JP2008131069A - 無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステム - Google Patents

無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドオーバ先となる基地局を探索するときに、基地局探索の対象を予め記憶された全チャネルに固定しない。また、基地局から受信する信号の受信信号レベルが大きいときは基地局を探索しない。
【解決手段】無線LAN端末装置1は、現在帰属する第1基地局2の基地局情報に基づいて、基地局を探索する必要があるか否かを判別し、基地局を探索する必要があるときに、予め記憶された基地局探索条件から一部若しくは全部を選択して基地局を探索する。基地局を検出したときは、検出した基地局と第1基地局2との各基地局情報に基づいてハンドオーバが必要か否かを判別する。ハンドオーバが必要であれば、基地局の内から第2基地局3を定め、無線LAN端末装置1を第2基地局3に帰属させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステムに関する。
現在帰属(アソシエーション)している無線LAN(Local Area Network)基地局から別の無線LAN基地局へのハンドオーバが可能な無線LAN端末装置が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている無線LAN端末装置は、現在帰属している無線LAN基地局から受信する信号の受信信号レベルが弱いときに、受信信号レベルの強弱の程度に応じて、周辺の無線LAN基地局を探索するための探索時間を定める。定めた探索時間に基づき周辺基地局を探索して、検出した周辺基地局と現在帰属している基地局との受信信号レベルの大小を比較する。周辺基地局の受信信号レベルの方が大きければ、無線LAN端末装置はその無線LAN基地局へとハンドオーバする。
特開2005−175932号公報
特許文献1の無線LAN端末装置は、周辺基地局を探索するときに記憶部に記憶された全チャネルを対象とする。そのため、基地局探索完了前の途中のチャネルで受信信号レベルが十分大きく良好に通信可能な基地局を探索しても、基地局探索処理を終了することができない。
これにより、特許文献1の無線LAN端末装置は、基地局探索時間を短縮できず、ひいては現在帰属する基地局との通信の中断時間を長引かせる。
同様の問題は、無線LAN通信に限らず、無線通信によって基地局と通信する種々の携帯型電子装置にて共通する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバ先となる基地局を探索するときに、基地局探索の対象を記憶部に記憶された全チャネルに固定しない無線通信ハンドオーバ処理方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、上記無線通信ハンドオーバ処理方法を実行する帰属手段を備えた携帯型電子装置を提供することも目的とする。
また、本発明は、上記無線通信ハンドオーバ処理方法を実行するハンドオーバ機能を有する無線通信ハンドオーバシステムを提供することも目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における無線通信ハンドオーバ処理方法は、
無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにて前記第2の基地局を探索する必要があると判別された場合に、所定の基準に基づいて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行する必要があると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
から構成されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明における携帯型電子装置は、上記無線通信ハンドオーバ処理方法に従って、帰属基地局のハンドオーバを実行する帰属手段を備える、ことを特徴とする。
更に、上記課題を解決するため、本発明における無線通信ハンドオーバシステムは、
上記無線通信ハンドオーバ処理方法に従って、帰属基地局のハンドオーバを実行する帰属手段を備える携帯型電子装置と、
携帯型電子装置が、前記帰属手段により帰属する基地局を変更する前に帰属している第1の基地局と、
前記帰属手段により基地局の変更後に帰属する第2の基地局と、
から構成されることを特徴とする。
本発明のハンドオーバ処理方法によれば、ハンドオーバ先である基地局を探索するときに、基地局探索の対象として予め記憶部に記憶された全チャネルの内の一部を選択することで、通信中断時間を短縮できる。
また、本発明のハンドオーバ処理方法によれば、基地局から受信する信号の受信信号レベルが十分大きいときに、不要な基地局探索の実行回数を低減できる。
(実施形態)
以下、図1乃至7を参照して、本発明の実施形態の無線通信ハンドオーバ処理方法を説明する。
本実施形態では、携帯型電子装置として無線LAN(Local Area Network)端末装置1を適用する。無線LAN端末装置1は、本発明の無線通信ハンドオーバ処理方法に従って基地局のハンドオーバを実行する機能を有している。
本実施形態は、無線LAN端末装置1により、帰属する基地局を現在帰属している基地局から別の基地局に変更する例である。
本実施形態の無線通信ハンドオーバシステムHSは、図1に示すように、無線LAN端末装置1、第1基地局2、第2基地局3、ネットワーク4、から構成される。
無線LAN端末装置1は、第1基地局2に帰属しており、ネットワーク4を通じて、ネットワークに接続された相手先の電子装置にデータを伝送する。
無線LAN端末装置1は、図2に示す回路構成のように、制御部11、記憶部12、通信部13、表示部14、操作部15、バス16、を備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)から構成されており、記憶部12に格納されるプログラムPGに従い、無線LAN端末装置1の全体的な動作を制御する。例えば、制御部11は、本実施形態の無線通信ハンドオーバ処理方法を実行させるためのプログラムに従い、帰属する基地局のハンドオーバ等を行う。
更に、制御部11は、タイマ部11A、第1基地局情報取得部11B、受信信号レベル判別部11C、探索条件判別部11D、通信中断部11E、基地局探索部11F、ハンドオーバ実行判別部11G、ハンドオーバ部11H、を備える。これらの各構成要素については詳細を後述する。
