JP2008135566A - 電子部品搭載用基板および電子装置、ならびに電子装置の製造方法 - Google Patents

電子部品搭載用基板および電子装置、ならびに電子装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる電子部品搭載用基板、および信頼性に優れた電子装置および電子装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電子部品搭載基板は、電子部品5の搭載部を有する基板1の上面に、電子部品を封止するための封止材が充填される穴部2を備え、穴部2には、架橋部3が形成されている。架橋部3により、穴部2に充填された封止材が係止される。これにより、封止材は、架橋部3によって強固に保持されることとなり、電子部品の発熱により封止材に高い熱量が印加されたとしても、封止材が基板1から脱落する可能性を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品を搭載するための電子部品搭載用基板および電子装置、ならびに電子装置の製造方法に関する。
従来、発光ダイオード等の発光素子を収容するために発光素子収納用パッケージ(以下、パッケージともいう)が用いられている。従来のパッケージは、基板上面に発光素子を搭載するための搭載部を有しており、搭載部およびその周辺から下面に導出される一対の配線導体が形成されている。
そして、発光素子を、基板上面に導出された一方の配線層に接続された搭載部に、導電性接合材等を介して固着するとともに、発光素子の電極と他方の配線層とをボンディングワイヤ等を介して電気的に接続し、しかる後、基板上面に透光性の樹脂材を充填して発光素子を封止することによって発光装置となる(例えば、下記の特許文献1参照)。
このような発光装置においては、発光素子の発熱により樹脂材が基板から剥がれ、基板から脱落してしまうことがある。そして、樹脂材により、発光素子やボンディングワイヤが基板から引き剥がされてしまうことがある。そこで、樹脂材が基板から脱落することを抑制するために、基板と樹脂材との取着強度を強くすることが考えられ、このような基板と樹脂材との取着強度を強める方法として、基板の上面に穴部を設けておき、封止する際にこの穴部に樹脂材が充填されるようにする方法が知られている。
特開平2002−232017号公報
しかしながら、近年の発光装置の高輝度化に伴い、発光素子の発する熱量が更に高くなってきている。このような高発熱の発光素子に対しては、従来技術のように、封止する際に穴部に樹脂材を充填するだけでは、樹脂材が基板から剥がれて、脱落することを抑制することができなくなっているという問題を有していた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は、封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる電子部品搭載用基板を提供することにある。また、信頼性に優れた電子装置および電子装置の製造方法を提供することにある。
本発明の電子部品搭載基板は、電子部品の搭載部を有する基板の上面に、前記電子部品を封止するための封止材が充填される穴部を備え、該穴部には、架橋部が形成されていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記穴部内には、前記架橋部が複数形成されており、該複数の架橋部同士は、平面視で互いに交差することを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記架橋部は、前記穴部の奥側に向かって凸となるように反っていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記架橋部は、前記穴部の開口面から離間した前記穴部の内部に形成されていることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記穴部は、前記基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、任意に選択される第1の深さにおける前記穴部の最も前記一方向よりの壁面が、前記第1の深さよりも深い第2の深さにおける穴部の最も前記一方向よりの壁面よりも、前記一方向側に位置するか、或いは、前記第1の深さにおける前記穴部の壁面と前記第2の深さにおける前記穴部の壁面とが、平面視で実質的に一致するか、のどちらか一方或いは双方のみからなる形状であることを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記穴部は、該穴部の奥側に向かうに連れて、漸次或いは段階的に狭くなっていくことを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記基板の上面に、前記架橋部を有する穴部は複数形成されており、該複数の穴部の各々において、前記架橋部と前記穴部の壁面との間の領域である開口が、前記基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、前記穴部の壁面の最も前記一方向寄りに位置する領域を有することを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記架橋部と、前記基板とが同一のセラミックス材料からなり、両者が同時焼成により形成されたことを特徴とするものである。
