JP2008135459A - Led光源および液晶表示装置用バックライトシステム - Google Patents

Led光源および液晶表示装置用バックライトシステム Download PDF

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Abstract

【課題】高演色性と色再現性および輝度を確保した上での低消費電力化を可能とするLEDバックライトを実現すること。
【解決手段】低消費電力で輝度確保が可能なシングルチップ方式の白色LEDと、高い演色性と色再現性の確保が可能なマルチチップ方式のフルカラーLEDとを組み合わせ、これらのLEDをXY平面内で適切に配置し、これにより、高演色性と色再現性の確保と輝度を確保した上での低消費電力化の両立を可能とするLEDバックライトを実現している。このLED光源は、マルチチップ型フルカラーLEDは複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されており、このフルカラーLEDとシングルチップ型白色LEDとはX方向に一直線上に等間隔(d)で配置されている。例えば、XY平面内に、RGBのLEDを3つ縦配列したマルチチップ型のフルカラーLED相互間に白色LED(W)1つを配置し、これを周期的に繰り返す構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオードを用いたLED光源およびこれを利用した液晶表示装置用バックライトに関する。
液晶ディスプレイは液晶自体が自己発光しないため、バックライトを用いて外部から照射光を照明することが必要であり、このバックライトとして、蛍光ランプ(冷陰極管)や発光ダイオード(LED)あるいはエレクトロルミネッセンス(EL)を光源として用いたものがあるが、従来は蛍光ランプを光源とするバックライトが主流であった。
しかし、蛍光ランプの点灯には、数十kHzの周波数の高電圧(700V程度)をランプ両端に印加させることが必要であることから、微小浮遊容量を介して電流漏れが発生したり断線や短絡等が生じ易いという問題がある。また、蛍光ランプから得られる白色光は青みがかっており、高い色再現性を得るためには白色度の点で十分とはいえないこと、特に冷陰極管では、電源投入後安定した輝度や演色性の光を得る為には十数分の時間が必要であること、さらに、蛍光ランプには管内放電を容易にするために水銀が使用されているが、環境有害物質である水銀の使用は環境保護の観点から好ましくない等の問題があった。
これに対して、LEDをバックライト用光源として用いると、長寿命で衝撃にも強く断線等も生じ難いこと、色純度に優れていること、低電圧動作素子であるために取扱いや安全性に優れ小型軽量化が容易であること、電源投入直後から安定した演色性や輝度の光を得ることが可能であること、電流値に対する発光量の直線性が良好で且つ応答速度が速いこと等の利点があり、LEDバックライトに関する研究開発が進められてきている。特に、青色LED実用化の後は、LEDのもつ優れた色再現性や低環境負荷という利点を生かして、実用化に向けた研究開発が加速してきている。
しかし、このようなLEDバックライトを実用化する上で、従来のLEDバックライトは、高演色性と色再現性の確保と輝度を確保した上での低消費電力化とは必ずしも両立しないという問題が指摘されている(例えば、特許文献1参照)。つまり、演色性と色再現性に優れた高輝度のLEDバックライトは消費電力が高くなる一方、低消費電力化を図ろうとすると演色性と色再現性が低下してしまうという問題が生じてしまうのである。
ところで、白色光を得るには、緑(G)と赤(R)と青(B)の光を、およそ6対3対1の比率で混合することが必要であるが、RGB各色のLEDの電力−光変換効率が各々異なり、その中でも特に緑色LEDの変換効率が低く、相対的に高い青色や赤色のLEDの効率が十分に生かされていないことが主な理由である。
白色光を得る別の方法として、白色LEDを用いる方法がある。白色LEDは青色光で蛍光体を励起することで黄色光を得て、この光と元々の青色光とを混合することで擬似的な白色光を得る方法が現在の主流である。この方法では、蛍光灯の変換効率(およそ、80〜100lm/W)を超えることも可能であり、電力−光変換効率の非常に高い光源を得ることが可能であるが、白色光のスペクトラムはRGB各色を混合して得られる光と異なり赤色や緑色が不足しており、演色性や色再現性は良くない。