記憶部12は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等から構成され、また、制御部11のワークメモリとしても機能する。
記憶部12は、プログラム記憶領域121、第1基地局情報記憶領域122、基地局探索条件記憶領域123、基地局検出結果記憶領域124、タイマ値記憶領域125、を有する。
プログラム記憶領域121には、図4のフローチャートに示す本実施形態の無線通信ハンドオーバ処理方法に従った処理を制御部11に実行させるためのプログラムPGが記憶されている。
第1基地局情報記憶領域122には、第1基地局情報取得部11Bが第1基地局から取得した、第1基地局情報が記憶されている。第1基地局情報には、通信部13が受信した第1基地局からの信号の受信信号強度が含まれる。
基地局探索条件記憶領域123には、基地局探索部11Fが、ハンドオーバ先とする第2基地局3の候補になり得る基地局を探索するときに選択可能な、基地局探索条件が記憶されている。
基地局検出結果記憶領域124には、基地局探索部11Fが基地局を探索した基地局検出結果が記憶される。基地局検出結果は、基地局探索部11Fが基地局を検出したときには検出した基地局の基地局情報であり、基地局を検出しなかったときは基地局が検出されなかったことを示す情報である。
タイマ値記憶領域125には、タイマ部11Aが計時するときの所定の基準時間(以下、「タイマ値TM」という)が記憶されている。例えば、タイマ値TMは、基地局探索部11Fが基地局の探索を行ってからの経過時間を計時したり、ビーコン信号を受信してからの経過時間を計時するために利用される。
なお、タイマ値TMが定める基準時間は複数あってもよく、互いに異なった値を有していてもよい。例えば、ビーコン信号を受信する間隔を定めるタイマ値TM(以下、「ビーコン信号受信間隔」という)と、ハンドオーバ実行の要否を判別する間隔を定めるタイマ値TM(以下、「ハンドオーバ判別間隔」という)と、は異なっていてもよい。
通信部13は、IEEE802.11等の規格に基づくネットワークインターフェースカード等で構成され、アンテナ13Aを介して、無線LAN端末装置1をネットワーク4に接続する。例えば、通信部13は、第1基地局2からの信号の受信等を可能にする。
表示部14は、ドットマトリクスタイプのLCD(液晶表示)パネルとドライバ回路等から構成され任意の画像を表示する。例えば、表示部14は、操作部15により選択された無線チャネルを画面上に表示する。
操作部15は、ユーザが指示やデータを入力するための各種のキー若しくはボタンを備え、制御部11への各種の指示やデータを入力する。例えば、無線通信を行うときの無線チャネルの選択等をすることが可能である。
バス16は、制御部11、記憶部12、表示部14、操作部15、の間で相互にデータを伝送する。
第1基地局2は、無線LAN端末装置1が現在帰属している基地局であり、無線LAN端末装置1に対して、第1基地局2自体の存在を通知するためのビーコン信号を定期的に送信する。
第2基地局3は、第2基地局3自体の存在を周囲の無線通信端末装置に通知するためのビーコン信号を定期的に送信する。
次に、制御部11内の各構成要素について、図2を参照して詳細に説明する。
タイマ部11Aは、タイマ値記憶領域125に記憶されたタイマ値TMを参照して、ある時刻からの経過時間を計時する。例えば、基地局探索部11Fが、基地局探索を開始してからの経過時間を計時する。本実施形態では、タイマ値TMにより定められる、ビーコン信号受信間隔、ハンドオーバ判別間隔、として所定の固定値が設定されているものとする。ビーコン信号受信間隔とハンドオーバ判別間隔とは互いに異なる値を有するように定められていてもよい。
なお、タイマ値TMを変更することにより、例えば、基地局を探索するときの第1基地局2との通信の中断時間の短縮等の効果が得られる。これらの変形については、詳細を後述する。
第1基地局情報取得部11Bは、第1基地局から受信する受信信号強度を含めた第1基地局情報を取得して、第1基地局情報記憶領域122に記憶させる。第1基地局情報を取得するタイミングは、タイマ部11Aが計時するタイマ値TM毎である。
受信信号レベル判別部11Cは、タイマ値TMが経過したら図3に示す受信信号強度P5を取得して、受信信号強度P5と、閾値TH1及びTH2との大小を比較して、ハンドオーバが必要か否かを判別する。閾値TH1、TH2はともに、無線LAN端末装置1が現在帰属している第1基地局2から受信する信号の基準強度である。受信信号強度P5が閾値TH1以上であれば受信状態が良好なことを示し、受信信号強度P5が閾値TH2以下であれば受信状態は不良であることを示す。
受信信号レベル判別部11Cは、取得した受信信号強度P5が閾値TH1よりも大きいか、閾値TH1と等しければ、受信状態は良好でありハンドオーバ処理を実行する必要がないと判別する。取得した受信信号強度P5が閾値TH1未満で、かつ、閾値TH2よりも大きいときは、現在帰属している第1基地局2からの信号の受信状態が劣化しつつあるとして、ハンドオーバ再接続先の候補となる新たな基地局を探索する。
なお、受信信号強度P5の取得は、通信部13がデータを送受信中であれば、タイマ値TMの経過に関わらず、データの送受信終了後に実行してもよい。
探索条件判別部11Dは、基地局の探索条件を定め、該当する基地局探索条件のみを基地局探索条件記憶領域123から読み出す。例えば、探索条件判別部11Dは、基地局探索条件記憶領域123に記憶されるチャネル内の一部のチャネルに対して基地局を探索するよう基地局探索条件を定めたり、全チャネルに対して基地局を探索するよう基地局探索条件を定めることが可能である。
なお、以下でも基地局探索条件としてチャネルを特定する方法を例として説明するが、基地局探索条件は必ずしもこれに限定されるものではない。
基地局探索条件記憶領域123に記憶されるチャネルの一部を基地局探索の対象とすることにより、記憶される全チャネルを対象として基地局を探索するときよりも基地局の探索時間が短縮され、現在帰属している基地局との通信中断時間を短縮することができる。
なお、探索条件判別部11Dは、チャネルに付与された優先度に従って基地局探索条件を定める。チャネルへの優先度付与の方法は、本実施形態では予め決定されているものであり、1から始まるチャネルに対して昇順に、高い優先度が付与されている。基地局探索部11Fが基地局探索を行ったチャネルの次点のチャネルを次回の基地局探索対象の最優先とする。