また、好ましくは、前記架橋部と前記基板とが異なる材料からなり、前記架橋部は、その両端部が基板内に埋入するまで延在されることにより、該基板に保持されることを特徴とするものである。
本発明の電子装置は、本発明の電子部品搭載基板と、該電子部品搭載基板上に搭載された電子部品と、該電子部品を封止し、且つ前記穴部内に充填された封止材とを備えることを特徴とするものである。
本発明の電子装置の製造方法は、本発明の電子部品搭載基板の前記穴部内に、前記封止材を、前記架橋部の一方側の開口から充填することを特徴とするものである。
本発明の電子部品搭載基板は、電子部品の搭載部を有する基板の上面に、電子部品を封止するための封止材が充填される穴部を備え、穴部には、架橋部が形成されている。そして、このような穴部内に封止材が充填された場合、架橋部が形成された面において、封止材が架橋部の左右の領域に分かれて存在することとなり、穴部に充填された封止材が係止される。これにより、電子部品等の発熱により封止材が穴部の壁面から剥がれたり、穴部内に充填された封止材に変形が生じたりしても、架橋部の断裂や封止材の分裂が発生しない限り、封止材は、架橋部によって良好に係止されることとなり、基板から脱落する可能性が良好に低減される。
また、好ましくは、穴部内には、架橋部が複数形成されており、複数の架橋部同士は、平面視で互いに交差することから、より確実に封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる。
また、好ましくは、架橋部は、穴部の奥側に向かって凸となるように反っていることから、架橋部は、穴部に充填された封止材が脱落しようとする力に対してより強固な構造となるので、架橋部に対して封止材が脱落しようとする力が印加されたとしても、架橋部が封止材により破損する可能性を低減することができ、封止材が基板から脱落する可能性をより低減することができる。
また、好ましくは、架橋部は、穴部の開口面から離間した穴部の内部に形成されていることから、基板に電子部品を搭載する際や基板を搬送する際に、加工装置や搬送装置が架橋部に直接接触することを抑制し、これにより架橋部が破損する可能性を低減することができる。
また、好ましくは、穴部は、基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、任意に選択される第1の深さにおける穴部の最も一方向よりの壁面が、第1の深さよりも深い第2の深さにおける穴部の最も一方向よりの壁面よりも、一方向側に位置するか、或いは、第1の深さにおける穴部の壁面と第2の深さにおける穴部の壁面とが、平面視で実質的に一致するか、のどちらか一方或いは双方のみからなる形状である。これにより、穴部の奥側から開口側に向かうにつれて、穴部の壁面が特定の一方向側に向かうこととなるか、或いは穴部の壁面が基板の上面に対して垂直な方向に位置することとなるので、めっき液等の処理液から取り出した際に穴部の開口が側方を向くようにして、即ち特定の一方向が下向きを向くようにして、基板を立設することで穴部内に残留しためっき液等を良好に排出することができる。従って、めっき液等の残留により基板にしみ等が発生する可能性を低減することができ、封止材を基板に強固に取着させることができる。
また、好ましくは、穴部は、穴部の奥側に向かうに連れて、漸次或いは段階的に狭くなっていくことから、封止材を穴部の内周面に沿って流入して充填する際、穴部の奥側までより確実に封止材を充填でき、封止材を穴部の内周面により確実に取着させることができる。また穴部の奥側が開口面側よりも狭いので、穴部内への封止材の充填した状態を目視等により良好に確認しやすくなる。
また、好ましくは、基板の上面に、架橋部を有する穴部が複数形成されており、複数の穴部の各々において、架橋部と穴部の壁面との間の領域である開口が、基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、穴部の壁面の最も一方向寄りに位置する領域を有する。これにより穴部は、めっき液の排出が架橋部により阻害されない特定の一方向を有し、この一方向が下向きになるように、基板を傾けることにより、複数の穴部内に残留しためっき液を良好に排出することができる。これにより、めっき液の残留により基板にしみ等が発生する可能性をより確実に低減することができ、封止材を基板に強固に取着させることができる。
また、好ましくは、架橋部と、基板とが同一のセラミックス材料からなり、両者が同時焼成により形成されたことから、基板と架橋部との間の熱膨張率の差が小さく、或いは熱膨張率が等しくなるので、電子部品が発熱した際に基板と架橋部との間に熱応力が発生することを抑制し、架橋部が破損する可能性を低減することができる。
また、基板と架橋部とは同時に焼成したことから、基板と架橋部とは一体化し、基板と架橋部との接合部は強固な構造となるので、架橋部に対して封止材が脱落しようとする方向に応力が印加されたとしても、封止材により架橋部が基板から引き剥がされる可能性を低減することができ、封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる。
