JP2008131801A - モータ制御装置、モータ制御方法および車両駆動装置 - Google Patents

モータ制御装置、モータ制御方法および車両駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】交流モータに入力される電圧が低下した場合においても、交流モータのハッチングの発生を抑制することができるようにする。
【解決手段】インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるという条件を満たす場合、切替判定部34はスイッチ35に切替信号Rsを出力するとともに、PWM制御部37に変調率指令信号Rhを出力し、オープン制御部32から出力されたq軸電圧の指令値Vq をスイッチ35にて選択し、q軸電圧の指令値Vqとしてdq/uvw変換部36に出力するとともに、PWM制御部37は、変調率を一定に保ちながら、インバータ14をPWM制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明はモータ制御装置、モータ制御方法および車両駆動装置に関し、特に、フィードバック制御にてモータに流れる電流を制御する方法に適用して好適なものである。
従来の車両用駆動制御装置としては、主駆動軸を駆動するエンジンにて発電機を駆動し、その発電機の出力にてインバータを介して交流モータを駆動し、その交流モータにて従駆動軸を駆動する方法がある。また、発電機電力制御装置としては、モータトルク指令値に基づいて発電機に必要な電圧指令値を演算し、発電機の出力電圧値がこの電圧指令値となるようにフィードバック制御して交流モータへ電圧を供給するというものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−187090号公報
しかしながら、従来の車両用駆動制御装置では、交流モータに流れる電流をフィードバックしながらベクトル制御を行った場合、発電機の出力電圧が低下すると、発電機制御時の動作点がハンチングを起こし、過電圧フェールや過電流フェールに陥ることがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、交流モータに入力される電圧が低下した場合においても、交流モータのハッチングの発生を抑制することが可能なモータ制御装置、モータ制御方法および車両駆動装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のモータ制御装置によれば、交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて前記交流モータの動作をベクトル制御するフィードバック制御手段と、前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて前記交流モータの動作をベクトル制御するオープン制御手段と、前記フィードバック制御されるベクトル成分の一部について前記オープンループ制御に切り替える切替手段とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、フィードバック制御時に制御不能となるベクトル成分については、オープンループ制御にて交流モータの動作をベクトル制御することができ、フィードバック制御時に制御可能なベクトル成分のみを用いて交流モータの動作をフィードバック制御にてベクトル制御することができる。このため、交流モータを駆動する発電機の出力電圧が低下した場合においても、外乱に対して動作が不安定になるのを抑制し、交流モータのハッチングの発生を抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態に係るモータ制御装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ制御方法の原理を示すブロック図である。
図1において、モータ制御装置には、制御対象7をフィードバック制御にてベクトル制御するフィードバック制御手段1、制御対象7をオープンループ制御にてベクトル制御するオープン制御手段2および切替判定部6が設けられている。そして、切替判定部6は、フィードバック制御手段1にてフィードバック制御されるベクトル成分の一部についてオープンループ制御に切り替えることにより、制御対象7をベクトル制御させることができる。
すなわち、フィードバック制御手段1には、制御対象7の制御量(C・・・C、Cm+1・・・Cm+n)が検出部5を介してフィードバックされ、比較器3にて目標値(A・・・A、Am+1・・・Am+n)と比較され、それらの制御偏差が小さくなるように制御部4から操作量(B・・・B、B´m+1・・・B´m+n)が出力される。ただし、m、nは正の整数である。
一方、オープン制御手段2には、目標値(A・・・A、Am+1・・・Am+n)が入力され、フィードバック制御手段1にてフィードバック制御されるベクトル成分の一部についての操作量(B´´m+1・・・B´´m+n)が出力される。