また、探索条件判別部11Dは、優先度が付与されたチャネルの内から基地局探索の対象にするチャネル数を抽出する。基地局探索の対象として抽出するチャネル数についても、本実施形態では予め決定されており、チャネル数は1回の基地局探索動作毎に3チャネルずつ読み込まれる。即ち、探索条件判別部11Dは、基地局探索部11Fが最高の優先度が付与されている1チャネルから開始して、昇順に3つずつ基地局探索を行うように基地局探索条件を定め、基地局探索条件記憶領域123から探索条件を読み込む。なお、1チャネル毎に対する基地局探索の実行に費やす最大時間を示す最大基地局探索時間は、予め定められた値を使用する。
チャネルの優先度を付与する方法、チャネル数を決定する方法を変更することにより、ハンドオーバ再接続先である基地局を探索するときの探索時間を短縮すること等が可能である。チャネルの優先度を付与する方法の変形、並びに、チャネル数を決定する方法の変形、については詳細を後述する。
通信中断部11Eは、基地局探索部11Fが基地局の探索を開始できるように、現在帰属している第1基地局との通信を一時的に中断するよう通信部13の動作を制御する。
基地局探索部11Fは、新たな基地局を探索して、検出した基地局の基地局検出結果を基地局検出結果記憶領域124に記憶させる。基地局探索部11Fが基地局を検出したときには検出した基地局の基地局情報を記憶させ、基地局を検出しなかったときは、基地局が検出されなかったことを示す情報を記憶させる。
なお、基地局を探索して、基地局情報を取得するときの基地局探索方法としては、例えば、IEEE802.11で規定されるスキャン処理を適用してもよい。この場合、スキャン処理に要する時間を短縮するときには、無線LAN端末装置1からプローブ要求を送信して、基地局からのプローブ応答を受信するアクティブスキャンを適用し、電力消費を低く抑えるときには、無線LAN端末装置1からは信号を送信せず、基地局からのビーコンを受信するパッシブスキャンを適用すればよい。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、受信信号レベル判別部11Cの判別結果と基地局探索部11Fが検出した基地局検出結果とに基づいて、ハンドオーバの必要性を判別し、ハンドオーバ再接続先の有無を判別する。
ハンドオーバ部11Hは、ハンドオーバ実行判別部11Gによりハンドオーバが必要であると判別されたときに、現在帰属している第1基地局2からハンドオーバ先である第2基地局3へのハンドオーバを実行する。
なお、基地局探索部11Fによって検出され、基地局検出結果記憶領域124に記憶される基地局検出結果のデータ構造について、図3の例を参照して説明する。
基地局検出結果の1レコードは、図3の表において横方向に走査したときの1行、即ち、無線LAN種別P1、チャネルP2、ネットワーク識別子(BSSID ; Basic Service Set Identifier)P3、ネットワーク論理名(SSID ; Service Set Identifier)P4、受信信号強度(RSSI ; Received Signal Strength Indicator)P5、基地局探索後経過時間P6、である。
無線LAN種別P1は、無線LAN端末装置1が、IEEE802.11の規格において、例えば、11a、11b、11g、等のどの種類の無線LANシステムをスキャンしたかを示す情報である。よって、そのレコードがどの周波数帯のスキャン結果であるかを表すことになる。
チャネルP2は、無線LAN端末装置1が基地局探索を行ったチャネルを表す。無線LAN種別P1とチャネルP2とから基地局探索部11Fが基地局探索を行った周波数が特定される。
探索条件判別部11Dにより、チャネルP2に優先度付けをする。本実施形態では、14チャネルのスキャン順序として、1から14までの昇順とされており、チャネル数は3チャネルずつ基地局探索が行われる。
ネットワーク識別子(BSSID ; Basic Service Set Identifier)P3は、基地局探索部11Fがスキャンしたチャネル上で検出された基地局を識別するための識別子である。本実施形態では、基地局のMAC(Medium Access Control)アドレスと同一とする。
ネットワーク論理名(SSID ; Service Set Identifier)P4は、各基地局が属するネットワークを識別するために便宜的に付加されるネットワークの論理名である。なお、無線LAN端末装置1は、記憶部12が記憶しているネットワーク論理名P4とネットワーク論理名が一致する基地局としか通信しない。
受信信号強度(RSSI ; Received Signal Strength Indicator)P5は、基地局探索部11Fが検出した基地局から受信した、最新の受信信号強度を示す情報である。
基地局探索後経過時間P6は、受信信号強度P5が示す受信信号強度を有する信号を受信してからの経過時間を表す。
基地局探索部11Fがあるチャネルをスキャンしても基地局が検出されなかったときには、図3の上から8行目のレコードのように、無線LAN種別P1、チャネルP2、基地局探索後経過時間P6のみを記憶する。なお、基地局検出結果記憶領域124に記憶されてから所定の時間が経過したレコードは、制御部11により削除されるようにしてもよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、無線LAN端末装置1が第1基地局2から第2基地局3にハンドオーバする動作について説明する。
なお、前提として、無線LAN端末装置1は第1基地局2の下に帰属しており、ビーコン信号を正常に定期受信しているものとする。無線LAN端末装置1が、ビーコン信号を正常に定期受信しているときには、無線LAN端末装置1と第1基地局2との間でIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に規定されるアソシエーション処理、認証処理が完了している状態にある。
タイマ部11Aは、ハンドオーバが必要か否かを判別するために、第1基地局2に係る第1基地局情報を取得してからの経過時間がタイマ値TMに達したか否かを判別する(ステップA1)。タイマ値TMが経過していなければ(ステップA1;No)、タイマ値TMが経過するまで経過時間の計時を継続する。
タイマ値TMに達したときには(ステップA1;Yes)、第1基地局情報取得部11Bは、通信部13を制御して第1基地局2からの信号を受信させて、第1基地局2から受信信号強度P5を含めた第1基地局情報を取得して、第1基地局情報記憶領域122に記憶させ、受信信号レベル判別部11Cは、受信信号強度P5を取得して(ステップA2)、受信信号強度P5と予め定められた閾値TH1、TH2(TH1>TH2)との大小を判別する(ステップA3、A4)。