また、好ましくは、架橋部と基板とが異なる材料からなり、架橋部は、その両端部が基板内に埋入するまで延在されることにより、基板に保持されることから、架橋部は強固に保持されるので、架橋部に対して封止材が脱落しようとする方向に応力が印加されたとしても、封止材により架橋部が基板から引き剥がされる可能性を低減することができ、封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる。
本発明の電子装置は、本発明の電子部品搭載基板と、電子部品搭載基板上に搭載された電子部品と、電子部品を封止し、且穴部内に充填された封止材とを備えることから、穴部内に充填された封止材が、電子部品搭載用基板から脱落する可能性が低減された信頼性に優れた電子装置となる。
本発明の電子装置の製造方法は、電子部品搭載基板の穴部内に、封止材を、架橋部の一方側の開口から充填することから、封止材を穴部に充填する際、穴部内の空気を他方側の開口から排出しながら充填することができるので、穴部内に空気が残留する可能性を低減し、封止材を穴部内に隙間なく充填することができる。これにより、封止材を電子部品搭載用基板に強固に取着させることができ、封止材が電子部品搭載用基板から脱落する可能性を低減することができる。
本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。図1は、本発明のパッケージについて実施の形態の一例を示す平面図である。図2(a)は、図1の電子部品搭載用基板のA−A’線における実施の形態の一例を示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)のC部における要部拡大断面図である。図3(a)は、図1の電子部品搭載用基板のB−B’線における実施の形態の一例を示す断面図であり、図3(b)は、図3(a)のD部における要部拡大断面図である。これらの図において、1は基板、1aは搭載部、2は穴部、3は架橋部、4は配線導体、5は電子部品である。
本発明の電子部品搭載基板は、電子部品5の搭載部1aを有する基板1の上面に、電子部品5を封止するための封止材が充填される穴部2を備え、穴部2には、穴部2の一方の壁面と他方の壁面との間に架け渡された架橋部3が形成されている。
基板1は、セラミックスや樹脂材等からなり、例えば、セラミックスからなる場合は、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等の電気絶縁材料から成る。基板1が、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、カルシア(CaO)、マグネシア(MgO)等の原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状となすとともにこれを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用し、シート状に成形することによってセラミックグリーンシートを得、次にセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施すとともに必要に応じて複数枚積層し、高温(約1500〜1800℃)で焼成することによって製作される。
基板1は、上面に発光素子等の電子部品5を搭載するための搭載部1aと、基板1の上面に開口する穴部2とを備えており、搭載部1aまたはその周囲から基板1の下面または側面等に導出される配線導体4が形成されている。
穴部2は、搭載部1aの周囲、かつ基板1の上面に開口して設けられており、穴部2内には、電子部品5を封止する際に封止材が充填される。このような穴部2は、基板1用のセラミックグリーンシートのいくつかに穴部2用の貫通孔を金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により形成しておき、他のセラミックグリーンシートと積層することにより形成される。
なお、穴部2の開口部分の幅は、封止材の種類や穴部2の深さ等により異なるが、封止材を穴部2内に充填しやすくするため、穴部2の開口部分の幅は、0.2mm以上に形成しておくことが好ましい。
また、穴部2は、円形状、四角形状、三角形状等の多角形状に形成しておけば良く、上述以外の形状であっても構わない。封止材を穴部2内に充填しやすくするため、穴部2は、平面視で円形状、長円形状、楕円形状等の角部を有しない形状であることが好ましい。
また、基板1に穴部2を複数形成する場合においては、複数の穴部2同士の比較において、少なくとも一つの穴部2の開口部分の幅が他の穴部2の開口部分の幅とは異なるようにしても構わない。例えば、基板1が矩形状であり、基板1の上面の中央部に電子部品5の搭載部1aと、搭載部1aの周囲に4つの穴部2が分散して配設されている場合、穴部2のうちの1つの開口部分の幅を、他の3つの開口部分の幅とは異なるようにしておけば良い。具体的には、例えば、基板1が5.0mm×5.0mmの矩形状であり、基板1の上面側において角部の対角線上の角部近傍に穴部2を4つ分散して配設する場合、穴部2のうちの1つの開口部分を直径1.0mmの円形状とし、他の3つの穴部2の開口部分を直径0.5mmの円形状とすれば良い。これにより、基板1を平面視した際、穴部2の開口部分の大きさの違いにより基板1の方向性等を良好に認識することができ、電子部品5を搭載部1aに搭載する際や基板1を外部回路基板に搭載する際に良好に行いやすくなる。また、複数の穴部2の少なくとも一つの開口部分における形状を他の穴部2の開口部分における形状と異なるようにしておいても良い。
