JP2008131069A - 無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステム - Google Patents
無線通信ハンドオーバ処理方法、携帯型電子装置、無線通信ハンドオーバシステム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】無線LAN端末装置1は、現在帰属する第1基地局2の基地局情報に基づいて、基地局を探索する必要があるか否かを判別し、基地局を探索する必要があるときに、予め記憶された基地局探索条件から一部若しくは全部を選択して基地局を探索する。基地局を検出したときは、検出した基地局と第1基地局2との各基地局情報に基づいてハンドオーバが必要か否かを判別する。ハンドオーバが必要であれば、基地局の内から第2基地局3を定め、無線LAN端末装置1を第2基地局3に帰属させる。
【選択図】図1
Description
特許文献1に開示されている無線LAN端末装置は、現在帰属している無線LAN基地局から受信する信号の受信信号レベルが弱いときに、受信信号レベルの強弱の程度に応じて、周辺の無線LAN基地局を探索するための探索時間を定める。定めた探索時間に基づき周辺基地局を探索して、検出した周辺基地局と現在帰属している基地局との受信信号レベルの大小を比較する。周辺基地局の受信信号レベルの方が大きければ、無線LAN端末装置はその無線LAN基地局へとハンドオーバする。
これにより、特許文献1の無線LAN端末装置は、基地局探索時間を短縮できず、ひいては現在帰属する基地局との通信の中断時間を長引かせる。
また、本発明は、上記無線通信ハンドオーバ処理方法を実行するハンドオーバ機能を有する無線通信ハンドオーバシステムを提供することも目的とする。
無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにて前記第2の基地局を探索する必要があると判別された場合に、所定の基準に基づいて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行する必要があると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
から構成されることを特徴とする。
上記無線通信ハンドオーバ処理方法に従って、帰属基地局のハンドオーバを実行する帰属手段を備える携帯型電子装置と、
携帯型電子装置が、前記帰属手段により帰属する基地局を変更する前に帰属している第1の基地局と、
前記帰属手段により基地局の変更後に帰属する第2の基地局と、
から構成されることを特徴とする。
また、本発明のハンドオーバ処理方法によれば、基地局から受信する信号の受信信号レベルが十分大きいときに、不要な基地局探索の実行回数を低減できる。
以下、図1乃至7を参照して、本発明の実施形態の無線通信ハンドオーバ処理方法を説明する。
本実施形態では、携帯型電子装置として無線LAN(Local Area Network)端末装置1を適用する。無線LAN端末装置1は、本発明の無線通信ハンドオーバ処理方法に従って基地局のハンドオーバを実行する機能を有している。
本実施形態は、無線LAN端末装置1により、帰属する基地局を現在帰属している基地局から別の基地局に変更する例である。
無線LAN端末装置1は、第1基地局2に帰属しており、ネットワーク4を通じて、ネットワークに接続された相手先の電子装置にデータを伝送する。
更に、制御部11は、タイマ部11A、第1基地局情報取得部11B、受信信号レベル判別部11C、探索条件判別部11D、通信中断部11E、基地局探索部11F、ハンドオーバ実行判別部11G、ハンドオーバ部11H、を備える。これらの各構成要素については詳細を後述する。
記憶部12は、プログラム記憶領域121、第1基地局情報記憶領域122、基地局探索条件記憶領域123、基地局検出結果記憶領域124、タイマ値記憶領域125、を有する。
なお、タイマ値TMが定める基準時間は複数あってもよく、互いに異なった値を有していてもよい。例えば、ビーコン信号を受信する間隔を定めるタイマ値TM(以下、「ビーコン信号受信間隔」という)と、ハンドオーバ実行の要否を判別する間隔を定めるタイマ値TM(以下、「ハンドオーバ判別間隔」という)と、は異なっていてもよい。
バス16は、制御部11、記憶部12、表示部14、操作部15、の間で相互にデータを伝送する。
第2基地局3は、第2基地局3自体の存在を周囲の無線通信端末装置に通知するためのビーコン信号を定期的に送信する。
なお、タイマ値TMを変更することにより、例えば、基地局を探索するときの第1基地局2との通信の中断時間の短縮等の効果が得られる。これらの変形については、詳細を後述する。
受信信号レベル判別部11Cは、取得した受信信号強度P5が閾値TH1よりも大きいか、閾値TH1と等しければ、受信状態は良好でありハンドオーバ処理を実行する必要がないと判別する。取得した受信信号強度P5が閾値TH1未満で、かつ、閾値TH2よりも大きいときは、現在帰属している第1基地局2からの信号の受信状態が劣化しつつあるとして、ハンドオーバ再接続先の候補となる新たな基地局を探索する。