このような欠点を改善すべく、近紫外線発光のLEDを用いて蛍光体を励起する方法も研究されており、より赤みがかった光を得ることができるが、この方法でもRGBを混合して得られる光に比べると未だ演色性や色再現性は良くないというのが実情である。これが、RGBの三原色を用い、演色性と色再現性に優れた高輝度のLEDバックライトは消費電力が高く、低消費電力化を図るために白色LEDを使用すると演色性と色再現性が低下してしまうという問題の基本的な理由である。
更に、LEDを用いた光源には、LEDに流す電流値や動作する温度によって発光スペクトラムが変化すると言う特性があり、従来は、これを補正するために色の変化を検出するセンサ類とその検出値に従って色の変化を補正する手段を追加することが行われてきた。そのためには、本来LED光源には必要ではないセンサ類等とこれ等を制御するための制御装置類と、これ等を制御する手段(例えば制御用のソフトウエア等)を開発し搭載することが必要で、装置の価格が高くなり普及を阻害する一要因となっていた。
特開2006−079991号公報
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高演色性と色再現性および輝度を確保した上での低消費電力化を可能とするLEDバックライトを実現することにある。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、LED光源であって、複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されたマルチチップ型フルカラーLEDとシングルチップ型白色LEDとがX方向に一直線上に等間隔配置されており、1個の前記フルカラーLEDとn個(nは0以外の自然数)の前記白色LEDからなるLED群がX方向に周期的に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、LED光源であって、複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されたマルチチップ型フルカラーLEDと複数のシングルチップ型白色LEDの群とがX方向に等間隔に一直線上に周期的配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のLED光源において、前記マルチチップ型のフルカラーLEDは、RGBそれぞれの色を発光する3つのLEDから構成されている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のLED光源において、前記マルチチップ型のフルカラーLEDは、RBG配列の第1のフルカラーLEDまたはGBR配列の第2のフルカラーLEDであり、該第1のフルカラーLEDと第2のフルカラーLEDが交互に配置されている。
請求項5に記載の発明は、LED光源であって、単色LEDとシングルチップ型白色LEDとがX方向に一直線上に等間隔配置されており、1個の前記単色LEDとn個(nは0以外の自然数)の前記白色LEDからなるLED群がX方向に周期的に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のLED光源において、前記単色LEDはRGBの何れかを発光する色調調整用のLEDである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載のLED光源の制御システムであって、輝度制御情報に基づいて前記LED光源の発光輝度値で定まる前記シングルチップ型白色LEDの電流値を定めるための輝度制御信号を生成する画像処理制御部と、前記輝度制御信号に基づいて定まる前記白色LEDに流す電流値を複数の範囲に分類する電流範囲判定部と、前記電流範囲毎に前記LED光源の色バランスが予め設定された範囲となるように前記マルチチップ型フルカラーLEDを構成する複数のLEDそれぞれに流す電流値を記憶した電流制御部と、前記電流範囲判定部の電流範囲分類結果に基づいて前記電流制御部に対して前記複数のLED毎の電流値補正情報を送付する補正情報選択部と、前記複数の各LEDそれぞれに流す電流を制御する輝度制御部と、を備えていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のLED光源の制御システムにおいて、外部からの輝度調整用の外部インタフェースを更に有する。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載のLED光源からなるバックライトと、請求項7または8に記載の制御システムを備えている液晶表示装置である。