そして、切替判定部6は、切替パラメータPに基づいて切替条件を判断する。そして、所定の切替条件を満たさない場合、フィードバック制御手段1から出力された操作量(B・・・B)を制御対象7に入力させながら、フィードバック制御手段1から出力される操作量(B´m+1・・・B´m+n)を選択し、制御対象7の操作量(Bm+1・・・Bm+n)として出力する。一方、所定の切替条件を満たす場合、切替判定部6は、フィードバック制御手段1から出力された操作量(B・・・B)を制御対象7に入力させながら、オープン制御手段2から出力される操作量(B´´m+1・・・B´´m+n)を選択し、制御対象7の操作量(Bm+1・・・Bm+n)として出力する。
これにより、フィードバック制御時に制御不能となるベクトル成分については、オープンループ制御にて制御対象7をベクトル制御することができ、フィードバック制御時に制御可能なベクトル成分のみを用いて制御対象7をフィードバック制御にてベクトル制御することができる。このため、フィードバック制御に破綻が発生した場合においても、外乱に対して制御対象7の動作が不安定になるのを抑制しつつ、制御対象7の制御性を確保することが可能となる。
なお、制御対象7としては、例えば、インバータや交流モータを挙げることができ、切替条件としては、フィードバック制御が破綻したかどうかの条件を挙げることができる。そして、制御対象7が交流モータである場合、目標値(A・・・A、Am+1・・・Am+n)としては、トルクおよびモータ回転数、操作量(B´´m+1・・・B´´m+n)としては、d軸(磁束成分)電圧およびq軸(トルク成分)電圧、制御量(C・・・C、Cm+1・・・Cm+n)としては、d軸(磁束成分)電流およびq軸(トルク成分)電流とすることができる。
また、交流モータを駆動するインバータの電源がバッテリの場合には、インバータに供給される直流電圧が不足したしたかどうかを切替条件とすることができ、交流モータを駆動するインバータの電源が発電機の場合には、インバータに供給される直流電圧が不足したしたかどうかという条件に加え、発電機が不安定領域にあるかどうかを切替条件とすることができる。
また、発電機が不安定領域にあるかどうかを切替条件とした場合、切替パラメータPとしては、発電電圧、発電電流および発電機回転数とすることができ、発電電圧および発電電流の代わりに発電界磁電流を用いるようにしてもよい。
図2は、本発明の第2実施形態に係るモータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。
図2において、発電機11には、デルタ結線された三相巻線11aが設けられるとともに、磁界を発生させる界磁構造11bが設けられ、三相巻線11aは回転軸11cの周りを回転可能に保持されている。そして、発電機11には、発電機11の回転数を検出する回転数センサ11dが設けられている。
また、交流モータ12には、スター結線された三相巻線12aが設けられるとともに、磁界を発生させる界磁構造12bが設けられ、三相巻線12aは回転軸12cの周りを回転可能に保持されている。そして、交流モータ12には、回転軸12cの回転角を検出する回転角センサ12dが設けられている。
そして、発電機11は、三相全波整流回路13およびインバータ14を介して交流モータ12に接続されている。ここで、三相全波整流回路13には、三相電流を整流するための整流ダイオードD1〜D6および平滑コンデンサC1が設けられ、インバータ14には、ゲートパルスPgに基づいてスイッチング動作する電界効果トランジスタM1〜M6および電界効果トランジスタM1〜M6にそれぞれ並列接続された帰還ダイオードD11〜D16が設けられている。
そして、インバータ14の前段には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcを検出する電圧センサ41が設けられるとともに、インバータ14に供給される直流電流Idcを検出する電流センサ40が設けられている。さらに、インバータ14の出力側には、インバータ14から出力される三相電流Iu、Iv、Iwを検出する電流センサ42〜44が設けられている。
また、界磁構造11bの一端は、ダイオードD8を介してバッテリ15に接続されるとともに、ダイオードD7を介して三相全波整流回路13の出力側に接続されている。また、界磁構造11bの他端は、界磁構造11bに流れる電流を制御する電界効果トランジスタM21に接続され、電界効果トランジスタM21にはダイオードD21が並列接続されている。
また、界磁構造12bの一端は、バッテリ15に接続されるとともに、界磁構造12bの他端は、界磁構造12bに流れる電流を制御する電界効果トランジスタM22に接続され、電界効果トランジスタM22にはダイオードD22が並列接続されている。また、界磁構造12bに流れるモータ界磁電流を検出する電流センサ45が設けられている。
さらに、モータ制御装置には、インバータ14を介して交流モータ12をフィードバック制御にてベクトル制御するフィードバック制御部30、インバータ14を介して交流モータ12をオープンループ制御にてベクトル制御するオープン制御部32が設けられている。