なお、受信信号強度P5の取得は、通信部13がデータを送受信中であれば、タイマ値TMの経過に関わらず、データの送受信終了後に実行してもよい。
なお、以下でも基地局探索条件としてチャネルを特定する方法を例として説明するが、基地局探索条件は必ずしもこれに限定されるものではない。
基地局探索条件記憶領域123に記憶されるチャネルの一部を基地局探索の対象とすることにより、記憶される全チャネルを対象として基地局を探索するときよりも基地局の探索時間が短縮され、現在帰属している基地局との通信中断時間を短縮することができる。
なお、基地局を探索して、基地局情報を取得するときの基地局探索方法としては、例えば、IEEE802.11で規定されるスキャン処理を適用してもよい。この場合、スキャン処理に要する時間を短縮するときには、無線LAN端末装置1からプローブ要求を送信して、基地局からのプローブ応答を受信するアクティブスキャンを適用し、電力消費を低く抑えるときには、無線LAN端末装置1からは信号を送信せず、基地局からのビーコンを受信するパッシブスキャンを適用すればよい。
ハンドオーバ部11Hは、ハンドオーバ実行判別部11Gによりハンドオーバが必要であると判別されたときに、現在帰属している第1基地局2からハンドオーバ先である第2基地局3へのハンドオーバを実行する。
基地局検出結果の1レコードは、図3の表において横方向に走査したときの1行、即ち、無線LAN種別P1、チャネルP2、ネットワーク識別子(BSSID ; Basic Service Set Identifier)P3、ネットワーク論理名(SSID ; Service Set Identifier)P4、受信信号強度(RSSI ; Received Signal Strength Indicator)P5、基地局探索後経過時間P6、である。
探索条件判別部11Dにより、チャネルP2に優先度付けをする。本実施形態では、14チャネルのスキャン順序として、1から14までの昇順とされており、チャネル数は3チャネルずつ基地局探索が行われる。
なお、前提として、無線LAN端末装置1は第1基地局2の下に帰属しており、ビーコン信号を正常に定期受信しているものとする。無線LAN端末装置1が、ビーコン信号を正常に定期受信しているときには、無線LAN端末装置1と第1基地局2との間でIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11に規定されるアソシエーション処理、認証処理が完了している状態にある。
通信中断部11Eは、第1基地局2との通信を一時中断させて(ステップA6)、基地局探索部11Fは、新たな基地局の探索を試みる(ステップA7)。基地局探索部11Fは、ステップA5で選択した基地局探索条件に基づく基地局の探索処理を完了すると、基地局検出結果を基地局検出結果記憶領域124に記憶させる(ステップA8)。
基地局が検出されたときには(ステップA9;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、再接続先として選択した基地局に対して帰属処理(アソシエーション処理)を実行して(ステップA16)、無線LAN端末装置1は、ハンドオーバ先の第2基地局3の下にて動作する。
ハンドオーバの再接続先があれば(ステップA10;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、ハンドオーバの再接続先として選択された基地局に対する帰属処理(アソシエーション処理)を実行する(ステップA16)。
基地局が検出されたときには(ステップA15;Yes)、ハンドオーバ部11Hは、再接続先として選択した基地局に対して帰属処理(アソシエーション処理)を実行して(ステップA16)、無線LAN端末装置1は、ハンドオーバ先の第2基地局3の下にて動作する。
なお、ステップA16において、第2基地局3への帰属処理が正常に完了しなかったときには、改めて無線LAN端末装置1が利用可能な全基地局探索条件に従い、基地局探索処理を実行して他の基地局を探索するようにすればよい。
これにより、受信信号強度P5の劣化の度合いに応じて基地局探索するチャネル数を変更して、基地局探索を実行することができる。
これにより、ハンドオーバを短時間で実行することができる。
更に、ステップA10の判別処理でハンドオーバ先が検出できなかったときには、ステップA11〜A15の処理に従って、全基地局探索条件に基づいて基地局の探索を実行する。
これにより、ハンドオーバ先の候補となる基地局を検出する可能性が高くなる。
ステップS1、S3、S5は、第1基地局2からのビーコン信号の定期的な受信、第1基地局2との間にてデータフレームの送受信、等を行っている状態である。
ステップS21〜S23では、ハンドオーバ再接続先となる基地局探索処理を、基地局探索条件の内の無線LANチャネルをチャネル1〜3まで変更して実行している状態である。ここで、ステップS21〜S23までの基地局探索の処理時間が第1基地局2との通信中断時間である。基地局探索を行うチャネルの数を増やしたり、1チャネル当たりの基地局探索時間を長くすると通信中断時間が長くなるが、ハンドオーバ再接続先となる基地局を検出する可能性が高くなる。