受信信号レベル判別部11Cは、先ず、受信信号強度P5が閾値TH1よりも大きい、又は閾値TH1と等しいか否かを判別する(ステップA3)。受信信号強度P5が閾値TH1以上であれば(ステップA3;Yes)、受信信号レベル判別部11Cは、ハンドオーバ処理は不要であると判別して、処理をステップA1に戻し、第1基地局の下での動作を継続する。
受信信号強度P5が閾値TH1未満であれば(ステップA3;No)、受信信号レベル判別部11Cは、受信信号強度P5が閾値TH1と閾値TH2との間の範囲であるか否かを判別する(ステップA4)。受信信号強度P5が閾値TH2よりも小さいときは(ステップA4;No)、制御部11は、処理をステップA10〜A15に移す。ステップA10〜A15の処理内容については、詳細を後述する。
受信信号強度P5が閾値TH1未満かつ閾値TH2よりも大きいときは(ステップA4;Yes)、探索条件判別部11Dは、新たな基地局を探索するための基地局探索条件を定め、該当する基地局探索条件のみを基地局探索条件記憶領域123から読み出す(ステップA5)。
通信中断部11Eは、第1基地局2との通信を一時中断させて(ステップA6)、基地局探索部11Fは、新たな基地局の探索を試みる(ステップA7)。基地局探索部11Fは、ステップA5で選択した基地局探索条件に基づく基地局の探索処理を完了すると、基地局検出結果を基地局検出結果記憶領域124に記憶させる(ステップA8)。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、基地局検出結果を参照して、基地局探索部11Fが基地局を検出したか否かを判別する(ステップA9)。基地局が検出されなかったときは(ステップA9;No)、制御部11は処理をステップA1に戻し、第1基地局2の下での動作を継続する。
基地局が検出されたときには(ステップA9;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、再接続先として選択した基地局に対して帰属処理(アソシエーション処理)を実行して(ステップA16)、無線LAN端末装置1は、ハンドオーバ先の第2基地局3の下にて動作する。
一方、ステップA4において受信信号強度P5が閾値TH2よりも小さければ(ステップA4;No)、ハンドオーバ実行判別部11Gは、基地局検出結果記憶領域124に記憶された基地局情報を参照して、ハンドオーバの再接続先の有無を判別する(ステップA10)。
ハンドオーバの再接続先があれば(ステップA10;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、ハンドオーバの再接続先として選択された基地局に対する帰属処理(アソシエーション処理)を実行する(ステップA16)。
ハンドオーバの再接続先がなければ(ステップA10;No)、探索条件判別部11Dは、基地局探索条件記憶領域123に記憶されている全ての基地局探索条件を読み出す(ステップA11)。通信中断部11Eは、第1基地局との通信を一時中断させて(ステップA12)、基地局探索部11Fは、全チャネルに対して新たな基地局の探索を試みる(ステップA13)。基地局探索部11Fは、ステップA11で選択した全ての基地局探索条件に基づく基地局の探索処理を完了すると、基地局検出結果を基地局検出結果記憶領域124に記憶させる(ステップA14)。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、基地局検出結果を参照して、基地局探索部11Fが基地局を検出したか否かを判別する(ステップA15)。基地局が検出されなかったときは(ステップA15;No)、制御部11は処理をステップA1に戻し、第1基地局2の下での動作を継続する。
基地局が検出されたときには(ステップA15;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、再接続先として選択した基地局に対して帰属処理(アソシエーション処理)を実行して(ステップA16)、無線LAN端末装置1は、ハンドオーバ先の第2基地局3の下にて動作する。
なお、ステップA16において、第2基地局3への帰属処理が正常に完了しなかったときには、改めて無線LAN端末装置1が利用可能な全基地局探索条件に従い、基地局探索処理を実行して他の基地局を探索するようにすればよい。
無線LAN端末装置1は、ステップA3、A4の判別処理により、受信信号強度P5が劣化しつつあるときには(閾値TH1>受信信号強度P5>閾値TH2)、全チャネルの一部に対して基地局探索を行い、受信信号強度P5が著しく劣化しているときには(閾値TH2≧受信信号強度P5)、基地局探索を行う。
これにより、受信信号強度P5の劣化の度合いに応じて基地局探索するチャネル数を変更して、基地局探索を実行することができる。
また、受信信号強度P5が著しく劣化しているときには(閾値TH2≧受信信号強度P5)、ステップA10の判別処理により、ハンドオーバ先が存在するか否かを判別した上で、ハンドオーバを実行する。
これにより、ハンドオーバを短時間で実行することができる。
更に、ステップA10の判別処理でハンドオーバ先が検出できなかったときには、ステップA11〜A15の処理に従って、全基地局探索条件に基づいて基地局の探索を実行する。
これにより、ハンドオーバ先の候補となる基地局を検出する可能性が高くなる。
次に、図5を参照して、本実施形態の無線LAN端末装置1が現在帰属している第1基地局2から第2基地局3へとハンドオーバするまでの流れについて説明する。
図5は、本実施形態の無線LAN端末装置1が現在帰属している第1基地局2から第2基地局3へとハンドオーバするまでの流れを、横軸を経過時刻、縦軸をチャネルとして表したものである。
ステップS1、S3、S5は、第1基地局2からのビーコン信号の定期的な受信、第1基地局2との間にてデータフレームの送受信、等を行っている状態である。
ステップS21〜S23では、ハンドオーバ再接続先となる基地局探索処理を、基地局探索条件の内の無線LANチャネルをチャネル1〜3まで変更して実行している状態である。ここで、ステップS21〜S23までの基地局探索の処理時間が第1基地局2との通信中断時間である。基地局探索を行うチャネルの数を増やしたり、1チャネル当たりの基地局探索時間を長くすると通信中断時間が長くなるが、ハンドオーバ再接続先となる基地局を検出する可能性が高くなる。
ステップS41〜S43においても、ステップS21〜S23と同様に、基地局探索条件に従って、基地局探索対象となるチャネルを変更しながらハンドオーバ先となる基地局の探索処理を実行している。ただし、ステップS41〜S43にて基地局探索を行うチャネルは、チャネル4〜6が対象である。基地局探索動作を定期的に繰り返すことにより全基地局探索条件での探索処理を完了することができる。