また、モータ制御装置には、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmに基づいてd軸電流の目標値Idを出力するIdマップ16、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmに基づいてq軸電流の目標値Iqを出力するIqマップ17、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmに基づいてモータ界磁電流の目標値Ifmを出力するモータ界磁電流マップ24、モータ界磁電流の目標値Ifmとモータ界磁電流の実測値Ifmとを比較し、それらの偏差信号を出力する比較部25、モータ界磁電流の目標値Ifmとモータ界磁電流の実測値Ifmとの比較結果に基づいて電界効果トランジスタM22の制御を行うモータ界磁制御部26、モータ界磁電流の目標値Ifmをq軸電流の目標値Iqとq軸電圧の目標値Vqとの位相差φに変換するφテーブル27、回転角センサ12dにて検出された回転角に基づいて回転軸12cの回転角度位置を算出する回転角度位置演算部28、回転角度位置演算部28にて算出された回転軸12cの回転角度位置に基づいて回転角速度ωを算出する回転角速度演算部29、dq成分をuvw成分に座標変換するdq/uvw変換部36、インバータ14をPWM制御するPWM制御部37、uvw成分をdq成分に座標変換するuvw/dq変換部38、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmに基づいて電界効果トランジスタM21の制御を行う発電機制御部39が設けられている。
そして、フィードバック制御部30には、d軸電流の目標値Idとd軸電流の実測値Idとを比較し、それらの偏差信号を出力する比較器18、q軸電流の目標値Iqとq軸電流の実測値Iqとを比較し、それらの偏差信号を出力する比較器19、比較器18から出力された偏差信号の比例積分制御を行うPI制御部20、比較器19から出力された偏差信号の比例積分制御を行うPI制御部21、PI制御部20から出力された信号とdq電圧算出部31から出力されたd軸電圧の計算値Vd´とを比較し、それらの偏差信号をd軸電圧の指令値Vdとして出力する比較器22、PI制御部21から出力された信号とdq電圧算出部31から出力されたq軸電圧の計算値Vq´とを加算し、その加算結果をq軸電圧の指令値Vq として出力する加算器23、d軸電流の実測値Idおよびq軸電流の実測値Iqに基づいてd軸電圧の計算値Vd´とq軸電圧の計算値Vq´とを算出するdq電圧算出部31が設けられている。
また、オープン制御部32には、q軸電流の目標値Iqとq軸電圧の目標値Iqとに基づいてq軸電圧の指令値Vq を算出するq電圧算出部33が設けられている。
また、モータ制御装置には、所定の切替条件に基づいて、フィードバック制御部30から出力されたq軸電圧の指令値Vq とオープン制御部32から出力されたq軸電圧の指令値Vq との切替判定を行う切替判定部34および切替判定部34による判定結果に基づいて、q軸電圧の指令値Vq またはq軸電圧の指令値Vq のいずれか一方を選択し、dq/uvw変換部36に出力するスイッチ35が設けられている。
ここで、切替判定部34における切替条件としては、インバータ14の電源がバッテリ15の場合には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが不足したしたかどうかを切替条件とすることができ、インバータ14の電源が発電機11の場合には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが不足したしたかどうかという条件に加え、発電機11が不安定領域にあるかどうかを切替条件とすることができる。
図3は、図2の切替判定部34の概略構成を示すブロック図である。
図3において、切替判定部34には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcを閾値と比較する電圧閾値比較部51、インバータ14に供給される直流電圧Vdc、直流電流Idcおよび発電機回転数Ngenに基づいて発電機11が不安定領域にあるかどうかを判定する発電機動作領域判定部52および電圧閾値比較部51の比較結果および発電機動作領域判定部52の判定結果に基づいて、スイッチ35に切替信号Rsを出力するとともに、PWM制御部37に変調率指令信号Rhを出力するセレクタ53が設けられている。
ここで、セレクタ53には、インバータ14の電源がバッテリ15か発電機11を示す信号Rdが入力される。そして、セレクタ53は、インバータ14の電源がバッテリ15である場合には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値を下回った場合に、スイッチ35に切替信号Rsを出力するとともに、PWM制御部37に変調率指令信号Rhを出力する。
一方、セレクタ53は、インバータ14の電源が発電機11である場合には、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値を下回るとともに、発電機11が不安定領域にある場合に、スイッチ35に切替信号Rsを出力するとともに、PWM制御部37に変調率指令信号Rhを出力する。
