JP2008135220A - 液晶表示装置用バックライト制御システム、液晶表示装置、およびled光源ならびに液晶表示装置用バックライトの制御方法 - Google Patents

液晶表示装置用バックライト制御システム、液晶表示装置、およびled光源ならびに液晶表示装置用バックライトの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】色バランス変動を抑制したLED光源を実現すること。
【解決手段】輝度制御DAコンバータ(15)は、光源の輝度を制御するための輝度制御信号をRGBのそれぞれに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19RGB)に送出するコンバータである。電流範囲判定部(16)は、光源の輝度に対応してLEDに流す電流値がどの範囲にあるかを判定するための回路である。電流制御レジスタ部(17RGB)は、RGBのそれぞれに対応付けられて設けられた記憶手段であり、バックライト光の色バランスが予め設定された範囲となるようにRGBそれぞれのLEDに流す電流値を補正する情報が格納されており、その補正情報をRGBそれぞれのLEDに対応付けられて設けられた選択部(18RGB)へと送出するための回路である。各LEDに流す電流値は、予め設定した白色光の色バランスの範囲内となるように補正される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置関連技術に関し、より詳細には、LED光源ならびに液晶表示パネル用バックライトの制御技術に関する。
液晶ディスプレイは液晶自体が自己発光しないため、バックライトを用いて外部から照射光を照明することが必要であり、このバックライトとして、蛍光ランプ(冷陰極管)や発光ダイオード(LED)あるいはエレクトロルミネッセンス(EL)を光源として用いたものがあるが、従来は蛍光ランプを光源とするバックライトが主流であった。
しかし、蛍光ランプの点灯には、数十kHzの周波数の高電圧(700V程度)をランプ両端に印加させることが必要であることから、微小浮遊容量を介して電流漏れが発生したり断線や短絡等が生じ易いという問題がある。また、蛍光ランプから得られる白色光は青みがかっており、高い色再現性を得るためには白色度の点で十分とはいえない。さらに、蛍光ランプには管内放電を容易にするために水銀が使用されているが、環境有害物質である水銀の使用は環境保護の観点から好ましくない。さらに、実使用時に於いても、冷陰極間は電源投入後十数分間は、輝度や演色性が悪く、液晶画面本来の色調や輝度が表示できないと言う問題点も有している。
これに対して、LEDをバックライト用光源として用いると、長寿命で衝撃にも強く断線等も生じ難いこと、色純度に優れていること、低電圧動作素子であるために取扱いや安全性に優れ小型軽量化が容易であること、電源投入後から本来の色調や輝度が表示でき且つその時間変化も少ないこと、電流値に対する発光量の直線性が良好で且つ応答速度が速いこと等の利点があり、LEDバックライトに関する研究開発が進められてきている。特に、青色LED実用化の後は、LEDのもつ優れた色再現性や低環境負荷という利点を生かして、実用化に向けた研究開発が加速してきており、LEDを用いた光源も実用化に向けた研究開発が行われている。
しかし、このようなLEDバックライトを実用化する上で、例えば下記のような解決問題が認識されている。すなわち、(1)LED輝度の精密制御手法、(2)更なる輝度向上と消費電力の低減化、(3)LEDの輝度や発光スペクトラム変動の抑制(環境動作条件による特性変動の低減など)などである。
LEDをバックライトとして用いる場合の制御方法としては、定電流制御電流値可変方式や定電流動作パルス幅変調方式(例えば、特許文献1参照)が知られている。
このうち、定電流動作パルス幅変調方式は、バックライトとしてのLEDに、基本周期に対して予め輝度に対応付けられた所定のパルス幅の電流をLEDに流すことで輝度制御する方式である。パルス変調の基本周期の時間をT、LEDに電流を流している時間をt、電流を流している時のLEDの輝度をLとすると、電流の断続時のLED応答時間が短くこの影響が無視できるほど小さければ、LEDの平均輝度Iavは、Iav=L・t/Tで与えられる。なお、通常は、LEDの応答は高速であるために、一般には、上式が成立する。
したがって、LEDに電流を流す時間を制御することで輝度を制御することができる。また、この方法では、LEDに流す電流値を一定とすることでLEDの発光色が電流値により変動することを防止することも可能としている。もっとも、温度による色の変化は防ぎようがなく、カラーセンサ等を用いた補正が必要となる。また、このようにLEDに流す電流を断続するいわゆるパルス変調の方法で輝度を制御する場合、周囲に大きな強度の妨害電波を撒き散らすために、その対策も別途必要となる。
定電流制御電流値可変方式とは、LEDに流す電流値を変化させる事でLEDの輝度を変化させる方法である。LEDに流す電流値と輝度は非直線性は認められるがほぼ比例関係とみなせるので、電流値を変化することでLEDの輝度を制御することができる。但し、この方法では、LEDに流す電流値が変化することによりLEDの発光色(発光スペクトラム)が変化し、また温度によっても色の変化が生ずるので、例えばカラーセンサ等を用いて色の変動を補正する必要があった。
ところで、このような従来のLEDバックライトの制御方式では、LEDの使用環境温度(素子温度)やLEDに流す電流の大きさが変動することに起因して生じる輝度変化や発光スペクトル変化(色変化)という問題を解決することはできない。特に、LEDの発光スペクトル変化は、バックライトの色バランス変動を引き起こすこととなるため、美しい画像を表示させる際の大きな障害となってしまう。
