JP2008132358A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【目的】 接近演出(煽り演出)における興趣を向上することができる遊技機を提供する。
【構成】 可動部材は、各種ランプ・LED及びスピーカの煽り演出に応じて動作する煽り動作を実行可能であり、煽り演出に応じて煽り動作が実行された場合には、煽り演出に応じて煽り動作が実行されない場合に比べて、大当り信頼度を高くしたことを特徴とする。このように構成することにより、各種ランプ・LED及びスピーカによって煽り演出が行われる場合でも、これに応じて可動部材の煽り動作が実行される場合と実行されない場合とがあり、然も煽り動作の有無によって大当り信頼度が異なるので、遊技者に可動部材の動作を注目させることができ、ひいては煽り演出における興趣を向上することができる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、識別情報の可変表示を行って表示結果を導出する可変表示装置を備え、前記表示結果が予め定めた特定表示態様となったことを条件として所定の遊技価値を付与可能となると共に、遊技の演出に用いられる演出手段を備えた遊技機に関するものである。
従来、一般に、可変表示装置を備えた遊技機としての例である弾球遊技機は、可変表示装置で図柄(識別情報)を可変表示(これを変動ともいう)し、その表示結果が予め定めた大当り図柄(特定表示態様)となったことを条件に、特定遊技状態を発生(所定の遊技価値を付与)するようになっていた。また、このような弾球遊技機には、可変表示装置の表示態様がリーチ表示態様となった場合、最終停止図柄において大当りを決定し得る図柄が中央に接近すると、これに応じて各種ランプ・LEDの発光及びスピーカの音声発生によって煽り演出(接近演出)を行うものが提案されていた。
ところが、上記従来の煽り演出は、可変表示装置の表示結果が大当りになるならないに拘わらず、常に同一の態様であった。このため、煽り演出における興趣が半減していた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、接近演出(煽り演出)における興趣を向上することができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、識別情報の可変表示を行って表示結果を導出する可変表示装置を備え、前記表示結果が予め定めた特定表示態様となったことを条件として所定の遊技価値を付与可能となると共に、遊技の演出に用いられる演出手段を備えた遊技機において、前記可変表示装置における所定位置に特定の識別情報が停止表示されて前記表示結果が前記特定表示態様となる可能性のある場合に、前記所定位置への前記特定の識別情報の接近に応じた接近演出を前記演出手段によって実行可能であり、前記接近演出の実行時には、前記所定位置に前記特定の識別情報が停止表示されて前記表示結果が前記特定表示態様となる場合と、前記所定位置に前記特定の識別情報が停止表示されずに前記表示結果が前記特定表示態様とならない場合があると共に、前記演出手段は、遊技者が動作を視認可能な箇所に設けられ、遊技の演出に用いられる可動演出手段を含み、前記可動演出手段は、前記接近演出に応じて動作する接近演出動作を実行可能であり、前記接近演出に応じて前記接近演出動作が実行された場合には、前記接近演出に応じて前記接近演出動作が実行されない場合に比べて、前記表示結果が前記特定表示態様となる確率を高くしたことを特徴とする。このように構成することにより、演出手段によって接近演出が行われる場合でも、これに応じて可動演出手段の接近演出動作が実行される場合と実行されない場合とがあり、然も接近演出動作の有無によって期待度が異なるので、遊技者に可動演出手段の動作を注目させることができ、ひいては接近演出における興趣を向上することができる。
また、請求項2の発明においては、前記接近演出動作を前記確率が異なるように複数設けたことを特徴とする。このように構成することにより、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができ、然も接近演出動作の種類によって遊技者の期待感にメリハリを付けることができる。
また、請求項3の発明においては、前記複数の接近演出動作においては、前記可動演出手段の動作回数が多いほど前記確率が高いことを特徴とする。このように構成することにより、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができ、然も可動演出手段の動作回数が増えていくに連れて徐々に遊技者の期待感を盛り上げることができる。
また、請求項4の発明においては、前記可動演出手段は複数の動作箇所を備えると共に、前記接近演出動作においては、前記可動演出手段の動作箇所が多いほど前記確率が高いことを特徴とする。このように構成することにより、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができる。
また、請求項5の発明においては、前記可変表示装置は、表示態様がリーチ表示態様となった場合に複数種類のリーチ演出表示のいずれかを選択的に実行可能であり、前記複数種類のリーチ演出表示は、前記接近演出が実行される種類のリーチ演出表示と、前記接近演出が実行され得ない種類のリーチ演出表示とを含むことを特徴とする。このように構成することにより、リーチ演出にメリハリを付けることができる。
また、請求項6の発明においては、前記可変表示装置は、前記識別情報を所定配列に従って可変表示すると共に、前記接近演出を、前記表示結果が前記特定表示態様となる場合と、前記所定位置に前記所定配列において前記特定の識別情報の直前もしくは直後に配列される識別情報を停止表示させる場合にのみ実行可能としたことを特徴とする。このように構成することにより、表示結果がハズレとなる場合には、1つズレの惜しいハズレでしか接近演出を行わないので、接近演出への期待感を高めることができる。
また、請求項7の発明においては、前記可変表示装置は、前記接近演出に合わせてキャラクタ画像の表示を実行可能にしたことを特徴とする。このように構成することにより、接近演出をより多彩にできる。
また、請求項8の発明においては、前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段と前記可動演出手段と異なる前記演出手段を制御する演出制御手段との双方を搭載した演出制御基板を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、演出手段と可動演出手段との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。
また、請求項9の発明においては、前記演出手段を制御する演出制御手段と、前記可変表示装置を制御する表示制御手段と、を備え、前記演出制御手段と前記表示制御手段とを電気信号を直接通信可能に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、演出手段と可変表示装置との間で情報交換が可能になり、ひいては演出手段と可変表示装置との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。
また、請求項10の発明においては、前記演出手段は、複数の演出装置を含み、前記接近演出は、複数の演出装置における演出の組合せによる演出であることを特徴とする。このように構成することにより、接近演出をより多彩にできる。
請求項1の発明においては、演出手段によって接近演出が行われる場合でも、これに応じて可動演出手段の接近演出動作が実行される場合と実行されない場合とがあり、然も接近演出動作の有無によって期待度が異なるので、遊技者に可動演出手段の動作を注目させることができ、ひいては接近演出における興趣を向上することができる。
また、請求項2の発明においては、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができ、然も接近演出動作の種類によって遊技者の期待感にメリハリを付けることができる。
また、請求項3の発明においては、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができ、然も可動演出手段の動作回数が増えていくに連れて徐々に遊技者の期待感を盛り上げることができる。
また、請求項4の発明においては、可動演出手段の接近演出動作を多様化することができる。
また、請求項5の発明においては、リーチ演出にメリハリを付けることができる。
