JP2008131285A - 電子機器 - Google Patents

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謙二 肝付
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Abstract

【課題】リモコンからのプリセットデータの制御を可能とし、限られたリモコンキー数でも多くの動作制御可能な電子機器を提供する。
【解決手段】複数の遠隔操作装置から発信されるリモコンコード信号個々のリモコンキー動作に対応するリモコンキーコマンド信号群を受信する受信手段と、受信手段によって電子機器付属のリモコンと異なるリモコンからのリモコンコード信号を受信した場合にリモコンコード信号を一時記憶するための一時記憶手段と、複数のリモコンコード信号群とリモコンコード信号群の各々についてのリモコンキーコマンド信号群に対応する第一制御処理動作指令群とを記憶する記憶手段と、リモコンコード信号と記憶手段に記憶されたリモコンコード信号群とを順次比較し一致するリモコンコードを見つけるための検索手段と第一制御処理動作指令群と電子機器本体の機能のすべてに対応する第二制御処理動作指令群とを対応付けするキー割当手段を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、リモコンで制御される電子機器に関し、特に複数のリモコンコード信号を予め電子機器本体に記憶しておき、複数のリモコンコード信号で制御される電子機器に関する。
リモートコントロール可能な電子機器は、電子機器毎にリモコン制御コードも異なり、リモコン送信機も、電子機器毎に設けられているのが一般的である。従って、例えば、テレビジョン受信機の専用リモコン送信機を操作しても、DVDプレーヤは動作しない。そのため、テレビジョン受信機をDVDプレーヤに接続して、テレビジョン受信機及びDVDプレーヤを同時に動作させるためには、テレビジョン受信機及びDVDプレーヤのそれぞれの専用のリモコン送信機を操作する必要があり、使い勝手が悪い。そこで、かかる問題を解決するため、学習機能を備えたリモコン送信機が発明されている。これは、受信機側の受信信号コードはそのままにして、送信機側の送信信号コードを学習リモコン送信機に記憶させ、この学習リモコン送信機から電子機器の受信部にリモコン信号を送信して遠隔制御するものである。従って、このような学習リモコン送信機を使用すれば、1個の送信機で、複数の電子機器を同時に動作させることが可能となる。
特許文献1には、予め他社のリモコン送信機のリモコンコードが格納されており、電子機器本体に設けられたキー群によってメニュー表示キーを操作すると各社のリモコン送信機の一覧画面が表示され、前記電子機器本体のキー群によって所望のリモコン送信機を選択してそのリモコンで電子機器本体を制御可能にすることが可能な技術が開示されている。
特開平2002−300420
しかし、特許文献1に記載の技術では、電子機器本体のキー操作にて、画面上にメニューリストを表示して、本体キーによって電子機器本体を制御する他社リモコンコードを設定できるが、本体キーでしかメニュー操作が出来ないという課題が残る。また、プリセットされていないキーコードを学習させることは出来るがプリセットされていない機能や、学習させたいリモコンに電子機器本体を制御するキーがない場合には、電子機器を制御できないという課題も残る。本発明は、リモコンからのプリセットデータの制御を可能とし、更に限られたリモコンキー数でも多くの動作制御可能な電子機器を提供することを目的とする。
電子機器において、複数の遠隔操作装置から発信されるリモコンコード信号個々のリモコンキー動作に対応するリモコンキーコマンド信号群を受信する受信手段と、前記受信手段によって電子機器付属のリモコンと異なるリモコンからのリモコンコード信号を受信した場合に該リモコンコード信号を一時記憶するための一時記憶手段と、複数のリモコンコード信号群と該リモコンコード信号群のそれぞれについてのリモコンキーコマンド信号群に対応する第一制御処理動作指令群とをマトリックス状に記憶する記憶手段と、前記リモコンコード信号と前記記憶手段に記憶されたリモコンコード信号群とを順次比較し一致するリモコンコードを見つけるための検索手段と、前記第一制御処理動作指令群と電子機器本体の機能のすべてに対応する第二制御処理動作指令群とを対応付けするキー割当手段を有し、オンスクリーンディスプレイ用の信号を発生させる図形信号発生手段によって電子機器本体の機能のすべてまたはその一部を操作することが出来るバーチャルキー群を表す図形信号を発生させ、前記バーチャルキー群の個々のキー操作に応答してバーチャルキーコマンドを発生させるものであって、前記バーチャルキーコマンドそれぞれに対応する第三の制御処理動作指令群を生成し、且つ、前記記憶手段にマトリックス状に記憶する際に個々のリモコンコード信号に係る行に対して前記第一制御処理動作指令群と前記第三制御処理動作指令群とを併用する。