なお、ステップS5からステップS6への遷移は、第1基地局2から第2基地局3へのハンドオーバを表す。ステップS5の処理を実行している間に、受信信号レベル判別部11Cが、第1基地局2から受信している信号の受信信号強度P5が大きく劣化していることを検出して、ハンドオーバ実行判別部11Gが、ステップS21〜S23、S41〜S43にて検出した基地局検出結果を参照する。
ステップS6のビーコン受信処理が縦軸(チャネル)においてステップS42と同じレベルに位置することの技術的意味は、ハンドオーバ実行判別部11Gにより、ステップS42で実行した基地局探索処理で検出した第2基地局3から受信する信号の受信信号強度P5が最も良好であると判別され、第2基地局3にハンドオーバすることを示している。
なお、図4のフローチャートにて説明した各処理の実施形態を変更することにより、それぞれ効果の異なる様々な変形を考えることができる。
以下では、i)ステップA1におけるタイマ値を変更する変形、ii)ステップA5における基地局探索条件を選択する処理の変形、iii)ステップA9におけるハンドオーバ実行の要否を判別する処理の変形、iv)ステップA10におけるハンドオーバ先の有無を判別する処理の変形、について説明する。
先ず、ステップA1にてタイマ部11Aがある時刻からの経過時間を計時するときの基準であるタイマ値TMを変更することによる効果について説明する。
第1の変形として、現在帰属している基地局の受信信号強度P5が大きければハンドオーバ判別間隔を大きくして、受信信号強度P5が小さければハンドオーバ判別間隔を小さくするよう、受信信号強度P5に応じてハンドオーバ判別間隔を定めるタイマ値TMを変更する。
これにより、第1基地局からの信号の受信状態が良好であるときに、基地局探索処理の実行回数を低減させ、処理時間が短縮できる。
第2の変形として、ステップA7で基地局探索部11Fが検出する基地局検出結果に、閾値よりも大きな受信信号強度P5を有する基地局があればハンドオーバ判別間隔を大きくして、それ以外のときにはハンドオーバ判別間隔を小さくするよう、基地局検出結果に応じてハンドオーバ判別間隔を定めるタイマ値TMを変更する。
これにより、ハンドオーバ先の候補が検出されていないときに基地局探索処理の実行回数を増やし、ハンドオーバ先の候補を検出する確率を向上させる。
第3の変形として、現在帰属している基地局の受信信号強度P5よりも大きな受信信号強度を有する基地局が所定の個数よりも多く検出されたときにはハンドオーバ判別間隔を大きくし、それ以外のときにはハンドオーバ判別間隔を小さくするよう、ハンドオーバ判別間隔を定めるタイマ値TMを変更する。
これにより、ハンドオーバ先の候補が検出されていないときにスキャン処理の実行回数を増やし、ハンドオーバ処理が失敗する確率を低減できる。
次に、図4のステップA5における基地局探索条件の選択方法として、基地局探索対象となるチャネルを選択する方法について説明する。ステップA5では無線LAN端末装置1が利用可能な全チャネルの中から一部分のみを選択するが、このチャネル選択を行う上で、まず、チャネルに優先度付けを行う。
チャネルに優先度を付与する方法の第1の変形は、本実施形態でも適用したように、予め決められた順序に従って優先度を付与するものである。即ち、チャネルP2に含まれるチャネルに対して基地局探索を行うときの順番として、1から14までの昇順、14から1までの降順、1→6→11→14→2→7→12→・・・等のようにランダムな順序、に従って優先度を付与する。前回基地局探索が行われたチャネルの次点の優先度を有するチャネルを、次回の基地局探索対象の最優先とする。
チャネルに優先度を付与する方法の第2の変形は、ステップA9で格納した基地局検出結果の中で日時の古い基地局情報から順に高い優先度を付与するものである。例えば、図3の基地局検出結果であれば基地局探索を実行した後の経過時間が最長(7)であるチャネル6を最優先とし、次点のチャネル11及び40を第2優先とする。
第2の変形によれば、古いレコードから順に更新することにより常に比較的新しいレコードがスキャン結果として残り、基地局検出結果記憶領域124に記憶されている基地局検出結果と全チャネルに対して基地局探索を行って得られる基地局検出結果との内容の差異が小さくなる。よって、全チャネルに対して基地局探索を行う方法よりも、短時間で適切なハンドオーバ先を検出することが可能となる。
なお、一度も基地局探索を行っていないチャネル、基地局探索を行ってから所定時間が経過したことにより対応するレコードが削除されたチャネル、等のように図3の基地局検出結果にレコードが存在しないチャネルを基地局探索する対象の最優先としてもよい。このときも、全チャネルに対して基地局探索するよりも短い時間で適切なハンドオーバ先を検出できる。
チャネルに優先度を付与する方法の第3の変形は、ステップA8で格納した基地局検出結果の受信信号強度P5の大きい基地局から順に優先度を付与するものである。例えば、図3の基地局検出結果においては受信信号強度P5が最大(−65)であるチャネル1及び6を最優先とし、受信信号強度P5が次点に大きい(−70)チャネル11及び36を第2優先とする。第3の変形では、他のチャネルに含まれる受信信号強度P5が大きい基地局は検出できないが、受信信号強度P5の比較的大きい基地局については常に最新の情報を保持することができる。
これにより、全チャネルに対する基地局探索を行うときに比べて短時間で適切なハンドオーバ先の候補を検出できる。
なお、受信信号強度の弱い基地局を除外するための基準信号強度となる閾値TH3を予め定めておき、基地局検出結果の内、閾値TH3よりも大きい受信信号強度P5を有する基地局を含んだチャネルに対して、受信信号強度P5の大きい順に優先度を付与してもよい。これにより、受信信号強度P5が閾値TH3以下の受信状態が不良な基地局を含むチャネルに対する基地局探索を行わずに、より受信状態の良好なハンドオーバ先を検出することが可能である。
チャネルに優先度を付与する方法の第4の変形は、第1から第3までの変形を組み合わせるものである。
例えば、基地局検出結果の内で受信信号強度P5が最大で、かつ閾値TH3よりも大きい基地局が使用するチャネル(第3の変形に従って決定したチャネル)を最優先とし、基地局探索完了後の経過時間が最長のレコードのチャネル(第2の変形に従って決定したチャネル)を第2優先とし、予め定められた順番において次点となるチャネル(第1の変形に従って決定したチャネル)を第3優先とする。