また、請求項6の発明においては、表示結果がハズレとなる場合には、1つズレの惜しいハズレでしか接近演出を行わないので、接近演出への期待感を高めることができる。
また、請求項7の発明においては、接近演出をより多彩にできる。
また、請求項8の発明においては、演出手段と可動演出手段との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。
また、請求項9の発明においては、演出手段と可変表示装置との間で情報交換が可能になり、ひいては演出手段と可変表示装置との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。
また、請求項10の発明においては、接近演出をより多彩にできる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。先ず、遊技機の一例である弾球遊技機の全体の構成について説明する。図1は弾球遊技機1を正面からみた正面図である。なお、ここでは、遊技機の一例として弾球遊技機を示すが、本発明は弾球遊技機に限られず、例えばコイン遊技機やスロット機等であってもよい。
図1に示すように、弾球遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3からあふれた遊技球を貯留する余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、図2に示す遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤6の表面には、図2に示すように、円形うず巻き状に誘導レール7が取り付けられ、該誘導レール7の内側が遊技領域8とされて発射された打玉が落下するものである。遊技領域8には、図示の場合、特別図柄表示装置9、特別可変入賞球装置10、普通可変入賞球装置11等が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、遊技領域8の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口12が設けられている。また、特別図柄表示装置9の左右の両側方には、それぞれ通過玉検出器13a,13bが設けられている。この通過玉検出器13a,13bは、該通過玉検出器13a,13b内を通過する打玉を検出すると、その検出信号に基づいて特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の上側に設けられる左右一対のLEDからなる普通図柄表示器14a,14bを可変表示(点灯移動)して表示結果を導出する(左右いずれか一方のLEDのみを点灯表示する)。なお、左側の普通図柄表示器14aには「○」が付され、右側の普通図柄表示器14bには「×」が付されている。即ち、「×」が付された右側の普通図柄表示器14bが点灯した場合には、普通図柄表示器14a,14bがハズレの表示結果を導出したことになる。一方、「○」が付された左側の普通図柄表示器14aが点灯した場合には、普通図柄表示器14a,14bが当りの表示結果を導出したことになり、普通可変入賞球装置11が所定時間開放される。また、普通図柄表示器14a,14bの可変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く(例えば、30秒)、確率変動モードのときに相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。また、特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の上側には、普通図柄表示器14a,14bの可変表示中に通過玉検出器13a,13bを通過した打玉数を記憶表示するゲート通過記憶表示器15(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。
普通可変入賞球装置11は、遊技領域8のほぼ中央に配置される特別図柄表示装置9とアウト口12の上方に配置される特別可変入賞球装置10との間に配置され、ソレノイド16によって開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置である。そして、普通可変入賞球装置11には、始動玉検出器17が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、打玉が始動玉検出器17によって検出されると特別図柄表示装置9が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置11の開放時間は、通常確率モードのときに相対的に短く(例えば、0.5秒)、確率変動モードのときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可変入賞球装置11が開放していない場合でも打玉を受け入れるようになっている。
特別図柄表示装置9は、図7に示すように、左・中・右の特別図柄を個々に可変表示する可変表示領域80a〜80cを備えた表示領域80が形成された液晶タイプの表示器であり、その前方外周には、縦長形状の窓枠部19が開設された表示部装飾部材18が設けられる。そして、特別図柄表示装置9の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場合)である場合に、所定の遊技価値の付与として特定遊技状態を発生して、特別可変入賞球装置10を次に説明する所定の表示態様で開閉駆動するものである。但し、大当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定され、この確率変動図柄で特定遊技状態となったときには、その特定遊技状態終了後における前記普通図柄表示器14a,14bにおける当り(当りLEDの点灯)の出現確率や特別図柄表示装置9における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変動モードとなるように設定されている。また、表示部装飾部材18には、前述したような普通図柄表示器14a,14b及びゲート通過記憶表示器15に加えて、特別図柄の可変動作中に前記始動玉検出器17によって検出された玉数を記憶表示する始動記憶表示器20(最高4個まで記憶表示する)が設けられている。
また、表示部装飾部材18の上側には、特別図柄表示装置9の表示態様(例えば、特別図柄や演出画像の変動)に対応して可動する可動部材21が遊技者に対して視認可能に設けられ、該可動部材21の上方には、前記ゲート通過記憶表示器15が設けられている。可動部材21は、図6(B)に示すように、怪獣の顔を模した形状をなし、下あご部分21bが遊技盤6裏面に設けられるソレノイド21a(図2参照)によって上下方向に可動することで、怪獣がものを噛むような動作を行うようになっている。なお、可動部材21は、ソレノイド21aがOFFのときに口を閉じた状態にあり、ソレノイド21aがONするとこれに伴って下あご部分21bが動いて口を開けた状態になる。また、怪獣の顔を模した可動部材21の口の中には、7色に点灯が可能な多色LEDからなる左右一対の役物飾りランプ33a,33bが設けられている。
また、可動部材21は、中図柄を表示する中央の可変表示領域80bの真上の部分に配置されるものであり、然も下あご部分21bを下方に可動してもその下あご部分21bで表示領域80を覆い隠さない位置に配置されている。但し、表示領域を覆い隠す位置に可動部材を設けるようにしてもよい。この場合には、表示領域の表示内容と可動部材の動作とが相互に関係する演出が遊技者に対してより分り易くなる。例えば、表示領域を区画する可動部材を設けて、演出内容に応じて表示領域の大きさを変化させる等の演出が考えられる。また、本実施形態において、可動部材は、打球の流路に影響のない位置に設けられているが、打球の流路を変化させるような位置に可動部材を設けるようにしてもよい。例えば、可動部材が動作することにより、始動入賞口方向に球を誘導するようにしてもよい。こうすることで、可動部材が動作することにより、演出内容を多彩にできると共に遊技者に対して特別な利益(始動入賞口に球が入り易くなる)が付与できる。