電子機器において、前記行に対して前記第一制御処理動作指令群と前記第三制御処理動作指令群が重複しないように併用する。
電子機器において、前記リモコンコード信号に係わる行のうち特定の行のみ動作させる。
前記の通り構成することにより、専用のリモコン制御コード信号以外でも、リモコン制御コード信号を受信するたびにリモコンフォーマットを認識してそれに対応して電子機器を動作制御し、リモコンではなく電子機器本体が学習リモコン機能を持つように作用する。
また、バーチャルキーによって動作制御することで、動作制御数よりもリモコンキーが少ない場合でも、カーソル移動によって動作制御可能となるように作用する。
本発明は、リモコンからのプリセットデータの制御を可能とし、更に限られたリモコンキー数でも多くの動作制御可能な電子機器を提供することを目的とする。
次に詳細に効果を述べる。
請求項1の発明によれば、電子機器本体に他メーカーのリモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号を予め記憶し複数のリモコンコードフォーマットに従うリモコン制御コード信号を持たせることにより、リモコン側での学習設定をする必要なく、電子機器の制御が可能となる。またバーチャルキー動作制御によってリモコンキー以外でも電子機器本体を制御することを可能にする。また電子機器付属以外のリモコンキーが該動作制御信号に一致しない場合にも割当手段によって制御することを可能にする。
請求項2に記載の発明によれば、リモコンキーとバーチャルキーの機能を重複させないことによって使用者の混乱を防ぐことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、特定の行のみ動作させるように制御することで、動作して欲しくない機能を指定できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明をDVDプレーヤに組み込んだ場合の電気的構成を示すブロック図である。通常の再生動作を次に説明する。再生部Aは、DVDディスク1を光ピックアップ2で読み込むブロックであり、デコード部Bは、再生部Aで読み取った符号化信号を、映像信号と音声信号をそれぞれ、映像デコーダー3、音声デコーダー4で復号する。次に複合化された信号は信号処理部Cに送られ、映像信号は映像信号処理部5で輝度や色処理がなされてアナログ映像出力部6に送られる。一方音声信号は、音声信号処理部7で処理され、アナログ音声出力部8およびデジタル音声出力部9それぞれに送られる。前記アナログ映像出力部6から出力された映像信号は表示手段10に入力される。次に本発明にリモコンの学習動作にかかるブロックを次に説明する。遠隔操作装置11によってリモコン制御コード信号が発信される。民生機器で最も一般的なリモコン制御コード信号の搬送波は、赤外線である。リモコン制御コード信号の到達距離を長く取る必要がある、つまり制御される電子機器を遠い場所からリモコン制御する場合には、FMラジオによる搬送波を用いられることが多い。前記遠隔操作装置11から発信されたリモコン制御コード信号は、受信手段12によって受光され、システム制御部FのCPUブロックEを介して一時記憶手段14に一時的に記憶される。
CPUブロックEはDVDプレーヤの動作を制御する役割を担い、遠隔操作装置11もしくは図示しないDVDプレーヤ本体に配置される本体スイッチ群からのパワーオン/オフ、再生、早送り、後送り、スキップ、トレーオープン/クローズ、などの命令に従い、システム制御部Fの各ブロックを動作させ、再生部Aおよび信号処理部Cの動作制御を行う。
記憶手段15には、DVDプレーヤの専用リモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号と前記DVDプレーヤ専用リモコン以外の第二のリモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号と前記電子機器の動作制御との対応関係を表す制御処理マトリックスが予め記憶されている。記憶手段15は、永久的に前記制御コードマトリックスを保持しなければならないので、電源を落としても記憶内容を保持する不揮発性メモリーであるROMを使うのが好ましい。また一時記憶手段14は、受信されたリモコン制御コード信号を一時的に記憶するだけでいいので、RAMを使うのが好ましい。
検索手段16は、記憶手段15に予め記憶された制御コードマトリックスを参照しながら、一時記憶手段14に記憶された第二のリモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号に対応する前記DVDプレーヤの専用リモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号を検索する。
次に検索手段16によってDVDプレーヤ専用リモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号が検索された場合には、一時記憶手段14に記憶された制御処理マトリックスを参照しながら、前記検索されたDVDプレーヤの専用リモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号に対応する動作制御に従ってDVDプレーヤの制御を行う。