ステップS6のビーコン受信処理が縦軸(チャネル)においてステップS42と同じレベルに位置することの技術的意味は、ハンドオーバ実行判別部11Gにより、ステップS42で実行した基地局探索処理で検出した第2基地局3から受信する信号の受信信号強度P5が最も良好であると判別され、第2基地局3にハンドオーバすることを示している。
以下では、i)ステップA1におけるタイマ値を変更する変形、ii)ステップA5における基地局探索条件を選択する処理の変形、iii)ステップA9におけるハンドオーバ実行の要否を判別する処理の変形、iv)ステップA10におけるハンドオーバ先の有無を判別する処理の変形、について説明する。
これにより、第1基地局からの信号の受信状態が良好であるときに、基地局探索処理の実行回数を低減させ、処理時間が短縮できる。
これにより、ハンドオーバ先の候補が検出されていないときに基地局探索処理の実行回数を増やし、ハンドオーバ先の候補を検出する確率を向上させる。
これにより、ハンドオーバ先の候補が検出されていないときにスキャン処理の実行回数を増やし、ハンドオーバ処理が失敗する確率を低減できる。
第2の変形によれば、古いレコードから順に更新することにより常に比較的新しいレコードがスキャン結果として残り、基地局検出結果記憶領域124に記憶されている基地局検出結果と全チャネルに対して基地局探索を行って得られる基地局検出結果との内容の差異が小さくなる。よって、全チャネルに対して基地局探索を行う方法よりも、短時間で適切なハンドオーバ先を検出することが可能となる。
なお、一度も基地局探索を行っていないチャネル、基地局探索を行ってから所定時間が経過したことにより対応するレコードが削除されたチャネル、等のように図3の基地局検出結果にレコードが存在しないチャネルを基地局探索する対象の最優先としてもよい。このときも、全チャネルに対して基地局探索するよりも短い時間で適切なハンドオーバ先を検出できる。
これにより、全チャネルに対する基地局探索を行うときに比べて短時間で適切なハンドオーバ先の候補を検出できる。
なお、受信信号強度の弱い基地局を除外するための基準信号強度となる閾値TH3を予め定めておき、基地局検出結果の内、閾値TH3よりも大きい受信信号強度P5を有する基地局を含んだチャネルに対して、受信信号強度P5の大きい順に優先度を付与してもよい。これにより、受信信号強度P5が閾値TH3以下の受信状態が不良な基地局を含むチャネルに対する基地局探索を行わずに、より受信状態の良好なハンドオーバ先を検出することが可能である。
例えば、基地局検出結果の内で受信信号強度P5が最大で、かつ閾値TH3よりも大きい基地局が使用するチャネル(第3の変形に従って決定したチャネル)を最優先とし、基地局探索完了後の経過時間が最長のレコードのチャネル(第2の変形に従って決定したチャネル)を第2優先とし、予め定められた順番において次点となるチャネル(第1の変形に従って決定したチャネル)を第3優先とする。
なお、第1〜第3の変形の内から任意の2つを組み合わせてもよい。いずれの変形も、全チャネルに対して基地局探索を行うときよりも短時間で適切なハンドオーバ先を検出できる。
一方、アクティブスキャンによる基地局探索では、最大基地局探索時間を短く設定したときに、基地局探索に要する時間を短縮できる。また、チャネル毎に最大基地局探索時間が異なるように定めてもよい。
アクティブスキャンによる基地局探索では、1チャネル毎の最大基地局探索時間を短縮することにより最大基地局探索時間の合計を短縮する。これにより、1回の基地局探索処理の対象となるチャネル数を増やしても、基地局との通信の中断時間が短くなる。
また、最大基地局探索時間の合計を、ビーコン信号を定期受信する受信間隔よりも小さくすれば、現在帰属している第1基地局2からのビーコン信号受信を中断することなく、基地局探索処理を完了することも可能である。更に、データフレームを送受信中の最大基地局探索時間の合計を、ビーコン信号の定期受信中の最大基地局探索時間の合計よりも短くすることにより、データフレームを送受信中の通信中断時間を短縮できる。
基地局探索部11Fは、探索条件判別部11Dが定め、基地局探索条件記憶領域123から読み出した基地局探索条件に対応して、基地局の探索を行う。
なお、チャネル優先度情報と探索チャネル数情報とは、ユーザにより変更可能としてもよい。これにより、ユーザは、例えば、無線LAN端末装置1が現在帰属する基地局からの受信信号強度が弱まったと判断したときに基地局を探索するチャネル数を増すように変更して、無線LAN端末装置1がハンドオーバ先となる基地局を検出する可能性を高めることができる。
基地局検出結果記憶領域124に記憶された基地局検出結果から、基地局探索後経過時間P6が所定時間Tより短いレコードを抽出する(ステップB1)。ここで、所定時間Tは基地局検出結果のレコードを履歴管理するための基準時間であり、基地局探索後経過時間P6が所定時間Tよりも大きいレコードは制御部11により削除されるものとする。なお、所定時間Tが「0」に設定されているときには、ハンドオーバ実行判別の際、最新の基地局検出結果のみを利用する。