特定遊技状態となったときに駆動制御される特別可変入賞球装置10は、ソレノイド26によって開閉駆動される開閉板25を有し、その開閉板25に受け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器27が設けられている。また、特別可変入賞球装置10内(開閉板25の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器28が設けられており、該特定玉検出器28の上方には、一旦V入賞検出があると次に開閉板25を開放するまでは打玉が特定玉検出器28を通過しないようにするVシャッター29が設けられている。このVシャッター29は、ソレノイド30によって開閉駆動が行われる。しかして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉板25を開放(以下、この開放を開放サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉検出器28によって検出されたときに継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイクルにおいて継続権が成立していることを条件に最高16回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっている。
なお、本発明の所定の遊技価値は、上記に限らず以下に示す(1)〜(5)の制御のうちいずれか1つの制御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
(1) 打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(2) 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在させ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一の状態にする制御。
(3) 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出する制御。
(4) 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)に対して有価数を加算する制御。
(5) 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に対して得点を付与する制御。
また、特別可変入賞球装置10の左右両側には、それぞれ入賞玉検出器31a,32aを内蔵する入賞口31,32が設けられている。また、遊技領域8には、上記した構成以外に、入賞玉検出器35a,36a及び装飾ランプ35b,36bを内蔵する入賞口35,36や、人形形状の可動部材37,38を個々に備えたサイド飾り39,40等が設けられている。可動部材37,38は、図6(A)に示すように、各ソレノイド37a,38aの駆動によって左右方向に揺れる動作を行うようになっており、このような可動部材37,38の揺れ動作は、前記可動部材21の動作と連動し得るようになっている。
また、遊技領域8の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ41が設けられている。遊技領域8の外周には、遊技効果LED42が設けられている。そして、この例では、遊技領域8の左側外周に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ43が設けられ、遊技領域8の上側外周に、補給球が切れたときに点灯する球切れランプ44が設けられている。さらに、図1には、弾球遊技機1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット45も示されている。カードユニット45には、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ46、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ47、カードユニット45がいずれの側の弾球遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器48、カードユニット45内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ49、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口50、及びカード挿入口50の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット45を解放するためのカードユニット錠51が設けられている。
なお、可動部材の設置位置については、本実施形態中に記載の部位に限るものではなく、然も遊技盤に可動部材を設けるのではなく、枠側に可動部材を設けるようにしてもよい。枠側に可動部材を設けた場合には、枠を共通使用する一方で遊技盤が異なる複数機種に対して可動部材を共通に用いることができる。また、このように枠側に設けられた可動部材としては、遊技者に物理的に作用を与えるようなものであってもよい。また、操作ハンドルを振動可能として、可動部材の動作に応じて操作ハンドルを振動させることで、遊技者が可動部材の動きを体感できるようにしてもよく、さらには振動の有無によって予告の信頼度を異ならせるようにしてもよい。
次に、弾球遊技機1の裏面に配置されている各基板について説明する。図3に示すように、弾球遊技機1の裏面では、枠体2A内の機構板52の上部に玉貯留タンク53が設けられ、弾球遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球貯留タンク53に供給される。球貯留タンク53内の遊技球は、誘導樋54を通って賞球ケース55で覆われる球払出装置68に至る。
遊技機裏面側では、各可変表示部(特別図柄表示装置9及び普通図柄表示器14a,14b)を制御する可変表示制御ユニット(表示制御基板)56、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)57が設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板58、及びモータの回転力を利用して打球を遊技領域8に発射する打球発射装置が設置されている。さらに、各種ランプ・LEDに信号を送るためのランプ制御基板59、スピーカ41からの音声発生を制御するための音声制御基板60、及び打球発射装置を制御するための発射制御基板61も設けられている。なお、ランプ制御基板59及び音声制御基板60は、それぞれ表示制御基板56を介して主基板57からの制御信号を受信するようになっている(図5参照)。
さらに、DC30V、DC21V、DC12V及びDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源基板62が設けられ、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板63が設置されている。ターミナル基板63には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力するための賞球用端子及び球貸し個数信号を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、主基板57からの各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤64が設置されている。なお、図3には、ランプ制御基板59及び音声制御基板60からの信号を、枠側に設けられている各種ランプ・LEDに供給するための電飾中継基板65が示されているが、信号中継の必要に応じて他の中継基板も設けられる。
図3は、弾球遊技機1の機構板52を背面からみた背面図である。球貯留タンク53に貯留された玉は誘導樋54を通り、図3に示されるように、球切れ検出器66a,66bを通過して球供給樋67a,67bを経て球払出装置68に至る。球切れ検出器66a,66bは、遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、球貯留タンク53内の補給球の不足を検出する球切れ検出器69も設けられている。球払出装置68から払い出された遊技球は、連絡口70を通って弾球遊技機1の前面に設けられている打球供給皿3に供給される。連絡口70の側方には、弾球遊技機1の前面に設けられている余剰玉受皿4に連通する余剰玉通路71が形成されている。また、球払出装置68には、払い出した遊技球(賞球)の個数をカウントする賞球カウントスイッチ68a(図5参照)が設けられている。