このように、本発明によれば、低消費電力で輝度確保が可能なシングルチップ方式の白色LEDと、高い演色性と色再現性の確保が可能なマルチチップ方式(多色LED)のフルカラーLEDとを組み合わせ、これらのLEDをXY平面内で適切に配置することとしたので、白色LEDには輝度を分担させ、フルカラーLEDには演色性と色再現性を分担させることにより、高輝度で演色性と色再現性の良好な低消費電力のバックライトを可能とする。
また、本発明の液晶表示装置用バックライト(LED光源)は、従来の白色LEDのみでは不可能であった、任意の色温度の設定や色バランスの設定が可能であると共に、従来のLEDバックライトの欠点である、温度等による色調の変動の抑止を可能とし、また多色LEDの組合せや白色LEDの光源で共通且つ最大の欠点であった、電流値による色の変化の抑止をも可能とするものである。
以下に、図面を参照して本発明の実施の態様について説明する。
本発明は、フルカラーLEDと白色LEDを組み合わせ配置してバックライト光源とすることを基本構成としている。ここで、本発明のLEDバックライトを構成するフルカラーLEDはマルチチップ方式のものであり、RGBの3色の加法混色により少なくとも白色を得ることのできるLEDの組み合わせ、あるいはそれ以上の発色のLEDを組み合わせたものでも良い。例えばGaAlAs系の赤色LEDと、GaP系の緑色LEDと、InGaN系の青色LEDの組み合わせなどがあり得る。ここで、「マルチチップ方式」のフルカラーLEDとは、複数のLEDからの異なる波長の光を加法混合して所望の色の光を得るLEDを意味し、単に複数のLEDチップを一つのパッケージ内に搭載したものを意味するものではない。
なお、以降の説明においては、フルカラーLEDとして、赤(R)色LED、緑(G)色LED、青(B)色LEDの3色のLEDを仮定し、これにより白色光を得ることができるものして説明するが、これらのLEDの発光色は必ずしも、厳密な意味での赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に限定する必要はない。本発明で用いられるフルカラーLEDは、加法混色により白色を得ることが可能な組合せのものであればよく、そのような組合せが可能なものを、赤(R)色系LED、緑(G)色系LED、および青(B)色系LEDと呼ぶこととする。
また、本発明のLEDバックライトを構成する白色LEDはシングルチップ方式のもので、青色LEDと蛍光体を用いて白色光を得るタイプのものであっても、近紫外線発光のLEDを用いて蛍光体を励起するタイプのものであっても、またその他の方法で白色光を生成するものであっても良い。
液晶表示装置用バックライトを上述のフルカラーLEDのみで構成した場合、バックライト光源としての充分な輝度の確保を重視すれば消費電力が大きくなり、低消費電力化を図ろうとすると輝度が不足してしまうという問題がある。一方、上述の白色LEDのみでバックライトを構成した場合には、充分な輝度を得ることはできるものの、液晶表示装置に求められる高い演色性や色再現性を満足することが困難であること、白色LEDの発する色は固定であり色温度等を外部から変更することは非常に難しいこと、更には白色LEDが動作する条件(周囲温度や電流値)による発光スペクトラムの変動に伴い色ずれが生じてしまうという重大な問題も内在していた。
このような問題に加えて、LEDバックライトには、大きな輝度バラツキが存在するという問題や、LEDの発光スペクトルが素子温度やLEDに流れる電流の値に応じて変化して「色ずれ」を生じてバックライト光の色バランスが崩れるという問題もある。
そこで、本発明においては、低消費電力で輝度確保が可能なシングルチップ方式の白色LEDと、高い演色性と色再現性の確保が可能なマルチチップ方式のフルカラーLEDとを組み合わせ、これらのLEDをXY平面内で適切に配置し、これにより、高演色性と色再現性の確保と輝度を確保した上での低消費電力化の両立を可能とするLEDバックライトを実現している。