基地局検出結果から抽出した基地局の受信信号強度P5の方が大きければ、その基地局に対するハンドオーバの実行が必要であると判別して(ステップB3;Yes)、図4のステップA16に処理を移しハンドオーバを実行する。現在帰属している基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップB3;No)、ハンドオーバの実行が必要ないと判別して、処理を図4のステップA1に移し、第1基地局2の下での動作を継続する。
これにより、ハンドオーバに要する時間が短縮されて、現在帰属している基地局との通信の中断時間を短縮することができる。
ステップC3では、ステップB2で取得した基地局の受信信号強度P5を、現在帰属している第1基地局2の受信信号強度P5に所定の閾値TH4を加えた信号強度と比較する。
基地局検出結果から抽出した基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップC3;Yes)、ハンドオーバの実行が必要と判別して図4のステップA16に処理を移しハンドオーバを行う。第1基地局2の受信信号強度P5に所定の閾値TH4を加えた信号強度の方が大きければ(ステップC3;No)、ハンドオーバが不要と判別して、第1基地局2の下での動作を継続する。
これにより、現在帰属している第1基地局2との通信の中断時間が短縮され、更に、基地局からの信号の受信信号強度P5が十分に大きく受信状態の良好な基地局を再接続先としたハンドオーバが可能となる。
図6CのステップD0では、現在帰属している第1基地局2の受信信号強度P5と所定の閾値TH5とを比較する。第1基地局2の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップD0;Yes)、ハンドオーバは不要であると判別して第1基地局2の下での動作を継続する。閾値TH5の方が大きければ(ステップD0;No)、図6Aと同様にステップB1〜B3のハンドオーバ判別処理を実行する。
これにより、ハンドオーバ判別処理を行うときの、現在帰属している第1基地局2との通信の中断時間が短縮可能である。また、現在帰属している第1基地局2からの受信信号強度P5が十分大きければハンドオーバを実行しないため、不要なハンドオーバの実行を低減できる。
ステップA10は、ステップA4において受信信号強度P5が閾値TH2よりも小さいと判別されたときに実行される判別処理である。
図7のフローの処理が起動されると、先ず、図6A〜CにおけるステップB1、B2と同様に、基地局検出結果記憶領域124の基地局検出結果の内、基地局探索完了からの経過時間が所定時間より短いレコードを抽出して(ステップB1)、その中から受信信号強度P5が最大のものを抽出する(ステップB2)。
ハンドオーバ実行判別部11Gは、ステップB2で抽出したレコードが示す基地局の受信信号強度P5と閾値TH6とを比較する(ステップE3)。基地局の受信信号強度P5の方が大きければ(ステップE3;Yes)、この基地局をハンドオーバの再接続先と判別して、処理を図4のステップA16に移行してハンドオーバを実行する。閾値TH6の方が大きければ(ステップE3;No)、ハンドオーバの再接続先がないと判別して、ステップA11〜A15の処理に従い全基地局探索条件に基づく基地局の探索を実行する。
なお、ステップA15において、探索条件判別部11Dが選択した全基地局探索条件での基地局探索処理が完了する前に、受信信号強度P5が所定の閾値よりも大きい基地局が検出されたときには、基地局探索処理を終了してもよい。これにより、基地局探索時間を短縮させる効果が更に高まる。
Claims (11)
- 無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の前記第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにて前記第2の基地局を探索する必要があると判別された場合に、所定の基準に基づいて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行する必要があると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバ処理方法。 - 前記基地局探索条件は、前記無線通信手段が基地局探索の時に利用する無線通信チャネルを制限するための条件である、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記基地局の基地局情報は、前記基地局から前記携帯型電子装置が受信する無線信号の受信信号強度を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記第1の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さいときに、第2の基地局を探索する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度よりも、前記第2の基地局から受信する信号の受信信号強度が大きいときに、ハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度と所定の受信信号強度との和よりも、前記第2の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が大きいときにハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さく、かつ、前記第1の基地局から受信する信号の受信信号強度よりも前記第2の基地局から受信する信号の受信信号強度が大きいときに、ハンドオーバ処理を実行する必要があると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 