配線導体4は、タングステンやモリブデン、銅、銀等の金属粉末メタライズから成り、電子部品5を外部に電気的に接続するための導電路である。そして、配線導体4は、基板1用のセラミックグリーンシートにスクリーン印刷法等の印刷手段により配線導体4用のメタライズペーストを印刷塗布し、基板1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって所定の領域に被着形成される。配線導体4用のメタライズペーストは、主成分の金属粉末に有機バインダー、有機溶剤、必要に応じて分散剤等を加えてボールミル、三本ロールミル、プラネタリーミキサー等の混練手段により混合および混練することで製作される。セラミックグリーンシートの焼結挙動に合わせたり、焼結後の積層基板との接合強度を高めたりするためにガラスやセラミックスの粉末を添加しても良い。
また、基板1の表面および内部に形成された配線導体4は、必要に応じて基板1を貫通する貫通導体により電気的に接続されている。このような貫通導体は、配線導体4を形成するためのメタライズペーストの印刷塗布に先立って基板1用のセラミックグリーンシートに金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工等の加工方法により貫通導体用の貫通孔を形成し、この貫通導体用の貫通孔に貫通導体用のメタライズペーストをスクリーン印刷法等の印刷手段により充填しておくとともにこれを基板1用のセラミックグリーンシートとともに焼成することによって各領域に形成される。貫通導体用のメタライズペーストは配線導体4用のメタライズペーストと同様にして作製されるが、有機バインダーや有機溶剤の量により充填に適した粘度に調製される。
また、配線導体4の基板1の外部表面に露出する部分には、ニッケル(Ni)、金(Au)、銀(Ag)等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくのが良く、配線層3が酸化腐食するのを有効に防止できるとともに、配線導体4と電子部品5の固着または配線導体4とボンディングワイヤ6や半田バンプ等との電気的接続、配線導体4と外部電気回路板の配線導体との接合を強固なものとすることができる。従って、配線導体4の露出する表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜5μm程度のAuめっき層またはAgめっき層とが、電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されていることがより好ましい。
そして、本発明において、穴部2には、架橋部3が形成されている。このような架橋部3は、セラミックスや樹脂材、金属等からなり、例えば、セラミックスからなる場合は、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体等の電気絶縁材料を用いることができる。架橋部3がセラミックス或いは樹脂材からなる場合、基板1用のセラミックグリーンシート或いは樹脂シートの複数枚に穴部2用の貫通孔を打ち抜く際に、これらのセラミックグリーンシート或いは樹脂シートのうち少なくとも1枚を、架橋部3となる領域を残した状態の穴部2用の貫通孔としておくことで、穴部2に架橋部3を形成することができる。例えば、2枚のセラミックグリーンシートに穴部2用の貫通孔を形成する際、上面側となるセラミックグリーンシートに架橋部3となる領域を残した状態の穴部2用の貫通孔とし、残りを通常の状態の穴部2用の貫通孔としておく。そして、これらのセラミックグリーンシートを積層することによって、上面側の層に架橋部3を備えた穴部2を形成することができる。
或いは架橋部3が金属からなる場合、複数枚積層されたうちの少なくとも一枚のセラミックグリーンシート或いは樹脂シートの前駆体(樹脂シートが硬化される前のシートをいう)に穴部2用の貫通孔を形成し、この貫通孔の周囲のセラミックグリーンシート或いは前駆体に、金属からなる架橋部用の棒状体の両端を埋め込んで、その後、セラミックスの場合はセラミックグリーンシートとともに焼成し、樹脂シートの前駆体の場合は硬化させればよい。尚、セラミックグリーンシートに埋設する場合は、金属としてタングステンやモリブデン、タンタル等の高融点金属を用いることが望ましい。
これにより、穴部2内に封止材が充填された場合、架橋部3が形成された面において、封止材が架橋部3の左右の領域に分かれて存在することとなり、穴部2に充填された封止材が係止される。このため、封止材が架橋部3によって強固に保持され、電子部品5の発熱により封止材に熱が印加されて、封止材が穴部2の内面から剥がれても、或いは封止材が変形して、架橋部3の左右の領域の形状に沿って穴部2から脱落しようとしても、封止材が基板1から脱落する可能性を低減することができる。すなわち、架橋部3の断裂や封止材の分裂が発生しない限り、封止材は架橋部3によって係止されるので、基板1から脱落する可能性を低減することができる。