図1(A)〜(C)は、本発明のバックライトのフルカラーLED(RGBそれぞれのLED)と白色LEDの配置例を説明するための図である。これらの図に示したように、マルチチップ型フルカラーLEDは複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されており、このフルカラーLEDとシングルチップ型白色LEDとはX方向に一直線上に等間隔(d)で配置されている。
図1(A)の配置では、XY平面内に、RGBのLEDを3つ縦配列したマルチチップ型のフルカラーLED相互間に白色LED(W)1つを配置し、これを周期的に繰り返す構成としている。また、図1(B)の配置では、RGBのLEDを3つ縦配列したマルチチップ型のフルカラーLED相互間に白色LED(W)を2つずつ並列に配置している。なお、上記のマルチチップ型のフルカラーLED相互間に白色LED(W)を3以上ずつ並列に配置してもよい。つまり、1個のフルカラーLEDとn個(nは0以外の自然数)の白色LEDからなるLED群がX方向に周期的に配置されてLED光源を構成している。
さらに、図1(C)の配置では、RGBのLEDを3つ縦配列したマルチチップ型のフルカラーLED相互間に、4つの白色LED(W)を1グループずつ配置し、なお且つこれらを隣接した配列間でずらして配置している。つまり、複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されたマルチチップ型フルカラーLEDと複数のシングルチップ型白色LEDの群とがX方向に等間隔に一直線上に周期的配置されてLED光源を構成している。なお、図1(A)乃至(C)に図示した以外にも様々なLED配置が可能である。
これらの図に示されたLED配置例では、マルチチップ型フルカラーLED内での3つのLEDの配列は、図中上方向から、RBGの第1の配列またはGBRの第2の配列とされ、これら2通りの配列が交互に繰り返されている。
なお、図1(A)乃至(C)に示したようなフルカラーLEDと白色LEDの組み合わせ配置の変形として、図2に示すように、白色LED(W)をバックライトの基本光源とし、この白色LEDからの光の色調を調整するための付随光源として、RGBのLEDを配置するようにしてもよい。この構成の場合には、RGBの3色のLEDの何れのLEDをも付随光源として備える必要はなく、図2に示した例では、並列に2つずつ配置された白色LEDの相互間に、緑色LED(G)と赤色LED(R)が交互に配置されている。
高い演色性と色再現性を確保するために赤色系LEDと緑色系LEDおよび青色系LEDを用いて加法混色により白色光を得ようとすると、フルカラーLEDとしての総消費電力は大きくならざるを得ない。一方、白色LEDを用いると単独で白色光を得ることができるために原理的に消費電力は少なくできるが、一般に、演色性と色再現性を充分に確保することが困難である。これに対して、フルカラーLEDと白色LEDの組み合わせでバックライトを構成すると、フルカラーLEDの長所と白色LEDの長所を併せもつバックライトが得られることとなり、従来の構成のLEDバックライトに比較して、消費電力を格段に低減した高輝度光源であって、しかも演色性と色再現性に優れたバックライトが実現できる。
本発明のように、フルカラーLEDと白色LEDを組み合わせて光源とした場合、白色LEDの高輝度性ゆえに、フルカラーLEDの「輝度ばらつき」がバックライト光全体の「輝度ばらつき」に占める割合が小さいため、フルカラーLEDのみでバックライトを構成する場合に比較して、RGBそれぞれのLEDの「輝度ばらつき」の許容範囲を広く設定することが可能となる。また、図1(B)や図1(C)のように、フルカラーLEDに対する白色LEDの配置比率を高めることとすると、白色LED個々の「輝度ばらつき」のバックライト光全体の「輝度ばらつき」に占める割合が小さくなるため、個々の白色LEDの「輝度ばらつき」の許容範囲も広く設定可能となる。
加えて、フルカラーLEDを構成するRGBのLEDに流す電流を適正に制御することとすれば、白色LEDの素子温度や電流値に応じて生じる白色光の色バランスが崩れた場合でも、それを調整することが可能となる。
なお、上述した技術的優位性は、図2に示したようなLED配置のバックライトすなわち、白色LEDをバックライトの基本光源とし付随光源としてRGBの少なくとも何れかのLEDを配置する構成のバックライトにおいても同様に得ることができる。