また、上述のような従来方法では、発光スペクトル変化(色変化)に起因する色バランス変動(色ずれ)を補正するためには、カラーセンサ等を用意して変動量を計測、測定値に基き補正量を算出、各LEDの動作点(パルス幅、あるいは電流値)を変化させること、といった一連の動作を行う必要があるが、その為には、ハードウエアやソフトウエアの増加、あるいはセンサの安定動作や誤動作に対する防止機能等々の追加等が必要となり、開発期間の増大や装置の価格上昇という大きな問題が生じていた。
特開2001−272938号公報
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、バックライト用LEDの発光スペクトル変化(色変化)に起因する色バランス変動(色ずれ)を抑制し、安定した色バランスの液晶表示装置やLED光源を実現することにある。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源の制御方法であって、前記LED光源の発光輝度値から求まる前記複数のLEDそれぞれの電流値を定める輝度制御信号に基づいて前記複数のLEDを発光させた場合の加法混色光の色バランスが予め設定した範囲内となる様に前記輝度制御信号を補正するステップを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のLED光源の制御方法において、前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである。
請求項3に記載の発明は、複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御方法であって、画面の画像情報あるいは輝度制御情報に基づいて前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値を決定する第1のステップと、前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値から求まる前記複数のLEDそれぞれの電流値を定める輝度制御信号を生成する第2のステップと、前記輝度制御信号に基づいて前記複数のLEDを発光させた場合に加法混色光の色バランスが予め設定した色バランス範囲内となる様に前記輝度制御信号を補正する第3のステップと、を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載のLED光源あるいは液晶表示装置用バックライトの制御方法において、前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである。
請求項5に記載の発明は、LED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システムであって、複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源またはバックライトと、画像情報あるいは輝度制御情報に基づいて前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値を決定し該発光輝度値から求まる前記複数のLEDに流すための標準電流値を定める輝度制御信号を生成する画像処理制御部と、前記標準電流値を定める前記輝度制御信号の値を複数の範囲に分類する電流範囲判定部と、前記分類された判定電流範囲毎に前記LED光源またはバックライトの色バランスが予め設定された範囲となるように前記複数のLEDそれぞれに流す電流値を記憶する電流制御部と、前記電流範囲判定部の電流範囲分類結果に基づいて前記電流制御部に対して前記複数のLED毎の電流値情報を選択する補正情報選択部と、前記補正情報選択部から前記電流値情報が入力され該電流値情報に基づいて前記複数のLEDそれぞれに流す電流を制御する輝度制御部と、を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載のLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システムにおいて、前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである。
請求項7に記載の発明は、請求項5または6に記載のLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システムにおいて、外部からのバックライト輝度調整用の外部インタフェースを有する。
請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7の何れか1項に記載の制御システムを備えているLED光源または液晶表示装置である。
本発明によれば、加法混色により白色光を得るLED光源(バックライト)を構成するそれぞれのLEDに流す電流値を、白色光が予め設定した色バランスの範囲内となるように補正することとしたので、各LEDの動作電流値が変動等して「色ずれ」が生じたとしても、加法混色光の色バランスの変動を予め設定された範囲に収めることが可能となる。
これにより、従来技術の如く、カラーセンサ等に代表される様な特別な部品やソフトウエアを用いることなく、バックライト用LEDの発光スペクトル変化(色変化)に起因する色バランスの変動(色ずれ)を抑制することが可能である。