入賞に基づく景品球が多数払い出されて打球供給皿3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口70に到達した後さらに遊技球が払い出されると遊技球は、余剰玉通路71を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レバー72が満タンスイッチ73を押圧して満タンスイッチ73がオンする。その状態では、球払出装置68内のステッピングモータの回転が停止して球払出装置68の動作が停止すると共に打球発射装置の駆動も停止する。
図5は、主基板57における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図5には、払出制御基板58、ランプ制御基板59、音制御基板(音声制御基板)60、及び表示制御基板56も示されている。主基板57には、プログラムに従って弾球遊技機1を制御する基本回路74と、ゲートスイッチ(通過玉検出器)13a,13b、始動口スイッチ(始動玉検出器)17、カウントスイッチ(入賞個数検出器)27、Vカウントスイッチ(特定玉検出器)28、入賞口スイッチ(入賞玉検出器)31a,32a,35a,36a、満タンスイッチ73、球切れスイッチ(球切れ検出器)66a,66b、球切れ検出スイッチ(球切れ検出器)69、及び賞球カウントスイッチ68aからの信号を基本回路74に与えるスイッチ回路75と、特別可変入賞球装置10(開閉板25)を開閉するソレノイド26、普通可変入賞球装置11を開閉するソレノイド16、Vシャッター29を開閉するソレノイド30を、基本回路74からの指令に従って駆動するソレノイド回路76とが搭載されている。
また、基本回路74から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、特別図柄表示装置9の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報、払い出された賞球の個数を示す賞球情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部機器に対して出力する情報出力回路77が搭載されている。
基本回路74は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM74a、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM74b、プログラムに従って制御動作を行うCPU74c、及びI/Oポート部74dを含む。この実施形態では、ROM74a、RAM74bはCPU74cに内蔵されている。即ち、CPU74cは、1チップマイクロコンピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM74bが内蔵されていればよく、ROM74a及びI/Oポート部74dは外付けであっても内蔵されていてもよい。また、主基板57には、基本回路74からのアドレスデータをデコードし、基本回路74内のRAM74b、I/Oポート部74d、あるいはROM74aにそれぞれチップセレクト信号を与えるアドレスデコード回路78が設けられている。
また、主基板57側の基本回路74が接続された表示制御基板56には、特別図柄を可変表示する可変表示部(特別図柄表示装置9)及び普通図柄を可変表示する可変表示器(普通図柄表示器14a,14b)の接続に加えて、前述したように音制御基板60とランプ制御基板59とが接続されている。言い換えれば、表示制御基板56は、各可変表示部(特別図柄表示装置9及び普通図柄表示器14a,14b)の表示制御に加えて、スピーカ41からの音声発生制御と、各種ランプ・LED(遊技効果LED42、賞球ランプ43、球切れランプ44、装飾ランプ35b,36b、役物飾りランプ33a,33b、ゲート通過記憶表示器15、及び始動記憶表示器20)の表示制御を行うようになっている。
さらに、上記したランプ制御基板59には、表示部装飾部材18に設けられた可動部材21を駆動するためのソレノイド21aと、サイド飾り39,40に設けられた可動部材37,38を駆動するための各ソレノイド37a,38aとが接続されている。これにより、表示制御基板56は、各ソレノイド21,37a,38aの駆動(各可動部材21,37,38の動作)を制御するようにもなっている。こうすることで、各可動部材21,37,38の動作制御を各種ランプ・LEDの点灯点滅制御とより一層綿密に行わせることができ(ランプ・LEDの制御に対してのズレを極力少なくでき)、然もこのような各可動部材21,37,38及び各種ランプ・LEDの制御を図柄変動制御(特別図柄表示装置9の表示制御)と同期させることができる。
また、ランプ制御基板59内には、試験信号出力部位90が分岐して設けられている。この試験信号出力部位90は、各可動部材21,37,38の動作を試験する場合、基本回路74(主基板57)から表示制御基板56を介してランプ制御基板59に送信される制御信号を分岐して外部の試験装置(図示しない)に出力するようになっている。但し、ランプ制御基板59におけるプリント基板上の試験信号出力部位90には、配線パターンはあるものの、コネクタ等の外部接続手段は搭載されていない。このため、試験をする場合、試験信号出力部位90は、コネクタを搭載すると共に該コネクタを介して試験装置と接続される。
次に、本実施形態の要部を構成する可動部材21,37,38のリーチ演出動作について図7乃至図13を参照して説明する。なお、リーチ演出においては、特別図柄表示装置9の表示態様と可動部材21,37,38の動作態様との組合せからなるリーチ演出A〜Cの3種類がある。但し、リーチ演出A〜Cでは、必ずしも可動部材21,37,38が動作するものとは限らない。また、リーチ演出Aで−1図柄ズレのハズレとなる場合、及びリーチ演出Aで当りとなる場合は常に、大当りを決定し得る最終停止図柄(実施形態中では、中図柄)が中央(図柄の停止位置)に近づくと、これ応じて各種ランプ・LED(装飾ランプ35b,36b、遊技効果LED42)とスピーカ41を制御して発光と音声発生による煽り演出を行うようになっている。具体的には、大当りを決定し得る図柄が接近すると、これに応じて各種ランプ・LED35b,36b,42の点滅周期を通常時(ここでいう通常時とは、図柄接近以外でのリーチ演出時や通常の図柄変動時等であり、このときにも各種ランプ・LED35b,36b,42の発光演出が行われる)に比べて早めたり点灯数を増やす等して発光による煽り演出を行うと共に、スピーカ41から所定の煽り用BGMを流すことで音声発生による煽り演出を行う。また、このような煽り演出時には、これに合わせて可動部材21,37,38が煽り動作を行う場合と煽り動作を行わない場合とがあり、煽り動作の態様は、煽り動作1,2の2種類がある。
先ず、リーチ演出Aでは、図7(A)に示すように、左右の停止図柄が同一図柄で揃ってリーチ状態になると、中央の可変表示領域80bには、中図柄に換えて卵のキャラクタ画像81が表示される(具体的には、キャラクタ画像81が中図柄に重なって遊技者側からはキャラクタ画像81のみが視認可能な状態となる)。なお、図7(A)中には、左右の可変表示領域80a,80cにそれぞれ「7」の図柄が停止されてリーチとなった場合を例示している。また、実施形態中では、リーチになると可変表示領域80bにキャラクタ画像81を停止して表示する構成としているが、これに限らず、「6」等の通常の数字図柄を停止させてもよい。
そして、リーチと同時に中図柄に換えて表示されたキャラクタ画像81(卵の画像)は、図7(B)に示すように、リーチ変動として上方に移動表示されることで、徐々に怪獣を模した可動部材21に近づいていき、これと同時に、可動部材21の動作(下あご部分21aの上下方向の動き)が開始される。その後、キャラクタ画像81が可変表示領域80bの上端まで上方移動すると、図7(C)に示すように、怪獣を模した可動部材21が卵のキャラクタ画像81を噛むような演出を行い、これに合わせて卵のキャラクタ画像81を噛み砕く表示(卵の破片が降ってくる表示)が行われる。
その後は、図7(D)に示すように、可動部材21の動作停止と同時に、降ってくる卵の破片に紛れて下方移動する中図柄が表示される。言い換えれば、噛み砕いた卵の中から中図柄が現れてこれが下方に移動表示されることで、左・中・右の可変表示領域80a〜80cに図柄が停止されて表示結果が導出される。即ち、リーチ演出Aでは、必ず可動部材21の動作が付帯するようになっている。但し、可動部材37,38は、リーチ演出A時には動作しないようになっている。なお、図7(D)中には、噛み砕いた卵の中から「7」の中図柄が現れることで、「7・7・7」の当り図柄が表示結果として導出された場合を例示しているが、これに限らず、卵の中から左右の図柄とは異なった図柄が現れてハズレ図柄が表示結果として導出されてもよい。また、このようにハズレ図柄が導出された後に、再度、中図柄を上方移動させて可動部材21の噛み砕き演出を繰り返し行うようにしてもよい。