図3は本発明のバックライトを備えた液晶表示装置の構成例(バックライト制御例)を説明するためのブロック図、図4はバックライト制御のための信号処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号化された1画面分の画像情報が入力されると、画像処理制御部(11)で復号化処理されて画像データが生成され(S101)、この画像データに基づいて液晶表示パネル側の液晶駆動信号(RGB信号)とバックライト側の輝度制御信号(バックライト信号)が生成される(S102)。ここで、液晶駆動信号(RGB信号)とは液晶表示パネル側で各画素のRGBそれぞれの液晶シャッタを制御するための信号であり、輝度制御信号(バックライト信号)とは表示すべき画像の明るさに応じて制御すべきバックライトの明るさ(バックライト光の輝度)を所定の値とするために必要な白色LEDおよびフルカラーLEDのそれぞれの輝度を制御するための信号である。
液晶駆動信号(RGB信号)と輝度制御信号(バックライト信号)は画像同期・データ送出制御部(12)に送信され、この画像同期・データ送出制御部(12)によりRGB信号とバックライト信号は液晶表示パネルに表示させる画像の表示タイミングに同期され(S103)、RGB信号とバックライト信号がそれぞれ液晶表示パネル(13)とバックライト輝度指示部(14)に送信される(S104)。
バックライト輝度指示部(14)は、このバックライト信号に基づいて、バックライト光の輝度が所定の輝度となるように輝度制御のためのLED輝度制御信号を生成し、この信号を全輝度制御DAコンバータ(15)と共に電流範囲判定部(16)に対して送出する。
全輝度制御DAコンバータ(15)はLED輝度信号に基づいて白赤緑青の各色LEDの輝度を制御する時の基準に用いる信号を、白赤緑青のそれぞれに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19W、19R、19G、19B)に送出する(S105)。また、電流範囲判定部(16)は、上述のLED輝度制御信号に基づいて定まる白色LEDに流す電流値がどの範囲にあるかを判定する(S106)。ここで、LEDに流す電流値と輝度は比例関係にあるとはいえ非直線性も内在しているため、ここでは、白色LEDの輝度に対しても補正を行うこととして説明してある。
また、電流制御レジスタ部(17W、17R,17G,17B)は、白赤緑青のそれぞれのLEDに対応付けられて設けられた記憶手段であり、電流範囲判定値毎にバックライトとして出力される光の色バランスが予め設定された範囲となるように白赤緑青それぞれのLEDに流す電流値を補正する情報が格納されており、その補正情報を白赤緑青それぞれのLEDに対応付けられて設けられた選択部(18W、18R、18G、18B)経由で各色のLEDに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19W、19R、19G、19B)へと送出する(S107)。
電流範囲判定部(16)は、白色LEDに流す電流値を複数の水準(電流値範囲)に分類するための機能(例えばテーブル)を保有しており、LED輝度制御信号に基づいて定まる白色LEDの電流値が何れの電流値範囲にあるかを判定する(S106)。なお、白赤緑青それぞれのLEDに流れる電流に応じてバックライトの輝度が定まり、且つバックライトを構成するLEDは白色LEDが多数であるので、白色LEDに流れる電流値でバックライトの輝度は決まってしまうことから、上記「電流値範囲」は白色LEDの「輝度範囲」と実質的には同じものである。
電流範囲判定部(16)には、例えば、白色LEDの輝度の最小乃至最大の範囲で10%ずつの10水準(レベル1乃至10)に分類し、それぞれの「輝度範囲」に対応する「電流値範囲」に分類するテーブルが記憶されている。そして、白色LEDに対応付けられた電流値が例えば輝度46%に相当するものであれば、輝度範囲41〜50%に対応する電流値範囲に分類する判断(例えばレベル5とする判断)が実行され、その結果は選択部(18W、18R、18G、18B)へと送出される(S108)。