つまり、本発明では、既に生じた「色ずれ」を色センサなどを用いて事後的に「色補正」するのではなく、「色ずれ」の発生そのものを抑制することで色バランスを制御しているために、色バランスの高い安定性を図ることが可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施の態様について説明する。なお、以降の説明においては、バックライトとして用いるLEDとして、赤(R)色LED、緑(G)色LED、青(B)色LEDの3色のLEDを仮定し、これにより白色のバックライト光を得るものとするが、これらのLEDの発光色は必ずしも、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に限定する必要はない。本発明に用いられるバックライト用LEDは、加法混色により白色を得ることが可能な組合せのものであればよく、そのような組合せが可能なものを、便宜上、赤(R)色系LED、緑(G)色系LED、および青(B)色系LEDと呼ぶこととする。
図1は本発明のバックライト制御システムを備えた液晶表示装置の構成例を説明するためのブロック図、図2は信号処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号化された1画面分の画像情報が入力されると、画像処理制御部(11)で復号化処理されて画像データが生成され(S101)、この画像データに基づいて液晶表示パネル側の液晶駆動信号(RGB信号)とバックライト側の輝度制御信号(バックライト信号)が生成される(S102)。ここで、液晶駆動信号(RGB信号)とは液晶表示パネル側で各画素のRGBそれぞれの液晶シャッタを制御するための信号であり、輝度制御信号(バックライト信号)とは表示すべき画像の明るさに応じて制御すべきバックライトの明るさ(白色光の輝度)を所定の値とするために必要なRGBそれぞれのLED光源の輝度を制御するための信号である。
液晶駆動信号(RGB信号)と輝度制御信号(バックライト信号)は画像同期・データ送出制御部(12)に送信され、この画像同期・データ送出制御部(12)によりRGB信号とバックライト信号は液晶表示パネルに表示させる画像の表示タイミングに同期され(S103)、RGB信号とバックライト信号がそれぞれ液晶表示パネル(13)とバックライト輝度制御部(14)に送信される(S104)。
なお、バックライト信号は、バックライト輝度制御部(14)により、輝度制御DAコンバータ(15)、電流範囲判定部(16)、に送信される。ここで、電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)には予め電流判定範囲毎に必要な情報を書き込まれている。
輝度制御DAコンバータ(15)は、バックライト輝度制御部(14)から送信されたバックライト信号に基づいて、バックライト光の輝度(白色光の輝度)を所定の値とするために必要な赤、緑、および青の3色のLED光源のそれぞれの輝度を制御するための輝度制御信号を、RGBのそれぞれに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19R、19G、19B)に送出する(S105)コンバータである。また、電流範囲判定部(16)は、上述の輝度制御信号に基づいて定まるRGBそれぞれのLEDに流す電流値がどの範囲にあるかを判定する(S106)ための回路である。そして、電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)は、RGBのそれぞれに対応付けられて設けられた記憶手段であり、バックライト光の色バランスが予め設定された範囲となるようにRGBそれぞれのLEDに流す補正された電流値の情報が格納されており、指示に従いその補正情報をRGBそれぞれのLEDに対応付けられて設けられた選択部(18R,18G,18B)へと出力する(S107)機能をもつ。
電流範囲判定部(16)は、RGBそれぞれのLEDに流すための基準とする標準電流値を複数の水準(電流値範囲)に分類するための情報(例えば、テーブル)を記憶しており、輝度制御信号に基づいて定まる各LEDに流すための基準とする電流値が何れの範囲にあるかを判定する(S106)。なお、RGBそれぞれのLEDに流す電流に応じて各LEDの輝度が定まり、且つRGB各々のLEDに流す電流は基準とする電流値に対してある比率(R:G:Bが約6:3:1)であるため、上記「電流値範囲」はLED毎の「輝度範囲」と実質的には同じ事である。
図3は、電流範囲判定部(16)に格納されている、LEDに流す為の基準とする電流値を複数の範囲に分類するための情報例を説明するための図である。
この図に例示したように、基準とする仮想のLEDの輝度の最小乃至最大の範囲で10%ずつの10水準(レベル1乃至10)に分類し、それぞれの「輝度範囲」に対応する「電流値範囲」に分類するテーブルが記憶されている。そして、基準とする仮想のLEDに対応付けられた電流値が例えば輝度46%に相当するものであれば、輝度範囲41〜50%に対応する電流値範囲に分類する判断(レベル5とする判断)が実行され、その結果が選択部(18R,18G,18B)へと送出される(S108)。