また、架橋部3は、1つの穴部2に複数の架橋部3を配設しても構わない。この場合、それぞれの架橋部3により封止材を保持することができるようになる。なお、架橋部3を複数配設する場合、それぞれの架橋部3を同じ深さに形成しても良いし、それぞれの架橋部3を異なる深さに配設しても構わない。なお、同じ深さに2つの架橋部3を重ならないように配設した場合、穴部2は、架橋部3が形成された面において、2つの架橋部3により3つの領域に分割される。また、異なる深さに2つの架橋部3を配設した場合、穴部2は、それぞれの架橋部3が形成された面において、架橋部3により2つの領域にそれぞれ分割される。
また、基板1の上面に穴部2を複数形成する場合、上述の穴部2の開口部分の大きさを異ならせる以外に、架橋部3の形状や架橋部3の配設方向を異ならせることによっても、架橋部3の形状の違いや配設方向の違いにより基板1の方向性等を良好に認識することができる。なお、図4においては、基板1の一方主面に4つの穴部2が形成されており、1つの穴部2の架橋部3を他の穴部2の架橋部3に対して45°傾けた方向に配設した例を示している。
また、架橋部3が形成された面において、架橋部3により複数の領域に分割された各領域が均等に分割されるように配設しておくことが好ましい。例えば、図1に示すように、穴部2の平面視形状が円形であり、棒状の架橋部3を配設する場合、架橋部3は、架橋部3が形成された面において、穴部2の中心を通過するようにしておくことが好ましい。これにより、架橋部3が封止材に対して均等に位置するので、強固に保持することができる。
また、穴部2内には、架橋部3が複数形成されており、複数の架橋部3同士は、平面視で互いに交差することが好ましい。この構成により、より確実に封止材が基板から脱落する可能性を低減することができる。なお、ここでいう平面視で交差するとは、以下のようなものをいう。第1は、架橋部3が、三叉状や十文字状、またはそれ以上に叉状に形成されたものである場合をいう。なお、図5(a)は、十文字状に形成された架橋部3が形成された例を示している。第2は、複数の架橋部3が穴部2の異なる深さにそれぞれ形成されており、複数の架橋部3のうち、2つ以上の架橋部3が平面視で交差している場合をいう。なお、図5(b)は、穴部2の異なる深さに形成された2つの架橋部3が平面視で交差している例を示している。なお、平面視で交差する領域(交差部)3aは、封止材を良好に保持するため、架橋部3が形成された面において、架橋部3により分割された各領域の面積が均等になるように配設することが好ましく、各領域の形状を同一形状にして配設することがより好ましい。
また、図6に示すように、架橋部3は、穴部2の奥側に向かって凸となるように反っていることが好ましい。この構成により、架橋部3は、穴部2に充填された封止材が脱落しようとする方向(穴部の奥側から開口側の方向)の力に対してより強固な構造となる。従って、架橋部3に対して封止材が脱落しようとする方向に応力が印加されたとしても、架橋部3が封止材により破損する可能性を低減することができ、封止材が基板1から脱落する可能性をより低減することができる。
このような架橋部3は、架橋部3がセラミックスからなる場合、基板1用のセラミックグリーンシートを焼成する前に、基板1用のセラミックグリーンシートに設けた架橋部3となる領域を、穴部2の奥側に向かって予め凸となるように撓ませておくことにより形成することができる。また、基板1用のセラミックグリーンシートの高温で焼成する際に、架橋部3が穴部2の奥側に向かって凸となるように変形させることによっても形成することができる。
或いは架橋部3が金属からなる場合、複数枚積層されたうちの少なくとも一枚のセラミックグリーンシートにタングステンやモリブデン、タンタル等の高融点金属からなる架橋部用の棒状体等を反らせたものを埋め込んで、その後、セラミックグリーンシートとともに、焼成すればよい。
また、図7に示すように、架橋部3は、穴部2の開口面から離間した穴部2の内部に形成されていることが好ましい。この構成により、架橋部3は、基板1の最表面よりも内側に配設されるので、基板1に電子部品5を搭載する際や基板1を搬送する際に、加工装置や搬送装置が架橋部3に直接接触する可能性を低減し、これにより架橋部3が破損する可能性を低減することができる。
また、図8〜図10に示すように、穴部2は、基板1の上面に水平な方向のうちの一方向Jを特定したときに、任意に選択される第1の深さY1における穴部の最も一方向よりの壁面X1が、第1の深さY1よりも深い第2の深さY2における穴部の最も一方向よりの壁面X2よりも、前記特定の一方向J側に位置するか、或いは、第1の深さY1における穴部2の壁面X1と第2の深さY2における穴部2の壁面X2とが、平面視で実質的に一致するか、のどちらか一方或いは双方のみからなる形状であることが好ましい。この場合、穴部2の奥側から開口側に向かうにつれて、穴部2の壁面が特定の一方向J側に向かうような形状となるか、或いは穴部2の壁面が基板1の上面に対して垂直な方向に一致するような形状になるか、或いはこれらを組み合わせた形状になる。すなわち、最も一方向側における穴部2の奥側の壁面は、開口面側の壁面(奥側の壁面よりも開口面側に近い壁面)よりも平面視で穴部2の外側に位置しないこととなる。図11は、図8および図9に示すような基板1をめっき槽7中のめっき液7aから取り出したことを模式的に示す断面図である。図11に示すように、基板1をめっき槽7中のめっき液7aから取り出した際に、最も一方J側に位置する穴部2の壁面を最も下方に位置させ、穴部2の開口が側方を向くようにして基板1を立設する(基板1の主面が側方となる)ことで、穴部2内に残留しためっき液を良好に排出することができる。従って、めっき液の残留により基板1にしみ等が発生する可能性を低減することができ、封止材を基板1に強固に取着させることができる。