電流制御レジスタ部(17W、17R、17G、17B)には、バックライトの色バランスを予め設定した範囲内のものとするための情報(例えば、テーブル)が格納されている。LEDの発光スペクトルは、素子温度やLEDに流れる電流の値に応じて変化して「色ずれ」を生じる。したがって、このようなLED発光スペクトルの「色ずれ」を補正しないままに輝度制御信号のみに基づいて白赤緑青それぞれのLEDの輝度制御を行うと、上記「色ずれ」に起因して、バックライトの色バランスが崩れてしまう結果となる。このような色バランスの変化を予め設定した範囲内に抑えるためには、赤緑青の各LED輝度信号に補正を加え、LED光源の「色ずれ」がバックライト光の色バランスの大きな崩れとして顕在化しないようにすればよい。また、LEDに流す電流値と輝度は比例関係にあるとは言え非直線性も内在しているため、ここでは、白色LEDの輝度に対しても補正を行いより精度の良い輝度の制御を可能としている。電流制御レジスタ部(17W、17R、17G、17B)に格納される情報とは、このような電流値補正情報である。
この電流値補正情報を利用すれば、バックライト輝度指示部(14)から入力されたLED輝度制御信号に基づいて定まる電流値を白赤緑青のそれぞれのLEDにそのまま流すとこれらのLEDの少なくとも1つが「色ずれ」を生じ、この「色ずれ」がバックライト光の色バランスを崩してしまう場合には、LEDに流す電流を制御し、仮に「色ずれ」が生じていたとしても、バックライト光の色バランス変化が所定の範囲内に収まるように補正されることとなる。なお、このような「色ずれ」は白赤緑青の全てのLEDにおいても生じ得るものであるから、電流制御レジスタ部(17W、17R、17G、17B)には、白色LEDに流れる電流値範囲毎に、当該電流範囲に対応付けられた各LEDの電流値補正情報が設定されている。
選択部(18W、18R、18G、18B)には、白色LEDの電流値範囲判定結果が電流範囲判定部(16)から出力され、選択部(18W、18R、18G、18B)はこの判定結果に基づいて電流制御レジスタ部(17W、17R、17G、17B)から必要な電流値補正情報を選択し(S109)、各LED毎に選択された電流値補正情報を、白赤緑青のそれぞれに対応付けられた輝度制御DAコンバータ(19W、19R、19G、19B)に送出する(S110)。
輝度制御DAコンバータ(19W、19R、19G、19B)では、上述した各LED毎の電流値補正情報に基づいて全輝度制御DAコンバータ(15)から送信されたLEDの輝度を制御する時の基準に用いる信号を補正し、補正後の各色のLEDに対する輝度信号をアナログ変換しこれが電流制御回路部(20)へと送られて(S110)、各LEDに流すべき電流値に変換される。つまり、輝度制御DAコンバータ(19W、19R、19G、19B)は、全輝度制御DAコンバータ(15)から送信されたLEDの輝度を制御する時の基準に用いる信号より定まる電流値を基準電流値とし、選択部(18R,18G,18B)が選択した電流値の補正内容に応じた電圧を出力する(S111)。
例えば、選択部(18W、18R,18G,18B)が電流値範囲の補正不要を指示している場合は全輝度制御DAコンバータ(15)から送信されたLEDの輝度を制御する際の基準に用いる信号より定まる電流値そのものを各LEDに流すための設定値(基準電圧)として出力し、補正を要すると指示している場合には、当該補正後の電流値範囲に対応する設定値(補正電圧)を出力するといった具合になる。なお、全輝度制御DAコンバータ(15)には、外部インタフェース(21)とマニュアル輝度制御DAコンバータ(22)を介して、マニュアルによる輝度調整信号が外部から入力可能となっている。
このような電流制御を行うこととすると、フルカラーLEDを構成するRGBの各LEDは、各動作電流範囲毎に色バランスが所定の範囲となるように発光することとなるから、例え白色LEDやフルカラーLEDの動作電流が変化して「色ずれ」が生じたとしても、バックライト光の色バランスの変動は予め設定された範囲に収めることが可能となる。
以上、実施例により本発明について説明したが、上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。上述の実施例を種々変形することは本発明の範囲内にあり、更に本発明の範囲内において他の様々な実施例が可能である。例えば、バックライトとして用いるLEDは、赤(R)色LED、緑(G)色LED、および青(B)色LEDの3色のLEDである必要は必ずしもなく、混色により白色のLEDを得ることが可能な組合せのLED(赤(R)色系LED、緑(G)色系LED、および青(B)色系LED)であればよく、さらには、白色LEDとこれらの何れかのLEDとの組合せとすることとしてもよい。また、選択部の電流値範囲の補正指示は、RGBに対してのみに行うとしても良い。この場合は、色バランスの制御がより簡単となり必要とされるハードウエア量も少なくなるために装置価格の更なる低減が可能となる。
