外側の内周側用の支持部材
2a、3a 滑り止め体の横断部
2b、3b、5、7、11、13 滑り止め体の外側部
2c、3c、4、6、8、12、14 滑り止め体の内側部
21 前側の連結部材、鎖
22 後側の連結部材、鎖
23 連結孔、雌型連結具
24 連結ピン、雄型連結具
31 支持部材の取付端側の部分
32 支持部材の自由端側の部分
33 長孔のボルト孔
34 ボルト、ボルトナット
41 ピン
42 螺旋ばね
51 螺軸
52 ピン
53 裏側の連結板
54 螺孔
55 通孔
56 螺軸固定用のロックナット
57 螺軸回転用の調整操作部
Claims (4)
- 滑り止め体は、自動車のタイヤの接地面を横断する横断部、タイヤの内側面に沿う内側部と、タイヤの外側面に沿う外側部を備え、タイヤに嵌合するU形状の構造にし、数個の滑り止め体をタイヤにその外周側から嵌め込んでタイヤの全周にほぼ等間隔に配列し、各滑り止め体の外側部を、それぞれ、隣の滑り止め体の外側部に連結する構成にした滑り止め装置において、
U形状の滑り止め体は、外側部又は内側部の裏側に、タイヤの外側面又は内側面に当る支持部材を片持ち状に取り付け、支持部材の自由端側を、滑り止め体の横断部側又はその反対側に、かつ、滑り止め体の幅方向中央側に突出して配置し、
滑り止め体をタイヤに嵌め込むと、支持部材の自由端がタイヤの外側面又は内側面に当ってタイヤの外周側又は内周側に位置する構成にしたことを特徴とするタイヤの滑り止め装置。 - 支持部材は、取付端側の部分と自由端側の部分の2部を連結して構成し、両部分の連結位置の調整で、長さを増減可能にしたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの滑り止め装置。
- 支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付けるに当たり弾性体を介在し、弾性体に抗して後退可能にし、滑り止め体をタイヤに嵌め込む際、支持部材の自由端がタイヤに当って後側に移動する構成にし、
支持部材の後退可能距離を制限し、滑り止め体をタイヤに嵌め込んだ状態では、支持部材がほぼ後退不可能になる構成にしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤの滑り止め装置。 - 支持部材は、滑り止め体の外側部又は内側部の裏側に取り付ける位置を滑り止め体の幅方向に調整可能にし、
支持部材は、取付位置を前側又は後側に移動すると、自由端の位置が滑り止め体の幅方向中央に近づく又は遠ざかり、滑り止め体の内法の幅が狭く又は広くなる構成にしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のタイヤの滑り止め装置。
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JP2006318005A JP2008137394A (ja) | 2006-05-15 | 2006-11-27 | タイヤの滑り止め装置 |
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---|---|---|---|
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JP2006299793 | 2006-11-06 | ||
JP2006318005A JP2008137394A (ja) | 2006-05-15 | 2006-11-27 | タイヤの滑り止め装置 |
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---|---|
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---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8539998B2 (en) | 2011-03-17 | 2013-09-24 | Kouichi Sakakibara | Anti-skid device for tires |
KR101323012B1 (ko) | 2010-07-06 | 2013-10-29 | 고오이찌 사까끼바라 | 타이어를 위한 스키드 방지 장치 |
EP2703195A1 (en) * | 2011-04-26 | 2014-03-05 | Kouichi Sakakibara | Tire anti-skid device |
-
2006
- 2006-11-27 JP JP2006318005A patent/JP2008137394A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101323012B1 (ko) | 2010-07-06 | 2013-10-29 | 고오이찌 사까끼바라 | 타이어를 위한 스키드 방지 장치 |
US8539998B2 (en) | 2011-03-17 | 2013-09-24 | Kouichi Sakakibara | Anti-skid device for tires |
EP2703195A1 (en) * | 2011-04-26 | 2014-03-05 | Kouichi Sakakibara | Tire anti-skid device |
US8757230B2 (en) | 2011-04-26 | 2014-06-24 | Kouichi Sakakibara | Anti-skid device for tires |
EP2703195A4 (en) * | 2011-04-26 | 2014-11-05 | Kouichi Sakakibara | ANTI-GLIDING DEVICE FOR TIRES |
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