応答設定手段17は、DVDプレーヤの専用リモコンフォーマットに従うリモコン制御コード信号以外のリモコン制御コード信号に応答するかどうかを設定する。
キー割当手段19は、例えばリモコンのすべてのリモコン制御コード信号が検索手段16で対応リモコン制御コード信号が検索されなかった場合に、最低限のキー機能を対応リモコン制御コード信号が検索されなかったリモコン制御コード信号に割り当てるための手段である。
DVDプレーヤのすべての動作制御機能を一覧表示して、所望の動作制御機能にカーソルを移動させて決定することによって、リモコンの一部、もしくはすべてのリモコン制御コード信号が検索手段16で対応リモコン制御コード信号が検索されなかった場合でも、DVDプレーヤのすべての動作制御を可能とする。
図形信号発生手段21は、文字や図形を表す複数のキャラクター信号をマトリックスとして予め格納しており、どのキャラクター信号を引き出すかを表す信号がCPUブロックから図形信号発生手段21に送られる。
CPUブロックからの指示に従って、図形信号発生手段21は文字信号を映像信号処理部5に出力する。
映像信号処理部5は図示されない重畳手段を有し、DVDディスク1から再生された映像信号に対して文字信号をスーパーインポーズする。またDVDディスク1からの再生信号をすべてブランクして文字信号のみを出力することも可能である。
図2は記憶手段15に予め記憶されている制御コードマトリックスを表す。201は、DVDプレーヤの動作制御機能を表している。表の動作処理は一例であり、これに限るものではない。202は、製品情報であるメーカー名、カテゴリー、モデルナンバーを表す。マトリックス2行目の203は、動作制御機能201および製品情報202のそれぞれに対するDVDプレーヤのコードを表す。マトリックスの上から3行目以下の204は、動作制御機能201および製品情報202に対応する、DVDプレーヤ専用リモコンコード以外のリモコンコードを搭載する電子機器のリモコンコードを表す。
図3は本発明における応答設定手段と動作制御対象設定手段の設定動作にかかるフローチャートを表す。また図4は動作制御設定するための画面表示を表す。これらの設定は、DVDプレーヤ専用リモコンによって行う。図1、図3、および図4を参照して動作を次に説明する。遠隔操作装置11から図示されないリモコンキーによってリモコン制御コード信号が発信され、受信手段12によって受信されて、DVDプレーヤ専用リモコン制御コード信号以外のリモコン制御コード信号に反応するかしないかを応答設定手段17によって設定する(ステップS301)。
バーチャルキーを起動するかどうかを設定し(ステップS302)、設定した場合は操作キーの割り当てを行なう(ステップS303)。
次に本発明の実行動作を図4のフローチャートを元に、図1のブロック図も併せて参照しながら説明する。
遠隔操作装置11によってリモコン制御コード信号が発信されて(ステップS401)、受信手段12によって受信される(ステップS403)。受信されたリモコン制御コード信号はCPUブロックEを介して一時記憶手段14に一時記憶される(ステップS403)。CPUブロックEは、一時記憶したリモコン制御コード信号がDVDプレーヤの専用リモコンフォーマットかどうかを判断し(ステップS404)、専用リモコンフォーマットであれば、そのままDVDプレーヤの動作制御に移行する(ステップS412)。
ステップS404でDVDプレーヤ専用リモコンフォーマットではないと判断された場合は、記憶手段15から制御コードマトリックスを読み出して(ステップS405)、一時記憶手段14に一時記憶されたリモコン制御コード信号が制御コードマトリックスに存在するかどうかを検索する(ステップS406)。
ステップS407で一時記憶手段14のリモコン制御コード信号に対応するDVDプレーヤ専用リモコン制御コード信号があると判断されれば、動作制御マトリックス上の動作制御に従って動作制御される(ステップS412)。
ステップS407で一時記憶手段14のリモコン制御コード信号に対応するDVDプレーヤ専用リモコン制御コード信号がないと判断されれば、図形信号発生手段21から文字信号が出力され、映像信号処理部5およびアナログ映像出力部6を経由して表示手段10に図5に表す画面表示がされる(ステップS408)。これは使用者に現行のリモコンではDVDプレーヤの動作制御が不可能であることを告知し、またバーチャルキー操作を行うかどうかを図5のように使用者に対して促す。図6はキー割り当てを行なうための操作画面であり、図示されない遠隔操作装置11の左右キーによって601のYESのチェックボックスを選択して決定キーを押下することによってバーチャルキー設定オンとなる(ステップS409)。一方、NOのチェックボックスを選択して決定キーを押下すればDVDプレーヤは動作制御されないままとなる。バーチャルキー操作を行うキーは、電子機器本体に設けられたフロントパネルキーでも制御可能であり、またリモコンキーであれば十字キーでカーソルを移動させて十字キーの中心にキーを設けてこれをエンターキーとすることも可能であり、CPUブロックに指令可能なインターフェースであればいずれの方法でも制御可能である。