前記第2の判別ステップは、前記第1の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が所定の受信信号強度よりも小さく、かつ、前記第1の基地局から受信する信号の受信信号強度と所定の受信信号強度との和よりも、前記第2の基地局から前記携帯型電子装置が受信する信号の受信信号強度が大きいときにハンドオーバ処理が必要であると判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ハンドオーバ処理方法。
- 無線信号を送受信して通信する無線通信手段を備える携帯型電子装置が、帰属する無線通信基地局を第1の基地局から第2の基地局に切り替えるための無線通信ハンドオーバ処理方法であって、
前記第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得ステップと、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の前記第2の基地局を探索する必要度を判別する第1の判別ステップと、
前記第1の判別ステップにて判別された必要度に応じて、予め記憶されている複数の基地局探索条件の内から一部若しくは全部を選択する選択ステップと、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索ステップと、
前記基地局探索ステップで検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別ステップと、
前記第2の判別ステップにてハンドオーバ処理を実行すると判別されたときに、前記基地局探索ステップで検出された基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように帰属先を切り替える帰属ステップと、
から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバ処理方法。 - 基地局との間で無線信号を送受信して基地局を介した通信を行う無線通信手段と、
帰属する第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得手段と、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段が前記第2の基地局を探索する必要があると判別した場合に、所定の基準に基づいて、複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択手段と、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索手段と、
前記基地局探索手段が検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段がハンドオーバ処理を実行する必要があると判別したときに、前記基地局探索手段が検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、前記携帯型電子装置を該第2の基地局に帰属させるように基地局を切り替える帰属手段と、
を備えることを特徴とする携帯型電子装置。 - 基地局との間で無線信号を送受信して基地局を介した通信を行う無線通信手段と、
帰属する第1の基地局の基地局情報を取得する情報取得手段と、
前記取得した第1の基地局の基地局情報に基づいて、前記第1の基地局以外の第2の基地局を探索する必要があるか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段が前記第2の基地局を探索する必要があると判別した場合に、所定の基準に基づいて、複数の基地局探索条件の一部若しくは全部を選択する選択手段と、
前記選択された基地局探索条件に従って、基地局を探索する基地局探索手段と、
前記基地局探索手段が検出した基地局の基地局情報と前記第1の基地局の基地局情報とに基づいて、ハンドオーバ処理を実行するか否かを判別する第2の判別手段と、
前記第2の判別手段がハンドオーバ処理を実行する必要があると判別したときに、前記基地局探索手段が検出した基地局の内から前記第2の基地局を定めて、携帯型電子装置を該定められた第2の基地局に帰属させるように基地局を切り替える帰属手段と、を備える携帯型電子装置と、
前記携帯型電子装置が、前記帰属手段により帰属する基地局を変更する前に帰属している第1の基地局と、
前記帰属手段により基地局の変更後に帰属する第2の基地局と、
から構成されることを特徴とする無線通信ハンドオーバシステム。
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