図4は、図2の発電機11において回転数を一定とした時の出力特性を示す図である。
図4において、直流電流(発電機電流)Idcが増加すると、発電機11の内部インピーダンスおよび電気子反作用に起因して、直流電圧(発電機電圧)Vdcが減少する。そして、界磁電流ごとに発電機出力Pgen(=Idc×Vdc)が最大となる動作点を結ぶことで、発電機11の最大出力線を求めることができる。
そして、最大出力線よりも発電機電流Idcが小さな領域は、発電機電流Idcが増加すると、発電機出力Pgenが増加する領域であり、フィードバック制御が成立する(この領域を安定領域と呼ぶ)。
一方、最大出力線よりも発電機電流Idcが大きな領域は、発電機電流Idcが増加すると、発電機出力Pgenが減少する領域であり、フィードバック制御が成立しない(この領域を不安定領域と呼ぶ)。
ここで、発電機電圧Vdc、発電機電流Idcおよび発電機回転数Ngenをパラメータとしたマップを予め求めておき、このマップを参照することで発電機11の不安定領域を判定することができる。
以下、図2の車両駆動装置の動作および効果について説明する。
図2において、バッテリ15を介して電流が界磁構造11bに供給されながら、回転軸11cを介して三相巻線11aが回転されると、発電機11にて三相交流電圧が生成される。そして、発電機11にて生成された三相交流電圧は三相全波整流回路13にて整流され、直流電圧Vdcがインバータ14に供給される。そして、三相全波整流回路13から出力された直流電圧Vdcはインバータ14にて三相交流電圧に変換され、交流モータ12の三相巻線12aに供給される。そして、バッテリ15を介してモータ界磁電流が界磁構造12bに供給されながら、三相巻線12aに三相交流電圧が供給されると、回転軸12cが回転し、交流モータ12が動作する。
ここで、交流モータ12を動作させる場合、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmがモータ界磁電流マップ24に入力され、モータ界磁電流マップ24にてモータ界磁電流の目標値Ifmが算出される。そして、モータ界磁電流マップ24にて算出されたモータ界磁電流の目標値Ifmは比較器25に入力される。また、界磁構造12bに流れるモータ界磁電流は電流センサ45にて検出され、そのモータ界磁電流の実測値Ifmが比較器25に入力される。
そして、モータ界磁電流の目標値Ifmおよび実測値Ifmが比較器25に入力されると、それらの偏差信号が比較器25にて算出され、モータ界磁制御部26に出力される。そして、モータ界磁電流の目標値Ifmおよび実測値Ifmの偏差信号がモータ界磁制御部26に入力されると、モータ界磁制御部26にて電界効果トランジスタM22の制御が行われることにより、界磁構造12bに流れるモータ界磁電流が制御される。
また、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値Rmは発電機制御部39に出力される。また、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが電圧センサ41にて検出されるとともに、インバータ14に供給される直流電流Idが電流センサ40にて検出され、これらの検出された直流電圧Vdcおよび直流電流Idは発電機制御部39に出力される。
また、トルクの指令値Rtおよびモータ回転数の指令値RmがIdマップ16およびIqマップ17に入力され、Idマップ16およびIqマップ17をそれぞれ介してd軸電流の目標値Idおよびq軸電流の目標値Iqが比較部18、19にそれぞれ入力される。
また、インバータ14から出力されるu相電流Iu、v相電流Ivおよびw相電流Iwは電流センサ42〜44にてそれぞれ検出され、uvw/dq変換部38に入力される。また、交流モータ12の回転軸12cの回転角は回転角センサ12dにて検出され、回転角度位置演算部28にて回転軸12cの回転角度位置が算出された後、uvw/dq変換部38に入力される。
そして、回転軸12cの回転角度位置が参照されながら、u相電流Iu、v相電流Ivおよびw相電流Iwの実測値がuvw/dq変換部38にてd軸電流の実測値Idおよびq軸電流の実測値Iqに変換された後、比較部18、19にそれぞれ入力される。
そして、d軸電流の目標値Idおよびd軸電流の実測値Idが比較部18に入力されると、それらの偏差信号が比較部18にて算出された後、PI制御部20にて比例積分制御が行われ、比較部22に出力される。また、q軸電流の目標値Iqおよびq軸電流の実測値Iqが比較部19に入力されると、それらの偏差信号が比較部19にて算出された後、PI制御部21にて比例積分制御が行われ、比較部23に出力される。
また、uvw/dq変換部38から出力されたd軸電流の実測値Idおよびq軸電流の実測値Iqは、dq電圧算出部31に入力される。また、モータ界磁電流マップ24にて算出されたモータ界磁電流の目標値Ifmはφテーブル27に入力され、φテーブル27にてq軸電流の目標値Iqとq軸電圧の目標値Vqとの位相差φに変換された後、dq電圧算出部31に入力される。さらに、回転角センサ12dにて検出された回転軸12cの回転角は、回転角度位置演算部28および回転角速度演算部29を介して交流モータ12の回転角速度ωに変換された後、dq電圧算出部31に入力される。