次にステップS409でYESを選択決定すれば、バーチャルキー操作を行うためのキー割当が済んでいるかどうかの判断が行われ(ステップS410)、図形信号発生手段21から文字信号が出力されて映像信号処理部5およびアナログ映像出力部6を介して表示手段10に出力されて、図7に表すバーチャルキー操作画面が表示される。
701のカーソル矢印を、図示されないリモコン11の左右キーによって所望の動作制御機能に移動されて、同様に図示されないリモコン11の決定キーを押下することによって動作制御が行われる。一方、ステップS410で操作キーが設定されていなければ、操作キー割当動作に移行する(ステップS411)。
ステップS411に移行すると、図形信号発生手段21から文字信号が出力されて映像信号処理部5およびアナログ映像出力部6を介して表示手段10に出力されて、図6に表す操作キー割当画面が表示される。図6の左側のキー1からキー5が現在使用しているDVDプレーヤ専用リモコン以外のリモコンキーを表し、右側がOSD操作を行うための最低限の機能が数字を割り当てられて表示される。ボックス601内に遠隔操作装置11の図示されない数字キーを押下することによって、ボックス内に数字が表示されて、前記数字に対応するバーチャルキー操作用割り当て機能が割り当てられる。例えば、キー1のボックスに対して数字キー3を入力すれば、キー1はカーソル左移動の機能を割り当てられる。
本願においては、電子機器本体の全動作処理制御をバーチャルキーによって操作できるように設計することが好ましいが、通常リモコンで操作することが常であるような動作制御処理、例えば、電源オンオフや音量調整などの動作制御処理はバーチャルキーの操作から外して設計することも可能である。
本発明に係る実施例のブロック図を表す。 本発明に係る動作制御マトリックスを表す。 本発明に係る設定フローチャートを表す。 本発明に係る実行フローチャートを表す。 本発明に係るメッセージ表示画面を表す。 本発明に係るバーチャル操作キー割当画面を表す。 本発明に係るバーチャル操作制御画面を表す。
符号の説明
11 遠隔操作装置
12 受信手段
14 一時記憶手段
15 記憶手段
16 検索手段
19 キー割当手段
20 割当手段
21 図形信号発生手段






Claims (3)

  1. 複数の遠隔操作装置から発信されるリモコンコード信号個々のリモコンキー動作に対応するリモコンキーコマンド信号群を受信する受信手段と、前記受信手段によって電子機器付属のリモコンと異なるリモコンからのリモコンコード信号を受信した場合に該リモコンコード信号を一時記憶するための一時記憶手段と、複数のリモコンコード信号群と該リモコンコード信号群のそれぞれについてのリモコンキーコマンド信号群に対応する第一制御処理動作指令群とをマトリックス状に記憶する記憶手段と、前記リモコンコード信号と前記記憶手段に記憶されたリモコンコード信号群とを順次比較し一致するリモコンコードを見つけるための検索手段と、前記第一制御処理動作指令群と電子機器本体の機能のすべてに対応する第二制御処理動作指令群とを対応付けするキー割当手段を有する電子機器において、
    オンスクリーンディスプレイ用の信号を発生させる図形信号発生手段によって電子機器本体の機能のすべてまたはその一部を操作することが出来るバーチャルキー群を表す図形信号を発生させ、前記バーチャルキー群の個々のキー操作に応答してバーチャルキーコマンドを発生させるものであって、前記バーチャルキーコマンドそれぞれに対応する第三の制御処理動作指令群を生成し、且つ、前記記憶手段にマトリックス状に記憶する際に個々のリモコンコード信号に係わる行に対して前記第一制御処理動作指令群と前記第三制御処理動作指令群とを併用することを特徴とする電子機器。
  2. 前記行に対して前記第一制御処理動作指令群と前記第三制御処理動作指令群が重複しないように併用する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記リモコンコード信号に係わる行のうち特定の行のみ動作させることができる請求項1又は2に記載の電子機器。









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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049898A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Yamaha Corp 電気機器およびリモコン信号判断プログラム

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