また、穴部2は、穴部2の奥側に向かうに連れて、漸次或いは段階的に狭くなっていくことが好ましい。この構成により、封止材を穴部2の内周面に沿って流入して充填することができ、封止材を穴部2の内周面により確実に取着させることができる。
また、奥側の方が開口面側よりも狭いので、穴部2内に封止材を充填した後に、封止材の穴部2内の充填状態を目視等により良好に確認しやすくなる。
また、開口部側の壁面が奥側の壁面よりも広がって外側に位置するので、基板1をめっき液7aから取り出した際に穴部2の開口を、一方向側を下方として基板1を立設する(基板1の主面が側方となる)ことで、穴部2内に残留しためっき液をより確実に排出することができ、めっき液の残留により基板にしみ等が発生する可能性をより確実に低減することができ、封止材を基板1に強固に取着させることができる。
また、電子部品の搭載部1aを有する基板1の上面に、架橋部3が形成された穴部2が複数形成されており、複数の穴部2の各々において、架橋部3と穴部2の壁面との間の領域である開口が、基板1の上面に水平な方向のうちの一方向Jを特定したときに、穴部2の壁面の最も一方向よりに位置する領域Sを有することが好ましい。図12は、基板1をめっき槽7中のめっき液7aから取り出したことを模式的に示す断面図である。この構成により、めっき液から取り出した際に、前記一方向J側を下方にして基板1を立設することで、架橋部3と穴部2の壁面との間の領域である開口の1つが最も下方に位置することとなる。従って、架橋部3によりめっき液の排出が阻害されることがなくなるので、複数の穴部2のそれぞれに残留しためっき液をそれぞれの穴部2から良好に排出することができる。これにより、めっき液の残留により基板1にしみ等が発生する可能性をより確実に低減することができ、封止材を基板1に強固に取着させることができる。
なお、基板1は、めっき液7aに浸漬する際に、予め一方向J側を下方にして立設しておいても良いし、めっき液7aから取り出した後に、一方向J側を下方にして立設しても構わない。これにより、めっき液7aが穴部2から排出される。また、上述において、穴部2からのめっき液7aの排出について説明を行っているが、めっき液7aに限るものではなく、洗浄液等の各種処理液に浸漬した場合においても、同様にしてこれらの処理液を良好に排出することができる。
また、基板1は平板形状に限るものではなく、図13に示すように、基板1の上面に電子部品5が収容される凹部8を形成しておいても構わない。これにより、この凹部8内(凹部8の底面上)に電子部品5を収容することができるようになる。このような凹部8は、基板1用のセラミックグリーンシートのいくつかに凹部8用の貫通孔を金型やパンチングによる打ち抜き方法またはレーザ加工方法により形成しておき、他のセラミックグリーンシートと積層することにより形成することができる。なお、基板1が上面に凹部8を有する場合、穴部2は、凹部8の底面に形成しても構わない。
また、図14に示すように、セラミックスや樹脂材、金属等からなる枠体9を、ガラス、樹脂材、ロウ材等の接着剤によりセラミックスや樹脂材からなる板状体10に接合することにより、凹部8を形成しても構わない。この場合、枠体9と板状体10とからなる構造体が基板1を構成し、枠体9の上面に上述のような穴部2を形成しておいても構わない。なお、板状体10は、上面に凹部を形成しておいても構わない。また、穴部2は、凹部8の底面や板状体10の上面に形成しても構わない。
また、架橋部3は、基板1と同一のセラミックス材料からなることが好ましい。これにより、基板1と架橋部3との間の熱膨張率の差が小さく、或いは熱膨張率が等しくなるので、電子部品5が発熱した際に基板1と架橋部3との間に熱応力が発生することを抑制し、架橋部3が破損する可能性を低減することができる。
また、基板1と架橋部3とは同時に焼成されることから、基板1と架橋部3とは焼結し、基板1と架橋部3との接合部は強固な構造となるので、架橋部3に対して封止材が脱落しようとする方向に応力が印加されたとしても、封止材により架橋部3が基板1から引き剥がされる可能性を低減することができ、封止材が基板1から脱落する可能性を低減することができる。
なお、基板1が枠体9と板状体10とから構成される場合は、架橋部3は、枠体9と同一のセラミックス材料からなることが好ましい。
また、架橋部3と基板1とが異なる材料からなる場合においては、架橋部3は、その両端部が基板1内に埋入するまで延在されることにより、基板1に保持されることが好ましい。この構成により、架橋部3は基板1に強固に保持されるので、架橋部3に対して封止材が脱落しようとする方向に応力が印加されたとしても、封止材により架橋部3が基板1から引き剥がされる可能性を低減することができる、封止材が基板1から脱落する可能性を低減することができる。なお、このような架橋部3は、穴部2に連通する溝を基板1の上面に複数設けておき、これらの溝内に架橋部3の端部が配設されるようにしておき、架橋部3の端部を樹脂やろう材、ガラス等により溝の内面に取着することにより形成することができる。また、枠体9と板状体10とからなる構造体が基板1を構成する場合、板状体10と枠体9とを貼り合せる際に、架橋部3を板状体10と枠体9との間に挟み込むことによっても形成することができる。