リーチ演出Bでは、図8(A)に示すように、左右の停止図柄が同一図柄で揃ってリーチ状態になると、中央の可変表示領域80bには、中図柄に換えて卵のキャラクタ画像81が表示される(具体的には、キャラクタ画像81が中図柄に重なって遊技者側からはキャラクタ画像81のみが視認可能な状態となる)。なお、図8(A)中には、左右の可変表示領域80a,80cにそれぞれ「7」の図柄が停止されてリーチとなった場合を例示している。また、実施形態中では、リーチになると可変表示領域80bにキャラクタ画像81を停止して表示する構成としているが、これに限らず、「6」等の通常の数字図柄を停止させてもよい。
そして、リーチと同時に中図柄に換えて表示されたキャラクタ画像81(卵の画像)は、図8(B)に示すように、リーチ変動として左右に激しく揺れて表示される。その後、図8(C)に示すように、激しい揺れ表示が行われたキャラクタ画像81が割れて中から中図柄が出現し、最終的には、図8(D)に示すように、左・中・右の可変表示領域80a〜80cに図柄が停止されて表示結果が導出される。また、以上のような一連のリーチ演出Bにおいて、可動部材21,37,38は、動作しないようになっている。即ち、リーチ演出Bでは、全く可動部材21,37,38の動作が付帯しないようになっている。なお、図8(D)中には、割れた卵の中から「7」の中図柄が現れることで、「7・7・7」の当り図柄が表示結果として導出された場合を例示しているが、これに限らず、卵の中から左右の図柄とは異なった図柄が現れてハズレ図柄が表示結果として導出されてもよい。また、卵のキャラクタ画像81が割れずに結果としてハズレ図柄が導出されるものであってもよい。さらには、このようにハズレ図柄が導出された後に、再度、キャラクタ画像81の揺れ演出を繰り返し行うようにしてもよい。
リーチ演出Cでは、図9(A)に示すように、左右の停止図柄が同一図柄で揃ってリーチ状態になると、中央の可変表示領域80bには、中図柄に換えて卵のキャラクタ画像81が表示される(具体的には、キャラクタ画像81が中図柄に重なって遊技者側からはキャラクタ画像81のみが視認可能な状態となる)。なお、図9(A)中には、左右の可変表示領域80a,80cにそれぞれ「7」の図柄が停止されてリーチとなった場合を例示している。また、実施形態中では、リーチになると可変表示領域80bにキャラクタ画像81を停止して表示する構成としているが、これに限らず、「6」等の通常の数字図柄を停止させてもよい。
そして、リーチと同時に中図柄に換えて表示されたキャラクタ画像81(卵の画像)は、図9(B)に示すように、リーチ変動として火山の上に置かれた画像に切り換えられると共に、火山の噴火によって卵が上方に移動表示される。その後は、図9(C)に示すように、火山噴火の表示が終り、灰の画像と共に中図柄が現れて下方に移動表示される。また、このとき、各可動部材21,37,38は、それぞれの動作を行う場合と行わない場合とがある。即ち、リーチ演出Cで煽りありの場合は、中図柄の下方移動に合わせて各可動部材21,37,38が動作(煽り動作)する。一方、リーチ演出Cで煽り無しの場合は、中図柄の下方移動時に各可動部材21,37,38は動作しない。その後は、図9(D)に示すように、左・中・右の可変表示領域80a〜80cに図柄が停止されて表示結果が導出される。即ち、リーチ演出Cでは、可動部材21,37,38の動作が付帯する場合(煽りありの場合)と動作が付帯しない場合(煽り無しの場合)とがある。なお、図9(D)中には、「7」の中図柄が下方移動されることで、「7・7・7」の当り図柄が表示結果として導出された場合を例示しているが、これに限らず、卵の中から左右の図柄とは異なった図柄が現れてハズレ図柄が表示結果として導出されてもよい。また、下方移動される中図柄がそのまま可変表示領域80bの下端を通り抜けることで結果としてハズレ図柄が導出されるものであってもよい。さらには、その後、再度、噴火の演出を行うようにしてもよい。また、一旦ハズレ図柄を導出した後にキャラクタを登場させることで、必ず当り図柄を表示結果として導出するような、いわゆる「大当り確定動作」を行うようにしてもよい。遊技者は、そのような演出が行われることで大当りを確信でき遊技の興趣が向上する。また、この「大当り確定動作」時に可動部材を合わせて動作させるようにすると、より一層「大当り確定動作」である旨を遊技者にアピールすることができる。
次に、可動部材21,37,38の具体的な煽り動作1,2について図10及び図11を参照して説明する。先ず、煽り動作1を行う場合では、ソレノイド21aに図10(D)の駆動信号が送信される一方、各ソレノイド37a,38aには図10(E)の駆動信号(継続的なOFF信号)が送信される。ソレノイド21aに送信される駆動信号は、最初ON時間の長い信号(以下、これを第一信号という)が3回繰り返され、次に第一信号よりもON時間を短くした信号(以下、これを第二信号という)が4回繰り返され、最後に第二信号よりもON時間を短くした信号(以下、これを第三信号という)が6回繰り返される信号である。そして、第一信号の出力期間は、図10(A)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が下方移動を開始したときであり、この期間中可動部材21がゆっくりとした動作(怪獣がゆっくりと口を開く動作)を3回繰り返す。第二信号の出力期間は、図10(B)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が中央近くまで下方移動したときであり、この期間中可動部材21が若干速くなった動作(怪獣が若干速く口を開く動作)を4回繰り返す。第三信号の出力期間は、図10(C)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が中央位置に下方移動したときであり、この期間中可動部材21が小刻みに速い動作(怪獣が小刻みに速く口を開く動作)を6回繰り返す。このように煽り動作1では、両サイドの可動部材37,38は常に停止した状態にある一方、中図柄が中央に近づくにつれて可動部材21がその動作速度を速めると共に動作回数を増やすようになっている。
一方、煽り動作2を行う場合では、ソレノイド21aに対しては前記図10(D)の駆動信号と同一の図11(D)の駆動信号が送信され、各ソレノイド37a,38aには図11(E)の駆動信号が送信される。各ソレノイド37a,38aに送信される駆動信号は、図11(D)の駆動信号から第一信号を除いた信号であり、4回繰り返す第二信号と6回繰り返す第三信号とを図11(D)の駆動信号と同期して出力する信号である。そして、第一信号の出力期間は、図11(A)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が下方移動を開始したときであり、この期間中可動部材21がゆっくりとした動作(怪獣がゆっくりと口を開く動作)を3回繰り返す。第二信号の出力期間は、図11(B)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が中央近くまで下方移動したときであり、この期間中可動部材21が若干速くなった動作(怪獣が若干速く口を開く動作)を4回繰り返し、これと同期して可動部材37,38が揺れ動作を行う。第三信号の出力期間は、図11(C)に示すように、特別図柄表示装置9で中図柄が中央位置に下方移動したときであり、この期間中可動部材21が小刻みに速い動作(怪獣が小刻みに速く口を開く動作)を6回繰り返し、これと同期して可動部材37,38が揺れ動作を行う。このように煽り動作2では、中図柄が中央に近づくにつれて可動部材21,37,38がその動作速度を速めると共に動作回数を増やすようになっている。また、中図柄が中央に近づくにつれて動作する可動部材の数を増やす(最初は1つの可動部材21で途中から3つの可動部材21,37,38になる)ようにもなっている。