本発明により、高演色性と色再現性および輝度を確保した上での低消費電力化を可能とするLEDバックライトを実現することが可能となる。
本発明のバックライトのフルカラーLED(RGBそれぞれのLED)と白色LEDの配置例を説明するための図である。 本発明のバックライトのLEDの他の配置例を説明するための図である。 本発明のバックライトを備えた液晶表示装置の構成例(バックライト制御例)を説明するためのブロック図である。 バックライト制御のための信号処理の流れを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11 画像処理制御部
12 画像同期・データ送出制御部
13 液晶表示パネル
14 バックライト輝度指示部
15 全輝度制御DAコンバータ
16 電流範囲判定部
17 電流制御レジスタ部
18 選択部
19 輝度制御DAコンバータ
20 電流制御回路部

Claims (9)

  1. 複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されたマルチチップ型フルカラーLEDとシングルチップ型白色LEDとがX方向に一直線上に等間隔配置されており、1個の前記フルカラーLEDとn個(nは0以外の自然数)の前記白色LEDからなるLED群がX方向に周期的に配置されていることを特徴とするLED光源。
  2. 複数の単色LEDをY方向に一直線上に配列して構成されたマルチチップ型フルカラーLEDと複数のシングルチップ型白色LEDの群とがX方向に等間隔に一直線上に周期的配置されていることを特徴とするLED光源。
  3. 前記マルチチップ型のフルカラーLEDは、R(赤)G(緑)B(青)それぞれの色を発光する3つのLEDから構成される請求項1または2に記載のLED光源。
  4. 前記マルチチップ型のフルカラーLEDは、RBG配列の第1のフルカラーLEDまたはGBR配列の第2のフルカラーLEDであり、該第1のフルカラーLEDと第2のフルカラーLEDが交互に配置されている請求項3に記載のLED光源。
  5. 単色LEDとシングルチップ型白色LEDとがX方向に一直線上に等間隔配置されており、1個の前記単色LEDとn個(nは0以外の自然数)の前記白色LEDからなるLED群がX方向に周期的に配置されていることを特徴とするLED光源。
  6. 前記単色LEDはRGBの何れかを発光する色調調整用のLEDである請求項5に記載のLED光源。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のLED光源の制御システムであって、
    輝度制御情報に基づいて前記LED光源の発光輝度値で定まる前記シングルチップ型白色LEDの電流値を定めるための輝度制御信号を生成する画像処理制御部と、
    前記輝度制御信号に基づいて定まる前記白色LEDに流す電流値を複数の範囲に分類する電流範囲判定部と、
    前記電流範囲毎に前記LED光源の色バランスが予め設定された範囲となるように前記マルチチップ型フルカラーLEDを構成する複数のLEDそれぞれに流す電流値を記憶した電流制御部と、
    前記電流範囲判定部の電流範囲分類結果に基づいて前記電流制御部に対して前記複数のLED毎の電流値補正情報を送付する補正情報選択部と、
    前記複数の各LEDそれぞれに流す電流を制御する輝度制御部と、
    を備えていることを特徴とするLED光源の制御システム。
  8. 外部からの輝度調整用の外部インタフェースを有する請求項7に記載のLED光源の制御システム。
  9. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のLED光源からなるバックライトと、請求項7または8に記載の制御システムを備えている液晶表示装置。
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