そして、本発明の電子装置は、上述の電子部品搭載基板と、電子部品搭載基板の上面に搭載された電子部品5と、電子部品5を封止し、且つ穴部2内に充填された封止材とを備えている。電子部品搭載用基板は、上面に形成された穴部2に架橋部3を設けているので、穴部2内に充填された封止材は、架橋部3により電子部品搭載用基板から脱落する可能性が低減され、信頼性に優れた電子装置となる。
ここで、電子部品5は、半導体素子、圧電素子、発光素子、受光素子等が用いられる。また、電子部品5として発光素子を用いる場合においては、発光素子として発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)等が用いられる。封止材が電子部品搭載用基板から脱落する可能性が低減されているので、電子装置は、信頼性に優れた発光装置となる。発光素子は、例えばAu−シリコン(Si)合金や銀(Ag)を含むエポキシ樹脂材等の導電性接合材により基板1の上面に形成された搭載部1aに固着されるとともに、発光素子の電極と配線導体4がボンディングワイヤ6等を介して電気的に接続される。なお、発光素子をフリップチップ接続により配線導体4に電気的に接続させても良い。
封止材は、例えばシリコーン樹脂材,エポキシ樹脂材が好適である。封止材を、電子部品5を覆うように塗布するとともに、複数の穴部2内部に充填させた後、封止材を硬化することで電子装置となる。なお、電子部品5が発光素子や受光素子からなる場合は、透光性の封止材が用いられる。発光素子からなる場合、封止材中に蛍光体を含有していてもよい。蛍光体は、発光素子から発する光の波長を他の波長に変換して可視化するためのものや、外部からの特定波長を受けて発光素子の受光感度に合わせることができるものであり、発光素子からの発する光と発光可能な蛍光体との組み合わせにより任意の発光色を得ることができる。例えば、発光素子からの発する光が青色光であり、蛍光体からの発する光が黄色光であれば、混色により白色光を発光装置から発光することができる。
また、電子部品5が発光素子からなり、凹部8内に発光素子が収容される発光装置においては、凹部8の内周面に反射層を形成しておくことにより、発光素子が発光する光を外部に良好に放射することができるようになる。例えば、このような反射層としては、基板1がセラミックスからなる場合、凹部8の内周面にメタライズ層を形成しておき、メタライズ層上にNi,Au,Ag等の反射率の高い金属からなるめっき層を被着することにより形成することができる。また、蒸着法等により、凹部8の内周面に、Ni,Au,Ag等の薄膜を被着しておくことにより形成しても構わない。また、少なくとも表面にNi,Au,Ag等の反射層が形成された金属製の枠状の部材や白色系のセラミックス製の枠状の部材を凹部8内に収容しても良いし、凹部8の内周面に少なくとも表面にNi,Au,Ag等の反射層が形成された金属製の板材や金属箔を貼付することにより形成しても構わない。また、図13および図14に示したように、凹部8の底面から基板1の上面にかけて凹部8の内周面が広がるように凹部8を形成しておくと、発光素子が発光する光を外部に良好に放射することができる。
なお、電子部品5を封止する際に、電子部品搭載用基板の穴部2内には、封止材を架橋部3の一方側の開口から充填すると、穴部2内の空気を他方側の開口から排出しながら封止材を穴部2内に充填することができる。これにより、充填する際に穴部2内に空気が残留する可能性を低減し、封止材を穴部2内に隙間なく充填することができる。従って、封止材を電子部品搭載用基板に強固に取着させることができ、封止材が電子部品搭載用基板から脱落する可能性を低減することができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何ら差し支えない。例えば、図15に示すように、母基板11に複数個の電子部品搭載用基板を配列形成した多数個取り基板の形態で形成して構わない。電子部品4を搭載部1aに搭載前または後に基板領域1’の外縁に沿って形成され、一点鎖線で示された分割予定線12に沿って分割することで、基板領域1’毎に分割することで、複数個の電子部品搭載用基板を効率良く形成することができる。なお、複数の電子部品搭載用基板に分割する方法としては、多数個取り基板の各基板領域1’の境界となる分割予定線12に沿って分割溝を形成しておき、この分割溝に沿って撓折して分割する方法、またはスライシング法等により基板領域1’毎に切断する方法等がある。また、上述での例においては、基板1上に電子部品5が1個搭載される場合について説明を行っているが、基板1上に電子部品5が2個以上搭載される場合であっても構わない。この場合、それぞれの電子部品5の電極に対応するように配線導体4を形成しておけば良い。