なお、第1〜第3の変形の内から任意の2つを組み合わせてもよい。いずれの変形も、全チャネルに対して基地局探索を行うときよりも短時間で適切なハンドオーバ先を検出できる。
更に、探索条件判別部11DがステップA5で基地局探索条件を定めるときの、基地局探索するチャネル数を決定する方法の変形について説明する。
チャネル数決定方法の第1の例は、チャネル数を予め定めておく方法である。本実施形態で適用したように1回の基地局探索毎に3チャネルずつとする方法や、4チャネル、4チャネル、3チャネル、3チャネルのように1回の基地局探索動作毎のチャネル数は相違するが周期的に固定されたパターンにしてもよい。
また、ビーコン信号を定期受信している期間に比べて、データフレームを送受信している期間は基地局探索するチャネルの数を少なくしてもよい。これにより、データ送受信中の基地局探索時間を短縮して、通信の中断時間を短縮することができる。更に、パッシブスキャンによる基地局探索を行うときは、基地局からビーコン信号を受信するための待機時間が必要となり、アクティブスキャンによる基地局探索よりも長い処理時間を要する可能性がある。そのため、パッシブスキャンにより基地局を探索するときは、1回の基地局探索動作で対象とするチャネルの数を少なくしてもよい。これにより、基地局探索による通信の中断時間が短縮される。
一方、アクティブスキャンによる基地局探索では、最大基地局探索時間を短く設定したときに、基地局探索に要する時間を短縮できる。また、チャネル毎に最大基地局探索時間が異なるように定めてもよい。
チャネル数決定方法の第2の変形として、最大基地局探索時間の合計と1チャネル毎の最大基地局探索時間とを定め、最大基地局探索時間の合計以内に基地局探索可能な最大チャネル数を算出する方法がある。このとき、1チャネル毎の最大基地局探索時間は予め定められた値に設定する。
アクティブスキャンによる基地局探索では、1チャネル毎の最大基地局探索時間を短縮することにより最大基地局探索時間の合計を短縮する。これにより、1回の基地局探索処理の対象となるチャネル数を増やしても、基地局との通信の中断時間が短くなる。
また、最大基地局探索時間の合計を、ビーコン信号を定期受信する受信間隔よりも小さくすれば、現在帰属している第1基地局2からのビーコン信号受信を中断することなく、基地局探索処理を完了することも可能である。更に、データフレームを送受信中の最大基地局探索時間の合計を、ビーコン信号の定期受信中の最大基地局探索時間の合計よりも短くすることにより、データフレームを送受信中の通信中断時間を短縮できる。
チャネルとチャネルに付与された優先度とを対応付けるチャネル優先度情報と、基地局探索部11Fが第2基地局3を探索する処理を行うときに探索するチャネル数を示す探索チャネル数情報とから、本実施形態における基地局探索条件が定まる。
基地局探索部11Fは、探索条件判別部11Dが定め、基地局探索条件記憶領域123から読み出した基地局探索条件に対応して、基地局の探索を行う。
なお、チャネル優先度情報と探索チャネル数情報とは、ユーザにより変更可能としてもよい。これにより、ユーザは、例えば、無線LAN端末装置1が現在帰属する基地局からの受信信号強度が弱まったと判断したときに基地局を探索するチャネル数を増すように変更して、無線LAN端末装置1がハンドオーバ先となる基地局を検出する可能性を高めることができる。
次に、図4のステップA9のハンドオーバ実行の要否を判別する処理の3つの変形について、図6A、B、Cに示すフローチャートを参照して詳細に説明する。
ハンドオーバ実行判別処理の第1の変形は、図6Aに示すフローチャートのように、抽出した受信信号強度P5と、現在帰属中の基地局の受信信号強度P5との大小比較に基づいて、ハンドオーバの要否を判別するものである。
基地局検出結果記憶領域124に記憶された基地局検出結果から、基地局探索後経過時間P6が所定時間Tより短いレコードを抽出する(ステップB1)。ここで、所定時間Tは基地局検出結果のレコードを履歴管理するための基準時間であり、基地局探索後経過時間P6が所定時間Tよりも大きいレコードは制御部11により削除されるものとする。なお、所定時間Tが「0」に設定されているときには、ハンドオーバ実行判別の際、最新の基地局検出結果のみを利用する。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、抽出したレコードの中から受信信号強度P5が最大の基地局に対応するレコードを抽出する(ステップB2)。ステップB2で抽出したレコードに対応する基地局が、ハンドオーバ先の候補となる。ハンドオーバ先の候補の基地局からの受信信号強度P5と、現在帰属している第1基地局2の受信信号強度P5とを比較する(ステップB3)。
基地局検出結果から抽出した基地局の受信信号強度P5の方が大きければ、その基地局に対するハンドオーバの実行が必要であると判別して(ステップB3;Yes)、図4のステップA16に処理を移しハンドオーバを実行する。現在帰属している基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップB3;No)、ハンドオーバの実行が必要ないと判別して、処理を図4のステップA1に移し、第1基地局2の下での動作を継続する。
これにより、ハンドオーバに要する時間が短縮されて、現在帰属している基地局との通信の中断時間を短縮することができる。
ハンドオーバ実行判別処理の第2の変形は、図6Bに示すフローチャートのように、図6AのステップB3を、ステップC3に変更したものである。なお、図6Bの処理の内、図6Aと同一の処理については、図6Aと同一の符号を付する。
ステップC3では、ステップB2で取得した基地局の受信信号強度P5を、現在帰属している第1基地局2の受信信号強度P5に所定の閾値TH4を加えた信号強度と比較する。
基地局検出結果から抽出した基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップC3;Yes)、ハンドオーバの実行が必要と判別して図4のステップA16に処理を移しハンドオーバを行う。第1基地局2の受信信号強度P5に所定の閾値TH4を加えた信号強度の方が大きければ(ステップC3;No)、ハンドオーバが不要と判別して、第1基地局2の下での動作を継続する。
これにより、現在帰属している第1基地局2との通信の中断時間が短縮され、更に、基地局からの信号の受信信号強度P5が十分に大きく受信状態の良好な基地局を再接続先としたハンドオーバが可能となる。
ハンドオーバ実行判別処理の第3の変形は、図6Cに示すフローチャートのように、図6AのステップB1の前段に判別処理ステップD0を追加したものである。なお、図6C中の処理にも、図6Aと同一の処理については図6Aと同一の符号を付している。