そして、d軸電流の実測値Id、q軸電流の実測値Iq、位相差φおよび回転角速度ωがdq電圧算出部31に入力されると、d軸電圧の計算値Vd´およびq軸電圧の計算値Vq´がdq電圧算出部31にて算出され、比較部22、23にそれぞれ出力される。
なお、d軸電圧の計算値Vd´およびq軸電圧の計算値Vq´は以下の式で算出することができる。
Vd´=ω・Lq・Iq
Vq´=Lq・Id+ω・φ
そして、PI制御部20からの出力およびd軸電圧の計算値Vd´が比較部22に入力されると、それらの偏差信号が比較部22にて算出された後、d軸電圧の指令値VdとしてPWM制御部37に出力される。また、PI制御部21からの出力およびq軸電圧の計算値Vq´が加算器23に入力されると、それらの加算結果が加算器23にて算出された後、q軸電圧の指令値Vq としてスイッチ35に出力される。
また、d軸電流の目標値Id、q軸電流の目標値Iq、位相差φおよび回転角速度ωはq電圧算出部33に入力され、q軸電圧の指令値Vq がq電圧算出部33にて算出され、スイッチ35に出力される。
なお、q軸電圧の指令値Vq は以下の式で算出することができる。
Vq =Iq・R+ω・Ld・Id+ω・φ
また、発電機回転数Ngenが回転数センサ11dにて検出され、直流電圧Vdc、直流電流Idcおよび発電機回転数Ngenは切替判定部34に入力される。そして、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるかどうかが切替判定部34にて判定される。
そして、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるという条件を満たさない場合、フィードバック制御部30から出力されたq軸電圧の指令値Vq がスイッチ35にて選択され、q軸電圧の指令値Vqとしてdq/uvw変換部36に出力される。また、回転角度位置演算部28にて算出された回転軸12cの回転角度位置はdq/uvw変換部36に入力される。そして、回転軸12cの回転角度位置が参照されながら、p軸電圧の指令値Vpおよびq軸電圧の指令値Vqがdq/uvw変換部36にてu相電圧、v相電圧およびw相電圧に変換された後、PWM制御部37に出力される。
そして、PWM制御部37は、dq/uvw変換部36から出力されたu相電圧、v相電圧およびw相電圧に基づいてゲートパルスPgを生成してインバータ14に出力することにより、インバータ14をPWM制御する。
また、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるという条件を満たさない場合、発電機制御部39は、直流電圧Vdcのフィードバック制御にて電界効果トランジスタM22の制御を行い、界磁構造11bに流れる界磁電流を制御する。
一方、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるという条件を満たす場合、切替判定部34はスイッチ35に切替信号Rsを出力するとともに、PWM制御部37に変調率指令信号Rhを出力する。
そして、切替信号Rsが切替判定部34から出力されると、オープン制御部32から出力されたq軸電圧の指令値Vq がスイッチ35にて選択され、q軸電圧の指令値Vqとしてdq/uvw変換部36に出力される。また、回転角度位置演算部28にて算出された回転軸12cの回転角度位置はdq/uvw変換部36に入力される。そして、回転軸12cの回転角度位置が参照されながら、p軸電圧の指令値Vpおよびq軸電圧の指令値Vqがdq/uvw変換部36にてu相電圧、v相電圧およびw相電圧に変換された後、PWM制御部37に出力される。
また、変調率指令信号Rhが切替判定部34から出力されると、PWM制御部37は、変調率を一定に保ちながら、dq/uvw変換部36から出力されたu相電圧、v相電圧およびw相電圧に基づいてゲートパルスPgを生成してインバータ14に出力することにより、インバータ14をPWM制御する。
また、インバータ14に供給される直流電圧Vdcが閾値以下でかつ発電機11が不安定領域にあるという条件を満たした場合には、切替信号Rsが切替判定部34から発電機制御部39に出力される。そして、発電機制御部39は、切替信号Rsが切替判定部34から出力されると、直流電流Idcのフィードバック制御にて電界効果トランジスタM22の制御を行い、界磁構造11bに流れる界磁電流を制御する。
これにより、d軸電流の実測値Idを常にフィードバックしながら、インバータ14に供給される直流電圧Vdcを制御することが可能となるとともに、発電機11が不安定領域にある場合には、q軸電圧の目標値Vqをオープン制御にて制御することができ、q軸電流の実測値Iqによるフィードバック制御が破綻する場合においても、q軸電流の安定性を確保しつつ、直流電圧Vdcに応じたq軸電流を流すことができる。また、発電機11が不安定領域にある場合には、発電機制御部39は、直流電流Idcのフィードバック制御にて直流電流Idcを制御することが可能となり、直流電流Idcを発電機11側で制御することができる。