本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す平面図である。 (a)は、図1のA−A’線における断面図断面図であり、(b)は、(a)のC部における要部拡大断面図である。 (a)は、図1のB−B’線における断面図断面図であり、(b)は、(a)のD部における要部拡大断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す平面図である。 本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す平面図である。 (a)は、本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す断面図であり、(b)は、(a)のE部における要部拡大断面図である。 (a)は、本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す断面図であり、(b)は、(a)のF部における要部拡大断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す平面図である。 (a)は、図7のG−G’線における断面図断面図であり、(b)は、(a)のH部における要部拡大断面図である。 (a)は、本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す断面図であり、(b)は、(a)のI部における要部拡大断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板をめっき液から取り出した際の様子を模式的に示す断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板をめっき液から取り出した際の様子を模式的に示す断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板について実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の電子部品搭載用基板が複数配列された多数個取り基板の一例を示す平面図である。
符号の説明
1:基板
1a:搭載部
2:穴部
3:架橋部
3a:交差部
4:配線導体
5:電子部品

Claims (11)

  1. 電子部品の搭載部を有する基板の上面に、
    前記電子部品を封止するための封止材が充填される穴部を備え、
    該穴部には、架橋部が形成されていることを特徴とする電子部品搭載基板。
  2. 前記穴部内には、前記架橋部が複数形成されており、該複数の架橋部同士は、平面視で互いに交差することを特徴とする請求項1に記載の電子部品搭載基板。
  3. 前記架橋部は、前記穴部の奥側に向かって凸となるように反っていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品搭載基板。
  4. 前記架橋部は、前記穴部の開口面から離間した前記穴部の内部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子部品搭載基板。
  5. 前記穴部は、
    前記基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、任意に選択される第1の深さにおける前記穴部の最も前記一方向よりの壁面が、前記第1の深さよりも深い第2の深さにおける穴部の最も前記一方向よりの壁面よりも、前記一方向側に位置するか、或いは、
    前記第1の深さにおける前記穴部の壁面と前記第2の深さにおける前記穴部の壁面とが、平面視で実質的に一致するか、のどちらか一方或いは双方のみからなる形状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子部品搭載基板。
  6. 前記穴部は、該穴部の奥側に向かうに連れて、漸次或いは段階的に狭くなっていくことを特徴とする請求項5に記載の電子部品搭載基板。
  7. 前記基板の上面に、前記架橋部を有する穴部は複数形成されており、
    該複数の穴部の各々において、前記架橋部と前記穴部の壁面との間の領域である開口が、前記基板の上面に水平な方向のうちの一方向を特定したときに、
    前記穴部の壁面の最も前記一方向寄りに位置する領域を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子部品搭載基板。
  8. 前記架橋部と、前記基板とが同一のセラミックス材料からなり、両者が同時焼成により形成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の電子部品搭載基板。
  9. 前記架橋部と前記基板とが異なる材料からなり、前記架橋部は、その両端部が基板内に埋入するまで延在されることにより、該基板に保持されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の電子部品搭載基板。
  10. 請求項1乃至9に記載の電子部品搭載基板と、該電子部品搭載基板上に搭載された電子部品と、該電子部品を封止し、且つ前記穴部内に充填された封止材とを備えることを特徴とする電子装置。
  11. 請求項1乃至9に記載の電子部品搭載基板の前記穴部内に、前記封止材を、前記架橋部の一方側の開口から充填することを特徴とする電子装置の製造方法。
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