電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)には、バックライト光の色バランスを予め設定した範囲内のものとするための情報(例えば、テーブル)が格納されている。LEDの発光スペクトルは、素子温度やLEDに流れる電流の値に応じて変化して「色ずれ」を生じる。したがって、このようなLED発光スペクトルの「色ずれ」を補正しないままにバックライト信号のみに基づいて各LEDの輝度制御を行うと、RGB各々のLEDに流す電流を所定のある比率としても上記「色ずれ」に起因して、バックライト光の色バランスが崩れる結果となる。このような色バランスの変化を予め設定した範囲内に抑えて本来の画像色を表示させるためには、画像処理制御部(11)で生成されたバックライト信号(LED光源の輝度を制御するための信号)に補正を加え、LED光源の「色ずれ」がバックライト光の色バランスの大きな崩れとして顕在化しないようにすればよい。電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)に格納される情報とは、このような電流値補正情報である。
この電流値補正情報を利用すれば、バックライト輝度制御部(14)から入力されたバックライト信号に基づいて定まる電流値をそのままRGB各々のLEDに流す電流を所定の比率で流すとこれらのLEDの少なくとも1つが「色ずれ」を生じ、この「色ずれ」がバックライト光の色バランスを大きく崩してしまう場合にでも、各LEDに流す電流を制御し、仮に「色ずれ」が生じていたとしても、バックライト光の色バランス変化が所定の範囲内に収まるように補正されることとなる。なお、このような「色ずれ」はRGBの全てのLEDにおいても生じ得るものであるから、電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)には、LEDに流すための基準とする電流値範囲毎で、各色毎に補正情報が設定されている。
図4は、このような電流値補正情報に基づいたLED輝度制御の様子を概念的に説明するための図で、この図に示した例では、RGBそれぞれについてレベル1〜10に分類された電流値範囲のマトリックスが形成されており、10×10×10の交点(分類数)が得られる。例えば、原点(111)は、R=1、G=1、B=1を意味し、最低輝度に分類される状態を意味する。なお、図中の点線で囲まれる範囲が、バックライト光の色バランス変化が所定の範囲内に収まる電流値範囲に該当する。
バックライト信号に基づいて定まるLEDに流す為の基準とする電流値範が図中の「a」点で示される状態にある場合、「a」点は点線で囲まれる範囲外にあるため、この範囲の電流をRGBのそれぞれのLEDに所定の比率で流すとバックライト光の色バランス変化が所定の範囲を超えてしまうこととなる。したがって、赤色(R)LEDに流す電流値を80%に、緑色(G)LEDに流す電流値を90%に減少させ、青色(B)LEDに流す電流値は100%のままとする等の補正を行って図中の「b」点で示した電流値範囲とし、バックライト光の色バランス変化が所定の範囲内に収めるのである。
選択部(18R,18G,18B)には、上述したように、LEDに流すための基準とする電流値範囲判定結果が電流範囲判定部(16)から入力され、選択部(18R,18G,18B)はこの判定結果に基づいて電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)に対して電流値補正情報の選択を指示し(S109)、電流制御レジスタ部(17R,17G,17B)に格納されている電流値補正情報の中から各LED毎の電流値補正情報を選択して出力する。そして、この各RGBのLED毎の電流値補正情報は、RGBのそれぞれに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19R、19G、19B)に送出される(S110)。
輝度制御DAコンバータ(19R、19G、19B)では、上述した各LED毎の電流値補正情報に基づいて輝度制御DAコンバータ(15)から送信された各LED毎の電流値が補正される。そして、補正後のRGB各色の輝度制御信号をアナログ変換しこれが電流制御回路部(20)へと送られて(S110)、各LEDに流すべき電流値に変換され、各LED(24R,24G,24B)は各々変換された電流値で発光する。つまり、輝度制御DAコンバータ(19R、19G、19B)は、輝度制御DAコンバータ(15)から送信されたLEDに流すための基準とする電流値を基準電流値とし、選択部(18R,18G,18B)から出力された電流値の補正内容に応じた電圧を出力し(S111)、その値に応じて電流制御回路部(20)で定められた電流値で各LED(24R、24G、24B)は光を発するのである。
また、電流値範囲の補正が不要な場合には、選択部(18R,18G,18B)で輝度制御DAコンバータ(15)から送信された各LED毎の電流値そのものを各LEDの電流値とする様な設定値を出力し、補正を要すると指示している場合には、当該補正後の電流値範囲に対応する設定値(補正電圧)を出力するように設定すれば良い。なお、輝度制御DAコンバータ(15)には、外部インタフェース(21)とマニュアル輝度制御DAコンバータ(22)を介して、マニュアルによる輝度調整信号が外部から入力可能となっている。
このような電流制御を行うこととすると、RGBの各LEDは、各動作電流範囲毎に色バランスが所定の範囲となるように発光することとなるから、従来の構成であれば動作電流値が変動して「色ずれ」が生じた場合でも、バックライト光の色バランスの変動は予め設定された範囲に収めることが可能となる。
上述したような色バランスの変動抑制に加え、素子温度変動起因の色バランス変動抑制には、定電流出力回路の帰還回路にサーミスタや感熱抵抗を付加する手法が有効である。
図5は、素子温度変動起因の色バランス変動抑制のための、DAコンバータ(18R,18G,18B)の出力端側の回路構成例を示す図である。図5(A)および図5(B)に例示するように、DAコンバータの帰還回路にサーミスタや感熱抵抗(25A、25B)を付加している。なお、サーミスタや感熱抵抗(25A、25B)の特性を吟味し、これらの素子を搭載する場所を適切に選択することで、その温度特性や係数を任意の値とすることが可能である。