この結果、発電機11が不安定領域にある場合においても、所望の動作点で交流モータ12を駆動することができ、所望のトルクを出力させることが可能となるとともに、d軸電流の実測値Idによるフィードバック制御を常に行うことができ、外乱が加わった場合においても、インバータ14に供給される直流電圧Vdcや直流電流Idcが暴れるのを防止することができる。
図5は、交流モータ12をフィードバック制御した時の動作点の動きを示す図である。
図5において、交流モータ12の動作点は、モータ出力線(等パワー線)と発電機11の界磁電流線Ifg1との交点P1、P2によって決定される。ここで、交点P2は安定領域にあるが、交点P1は不安定領域にあるため、発電機電圧Vdcに制限がある場合には、交流モータ12は不安定領域で動作せざるを得ない場合がある。
ここで、フィードバック制御が不安定領域で行われると、交流モータ12の動作点が交点P1に到達した瞬間にPI制御の積分項が開放され、PWM制御における変調率が減少するため、交流モータ12の動作点が瞬間的に交点P2に移動し、高電圧フェールに陥るようになる。また、交流モータ12の動作点が交点P1になるように発電機11の動作が制御されると、交流モータ12の動作点が交点P1→交点P2→交点P1と移動し、ハンチングが発生する。このため、このような問題を解消するために、PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をオープン制御する方法がある。
図6は、PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をオープン制御した時の動作点の動きを示す図である。
図6において、PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をオープン制御すると、交流モータ12の動作点は、モータ出力線上を移動することなく交点P1に到達することができる。
この場合、交流モータ12はオープン制御されるため、外乱に弱いだけでなく、発電機回転数Ngenが高いと、発電機11の動作点と交流モータ12の動作線が接する場合があり、発電機電圧Vdcの変動が大きくなる。
このため、図2のモータ制御装置では、PWM制御における変調率を一定に保った上で、d軸電流の実測値Idを常にフィードバックしながら、インバータ14に供給される直流電圧Vdcを制御するとともに、発電機11が不安定領域にある場合には、q軸電圧の目標値Vqをオープン制御にて制御することができる。
図7は、PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をフィードバック制御した時の動作点の動きを示す図である。
図7において、PWM制御における変調率を一定に保った上で、d軸電流の実測値Idを常にフィードバックしながら、インバータ14に供給される直流電圧Vdcを制御するとともに、発電機11が不安定領域にある場合には、q軸電圧の目標値Vqをオープン制御にて制御することで、モータ出力線上を移動させることなく交流モータ12の動作点を交点P1に到達させることが可能となるとともに、交流モータ12の動作線の傾きを小さくすることができ、発電機電圧Vdcの変動を小さくすることができる。
図8は、図2のモータ制御装置を4輪駆動車に適用した時の概略構成を示すブロック図である。
図8において、車体100には、前輪101L、101Rおよび後輪103L、103Rが設けられるとともに、前輪101L、101Rおよび後輪103L、103Rの車輪速をそれぞれ検出する車輪速センサ127FL、127FR、127RL、127RRが設けられている。また、車体100には、前輪101L、101Rを駆動するエンジン102および後輪103L、103Rを駆動する交流モータ104が搭載されるとともに、交流モータ104を駆動する発電機107が搭載されている。また、車体100には、発電機107にて生成された電圧のスイッチング動作に基づいて交流モータ104を駆動するインバータ109、車両の駆動状態に基づいて交流モータ104のトルク指令値を算出し、インバータ109の駆動制御を行う4WDコントローラ108が設けられている。
そして、エンジン102の出力は、トランスミッションおよびデファレンシャルギア105を介して前輪101L、101Rに伝達されるとともに、ベルト106を介して発電機107に伝達される。
そして、発電機107の出力はジャンクションボックス110を介してインバータ109に伝達され、インバータ109にて三相交流に変換されてから、交流モータ104に送られる。
そして、交流モータ104の回転力は減速機111にて減速された後、クラッチ112およびデファレンシャルギア113を介して後輪103L、103Rに伝達される。
そして、4WDコントローラ108には、車輪速センサ127FL、127FR、127RL、127RRによる車輪速信号が入力される。そして、4WDコントローラ108は、例えば、車輪速信号に基づいて前輪101L、101Rがスリップしているかどうかを判断し、前輪101L、101Rがスリップしていない場合には、エンジン102によって前輪101L、101Rのみが駆動されるように制御し、前輪101L、101Rがスリップしている場合には、エンジン102によって前輪101L、101Rを駆動させながら、交流モータ104にて後輪103L、103Rが駆動されるように制御することができる。