図6CのステップD0では、現在帰属している第1基地局2の受信信号強度P5と所定の閾値TH5とを比較する。第1基地局2の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップD0;Yes)、ハンドオーバは不要であると判別して第1基地局2の下での動作を継続する。閾値TH5の方が大きければ(ステップD0;No)、図6Aと同様にステップB1〜B3のハンドオーバ判別処理を実行する。
これにより、ハンドオーバ判別処理を行うときの、現在帰属している第1基地局2との通信の中断時間が短縮可能である。また、現在帰属している第1基地局2からの受信信号強度P5が十分大きければハンドオーバを実行しないため、不要なハンドオーバの実行を低減できる。
ハンドオーバ実行の要否を判別する処理の変形としては、図6B、Cを組み合わせてもよい。この場合、現在帰属している第1基地局2との通信の中断時間を短縮でき、かつ受信状態の良好な基地局を再接続先としたハンドオーバが可能であり、更には不要なハンドオーバの実行を低減することもできる。
最後に、図4のステップA10のハンドオーバ先の有無の判別処理の変形について、図7を参照して説明する。なお、図7の処理の内、図6Aと同一の処理には図6Aと同一の符号を付する。
ステップA10は、ステップA4において受信信号強度P5が閾値TH2よりも小さいと判別されたときに実行される判別処理である。
図7のフローの処理が起動されると、先ず、図6A〜CにおけるステップB1、B2と同様に、基地局検出結果記憶領域124の基地局検出結果の内、基地局探索完了からの経過時間が所定時間より短いレコードを抽出して(ステップB1)、その中から受信信号強度P5が最大のものを抽出する(ステップB2)。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、ステップB2で抽出したレコードが示す基地局の受信信号強度P5と閾値TH6とを比較する(ステップE3)。基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップE3;Yes)、この基地局をハンドオーバの再接続先と判別して、処理を図4のステップA16に移行してハンドオーバを実行する。閾値TH6の方が大きければ(ステップE3;No)、ハンドオーバの再接続先がないと判別して、ステップA11〜A15の処理に従い全基地局探索条件に基づく基地局の探索を実行する。
なお、ステップA15において、探索条件判別部11Dが選択した全基地局探索条件での基地局探索処理が完了する前に、受信信号強度P5が所定の閾値よりも大きい基地局が検出されたときには、基地局探索処理を終了してもよい。これにより、基地局探索時間を短縮させる効果が更に高まる。
なお、本発明の概念は、無線通信機能を備えた電子装置、例えば、携帯電話装置、PDA、電子カメラ・電子腕時計・音楽再生機、等に広く適用可能である。
本発明の実施形態の無線通信ハンドオーバシステムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態の無線LAN端末装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線LAN端末装置の基地局検出結果記憶領域に記憶される、基地局検出結果のデータ構造のイメージを示す図である。 本発明の実施形態の無線LAN端末装置が、帰属する基地局をハンドオーバする動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態の無線LAN端末装置が現在帰属している第1基地局から第2基地局へとハンドオーバするまでの流れを、横軸を経過時刻として表したチャートを示す図である。 図4の基地局探索条件の判別処理における、第1の変形に係るフローチャートである。 図4の基地局探索条件の判別処理における、第2の変形に係るフローチャートである。 図4の基地局探索条件の判別処理における、第3の変形に係るフローチャートである。 図4のハンドオーバ先の有無を判別する処理における、第1の変形に係るフローチャートである。
符号の説明
1・・・無線LAN端末装置、11・・・制御部、11A・・・タイマ部、11B・・・第1基地局情報取得部、11C・・・受信信号レベル判別部、11D・・・探索条件判別部、11E・・・通信中断部、11F・・・基地局探索部、11G・・・ハンドオーバ実行判別部、11H・・・ハンドオーバ部、12・・・記憶部、121・・・プログラム記憶領域、122・・・第1基地局情報記憶領域、123・・・基地局探索条件記憶領域、124・・・基地局検出結果記憶領域、125・・・タイマ値記憶領域、13・・・通信部、14・・・表示部、15・・・操作部、16・・・バス、2・・・第1基地局、3・・・第2基地局、4・・・ネットワーク、PG・・・プログラム、P1・・・無線LAN種別、P2・・・チャネル、P3・・・ネットワーク識別子、P4・・・ネットワーク論理名、P5・・・受信信号強度、P6・・・基地局探索後経過時間

Claims (11)

  1. 無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
    前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
    前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の前記第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにて前記第2の基地局を探索する必要があると判別された場合に、所定の基準に基づいて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
    前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
    前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行する必要があると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
    から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバ処理方法。