次に、以上説明した可動部材21,37,38の動作態様に応じた大当り信頼度について図12及び図13を参照して説明する。なお、本実施形態の弾球遊技機1では、左・中・右の各可変表示領域80a〜80cで変動する図柄の数を個々に10個に設定すると共に、大当り確率を1/200に設定した場合を例示する。先ず、特別図柄表示装置9の表示態様(図柄の変動パターン)毎の出現率について図12の選択テーブルを参照して説明する。図柄の変動パターンは、表示結果がハズレとなる場合では、図12に変動パターン1〜11として示すように、通常変動(リーチ無しでハズレ)、ノーマルリーチを行ってハズレ、リーチ演出Aを行ってハズレ(±1図柄ズレ以外のハズレ)、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作1有り)を行って−1ハズレ(−1図柄ズレのハズレ)、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作2有り)を行って−1ハズレ、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作無し)を行って−1ハズレ、リーチ演出Bを行ってハズレ、リーチ演出Bを行って−1ハズレ、リーチ演出Cを行ってハズレ、リーチ演出Cを行って+1ハズレ(+1図柄ズレのハズレ)、リーチ演出Cを行って−1ハズレ(−1図柄ズレのハズレ)、の11種類がある。
一方、表示結果が当りとなる場合では、図12に変動パターン12〜17として示すように、ノーマルリーチを行って当り、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作無し)を行って当り、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作1有り)を行って当り、リーチ演出Aを行った後に煽り演出(煽り動作2有り)を行って当り、リーチ演出Bを行って当り、リーチ演出Cを行って当り、の6種類がある。なお、図12中には、各種変動パターン1〜17において、可動部材によるリーチ演出動作(煽り動作を除く)が付帯するものには「演出動作」の欄に「○」を記し、可動部材による煽り動作が付帯するものには「あおり動作」の欄に「○」を記している。
そして、上記した各種変動パターン1〜17において、大当り決定時の乱数抽出率(当りハズレの決定時にその変動パターンが選択される確率)は、1/200の大当り確率から、表示結果がハズレとなる変動パターン1〜11でそれぞれ199/200となり、表示結果が当りとなる変動パターン12〜17でそれぞれ1/200となる。また、リーチ決定時の乱数抽出率(リーチの有無の決定時にその変動パターンが選択される確率)は、表示結果の当りハズレで異なる。即ち、表示結果がハズレとなる場合は、左右の可変表示領域80a,80cに表示する停止図柄が同一の図柄となればリーチになる。このため、各可変表示領域80a,80cで変動する図柄数(それぞれ10図柄)から、リーチ無しの変動パターン1で9/10となり、リーチありの変動パターン2〜11でそれぞれ1/10となる。一方、表示結果が当りとなる場合は、1/200の確率で当りが決定された時点で必ずリーチとなるので、変動パターン12〜17でそれぞれ1となる。
また、本実施形態では、リーチ無しの場合(変動パターン1の場合)、リーチありでハズレとなる場合(変動パターン2〜11のいずれかの場合)、リーチありで当りとなる場合(変動パターン12〜17のいずれかの場合)、の3つの場合に分けて各種変動パターンの選択率を振り分けて設定している。具体的には、リーチ無しの場合では、変動パターン1のみであるので変動パターン1の選択率は1となる。リーチありでハズレとなる場合では、ノーマルリーチを行ってハズレとなる変動パターン2を60/100に設定し、以下、変動パターン3〜11を図12の「選択率」の欄に示す値に設定している。リーチありで当りとなる場合では、ノーマルリーチを行って当りとなる変動パターン12を1/100に設定し、以下、変動パターン13〜17を図12の「パターン選択率」の欄に示す値に設定している。従って、以上説明した大当り決定時の乱数抽出率(A)、リーチ決定時の乱数抽出率(B)、及び選択率(C)から、各種変動パターン1〜17の出現率(D)は、
D(%)=A×B×C
の計算式から算出され、それぞれの出現率を図12の「出現率」の欄に記す。なお、同図中に記す出現率は、小数点第三位で四捨五入した数値である。
次に、上記した各種変動パターン1〜17の出現率に基づいて「(煽り動作の有無に拘わらず)あおり演出が出現」「あおり演出にて役物あおり1(煽り動作1)を実行」「あおり演出にて役物あおり2(煽り動作2)を実行」の3つの出現現象毎で、大当りになる演出の出現率と全体出現率をもとめると、図13の「大当りになる演出の出現率」「全体出現率」の欄に記す値となる。具体的には、「あおり演出が出現」の出現現象を例に挙げて説明すると、大当りになる演出の出現率は、煽り動作の有無に拘わらず煽り演出を行った後に当りとなる変動パターン13〜15の出現率の合計値0.20%(≒0.02+0.07+0.12)となり、全体出現率は、煽り動作の有無に拘わらず煽り演出を行う変動パターン4〜6,13〜15の出現率の合計値1.39%(≒0.10+0.10+1.00+0.02+0.07+0.12)となる。
そして、上記した大当りになる演出の出現率(E)及び全体出現率(F)から、各種出現現象毎の大当り信頼度(G)は、
G(%)=(E/F)×100
の計算式から算出され、それぞれの大当り信頼度を図13の「大当り信頼度」の欄に記す。具体的な大当り信頼度は、「あおり演出が出現」した場合には14.04%となり、「あおり演出にて煽り動作1を実行」した場合には39.51%となり、「あおり演出にて煽り動作2を実行」した場合には53.61%となる。即ち、各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41の煽り演出に応じて可動部材21,37,38が煽り動作を行った場合には、各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41の煽り演出に応じて可動部材21,37,38が煽り動作を行わない場合に比べて、大当り信頼度を高く設定している。また、複数種類の煽り動作1,2毎に大当り信頼度を異ならせている。煽り動作の種類(煽り動作1又は煽り動作2)に応じて可動部材21,37,38の動作回数を異ならせ、可動部材21,37,38の動作回数が多い(煽り動作2)ほど大当り信頼度を高く設定している。また、煽り動作の種類(煽り動作1又は煽り動作2)に応じて可動部材21,37,38の動作箇所(実施形態中では、動作する可動部材)を異ならせ、可動部材21,37,38の動作箇所が多い(煽り動作2)ほど大当り信頼度を高く設定している。
なお、本実施形態では、複数の可動部材21,37,38を設けると共に、それぞれがソレノイド21a,37a,38aを駆動源として動作するように構成することで、動作する可動部材の数によって可動部材の動作箇所を異ならせるようにしているが、この構成に限定するものではない。例えば、複数の動作箇所を備えた1つの可動部材を設けて、煽り動作の種類に応じてその可動部材の動作箇所を異ならせるようにしてもよい。また、このような構成とした場合、1つの可動部材に対して、動作箇所毎に個々に駆動源としてのソレノイドを設けることで、煽り動作の種類に応じて動作箇所を異ならせるようにしてもよいし、また、ステッピングモータ等を駆動源としてリンク機構を介して動作させる構成とし、ステッピングモータの回転方向に応じて動作箇所を異ならせるようにしてもよい。また、可動部材の動作箇所を増やしたり動作回数を増やした場合には、可動部材による動作演出を派手にできる。
以上のように、本実施形態の構成によれば、特別図柄表示装置9(可変表示領域80b)における中央(所定位置)に大当りを決定し得る図柄(特定の識別情報)が停止表示されて表示結果が大当り図柄となる可能性のある場合に、前記所定位置への大当りを決定し得る図柄の接近に応じた煽り演出(接近演出)を演出手段としての各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41によって実行可能であり、前記煽り演出の実行時には、大当りを決定し得る図柄が停止表示されて大当りとなる場合と、大当りを決定し得る図柄が停止表示されずにハズレとなる場合があると共に、前記演出手段は、遊技者が動作を視認可能な箇所に設けられ、遊技の演出に用いられる可動演出手段としての可動部材21,37,38を含み、可動部材21,37,38は、煽り演出(接近演出)に応じて動作する煽り動作(接近演出動作)を実行可能であり、煽り演出に応じて煽り動作が実行された場合には、煽り演出に応じて煽り動作が実行されない場合に比べて、表示結果が大当り図柄となる確率(大当り信頼度)を高くしたことを特徴とする。このように構成することにより、各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41によって煽り演出が行われる場合でも、これに応じて可動部材21,37,38の煽り動作が実行される場合と実行されない場合とがあり、然も煽り動作の有無によって期待度が異なるので、遊技者に可動部材21,37,38の動作を注目させることができ、ひいては煽り演出における興趣を向上することができる。