以上、実施例により本発明について説明したが、上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。上述の実施例を種々変形することは本発明の範囲内にあり、更に本発明の範囲内において他の様々な実施例が可能である。例えば、バックライトとして用いるLEDは、赤(R)色LED、緑(G)色LED、および青(B)色LEDの3色のLEDである必要は必ずしもなく、混色により白色のLEDを得ることが可能な組合せのLED(赤(R)色系LED、緑(G)色系LED、および青(B)色系LED)であればよく、さらには、白色LEDと混色により白色のLEDを得ることが可能な組合せのLED、あるいは白色LEDとこれらの何れかのLEDとの組合せとすることとしてもよい。
本発明により、バックライト用LEDの発光スペクトル変化(色変化)に起因する色バランス変動(色ずれ)を抑制し、安定した色バランスの液晶表示装置を実現することが可能となる。
本発明のバックライト制御システムを備えた液晶表示装置の構成例を説明するためのブロック図である。 信号処理の流れを説明するためのフローチャートである。 電流範囲判定部に格納されている、電流値を複数の電流値範囲に分類するための情報例を説明するための図である。 電流値補正情報に基づいたLED輝度制御の様子を概念的に説明するための図である。 素子温度変動起因の色バランス変動抑制のためのDAコンバータの出力端側の回路構成例を示す図である。
符号の説明
11 画像処理制御部
12 画像同期・データ送出制御部
13 液晶表示パネル
14 バックライト輝度制御部
15 輝度制御DAコンバータ
16 電流範囲判定部
17 電流制御レジスタ部
18 選択部
19輝度制御DAコンバータ

Claims (8)

  1. 複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源の制御方法であって、前記LED光源の発光輝度値から求まる前記複数のLEDそれぞれの電流値を定める輝度制御信号に基づいて前記複数のLEDを発光させた場合の加法混色光の色バランスが予め設定した範囲内となる様に前記輝度制御信号を補正するステップを備えていることを特徴とするLED光源の制御方法。
  2. 前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである請求項1記載のLED光源の制御方法。
  3. 複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御方法であって、
    画面の画像情報あるいは輝度制御情報に基づいて前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値を決定する第1のステップと、
    前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値から求まる前記複数のLEDそれぞれの電流値を定める輝度制御信号を生成する第2のステップと、
    前記輝度制御信号に基づいて前記複数のLEDを発光させた場合に加法混色光の色バランスが予め設定した色バランス範囲内となる様に前記輝度制御信号を補正する第3のステップと、
    を備えていることを特徴とするLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御方法。
  4. 前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである請求項3記載のLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御方法。
  5. 複数のLEDからの発光を加法混色して白色を得るLED光源またはバックライトと、
    画像情報あるいは輝度制御情報に基づいて前記LED光源または前記バックライトの発光輝度値を決定し該発光輝度値から求まる前記複数のLEDに流すための標準電流値を定める輝度制御信号を生成する画像処理制御部と、
    前記標準電流値を定める前記輝度制御信号の値を複数の範囲に分類する電流範囲判定部と、
    前記分類された判定電流範囲毎に前記LED光源またはバックライトの色バランスが予め設定された範囲となるように前記複数のLEDそれぞれに流す電流値を記憶する電流制御部と、
    前記電流範囲判定部の電流範囲分類結果に基づいて前記電流制御部に対して前記複数のLED毎の電流値情報を選択する補正情報選択部と、
    前記補正情報選択部から前記電流値情報が入力され該電流値情報に基づいて前記複数のLEDそれぞれに流す電流を制御する輝度制御部と、
    を備えていることを特徴とするLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システム。
  6. 前記複数のLEDは、赤色LED、緑色LED、および青色LEDである請求項5記載のLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システム。
  7. 外部からのバックライト輝度調整用の外部インタフェースを有する請求項5または6に記載のLED光源または液晶表示装置用バックライトの制御システム。
  8. 請求項5乃至7の何れか1項に記載の制御システムを備えているLED光源または液晶表示装置。
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