  2. 前記基地局探索条件は、前記無線通信手段が基地局探索の時に利用する無線通信チャネルを制限するための条件である、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  3. 前記基地局の基地局情報は、前記基地局から前記携帯型電子装置が受信する無線信号の受信信号強度を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  4. 前記第1の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さいときに、第2の基地局を探索する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  5. 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度よりも、前記第2の基地局から受信する信号の受信信号強度が大きいときに、ハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  6. 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度と所定の受信信号強度との和よりも、前記第2の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が大きいときにハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  7. 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さく、かつ、前記第1の基地局から受信する信号の受信信号強度よりも前記第2の基地局から受信する信号の受信信号強度が大きいときに、ハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  8. 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さく、かつ、前記第1の基地局から受信する信号の受信信号強度と所定の受信信号強度との和よりも、前記第2の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が大きいときにハンドオーバ処理が必要であると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
  9. 無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
    前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
    前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の前記第2の基地局を探索する必要度を判別する第1の判別ステップと、
    前記第1の判別ステップにて判別された必要度に応じて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の内から一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
    前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
    前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
    前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行すると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出された基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
    から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバ処理方法。
  10. 基地局との間で無線信号を送受信して基地局を介した通信を行う無線通信手段と、
    帰属する第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段が前記第2の基地局を探索する必要があると判別した場合に、所定の基準に基づいて、複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択手段と、
    前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索手段と、
    前記基地局探索手段が検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段がハンドオーバ処理を実行する必要があると判別したときに、前記基地局探索手段が検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該第2の基地局に帰属させるように基地局を切り替える帰属手段と、
    を備えることを特徴とする携帯型電子装置。
  11. 基地局との間で無線信号を送受信して基地局を介した通信を行う無線通信手段と、
    帰属する第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得手段と、
    前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段が前記第2の基地局を探索する必要があると判別した場合に、所定の基準に基づいて、複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択手段と、
    前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索手段と、
    前記基地局探索手段が検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段がハンドオーバ処理を実行する必要があると判別したときに、前記基地局探索手段が検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように基地局を切り替える帰属手段と、を備える携帯型電子装置と、
    前記携帯型電子装置が、前記帰属手段により帰属する基地局を変更する前に帰属している第1の基地局と、
    前記帰属手段により基地局の変更後に帰属する第2の基地局と、
    から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバシステム。
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