なお、実施形態中では、可動演出手段は、接近演出動作のみを行う構成としているが、これに限らず、接近演出動作以外の接近演出(可動演出手段以外の演出手段と同様の接近演出)を可動演出手段が行うように構成していもよい。例えば、可動部材21に設けられた装飾ランプ33a,33bを演出手段としての各種ランプ・LEDとして構成し、装飾ランプ33a,33bの発光によって煽り演出を行うようにしてもよい。また、この場合、他の演出手段による煽り演出時に装飾ランプ33a,33bが発光する場合と発光しない場合とを設け、発光した場合には、発光しない場合に比べて大当り信頼度が高いようにしてもよい。
また、前記煽り動作を大当り信頼度が異なるように複数(煽り動作1,2)設けたことを特徴とする。このように構成することにより、可動部材21,37,38の煽り動作を多様化することができ、然も煽り動作の種類によって遊技者の期待感にメリハリを付けることができる。
また、本件請求項においては、複数の煽り動作で大当り信頼度を異ならせる構成としているが、このような複数の煽り動作として、3種類以上の動作が設定されるような場合においては、必ずしも全ての煽り動作における大当り信頼度が異なっている必要はなく、少なくとも1つが他の煽り動作と大当り信頼度が異なっているものであれば、本件請求項に係る効果と同様の効果を奏し得る。
また、前記複数の煽り動作(煽り動作1,2)においては、前記可動部材21,37,38の動作回数が多い(煽り動作2)ほど大当り信頼度が高いことを特徴とする。このように構成することにより、可動部材21,37,38の煽り動作を多様化することができ、然も可動部材21,37,38の動作回数が増えていくに連れて徐々に遊技者の期待感を盛り上げることができる。
また、前記可動部材は複数の動作箇所(可動部材21,37,38)を備えると共に、前記煽り動作においては、前記可動部材の動作箇所が多い(煽り動作2)ほど大当り信頼度が高いことを特徴とする。このように構成することにより、可動部材の煽り動作を多様化することができる。なお、実施形態中では、複数の可動部材をそのまま複数の動作箇所としているが、これに限らない。例えば、1つの可動部材に対してソレノイド等の駆動部材を複数設け、各駆動部材毎に動作する箇所を複数箇所設け、煽り動作の種類に応じてそれぞれの動作箇所を異ならせるようにしてもよい。
また、前記特別図柄表示装置9は、表示態様がリーチ表示態様となった場合に複数種類のリーチ演出表示のいずれかを選択的に実行可能であり、前記複数種類のリーチ演出表示は、前記煽り演出が実行される種類のリーチ演出表示(リーチ演出A)と、前記煽り演出が実行され得ない種類のリーチ演出表示(リーチ演出B,C)とを含むことを特徴とする。このように構成することにより、リーチ演出にメリハリを付けることができ、然も煽り演出が実行されなくてもリーチ演出表示を行って当りとなる場合があるので、煽り演出を実行しなかったときの遊技者の落胆を防ぐことができる。
また、前記特別図柄表示装置9は、図柄を所定配列に従って可変表示すると共に、前記接近演出を、表示結果が大当り図柄となる場合と、前記所定位置に前記所定配列において大当りを決定し得る図柄の直前もしくは直後に配列される図柄を停止表示させる場合にのみ実行可能としたことを特徴とする。このように構成することにより、表示結果がハズレとなる場合には、1つズレの惜しいハズレでしか接近演出を行わないので、接近演出への期待感を高めることができる。なお、実施形態中では、各可変表示領域80a〜80cにおいて1図柄のみを停止表示する構成、言い換えれば、所定位置から図柄が1つ分ズレた位置(−1図柄ズレ)に大当りを決定し得る図柄を停止してハズレ図柄を導出する場合、その大当りを決定し得る図柄は、遊技者から視認できない構成としているが、これに限らず、1図柄ズレた状態が遊技者から視認可能(停止図柄と隣接する図柄の少なくとも一部分が視認可能)な構成としてもよい。また、実施形態中では、−1図柄ズレ(直前)の場合にのみ、接近演出を実行可能としているが、+1図柄ズレ(直後)の場合も接近演出を実行可能としてもよい。
また、前記可動部材を制御する可動演出制御手段と前記可動部材と異なる演出手段である各種ランプ・LED35b,36b,42を制御する演出制御手段との双方を搭載した演出制御基板としてのランプ制御基板59を備えたことを特徴とする。このように構成することにより、各種ランプ・LED35b,36b,42と可動部材との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。なお、実施形態中では、演出制御基板としてのランプ制御基板59によって制御する演出手段を各種ランプ・LED35b,36b,42のみとしているが、これに限定しない。例えば、ランプ制御基板と音制御基板を一体にした制御基板を設け、該制御基板を本発明の演出制御基板とすることで、演出制御基板によって演出手段としての各種ランプ・LED35b,36b,42とスピーカ41を両方制御するようにしてもよい。こうすることで、各種ランプ・LED35b,36b,42とスピーカ41と可動部材との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。
また、前記演出手段は、複数の演出装置としての各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41を含み、煽り演出は、各種ランプ・LED35b,36b,42及びスピーカ41における演出の組合せによる演出であることを特徴とする。このように構成することにより、煽り演出をより多彩にできる。
なお、上記した実施形態(第一実施形態)では、煽り演出時に可動部材の煽り動作を行う構成としているが、このような可動部材の煽り動作に加えて、図14(A)〜(C)に示すように、特別図柄表示装置9にキャラクタ画像82を煽り画像として表示するようにしてもよい。即ち、前記特別図柄表示装置9は、煽り演出に合わせてキャラクタ画像82の表示(煽り表示)を実行可能にしたことを特徴とする。このように構成することにより、煽り演出をより多彩にできる。また、このようなキャラクタ画像82の煽り表示を行う場合と行わない場合とを設け、煽り表示を行った場合は、煽り表示を行わなかった場合に比べて期待度を高く設定するようにしてもよい。さらには、可動部材の煽り動作に換えてこのようなキャラクタ画像の煽り表示を行う構成としたり、個別に煽り用の表示ランプを設けて該表示ランプの煽り表示を可動部材の煽り動作に換えて行うようにしてもよい。
但し、本発明に係るキャラクタ画像とは、例えば、人、動物、植物、自動車等の物品あるいは想像上のものであり、これらの人や動物等をモチーフとして表現されたもの等、表現可能なあらゆるものが含まれる。また、キャラクタ画像を煽り画像として表示する場合、そのキャラクタ画像を可動部材に模したものとすれば、演出に一体感を持たせることができる。
また、第一実施形態では、煽り演出時の図柄変動に対して可動部材、各種ランプ・LED、及びスピーカを同期して制御するように(同期した演出が実行可能なように)、表示制御基板によってランプ制御基板及び音制御基板を制御する構成としているが、これ以外にも、図15に示すブロック構成とすることで、図柄変動に対して可動部材、各種ランプ・LED、及びスピーカを同期して制御するようにしてもよい。図15の構成によれば、表示制御基板56とランプ制御基板59と音制御基板60を個々に主基板57側の基本回路74に接続し、さらに、表示制御基板56とランプ制御基板59を双方向通信可能に接続すると共に、ランプ制御基板59と音制御基板60を双方向通信可能に接続している。これにより、各基板56,59,60間で乱数情報やコマンド受信情報等が共に確認可能な構成となり、図柄変動に対して可動部材、各種ランプ・LED、及びスピーカを同期して制御できるようになっている(同期した演出が実行可能になっている)。即ち、各種ランプ・LED35b,36b,42を制御する演出制御手段としてのランプ制御基板59と、特別図柄表示装置9を制御する表示制御手段としての表示制御基板56と、を備え、ランプ制御基板59と表示制御基板56とを電気信号を直接通信可能に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、各種ランプ・LED35b,36b,42と特別図柄表示装置9との間で情報交換が可能になり、ひいては各種ランプ・LED35b,36b,42と特別図柄表示装置9との間で同期の取れた演出を実行し易くできる。なお、実施形態中では、表示制御手段(表示制御基板56)と演出制御手段(ランプ制御基板59)を双方向通信可能に接続しているが、これに限らず、表示制御手段から演出制御手段への一方向の通信のみを可能にした構成としてもよい。また、図柄変動、可動部材、各種ランプ・LED、及びスピーカを制御する全てのサブ基板(表示制御基板、ランプ制御基板、音制御基板)を1つの基板にまとめて構成するようにしてもよい。