ここで、4WDコントローラ108には、図2に示したようなモータ制御装置を搭載することができる。そして、4WDコントローラ108は、インバータ109に供給される直流電圧が不足し、さらに交流モータ104が不安定領域にある場合、インバータ109をPWM制御するPWM制御部の変調率が一定になるように指示するとともに、フィードバック制御にて交流モータ104の動作をベクトル制御するd軸成分の操作量を出力しながら、交流モータ104のトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて、交流モータ104の動作をベクトル制御するq軸成分の操作量を出力することができる。
これにより、交流モータ104に流れる電流をフィードバックしながらベクトル制御を行っている時に、発電機107の出力電圧が低下した場合においても、発電機107の制御時の動作点がハンチングを起こすのを防止することができ、過電圧フェールや過電流フェールに陥るのを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る制御方法の原理を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るモータ制御装置の概略構成を示すブロック図である。 図2の切替判定部34の概略構成を示すブロック図である。 図2の発電機11において回転数を一定とした時の出力特性を示す図である。 交流モータ12をフィードバック制御した時の動作点の動きを示す図である。 PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をオープン制御した時の動作点の動きを示す図である。 PWM制御における変調率を一定に保ちながら交流モータ12をフィードバック制御した時の動作点の動きを示す図である。 図2のモータ制御装置を4輪駆動車に適用した時の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 フィードバック制御手段
2 オープン制御手段
3、18、19、22、25 比較器
4 制御部
5 検出部
6、34 切替判定部
7 制御対象
11、107 発電機
11a、12a 三相巻線
11b、12b 界磁構造
11c、12c 回転軸
11d 回転数センサ
12d 回転角センサ
12、104 交流モータ
13 三相全波整流回路
D1〜D6 整流ダイオード
C1 平滑コンデンサ
14 インバータ
M1〜M6、M21、M22 電界効果トランジスタ
D7、D8 ダイオード
D11〜D16 帰還ダイオード
15 バッテリ
16 Idマップ
17 Iqマップ
20、21 PI制御部
23 加算器
24 モータ界磁電流マップ
26 モータ界磁制御部
28 φテーブル
28 回転角度位置演算部
30 フィードバック制御部
31 dq電圧算出部
32 オープン制御部
33 q電圧算出部
35 スイッチ
36 dq/uvw変換部
37 PWM制御部
38 uvw/dq変換部
39 発電機制御部
40、42〜45 電流センサ
41 電圧センサ
51 電圧閾値比較部
52 発電機動作領域判定部
53 セレクタ
100 車体
101L、101R 前輪
102 エンジン
103L、103R 後輪
105、113 デファレンシャルギア
106 ベルト
108 4WDコントローラ
109 インバータ
110 ジャンクションボックス
111 減速機
112 クラッチ
127FL、127FR、127RL、127RR 車輪速センサ

Claims (9)

  1. 交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて前記交流モータの動作をベクトル制御するフィードバック制御手段と、
    前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて前記交流モータの動作をベクトル制御するオープン制御手段と、
    前記フィードバック制御されるベクトル成分の一部について前記オープンループ制御に切り替える切替手段とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 交流モータを駆動するインバータと、
    交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するd軸成分およびq軸成分の操作量を出力するフィードバック制御手段と、
    前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するq軸成分の操作量を出力するオープン制御手段と、