また、上記した実施形態(変形例を含む)では、可動部材を怪獣の顔を模したものあるいは人形形状のものとしているが、これに限定するものではない。また、可動部材の駆動源をソレノイドとしているが、これに限らず、モータ等を駆動源としてもよい。また、可動部材の動作についても実施形態中に記載の動作に限らず、回転や振動等であってもよい。但し、本発明に係る可動演出装置は、ドラム表示器や可変入賞球装置を除く演出装置である。
また、可動部材を大当り中の演出として動作させるようにしてもよい。例えば、大入賞口の開放中(ラウンド中)は可動部材21を小刻みに動作させ、インターバル中は吼えた動作を行うように可動部材21を動作させるようにしてもよい。さらには、大当りの終了表示中(例えば、大当り終了時の「またね」の文字表示中)にも可動部材を動作させてもよい。
また、実施形態中の弾球遊技機1は、始動入賞に基づいて特別図柄表示装置9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種弾球遊技機であったが、始動入賞に基づいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種弾球遊技機や、始動入賞に基づいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生又は継続する第3種弾球遊技機であっても、本発明を適用できる。
また、実施形態中では、画像表示装置としての特別図柄表示装置9を液晶(LCD)タイプの表示器で構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマによる表示器で画像表示装置を構成してもよい。
また、可変表示装置において最終停止図柄(例えば、左・中・右の図柄のうち中図柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して特定表示態様と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小もしくは変形している状態、又は、複数の図柄が同一図柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入れ替わっていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の可能性が継続している状態のことをリーチ状態といい、このリーチ状態において行われる演出をリーチ演出という。
本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す正面図である。 遊技盤を示す正面図である。 弾球遊技機の裏面に設けられる各基板を示す説明図である。 機構板を示す背面図である。 遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロック図である。 同図(A)はサイド飾りに設けられた可動部材の動作を示す説明図であり、同図(B)は表示部装飾部材に設けられた可動部材の動作を示す説明図である。 同図(A)〜(D)はリーチ演出Aを示す説明図である。 同図(A)〜(D)はリーチ演出Bを示す説明図である。 同図(A)〜(D)はリーチ演出Cを示す説明図である。 同図(A)〜(E)は煽り動作1を示す説明図である。 同図(A)〜(E)は煽り動作2を示す説明図である。 各種図柄変動の設定確率を示す一覧表図である。 煽り動作における大当り信頼度を示す一覧表図である。 同図(A)〜(C)は変形例におけるキャラクタ画像の煽り表示を示す説明図である。 変形例における遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 弾球遊技機(遊技機)
6 遊技盤
9 特別図柄表示装置(可変表示装置)
10 特別可変入賞球装置
18 表示部装飾部材
21 可動部材(可動演出手段)
37,38 可動部材(可動演出手段)
35b,36b 装飾ランプ(演出手段)
39,40 サイド飾り
41 スピーカ(演出手段)
42 遊技効果LED(演出手段)
56 表示制御基板(表示制御手段)
57 主基板
59 ランプ制御基板(演出制御手段、可動演出制御手段、演出制御基板)
80 表示領域
80a〜80c 可変表示領域
82 キャラクタ画像

Claims (10)

  1. 識別情報の可変表示を行って表示結果を導出する可変表示装置を備え、前記表示結果が予め定めた特定表示態様となったことを条件として所定の遊技価値を付与可能となると共に、遊技の演出に用いられる演出手段を備えた遊技機において、
    前記可変表示装置における所定位置に特定の識別情報が停止表示されて前記表示結果が前記特定表示態様となる可能性のある場合に、前記所定位置への前記特定の識別情報の接近に応じた接近演出を前記演出手段によって実行可能であり、
    前記接近演出の実行時には、前記所定位置に前記特定の識別情報が停止表示されて前記表示結果が前記特定表示態様となる場合と、前記所定位置に前記特定の識別情報が停止表示されずに前記表示結果が前記特定表示態様とならない場合があると共に、
    前記演出手段は、遊技者が動作を視認可能な箇所に設けられ、遊技の演出に用いられる可動演出手段を含み、
    前記可動演出手段は、前記接近演出に応じて動作する接近演出動作を実行可能であり、
    前記接近演出に応じて前記接近演出動作が実行された場合には、前記接近演出に応じて前記接近演出動作が実行されない場合に比べて、前記表示結果が前記特定表示態様となる確率を高くしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記接近演出動作を前記確率が異なるように複数設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の接近演出動作においては、前記可動演出手段の動作回数が多いほど前記確率が高いことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記可動演出手段は複数の動作箇所を備えると共に、前記接近演出動作においては、前記可動演出手段の動作箇所が多いほど前記確率が高いことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の遊技機。
  5. 前記可変表示装置は、表示態様がリーチ表示態様となった場合に複数種類のリーチ演出表示のいずれかを選択的に実行可能であり、前記複数種類のリーチ演出表示は、前記接近演出が実行される種類のリーチ演出表示と、前記接近演出が実行され得ない種類のリーチ演出表示とを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記可変表示装置は、前記識別情報を所定配列に従って可変表示すると共に、前記接近演出を、前記表示結果が前記特定表示態様となる場合と、前記所定位置に前記所定配列において前記特定の識別情報の直前もしくは直後に配列される識別情報を停止表示させる場合にのみ実行可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記可変表示装置は、前記接近演出に合わせてキャラクタ画像の表示を実行可能にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の遊技機。
  8. 前記可動演出手段を制御する可動演出制御手段と前記可動演出手段と異なる前記演出手段を制御する演出制御手段との双方を搭載した演出制御基板を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
  9. 前記演出手段を制御する演出制御手段と、前記可変表示装置を制御する表示制御手段と、を備え、前記演出制御手段と前記表示制御手段とを電気信号を直接通信可能に接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
  10. 前記演出手段は、複数の演出装置を含み、前記接近演出は、複数の演出装置における演出の組合せによる演出であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の遊技機。
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