    前記インバータに供給される直流電圧が不足した場合、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸成分の操作量を前記オープン制御手段から出力されるq軸成分の操作量に切り替える切替手段とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 前記切替手段は、前記インバータの電源が発電機の場合には、前記インバータに供給される直流電圧が不足し、さらに前記発電機が不安定領域にある場合、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸成分の操作量を前記オープン制御手段から出力されるq軸成分の操作量に切り替えることを特徴とする請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 交流モータを駆動するインバータと、
    前記インバータをPWM制御するPWM制御部と、
    前記交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて、前記PWM制御部の制御に用いられるd軸電圧およびq軸電圧を出力するフィードバック制御手段と、
    前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するq軸電圧を出力するオープン制御手段と、
    前記インバータに供給される直流電圧が不足した場合、あるいは前記インバータの電源が発電機の場合には、さらに前記発電機が不安定領域にある場合、前記PWM制御部の変調率が一定になるように指示するとともに、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸電圧を前記オープン制御手段から出力されるq軸電圧に切り替える切替手段とを備えることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 前記切替手段は、前記インバータの電源が発電機の場合には、前記インバータに供給される直流電圧が不足し、さらに前記発電機が不安定領域にある場合、前記PWM制御部の変調率が一定になるように指示するとともに、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸成分の操作量を前記オープン制御手段から出力されるq軸成分の操作量に切り替えることを特徴とする請求項4記載のモータ制御装置。
  6. 交流モータの電流または回転数に基づくフィードバック制御にて前記交流モータの動作をベクトル制御するステップと、
    前記フィードバック制御されるベクトル成分の一部についてオープンループ制御に切り替えることにより、前記交流モータの動作をベクトル制御するステップとを備えることを特徴とするモータ制御方法。
  7. インバータを介して駆動される交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するd軸成分およびq軸成分の操作量を出力するステップと、
    前記インバータに供給される直流電圧が不足した場合、前記フィードバック制御にてd軸成分の操作量を出力しながら、前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するq軸成分の操作量を出力するステップとを備えることを特徴とするモータ制御方法。
  8. 車体に設けられた複数の車輪と、
    前記車輪の一部を駆動する内燃機関と、
    前記内燃機関にて駆動される車輪と異なる車輪を駆動する交流モータと、
    前記内燃機関にて駆動される発電機と、
    前記発電機にて生成された電圧を整流する整流器と、
    前記整流器にて整流された電圧を交流に変換して前記交流モータを駆動するインバータと、
    前記インバータをPWM制御するPWM制御部と、
    前記交流モータの電流または回転数の検出値または推定値に基づくフィードバック制御にて、前記PWM制御部の制御に用いられるd軸電圧およびq軸電圧を出力するフィードバック制御手段と、
    前記交流モータのトルクまたは回転数の目標値に基づくオープンループ制御にて、前記交流モータの動作をベクトル制御するq軸電圧を出力するオープン制御手段と、
    前記インバータに供給される直流電圧が不足した場合、あるいは前記インバータの電源が前記発電機の場合には、さらに前記発電機が不安定領域にある場合、前記PWM制御部の変調率が一定になるように指示するとともに、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸電圧を前記オープン制御手段から出力されるq軸電圧に切り替える切替手段とを備えることを特徴とする車両駆動装置。
  9. 前記切替手段は、前記インバータの電源が発電機の場合には、前記インバータに供給される直流電圧が不足し、さらに前記発電機が不安定領域にある場合、前記PWM制御部の変調率が一定になるように指示するとともに、前記フィードバック制御手段から出力されるq軸成分の操作量を前記オープン制御手段から出力されるq軸成分の操作量に切り替えることを特徴とする請求項8記載の車両駆動装置。
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